あん摩マッサージ指圧師

「あん摩マッサージ指圧師」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

あん摩マッサージ指圧師」(2017/08/20 (日) 17:24:06) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#contents ページ作成 あご *部品構造 -大部品: 鍼灸師 RD:14 評価値:6 --部品: 鍼灸術とは --部品: 鍼灸の成り立ち --部品: 3年間の養成課程と国家試験 --部品: 医学の知識と理解 --部品: リスク管理 --部品: 禁忌部位 --部品: 鍼灸治療の禁忌 --部品: 清潔と消毒 --部品: 安全刺入 --部品: 四診能力 --部品: コミュニケーション能力 --部品: 自身の健康管理 --部品: 手ぬぐい --部品: 清潔な衣類 *部品定義 **部品: 鍼灸術とは 鍼術とは、鍼を用い身体の一定部位に接触または穿刺刺入し、生体に機械的刺激を与える施術方式である。 灸術とは、一定の方式に従い艾(もぐさ)を燃焼させ、またはそれにかわる物質を用いて身体表面の一定部位に温熱的刺激を与える施術方式である。 どちらも施術によって起こる効果的な生体反応を利用する。 生活機能の変調を矯正し、保健及び疾病の予防または治療に広く応用できる施術である。 **部品: 鍼灸の成り立ち 鍼灸治療の生まれは経験療法である。 原始的な人間が外傷を受けたり痛みを覚えたとき、本能的にその部に手を当て圧したり、舐めたり、泥や葉をつけるなどした。 やがて文明が進歩し火を利用するようになると、暖めることで局部の温熱が疼痛を軽減することを経験し、局所的温熱刺激である灸法が生まれた。 また、細くて鋭い石器で皮膚を切り、膿を排出させたりして疾病の治療ができることを経験し、以降道具の発達に従い金属製の鍼が治療に応用されるようになった。 そしてどちらもより効果的な場合に応じた治療が選択されるようになり、時間の経過とともにそれらの経験が集積されたと考える。 **部品: 3年間の養成課程と国家試験 鍼灸師になるためには「鍼師」と「灸師」の2つの国家資格が必要である。 国家試験の受験資格は、「鍼師」「灸師」の専門課程のある養成学校で3年以上養成課程を修了することで与えられる。 2つの専門課程は大部分で重なっており、国家試験も同日に開催されるため、同時に取得することが可能で、大半が同時に取得する。 国家試験で一定基準に達する点数をとり、合格した者のみが鍼灸師を名乗り業することを許可される。 **部品: 医学の知識と理解 鍼灸師は、患者の生体へ触れることを業とする。 そのため、筋・骨格・内臓・神経・脈管・感覚器などを主とした解剖学的知識や生理学への知識は基本となる。 また患者の病態を正しく把握するためにも病理学や臨床医学への理解も求められる。 **部品: リスク管理 施術における医療事故には十分気をつけ、危機意識を持つ。 環境、器具、作業方法、手順などを点検し適切な対策を行う。 常に安全に関する知識・技術の水準を一定に保ち、細心の注意を払い治療にあたらなければならない。 万が一事故が発生した時は速やかな処理対応をを行い損害を最小限にし、再発防止に努める。 **部品: 禁忌部位 刺鍼を避けるべき部位として、外生殖器、臍部、眼球、急性炎症の患部、新生児の大泉門などがある。 また、肺、胸膜、心臓、腎臓、脊髄および延髄などの中枢神経系、大血管などは刺鍼により障害が起こった場合は重篤な問題になりやすいので、特に注意が必要である。 灸術においては顔面部や化膿を起こしやすい部位、浅層に大血管がある部位、皮膚病の患部などへの直接灸は避ける。 **部品: 鍼灸治療の禁忌 鍼灸療法は生体の反応性を応用した治療であり、病態や症状の改善を目的に施術が行われてきたため、疾患名で絶対的な禁忌を定めることは難しい。 しかし、一般には ・安静が必要な場合 ・刺激を与えることで有害な作用を起こす場合 ・免疫機能が低下し、感染の危険性が高い場合 は鍼灸治療を避ける。 また、 ・妊娠中 ・救急救命や手術を必要としている場合 ・出血性の疾患 ・悪性腫瘍の腫瘍部への治療 も治療の選択をすべきでないとされている。 **部品: 清潔と消毒 手指を用い患者の体表に触れる施術のため、特に手指の清潔には注意しなければならない。 汚れが入らずまた患者の皮膚を傷つけぬよう指の爪は短く切り、ヤスリなどを用いて丸める。 施術開始前には石鹸水でよく洗い、クロルヘキシジン、含水アルコールなどを用いて消毒する。 感染症のリスクから、用いる道具も清潔と滅菌を心がける。 滅菌されていない道具を生体に用いることは禁止されている。 可能ならばディスポーザブル(使い捨て)タイプの道具を用いることが推奨されている。 **部品: 安全刺入 過剰な刺激や事故を防止するため、刺入深度と角度には細心の注意を払う。 解剖学構造を十分に理解し、患者の体格を考慮して、部位によっては刺入方向を横刺、斜刺などにして対応する。 **部品: 四診能力 四診とは「問診」「望診」「聞診」「切診」を表す言葉である。 「問診」とは患者本人から訴えや既往歴、全身の状態などを聞くことである。質問用紙に記入してもらう方法もあり、両方を併用することもある。 「望診」とは目で観察することである。顔色、全身の動きや姿勢、舌の状態などをよく診て病態の把握に努める。 「聞診」とは呼吸の状態、声の張りなどの音を聴くことと、口臭や排泄物の匂いをかいで判断することである。 「切診」とは患者に直接触れて診断するものをいう。脈の状態を診る脈診や腹を診る腹診もこれに含まれる。 鍼灸師は患者の状態を正しく把握し、治療に活かすためこの四診の能力が求められる。 **部品: コミュニケーション能力 患者と対話する必要があるためコミュニケーション能力は必須である。 それは上手な問診や説明ができるというだけではなく、良好な信頼関係を築くための力である。 患者のメンタルケアや術後の満足感にも深いつながりを持つ。 **部品: 自身の健康管理 患者を健康にするためにも、まずは自分自身が健康であることに気をつけねばならない。 自身のコンディションは治療の質にも影響するため、自己マネジメント能力が必要である。 **部品: 手ぬぐい 施術の際は清潔な手ぬぐいを使用するため、常に何本かの手ぬぐいを所持している。 およそ33センチ×90センチの綿でできた白地のものが一般的だが、意匠をこらしたものや染めがはいった手ぬぐいを好んで使用する施術者もいる。 いずれにせよ清潔を心がける。有事の際は引き裂いて包帯や三角巾の代用にもなる。 **部品: 清潔な衣類 服装に定めはないが、動きやすく清潔な衣類を着用する。 