掌の中で意味も無く弄んでいた紫色の小箱の名前が「携帯電話」であると思い出したその瞬間、桐生萌郁の内側で何もかもが終わりを迎えた。
「…………ぁ」
全ての記憶が、取り戻された。
萌郁が生きていたのは、1980年より約30年後の未来。携帯電話が使い物にならない昭和の時代より、ずっと未来のはずだった。
萌郁が背負っていたのは、ラウンダーという肩書き。出版社のアルバイトなんて役割は、ラボメンナンバー005なんて称号は、たった一人のために捨てたはずだった。
萌郁が寄りかかっていたのは、FBと名乗った親代わりの人物。死ぬことすら満足に出来なかった自分が今まで生きたいと思えたのは、あの人がいてくれたからのはずだった。
萌郁が喪ったのは、何もかも。FBのために、芽生えかけた友情を自ら捨てた。そのFBに見捨てられ、拠り所が無くなった。そして空っぽになった胸を穿たれ、生命さえも喪った、はずだった。
こうして全てを失くした桐生萌郁は、今こうして一先ず記憶と生命を取り戻し、奇跡を巡る戦争の当事者となった。
そう。聖杯を掴めさえすれば、何だって叶えられる。失敗してしまった過去をやり直すことくらい。
……やりなおすって、なにを。
自分がどうして全てを失くしたのかくらい、もう自覚している。
たった一人に依存するしかない惨めな自分を変えようとしなかったから。
居場所を作れない自分自身を変えず、与えられた新たな居場所も大事にしようとせず。
そうして外界から逃げて閉じこもった萌郁の性分が、萌郁自身を殺したのだ。
聖杯に託す願いなんて、見つからない。
もしも過去をやり直したって、二の舞を演じるのが目に見えているから。
今ここに居る自分自身こそが、まさに“時間を遡る力”或いは“過去をやり直す力”を使っても幸せになれなかった末路の証明だから。
過去を変えても、本当の意味では誰とも繋がることが無かった。
「……」
メールを送信してみる。当然のように、エラー。
萌郁の言葉は、誰にも届きやしない。紡いだ文字の並びは、時間という壁に遮られる。
ならば、声は。
「……」
誰も萌郁に見向きもしない雑踏が、目の前に広がっている。
声帯を震わせるを出すのが嫌になる。たどたどしい言葉が聞き遂げられず、理解されずに終わる瞬間が、怖くなる。
それでも。
「……だっ」
一度は携帯電話に頼らず誰かと話してみようと試みたあの時の自分を、取り戻す。
人混みの中、呟く。誰に向けてなのか自分でもわからないまま、声を出す。
誰かに、ただ聞いてほしくて。
桐生萌郁がここにいると主張する行為が、したくて。
聖杯でも変えられっこないだろう惨めな今を、今からでも変えられないかと信じたくて。
「誰か、はなし、きいて」
か細く、小さく、それでも絞り出した声。
それは、喧騒の中に呆気なく溶けていった。こうして、ちっぽけな度胸に任せた行為は無意味に終わる。
本当のところ分かり切っていただけの結末が訪れる。
急に恥ずかしくなって、泣きたくなる。
それで、それで。
「うん。聞くよ」
誰かが、隣に腰掛けた。
大人しそうな、柔らかく響く声。
首を傾けた先にいるのは、その声に似合った印象の青年。
「はじめまして、マスターさん。僕は……『ライダー』です」
この声に耳を傾けてくれる、桐生萌郁のサーヴァント。
◆
日が暮れ始める街中、二人で帰路に着きながら。
決して長くはなかった生涯を説明する自らの語り口が、要領を得たものではなかったことくらいは喋りながらでも自覚出来た。
それでも、ライダーは急かすことも無く最後まで聞いてくれた。
そして聞き終えたところで、ライダーは萌郁に問う。問い詰めるということもなく、ただ尋ねる。
「マスターさんは、どうしたいかな?」
しかし、萌郁は何も答えられない。
何かを願おうにも、何を願えばいいのか分からない。
やり直したところで、どうせ何も変わらない。
生き直したところで、きっと何も叶わない。
それでもここで生命を自ら捨てることを選ぶのは、あの時間の中で取り返しのつかない傷を与えた少女に申し訳が無いような気がして。
死んではいけない気がするから生きているだけで、その先が見つからない。
分からないだなんて言うことが許される状況ではないと、分かっているのに。
「私は、」
「うん」
もう、携帯電話には頼れない。頼らない。
