王の手

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王の手 - (2017/09/05 (火) 01:35:10) のソース

データ作成:マリモ
http://maki.wanwan-empire.net/group_viewer?id=91119
大部品:アンチマジックベリーの自生区域 は玄霧藩国の魔力触媒生産地(ぶそあさん作)からの流用

#contents
*部品構造

-大部品: 王の手 RD:15 評価値:6
--大部品: 玄霧藩国の王の手 RD:7 評価値:4
---部品: 玄霧藩国にもあった王の手
---部品: 復興した玄霧藩国
---部品: 魔力を吸って
---大部品: アンチマジックベリーの自生区域 RD:4 評価値:3
----部品: 自生した理由
----部品: 魔力吸収地帯
----部品: 魔力バランスの確認ができる
----部品: アンチマジックベリーの実
--大部品: 王の手の特徴 RD:5 評価値:3
---部品: 掌状の葉
---部品: ヘビイチゴとは異なる
---部品: よく見ると似ている
---部品: アンチマジックベリーの変異
---部品: 硬い
--大部品: 玄霧藩国での研究 RD:3 評価値:2
---部品: 「王の手」の「王の手」たる所以
---部品: 個人研究
---部品: 藩王の装備



*部品定義

**部品: 玄霧藩国にもあった王の手
王の手とは、砂漠に生えると言われる植物であり、森の国である玄霧藩国では見つかることはないと思われていた。

**部品: 復興した玄霧藩国
復興の途上で見つかった藩国内の魔力溜まりの辺縁にはアンチマジックベリーの群生地があった。アンチマジックベリー自体も、大破壊以前の玄霧藩国では見あたらないと言われていた植物であったが、もともと森の下生えとして見かけられる”雑草”でもあり、国内に生じていた魔力溜まりに引き寄せられるように自生したのもある意味当然といえる。

**部品: 魔力を吸って
アンチマジックベリーは魔力を大量に吸いとると、化石化した後砕けて砂になる。
森の魔力のバランスが崩れたときに藩国内に一時的に現れる小さな砂漠ともいうべき場所に、まれに、砂を這う草むらがみられるという報告が上がるようになったため、その植物の調査が行われた。

**部品: 自生した理由
もともと魔力だまりとなっている森と泉が存在し、漏れ出した魔力を吸収して成長したアンチマジックベリーが、結果的に森を囲むようにして自生したものと思われる。

**部品: 魔力吸収地帯
アンチマジックベリーが群生しているため、周辺の魔力を吸収している。
これは近づいた者の魔力も吸われてしまうため、特別な理由がない限り魔法使いは基本的に近寄ることは無い。
魔力熱の解熱剤の原料となったり、ベリータルトの材料となったりするため、誰も近寄らない、という訳ではなく、たびたび採取に訪れる者は存在するようだ。


**部品: 魔力バランスの確認ができる
アンチマジックベリーは大きく育つと化石となって砕け散り、周辺を砂漠にすると言われている。これは魔力を吸収し過ぎたときに起こる現象であるとされており、魔力だまりに魔力が集中しすぎていないかを確認するバロメーターとも言える。
万が一、周辺の砂漠化が確認された場合は速やかに藩王へ報告される。このとき、魔力触媒の収集と拡散に力を入れるなどの対策が取られる。
また、砂漠化したアンチマジックベリーの自生区域からは、「王の手」と呼ばれる変種が発見されることがあるらしい。

**部品: アンチマジックベリーの実
別名がヘビイチゴとよばれるアンチマジックベリーの実は、とりすぎない程度に収穫され、大神殿に供えられる。
名前がヘビイチゴなので、という理由とされているが、実際には祀られている白蛇様(ウィングバイパー神)の好物であるのを知っているものがいる為である。
特に見返りを求めるわけではないが、日頃お世話になっています。という気持ちはとても大事だ。

**部品: 掌状の葉
葉の周りが鋸歯状に切れ込んでちょうど掌から五本の指がのびるようにも見え、それを人の手、赤子の手のようだと見る者もいる。が、その小さな葉が「王の手」と呼ばれる由縁はよく知られていない。

**部品: ヘビイチゴとは異なる
葉の形状が異なる、赤い実をつけないなど見た目の様子がだいぶ異なるためアンチマジックベリーの近縁種であることに最初は気づかれなかったという。

**部品: よく見ると似ている
砂漠で砂の上を這う植生と、森の湿った土の上を好んで広がっていくアンチマジックベリーの草むらの様子は似ていないようで似ている、と考えたものがいて、古い言い伝えなどを検証し、この植物こそが「王の手」、すなわちアンチマジックベリー自ら変異した結果である植物であろうと突き止めたのであった。

