光BBユニットとIPv6高速ハイブリッド関連





プロバイダー探しが面倒なのでお薦めある?


IPoE IPv6+IPv4(IPv4 over IPv6)を利用可能なISP(プロバイダー)をオススメします。IPoE接続サービスは各社の仕様が異なりますので詳細については こちら を参照してください。

ゲーマーに対して個人的にオススメなのはYahoo.BB光のIPv6高速ハイブリッドです(IPv6高速ハイブリッドはSoftbank光でも提供しています)。光BBユニット代(月額467円税別)が必要なのでプロバイダー料金を含めて月額税込1800円(1200+467+消費税8%)ですがPPPoE IPv4の混雑の影響を受けません(混雑している経路を通りません)。2年自動更新有り(更新月以外の解約は5400円の違約金有り)しか契約できません。IPv6高速ハイブリッドは2chの各プロバイダースレで極端に遅い(動画が見れない等)という書き込みが一切ありません。PS3/4のオンラインも問題なく出来ます。

ちなみにPPPoE IPv4の網終端装置の増強はNTTへの申請が必要で、接続数が一定数未満だとNTTから拒否されたり長期間待たされます。増設しても一時的(2週間~1ヶ月程度)しか解消されず、PPPoE IPv4の混雑が解消されない要因となっています。

注意点としてBBユニットを外すとPPPoE IPv4接続になる(IPv6高速ハイブリッドの効果を得られなくなる)ので外さないでください。また、IPv6高速ハイブリッド接続時のIPv4アドレスは半固定になるので簡単に変更が出来きなくなります(変更方法は後述)。また、過去にYahoo ADSLで苦い経験(初期の頃は現在のフレッツ光の大混雑と似たような状態を経験)をした人たちからも敬遠されているようです。

電話でYahooBBを申し込む場合
通常は電話(0120-981-072)で申し込みます。必要なのは光BBユニットとIPv6高速ハイブリッドです。電話だとソフトバンク光(コラボ)を推してくるので話しの途中で「プロバイダーだけ契約したい」と伝えればいいです。コラボを断っても次にオプションを勧めてくるので直ぐに「IPv6高速ハイブリッド以外は要りません」と伝えればいいです。適当にハイハイ言って聞き流していると不要なオプションを沢山付けられて月額が2000円以上高くなりますので注意して下さい。その後は契約内容の確認と重要事項の説明が10分弱ほどあって申し込み完了です。

WebからYahooBBを申し込む場合
電話での申し込みが嫌ならWeb(https://www.softbank.jp/ybb/hikari/)で申し込んでください。但し、Web申し込みの場合は何かしらのオプションを契約しないと光BBユニットをレンタル出来なのでBBフォン(無料)の契約をお勧めします。BBフォンの利用料金は無料ですが、月額3円のユニバーサル料金が掛かりますのでIPv6高速ハイブリッドが利用可能になったらBBフォンの契約を解除しても大丈夫です。(電話での申し込みならBBフォン無しでレンタル可)。
追記:Web申し込みでIPv6を選択すると光BBユニットが送られてくるらしいのですが、やったことがないので保証は出来ません。

既にYahooBBまたはソフトバンク光を契約済みの場合
https://ybb.softbank.jp/member/yf/ipv6/ からIPv6高速ハイブリッドの申し込みができます。
Yahoo ID(YahooBB契約時に送られてきたSMSや書類に記載されているYahoo Eメールアドレスです)でのログインが必要です。

家電量販店や代理店(勧誘電話)から申し込む場合
家電量販店や代理店、及び勧誘電話で契約すると不要なオプションを多く付けられて月額料金が2000円以上高くなり、しかもそのオプションの解約手続きが簡単ではない(探すのに時間が掛かる、または判り難い)のでオススメしません。



光BBユニットを接続してもIPv6高速ハイブリッドが有効にならないんだけど?


(1) 先ずは、基本的な接続や設定等を確認する

  • ひかり電話有りでHGW(ホームゲートウェイ)を利用している場合は こちら を参考に「IPv6パケットフィルタ」を無効にしてください。
    • ひかり電話なしでHGWの場合は、ルーター機能と無線LAN機能が無効化されてONU(光信号・電気信号間の変換と光信号の多重・分離する装置)として動作しているので何も設定する必要はありません。
  • IPv6高速ハイブリッドへ切り替わる前にMy Softbank等で契約内容を確認するとPPPoE接続になっていますが問題ありません。切り替わったら契約内容が「IPv6高速ハイブリッド」になります。
    • 稀に契約内容が空欄になっている(契約内容でIPv6高速ハイブリッドを確認出来ない)場合があるようです
  • HGWでPPPoE接続している場合は、光BBユニットを接続する前にHGWのPPPoE接続設定(プロバイダーの接続IDとパスワード)を削除または無効にしてください。光BBユニットでPPPoE接続を行わないとIPv6高速ハイブリッドに切り替わりません。
  • PPPoE接続設定済みの光BBユニットが送られてくるため、何も手を加えず(設定変更等を行わず)そのまま接続してください。下手に光BBユニットの設定を変更するとIPv6高速ハイブリッドに切り替わらない場合があります。IPv6高速ハイブリッドに切り替わってから光BBユニットの設定を変更してください。
    • たまにIPv6高速ハイブリッドに切り替え済みの光BBユニットが送られてくる場合があります。
    • 初期設定のPPPoE接続設定(セッション1)は隠されているためユーザーは閲覧や変更は出来ません。よってユーザーがPPPoE接続を追加する場合はセッション2からとなっています。
  • 基本的な接続
    • HGW(またはONU) → 光BBユニット → パソコン
    • HGW(またはONU) → 光BBユニット → (無線LAN)ルーター → パソコン
    • 詳しくはSoftbankの公式解説が分かりやすいと思います。
  • 無線LANルーターを利用する場合はルーター機能(RT)を無効(AP or BR モード)にしてください。(PPPoE接続とIPv6高速ハイブリッドを同時接続する場合は無線LANルーターをRTモードにする必要がありますが、先ずは以降の手順通りにAP or BR モードでIPv6高速ハイブリッドで接続出来るか試して下さい。)
    • AP(アクセスポイントモード)とBR(ブリッジモード)はメーカーによって呼称が違うだけで、どちらも同じ機能です。
    • 無線LANルーター本体の側面などにRT(ルーターモード)とAP or BRを切り替えるスイッチがある機種は、切り替え後に無線LANルーターを再起動(コンセントから電源を抜き、10秒ほど待ってから電源を入れる)しないとモードが切り替わらない機種があります。
    • AP or BR へ切り替えると無線LANルーター設定用のIPアドレスが変わるので取扱説明書を参照してください。
    • AP(BR)に切り替え後に無線LANルーターの無線LAN接続(Wi-Fi)を設定してください。
  • 光BBユニットを接続した直後はPPPoE IPv4で接続されます。
    光BBユニットを接続してから半日から2日後に 【「IPv6 IPoE+IPv4接続方式」ご利用開始のお知らせ】 というメールが届きます(※ひかり電話有りでHGWの「IPv6パケットフィルタ」を無効にするのを忘れていた場合は無効にしてから半日から2日後にお知らせメールが届きます)。メールが届いてから3~6時間程度でIPv6高速ハイブリッドが使える状態に切り替わります。
    • 光BBユニットを接続してからIPv6高速ハイブリッドに切り替わるまで、少なくとも2日間は光BBユニットを外さないでください。もし、光BBユニットを外しているときに切り替え操作(リモート操作)が実行されると切り替わりません。その場合は電話やWeb申込などで再びIPv6高速ハイブリッドを申し込めば半日~2日後に切り替わります。
      • Web申込は「接続方式変更のお申し込み」から行う。
        (上記リンク先からログインや手続きが出来ない場合はこちらからログインしてから上記のリンク先を開いてください)
    • IPv6高速ハイブリッド(IPv4 over IPv6)の接続は光BBユニットで行っているため、端末(パソコンやスマホ)や無線LANルーター(AP or BR)はBBユニット以降に接続してください。