電子メールの世界の中だけの饒舌な自分はもういない。ここで意思を伝えるのは、会話が苦手な素の自分。
だから、上手く二の句が継げない。
方針が固まらない、適切な言葉を選択出来ない、二つが合わさって生まれるのは沈黙。
「えっと、」
「…………」
ライダーが温厚な人柄であることは理解している。
そんな彼に、今も甘えてしまっているのだろうか。こうしていれば解答を代わりに提示してくれるかもしれないと。
そんな自分と、いい加減決別したいと思っているのに。
でも、未だに決別できなくて。
「……ぁぁ」
だから。
「ぁぁぁぁああああじれってええええっっ!!」
「っ!?」
突然に威圧的な声を張り上げたライダーに対して、ただただ怯えるしかなかった。
「おいメガネ女! さっきから黙って聞いてればいつまで待たせんだコーヒーとっくに冷めんだろオイ! 分かんねえなら分かんねえってさっさと言えっての、日が暮れんだろーが!」
別人に入れ替わったのではないかと錯覚するほどに、ライダーの全身が奮起していた。心なしか、両の瞳が赤く染まっているようにすら見える。
先程までの穏やかな、サーヴァントの勇名に不釣り合いな弱々しい雰囲気すら見せていた彼が、こうして萌郁に怒りを露わにしている。
ああ、ライダーすら怒らせてしまったのか。
コミュニケーションの不得手故に何度も他者に与えた不快感が、ライダーであっても限界を迎えるほどの物だったか。
そのことを理解し、萌郁の視界の中のライダーが揺らぎ始めていく。
「こっちだってな…………いや、そんな泣きそうな顔すんなよ。お、おい良太郎? これじゃ俺が悪者みたいじゃ……っ!?」
弱り果てる萌郁の様子を見て急に困窮し始めるライダー。
そんな彼は数秒後、突然意識を失くしたかのように首をがくんと落とした。
さらに数秒後、ゆっくりと挙げられたライダーの顔は、先程豹変するよりも前と同じ大人しめな雰囲気を纏っていた。
「えっと、ごめんね? モモタロスがビックリさせちゃって。悪い奴じゃないんだけど、ちょっと荒っぽくて」
そう言って、ライダーは事の顛末を語り出す。
人が変わったようなという比喩ではなく、ある意味では本当に人が変わっていたということ。
ライダーを別人格に変えた者の正体は、ライダーの宝具として召喚された四体の『イマジン』という精神体であること。
ここではないどこかで揃って待っている彼らは実体を持つことが出来ず、基本的にライダーでなければ交信が取れないこと。
その例外が、ライダーの持つ一種のデバイスの使用であること。
「マスターさんも話してみる?」
ライダーから差し出されたのは、一つの小箱。
赤を基調とした奇抜な形のそれは奇しくも、携帯電話。
曰く、通信機能として備えているのは彼らとの電話機能のみであるという。
「……うん」
彼らとは声でしか繋がれないのだと、突き付けられている。
いや、本当は相手が誰であっても声によって繋がるべきなのかもしれない。
そんな当たり前の事実が、やっぱり今でも恐ろしく。
でも。
「もしもし」
『あー……もしもし。なんか、悪かった』
ボタンを押して、着信。
ぶっきらぼうな声で謝るのが聞こえた。
もしかしたら、この声の主が先程の。
『さっきはキレちまったけど、別にお前が迷うの攻めようってわけじゃなくてだな』
「……うん」
『あれだ。良太郎も言ったろうけど、別に今すぐ何か決めなきゃいけねえってわけじゃなくでだな』
「うん」
『それでよ……』
モモタロスという名らしい彼は、どうやら先程の態度を気にしていたらしい。
その声色を聞き萌郁は理解する。
なんだ、話してみるとそこまで怖い人でもないのかもしれないと。
「大丈夫。気にしてない」
だから、何事も無かったことにする。
ほんのささやかな和解で、二人の間の空気が和やかになった、のだろうか。
それは萌郁には分からない。
『やーいモモタロス女の子相手にアワアワしちゃってだっさーい!』
『センパイ、女の子の扱いは大胆かつ繊細にだよ? いきなり爆発してどうすんのさ』
『そう言うなや亀の字。短気なおっちょこちょいなのがモモタロスの売りなんやから』
『……うるせー!! 俺はいじられキャラじゃねえんだぞ!』
『そう思ってるのは桃の字だけやで』
突然喧しくなった声量に、思わず絶句せざるを得なかったから。
……そういえば、イマジンというのは四人いるのだったか。そして電話口では、その四人が四人とも声を上げているようだ。
