東京地方裁判所にて第1回目の公判が行われた。

  • 開廷日時:平成30年9月13日 午前10時
  • 場所:東京地方裁判所 第429法廷
  • 裁判長:中島 真一郎

傍聴は定員35人に対し希望者37名が集まり、抽選が発生。
第429法廷は警備法廷とも言われる場所。事前の荷物チェックなどはかなり細かい。
35名とは別に特別傍聴人が一名いたが誰なのかは不明。

午前10時開廷。被告人・大西秀宜(以下、大西被告)は上下灰色の服装で入廷。
公判の最中、見たところ終始落ち着いた様子で、感情的になることはなかった。

冒頭、裁判長より大西被告に人定質問し、個人情報など確認。
その中で大西被告は現住所について、東京都江戸川区であったが、多分もう今はないと回答。
職業は一瞬つまった後、配送作業員と回答。
腕は後ろに組まれ、指をいじりながら証言台に立つ。

※上記の絵は鉛筆で描いたものです。薄くて申し訳ありません。

人定質問を終え、裁判長より黙秘の権利など説明があったほか、
公判では被害者の名前をAと呼称し、名前を言わないよう要請。大西被告も同意。

検察官による起訴状朗読。以下、印象に残った点(これが起訴状の内容の全てではない)。
  • 大西被告がAに対し大量のファンレターを送りつけ、そのうち運営よりファンレターが届かないように措置が取られた。
  • 平成30年4月28日にAの出演している舞台が行われているIMAホールに出向き、係員に「Aに対するストーカー警告を受けた者ですが、チケットを売ってくれますか?」と述べた。
  • 「Aに告ぐ」などと投稿し、Aに謂れのない要求を行う。
  • 大西被告はAに対し恋愛感情、怨恨感情を抱き、その充足を図った。
  • ストーカー行為等の規制等に関する法律の○条✕項(複数)を適用。

起訴状に対し、被告人は書面を用意。それを読み上げる。

  • IMAホールに行ったこと、ツイッターに投稿したことは認める。
  • Aに対する恋愛感情はある(と言われればある)。
  • Aに対する怨恨の感情はない。
  • Aに不安を覚えさせるような行為はしていない。
  • Aに対するストーカー行為は行っていない。
  • 私の名誉回復、云々。

裁判長が「客観的な事実は認めるということですか?」と弁護人に確認し同意を得る。

大西被告は席に戻る。席についている間、発言する検察官を凝視したり、傍聴席を一瞥したりしていた。

※上記の絵は鉛筆で描いたものです。薄くて申し訳ありません。

証拠物について、弁護人はAの供述調書など一部について不同意。Aの母親、マネージャーに対する供述調書、IMAホールにて対応した職員の供述調書、電話対応、実況見分調書、また大西被告のブログやツイッターの画像コピーなどについては同意。

(この段落は個人的な見解)Aの供述調書を証拠物として認めなかったのは、
大西被告が逮捕前より行っている「Aの自分に対する主張は運営やマネージャーに書かされて・言わされている」という主張を維持する意図があると思われる。
また大西秀宜のブログと言っても、具体的にどのブログなのかは不明で、大西被告のメインのブログのほか、
大西秀宜が実質管理していた動労東京ブログが含まれているかは判然としない。

裁判長は弁護人に陳述に要する時間を問い、約1時間程度と回答したほか、被告人も意見表明したいようだと要請。

次回は証人尋問を行う。公判は10月25日(木)午前10時より、426号法廷にて。

第1回公判は20分足らずで終了、閉廷。

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最終更新:2019年02月20日 22:07