医師との区別をつけるため、淡色のケーシー型の白衣を着用するものが大半である。 外気温に応じて下にシャツを着る、上にパーカーを羽織るなどして調整する。 *提出書式 大部品: 鍼灸師 RD:14 評価値:6 -部品: 鍼灸術とは -部品: 鍼灸の成り立ち -部品: 3年間の養成課程と国家試験 -部品: 医学の知識と理解 -部品: リスク管理 -部品: 禁忌部位 -部品: 鍼灸治療の禁忌 -部品: 清潔と消毒 -部品: 安全刺入 -部品: 四診能力 -部品: コミュニケーション能力 -部品: 自身の健康管理 -部品: 手ぬぐい -部品: 清潔な衣類 部品: 鍼灸術とは 鍼術とは、鍼を用い身体の一定部位に接触または穿刺刺入し、生体に機械的刺激を与える施術方式である。 灸術とは、一定の方式に従い艾(もぐさ)を燃焼させ、またはそれにかわる物質を用いて身体表面の一定部位に温熱的刺激を与える施術方式である。 どちらも施術によって起こる効果的な生体反応を利用する。 生活機能の変調を矯正し、保健及び疾病の予防または治療に広く応用できる施術である。 部品: 鍼灸の成り立ち 鍼灸治療の生まれは経験療法である。 原始的な人間が外傷を受けたり痛みを覚えたとき、本能的にその部に手を当て圧したり、舐めたり、泥や葉をつけるなどした。 やがて文明が進歩し火を利用するようになると、暖めることで局部の温熱が疼痛を軽減することを経験し、局所的温熱刺激である灸法が生まれた。 また、細くて鋭い石器で皮膚を切り、膿を排出させたりして疾病の治療ができることを経験し、以降道具の発達に従い金属製の鍼が治療に応用されるようになった。 そしてどちらもより効果的な場合に応じた治療が選択されるようになり、時間の経過とともにそれらの経験が集積されたと考える。 部品: 3年間の養成課程と国家試験 鍼灸師になるためには「鍼師」と「灸師」の2つの国家資格が必要である。 国家試験の受験資格は、「鍼師」「灸師」の専門課程のある養成学校で3年以上養成課程を修了することで与えられる。 2つの専門課程は大部分で重なっており、国家試験も同日に開催されるため、同時に取得することが可能で、大半が同時に取得する。 国家試験で一定基準に達する点数をとり、合格した者のみが鍼灸師を名乗り業することを許可される。 部品: 医学の知識と理解 鍼灸師は、患者の生体へ触れることを業とする。 そのため、筋・骨格・内臓・神経・脈管・感覚器などを主とした解剖学的知識や生理学への知識は基本となる。 また患者の病態を正しく把握するためにも病理学や臨床医学への理解も求められる。 部品: リスク管理 施術における医療事故には十分気をつけ、危機意識を持つ。 環境、器具、作業方法、手順などを点検し適切な対策を行う。 常に安全に関する知識・技術の水準を一定に保ち、細心の注意を払い治療にあたらなければならない。 万が一事故が発生した時は速やかな処理対応をを行い損害を最小限にし、再発防止に努める。 部品: 禁忌部位 刺鍼を避けるべき部位として、外生殖器、臍部、眼球、急性炎症の患部、新生児の大泉門などがある。 また、肺、胸膜、心臓、腎臓、脊髄および延髄などの中枢神経系、大血管などは刺鍼により障害が起こった場合は重篤な問題になりやすいので、特に注意が必要である。 灸術においては顔面部や化膿を起こしやすい部位、浅層に大血管がある部位、皮膚病の患部などへの直接灸は避ける。 部品: 鍼灸治療の禁忌 鍼灸療法は生体の反応性を応用した治療であり、病態や症状の改善を目的に施術が行われてきたため、疾患名で絶対的な禁忌を定めることは難しい。 しかし、一般には ・安静が必要な場合 ・刺激を与えることで有害な作用を起こす場合 ・免疫機能が低下し、感染の危険性が高い場合 は鍼灸治療を避ける。 また、 ・妊娠中 ・救急救命や手術を必要としている場合 ・出血性の疾患 ・悪性腫瘍の腫瘍部への治療 も治療の選択をすべきでないとされている。 部品: 清潔と消毒 手指を用い患者の体表に触れる施術のため、特に手指の清潔には注意しなければならない。 汚れが入らずまた患者の皮膚を傷つけぬよう指の爪は短く切り、ヤスリなどを用いて丸める。 施術開始前には石鹸水でよく洗い、クロルヘキシジン、含水アルコールなどを用いて消毒する。 感染症のリスクから、用いる道具も清潔と滅菌を心がける。 滅菌されていない道具を生体に用いることは禁止されている。 可能ならばディスポーザブル(使い捨て)タイプの道具を用いることが推奨されている。 部品: 安全刺入 過剰な刺激や事故を防止するため、刺入深度と角度には細心の注意を払う。 解剖学構造を十分に理解し、患者の体格を考慮して、部位によっては刺入方向を横刺、斜刺などにして対応する。 部品: 四診能力 四診とは「問診」「望診」「聞診」「切診」を表す言葉である。 「問診」とは患者本人から訴えや既往歴、全身の状態などを聞くことである。質問用紙に記入してもらう方法もあり、両方を併用することもある。 「望診」とは目で観察することである。顔色、全身の動きや姿勢、舌の状態などをよく診て病態の把握に努める。 「聞診」とは呼吸の状態、声の張りなどの音を聴くことと、口臭や排泄物の匂いをかいで判断することである。 「切診」とは患者に直接触れて診断するものをいう。脈の状態を診る脈診や腹を診る腹診もこれに含まれる。 鍼灸師は患者の状態を正しく把握し、治療に活かすためこの四診の能力が求められる。 部品: コミュニケーション能力 患者と対話する必要があるためコミュニケーション能力は必須である。 それは上手な問診や説明ができるというだけではなく、良好な信頼関係を築くための力である。 患者のメンタルケアや術後の満足感にも深いつながりを持つ。 部品: 自身の健康管理 患者を健康にするためにも、まずは自分自身が健康であることに気をつけねばならない。 自身のコンディションは治療の質にも影響するため、自己マネジメント能力が必要である。 部品: 手ぬぐい 施術の際は清潔な手ぬぐいを使用するため、常に何本かの手ぬぐいを所持している。 およそ33センチ×90センチの綿でできた白地のものが一般的だが、意匠をこらしたものや染めがはいった手ぬぐいを好んで使用する施術者もいる。 いずれにせよ清潔を心がける。有事の際は引き裂いて包帯や三角巾の代用にもなる。 部品: 清潔な衣類 服装に定めはないが、動きやすく清潔な衣類を着用する。 医師との区別をつけるため、淡色のケーシー型の白衣を着用するものが大半である。 外気温に応じて下にシャツを着る、上にパーカーを羽織るなどして調整する。 *インポート用定義データ [ { "title": "鍼灸師", "children": [ { "title": "鍼灸術とは", "description": "鍼術とは、鍼を用い身体の一定部位に接触または穿刺刺入し、生体に機械的刺激を与える施術方式である。