花火組合員の魔法セット

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ページ作成者:ニム #contents *部品構造 -大部品: 花火組合員の魔法セット RD:16 評価値:6 --部品: 諜報・防諜活動に役立つ魔法 --大部品: 低位魔法 RD:3 評価値:2 ---部品: 魔力を使って現象をおこす ---部品: 効果と規模の調節能力 ---部品: ごくわずかな詠唱 --大部品: 音を生み出す魔法 RD:4 評価値:3 ---部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 ---大部品: 発生させることが出来る音の種類と難度 RD:3 評価値:2 ----部品: 音量と長さの制限 ----部品: 修行の過程でみる音の種類による難度 ----部品: 人の声や会話の再現は不可能 --大部品: 照明の魔法 RD:2 評価値:1 ---部品: 照明の魔法の概要説明 ---部品: 目に優しい光 --大部品: 不可視のインクの魔法 RD:3 評価値:2 ---部品: 不可視のインクの魔法の概要 ---部品: 描いた物の持続性 ---部品: 描いた物が見えないことによる効果 --大部品: インクの可視化魔法 RD:3 評価値:2 ---部品: インクの可視化魔法の概要 ---部品: 魔法の対象となるもの ---部品: 可視化されている時間 *部品定義 **部品: 諜報・防諜活動に役立つ魔法 諜報活動・防諜活動には魔法が効果的な場面が多々ある。 特に照明の魔法をはじめとしたいくつかの魔法は、諜報員として活動するなら最低限必須であると言われセットにされている。 このセットの魔法は全て低位魔法である。 **部品: 魔力を使って現象をおこす 魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。 例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、 考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。 魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。 **部品: 効果と規模の調節能力 術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、 更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。 この発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。 **部品: ごくわずかな詠唱 詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。 低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。 迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、 その分だけ流せる魔力の上限が低く設定されており、したがって引き出せる効果量も限られている。 **部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 自身や物質に宿った魔力を術式を通して細かく振動させることにより空気の振動を生み出し、術者の望む音を発生させる魔法技術。 魔法としての習得は難しくなく、低位魔法として位置づけられる。 しかし魔力そのものを振動させるため、大きな音を発生させる、長時間音を発生させ続ける等といった用途は膨大な魔力を使用する。 また単純に音を発生させるだけであれば簡単だが、なにかの鳴き声、動作音等があたかも実際に発せられたかのように見せかけるには 音に対する理解と知識、観察力、魔力そのもののコントロール力が必要であり、高度な技術が必須となる。 この魔法は実用性が低いため、ほとんどの魔法使いは魔力のコントロールを学ぶためにさわりだけを習得する程度で技術を磨こうとするものは稀有である。 ただし幻影使いは作り出した幻影に合わせて音を発生させることによりリアリティが増すため、 技術を磨くことがよしとされる。できるかどうかはその人の力量次第である。 **部品: 音量と長さの制限 この魔法は低位魔法の為、あまりに巨大な音を出すことはできない。 具体的には、最大音量でも、すぐ耳元で音が発生した場合、驚いて思わず耳をふさいでしまい、十秒ほど聴覚に少しの支障が出る、程度のものである。 相手の聴覚に甚大な影響を与える、鼓膜を破る等といったことを行うことは出来ない。 またこの魔法により生み出すことができる音の長さは、最大で5秒程度のものに限られる。 