出典・資料、謝辞

出典、資料

 情報というものは一般的に時代が進む程、研鑽されて信憑性がましてくる筈ですが、カメラ関係は十分な検証がされないまま過去文献の子引き孫引きが横行しているのが現状です。
 従ってある程度古い資料に目を通す必要があります。
 また出版物である以上、誤植等が無いとも限りませんので、可能な限り複数の資料で整合性を取る必要があります。
 本サイトでは以下の資料を基本に構成しており、ほぼ間違い無い事であっても確定に値する資料が無いものは未確定扱いとしています。

【引用】
著作権法第32条
 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。

【出所の明示】
著作権法48条
 当該各号に規定する著作物の出所を、その複製又は利用の態様に応じ合理的と認められる方法及び程度により、明示しなければならない。

出典:著作権法

一次資料(確定資料)

 コニカから発信された情報で、誤植、誤表記も多少ありますが、信頼に値する確定資料として扱っています。
 社内資料等故、自社を美化したとみられる記述も散見されていますので、注意する必要があります。
 またコニカといえど後年の資料は過去の記事を引用したものも多く、そのまま信じるのではなく検証が必要になっています。
  • 実機、現物、実機確認と書かれているものは全て実際に手にして確認したもの
    • 物的証拠、現証として参考
  • 特許、商標
    • コニカから出願されたもの
  • 六櫻社「さくらの國」
    • 六桜社製品及び小西本店が取り扱う商品の販売促進を狙って発行された小冊子
  • 小西六「小西六サラリーマン」
    • 小西六会員向け製品紹介を中心とした冊子
  • 株式會社小西六 日本出版配給株式會社「胸の寫眞」
    • レントゲン間接撮影法の解説
  • 小西六写真工業株式会社「写真とともに百年」1973.3.15
    • 社史を流るるように綴った小西六の歴史書
  • コニカ株式会社「コニカ八王子工場25周年記念誌」1988.7.
    • コニカ25記念誌グループ編集による八王子工場を中心とした社内誌
    • 専門書でも資料でも無い為、内容が信頼出来るものと信頼出来ないものと差が激しい為、扱いに注意した
  • コニカ株式会社「Konica technical report」 Vol.1.(1988.1.)-Vol.16.(2003.1.)
    • コニカ社内での技術情報誌
  • 小西六写真工業株式会社さくらXレイ写真研究編集室編「さくらXレイ写真研究」
    • 医学関連商品を中心に取り扱った雑誌
  • 小西六写真工業株式会社さくらXレイ写真研究編集室編「さくらXレイ写真研究特集号:さくらXレイフィルム50年の歩み」1-5, 1983.
    • 上記を取りまとめたもの
  • コニカ株式会社広報室「コニカカメラの変遷」1999.
    • コニカが販売店等へ配布したパンフレット
  • その他メーカー製販売資料
    • パンフレット、広告等メーカーが直接監修したもので、出版社やショップ等の監修物は二次資料とする

二次資料(補足・予備資料)