(2) IPv6高速ハイブリッドへ切り替わったか確認する

  • 光BBユニットのセットアップメニュー( 172.16.255.254 ユーザー名は user パスの初期値も user)の右下に「IPv6モード」または「IPv6 + 光IP電話モード」と表示されます。
  • 「詳細設定モード」 → 「ルータ機能」の「IPv6設定」 からLANポート別設定が無くなり、「IPv6機能」の有効/無効だけになります。
  • 端末(パソコンやスマホ)のIPv6接続設定や光BBユニットのIPv6機能が有効になっているなら ipv6-test.com を開いてみてください。
    • IPv6 connectivityのISPが「Bbix」(ここをクリックで画像表示)と表示されればIPv6高速ハイブリッドに切り替わっています。
    • IPv6 connectivityのISPが「Sbb」や「Bbtec」と表示される場合はIPv6高速ハイブリッドに切り替わっていません。
      • 「Bbtec」と表示される場合はTeredoでIPv6 over IPv4(IPv6をカプセル化して(PPPoE)IPv4上に通す技術、大雑把に言えばIPv6高速ハイブリッドの逆の技術)で接続していると思われます。Teredoを無効にするか光BBユニットのIPv6を有効にすると「Sbb」に変わります。
    • IPv6が「Not supported」(ここをクリックで画像表示)と表示される場合、「端末(パソコンやスマホ)のIPv6接続設定が無効になっている」または「IPv6未対応のスマホを利用している」または「光BBユニットのIPv6設定(IPv6機能)が無効になっている」の何れかであると思われます。IPv6接続が無効(または未対応)でもIPv6高速ハイブリッドのIPv4 over IPv6(IPv4接続)は利用出来ますので特に問題は無いかと思いますが、出来ればIPv6接続が出来る端末であれば利用出来るようにしておいたほうがいいでしょう。
      • WindowsのIPv6接続を有効にするには こちら を参考にしてください。
      • 光BBユニット(E-WMTA 2.2で)のIPv6を有効にするには 「詳細設定モード」 → 「ルータ機能」の「IPv6設定」を開いて「有効」 → 「OK」 → 「再起動」 でIPv6が有効になります。
        E-WMTA 2.3の設定方法については所持していないので解りませんが「IPv6機能」を有効にするだけだと思われます。

  • IPv6高速ハイブリッドへ切り替わっているのを確認出来たら次の「(3) 端末(パソコンやスマホ)が ~ 」へ進んで下さい。切り替わっていなければ「(4) 他に考えられる原因等」へ進む、または「(1) 先ずは、基本的な接続や設定等を確認する」へ戻って再確認して下さい。

(3) 端末(パソコンやスマホ)がIPv6高速ハイブリッド(IPv4 over IPv6)で接続されているか確認する

  • 端末にPPPoE接続が残っていたり、無線LANルーターをRT(ルーターモード)で接続している場合はIPv6高速ハイブリッド(IPv4 over IPv6)で接続されません。以下の方法でIPv6高速ハイブリッドで接続されているかを確認してください。
  • グローバルIPv4アドレスを 確認くん(外部サイト) で確認する。
    HGW(またはONU)と光BBユニットの電源を切り、10秒以上待ってから両方の電源を入れて2分程待つ(HGWとBBユニットが起動されるのを待つ)。
    グローバルIPv4アドレスを確認する(確認ページを更新、または開き直す)。
    これを4~5回繰り返してグローバルIPv4アドレスが一度も変わらなければIPv6高速ハイブリッド(IPv4 over IPv6)で接続されています。一度でも変わるならPPPoEで接続されています。
    • グローバルIPv4アドレスは光BBユニット(EWMTA 2.2)の「詳細設定モード」→「設定情報一覧」の「WAN側IPアドレス」でも確認出来ます。
    • IPv6高速ハイブリッド(IPv4 over IPv6)で接続されているとグローバルIPv4アドレスは(2012年8月の開設当初)「126.***.***.***」や(確認できた限りで2016年以降は)「60.***.***.***」になるようですが、PPPoE接続だと「60.***.***.***」や「126.***.***.***」や 「128.***.***.***」になるようですので、確実性を上げるために前述の方法でIPv4アドレスが変わらないか確認してください。
    • IPv6高速ハイブリッドで接続されていない(PPPoE接続されている)ならパソコンやゲーム機にPPPoEの接続設定(プロバイダー接続用のIDとパスワード)が登録されている可能性が高いので、それらのPPPoE接続設定を削除してLAN接続に変更してください。
    • Win7の不要なPPPoE接続の設定を削除する
    • Win10の不要なPPPoE接続の設定を削除する
      • Windowsのコントロールパネルを開きたい場合は
        Winキー+R(ファイル名を指定して実行)
        control
        と半角で入力(またはをコピペ)してEnter
    • LAN(ローカルエリアネットワーク)接続の確認方法を教えてほしい
    • 「LAN接続」が正しく認識されない場合の対処方法
  • 以上で確認終了です。
    マルチセッション測定(8セッション以上=接続数8以上)で上り下りの片方または両方が100Mbps未満になる場合は「(5)IPv6高速ハイブリッドでも速度が出ない場合」を参照してください。