大きな音になればなるほど魔力が音量に消費されるため長さは短くなり、 最大音量を出す場合、1秒弱の音の長さとなる。 それ以上の時間音を発生させたい場合、触媒などで魔力を補う必要がある。 **部品: 修行の過程でみる音の種類による難度 の魔法の修行は、音の種類とその難度により3段階に分かれている。 一段階目では、実際に存在する何かの音に寄せず、単純に音を発生させることが目標となる。 指先に集めた魔力を振動させて「ド」から1オクターブ上の「ド」までの音階を奏でられるよう修行を行う。 そして多くの魔法使いはここでこの魔法の技術の修行を終了する。 二段階目以降の修行は、ほぼ幻影使いしか行わない。 二段階目では、師から指定された楽器の音色を魔力で再現することが目標となる。 ここで初めて現実に存在する音の観察、音の仕組みへの理解等が必要となってくる。 器の音色に聞こえる音が出せるようになった者は、三段階目として、環境音を違和感なく生み出すことに挑む。 環境音とは火が燃えて薪がはぜる音、水滴が落ちる音、火薬が爆発する音、風が唸る音、鳥が鳴いて羽ばたく音など、 人間の声以外の音のことである。 この段階は前段階の楽器音の再現より難易度が格段に上がる。普段何気なく聞いているものだからこそ、僅かな違いも違和感となるからである。 またここで「音の抑揚」の再現も必須となる為、ここからは魔法の才も必要となる。 試験として、花瓶が落ちて割れる音を魔法と実物の花瓶で交互に発生させ、師を含む3名以上が目を閉じてそれを聞き、 1人でも魔法の音を聞き分ける者がいればまだ未熟であると判断される。 **部品: 人の声や会話の再現は不可能 この魔法によって人の声を再現し会話を違和感なく行うことは、未だかつて誰も行えたことはなく、また今後も到達できないレベルとされる。 魔力そのもののコントロールには限界があり、発生に伴う言語の発音、アクセント、感情や抑揚等を 魔力操作ですべて再現することはいかなる修行を積んだ魔法使いにも不可能な領域なのだ。 いかに声を再現し会話を行おうとしても必ず違和感が残り、魔法により発生している音であると看破されてしまう。 多くの場合誰かを欺くために使われるこの魔法を極めるうえで、魔法使いはこの魔法で人の声を発生させてはならないと教え込まれる。 またどんなに技術を磨けど不可能であることを、長い修行の中で身をもって実感するのである。 **部品: 照明の魔法の概要説明 自身や物質に宿った魔力を術式を通して発光させる魔法技術。 自身の魔力を指先に豆粒ほどの球状に集めたものを発光させたり、全身から僅かに魔力を放出させたものを発光させることで自身が光っているように見せることができる。 魔法としての習得は難しくなく、低位魔法として位置づけられる。2年ほど魔法の修行をすれば、様々な色をつけて発光させることも可能である。 しかし魔力そのものを発光させるため、光を長い時間持続させる、強力な光を放ったりする等といった用途は膨大な魔力を使用する。 また閃光弾の様に目くらましのために使用する場合、基本的に魔力触媒の併用が必要不可欠であり、呪文詠唱時間も伸びる。 **部品: 目に優しい光 この魔法は低位魔法の中でも優しい分類に入り、 修得が簡単で触媒も必要ない分光そのものがあまり強くない。 強力な目くらましに使う、視力を奪う等といった行為に使用することは出来ず、 暗闇で突然至近距離で見た場合、目がちかっとして慣れるまで数秒かかる、程度である。 闇夜を照らす明かりや離れた場所にいる人々への合図、目印などが主な用途となる。 **部品: 不可視のインクの魔法の概要 通常では見えない文字を紙や壁などに描く魔法。 文字といいつつ描くのは絵でも図形でも良い。 この魔法は魔力を不可視のインク状にし、指先や筆に乗せて文字や絵を描くものである。 使う魔力が多ければ多いほど長い文章、大きな絵を記すことが出来る。また魔力なので インク状にするとき、魔力の波長を予め自身の望むものに調整して行う。 **部品: 描いた物の持続性 この魔法で描いたものは時間経過とともに徐々に劣化し薄くなり、1年ほどで完全に消え去る。 それ以外では描いた紙や壁などを直接消滅させるなり破壊するなりしない限り消せない。書き間違えに注意。 **部品: 描いた物が見えないことによる効果 この魔法によって描かれたものは、「不可視のインクを見る魔法」を使用しない限り決して見えない。 またこの魔法の発動時に術者が決定した魔力の波長と同じ波長で「秘密の文字を浮かび上がらせる魔法」を発動させる必要があり、 魔力の波長を予め二者間のみで共有することにより第三者から見つからないメッセージとして 情報を記すことが可能である。 **部品: インクの可視化魔法の概要 「不可視のインクの魔法」によって描かれた文字や絵を浮かび上がらせる魔法。 描かれている箇所に手をかざし魔力を僅かに放出することで、不可視のインクを構成する魔力と共鳴し、描かれたものが僅かに光を帯びて可視化する。 