\n灸術とは、一定の方式に従い艾(もぐさ)を燃焼させ、またはそれにかわる物質を用いて身体表面の一定部位に温熱的刺激を与える施術方式である。\nどちらも施術によって起こる効果的な生体反応を利用する。\n生活機能の変調を矯正し、保健及び疾病の予防または治療に広く応用できる施術である。\n\n", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "鍼灸の成り立ち", "description": "鍼灸治療の生まれは経験療法である。\n原始的な人間が外傷を受けたり痛みを覚えたとき、本能的にその部に手を当て圧したり、舐めたり、泥や葉をつけるなどした。\nやがて文明が進歩し火を利用するようになると、暖めることで局部の温熱が疼痛を軽減することを経験し、局所的温熱刺激である灸法が生まれた。\nまた、細くて鋭い石器で皮膚を切り、膿を排出させたりして疾病の治療ができることを経験し、以降道具の発達に従い金属製の鍼が治療に応用されるようになった。\nそしてどちらもより効果的な場合に応じた治療が選択されるようになり、時間の経過とともにそれらの経験が集積されたと考える。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "3年間の養成課程と国家試験", "description": "鍼灸師になるためには「鍼師」と「灸師」の2つの国家資格が必要である。\n国家試験の受験資格は、「鍼師」「灸師」の専門課程のある養成学校で3年以上養成課程を修了することで与えられる。\n2つの専門課程は大部分で重なっており、国家試験も同日に開催されるため、同時に取得することが可能で、大半が同時に取得する。\n国家試験で一定基準に達する点数をとり、合格した者のみが鍼灸師を名乗り業することを許可される。", "expanded": true, "part_type": "part" }, { "title": "医学の知識と理解", "description": "鍼灸師は、患者の生体へ触れることを業とする。\nそのため、筋・骨格・内臓・神経・脈管・感覚器などを主とした解剖学的知識や生理学への知識は基本となる。\nまた患者の病態を正しく把握するためにも病理学や臨床医学への理解も求められる。", "expanded": true, "part_type": "part" }, { "title": "リスク管理", "description": "施術における医療事故には十分気をつけ、危機意識を持つ。\n環境、器具、作業方法、手順などを点検し適切な対策を行う。\n常に安全に関する知識・技術の水準を一定に保ち、細心の注意を払い治療にあたらなければならない。\n\n万が一事故が発生した時は速やかな処理対応をを行い損害を最小限にし、再発防止に努める。\n", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "禁忌部位", "description": "刺鍼を避けるべき部位として、外生殖器、臍部、眼球、急性炎症の患部、新生児の大泉門などがある。\nまた、肺、胸膜、心臓、腎臓、脊髄および延髄などの中枢神経系、大血管などは刺鍼により障害が起こった場合は重篤な問題になりやすいので、特に注意が必要である。\n灸術においては顔面部や化膿を起こしやすい部位、浅層に大血管がある部位、皮膚病の患部などへの直接灸は避ける。", "part_type": "part" }, { "title": "鍼灸治療の禁忌", "description": "鍼灸療法は生体の反応性を応用した治療であり、病態や症状の改善を目的に施術が行われてきたため、疾患名で絶対的な禁忌を定めることは難しい。\nしかし、一般には\n・安静が必要な場合\n・刺激を与えることで有害な作用を起こす場合\n・免疫機能が低下し、感染の危険性が高い場合\nは鍼灸治療を避ける。\nまた、\n・妊娠中\n・救急救命や手術を必要としている場合\n・出血性の疾患\n・悪性腫瘍の腫瘍部への治療\nも治療の選択をすべきでないとされている。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "清潔と消毒", "description": "手指を用い患者の体表に触れる施術のため、特に手指の清潔には注意しなければならない。\n汚れが入らずまた患者の皮膚を傷つけぬよう指の爪は短く切り、ヤスリなどを用いて丸める。\n施術開始前には石鹸水でよく洗い、クロルヘキシジン、含水アルコールなどを用いて消毒する。\n感染症のリスクから、用いる道具も清潔と滅菌を心がける。\n滅菌されていない道具を生体に用いることは禁止されている。\n可能ならばディスポーザブル(使い捨て)タイプの道具を用いることが推奨されている。", "expanded": true, "part_type": "part" }, { "title": "安全刺入", "description": "過剰な刺激や事故を防止するため、刺入深度と角度には細心の注意を払う。\n解剖学構造を十分に理解し、患者の体格を考慮して、部位によっては刺入方向を横刺、斜刺などにして対応する。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "四診能力", "description": "四診とは「問診」「望診」「聞診」「切診」を表す言葉である。\n\n「問診」とは患者本人から訴えや既往歴、全身の状態などを聞くことである。質問用紙に記入してもらう方法もあり、両方を併用することもある。\n「望診」とは目で観察することである。顔色、全身の動きや姿勢、舌の状態などをよく診て病態の把握に努める。\n「聞診」とは呼吸の状態、声の張りなどの音を聴くことと、口臭や排泄物の匂いをかいで判断することである。\n「切診」とは患者に直接触れて診断するものをいう。脈の状態を診る脈診や腹を診る腹診もこれに含まれる。\n\n鍼灸師は患者の状態を正しく把握し、治療に活かすためこの四診の能力が求められる。", "expanded": true, "part_type": "part" }, { "title": "コミュニケーション能力", "description": "患者と対話する必要があるためコミュニケーション能力は必須である。\nそれは上手な問診や説明ができるというだけではなく、良好な信頼関係を築くための力である。\n患者のメンタルケアや術後の満足感にも深いつながりを持つ。