ノーネーム - 現代異能学園都市 －再生－

【名前】ノーネーム
【性別】♀
【学年・職業】理事会直轄機密部隊所属　通称“掃除屋”
【容姿】
黒のライダースーツ風の強化装甲にヘルメットを着用する、徹底的に正体を隠した風貌
辛うじて浮き彫りになった身体のラインが、彼女が女性であることを告げている
【性格】
飄々とした口調で語り、感情と呼べるものを露出させない
ユーモアを垣間見せることもある一方で、人を殺める冷酷さも兼ね備える
何処までが本心で、何処まで作り物の感情かを一切露出させない────まるで機械のような人間
【装備】

• 『Skill_Caster.model_“RIGIDWIRE”』

『異能兵装』、或いは『スキルキャスター』とも呼称される、純粋な工学技術のみによって、既存の異能を再現する機構を搭載した特殊兵器
未だ実用化には至っておらず、今も尚異能学園都市において開発が進められていると、表向きはそのように公表されているが
実際には実証段階にある試作品が幾つも存在しており、その一部が学園都市内の組織にて秘密裏に運用されている

これはその内の一つであり、学園都市のある能力者が有する“硬質糸”の異能、その再現機構を彼女の『異能兵装』は搭載している
グローブ状の形状をしたこの武器は指先より極細の硬質糸を精製し、自在に操ることで中～近距離間における切断武器として機能する
但し再現されているのは切断武器としての側面のみであり、それ以外の性能は全て本来の異能と比較して少なからず劣るものになる

• 『十九式強化装甲機・乙型』

強化装甲、パワードスーツと呼称される兵器、その次世代モデルの一つを特務仕様にカスタマイズしたもの
極限まで軽量化されたことにより、装着した際の風貌はライダースーツのような人体のシルエットが浮き出たものとなる
軽量化の影響により装甲自体の防御機能は些か頼りない一方、運動能力が大幅に強化される弱点を補っている
また電子戦装備も旧来の規格と比較して大幅に強化されており、ジャミングやクラッキングといった攻撃も可能としている

【概要】
理事会直属の機密部隊に所属する工作員であり、学園内部における不穏因子の排除を主な役目とする“掃除屋”
学園の権力者の意向に従って行動しており、その活動内容は潜入や破壊工作、そして暗殺といった汚れ仕事を主な内容としている
工作員としての彼女に名前はなく、また彼女の所属する部隊にも特定の名称は存在しない。凡ゆる情報が徹底的に秘匿されており、『ノーネーム』という呼名も他称に過ぎない
学園の治安維持を目的とする風紀委員会や警備部隊とは根本的に存在理由が異なり、人を守る為ではなく学園の権益を守る為に活動する側面が強い
学園の情報を横流ししようとした学者や、強力な武器を手に入れてしまった不良等、彼女が手にかけた人間は数多く存在する
そしてその全てが事故や自殺という形で処理されており────彼女のいる場所が、闇が深い場所であるということだけは確かだ