経営不振の原因
間接要因
マネジメント不在型:経営環境変化を見過ごす、意思決定を誤る、適切な対応を取らない
オーナー放漫型:法人資産と個人資産の混同
直接要因
設備投資型
財テク失敗型
不振連鎖型
偶発債務型:天災、コンプライアンス不祥事等想定外アクシデント
企業観相術にみる経営悪化の兆候
特に注意すべき兆候
資金不足の原因や使途が不明
在庫山積み→返品の可能性
他行の借入急減→業績悪化の兆候を察知して、回収に動いている可能性
公共料金の口座振替不能が発生や当座預金の入金待ち等の取引実態ー資金逼迫
①売上げと関連する数値を掴む
- イスと込み具合
- クリーニング屋~水の消費量
- 電力消費量やガス使用量がそのまま生産・売上を推定させる業種(気魚う)もある
- 現場~机1台しかない 車の台数と車種とか
- 決算在庫と実際は会っているのか
②金融取引からの観察の仕方
- 税務署の収受印
- 税金の納付書から利益・所得を逆算して検証
- 当座入出金明細から推定売上高・仕販先・シェア推定
- 他行動向~カレンダー 車 支店長の動き
③経営環境の変化の対応
- 高齢化(コスト構造の変化、技能伝承)
- 新技術・生産設備・OA化
- さまざまな雇用形態・女性
④経営者の見方
- 自宅の様子
- 健康状態
- 家庭円満か
- 個人の(ライフ)イベント
- 私生活
⑤その他
- 怪しい手形~キリのいい数字 ラウンドナンバー
- 手形番号が違う
- 支払場所(銀行)、振出日、支払日が違う
- 受取手形元帳を見よ
- 不動産調査、謄本代を惜しむな。個人の不動産も調べろ。
(信金レベルだと取っているケース多し)
融資金の他行への水平移動に気をつけろ
(自行融資金を以って他行返済に充てている可能性が高い)
経営改善支援対象先
本部が選定すべき
要注意先が経営支援によって正常先になるか取組み時点でその可能性を判断することは難しいので、正常先となる可能性の有無によって対象先は絞れない。
小規模企業は経営者個人の資力も含め総合的に勘案する
最終更新:2022年12月20日 17:03