第3弾は球際。
全部で5問。答えと解説+コツをまとめて下に表示します。
投票は今後の問題作成に参考にさせてもらいます。ご協力ください。
なるべく納得いく解説を用意したいと思ってますが
相当主観的な判断が含まれるので間違っていたり
わかりづらいものになっている可能性もあります。
ご容赦下さい。コメントいただければさらに詳しく解説します。
【問1】赤/青選択問題
次の配置の時、赤と青どちらが球際で有利?
※個人でなくチームの有利
【問2】赤/青選択問題
次の配置の時、赤と青どちらが球際で有利?
※個人でなくチームの有利
【問3】赤/青選択問題
次の配置の時、赤と青どちらが球際で有利?
※個人でなくチームの有利
【問4】赤/青選択問題
次の配置の時、赤と青どちらが球際で有利?
※個人でなくチームの有利
【問5】赤/青選択問題
次の配置の時、赤と青どちらが球際で有利?
※個人でなくチームの有利
【解答(ドラッグして文字反転で表示)】
問1あお
問2あか
問3あお
問4あお
問5あか
参考までに投票にご協力ください・。・
【簡単な解説】
【問1】答え:青
(1)球際勝負の先
球際の争いの勝敗は基本的には自分だけでは完結しない。
その後も含めて勝敗が決定する。
この場合、どちらが有利かということを置いておいても
赤は勝ってもおそらくイーブン、青は勝てばチャンスという状況。
(2)球際のコントロールのコツ その1-球際の方向
球際のバトルを制すには膨大な経験と理解が必要である。
そのため熟練者に(個人でなくチームで)安定して勝つのは相当困難であるが、
いくつかのコツをつかんでしまえば勝機は十分にあるし、負けた後の展開も事前に予測できるようになる。
その1は、球際が飛んでいく方向の把握。
球際ではプレイヤー2人とボールを結んだ折れ線の方向のどこかへ飛んでいく(↓)。
向きを変えない限りは絶対に反対側に飛んでいくことはない。
矢印の方向が一番飛ぶ可能性が高いが他にも飛んでいく可能性がある。(後述)
このことを踏まえ問1を見ていくと球際の行方は左上側。
青2の位置取りから青が有利だと言える。
【問2】答え:赤
(1)球際勝負の先
赤2&赤3と青1が競り合ってる図。
赤2と青1の競り合いでは青1が有利な角度であるが
球際の先を赤3がカバーしており赤4の方向へ飛んでいきやすい形が作れている。
赤チームの方が有利。
(2)球際のコントロールのコツ その2-水平を意識
2つ目は水平の意識。
球際の勝負でより勝ちやすいのはボールと水平であるプレイヤー。(画像だと青)
キックしないことで自分の真後ろ方面にボールが飛びにくくできることに加え(その4で説明)
水平であると球際を上下にコントロールしやすいというのが理由として挙げられる。
【問3】答え:青
(1)球際勝負の先
問2と同様に赤2人と青1が競り合ってる図。
ほぼ間違いなく赤が勝てるが、
ここで勝ったとしても青1が体を入れるなどして邪魔すれば赤の攻めは繋がらない。
完全な青の勝利ではないが、コントロールを奪えること
赤チームを引き出せることなどを考慮すると青チームの勝利だと言える。
(2)球際のコントロールのコツ その3-有利になる負け方
自分が負けてもチームが勝てば球際は勝利となることがある。
特に球際で勝ってもチームが有利にならないとわかっている際には
連打でごり押しや無理に勝とうとせず蹴らない・避けるなどしてシンプルに負けるか
安全にバックパスなどをしてあげるとチームメイトが展開を予測しやすくなりチームにとって良い動きとなる。
問3を例として考えると
青1はごり押しで強行突破や無理な守備(反射)などせずに簡単に後ろに逸らした後、
赤の進行を体で押さえて止めることで
青4が安全に体制を立て直しやすくなりチームに貢献できる。
【問4】答え:青
(1)球際勝負の先
赤1の方がより水平であるし角度も赤が有利ではあるが、
青側は失点のリスクを排除したままゴールに迫ることができるので青の方が有利。
