メイナード

めいなーど

グラ・バルカス帝国本国艦隊・第52地方艦隊、通称イシュタムの司令官。
青白い顔をした病人のような男で、それがイシュタムのもう一つの異名「死神」に、一役買っている可能性がある。

司令官および作戦家としては有能なようである。しかし性格的には真正のサディスト*1で、それゆえ上層部や軍の大半から疎まれていた模様。

作中では、中央歴1643年2月7日、バルチスタ沖大海戦で手薄になっているはずのムー本国を攻撃しようとする。しかしオタハイトとマイカルの両方を壊滅させるには戦力不足と判断。オタハイトに分遣隊8隻を向かわせ、自身は本隊を率いてマイカルを突こうとした。
ところが、マイカル沖で日本の海上自衛隊第4護衛隊群と交戦。(マイカル沖海戦

グラ・バルカス軍人の例に漏れず、日本が自国より強いとは夢にも思っておらず、第4護衛隊群司令・三浦から警告を受けても鼻で笑って拒否していた。
しかし、第4護衛隊群より90式艦対艦誘導弾の飽和攻撃を受ける。その結果ようやく日本の実力に気付くも、手遅れで艦隊は一隻残らず壊滅。本人も戦死した。

なお意外かもしれないが、この様な男でも祖国への忠誠心はちゃんと有った。自軍の艦が次々と撃沈され、帝国が日本の軍事力を誤認している事を知った時、『この事実を本国に知らせなければ亡国の道が見えている』と、死の恐怖に怯えながらも危機感を抱いていた。
その直後に戦死してしまったが、情報は生き残った部下たちによって何とか本国へ届けられることになる。
関連項目
人物グラ・バルカス帝国イシュタムマイカル沖海戦オタハイト沖海戦

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過去のコメント
  • 戦略目標を的確に把握した上で、目標達成のために現場判断で作戦を柔軟に変更できる、フォーク准将の完全上位互換(失敗したのは相手がわるすぎた・・・w - 名無しさん (2019-03-06 23:58:02)
    • 人間的にカスでも軍人としては有能だったんだなぁ - 名無しさん (2019-03-09 10:22:40)
    • 銀英伝のフォークの上位互換? それは違うな。こいつはサディストだったが、フォークは自信過剰の上プライドが高過ぎた。 - 名無しさん (2021-01-15 19:40:39)
  • 多少日光に当たればルックスは改善できたかも。麦が焼けて茶色くなるのを”メイラード反応”って言うくらいだし。 - ハインフェッツ (2019-03-12 16:17:12)

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最終更新:2021年01月15日 20:24

*1 後述の三浦の警告に対し、「君が捕虜になったら私の手で殺してあげよう」と言ってのけるほど。