長年決算システムの担当をしてきたHiroが、海外赴任することとなり、Keiがその後任者となった。引き継ぎが完了し、Keiが着任した。着任直後、四半期決算のため繁忙期へと突入した。しかし、Keiは決算システムのような大規模なシステムの担当をしたことがなく、一人で業務をこなすことが難しくなっている。
異動後の体制でトラブルが発生しないようにするには、どうすべきか?
Keiは、今まで小規模なシステムしか担当しておらず、今回の担当システムについては、不慣れである。
JoeやYoshiakiは、決算システムについて多少知識がある。
簡単な問い合わせに応えるなど、担当者以外でも行うことができる業務がある。
横割りの雰囲気があり、担当者以外でも適宜協力して業務を行うことができる雰囲気である。
YoshiakiやJoeも、そのうち繁忙期に入り、Keiをフォローする余裕がなくなるが、今のところ、Keiの業務を手伝うだけの余力がある。
発展途上の後任者のフォローをみんなで行おう
Keiが業務に慣れるまで、JoeとYoshiakiは彼女をフォローすることにした。
異動直後の繁忙期を、KeiはYoshiakiとJoeのおかげで乗り切ることができ、業務にも少しずつ慣れていくことができた。
業務知識の拡散はこのパターンを実行するうえでの、必要条件である。またこのパターンがおこなわれることによって、後任者は業務内容について第三者に質問しやすくなり、
知識の目撃者を行いやすくなる。
最終更新:2016年12月08日 17:52