「私、宇宙の悪のコンサルタント、リ~~ッチハイカー教授です」

【名前】 リッチハイカー教授
【読み方】 りっちはいかーきょうじゅ
【声】 田中信夫
【登場作品】 激走戦隊カーレンジャー
【所属】 (宇宙暴走族ボーゾック)
【分類】 犯罪コンサルタント
【モチーフ】
【名前の由来】 リッチハイカー

【詳細】

失敗続きの「宇宙暴走族ボーゾック」の状態を見かねた「総長ガイナモ」が17話で呼びよせた犯罪コンサルタント。プライドが高く、性格はスケベでSッ気があり、「リーッチッチッチ」と笑う。
ボーゾックに来て最初の作戦を「馬鹿だから」という理由で「JJジェットン」を選んだにも関わらず作戦が失敗すると「あいつが力不足だったから」というなど、己の過ちは絶対認めない主義。

過去に「シグナルマン」に逮捕された事があり、「シグナルマン」を逆恨みしている。
人間(声を演じる田中信夫氏。)に変身する事ができる。なぜか「芋長の芋羊羹」でボーゾック構成員が巨大化する事を知っている。
「総長ガイナモ」にコンサルタント料として1800万円を要求するが、「タダにして」と言われてしまう(一応払ってはもらっていた。もっとも1800万円ではないが。)。

後にボーゾック祭りで全宇宙の悪のエネルギーを浴びてしまい、青い頭部が金色になった「リッチリッチハイカー教授」に変貌する。頭部が青い車を正面から見たような形になる。

考えた作戦は次の通り。
ワインに毒を盛り、毒殺を目論む。
怒りをコントロールする洋服をZZゼリに作らせ、シグナルマンに着せて暴走させる。
カーレンジャーの服を脱がし、夏風邪にさせ寝込ませ、その隙にチーキュを乗っ取る(あくまでカーレンジャーを殺すのが目的でなく、邪魔できなくさせるのが目的。)。
ボール爆弾で街を吹っ飛ばす。
自分達がカーレンジャーに勝てないのは疫病神に憑かれているからで(その場で考えた何の根拠も無い出鱈目)神に生贄としてカーレンジャーを捧げる(結果、カーレンジャーは死ぬ。という本末転倒なもの。)。
ボーゾック西瓜割り大会を開くのに、西瓜をチーキュで集める(カーレンジャー関係なし)。

正直に言って、(ボーゾックには無い技術力を持ってはいるが)頭の悪さはボーゾックとそう変わらないレベル。

【リッチリッチハイカー教授】

「リッチハイカー教授」が全宇宙の悪のエネルギーを浴びて宇宙一の邪悪になった状態。
青かった頭部が金色になり(青の反対の色は黄色すなわち金色)、服装も黒い部分と白い部分が反転している。

怪獣に似た巨大ロボ「ブレーキング」を開発。
「総長ガイナモ」に「よく低予算で作ったな!」と言われたが、不足資金はガイナモがゾンネットとの結婚資金として密かに貯金しておいた秘密定期預金を使う。ガイナモ、ゾンネットをボーゾックから追い出し、「発明家グラッチ」と「副長ゼルモダ」を買収。

ボーゾック2代目総長となって「学習するボーゾック」をめざす(この際「学習しないヤツはこうだ」と2体の兵士ワンパーを焼き殺し、残酷さにも磨きがかかった。)。
ブレーキングを使って、RVロボを奪い、次にブレーキングでビルを襲うが、Vファイヤー達の前に敗れ、「バリバリアン」まで吹っ飛ばされてしまう。

ブレーキングを改造、「改造ブレーキング」に強化して再度カーレンジャーに挑み、「VRVマスター」を人質にとって爆弾で攻撃するがファイヤーファイター達に跳ねかえされてしまう。
その後、VRVロボのビクトリーツイスターで改造ブレーキングは倒され、爆発に巻き込まれて亡くなった(「カーレンジャーって、すごく強かったんですねぇぇ!」と発言。)。

【余談】

初登場回の予告編は本編映像の流用ではなく新撮のものだったが、なぜか頷いているだけで一言も喋らなかった。
「百化繚乱」によれば、元々はデザイナーが自分が新キャラVRVマスターを担当すると勘違いして構想したキャラ。
ボーゾック幹部で唯一脱落したキャラ(厳密には幹部ではない。)。

演じる田中信夫氏は前作までに数作のスーパー戦隊のナレーションを当てており、レギュラーキャラを当てるのは初めて、以降は10年後の『轟轟戦隊ボウケンジャー』の「ミスター・ボイス」役までレギュラー出演はない。
2018年10月に亡くなり、本作が怪人役として最後の出演となる。

最終更新:2018年10月20日 15:39