我々は、提案した25の引継ぎパターンワークショップを開催しました。
その結果、24の新しい引き継ぎパターンがワークショップ参加者の皆さんから提案されました。
ここでは、新たに提案された23のパターンについて紹介します。
-システムの簡略化
引き継ぐ知識を簡単にするため、システムをシンプルにする。
-自動化
業務を自動化し、引き継ぎをなくす。
-再契約
現在の担当者を再度契約するために、給与を上げる
-リリーフピッチャー
社内で代用可能な人物を探す
-能力チェック
後任者が適任か確かめるためにテスト期間を設ける
-ランダム休暇
チームメンバーにランダムに休暇を取得させ、どういう事態になるのか確かめる
-違う後任者を見つける
テスト期間などがうまく行かなかった場合、他の後任者を探す
-過渡期のチーム
前任者が去る前にチームとして暫く彼の仕事を行う
-ペアリング
重要なタスクについては、2人以上の担当者を置く
-クロストレーニング
ローテーションを組んで、複数人で業務を交換する。
-必ず2人以上
仕事には、必ず2人以上の人間が関わる
-依存関係の解明
誰がどの知識を持っているのか明らかにする
-レビュープロセスの開発
ドキュメントのレビュー手順について、プロセスを開発する
-後任者による引き継ぎ文書の改善
後任者は疑問を文書に書き込み、その答えを文書に書き込む
-優先順位を決める
引き継ぎが、期間内に終わらないことが分かった時点で、引き継ぐ知識の優先順位を決める
-引き継ぎの価値の可視化
引き継ぎ失敗によるリスクを評価し、引き継ぎの価値を評価する
-やる気を出す
後任者をほめて、大量のインプットを覚えてもらう
-スポンサーによる公式プロジェクト化
引き継ぎを公式プロジェクトとして認識し、時間や人材を確保する
-異動の順番
人がどんどん移動するときは、一番知識や経験のある人を、最後に移動させる
-前任者と後任者の顔合わせ
引き継ぎ前に後任者と前任者で顔合わせをする
-プロの質問者
暗黙知をなくすため、良い質問をする人を引き継ぎにかかわらさせる
-新しい知識の創造
知識が失われてしまった際、新しいルールやシステムを作成する
-改悪の受け入れ
知識が失われてしまった際、機能の低下などについて受け入れる
最終更新:2017年01月14日 15:40