魔力の放出範囲を調整することで一度に広い部分の秘密の文字を浮かび上がらせることが出来る。 **部品: 魔法の対象となるもの この魔法が「不可視のインクの魔法」以外の手法で描かれた不可視の何かや魔力に反応することはない。 また「不可視のインクの魔法」発動時に術者が決定した魔力の波長と同じ波長でこの魔法を発動させなければ インクは可視化されず、読むことが出来ない。 魔力の波長は非常に細かく違いが生まれるため、予め情報をやり取りする二者間で 使用する魔力の波長を取り決めて置く必要がある。 **部品: 可視化されている時間 術式に通す魔力の量によっても変化するが、魔法発動後、描かれたものが仄明るく発光しながら浮かび上がり、大体5秒ほどで再び見えなくなる。 *提出書式 大部品: 花火組合員の魔法セット RD:16 評価値:6 -部品: 諜報・防諜活動に役立つ魔法 -大部品: 低位魔法 RD:3 評価値:2 --部品: 魔力を使って現象をおこす --部品: 効果と規模の調節能力 --部品: ごくわずかな詠唱 -大部品: 音を生み出す魔法 RD:4 評価値:3 --部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 --大部品: 発生させることが出来る音の種類と難度 RD:3 評価値:2 ---部品: 音量と長さの制限 ---部品: 修行の過程でみる音の種類による難度 ---部品: 人の声や会話の再現は不可能 -大部品: 照明の魔法 RD:2 評価値:1 --部品: 照明の魔法の概要説明 --部品: 目に優しい光 -大部品: 不可視のインクの魔法 RD:3 評価値:2 --部品: 不可視のインクの魔法の概要 --部品: 描いた物の持続性 --部品: 描いた物が見えないことによる効果 -大部品: インクの可視化魔法 RD:3 評価値:2 --部品: インクの可視化魔法の概要 --部品: 魔法の対象となるもの --部品: 可視化されている時間 部品: 諜報・防諜活動に役立つ魔法 諜報活動・防諜活動には魔法が効果的な場面が多々ある。 特に照明の魔法をはじめとしたいくつかの魔法は、諜報員として活動するなら最低限必須であると言われセットにされている。 このセットの魔法は全て低位魔法である。 部品: 魔力を使って現象をおこす 魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。 例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、 考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。 魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。 部品: 効果と規模の調節能力 術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、 更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。 この発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。 部品: ごくわずかな詠唱 詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。 低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。 迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、 その分だけ流せる魔力の上限が低く設定されており、したがって引き出せる効果量も限られている。 部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 自身や物質に宿った魔力を術式を通して細かく振動させることにより空気の振動を生み出し、術者の望む音を発生させる魔法技術。 魔法としての習得は難しくなく、低位魔法として位置づけられる。 しかし魔力そのものを振動させるため、大きな音を発生させる、長時間音を発生させ続ける等といった用途は膨大な魔力を使用する。 また単純に音を発生させるだけであれば簡単だが、なにかの鳴き声、動作音等があたかも実際に発せられたかのように見せかけるには 音に対する理解と知識、観察力、魔力そのもののコントロール力が必要であり、高度な技術が必須となる。 この魔法は実用性が低いため、ほとんどの魔法使いは魔力のコントロールを学ぶためにさわりだけを習得する程度で技術を磨こうとするものは稀有である。 ただし幻影使いは作り出した幻影に合わせて音を発生させることによりリアリティが増すため、 技術を磨くことがよしとされる。