\n", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "自身の健康管理", "description": "患者を健康にするためにも、まずは自分自身が健康であることに気をつけねばならない。\n自身のコンディションは治療の質にも影響するため、自己マネジメント能力が必要である。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "手ぬぐい", "description": "施術の際は清潔な手ぬぐいを使用するため、常に何本かの手ぬぐいを所持している。\nおよそ33センチ×90センチの綿でできた白地のものが一般的だが、意匠をこらしたものや染めがはいった手ぬぐいを好んで使用する施術者もいる。\nいずれにせよ清潔を心がける。有事の際は引き裂いて包帯や三角巾の代用にもなる。 ", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "清潔な衣類", "description": "服装に定めはないが、動きやすく清潔な衣類を着用する。\n医師との区別をつけるため、淡色のケーシー型の白衣を着用するものが大半である。\n外気温に応じて下にシャツを着る、上にパーカーを羽織るなどして調整する。", "part_type": "part", "expanded": true } ], "expanded": true, "part_type": "group" } ]
#contents ページ作成 あご *部品構造 -大部品: あん摩マッサージ指圧師 RD:21 評価値:7 --部品: あマ指師とは --部品: あん摩マッサージ指圧とは --部品: 治療作用 --部品: 作用への理解 --部品: 3年間の養成課程と国家試験 --部品: 医学の知識と理解 --部品: 清潔と消毒 --部品: 禁忌症とその対応 --部品: 四診能力 --部品: コミュニケーション能力 --部品: 自身の健康管理 --部品: リスク管理 --部品: 手ぬぐい --部品: 清潔な衣類 --大部品: 信頼される施術者 RD:6 評価値:4 ---部品: 生涯研修 ---部品: 数々の臨床経験 ---部品: 包括的な思考 ---部品: 地域社会との連携 ---部品: 身近な存在 ---部品: 継続的な治療 --部品: 応急手当の知識と能力 *部品定義 **部品: あマ指師とは あん摩マッサージ指圧師は「あマ指師(あましし)」もしくはそれを更に縮めて「あまし」と俗称される。 「あん摩」「マッサージ」「指圧」それぞれの頭文字をとった略称である。 あん摩マッサージ指圧師は、「あん摩マッサージ指圧」の国家資格を持つものの名称である。 **部品: あん摩マッサージ指圧とは あん摩とは、術者の手指を用い、薄い衣服の上から遠心性(中心部から末梢にかけて)の刺激を強弱をつけて与える手技療法である。 主として筋肉へとアプローチし、筋組織の循環を向上させ生体の機能調節を図る。 マッサージとは、術者の手指を用い、生体の皮膚に直接求心性(末梢から中心)への刺激を与える施術である。 求心性の手技により、血液・リンパ液の還流を促し、新陳代謝機能の向上を図る。 指圧療法とは徒手を用いて、全身の体表に定められた部位を主に漸増、漸減の垂直圧の一点圧を遠心性(中心から末梢)に与える手技療法である。 押圧操作による圧反射機転により、生体に備わっている自然治癒力の働きを促進し、神経・筋の機能を調整する。 あん摩マッサージ指圧師はこれらあん摩・マッサージ・指圧それぞれの意義と効能の違いを理解し、その施術を使い分けることにより、患者の状況に合わせた適切な治療を選択し、行う。 **部品: 治療作用 あん摩マッサージ指圧により「興奮作用」「鎮痛作用」「反射作用」の3つの効果が期待できる。 「興奮作用」とは、病的に機能が減退した神経・筋に対して、その機能を高め減退している機能を回復させる作用のことである。 この手技は弱い刺激を与え、時間も短く行う。 運動麻痺、知覚鈍麻、知覚脱失などに対して治療効果があるのは主としてこの興奮作用によるものである。 「鎮痛作用」とは、病的に機能が亢進している神経や筋に対してその機能亢進を抑え、沈静させる作用のことである。 この手技は強い刺激を与え、時間も長く行う。 神経痛・筋痙攣・筋緊張・知覚過敏・筋肉痛などに対して治療効果があるのはこの鎮痛作用によるものが大きい。 「反射作用」とは、疾病部位から離れた部位に対して施術を行い、反転機能を解して神経や筋、内蔵などに刺激を与え、異常機能の調整を図る作用のことである。 興奮的効果と鎮痛的効果の両方が期待できる。 **部品: 作用への理解 あん摩マッサージ指圧師は、「その施術を行うことにより期待できる作用」への理解が必要である。 まんぜんと揉むだけ、押すだけではなく、如何なる目的でどこにどれくらいの刺激を与えるかを思考、選択することが大切だ。 生体の反応を観察し、適切な刺激量を与えることで十分な治療効果を挙げることができる。 **部品: 3年間の養成課程と国家試験 あん摩マッサージ指圧師になるためには、あん摩マッサージ指圧師の国家資格が必要である。 国家試験の受験資格は、あん摩マッサージ指圧の専門課程のある養成学校で3年以上養成課程を修了することで与えられる。 国家試験で一定基準に達する点数をとり、合格した者のみがあん摩マッサージ指圧師を名乗り業することを許可される。 **部品: 医学の知識と理解 あん摩マッサージ指圧師は、患者の生体へ触れることを業とする。 そのため、筋・骨格・内臓・神経・脈管・感覚器などを主とした解剖学的知識や生理学への知識は基本となる。 また患者の病態を正しく把握するためにも病理学や臨床医学への理解も求められる。 **部品: 清潔と消毒 手指を用い患者の体表に触れる施術のため、特に手指の清潔には注意しなければならない。 汚れが入らずまた患者の皮膚を傷つけぬよう指の爪は短く切り、ヤスリなどを用いて丸める。 施術開始前には石鹸水でよく洗い、クロルヘキシジン、含水アルコールなどを用いて消毒する。 **部品: 禁忌症とその対応 あん摩マッサージ指圧を行っても効果のない、あるいは施術により病状が悪化するものがある。 これを禁忌症と呼び、その施術は禁止されている。 もし患者が治療を求めてきた場合でも施術を行わず、上記のことを説明した上で適切な医師や病院に行くよう誘導、指示し、施術者もまた医師の判断を仰ぐ。 医師から施術するよう指示を受け、また施術者自身もその治療が適切であると判断した場合はこの限りではない。 以下に禁忌症の一例を示す。 ・急性の伝染病、熱性病 ・悪性腫瘍 ・急性中毒(昆虫毒・蛇毒など) ・急性炎症(虫垂炎など) ・出血性疾患(喀血、吐血、脳出血直後) ・外傷(創傷部、骨折、脱臼直後) ・重症の内臓疾患 **部品: 四診能力 四診とは「問診」「望診」「聞診」「切診」を表す言葉である。 「問診」とは患者本人から訴えや既往歴、全身の状態などを聞くことである。質問用紙に記入してもらう方法もあり、両方を併用することもある。 「望診」とは目で観察することである。顔色、全身の動きや姿勢、舌の状態などをよく診て病態の把握に努める。 「聞診」とは呼吸の状態、声の張りなどの音を聴くことと、口臭や排泄物の匂いをかいで判断することである。 「切診」とは患者に直接触れて診断するものをいう。脈の状態を診る脈診や腹を診る腹診もこれに含まれる。 あん摩マッサージ指圧師は患者の状態を正しく把握し、治療に活かすためこの四診の能力が求められる。 **部品: コミュニケーション能力 患者と対話する必要があるためコミュニケーション能力は必須である。 それは上手な問診や説明ができるというだけではなく、良好な信頼関係を築くための力である。 患者のメンタルケアや術後の満足感にも深いつながりを持つ。 **部品: 自身の健康管理 患者を健康にするためにも、まずは自分自身が健康であることに気をつけねばならない。 自身のコンディションは治療の質にも影響するため、自己マネジメント能力が必要である。 **部品: リスク管理 施術における医療事故には十分気をつけ、危機意識を持つ。 万が一事故が発生した時は速やかな処理対応をを行い損害を最小限にし、再発防止に努める。 **部品: 手ぬぐい 施術の際は清潔な手ぬぐいを使用するため、常に何本かの手ぬぐいを所持している。 およそ33センチ×90センチの綿でできた白地のものが一般的だが、意匠をこらしたものや染めがはいった手ぬぐいを好んで使用する施術者もいる。 いずれにせよ清潔を心がける。 有事の際は引き裂いて包帯や三角巾の代用にもなる。 **部品: 清潔な衣類 服装に定めはないが、動きやすく清潔な衣類を着用する。 医師との区別をつけるため、淡色のケーシー型の白衣を着用するものが大半である。 外気温に応じて下にシャツを着る、上にパーカーを羽織るなどして調整する。 **部品: 生涯研修 免許を取ったからそれで終わりというわけではなく、むしろ免許を取得し、臨床の現場に出てからが学修の本番である。 目の前の患者をばくぜんと治療していくだけではなく、症例ごとに真摯に向き合い生涯の研鑽を怠らないことが信頼に足る施術者への道筋である。 **部品: 数々の臨床経験 ベテランと呼ばれるあん摩マッサージ指圧師は、多数の症例を経験している。 書物や講義で学んだだけではなく、実際患者に触れ、治療し、その結果を診ることで更に次に活かせる。 一連の試行錯誤と経験は、治療の大切な指針である。 **部品: 包括的な思考 施術中に治療するだけではなく、患者をとりまく環境を幅広くとらえケアできることが期待される。 養生法の指導や健康づくりのアドバイスなど、単に症状だけを診るのではなく包括的に患者の生活を考えられてこそのベテランである。 **部品: 地域社会との連携 信頼できる施術者となるためには、地域の医療、福祉との連携が欠かせない。 患者を紹介する際には、患者について把握している内容を整理して正確に示した紹介書を書くことが推奨されている。 また逆に患者の紹介を受けた場合は、依頼された事項に対する反応や経過報告を行うことにより双方向性の医療、福祉が築かれる。 **部品: 身近な存在 施術者は、尊敬される存在であると同時に身近な存在であることも大事である。 治療に関する話だけではなく、少しの身体の変化や心に抱える悩みなども気軽に相談できるような信頼関係の構築に努める。 また負担なく治療に通える環境を作ることも大切だ。 **部品: 継続的な治療 悪化した症状を緩和させるだけではなく、継続的に治療を受けてもらうことで身体を健康な状態で保つことも大切である。 しかし、実際は症状が出てから治療を求める患者が多い。 継続的な治療を推進するためには、治療の必要性の十分な説明や、施術に対する満足感、爽快感、施術中の心地よさなど総じて高い水準が要求される。 それらをクリアし、病気の時も健康な時も継続的な治療を提供できてこそ信頼に足る施術者であるといえるだろう。 **部品: 応急手当の知識と能力 医療従事者として応急手当及び救命手当の知識と人命を救う勇気、つまり実行能力がある。 有事の際は傷病者や周囲を観察し、協力を求めることはもちろん、気道確保、心臓マッサージ、人工呼吸、止血などの手当てを状況に応じて適切に判断し、実行する。 *提出書式 大部品: あん摩マッサージ指圧師 RD:21 評価値:7 -部品: あマ指師とは -部品: あん摩マッサージ指圧とは -部品: 治療作用 -部品: 作用への理解 -部品: 3年間の養成課程と国家試験 -部品: 医学の知識と理解 -部品: 清潔と消毒 -部品: 禁忌症とその対応 -部品: 四診能力 -部品: コミュニケーション能力 -部品: 自身の健康管理 -部品: リスク管理 -部品: 手ぬぐい -部品: 清潔な衣類 -大部品: 信頼される施術者 RD:6 評価値:4 --部品: 生涯研修 --部品: 数々の臨床経験 --部品: 包括的な思考 --部品: 地域社会との連携 --部品: 身近な存在 --部品: 継続的な治療 -部品: 応急手当の知識と能力 部品: あマ指師とは あん摩マッサージ指圧師は「あマ指師(あましし)」もしくはそれを更に縮めて「あまし」と俗称される。 「あん摩」「マッサージ」「指圧」それぞれの頭文字をとった略称である。 あん摩マッサージ指圧師は、「あん摩マッサージ指圧」の国家資格を持つものの名称である。 部品: あん摩マッサージ指圧とは あん摩とは、術者の手指を用い、薄い衣服の上から遠心性(中心部から末梢にかけて)の刺激を強弱をつけて与える手技療法である。 主として筋肉へとアプローチし、筋組織の循環を向上させ生体の機能調節を図る。 マッサージとは、術者の手指を用い、生体の皮膚に直接求心性(末梢から中心)への刺激を与える施術である。 求心性の手技により、血液・リンパ液の還流を促し、新陳代謝機能の向上を図る。 指圧療法とは徒手を用いて、全身の体表に定められた部位を主に漸増、漸減の垂直圧の一点圧を遠心性(中心から末梢)に与える手技療法である。 押圧操作による圧反射機転により、生体に備わっている自然治癒力の働きを促進し、神経・筋の機能を調整する。 あん摩マッサージ指圧師はこれらあん摩・マッサージ・指圧それぞれの意義と効能の違いを理解し、その施術を使い分けることにより、患者の状況に合わせた適切な治療を選択し、行う。 部品: 治療作用 あん摩マッサージ指圧により「興奮作用」「鎮痛作用」「反射作用」の3つの効果が期待できる。 