「今、その力が全開する。」
【あらすじ】
西暦2004年。
人類基盤史研究所、通称「BOARD」は「ヒトが地球を制した背景には、進化論では説明できない理由が存在する」との仮定に立ち、理由を究明するのに作られた機関。
彼らは探求の末、不死の生命体を発見し、これらが様々な生物の祖だとした。
怪物達は「アンデッド」と名付けられた。
数年前、突如「アンデッド」の大半の封印が解かれ、人間を襲い始めた。
BOARDは所長の烏丸啓の指揮の下、「アンデッド」の封印を行うべく、「アンデッド」の能力を応用した特殊装備ライダーシステムを開発。
BOARDの新人職員の剣崎一真は先輩の橘朔也と共に、バットアンデッドの封印に当たっていた。
だが、剣崎=ブレイドは「アンデッド」を前にほとんど何も出来ず、橘=ギャレンに助けられてようやく封印に成功。そんな2人に、白井虎太郎という青年が唐突に取材を申し入れてきた。
虎太郎は「仮面ライダー」という都市伝説を追っており、先ほどの始終を見て、剣崎達こそが「仮面ライダー」だと確信していた。突然の取材オファーに剣崎達は困惑。
その夜、BOARDは「アンデッド」の襲撃を受けて壊滅した。
生き残った研究員の広瀬栞はかねてから烏丸所長との間に確執のあった橘朔也に疑惑の目を向ける。
「アンデッド」が何故今になって解放されたのか、現代において再開されたバトルファイトに生き残るものは誰なのか。
平成仮面ライダー5作目。
『仮面ライダー龍騎』でブレイクしたカードを使う仮面ライダーの二作目。
「トランプ」をモチーフとし、カードを組み合わせる事で様々なコンボを発動して戦うのが特徴。
作品より劇中挿入歌にライダー変身者が歌う曲が出始める。
出演者の滑舌が悪く、ネット上では「オンドゥル語」と呼ばれるネタにされるが初期のメイン脚本家・今井詔二氏の特撮番組での実績のなさが原因で、今井脚本の大半に見られる糾弾シーンが発端となっている。
初期の怪人は今井脚本の大半で後編の序盤に封印される事が多々あった。
前年の『爆竜戦隊アバレンジャー』など実績のある會川昇がメイン脚本家に就任した終盤の盛り上がりは評価も高く、後期OP「ELEMENTS」は当時仮面ライダーの主題歌としては最大の売上を示した。
最終更新:2017年08月01日 09:01