できるかどうかはその人の力量次第である。 部品: 音量と長さの制限 この魔法は低位魔法の為、あまりに巨大な音を出すことはできない。 具体的には、最大音量でも、すぐ耳元で音が発生した場合、驚いて思わず耳をふさいでしまい、十秒ほど聴覚に少しの支障が出る、程度のものである。 相手の聴覚に甚大な影響を与える、鼓膜を破る等といったことを行うことは出来ない。 またこの魔法により生み出すことができる音の長さは、最大で5秒程度のものに限られる。 大きな音になればなるほど魔力が音量に消費されるため長さは短くなり、 最大音量を出す場合、1秒弱の音の長さとなる。 それ以上の時間音を発生させたい場合、触媒などで魔力を補う必要がある。 部品: 修行の過程でみる音の種類による難度 の魔法の修行は、音の種類とその難度により3段階に分かれている。 一段階目では、実際に存在する何かの音に寄せず、単純に音を発生させることが目標となる。 指先に集めた魔力を振動させて「ド」から1オクターブ上の「ド」までの音階を奏でられるよう修行を行う。 そして多くの魔法使いはここでこの魔法の技術の修行を終了する。 二段階目以降の修行は、ほぼ幻影使いしか行わない。 二段階目では、師から指定された楽器の音色を魔力で再現することが目標となる。 ここで初めて現実に存在する音の観察、音の仕組みへの理解等が必要となってくる。 器の音色に聞こえる音が出せるようになった者は、三段階目として、環境音を違和感なく生み出すことに挑む。 環境音とは火が燃えて薪がはぜる音、水滴が落ちる音、火薬が爆発する音、風が唸る音、鳥が鳴いて羽ばたく音など、 人間の声以外の音のことである。 この段階は前段階の楽器音の再現より難易度が格段に上がる。普段何気なく聞いているものだからこそ、僅かな違いも違和感となるからである。 またここで「音の抑揚」の再現も必須となる為、ここからは魔法の才も必要となる。 試験として、花瓶が落ちて割れる音を魔法と実物の花瓶で交互に発生させ、師を含む3名以上が目を閉じてそれを聞き、 1人でも魔法の音を聞き分ける者がいればまだ未熟であると判断される。 部品: 人の声や会話の再現は不可能 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ページ作成者:ニム #contents *部品構造 -大部品: 諜報員に必要な魔法 RD:17 評価値:6 --部品: 諜報・防諜に役立つ魔法セット --部品: セット内の伝承制限のある魔法 --大部品: 低位魔法 RD:3 評価値:2 ---部品: 魔力を使って現象をおこす ---部品: 効果と規模の調節能力 ---部品: ごくわずかな詠唱 --大部品: 音を生み出す魔法 RD:4 評価値:3 ---部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 ---大部品: 発生させることが出来る音の種類と難度 RD:3 評価値:2 ----部品: 音量と長さの制限 ----部品: 修行の過程でみる音の種類による難度 ----部品: 人の声や会話の再現は不可能 --大部品: 照明の魔法 RD:2 評価値:1 ---部品: 照明の魔法の概要説明 ---部品: 目に優しい光 --大部品: 不可視のインクの魔法 RD:3 評価値:2 ---部品: 不可視のインクの魔法の概要 ---部品: 描いた物の持続性 ---部品: 描いた物が見えないことによる効果 --大部品: インクの可視化魔法 RD:3 評価値:2 ---部品: インクの可視化魔法の概要 ---部品: 魔法の対象となるもの ---部品: 可視化されている時間 *部品定義 **部品: 諜報・防諜に役立つ魔法セット 諜報活動・防諜活動には魔法が効果的な場面が多々ある。 特に照明の魔法をはじめとしたいくつかの魔法は、諜報員として活動するなら最低限修得が必須であると言われセットにされている。 このセットの魔法は全て低位魔法である。 **部品: セット内の伝承制限のある魔法 諜報員に必要な魔法としてまとめられているもののうち、 「インクの可視化魔法」と「不可視のインクの魔法」は、花火組合所属の幻影使いにしか伝授されず、口外を固く禁じられている。 これらの魔法は秘密の文書や暗号を記すために用いられることが多く、 機密を守るために魔法自体を内密なものにしておく必要があるからだ。 **部品: 魔力を使って現象をおこす 魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。 例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、 考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。 魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。 **部品: 効果と規模の調節能力 術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、 更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。 この発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。 **部品: ごくわずかな詠唱 詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。 低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。 迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、 その分だけ流せる魔力の上限が低く設定されており、したがって引き出せる効果量も限られている。 **部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 自身や物質に宿った魔力を術式を通して細かく振動させることにより空気の振動を生み出し、術者の望む音を発生させる魔法技術。 魔法としての習得は難しくなく、低位魔法として位置づけられる。 しかし魔力そのものを振動させるため、大きな音を発生させる、長時間音を発生させ続ける等といった用途は膨大な魔力を使用する。 また単純に音を発生させるだけであれば簡単だが、なにかの鳴き声、動作音等があたかも実際に発せられたかのように見せかけるには 音に対する理解と知識、観察力、魔力そのもののコントロール力が必要であり、高度な技術が必須となる。 この魔法は実用性が低いため、ほとんどの魔法使いは魔力のコントロールを学ぶためにさわりだけを習得する程度で技術を磨こうとするものは稀有である。 ただし幻影使いは作り出した幻影に合わせて音を発生させることによりリアリティが増すため、 技術を磨くことがよしとされる。できるかどうかはその人の力量次第である。 **部品: 音量と長さの制限 この魔法は低位魔法の為、あまりに巨大な音を出すことはできない。 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描いた物が見えないことによる効果 この魔法によって描かれたものは、「不可視のインクを見る魔法」を使用しない限り決して見えない。 またこの魔法の発動時に術者が決定した魔力の波長と同じ波長で「秘密の文字を浮かび上がらせる魔法」を発動させる必要があり、 魔力の波長を予め二者間のみで共有することにより第三者から見つからないメッセージとして 情報を記すことが可能である。 **部品: インクの可視化魔法の概要 「不可視のインクの魔法」によって描かれた文字や絵を浮かび上がらせる魔法。 描かれている箇所に手をかざし魔力を僅かに放出することで、不可視のインクを構成する魔力と共鳴し、描かれたものが僅かに光を帯びて可視化する。 魔力の放出範囲を調整することで一度に広い部分の秘密の文字を浮かび上がらせることが出来る。 **部品: 魔法の対象となるもの この魔法が「不可視のインクの魔法」以外の手法で描かれた不可視の何かや魔力に反応することはない。 また「不可視のインクの魔法」発動時に術者が決定した魔力の波長と同じ波長でこの魔法を発動させなければ インクは可視化されず、読むことが出来ない。 魔力の波長は非常に細かく違いが生まれるため、予め情報をやり取りする二者間で 使用する魔力の波長を取り決めて置く必要がある。 **部品: 可視化されている時間 術式に通す魔力の量によっても変化するが、魔法発動後、描かれたものが仄明るく発光しながら浮かび上がり、大体5秒ほどで再び見えなくなる。 *提出書式 大部品: 諜報員に必要な魔法 RD:17 評価値:6 -部品: 諜報・防諜に役立つ魔法セット -部品: セット内の伝承制限のある魔法 -大部品: 低位魔法 RD:3 評価値:2 --部品: 魔力を使って現象をおこす --部品: 効果と規模の調節能力 --部品: ごくわずかな詠唱 -大部品: 音を生み出す魔法 RD:4 評価値:3 --部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 --大部品: 発生させることが出来る音の種類と難度 RD:3 評価値:2 ---部品: 音量と長さの制限 ---部品: 修行の過程でみる音の種類による難度 ---部品: 人の声や会話の再現は不可能 -大部品: 照明の魔法 RD:2 評価値:1 --部品: 照明の魔法の概要説明 --部品: 目に優しい光 -大部品: 不可視のインクの魔法 RD:3 評価値:2 --部品: 不可視のインクの魔法の概要 --部品: 描いた物の持続性 --部品: 描いた物が見えないことによる効果 -大部品: インクの可視化魔法 RD:3 評価値:2 --部品: インクの可視化魔法の概要 --部品: 魔法の対象となるもの --部品: 可視化されている時間 部品: 諜報・防諜に役立つ魔法セット 諜報活動・防諜活動には魔法が効果的な場面が多々ある。 