「興奮作用」とは、病的に機能が減退した神経・筋に対して、その機能を高め減退している機能を回復させる作用のことである。 この手技は弱い刺激を与え、時間も短く行う。 運動麻痺、知覚鈍麻、知覚脱失などに対して治療効果があるのは主としてこの興奮作用によるものである。 「鎮痛作用」とは、病的に機能が亢進している神経や筋に対してその機能亢進を抑え、沈静させる作用のことである。 この手技は強い刺激を与え、時間も長く行う。 神経痛・筋痙攣・筋緊張・知覚過敏・筋肉痛などに対して治療効果があるのはこの鎮痛作用によるものが大きい。 「反射作用」とは、疾病部位から離れた部位に対して施術を行い、反転機能を解して神経や筋、内蔵などに刺激を与え、異常機能の調整を図る作用のことである。 興奮的効果と鎮痛的効果の両方が期待できる。 部品: 作用への理解 あん摩マッサージ指圧師は、「その施術を行うことにより期待できる作用」への理解が必要である。 まんぜんと揉むだけ、押すだけではなく、如何なる目的でどこにどれくらいの刺激を与えるかを思考、選択することが大切だ。 生体の反応を観察し、適切な刺激量を与えることで十分な治療効果を挙げることができる。 部品: 3年間の養成課程と国家試験 あん摩マッサージ指圧師になるためには、あん摩マッサージ指圧師の国家資格が必要である。 国家試験の受験資格は、あん摩マッサージ指圧の専門課程のある養成学校で3年以上養成課程を修了することで与えられる。 国家試験で一定基準に達する点数をとり、合格した者のみがあん摩マッサージ指圧師を名乗り業することを許可される。 部品: 医学の知識と理解 あん摩マッサージ指圧師は、患者の生体へ触れることを業とする。 そのため、筋・骨格・内臓・神経・脈管・感覚器などを主とした解剖学的知識や生理学への知識は基本となる。 また患者の病態を正しく把握するためにも病理学や臨床医学への理解も求められる。 部品: 清潔と消毒 手指を用い患者の体表に触れる施術のため、特に手指の清潔には注意しなければならない。 汚れが入らずまた患者の皮膚を傷つけぬよう指の爪は短く切り、ヤスリなどを用いて丸める。 施術開始前には石鹸水でよく洗い、クロルヘキシジン、含水アルコールなどを用いて消毒する。 部品: 禁忌症とその対応 あん摩マッサージ指圧を行っても効果のない、あるいは施術により病状が悪化するものがある。 これを禁忌症と呼び、その施術は禁止されている。 もし患者が治療を求めてきた場合でも施術を行わず、上記のことを説明した上で適切な医師や病院に行くよう誘導、指示し、施術者もまた医師の判断を仰ぐ。 医師から施術するよう指示を受け、また施術者自身もその治療が適切であると判断した場合はこの限りではない。 以下に禁忌症の一例を示す。 ・急性の伝染病、熱性病 ・悪性腫瘍 ・急性中毒(昆虫毒・蛇毒など) ・急性炎症(虫垂炎など) ・出血性疾患(喀血、吐血、脳出血直後) ・外傷(創傷部、骨折、脱臼直後) ・重症の内臓疾患 部品: 四診能力 四診とは「問診」「望診」「聞診」「切診」を表す言葉である。 「問診」とは患者本人から訴えや既往歴、全身の状態などを聞くことである。質問用紙に記入してもらう方法もあり、両方を併用することもある。 「望診」とは目で観察することである。顔色、全身の動きや姿勢、舌の状態などをよく診て病態の把握に努める。 「聞診」とは呼吸の状態、声の張りなどの音を聴くことと、口臭や排泄物の匂いをかいで判断することである。 「切診」とは患者に直接触れて診断するものをいう。脈の状態を診る脈診や腹を診る腹診もこれに含まれる。 あん摩マッサージ指圧師は患者の状態を正しく把握し、治療に活かすためこの四診の能力が求められる。 部品: コミュニケーション能力 患者と対話する必要があるためコミュニケーション能力は必須である。 それは上手な問診や説明ができるというだけではなく、良好な信頼関係を築くための力である。 患者のメンタルケアや術後の満足感にも深いつながりを持つ。 部品: 自身の健康管理 患者を健康にするためにも、まずは自分自身が健康であることに気をつけねばならない。 自身のコンディションは治療の質にも影響するため、自己マネジメント能力が必要である。 部品: リスク管理 施術における医療事故には十分気をつけ、危機意識を持つ。 万が一事故が発生した時は速やかな処理対応をを行い損害を最小限にし、再発防止に努める。 部品: 手ぬぐい 施術の際は清潔な手ぬぐいを使用するため、常に何本かの手ぬぐいを所持している。 およそ33センチ×90センチの綿でできた白地のものが一般的だが、意匠をこらしたものや染めがはいった手ぬぐいを好んで使用する施術者もいる。 いずれにせよ清潔を心がける。 有事の際は引き裂いて包帯や三角巾の代用にもなる。 部品: 清潔な衣類 服装に定めはないが、動きやすく清潔な衣類を着用する。 医師との区別をつけるため、淡色のケーシー型の白衣を着用するものが大半である。 外気温に応じて下にシャツを着る、上にパーカーを羽織るなどして調整する。 部品: 生涯研修 免許を取ったからそれで終わりというわけではなく、むしろ免許を取得し、臨床の現場に出てからが学修の本番である。 目の前の患者をばくぜんと治療していくだけではなく、症例ごとに真摯に向き合い生涯の研鑽を怠らないことが信頼に足る施術者への道筋である。 部品: 数々の臨床経験 ベテランと呼ばれるあん摩マッサージ指圧師は、多数の症例を経験している。 書物や講義で学んだだけではなく、実際患者に触れ、治療し、その結果を診ることで更に次に活かせる。 一連の試行錯誤と経験は、治療の大切な指針である。 部品: 包括的な思考 施術中に治療するだけではなく、患者をとりまく環境を幅広くとらえケアできることが期待される。 養生法の指導や健康づくりのアドバイスなど、単に症状だけを診るのではなく包括的に患者の生活を考えられてこそのベテランである。 部品: 地域社会との連携 信頼できる施術者となるためには、地域の医療、福祉との連携が欠かせない。 患者を紹介する際には、患者について把握している内容を整理して正確に示した紹介書を書くことが推奨されている。 また逆に患者の紹介を受けた場合は、依頼された事項に対する反応や経過報告を行うことにより双方向性の医療、福祉が築かれる。 部品: 身近な存在 施術者は、尊敬される存在であると同時に身近な存在であることも大事である。 治療に関する話だけではなく、少しの身体の変化や心に抱える悩みなども気軽に相談できるような信頼関係の構築に努める。 また負担なく治療に通える環境を作ることも大切だ。 部品: 継続的な治療 悪化した症状を緩和させるだけではなく、継続的に治療を受けてもらうことで身体を健康な状態で保つことも大切である。 