圧倒的なボリュームの四重奏に気圧されつつ、それでも通話を切ることなく耳を傾け続けていると、
『萌郁ちゃんだっけ? そういうわけだから、良太郎だけじゃなく僕達でもお話ならいくらでも聴いてあげるよ』
『良太郎と一緒に呼ばれちゃったもんはしょうがないしね』
『……つーことだ。それと、良太郎のこと頼んだぞ。事情は何にしろ俺達全員のマスターだからな』
応援された、のだろうか。
「……うん」と答えたのが聞こえたのか聞こえていないのか確信を得るより前に、通話は切れてしまった。
どうしようかと携帯電話を持ったまま呆けている萌郁を、ライダーがにこにことした表情で見つめていた。
そんな彼のことが、不思議だった。
「どうすれば、」
「えっ?」
彼に尋ねようとして、なの上手く質問として完成させられない。
ただ、少しの時間を通しても感じられた繋がりの深さが、不思議だった。
奇妙な隣人達との、賑やかな日常。
遠い過去、あの研究所の中でもしかしたら得られたかもしれなかった時間にも重なったに思えて。
「マスターさん。願いは、望みは決まりそうにないかな?」
「……うん」
「そっか」
ライダーは、四人の仲間との絆を得た。きっと家族にも、友人にも、恋人にも恵まれた時間を過ごしたのだろうと思えた。
出会ってすぐに、「僕に望みは無い」と萌郁に語ったように。きっと彼は、満たされた生涯を遂げたのだ。
一見すると弱々しい印象を受ける、もしかしたら萌郁に似ているのではないかと一瞬でも期待してしまう彼は、萌郁とは到底異なる未来を得たのだ。
「じゃあ、今は側にいるよ。望みが決まるまで、僕達と一緒にいようよ」
「……どうして、」
そんな彼が、自分に付き合ってくれることが不思議だった。
サーヴァントだから。配下だから。隷属しているから。
そんな理屈、捨ててしまってもいいだろうに。彼本人に何も望みが無いなら、聖杯戦争などドロップアウトしても良さそうなのに。
幸福に終えた人生の延長線上を、社会不適合者と過ごす意味など無さそうなのに。
「どうして、ライダー君は優しくしてくれるの?」
再び視界を揺るがせ、さらに潤ませながら。
ようやく萌郁は、自らの感情の言語化に成功した。困らせてしまうと、分かっているような形で。
目を合わせられずに落ちた視線の先、萌郁の左手の甲で令呪が薄く輝いていた。
「大した理由じゃないよ。困っている人を、放っておけないから」
それは、童話に出てくる主人公達のような言い分。
積極的に人助けに勤しむお人好しの、歴戦の英雄という肩書きの持ち主が吐くには勇ましさに欠ける台詞。
理屈としては乏しく、理由としては単純。
「僕、運が悪いから。その分、誰かが幸せになれないのを見るのも嫌だから。だから、僕達に出来ることをするんだよ」
「……そう」
憐憫や同情の一つも並べ立てることをしない彼の言葉は、しかし偽りを感じさせない。
彼は、萌郁に何かを恵んでくれている。今は共に過ごす時間を、いずれは願いのための力をくれる。
そうして寄り添ってくれるのが、嬉しくて。
でも、ううん、だから。
「……ライダー君。これは、望み、ってほどじゃないけど」
「うん」
「ライダー君に、ここにいてほしい。私が、何かを見つけるまで」
ライダーの方から提案された内容を、萌郁の口で反芻した。
自分の声を響かせて、自分の意思でもあるのだと心に決める。時間制限を敢えて設けて、少し自分を追い詰める。
もう、誰かに一方的ににもたれかかるだけではいけないのだと、今度こそ自分に言い聞かせるために。
たとえくだらなくても、これが、今の萌郁に踏み出せる限りの新たな一歩だった。
「わかった。マスターが何かを決めるの、待つよ」
「その……ごめんなさい。とろくて」
「大丈夫」
こんな自分と話してくれる、一緒に前を向いてくれるライダーの在り方が嬉しくて、羨ましくて。
だから、聖杯への祈りとして唱えるわけでもない、単なる小さな希望が生まれる。
「マスターさん。まだ、時間はあるよ」
これからの時間の流れの中を、今度はきちんと誰かと繋がって生きたい。
たとえば、そう、今こうしてライダーと共に進んでいくように。
もう、変わることを恐れて、明日の自分を見失わないように。
【クラス】
ライダー
【真名】
野上良太郎@仮面ライダー電王
【パラメーター】
通常時