特に照明の魔法をはじめとしたいくつかの魔法は、諜報員として活動するなら最低限修得が必須であると言われセットにされている。 このセットの魔法は全て低位魔法である。 部品: セット内の伝承制限のある魔法 諜報員に必要な魔法としてまとめられているもののうち、 「インクの可視化魔法」と「不可視のインクの魔法」は、花火組合所属の幻影使いにしか伝授されず、口外を固く禁じられている。 これらの魔法は秘密の文書や暗号を記すために用いられることが多く、 機密を守るために魔法自体を内密なものにしておく必要があるからだ。 部品: 魔力を使って現象をおこす 魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。 例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、 考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。 魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。 部品: 効果と規模の調節能力 術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、 更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。 この発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。 部品: ごくわずかな詠唱 詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。 低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。 迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、 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二段階目では、師から指定された楽器の音色を魔力で再現することが目標となる。 ここで初めて現実に存在する音の観察、音の仕組みへの理解等が必要となってくる。 器の音色に聞こえる音が出せるようになった者は、三段階目として、環境音を違和感なく生み出すことに挑む。 環境音とは火が燃えて薪がはぜる音、水滴が落ちる音、火薬が爆発する音、風が唸る音、鳥が鳴いて羽ばたく音など、 人間の声以外の音のことである。 この段階は前段階の楽器音の再現より難易度が格段に上がる。普段何気なく聞いているものだからこそ、僅かな違いも違和感となるからである。 またここで「音の抑揚」の再現も必須となる為、ここからは魔法の才も必要となる。 試験として、花瓶が落ちて割れる音を魔法と実物の花瓶で交互に発生させ、師を含む3名以上が目を閉じてそれを聞き、 1人でも魔法の音を聞き分ける者がいればまだ未熟であると判断される。 部品: 人の声や会話の再現は不可能 この魔法によって人の声を再現し会話を違和感なく行うことは、未だかつて誰も行えたことはなく、また今後も到達できないレベルとされる。 魔力そのもののコントロールには限界があり、発生に伴う言語の発音、アクセント、感情や抑揚等を 魔力操作ですべて再現することはいかなる修行を積んだ魔法使いにも不可能な領域なのだ。 いかに声を再現し会話を行おうとしても必ず違和感が残り、魔法により発生している音であると看破されてしまう。 多くの場合誰かを欺くために使われるこの魔法を極めるうえで、魔法使いはこの魔法で人の声を発生させてはならないと教え込まれる。 またどんなに技術を磨けど不可能であることを、長い修行の中で身をもって実感するのである。 部品: 照明の魔法の概要説明 自身や物質に宿った魔力を術式を通して発光させる魔法技術。 自身の魔力を指先に豆粒ほどの球状に集めたものを発光させたり、全身から僅かに魔力を放出させたものを発光させることで自身が光っているように見せることができる。 魔法としての習得は難しくなく、低位魔法として位置づけられる。2年ほど魔法の修行をすれば、様々な色をつけて発光させることも可能である。 しかし魔力そのものを発光させるため、光を長い時間持続させる、強力な光を放ったりする等といった用途は膨大な魔力を使用する。 