**部品: アンチマジックベリーの変異
伝承では、王の手は、その昔シオネに用いられて世界を癒したアンチマジックベリーがシオネその人を助けるために自己改良して生まれた種、と言われている。

**部品: 硬い
アンチマジックベリーの変種ならばこの植物にも薬効が見られるのでは、と煎じてみたり粉にしよう試みられたり、いろいろと試行錯誤が行われたが、葉も茎も根も、がんとして香りすらたてなかった。やはり伝説はただの言い伝えか… 誰もがそう思ったが。

**部品: 「王の手」の「王の手」たる所以
研究の途中報告を受けて、自らも魔法医の力を学んでいる藩王、摂政以下政庁関係者たちが薬学研究室を訪れたその際に、「このように硬く、文字通り歯が立ちません」と渡された葉を指で軽く揉んだ藩王の手にだけ、うっすらと青さを思わせる草の匂いが移った。藩王以外ではその現象を再現することはできなかった。藩王はそのあと、「歯が立つのでは」と口にしようとしたがその場ではさすがに止められた。

**部品: 個人研究
王の手の研究は藩王が自らチームを率いて行うこととなりその結果は部外秘となったため、王の手の「薬効」が本当にあるのか、奇跡の治療の力をもつという伝承は本当なのか、どのように引き出すのかが世に知られることはなかった。

**部品: 藩王の装備
王の手は、アンチマジックベリーの群生地にいつも見られるわけではなく、砂漠化していてもごくまれにしかみつからないようである。その小さな茂みから摘み取った一株が王のポーチに常に入っており、それがなくなった頃、思い出したようにまた王の手は国内に姿を見せるとまことしやかにささやかれている。シオネを助けるために世に現れた植物が、ひとを癒し助けることを選んだ王とその国民へむけたささやかだが偉大なる親愛の証として。



*提出書式

  大部品: 王の手 RD:15 評価値:6
  -大部品: 玄霧藩国の王の手 RD:7 評価値:4
  --部品: 玄霧藩国にもあった王の手
  --部品: 復興した玄霧藩国
  --部品: 魔力を吸って
  --大部品: アンチマジックベリーの自生区域 RD:4 評価値:3
  ---部品: 自生した理由
  ---部品: 魔力吸収地帯
  ---部品: 魔力バランスの確認ができる
  ---部品: アンチマジックベリーの実
  -大部品: 王の手の特徴 RD:5 評価値:3
  --部品: 掌状の葉
  --部品: ヘビイチゴとは異なる
  --部品: よく見ると似ている
  --部品: アンチマジックベリーの変異
  --部品: 硬い
  -大部品: 玄霧藩国での研究 RD:3 評価値:2
  --部品: 「王の手」の「王の手」たる所以
  --部品: 個人研究
  --部品: 藩王の装備
  
  
  部品: 玄霧藩国にもあった王の手
  王の手とは、砂漠に生えると言われる植物であり、森の国である玄霧藩国では見つかることはないと思われていた。
  
  部品: 復興した玄霧藩国
  復興の途上で見つかった藩国内の魔力溜まりの辺縁にはアンチマジックベリーの群生地があった。アンチマジックベリー自体も、大破壊以前の玄霧藩国では見あたらないと言われていた植物であったが、もともと森の下生えとして見かけられる”雑草”でもあり、国内に生じていた魔力溜まりに引き寄せられるように自生したのもある意味当然といえる。
  
  部品: 魔力を吸って
  アンチマジックベリーは魔力を大量に吸いとると、化石化した後砕けて砂になる。
  森の魔力のバランスが崩れたときに藩国内に一時的に現れる小さな砂漠ともいうべき場所に、まれに、砂を這う草むらがみられるという報告が上がるようになったため、その植物の調査が行われた。
  
  部品: 自生した理由
  もともと魔力だまりとなっている森と泉が存在し、漏れ出した魔力を吸収して成長したアンチマジックベリーが、結果的に森を囲むようにして自生したものと思われる。
  