しかし、実際は症状が出てから治療を求める患者が多い。 継続的な治療を推進するためには、治療の必要性の十分な説明や、施術に対する満足感、爽快感、施術中の心地よさなど総じて高い水準が要求される。 それらをクリアし、病気の時も健康な時も継続的な治療を提供できてこそ信頼に足る施術者であるといえるだろう。 部品: 応急手当の知識と能力 医療従事者として応急手当及び救命手当の知識と人命を救う勇気、つまり実行能力がある。 有事の際は傷病者や周囲を観察し、協力を求めることはもちろん、気道確保、心臓マッサージ、人工呼吸、止血などの手当てを状況に応じて適切に判断し、実行する。 *インポート用定義データ [ { "title": "あん摩マッサージ指圧師", "children": [ { "title": "あマ指師とは", "description": "あん摩マッサージ指圧師は「あマ指師(あましし)」もしくはそれを更に縮めて「あまし」と俗称される。\n「あん摩」「マッサージ」「指圧」それぞれの頭文字をとった略称である。\nあん摩マッサージ指圧師は、「あん摩マッサージ指圧」の国家資格を持つものの名称である。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "あん摩マッサージ指圧とは", "description": "あん摩とは、術者の手指を用い、薄い衣服の上から遠心性(中心部から末梢にかけて)の刺激を強弱をつけて与える手技療法である。\n主として筋肉へとアプローチし、筋組織の循環を向上させ生体の機能調節を図る。\nマッサージとは、術者の手指を用い、生体の皮膚に直接求心性(末梢から中心)への刺激を与える施術である。\n求心性の手技により、血液・リンパ液の還流を促し、新陳代謝機能の向上を図る。\n指圧療法とは徒手を用いて、全身の体表に定められた部位を主に漸増、漸減の垂直圧の一点圧を遠心性(中心から末梢)に与える手技療法である。\n押圧操作による圧反射機転により、生体に備わっている自然治癒力の働きを促進し、神経・筋の機能を調整する。\n\nあん摩マッサージ指圧師はこれらあん摩・マッサージ・指圧それぞれの意義と効能の違いを理解し、その施術を使い分けることにより、患者の状況に合わせた適切な治療を選択し、行う。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "治療作用", "description": "あん摩マッサージ指圧により「興奮作用」「鎮痛作用」「反射作用」の3つの効果が期待できる。\n\n「興奮作用」とは、病的に機能が減退した神経・筋に対して、その機能を高め減退している機能を回復させる作用のことである。\nこの手技は弱い刺激を与え、時間も短く行う。\n運動麻痺、知覚鈍麻、知覚脱失などに対して治療効果があるのは主としてこの興奮作用によるものである。\n「鎮痛作用」とは、病的に機能が亢進している神経や筋に対してその機能亢進を抑え、沈静させる作用のことである。\nこの手技は強い刺激を与え、時間も長く行う。\n神経痛・筋痙攣・筋緊張・知覚過敏・筋肉痛などに対して治療効果があるのはこの鎮痛作用によるものが大きい。\n「反射作用」とは、疾病部位から離れた部位に対して施術を行い、反転機能を解して神経や筋、内蔵などに刺激を与え、異常機能の調整を図る作用のことである。\n興奮的効果と鎮痛的効果の両方が期待できる。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "作用への理解", "description": "あん摩マッサージ指圧師は、「その施術を行うことにより期待できる作用」への理解が必要である。\nまんぜんと揉むだけ、押すだけではなく、如何なる目的でどこにどれくらいの刺激を与えるかを思考、選択することが大切だ。\n生体の反応を観察し、適切な刺激量を与えることで十分な治療効果を挙げることができる。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "3年間の養成課程と国家試験", "description": "あん摩マッサージ指圧師になるためには、あん摩マッサージ指圧師の国家資格が必要である。\n国家試験の受験資格は、あん摩マッサージ指圧の専門課程のある養成学校で3年以上養成課程を修了することで与えられる。\n国家試験で一定基準に達する点数をとり、合格した者のみがあん摩マッサージ指圧師を名乗り業することを許可される。", "expanded": true, "part_type": "part" }, { "title": "医学の知識と理解", "description": "あん摩マッサージ指圧師は、患者の生体へ触れることを業とする。\nそのため、筋・骨格・内臓・神経・脈管・感覚器などを主とした解剖学的知識や生理学への知識は基本となる。\nまた患者の病態を正しく把握するためにも病理学や臨床医学への理解も求められる。", "expanded": true, "part_type": "part" }, { "title": "清潔と消毒", "description": "手指を用い患者の体表に触れる施術のため、特に手指の清潔には注意しなければならない。\n汚れが入らずまた患者の皮膚を傷つけぬよう指の爪は短く切り、ヤスリなどを用いて丸める。\n施術開始前には石鹸水でよく洗い、クロルヘキシジン、含水アルコールなどを用いて消毒する。", "expanded": true, "part_type": "part" }, { "title": "禁忌症とその対応", "description": "あん摩マッサージ指圧を行っても効果のない、あるいは施術により病状が悪化するものがある。\nこれを禁忌症と呼び、その施術は禁止されている。\nもし患者が治療を求めてきた場合でも施術を行わず、上記のことを説明した上で適切な医師や病院に行くよう誘導、指示し、施術者もまた医師の判断を仰ぐ。\n医師から施術するよう指示を受け、また施術者自身もその治療が適切であると判断した場合はこの限りではない。\n以下に禁忌症の一例を示す。\n\n・急性の伝染病、熱性病\n・悪性腫瘍\n・急性中毒(昆虫毒・蛇毒など)\n・急性炎症(虫垂炎など)\n・出血性疾患(喀血、吐血、脳出血直後)\n・外傷(創傷部、骨折、脱臼直後)\n・重症の内臓疾患", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "四診能力", "description": "四診とは「問診」「望診」「聞診」「切診」を表す言葉である。\n\n「問診」とは患者本人から訴えや既往歴、全身の状態などを聞くことである。