 直接コニカから発信された資料ではないのですが、テーマと同一年代の資料には一定の信頼性があります。
 また、直接コニカ関係者が書いた記事は一定レベルの信頼性があり、そういった資料は二次資料であっても確定材料に用いています。
 注意すべきは、後年になる程うわさが記事に取り込まれて変質していますので注意が必要です。
  • 上田写真機店「最新写真機」
    • 当時販売されていた写真関連機材の紹介書
  • 上田写真機店「最新写真機第2編」1907.4.5
    • 上記の続編
  • 日本写真興業通信社「日本写真興業通信」
    • 写真業界誌
  • 写真月報
    • 国立国会図書館記録分
  • 社団法人 日本写真学会「日本写真学会会誌」
    • 写真および関連する分野の学理およびその応用の研究書
  • カメラタイムズ社「カメラタイムズ」1942.~
    • 戦後初期の写真業界の情報誌
  • 株式会社南江堂「エックス線間接撮影」1943.
    • 間接撮影法の記録
  • 株式会社アルス「國産カメラのが選び方」1949.11.10
    • 櫻井実氏が感ずるままに終戦後登場したカメラの特徴を書き綴った一冊
  • 株式会社アルス「CAMERA(カメラ)」1921.4.~1956.8.
    • 当時のポピュラーなアマチュア向け写真雑誌。
  • 株式会社アルス「CAMERA(カメラ)臨時増刊 国産カメラ全集 1956年版」1955.12.
    • カメラ年鑑の様なものであるが、完全網羅されている訳ではない。
  • 日本医用画像工学会「Medical imaging technology」1995.01. X線発見以後100年の技術発展の歴史年表
    • 医学関連冊子
  • 朝日新聞社(朝日新聞出版)「アサヒカメラ」1926.4.~2020.7.
    • カメラ、写真雑誌
  • 株式会社サンケイ出版「サンケイカメラ」1954.5.~
    • カメラ、写真雑誌
  • 株式会社東興社「日本写真機工業会編 戦後日本カメラ発展史」1971.
    • コニカに限らず多くの誤った情報発信の発端となった
    • 偽史誕生を語る引き合いとして取上げている
  • 株式会社朝日ソノラマ「カメラレビュー No.2」
    • カメラのメカニズム解説誌
  • 公益社団法人日本放射線技術学会「日本放射線技術学会雑誌」1980.
    • 間接撮影法の講演記録
  • 株式会社朝日ソノラマ「クラシックカメラ専科-10 小西六カメラの歴史」1987.9.30
    • 小西六特集号
  • 公益社団法人日本放射線技術学会「日本放射線技術学会雑誌」1987.
    • 間接撮影法を参考
  • 株式会社朝日ソノラマ「クラシックカメラ専科- カメラレビュー No.61」
    • コニカフレックスに関する記述をとコニカ Fのマニュアルや広告を参考にさせて頂いた
  • 株式会社朝日ソノラマ「クラシックカメラ選書-28 コニカカメラの50年」2003.12.30
    • 元コニカ重鎮・宮崎繁幹氏によるコニカ関連情報の編纂誌
  • 株式会社毎日新聞社「カメラ毎日」1954.〜1985.4.
    • カメラ、写真雑誌
  • 株式会社日本カメラ社「日本カメラ」1950.~
    • カメラ、写真雑誌
  • 株式会社日本カメラ社「カメラ年鑑」
    • カメラ機材紹介誌
  • 株式会社日本カメラ社「カメラとレンズの辞典」1961.10.
    • 愛宕通英著
  • アミコ出版社「コニカの使い方」1950.
  • アミコ出版社「コニカの完成」1954.
  • アミコ出版社「コニカグループ編 コニカIIIの使い方」1957.
    • 小西六関係者による小西六商品の販売促進を勧めた応用書
  • カメラコレクターズニュース社
    • カメラコレクターの粟野幹男氏が中心となり発行していた機関紙
  • FOTOSAGA(France)「300 Leica copies:And Cameras Showing Some Resemblance to the Leica」1990.
    • ライカコピー機を網羅した解説本
  • PHP研究所「1951年(昭和26年) 戦後日米関係年表」1995.
    • 終戦後の情報
  • 株式会社光画荘(株式会社写真工業出版社)「光画月刊」
    • 当時の記事を参照
  • 株式会社光画荘(株式会社写真工業出版社)「コニカの使い方」
    • 岩間倶久氏によるコニカの解説書
  • 株式会社写真工業出版社「写真工業」1952.6.~2008.12.
    • 小西六関連記事の内、信憑性の高い記事(関係者著)を参考
  • 臨川書店「戦後漫画のトップランナー 横井福次郎―手塚治虫もひれ伏した天才漫画家の軌跡 (ビジュアル文化シリーズ)」2008.
    • 清水 勲 (著), 鈴木 理夫
  • 国立科学博物館理工学研究部「わが国の双眼鏡製造技術の発達史」2008.11.22.
    • 西城惠一, 中島 隆
  • 関西大學商學論集「戦時・戦後復興期の日本貿易-1937~1955年-」2011.
    • 戦後の背景を参考

  • その他特に記載の無い写真等は、自分や以下協力を頂いている方々の提供です。


謝辞

  • このwikiを作成するにあたり、当方の協力依頼にご賛同頂いた皆様に感謝致します。
    • 芹沢光機様
    • kan様
    • dinosauria123様
    • 播磨屋 市蔵様
    • asukapapa様
    • 宗幸様
    • K.I.M様
    • 記憶カメラ様
    • 風箱様
    • K.Awane様
    • tri-chrome様
    • YV L 618様
    • 結衣奈様
    • よつぎん様
    • 武藤様
    • 馬込左兵衛尉節興様


その他

  • このwikiを作成するにあたり、利用させて頂いたソフトウェア
    • MIFES11
      • 歴史の長い高機能エディタ。
        MS-DOS時代から使用中。
        本文編集に活用。
    • DIBAS32
      • ねたろ氏作の画像編集ソフト。
        Windows95時代から継続使用中。
        主に写真の切出しや縮小、雑誌記事の画質調整等に活用。
    • D-Pixed
      • 土井淳氏作の256色画像編集ソフト。
        Windwos95時代からGIF対応版(Ver.2.09)を継続使用中。
        主に雑誌記事や当時の図面等のゴミ除去等で活用。
    • Adobe Photoshop 5.0J
      • 言うまでもない画像編集用ソフト。
        Windows95時代から継続使用中。
        主に上記ソフトで編集が難しい時に活用。
        今となっては軽快なのでだましだまし使ってます。
    • AR CAD
      • フリーで使えるCADソフト。
        必要にして十分な機能を備えつつ、扱いやすいので最近好んで使用。
        主にレンズの断面図等の作図で活用。


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最終更新:2023年02月14日 09:45