  部品: 魔力吸収地帯
  アンチマジックベリーが群生しているため、周辺の魔力を吸収している。
  これは近づいた者の魔力も吸われてしまうため、特別な理由がない限り魔法使いは基本的に近寄ることは無い。
  魔力熱の解熱剤の原料となったり、ベリータルトの材料となったりするため、誰も近寄らない、という訳ではなく、たびたび採取に訪れる者は存在するようだ。
  
  
  部品: 魔力バランスの確認ができる
  アンチマジックベリーは大きく育つと化石となって砕け散り、周辺を砂漠にすると言われている。これは魔力を吸収し過ぎたときに起こる現象であるとされており、魔力だまりに魔力が集中しすぎていないかを確認するバロメーターとも言える。
  万が一、周辺の砂漠化が確認された場合は速やかに藩王へ報告される。このとき、魔力触媒の収集と拡散に力を入れるなどの対策が取られる。
  また、砂漠化したアンチマジックベリーの自生区域からは、「王の手」と呼ばれる変種が発見されることがあるらしい。
  
  部品: アンチマジックベリーの実
  別名がヘビイチゴとよばれるアンチマジックベリーの実は、とりすぎない程度に収穫され、大神殿に供えられる。
  名前がヘビイチゴなので、という理由とされているが、実際には祀られている白蛇様(ウィングバイパー神)の好物であるのを知っているものがいる為である。
  特に見返りを求めるわけではないが、日頃お世話になっています。という気持ちはとても大事だ。
  
  部品: 掌状の葉
  葉の周りが鋸歯状に切れ込んでちょうど掌から五本の指がのびるようにも見え、それを人の手、赤子の手のようだと見る者もいる。が、その小さな葉が「王の手」と呼ばれる由縁はよく知られていない。
  
  部品: ヘビイチゴとは異なる
  葉の形状が異なる、赤い実をつけないなど見た目の様子がだいぶ異なるためアンチマジックベリーの近縁種であることに最初は気づかれなかったという。
  
  部品: よく見ると似ている
  砂漠で砂の上を這う植生と、森の湿った土の上を好んで広がっていくアンチマジックベリーの草むらの様子は似ていないようで似ている、と考えたものがいて、古い言い伝えなどを検証し、この植物こそが「王の手」、すなわちアンチマジックベリー自ら変異した結果である植物であろうと突き止めたのであった。
  
  部品: アンチマジックベリーの変異
  伝承では、王の手は、その昔シオネに用いられて世界を癒したアンチマジックベリーがシオネその人を助けるために自己改良して生まれた種、と言われている。
  
  部品: 硬い
  アンチマジックベリーの変種ならばこの植物にも薬効が見られるのでは、と煎じてみたり粉にしよう試みられたり、いろいろと試行錯誤が行われたが、葉も茎も根も、がんとして香りすらたてなかった。やはり伝説はただの言い伝えか… 誰もがそう思ったが。
  
  部品: 「王の手」の「王の手」たる所以
  研究の途中報告を受けて、自らも魔法医の力を学んでいる藩王、摂政以下政庁関係者たちが薬学研究室を訪れたその際に、「このように硬く、文字通り歯が立ちません」と渡された葉を指で軽く揉んだ藩王の手にだけ、うっすらと青さを思わせる草の匂いが移った。藩王以外ではその現象を再現することはできなかった。藩王はそのあと、「歯が立つのでは」と口にしようとしたがその場ではさすがに止められた。
  
  部品: 個人研究
  王の手の研究は藩王が自らチームを率いて行うこととなりその結果は部外秘となったため、王の手の「薬効」が本当にあるのか、奇跡の治療の力をもつという伝承は本当なのか、どのように引き出すのかが世に知られることはなかった。
  
  部品: 藩王の装備
  王の手は、アンチマジックベリーの群生地にいつも見られるわけではなく、砂漠化していてもごくまれにしかみつからないようである。その小さな茂みから摘み取った一株が王のポーチに常に入っており、それがなくなった頃、思い出したようにまた王の手は国内に姿を見せるとまことしやかにささやかれている。シオネを助けるために世に現れた植物が、ひとを癒し助けることを選んだ王とその国民へむけたささやかだが偉大なる親愛の証として。