「派手に行くぜっ!」
【あらすじ】
ある日突然、「宇宙帝国ザンギャック」の大艦隊が地球を襲撃した。
宇宙の星々を支配し、全宇宙を我が物にしようとするザンギャックが、ついにその矛先を地球に向けたのだ。
地球人類が絶望に包まれる中、地球の平和を守り、人々の笑顔のために立ち上がったのは数々の悪から地球を守り続けてきた34組のスーパー戦隊だった。
最初のスーパー戦隊「秘密戦隊ゴレンジャー」のリーダー、アカレンジャーの号令で、182人の戦士達と「ザンギャック」の壮絶な戦いが始まった。
劣勢のスーパー戦隊達は全てのスーパー戦隊の力を合わせて発動した究極の合体技をザンギャックの大艦隊を目掛けて放ち、ザンギャックの撃退に成功。
だが、スーパー戦隊の戦士達は全ての力を失い、姿を消してしまった。
戦士達は伝説の存在になり、後に戦いは「レジェンド大戦」と呼ばれるようになった。
レジェンド大戦から数年後。長い時を経て地球侵攻を再開するザンギャック。
海賊船型の宇宙船ゴーカイガレオンに乗って宇宙を旅する5人の若者が地球に眠るという宇宙最大のお宝を求めて地球へ訪れた。
元々はお宝にしか興味が無く、地球を守る義務もない5人だったが、ザンギャックの地球侵略がお宝探しの邪魔になると考え、仕方なく戦う事を決意する。
海賊の如く豪快に、34組のスーパー戦隊から受け継いだ力を武器に、ザンギャックに立ち向かう、最強の5人の戦士達。
「ザンギャック」はそんな彼らをこう呼んだ、「海賊」と。
戦隊シリーズ35作目。
戦隊ヒーロー35周年記念作品で、メンバー全員が異星人というメンバー全員が「天使」と称される地球人類の亜種であったゴセイジャーに続く珍しい戦隊となる。
ゴーカイブルーのジョー・ギブケンは元ザンギャックのメンバー、ゴーカイピンクのアイム・ド・ファミーユは滅ぼされた星の元王女。
また、最大の特徴は「ゴーカイジャー全員がレンジャーキーというアイテムを使い、かつての戦隊ヒーローに変身できる」という点で、いわば戦隊版『仮面ライダーディケイド』といえる作品。
ただし、元ネタの戦隊で男性メンバーが変身した戦隊ヒーローをゴーカイジャーの女性メンバーが変身する場合はスーツにスカートが付くなど一部形状が変化する場合もある。
ロボもゴーカイジャーが所有する存在の他に、かつての番組に登場したマジドラゴンやガオライオンなどが追加パーツとして合体していくという方式を採用し、春の映画では199人の戦隊ヒーロー全員が登場するなど40周年を迎える仮面ライダーシリーズと同様のまさに"豪快"なシリーズ展開が行われた。
34戦隊から最低ひとりずつは"本人"が登場。
メタルヒーローの宇宙刑事ギャバンとのコラボ映画も作られるなど、35周年にふさわしい大作となった。
海外リメイク版では「パワーレンジャー・スーパーメガフォース」となり、前作の『天装戦隊ゴセイジャー』(『パワーレンジャー・メガフォース』)と地続きの作品。
パワーレンジャーシリーズ20周年記念作品ともなり、歴代の戦隊戦士がゲスト出演。
本作で怪人デザインを担当したデザイナーの韮沢靖氏は2016年2月に亡くなり、本作の怪人デザインが韮沢靖氏のスーパー戦隊シリーズでの最後の仕事となった。
最終更新:2018年02月01日 15:36