質問用紙に記入してもらう方法もあり、両方を併用することもある。\n「望診」とは目で観察することである。顔色、全身の動きや姿勢、舌の状態などをよく診て病態の把握に努める。\n「聞診」とは呼吸の状態、声の張りなどの音を聴くことと、口臭や排泄物の匂いをかいで判断することである。\n「切診」とは患者に直接触れて診断するものをいう。脈の状態を診る脈診や腹を診る腹診もこれに含まれる。\n\nあん摩マッサージ指圧師は患者の状態を正しく把握し、治療に活かすためこの四診の能力が求められる。", "expanded": true, "part_type": "part" }, { "title": "コミュニケーション能力", "description": "患者と対話する必要があるためコミュニケーション能力は必須である。\nそれは上手な問診や説明ができるというだけではなく、良好な信頼関係を築くための力である。\n患者のメンタルケアや術後の満足感にも深いつながりを持つ。\n", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "自身の健康管理", "description": "患者を健康にするためにも、まずは自分自身が健康であることに気をつけねばならない。\n自身のコンディションは治療の質にも影響するため、自己マネジメント能力が必要である。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "リスク管理", "description": "施術における医療事故には十分気をつけ、危機意識を持つ。\n万が一事故が発生した時は速やかな処理対応をを行い損害を最小限にし、再発防止に努める。\n", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "手ぬぐい", "description": "施術の際は清潔な手ぬぐいを使用するため、常に何本かの手ぬぐいを所持している。\nおよそ33センチ×90センチの綿でできた白地のものが一般的だが、意匠をこらしたものや染めがはいった手ぬぐいを好んで使用する施術者もいる。\nいずれにせよ清潔を心がける。\n有事の際は引き裂いて包帯や三角巾の代用にもなる。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "清潔な衣類", "description": "服装に定めはないが、動きやすく清潔な衣類を着用する。\n医師との区別をつけるため、淡色のケーシー型の白衣を着用するものが大半である。\n外気温に応じて下にシャツを着る、上にパーカーを羽織るなどして調整する。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "信頼される施術者", "part_type": "group", "children": [ { "title": "生涯研修", "description": "免許を取ったからそれで終わりというわけではなく、むしろ免許を取得し、臨床の現場に出てからが学修の本番である。\n目の前の患者をばくぜんと治療していくだけではなく、症例ごとに真摯に向き合い生涯の研鑽を怠らないことが信頼に足る施術者への道筋である。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "数々の臨床経験", "description": "ベテランと呼ばれるあん摩マッサージ指圧師は、多数の症例を経験している。\n書物や講義で学んだだけではなく、実際患者に触れ、治療し、その結果を診ることで更に次に活かせる。\n一連の試行錯誤と経験は、治療の大切な指針である。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "包括的な思考", "description": "施術中に治療するだけではなく、患者をとりまく環境を幅広くとらえケアできることが期待される。\n養生法の指導や健康づくりのアドバイスなど、単に症状だけを診るのではなく包括的に患者の生活を考えられてこそのベテランである。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "地域社会との連携", "description": "信頼できる施術者となるためには、地域の医療、福祉との連携が欠かせない。\n患者を紹介する際には、患者について把握している内容を整理して正確に示した紹介書を書くことが推奨されている。\nまた逆に患者の紹介を受けた場合は、依頼された事項に対する反応や経過報告を行うことにより双方向性の医療、福祉が築かれる。", "part_type": "part" }, { "title": "身近な存在", "description": "施術者は、尊敬される存在であると同時に身近な存在であることも大事である。\n治療に関する話だけではなく、少しの身体の変化や心に抱える悩みなども気軽に相談できるような信頼関係の構築に努める。\nまた負担なく治療に通える環境を作ることも大切だ。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "継続的な治療", "description": "悪化した症状を緩和させるだけではなく、継続的に治療を受けてもらうことで身体を健康な状態で保つことも大切である。\nしかし、実際は症状が出てから治療を求める患者が多い。\n継続的な治療を推進するためには、治療の必要性の十分な説明や、施術に対する満足感、爽快感、施術中の心地よさなど総じて高い水準が要求される。\nそれらをクリアし、病気の時も健康な時も継続的な治療を提供できてこそ信頼に足る施術者であるといえるだろう。", "part_type": "part", "expanded": true } ], "expanded": true }, { "title": "応急手当の知識と能力", "description": "医療従事者として応急手当及び救命手当の知識と人命を救う勇気、つまり実行能力がある。\n有事の際は傷病者や周囲を観察し、協力を求めることはもちろん、気道確保、心臓マッサージ、人工呼吸、止血などの手当てを状況に応じて適切に判断し、実行する。", "part_type": "part", "expanded": true } ], "expanded": true, "part_type": "group" } ]

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: