しるがいあ
バルス!!
パーパルディア皇国の海軍施設で掃除夫として雇われていた初老の男。
皇国軍海将
バルスとは同窓生であり、かつては成績や運動能力などほぼ互角のライバルだったが、その「ほぼ」の分だけ彼よりも劣っていた。
そして数十年の年月が流れ、その差(具体的な経緯は不明だが)は皇国軍の将軍としがない掃除夫という残酷なまでに圧倒的なものになっていた。
なお、バルスの事は恨んだり妬んだりはしておらず、むしろ良き友人として誇りに思っており、同窓会の時もバルスが彼の事を忘れていなかった事は彼にとっては救いになっていたらしい。
しかし
日本国海上自衛隊の攻撃(
エストシラント沖大海戦)により、海軍本部ほか海軍施設は壊滅。バルスもそれに巻き込まれ死亡。一方その時外にいたシルガイアは攻撃に巻き込まれず生き残る。ある意味圧倒的な差により命を拾ったと言えるだろう。
さらには
カイオスのクーデター後、逃走中だった
レミールに遭遇。危うく口封じされかかるも返り討ちにし、彼女を捕らえた者として褒賞を得、後日、名誉職ではあるものの軍の高い地位に就くことになった。
なおこれは、彼が掃除夫のままでは非常に体裁が悪いと政府側が判断したため。
シルガイアも断る理由が無いため快諾したが、これが彼の女性観に思わぬ影響を及ぼすことに。
そんな彼はその後、何冊かの本を執筆・出版するなど文筆業でも成功。その中でも作中でのサクセスストーリーに関すると思われる、『人生は運』なる本はベストセラーになったという。
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〔最終更新日:2021年08月07日〕
最終更新:2021年08月07日 18:46