野上良太郎⇒筋力E 耐久E 敏捷E 魔力D 幸運E 宝具A+
デンオウベルト装着による変身時
ソードフォーム ⇒筋力C 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運C 宝具A+
ロッドフォーム ⇒筋力C 耐久B 敏捷C 魔力C 幸運C 宝具A+
アックスフォーム⇒筋力B 耐久B 敏捷D 魔力C 幸運C 宝具A+
ガンフォーム ⇒筋力B 耐久D 敏捷B 魔力C 幸運C 宝具A+
プラットフォーム⇒筋力D 耐久D 敏捷D 魔力D 幸運E 宝具A+
デンオウベルト+ケータロス装着による変身時
クライマックスフォーム⇒筋力B+ 耐久B+ 敏捷B+ 魔力B+ 幸運A 宝具A+
ライナーフォーム ⇒筋力C+ 耐久C+ 敏捷C+ 魔力C+ 幸運A 宝具A+
【属性】
秩序・善
【クラススキル】
騎乗の才能。
『電王』の非解放時はEランクだが、解放時に限りCランクとなる。
魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。
『電王』の非解放時はEランクだが、解放時に限りCランクとなる。
【保有スキル】
極一部の者だけが持つ、時間からのあらゆる干渉を受けない特性。
他者が生じさせた「時間」に異変を生じさせる類のスキル・宝具等の一切の影響が自動的に無視される。
たとえ時間が停止しても、逆行しても、加速しても、改変しても、消滅しても、ライダーはその中で変わらず活動可能である。
サーヴァントまたはそれに類する存在の気配を感じ取る。気配遮断スキルにも対抗可能なスキル。
潜伏中・逃走中の敵サーヴァントを追跡する用途としても効果がある。本人曰く「匂い」で分かるらしい。
ライダーが「モモタロス」単体に憑依されている状態(M良太郎、ソードフォーム)に限り有効となる。
巧みな話術を駆使することで、交渉や詐術等において有利な判定を得る。
ライダーが「ウラタロス」単体に憑依されている状態(U良太郎、ロッドフォーム)に限り有効となる。
威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。また、格闘ダメージを向上させる。
ライダーが「キンタロス」単体に憑依されている状態(K良太郎、アックスフォーム)に限り有効となる。
他の人間を思い通りにコントロールする。既に施されている暗示や催眠の類も、高度な物でなければ無視出来る。
ただし対象には「踊る」以外の行動をさせられず、また少なくともサーヴァントには効果が無い。
ライダーが「リュウタロス」単体に憑依されている状態(R良太郎、ガンフォーム)に限り有効となる。
名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。
情けない頼りないと言われる野上良太郎だが、どんな不運にも苦難にも負けない不屈の精神力は誰よりも強固。
ライダーがイマジンに憑依されていない状態(良太郎、プラットフォーム、ライナーフォーム)に限り有効となる。
【宝具】
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:4人
遥か未来から時を超えて現れた精神体にしてライダーのかけがえのない仲間が、再現された宝具として参上した。
今回選ばれたのはモモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスの四体のイマジンである。
彼等は実体を持っておらず、また聖杯戦争においては持つことも出来ない。ゆえに常時発動型の宝具でありながら魔力消費量はほぼゼロ。
普段は四人揃って「ここではないどこか」で待機している。しかしライダーの意識とのリンクによって現実世界の状況は常に把握している。
また現実世界への干渉手段として、ライダーの身体に憑依することが出来る。基本的には、一度に憑依できるのは一体のみ。
ランク:C 種別:対己宝具 レンジ:- 最大補足:1人
デンオウベルトの装着によって変身した戦士「電王」の姿がそのまま宝具とされた。
ライダーに憑依したイマジン毎に対応した以下の五形態へ変身する。
①ソードフォーム、②ロッドフォーム、③アックスフォーム、④ガンフォーム、⑤プラットフォーム