(4) 他に考えられる原因等

  • 他のVNE系ISP(v6プラスやds-lite等)を利用していた場合、以前のISPを解約したとしてもNTT側ではフレッツ・v6オプションとの連携状態が解除されずに、いつまで経ってもIPv6高速ハイブリッドに切り替わならない場合があります。NTTと前ISP(前の光コラボ事業者)間の連絡ミス等により滞っていることなどが考えられます。
    これを解消するには2つの方法があります。1つはNTTと前ISP(前の光コラボ事業者)のIPoE接続について確認する。片方だけでは解決しないことが多いので両方に確認してください。
    もう一つはNTTフレッツ光のフレッツ・v6オプションを「廃止」して「新規契約」する方法です(NTT東日本の回線契約の一部では廃止出来ません。詳細は後述)。
    • v6オプションの変更(廃止)は電話での手続きだと手数料2000円(税別)が掛かります。Webからの変更(廃止・新規申込)手続きは無料です。
    • Webの場合はNTT西日本なら https://www.flets-west.jp/wso/ から申請出来ます。
      先ずはフレッツ・v6オプションを廃止してください。廃止した翌日以降にIPv6高速ハイブリッド申し込んでください。フレッツ・v6オプションの新規申込はソフトバンクが代行してくれます。(実際は「廃止」してから1時間程度でフレッツ・v6オプションの「新規申込」は可能ですが念のため廃止した翌日以降をお勧めします。ご自分でフレッツ・v6オプションを「新規申込」してからIPv6高速ハイブリッド申し込んでも問題ありません。)
    • IPv6高速ハイブリッドをWebまたは電話で申し込んでください。
      • Web申込なら「接続方式変更のお申し込み」から出来ます。
        (上記リンク先からログインや手続きが出来ない場合はこちら(My SoftbankとBB会員サービスの2つにログイン方法が分かれているので注意してください)からログインし、上記のリンク先を開いてください)
        YahooBB光(+フレッツ光)でWebから申し込む場合、NTTのお客様情報の入力が求められることがあります。NTTのお客様情報のフリガナが半角になっているなら全角フリガナへ修正してください。
      • 電話で申し込む場合はNTTのお客様ID「CAFから始まるID」を聞かれますので伝えてください。
      • 申込完了後、半日~2日ほどでIPv6高速ハイブリッドへ切り替わります。
    • NTT東日本でお客様IDがCOPから始まる方は(前述の)「IPoE IPv6+IPv4接続を利用出来ない(断られる)環境」を参照してください。
    • NTT東日本でフレッツ・v6オプションを廃止できない回線契約について。
      (以下、https://flets.com/v6option/ の「契約可能な回線」から抜粋)
      「フレッツ 光ネクスト プライオ1」、「フレッツ 光ネクスト プライオ10」、「フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ」、「フレッツ 光ネクスト ギガマンション・スマートタイプ」、「フレッツ 光ネクスト ファミリー・ギガラインタイプ」、「フレッツ 光ネクスト マンション・ギガラインタイプ」をお申込みのお客さまには、インターネット(IPv6 IPoE)接続機能のご利用に必要となる「フレッツ・v6オプション」相当の機能を、予め提供いたします。また、「ネーム」についてもご利用可能となります。
      なお、 「フレッツ・v6オプション」相当の機能については、取り外しできません。
  • 5chのSoftbankスレ に 「光電話(N)のオプションと光電話機能が原因でIPv6高速ハイブリッドにならなかった。原因がわかるまで24日間かかり、光電話(N)のオプションは次月まで解除出来なかった」 という報告がされています。2~3回問い合わせても原因が判明しない場合はこれが原因で切り替えが遅れているのかもしれません。
  • 5chのSoftbankスレ に 「うちはフレッツマンション一括タイプという特殊契約だったからか、自動でIPv6にはならなかった。名義がマンション部屋名になっててv6オプションが申し込めなかったけど、NTTとやりとりして名義変更したら切り替え申し込めた。」 という報告あり。

(5) IPv6高速ハイブリッドでも速度が出ない場合


(5-1)下りは50Mbps以上出るのに上りが10Mbps未満になる

パソコンで有線接続しマルチセッション測定(8セッション以上=8接続以上)を行い、下りは50Mbps以上出るのに上りが10Mbps未満になる場合について
  • LANケーブルの不良(断線)や接触不良、または光BBユニット不良の疑いがあります。
    • 家庭内ネットワーク機器(HGW、ONU、ルーター、パソコンなど)を接続しているLANケーブルを全て抜き差し、またはLANケーブルを交換してください。
      パソコンがあるなら、不良(断線)の疑いがあるLANケーブルを使ってパソコンと光BBユニットを接続し、パソコンでリンク速度を確認してください。リンク速度が1GbpsになっていればLANケーブルは正常です。正常・異常を確認出来るのはパソコンと光BBユニットを接続している一本だけなので、複数のLANケーブルを調査する場合は入れ替えて確認してください。但し、パソコンの有線LANが最大100Mbps(1Gbps未対応)の場合は1Gbps対応のLANケーブルを接続してもリンク速度が100Mbpsになるのでこの方法で確認することは出来ません。
      • 家電量販店等で販売されているCat.7のLANケーブルは買わないほうがいいです。理由は5chの「LANケーブルについて語るスレ」のテンプレ(レス2~4)を参照してください。
    • LANケーブルの不良や接触不良がなければ光BBユニットを外し、パソコンとHGW(ONU)をLANケーブルで接続し、パソコンでPPPoE接続を行ってください。PPPoEの接続方法は以下をクリックしてください。Google検索窓が開きます。
      Win7 PPPoE接続
      Win8 PPPoE接続
      Win8.1 PPPoE接続
      Win10 PPPoE接続
      PPPoE接続での測定が終わったらPPPoE接続設定を「削除」するか「既定の接続の解除」を行ってください。PPPoE接続設定を残しておくと(「既定の接続」にしておくと)光BBユニットを接続してもパソコンのPPPoE接続を優先して接続しようとするので頻繁に切断される(IPv6高速ハイブリッドとPPPoEで接続方法を奪い合う)要因になることがあります。
      PPPoE接続で上りが10Mbps以上出るのであれば光BBユニットを初期化してください。
      初期化した光BBユニットを接続しても上りが10Mbps未満の場合は光BBユニット不良の疑いがあるのでサポートに電話またはメールで光BBユニットの交換を依頼してください。メールでの問い合わせは こちら からどうぞ。

(5-2)上下の速度が70~95Mbps程で頭打ちになる

パソコンで有線接続しマルチセッション測定(8セッション以上=8接続以上)を行い、上下の速度が70~95Mbps程で頭打ちになる場合について
  • NTTのNGN速度測定を行ってください。NGNのマルチセッション測定で100Mbps未満になる場合は以下の6つの要因が考えられます。
    • パソコンでPPPoE接続(PPPoEパススルー)でインターネットを利用したあと、IPv6高速ハイブリッド接続に戻す(パソコンのPPPoE接続を切断する)とタマに最大速度が100Mbps未満になることがあります。光BBユニットを再起動すると改善されます。光BBユニットとパソコンのどちらに原因があるのかは解りません。
    • 無線LANルーターの有線接続が100Mbpsまでしか対応していない製品があります。WAN側、LAN側のどちらか片方だけ100Mbpsになっている製品があります。ルーターの取扱説明書(マニュアル)で仕様を確認してください。取扱説明書が手元になければ「ルーターの型番 取扱説明」といったキーワードでWeb検索すればPDFファイル版の取扱説明書を入手可能です。
    • LANケーブルが古い(100Mbpsまで対応)または接触不良または不良(断線)の疑いがあります。パソコンがあればLANケーブルの状態を調べることが出来ますので(5-1)を参考にしてください。
      LANケーブルが原因の場合は1Gbpsに対応しているCat.5e/6/6aの何れかのLANケーブルに交換してください。家電量販店等で販売されているCat.7のLANケーブルは買わないほうがいいです。理由は5chの「LANケーブルについて語るスレ」のテンプレ(レス2~4)を参照してください。
    • 光回線契約が100Mbps契約になっている。ソフトバンク光の契約はギガタイプ(1Gbps)になっているのに光回線契約が100Mbpsになっていることがあります。フレッツ光ネクスト(最大100Mbps)からソフトバンク光へ転用したときに偶にあるようです。光回線契約を1Gbpsへ変更(工事依頼を)してください。
    • 無線LAN接続(Wi-Fi接続)のスマホの場合、機種によりますが最大で上下50~80Mbps程度だったり、上りは100Mbps以上出るのに下りが50~80Mbps程度のものがあります。格安スマホではこのような機種が多いようです。
    • スマホやパソコンが無線LAN接続の拡張機能に未対応の場合、その拡張機能を無効化することで無線LAN接続の速度が上がることがあります。
      例えば「TXバースト」に無線LANルーターとスマホ(パソコン)の双方が対応している場合は速度アップ効果があります。しかし、無線LANルーターだけTXバーストに対応している(有効になっている)場合は逆に遅くなることがあるので無線LANルーターのTXバーストを無効にすると速度が1.2~1.5倍くらいアップするかもしれません。

(5-3)上下の速度が50Mbps未満になる

パソコンで有線接続しマルチセッション測定(8セッション以上=8接続以上)を行い、上下の速度が50Mbps未満になる場合について
  • 有線接続(LANケーブル接続)で上下速度の両方が50Mbps未満しか出ないのであれば光回線不良の疑いがあるのでNTTのNGN速度テストを行ってください。NGNのマルチセッション測定で下りが50Mbps以上出るのであれば光回線に異常はありません。光回線不良の場合は上下共に10Mbps未満になることが多いようです。
    • 光回線調査・改修の依頼は契約内容(光コラボレーションの有無)によって異なります。Yahoo.BB光+フレッツ光ネクストならNTTに連絡してください。ソフトバンク光(光コラボレーション)の場合はソフトバンクに連絡してください。
    • マンションのVDSLタイプの殆どは最大で70~90Mbps程度出るのですが、建物が古く(屋内の電話回線が古く)且つVDSL集合装置(集合住宅の共用部設置の装置)が古いとNGNの速度測定で40Mbps程度しか出ない場合があるようです。
    • 無線LAN接続(Wi-Fi)は距離、障害物の有無、接続規格(802.11b/g/n/a/ac/axなど)によって最大速度が大きく違います。無線LANルーターと端末(パソコンやスマホ)の両方が802.11n/ac/axの何れかに対応し、無線LANルーターの近く(1メートル以内)で測定して20Mbps以上出ているなら光回線に異常は無いと思われます。ちなみに802.11n x1は理論上の最大値が100~150Mbpsですが、実効値はその半分程度しか出ないのでの40~75Mbps出れば良い方です。802.11n x2(デュアルバンド)なら80~150Mbps出れば良い方です。
    • 格安スマホは無線LAN(Wi-Fi)のリンク速度が300Mbpsや433Mbpsと表示されても下りの実効値は40~70Mbps程度になるものが多いです。



光BBユニット利用時のグローバルIPv4アドレスを変更するには


【 PPPoE接続の場合 】

  • PPPoE IPv4なら切断→接続するだけでグローバルIPv4アドレスが変わります。
    • PPPoE接続用の認証ID(接続ID/接続アカウント)とパスワードは契約時に受信したSMS、または郵送された書類に記載されていますのでそれを無線LANルーター等に登録してPPPoE接続が出来るようにようにしてください。
    • 切断→接続はPPPoE接続設定を登録している機器(無線LANルーター等)で行って下さい。
    • IPv6高速ハイブリッド(IPoE IPv6+IPv4)とPPPoE IPv4の同時接続方法は後述する方法を参考にしてください。

【 IPv6高速ハイブリッドの場合 】

  • IPv6高速ハイブリッド(IPv4 over IPv6)のグローバルIPv4アドレス変更はPPPoEのように簡単には行きません。接続方式変更の手続き(IPv6高速ハイブリッドを無効にしてから有効にする手続き)が必要になります。
    【 Yahoo!BB光(Yahoo!BB With フレッツ光)】と【 ソフトバンク光 】の手続方法は共通です。
    2019年2月に「インターネット(Web)から手続きする場合」の方法でグローバルIPv4アドレスが変更されることを確認しましたが、今後も同じ方法で変わるかどうかは保証出来ません。
  • 注意:ホワイト光電話をご利用中の場合、電話番号が変わる可能性が高いため(IPv6高速ハイブリッドを解約し再契約する必要があるため)グローバルIPアドレス変更をオススメしません。以下、申込時のメールからの引用
    「サービスタイプをIPv4 PPPoE接続方式に変更された場合は、ホワイト光電話をご利用いただけなくなりますので、サービスタイプ変更日をもって解約とさせていただきます。なお、月額利用料金はサービスタイプ変更日に関わらず月末まで発生いたしますので、あらかじめご了承ください」

  • 電話で手続きする場合(
    • サポートセンターに電話して手続きする場合、接続方式変更(IPv6高速ハイブリッドの無効化)を申し込んで下さい。
      • 申し込んでから変更手続きが全て完了するまで光BBユニットの取り外し、及びHGWや光BBユニットの設定を何も変更せずそのままにしておいてください。光BBユニットを外したり、HGWや光BBユニットの設定変更を行うと切り替わらない場合があります。希望日の翌日を過ぎても切り替わらなかった場合は こちら 
    • 翌日以降にIPv6高速ハイブリッドが無効になったか確認してください(前述の「光BBユニットを接続してもIPv6高速ハイブリッドが有効にならないんだけど?」を参考にしてください)
      • 確認が出来たらIPv6高速ハイブリッドを申し込んで下さい。

  • インターネット(Web)から手続きする場合(
    • 接続方式変更のお申し込み」から申し込む
      (上記リンク先からログインや手続きが出来ない場合はこちら(My SoftbankとBB会員サービスの2つにログイン方法が分かれているので注意してください)からログインし、上記のリンク先を開いてください)
    • 「接続方式変更希望日」で「それ以外」を選択し、翌日(以降)を指定する。
      • 変更予定日は希望日またはその翌日に行うとの注意書き有り。
      • 申し込んでから変更手続きが全て完了するまで光BBユニットの取り外し、及びHGWや光BBユニットの設定を何も変更せずそのままにしておいてください。光BBユニットを外したり、HGWや光BBユニットの設定変更を行うと切り替わらない場合があります。希望日の翌日を過ぎても切り替わらなかった場合は こちら 
    • PPPoEへ切り替わったのを確認し、翌日なったら(2時間経過したら?)接続方式変更のお申し込みをする。
    • 申込みしてから最短で約30分、最長で2日程度でIPv6高速ハイブリッドへ切り替わるはずです。3日経過しても切り替わらない場合は問い合わせてください。