(2)球際のコントロールのコツ その4-キックの選択肢
球際のパターンは大雑把に分けて
自分だけが蹴る、相手だけが蹴る、両方蹴るの3つに分類することができる。
この内、能動的なものは自分だけが蹴る、両方蹴るの2つである。
つまりは自分は絶対に光らないという意思をもって球際に挑めば
相手だけが蹴ることに集中し、その結果を考えて動くだけでよくなる。
且つ相手は両方蹴るの選択肢が残っているので、若干ではあるが有利な状況が作り出せる。
自分から球際のバトルを仕掛けるときには
こういった駆け引きの仕方があることを頭に入れ
その仕掛けにリスクを取るだけのメリットがあるか考慮する必要がある。
問4は、青1が仕掛けた場合
①自分だけが蹴れば、下側にこぼれチャンスに
②相手だけが蹴ると、青1と3の間をぶち抜かれそう、でも赤が有利にはならない
③両方蹴れば、青3に当たるか後ろに逸れて吹っ飛ぶ、でも赤が有利にはならない
となるので仕掛けるメリットが大いにあると言える。
【問5】答え:赤
(1)球際勝負の先
相手と離れていても角度による形勢判断の仕方は変わらない。
赤の方が水平に近いし、3つのキックパターンの内
相手が蹴る以外であれば赤4方面へとボールが飛びやすい状況であるので赤が有利。
青4のポジショニングが悪いため、得点まで視野に入れることできる。
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【プラスワン-HAXTIPS】→【球際のコントロールのコツ まとめ】 |
①球際の勝利は、個人でなくチーム単位で判断する
②球際の向きを常に意識する(逆側には絶対に飛んでいかない!)
③ボールと水平な方が有利であることを理解する
④負けることで味方が動きやすくなることがある
⑤キックのパターンで球際の先を予測する
球際は相手がやりづらいタイミングで攻める、蹴らずに辛抱、その逆を書いて愚直など
一筋縄ではいかない膨大でシビアな駆け引きのもと行われている。
ここに書いてあることを意識しながら実践することがまず難しいし
意識が完璧であっても絶対に勝てるようになるわけではないので
ここに書いてある何かしらをひとつでもいいから意識して試合に臨み
1つでも多く、意識すること・無意識でできるようになったことを増やしながら
少しずつうまくなっていくことが一番の近道。
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以上です。
疑問点や感想などコメントお気軽にどうぞ・。・
- 問1についての感想。どちらも球際後に相手を1回躱すだけで得点になる場面。球際へのアプローチから問題としては青優勢で間違いない。が、後へ流れても赤4の方が先に触れること、前へ流れても赤3単体で十分に抜けるスペースがある事(青3フォローも時間が掛かる)を加味すると非常にシビアな場面だと考えられる。こういうどちらに転んでも危険な場面にハイ/ローリスクな選択でどのように試合が動いていくかのシミュレーションも広まってほしい。 -- 2018-09-05 23:15:48
- 赤4が先に触れるかは微妙だけど -- 2018-09-05 23:58:30
- (送っちゃった)触れたとしても中がフリーになるから青が相当有利だと思う。数的有利作られるわけじゃないし。 -- 2018-09-06 00:00:06
- 中の青3フリーよりも青2の選択範囲と赤4のカバー範囲が青有利を打ち消していると判断した。青1も含めた青3人のパスワークが発生すれば青に相当な有利が付くが、それだけの動きを青に求めるなら赤の守備にも同レベルを求めることになり非常にシビアな場面であるという結論に達した。球際で優先権を持つのは青1なので青優位で問題はないと思う。 -- 2018-09-06 00:30:59
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最終更新:2018年09月10日 13:51