さらに、デンオウベルトにケータロスを追加装着した状態で変身すれば以下の二形態への変身が可能となる。
①クライマックスフォーム(イマジン四体が同時に憑依した形態。パラメーターが最高値)
②ライナーフォーム(イマジンの憑依無しで変身した形態。保有する中で最高火力の必殺技を持つ)
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大補足:100人
時の運行を守る鉄道車両型タイムマシン。ライダーの騎乗兵としての象徴とも言える宝具。
路線を空間内に自ら精製するため、地上から空中まで縦横無尽に移動可能。
全体の制御車両であるゴウカ(と付属車両)、戦闘可能な単独車両イスルギ、レッコウ、イカヅチで編成されている。
『電王』解放時にのみこの宝具も解放可能であり、また任意での運行のためには先頭車両内部でマシンデンバードを接続させ、ハンドル操作する必要がなる。
車両そのものがスキル「特異点」の効果を持っているも同然の存在であるため、車両内に搭乗しているライダー以外の者も「特異点」の恩恵を受けることが出来る。
なお、あくまで現在という時間に宝具として一時的に現界させるのみであり、過去や未来への時間移動は不可能。亜空間への突入も出来ない。
車両一両のみならともかく、全車両の召喚となるとライダー単体では叶わないため、この場合はマスターによる令呪一画の消費が必要とされる。
【weapon】
電王に変身するためのベルトと、付帯するパスケース。
変身後にはデンガッシャー等が装備として追加される。
ガラケー型のアイテム。通常の携帯電話として使用することは出来ないが、「どこか」にいるイマジンとの交信手段として使える。
電王の強化形態への変身に必要となる。ライナーフォームへの変身にもケータロスがあれば十分となっており、デンカメンソードは必ずしも必要としない。
ライダーが運転する専用の二輪車。性能は市販の単車より多少良い程度。
乗り回しは単車と大差ないため騎乗スキルが無くても運転は不可能ではないが、素のライダーだけは碌に運転出来ない。
宝具『時を超える列車』の操縦には必須とされる。
【人物背景】
生まれ付きの不幸体質の青年。それ故に他人の不幸は放っておけない性格。
侵略者イマジンとの戦いに偶然巻き込まれるが、逃げることなく立ち向かい続けた。
そして家族や仲間となったイマジン達との繋がり、永遠の絆を掴み取った。
彼の生き遂げた時間は、幸せな記憶で満ち溢れている。
【サーヴァントとしての願い】
仲間や家族に恵まれた幸福な人生を送れたので、個人的な願いは特に無し。
今はマスターさんの力になりたい。僕達に出来ることをしたい。
【マスター】
桐生萌郁@STEINS;GATE
【マスターとしての願い】
誰かと繋がっていたい。
【weapon】
愛用していたガラケー。
聖杯戦争の舞台が携帯電話開発前の1980年であるため、連絡ツールとしては使用不可能。
【能力・技能】
携帯電話のテンキー入力が異常に速い。付いた渾名は『閃光の指圧師(シャイニングフィンガー)』。
工作員ラウンダーとしての経歴があるが、実際にどの程度の実力があるのかは不明瞭。
岡部倫太郎に組み伏せられるのを見るに、そこまで強いわけでは無いのかもしれない。
【人物背景】
未来ガジェット研究所のメンバーであり、非合法組織ラウンダーの構成員。
孤独感の中で死のうとしていた所をFBに救われ、FBのためにラウンダーとして生きるようになる。
しかしFBとの繋がりを断ち切られると共に、その生命を奪われて死を迎えることとなった。
最期に思い出せたのは既に失われた時間、未来ガジェット研究所での記憶であった。
【方針】
分からない。
今はただ、ライダー君と一緒にいたい。
【把握媒体】
ライダー(野上良太郎):
TV版全49話の視聴が必須。可能ならば各種映画版も視聴するのが望ましい。
桐生萌郁:
原作ゲーム版またはアニメ版で把握可能。
プレイ動画のアップロードは版権元によって特に厳しく禁止されている。未プレイならばアニメ版の視聴が無難。
アニメ版の第19話~第20話が萌郁メインのエピソードであるため、このエピソードを見れば人柄は大体理解出来る。
なお、原作ゲーム版とアニメ版では細部が異なる点に注意。
最終更新:2016年08月27日 20:49