  • 以下は私がインターネット(Web)から手続きを試したときの詳細です。
    手続き開始から完了するまでに要した時間は約44時間ですが、IPv6高速ハイブリッドが利用出来なかった時間(PPPoE接続になっていた時間)は3時間弱でした。
    • 2019年2月5日の7時頃(24時間表記)、PPPoE接続への変更(IPv6高速ハイブリッド無効化)を申し込み開始。
      • 接続方式変更希望日を「2019年2月6日」にする(入力欄の右側にカレンダーアイコンがあるのでそれをクリックして希望日を選択)
    • 5日の9時半頃に「接続方式 変更受け付けのお知らせ」(メール送信時刻8時46分)が届いていることに気づく。
    • 7日の0時16分頃に切断されると同時に光BBユニットが強制再起動されたので2~3分程待つ。BBユニットの設定を開いてIPv6モードが非表示になっているのを確認(PPPoE接続になっているのを確認)。
    • 7日の1時頃に(PPPoEに切り替わって1時間未満で)申し込みを行ったところ「操作を受け付けられませんでした。接続変更希望日過ぎのため、接続方式変更取消(IPv6→IPv4)の お申し込みができません。[MEM094-1226-0。03]」と表示されたので申し込み出来ず。
    • 7日の2時30分頃に再申し込みを行ったところ上記エラーが出なかったので手続きを開始する。
      • NTTの顧客情報(お客様IDと契約者など)が一致しないので再入力を求められました。お客様ID(CAF~)は一致していたので修正せず、契約者と申込者のフリガナを半角カタカナから全角カタカナへ修正(恐らくこれだけでいけたはず)、メールアドレスが空欄だったのでClub-West(NTT西日本)で利用しているメールアドレスを入力(恐らくメールアドレス入力は不要)したところNTT顧客情報と一致しました。私はYahooBB光+フレッツ光ネクストなのでNTT顧客情報の修正が必要だったと思われます。ソフトバンク光の場合は修正を求められないかもしれません。
      • 次に「お申込み内容」と「フレッツ・v6オプション」にチェック(この2つにチェックしないと申し込めない)、「光BBユニットオプションサービス」はチェックなし(手元にあるため不要)で申し込む。(ここをクリックで参考画像を別タブで表示)
    • 7日の3時5分頃に(申込み完了から30分ほどで)切断されると同時に光BBユニットが強制再起動されたので2~3分程待つ。BBユニットの設定画面を開き「IPv6モード」と表示されていることを確認。
      • 切り替わった後(3時15分頃)に気づいたのですが「IPv6 IPoE+IPv4接続方式変更受け付けのお知らせ」(メール送信時刻は2時34分)と「「IPv6 IPoE+IPv4接続方式」ご利用開始のお知らせ」(メール送信時刻は3時05分)の2通が届いていました。

  • 3月(前回から1ヶ月以上経過後)に2度目のインターネット(web)からの手続きを試してみました。
    前回との相違点、及び気になった部分を書きます。
    • 13時頃に接続方式変更のお申し込み(PPPoE接続への変更申し込み)を行いました。
    • 変更希望日(申込日の翌日)の22時頃はPPPoE接続へ切り替わっていませんでした。翌朝の5時頃に確認したところPPPoE接続へ切り替わっていたので接続方式変更のお申し込み(IPv6高速ハイブリッドへの変更申し込み)を行いました。
    • NTTの顧客情報(お客様IDと契約者など)が一致しないので再入力を求められました。半角カタカナから全角カタカナへの修正は毎回必須なのかもしれません。
    • 申し込み完了から約1時間後に切断され、IPv6高速ハイブリッドへ切り替わりました。

  • IPv6高速ハイブリッドからPPPoEへ切り替わらなかった場合(
    • 光BBユニット E-WMTA 2.2
      Yahoo(ソフトバンク)側からのリモート操作でPPPoE接続に切り替わらなかった場合は光BBユニットを交換しないといけないのでサポートに問い合わせてから返却してください(切り替わった場合は返却しなくていいです)。サイズ的には日本郵便のレターパックに入るようです。送料は着払いでいいようです。レターパックの受付は郵便局はもちろん、一部のコンビニでも可能です。
    • 光BBユニット E-WMTA 2.3
      公式サイトに「WEB UI(172.16.255.254/6to4)より、お客さま自身で切り替えをお願いします。」と記載されているので自分で切り替えてください。
    • 切り替わったのを確認してから最短で2時間後(または翌日)に接続方式変更のお申し込みからIPoE IPv6+IPv4(IPv6高速ハイブリッド)を申し込む



IPv6高速ハイブリッドとPPPoE接続を併用するには

概要と注意点

  • PPPoE接続はIPv6高速ハイブリッドと同時接続可能(切替え可能)です。例えば以下のことが出来ます。
    • パソコンはIPv6高速ハイブリッドで動画を視聴しつつ、スマホはPPPoE接続でネットサーフィンといった同時利用。
    • 通常は全ての端末(パソコンやスマホ)をIPv6高速ハイブリッドで接続しているけど1台だけPPPoE接続へ切り替え、その後、IPv6高速ハイブリッドへ戻す。
    • 5chへの書き込み時のIDやIPアドレスを変更したい場合、書き込む端末をPPPoE接続に切り替え、PPPoE接続用ルーターの設定を開いてPPPoE接続の切断→再接続(またはPPPoE接続用ルーターの再起動)を行えばIDやIPアドレスが変わります。

  • 先ずはIPv6高速ハイブリッドが使える状態になっているのを確認してください。(前述の「光BBユニットを接続してもIPv6高速ハイブリッドが有効にならないんだけど?」を参考にしてください)
  • PPPoE接続にルーターを利用せずパソコンでPPPoE接続する場合は「その他 - ルーターを使わずにPPPoE接続する」を参照してください。
  • PPPoE接続用としてHGWを利用する場合、以降の説明の「ルーター」を「HGW」に置き換えて読んで下さい。※但し、私はHGWのレンタルなし(ひかり電話なし)なのでHGWの場合は対処法が違うかもしれませんのでご注意を。
  • HGW(ONU)から光BBユニットを外して、無線LANルーター(ルーターモード)を接続し、そのルーターにPPPoE接続設定を登録してPPPoE接続が出来ることを確認してください。
    • PPPoE接続用の認証ID(接続ID/接続アカウント)とパスワードは契約時に受信したSMS、または郵送された書類に記載されています。
  • 後は5chのSo-netスレのレス10を参考に接続や設定を済ませればいいです。
    • 注意点としてIPoE接続とPPPoE接続のネットワークを直結(同一セグメントに設定)する場合、補足説明をよく読んでネットワークループ(パケットループ)を発生させないように設定してください。ループを発生させるとルーターに高負荷が掛かるため、不定期でネットワークダウンを繰り返し、接続が安定しなくなります。
    • Q.【ご参考】いまさら聞けないインターネット・ネットワーク概論
    • ひかり電話契約者等にNTTから貸し出されるHGW(ホームゲートウェイ)は「ONU機能」と「ルーター機能」の一体型機器ですが、ONU部とルーター部はUNIポート(カバーを外せば見えます)で接続されていいますので、UNIポートにスイッチングHubを経由させて分岐させれば、「例1. ハブで2台のルーターに分岐する」と同等のことは可能です。
    • 例3の下側の方法でネットワークを直結する(同じセグメント同士でネットワークを接続する)場合は、光BBユニットの設定変更を行う前に通常接続(ONU → 光BBユニット → 無線LANルーター)に戻してください。通常接続に戻さないまま光BBユニットを再起動(停電から復帰)するとIPv6高速ハイブリッドとPPPoEの両方共にインターネットに接続出来なくなる場合があります(私の環境では100%インターネットに接続出来なくなります)。LAN内は繋がります。もしそうなった場合は対処法を後述していますので参考にしてください。

