【名前】ミラ
【性別】女性
【学年・職業】高校1年生
【容姿】
肩にかからない程度に短い黒髪に、水色の左眼と黄金の右眼のオッドアイ。やや童顔かつ中性的な容貌で、身長も150cm程と小柄。
制服の上から体格の割に大きめな深紅のトレンチコートを纏い、同じ色の略帽を目深に被るその姿は大戦時代の軍人を思わせる。
+ イメージ

【性格】
無表情かつ寡黙で口数は多くないが、親しい相手に対してはよく懐く。その発言や行動は総じてどこか掴みどころがない。
機械音痴で複雑なものを理解することが出来ない、というよりは理解しようとしない。最近はスマホ相手に悪戦苦闘中のようだ。
基本的に平穏を好むが、スイッチが入れば無慈悲な戦闘マシーンと化し全力で対象を「沈黙」させる。自らの平穏を守るために。

【能力】
(クラースナヤ)
血液を操る能力。彼女は特に血液を錬成、変異させることで自身の血液から弾丸を生み出し、射撃を行うことを得意とする。
自身の血液を素材とする仕様上、弾倉に直接血を流し込めば装填速度という面で優位に立つことが可能。血液が尽きない限り弾切れもしない。
彼女の血液は"異端殺し"の属性を持ち、それは人ならざるものや能力者――特に人間離れした強力な対象に有効打となりうる。
具体的には彼女の血液は能力者にとっての毒であると同時に、弾丸が能力によって形作られた防御に対する貫通力が上昇するなどの効果を持つ。
また、能力者の体液を摂取することでその能力を多少模倣し、自らの血液を起点に扱うことが可能。
その精度は摂取量に比例し、場合にもよるがコップ1杯程度でギリギリ実用できるかできないかレベルとなる。
戦闘においては小銃による射撃で遠距離から血液の弾丸で正確に敵を撃ち抜く。反面白兵戦は苦手。
+ その実態
彼女の血液にはとある能力者の因子、そして妄執が宿る。それは彼女に強烈な戦闘能力を与えている。
しかし血を流せば流すほど、戦いに身を投じれば投じるほど、彼女の精神と肉体は強い侵蝕を受ける。
精神汚染の度合いによって必要な期間は変わってくるが、基本的にある程度の沈静によってこれは解除される。
しかし、一定のラインを超えると本人の手では制御不可能になり、何らかの外的手段で暴走を止める必要が出てくるだろう。
この一定のラインは常に変動している。それには彼女の意志の強さ――獣の如き衝動を繋ぎ止める"鎖"が関わってくる。
故に強力な能力にも関わらず、本人は好んで使用しない。わざわざ血液を弾丸とするのは、暴走のリスクを最低限に抑える彼女の知恵である。

円環に咲く徒花(ローザ・スナリャート)
大量の血液を極限まで圧縮して錬成した必滅の魔弾。命中した瞬間、まるで赤い花が咲くがごとく先端が変形して目標を確実に貫く。
さらに残存した弾丸は時間差で花弁を散らすように炸裂し、暴れ狂うそれが目標を内部から徹底的に破壊し尽くす極めて凶悪なシロモノ。
その威力は戦車の分厚い装甲を容易く破るともされ、彼女の血液に宿る能力も相まって対能力者戦において絶大な効果を持つ切り札。
ただし、先述の通り錬成には大量の血液と時間を要するため、実戦――特に単独戦闘における運用は非常に困難。

【装備】
『Mosin-Nagant M1891』
帝政ロシア時代から採用されていた由緒正しきボルトアクションライフル。先端には着剣機能があり、白兵戦も気休め程度には可能。
既に採用から一世紀以上経つ生きた化石じみた一挺だが、機構の単純さや射撃精度の高さから彼女はこれをいたく気に入っているらしい。

『Nagant M1895』
サブアームとして運用する拳銃。こちらも極めて旧式のリボルバーだが、構造上サプレッサーを装備することが可能という利点を持つ。
その性質から不意打ちや咄嗟の応戦に使用することが多い。なお、装填速度に難があるが彼女の能力がその欠点を解決している。

【概要】
とある背景を背負って学園に一人やってきた不思議な少女。彼女の興味は異能力そのものに向いているらしい。
行動理念は謎に包まれているが、学生寮近くの公園などに一人ふらりと現れることが割とよくある模様。
その能力の性質から、ときどき他の能力者に対して血液を求めようとするが当然大抵は断られる。断られるとしょんぼりする。
本名は「リュドミラ・E・ドラグノフ」。

+ ...
能力者(きさまら)の、能力者の生み出した総てへの復讐こそ、私の願い……!』

『滅びよ、潰えよ、世界の理よ――!!』

【名前】アルカ=ミラス(Aruca Moirath)
【性別】不明
【学年・職業】-
【容姿】
身長2mを超える人型の何か。金属光沢のある赤い装甲を全身に纏う。
全身には淡く赤色に輝くラインが迸り、フルフェイスのようなものに覆われた頭部には碧と金の眼光が宿る。
体格は全体的に細身で、外套のようにたなびく被膜が特徴的。足先は鋭くなっており常に地面からは浮遊している。
胸元にはコアのように赤枠の「災厄の鏡」が埋め込まれており、狙撃銃が変異した赤い銃剣を手にする。

【性格】
全ての能力者を敵視し、殲滅対象として扱う世界の敵。それ以外の人格は復讐に埋もれ、露出することはほとんどない。
エコーがかかった中性的な声で話すが、復讐心に燃えている故に意思疎通や相互理解は基本的に不可能と言ってもよいだろう。

【能力】
始祖の赤(クラースナヤ・アルファ)
多くはミラの能力『赤』と変わらないが、性能は元のそれを上回る――いや、元の力を取り戻したと言った方が正確か。
全身を纏う赤はこの能力による装甲であり、特に異能による攻撃は対人レベルであればまともに通用しないと言ってもいい。
さらに血液の生命力を高出力のエネルギーに転換、赤色の光として操作する能力を得ている。変質してなお同族殺しの力は失われない。
赤き光は通常の血液による攻撃より格段に威力を増しているが、精密性は通常の血液より大きくに劣り変換にも時間を要する。

『???』
血液に秘められた真の能力。詳細不明。

【概要】
ミラに宿る異能殺しの因子――とある能力者の怨恨が彼女の身体を乗っ取り、"災厄の鏡"の力によって姿を変異させた正真正銘の怪物。
人格はもはや純粋な復讐者と化しており、能力者及び彼らの生み出したもの全てをこの世界から消滅させることを願う。
赤き復讐者を止めるには衝動を繋ぎ止める"鎖"を取り戻し、その力の源たる"鏡"を打ち砕かなければならない。

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最終更新:2018年12月09日 14:20