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\nただし幻影使いは作り出した幻影に合わせて音を発生させることによりリアリティが増すため、 \n技術を磨くことがよしとされる。できるかどうかはその人の力量次第である。", "part_type": "part", "localID": 8 }, { "title": "発生させることが出来る音の種類と難度", "description": "", "part_type": "group", "children": [ { "title": "音量と長さの制限", "description": "この魔法は低位魔法の為、あまりに巨大な音を出すことはできない。 \n具体的には、最大音量でも、すぐ耳元で音が発生した場合、驚いて思わず耳をふさいでしまい、十秒ほど聴覚に少しの支障が出る、程度のものである。 \n相手の聴覚に甚大な影響を与える、鼓膜を破る等といったことを行うことは出来ない。 \nまたこの魔法により生み出すことができる音の長さは、最大で5秒程度のものに限られる。 \n大きな音になればなるほど魔力が音量に消費されるため長さは短くなり、 \n最大音量を出す場合、1秒弱の音の長さとなる。 \nそれ以上の時間音を発生させたい場合、触媒などで魔力を補う必要がある。", "part_type": "part", "localID": 10 }, { "title": "修行の過程でみる音の種類による難度", "description": "この魔法の修行は、音の種類とその難度により3段階に分かれている。 \n一段階目では、実際に存在する何かの音に寄せず、単純に音を発生させることが目標となる。 \n指先に集めた魔力を振動させて「ド」から1オクターブ上の「ド」までの音階を奏でられるよう修行を行う。 \nそして多くの魔法使いはここでこの魔法の技術の修行を終了する。\n\n二段階目以降の修行は、ほぼ幻影使いしか行わない。 \n二段階目では、師から指定された楽器の音色を魔力で再現することが目標となる。 \nここで初めて現実に存在する音の観察、音の仕組みへの理解等が必要となってくる。\n\n器の音色に聞こえる音が出せるようになった者は、三段階目として、環境音を違和感なく生み出すことに挑む。 \n環境音とは火が燃えて薪がはぜる音、水滴が落ちる音、火薬が爆発する音、風が唸る音、鳥が鳴いて羽ばたく音など、 \n人間の声以外の音のことである。 \nこの段階は前段階の楽器音の再現より難易度が格段に上がる。普段何気なく聞いているものだからこそ、僅かな違いも違和感となるからである。 \nまたここで「音の抑揚」の再現も必須となる為、ここからは魔法の才も必要となる。 \n試験として、花瓶が落ちて割れる音を魔法と実物の花瓶で交互に発生させ、師を含む3名以上が目を閉じてそれを聞き、 \n1人でも魔法の音を聞き分ける者がいればまだ未熟であると判断される。", "part_type": "part", "localID": 11 }, { "title": "人の声や会話の再現は不可能", "description": "この魔法によって人の声を再現し会話を違和感なく行うことは、未だかつて誰も行えたことはなく、また今後も到達できないレベルとされる。 \n魔力そのもののコントロールには限界があり、発生に伴う言語の発音、アクセント、感情や抑揚等を \n魔力操作ですべて再現することはいかなる修行を積んだ魔法使いにも不可能な領域なのだ。 \nいかに声を再現し会話を行おうとしても必ず違和感が残り、魔法により発生している音であると看破されてしまう。 \n多くの場合誰かを欺くために使われるこの魔法を極めるうえで、魔法使いはこの魔法で人の声を発生させてはならないと教え込まれる。 \nまたどんなに技術を磨けど不可能であることを、長い修行の中で身をもって実感するのである。", "part_type": "part", "localID": 12 } ], "localID": 9, "expanded": true } ], "localID": 7, "expanded": false }, { "title": "照明の魔法", "description": "", "part_type": "group", "children": [ { "title": "照明の魔法の概要説明", "description": "自身や物質に宿った魔力を術式を通して発光させる魔法技術。 \n自身の魔力を指先に豆粒ほどの球状に集めたものを発光させたり、全身から僅かに魔力を放出させたものを発光させることで自身が光っているように見せることができる。 \n魔法としての習得は難しくなく、低位魔法として位置づけられる。2年ほど魔法の修行をすれば、様々な色をつけて発光させることも可能である。 \nしかし魔力そのものを発光させるため、光を長い時間持続させる、強力な光を放ったりする等といった用途は膨大な魔力を使用する。 \nまた閃光弾の様に目くらましのために使用する場合、基本的に魔力触媒の併用が必要不可欠であり、呪文詠唱時間も伸びる。", "part_type": "part", "localID": 14 }, { "title": "目に優しい光", "description": "この魔法は低位魔法の中でも優しい分類に入り、 修得が簡単で触媒も必要ない分光そのものがあまり強くない。 \n強力な目くらましに使う、視力を奪う等といった行為に使用することは出来ず、 \n暗闇で突然至近距離で見た場合、目がちかっとして慣れるまで数秒かかる、程度である。 \n闇夜を照らす明かりや離れた場所にいる人々への合図、目印などが主な用途となる。", "part_type": "part", "localID": 15 } ], "localID": 13, "expanded": false }, { "title": "不可視のインクの魔法", "description": "", "part_type": "group", "children": [ { "title": "不可視のインクの魔法の概要", "description": "通常では見えない文字を紙や壁などに描く魔法。 \n文字といいつつ描くのは絵でも図形でも良い。 \nこの魔法は魔力を不可視のインク状にし、指先や筆に乗せて文字や絵を描くものである。 \n使う魔力が多ければ多いほど長い文章、大きな絵を記すことが出来る。また魔力なので \nインク状にするとき、魔力の波長を予め自身の望むものに調整して行う。", "part_type": "part", "localID": 17 }, { "title": " 描いた物の持続性", "description": "この魔法で描いたものは時間経過とともに徐々に劣化し薄くなり、1年ほどで完全に消え去る。 \nそれ以外では描いた紙や壁などを直接消滅させるなり破壊するなりしない限り消せない。書き間違えに注意。", "part_type": "part", "localID": 18 }, { "title": "描いた物が見えないことによる効果", "description": "この魔法によって描かれたものは、「不可視のインクを見る魔法」を使用しない限り決して見えない。 \nまたこの魔法の発動時に術者が決定した魔力の波長と同じ波長で「秘密の文字を浮かび上がらせる魔法」を発動させる必要があり、 \n魔力の波長を予め二者間のみで共有することにより第三者から見つからないメッセージとして \n情報を記すことが可能である。", "part_type": "part", "localID": 19 } ], "localID": 16, "expanded": false }, { "title": "インクの可視化魔法", "description": "", "part_type": "group", "children": [ { "title": "インクの可視化魔法の概要", "description": "「不可視のインクの魔法」によって描かれた文字や絵を浮かび上がらせる魔法。 \n描かれている箇所に手をかざし魔力を僅かに放出することで、不可視のインクを構成する魔力と共鳴し、描かれたものが僅かに光を帯びて可視化する。 \n魔力の放出範囲を調整することで一度に広い部分の秘密の文字を浮かび上がらせることが出来る。", "part_type": "part", "localID": 21 }, { "title": "魔法の対象となるもの", "description": "この魔法が「不可視のインクの魔法」以外の手法で描かれた不可視の何かや魔力に反応することはない。 \nまた「不可視のインクの魔法」発動時に術者が決定した魔力の波長と同じ波長でこの魔法を発動させなければ \nインクは可視化されず、読むことが出来ない。 \n魔力の波長は非常に細かく違いが生まれるため、予め情報をやり取りする二者間で \n使用する魔力の波長を取り決めて置く必要がある。", "part_type": "part", "localID": 22 }, { "title": "可視化されている時間", "description": "術式に通す魔力の量によっても変化するが、魔法発動後、描かれたものが仄明るく発光しながら浮かび上がり、大体5秒ほどで再び見えなくなる。", "part_type": "part", "localID": 23 } ], "localID": 20, "expanded": false } ], "expanded": true, "localID": 0, "description": "" } ]

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