私の環境においての設定や接続方法について

  • 私の環境はSo-netスレの例3の上側の方法だとPPPoE接続が出来ませんでしたので例3の下側の方法で接続しています。
    ネットワークグループ(セグメント)を統一するため、光BBユニットの192.168.3.xxxを基準として説明します。もし、別のネットワークグループ(セグメント)を利用する場合、セグメントの10と254(192.168.10.xxxと192.168.254.xxx)は光BBユニットの内部設定で利用されているため設定しようとするとエラーが出て設定出来ないので注意してください。
    以下、私の環境での設定例です。


無線LANルーターの設定

  • HGWを無線LANルーター(PPPoE接続用のルーター)として利用する場合、「無線LANルーター」を「HGW」に置き換えてから読んで下さい。
    • ルーターモードです
    • PPPoE接続設定(IDとパスワード)を登録する
    • IPv6ブリッジ(パススルーと同じ意味)を有効にする。
      ※HGWをPPPoE接続用ルーターとして利用する場合は「IPv6パケットフィルタ」を無効にしてください。(無効にしないとIPv6高速ハイブリッドで繋がらないので既に無効になっているはずです)
    • PPPoEブリッジを無効にする(無線LANルーターでPPPoE接続するのでPPPoEブリッジは不要)
    • DHCPを無効にする
      ※DHCPはローカルIPv4アドレスの自動割当機能ですが、例3はネットワーク直結のためDHCPの競合が起きないように光BBユニットまたは無線LANルーターのどちらか片方のDHCPを無効にしなければなりません。光BBユニット2.2はDHCPを無効に出来ないため、無線LANルーターのDHCPを無効にする。
    • ルーターのローカルIPv4アドレスを 192.168.3.100 にする。
      ※パソコン(スマホ)側でローカルIPv4アドレスを自動取得にしている場合、前の手順でルーターのDHCPを無効にしているためローカルIPv4アドレスの再割当てが行われず、一時的にルーターの設定にアクセス出来なくなります。ルーター(192.168.3.100)にアクセスするにはパソコン側で固定ローカルIPv4アドレス(192.168.3.10など)を設定してください。もしくは光BBユニット(DHCP有効)のLAN端子とルーターのLAN端子をLANケーブルで接続することでパソコンにIPv4アドレスが割り当てられ、ルーターの設定(192.168.3.100)にアクセス出来るようになります。それでもパソコンからアクセス出来ない場合はパソコンを再起動してください。

光BBユニットの設定

  • 光BBユニットのセットアップメニューを開く( http://172.16.255.254/ ユーザー名は user パスの初期値は user)
  • PPPoEパススルーを無効(無線LANルーターでPPPoE接続するのでPPPoEパススルーは不要)
  • 「DHCP割当IPアドレス範囲」を192.168.3.101~192.168.3.254へ変更する(192.168.3.2~192.168.3.100までを固定IPアドレスとして利用するため)。但し、光BBユニットのポート転送(ポート解放)設定でDHCP割当IPアドレス範囲外のIPアドレスを指定しようとすると「転送先IPアドレスに誤りがあります」と表示されて設定が出来ない場合があります。その場合は後述する光BBユニットのポート転送(ポート開放)設定で「転送先IPアドレスに誤りがあります」となるを参考に設定を行って下さい。
    (光BBユニットのDHCPでMACアドレスごとにIPアドレスを固定する場合は「DHCP割当IPアドレスの範囲」を変更する必要はありませんが、他の設定方法も変わってくるのでここではDHCPでIPアドレスを固定する方法の説明は省きます)

「無線LANルーター」と「光BBユニット」の接続

  • LANケーブル2本で接続します。
    「無線LANルーターのLAN1」 と 「光BBユニットのWAN」 を接続(配線図の赤線)。
    「無線LANルーターのLAN2」 と 「光BBユニットのLAN2」 を接続(配線図の青線)。

パソコンのネットワーク変更方法(IPoEとPPPoEの切り替え)

  • ヴァルヘルIPコンフィグを使ってネットワーク設定を変更しています。ショートカット(lnk)を作れるのでデスクトップに配置やランチャー系ソフトに登録出来きて切替を簡単に行えます。私はWin10で利用しています。もし、Win2000/XP/Vista等で上手く動作しない場合は旧Verを試して下さい。
  • パソコンAのIPv4アドレス 192.168.3.10
    パソコンBのIPv4アドレス 192.168.3.11
    ローカルIPv4アドレスの指定(固定)方法は「windows IPアドレス 固定」などでググる
  • パソコンAとBのサブネットマスク 255.255.255.0
  • デフォルトゲートウェイ
    IPv6高速ハイブリッド接続用 192.168.3.1(光BBユニットのIPアドレス)
    PPPoE接続用 192.168.3.100(ルーターのIPアドレス)
  • デフォルトゲートウェイのメトリックの値についてですが、自動(Win10の初期設定)のときにレジストリ(HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\Tcpip\Parameters\Interfaces\{ネットワークアダプタのID} "DefaultGatewayMetric")を確認したところ値が 0 でしたので、私は 0(自動)を指定しました。
    他の値を指定する場合はWindowsサポートの「IPv4 ルート用の自動メトリック機能について」を参考にしてください。OSごとに値が異なるのでよく読んで指定したほうがいいです。
  • DNS
    ローカルIPアドレスを自動取得する場合はDNSサーバーを自動取得(指定も可能)するので特に気にする必要はありませんが、今回のようにローカルIPアドレスを固定する場合は必ずDNSを設定してください。DNSを未設定(または自動取得出来ない状態)だとインターネットに繋がりません。
    • ソフトバンクのマルウェアブロッキングサービス(標準機能)を利用する場合はデフォルトゲートウェイと同じIPアドレス(192.168.3.1または192.168.3.100)をDNSに設定してください。
    • マルウェアブロッキングサービス(標準機能)を無効にするにはGoogle Public DNS(8.8.8.8 と 8.8.4.4)などを利用してください。他のPublic DNSについては「Public DNS」などでググってください。DNSの変更方法は「Win10 DNS設定」などでググってください。
    • 一部Webページ(サイト)に於いてWebページを開くときに引っかかりがある場合、Public DNSを利用することで改善されることがあります。
    • DNSサーバーの混雑やトラブルでWebページが開けなかったり、インターネットにアクセスできない場合があります。ヴァルヘルIPコンフィグの設定にDNSだけを変えたものを追加登録しておくと簡単に変更出来て便利です。
  • IPoE接続とPPPoE接続の切り替えにおいて、デフォルトゲートウェイだけが違う場合(ローカルIPv4アドレスが同じ場合)、切り替え後に以下のエラーメッセージが表示される場合があります。表示されても特に問題はありません。Windowsを再起動すると表示されなくなるようです。

スマホやタブレットのネットワーク変更方法(IPoEとPPPoEの切り替え)

  • スマホの基本機能(Wi-Fi接続切り替え)と無線LANルーターの接続先(複数のSSID)を利用します。
  • スマホのWi-Fi設定(WLAN設定)は「歯車マーク(設定)」から辿って開く、または画面上端から下へスワイプするとWi-Fiアイコン等が表示されるので、そのWi-Fiアイコンを長押ししてWi-Fi設定を開く方法があります。
  • 一般的な無線LANルーターにはSSIDが4つ(2.4Ghz用2つ、5.0Ghz用2つ)ありますので、その1つをIPoE接続用、もう1つをPPPoE接続用として利用することをお勧めします。SSID名は変更が出来ますので、判りやすいようにPPPoE接続用に使用するSSIDには最後にP等を付け加えるといいかもしれません。
    私はIPoE接続用に2.4Ghzと5.0GhzのSSIDを1つずつ、PPPoE接続用に2.4GhzのSSIDを1つ、残りの1つ(5.0Ghz)を無効にしています。
  • スマホのIPv4アドレス 192.168.3.20
    タブレットのIPv4アドレス 192.168.3.21
    スマホのローカルIPv4アドレスの指定(固定)方法は「android IPアドレス 固定」などでググる
  • サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSはパソコン用の設定と同じです。
  • IPoE接続とPPPoE接続の切替はスマホのWi-Fi設定(WLAN設定)を開いて目的の接続先(SSID)を選択するだけです。

その他 - ルーターを使わずにPPPoE接続する

  • ルーターを利用せず、光BBユニットの設定で「PPPoEパススルー」を有効にした状態でパソコンにPPPoE接続設定を登録すればPPPoEで接続することは可能です。注意点としてルーター無しだと通信が素通しになる(ルーターの簡易ファイヤーウォール機能が無い)ので、この状態での常時接続はリスクがあります。また、ルーターを使わない方法なのでPPPoEで接続出来るのは1台だけです。
  • PPPoE接続用の認証ID(接続ID/接続アカウント)とパスワードは契約時に受信したSMS、または郵送された書類に記載されています。
  • PPPoEの接続方法は以下をクリックしてください。Google検索窓が開きます。
    • Win7 PPPoE接続
    • Win8 PPPoE接続
    • Win8.1 PPPoE接続
    • Win10 PPPoE接続
      • Win10での不具合(Windows Updateで解決済み)
        Creators Update後からこの方法でPPPoE接続すると5~10分程度で切断される不具合が多発する場合があります。それとPPPoE接続が切断される(または手動で切断する)とネットワークに繋がらなくなるので「ローカルエリア接続」を無効→有効にすることでネットワーク(IPv6高速ハイブリッド)に繋がるようになります。
        この不具合を2018年6月に再確認したところ解消されていました。
        もしこの不具合が発生する場合はWindows Updateで最新状態にしてください。



IPv6高速ハイブリッドとPPPoE接続の併用環境にて光BBユニットを再起動(停電から復帰)したらインターネットに繋がらなくなったんだけど?


私の環境(5ch So-netスレ 例3下側の接続方法)では光BBユニットと無線ALNルーターでネットワーク直結(同じセグメントに)している状態において、光BBユニットを再起動(停電、設定変更などで再起動)すると100%インターネットに接続出来なくなります。IPv6高速ハイブリッドとPPPoE接続の両方共に接続が出来なくなります。LAN内は繋がります。

解決方法は至って簡単です。通常のLANケーブル配線(ONU→光BBユニット→無線LANルーター)に戻してから光BBユニットを再起動すればインターネットに繋がるようになります。

例えば併用する場合の接続はこのようになっています。


上記の状態から光BBユニットのWANに接続しているLANケーブルを外す。無線LANルーターのWANに接続しているLANケーブルを外し、それを光BBユニットのWANに接続する。LAN端子同士のバイパス(青線)は接続したままでいいです。(HGWをレンタルしていないので確かなことは言えませんが、HGWと光BBユニットを併用接続している場合はHGWのUNIポートのカバーを開け、挿してあるLANケーブルを抜き、抜いて空いたLAN接続端子(HGW内のONU)と光BBユニットのWANをLANケーブルで接続するといいかもしれません。ちなみにUNIポートに挿さっていた短いLANケーブルの反対側はHGW内のルーター部に繋がっています)


この接続になったら光BBユニットのセットアップメニューから再起動を行ってください。光BBユニットの電源を抜いて30秒ほど待ってから電源を入れる対処方法では上手くいかないことが何度かあったのでセットアップメニューから再起動したほうがいいかもしれません。再起動が終わってインターネットに接続されたのを確認したら併用接続用の配線に戻してください。

余談ですが、再配線が面倒なので併用接続状態のままで(接続を変更しないで)解決できないものかと試行錯誤していたとき、Windows側でIPアドレスの固定をしている状態だとゲートウェイアドレスが消えていることが何度かありました。BBユニットを再起動しても繋がらない場合はWindowsのネットワーク設定を確認したほうがいいかもしれません。



光BBユニットのポート転送(ポート開放)設定で「転送先IPアドレスに誤りがあります」となる


ググると多重ルーターの場合にこのメッセージが表示されるとの記事が多数ヒットしますが、ここでは多重ルーター以外で表示される場合のことを記しておきます。

【 IPアドレス/DHCPサーバで固定IPを割り当てている場合 】
光BBユニット設定の「IPアドレス/DHCPサーバ」にてMACアドレス毎に固定IPアドレスを割り当てる場合、「ポート転送設定」の「転送先IPアドレス」には「IPアドレス/DHCPサーバ」の「割当IPアドレスの範囲」で指定した範囲内のIPアドレスを指定してください。

【 IPアドレス/DHCPサーバで固定IPを割り当てていない場合 】
光BBユニット設定の「IPアドレス/DHCPサーバ」にてDHCPの割当IPアドレスの範囲を変更していて、且つ、DHCPの割当IPアドレスの範囲外のローカルIPアドレスを「ポート転送設定」の「転送先IPアドレス」に指定した場合に「転送先IPアドレスに誤りがあります」と表示されます。恐らく光BBユニットのバグだと思われます。

対処法1
(光BBユニット E-WMTA2.2なら)「IPアドレス/DHCPサーバ」の「割当IPアドレスの範囲」を2~254にし(初期設定なら192.168.3.2~192.168.3.254を指定し)、一番下の「OK」(設定の保存)をクリックしてください。再起動を促すメッセージが表示されますが再起動を行わず、「ポート転送」の頁を開けばポート転送が設定出来るはずです。設定が終わったら一番下の「OK」をクリックし、再起動せずにDHCPの「割当IPアドレスの範囲」を元に戻して「OK」をクリックしてから再起動してください。
以上で設定完了です。

※厳密には割当IPアドレスの範囲内に転送先のローカルIPアドレスが入っていれば設定が出来ます。
※ポート転送をUPNP(必要なポート転送を自動で行う)に任せていいのであれば、端末(ゲーム機など)とBBユニットのUPNPを有効にするだけです。

対処法2
DHCP(ローカルIPアドレスの自動割当機能)は値が小さいIPアドレスから割り当てる傾向にあります。一般的な家庭で接続する端末数(パソコンやスマホの合計)は20台以下であることが多いので、割当範囲内の値が大きいローカルIPアドレスを固定用として利用すればDHCPによる重複を回避出来る傾向にあります。
つまり(光BBユニット E-WMTA2.2なら)DHCPの割当範囲を初期値の 192.168.3.2 ~ 192.168.3.254 へ戻し、固定ローカルIPアドレスを 192.168.3.110 ~ 192.168.3.150 などにしておけばDHCPによってローカルIPアドレスが重複する可能性が低くなり、対処法1のような設定の煩わしさがなくなります。

※192.168.xxx.100 はバッファロー製ルーターのブリッジモード(アクセスポイントモード)、192.168.xxx.210(~211)はNEC製ルーターのブリッジモード用のローカルIPアドレスとして利用されます。あくまで自動で設定されるローカルIPアドレスなので設定にて他のローカルIPアドレスを割り当てることは可能です。



IPv6高速ハイブリッドで光BBユニット以外をルーターとして使うには


光BBユニットの設定でDMZを有効にし、転送先IPアドレスに無線LANルーター(ローカルルーターモード)のWAN側IPアドレスを指定してください。既存(市販)の無線LANルーター(無線LAN接続やポート解放設定など)をIPv6高速ハイブリッド(IPoE IPv6+IPv4)でそのまま使いたい場合に有効な手段です。

無線LANルーターの無線LAN(Wi-Fi)だけを利用したい場合(ルーティング設定やポート解放を光BBユニットに任せる場合)は無線LANルーターをブリッジモード(アクセスポイントモード)へ切り替えて利用してください。その場合、DMZ設定を行う必要はありません。

設定変更前の確認と注意点
IPアドレスは自分の環境のものに置き換えてください。
  • 無線LANルーター
    • WAN側IPアドレス 自動取得
      • 後で固定IPアドレスにします。
    • LAN側IPアドレス 192.168.0.1
      • 光BBユニットと同じセグメントにしないでください。光BBユニットの初期設定だとセグメントが3(192.168.3.***)なので192.168.0.1や192.168.1.1や192.168.20.1などなら大丈夫です。
  • 光BBユニット
    • LAN側IPアドレス 192.168.3.1
  • 注意点
    • 設定変更に利用するパソコン(またはスマホ)のIPアドレスを固定している場合、IPアドレスの自動取得へ変更してください。光BBユニットとルーターのネットワークグループ(セグメントと言われるIPv4アドレスの左から3つ目の値)が異なるためです。設定変更が終わったら元(固定IPアドレス)に戻してください。
    • セグメントの10と254( 192.168.10.xxx と 192.168.254.xxx )は利用出来ません。光BBユニットの内部設定でこのセグメントが利用されているため、設定しようとするとエラーが出て設定が出来ないようです。
    • NEC Atermの説明書内の用語を使っているため他メーカー製品では呼称が異なる場合があります。

DMZの設定手順
  • 光BBユニットの設定172.16.255.254を開く(ユーザー名とパスの初期設定は user と user です)。
    • DMZ設定で 192.168.3.200 を指定する。
      • 最も右側の部分(この例では200の部分)しか指定出来ません。指定範囲は0~255。DMZ対象を他と見分けやすくするため 100 や 200 などの3桁にしておいた方が良いと思います。他の端末(パソコン、スマホ、アクセスポイントなど)でIPアドレスを固定している場合はそれらと被らないようにしてください。
  • パソコンとルーターをLANケーブルで接続する(スマホでWi-Fi接続でも可)。
  • ルーターの設定(この例では192.168.0.1)を開いてログインする。
    • 「PPPoEルーターモード(初期設定)」から「ローカルルーターモード」に変更する。
    • IPv6ブリッジ(別名でIPv6トンネル、IPv6パススルーなど)を有効にする。無効のままでもIPv6高速ハイブリッドのIPv4(IPv4 over IPv6)で接続は出来ますが、出来ればIPv6で接続出来るようにしておいたほうが良いです。
    • 接続先設定(ローカルルーター)のWAN側IPアドレスを192.168.3.200、ネットマスクを /24(255.255.255.0)にする。
      • 光BBユニットのDMZ設定で指定したIPアドレス 192.168.3.200 をルーターのWAN側IPアドレスとして固定するための設定です。
    • 接続先設定のゲートウェイを192.168.3.1(光BBユニットのIPアドレス)にする。
    • ネームサーバー(DNS)のプライマリを 8.8.8.8、セカンダリを 8.8.4.4 にする。この例ではGoogle Public DNSですが、他のDNSでも問題ありません。
  • 以上の設定が済んだら
    HGW(ONU)- 光BBユニット - 無線LANルーター - パソコン(スマホ)
    というように接続すれば完了です。

この接続方法でIPv6高速ハイブリッドとPPPoEの併用(切替え)が出来るかどうかは未確認です。
私が所持しているルーターでは、ローカルルーターモードでPPPoEブリッジを有効に出来ないため(グレーアウトするため)この接続方法でPPPoEの併用は出来ませんでした。ローカルルーターモードでPPPoEブリッジが可能なルーターがあれば併用可能だと思われます。



IPv6高速ハイブリッドにしたらRadikoのエリア判定で別の都道府県になったんだけど?

そもそもIPアドレスで都道府県を判定することは出来ません。プロバイダーによってはホスト名に都道府県名が入っており、それを参考にRadiko側で判定しているに過ぎません。
IPv6高速ハイブリッド時のグローバルIPv4アドレスは半固定であるため(基本的にBBユニットレンタルを解約、またはIPv6高速ハイブリッドを解約しない限り変わらない)、Radikoの地域(エリア)判定を申し込めば1~3日ほどで対応されるようです。
3日経過しても対応されない場合はRadiko公式サイトの「ヘルプ」→「地域(エリア)判定について」→「今いるエリアの放送局を聴取できない (他のエリアの放送局が表示される)」を開き、後半部分の「上記で解決しない場合は、こちらからお問い合わせください。 」から問い合わせて下さい。
県外へ引っ越した場合は再度申し込んでください。

スマホならGPSでエリア判定が可能なのでGPSをオンにして利用してください。




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最終更新:2022年08月29日 00:29