ニム(PC)

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ページ作成者:ニム #contents *部品構造 -大部品: ニム(玄霧藩国のPC) RD:152 評価値:12 --大部品: ニムのパーソナリティ RD:4 評価値:3 ---部品: ニムの外見 ---部品: ニムの性格・趣向 ---大部品: 友好関係 RD:2 評価値:1 ----部品: 国内の人間関係 ----部品: 国外の友人 --大部品: 玄霧の民 RD:10 評価値:5 ---大部品: 森国人 RD:9 評価値:5 ----大部品: 森国人の身体的特徴 RD:3 評価値:2 -----部品: 長い耳 -----部品: 長身痩躯 -----部品: 長い髪 ----部品: 革製の日常着 ----部品: 瞑想通信を使うことが出来る ----部品: 基本の職業適性 ----部品: 森国人の習慣 ----部品: 森の恵みを得る ----部品: 森国人の流用実績 ---部品: 玄霧藩国の森国人 --大部品: 幻影使い RD:10 評価値:5 ---部品: 幻を見せる者 ---大部品: 幻影を使いこなす修行6年 RD:8 評価値:5 ----部品: 日常における世界の観察 ----部品: 動かない物の幻影作る ----部品: 生き物を再現する ----部品: 自分の幻影を出す ----部品: エレメントを表現する ----部品: 複数の幻影を操る ----部品: 幻影で物を覆う ----部品: 虚実を交えた幻影術 ---部品: 幻影使いの特徴的な格好 --大部品: 霧の結界術 RD:16 評価値:6 ---部品: 霧の結界術とは ---大部品: 水の魔法 RD:5 評価値:3 ----部品: 水の魔法とは ----部品: 水を自在に動かす ----部品: 水をぶつける ----部品: 水を呼び出す ----部品: 水を抜き取る ---大部品: 霧の護り RD:10 評価値:5 ----部品: 前提となる技術と術式の伝授について ----部品: 霧を発生させる ----部品: 視線を遮る ----部品: 霧に濃淡をつける ----部品: 霧の動きを把握する ----部品: 魔法を妨害する ----部品: 結界の防御相性 ----部品: 複数人による結界の同時展開 ----部品: 結界基点の準備による強化 ----部品: 気象条件による効果 --大部品: 花火組合員の魔法セット上位バージョン RD:27 評価値:8 ---部品: 花火の魔法を含んだ上位の魔法セット ---部品: セット内の伝承制限のある魔法 ---大部品: 低位魔法 RD:3 評価値:2 ----部品: 魔力を使って現象をおこす ----部品: 効果と規模の調節能力 ----部品: ごくわずかな詠唱 ---大部品: 花火の魔法 RD:10 評価値:5 ----部品: 花火の魔法を構成する低位魔法 ----大部品: 魔法の花火における魔力のコントロール RD:5 評価値:3 -----部品: 花火を美しく打ち上げる技術 -----大部品: ダブルキャスト RD:4 評価値:3 ------部品: 複数の下位魔法の同時発動 ------部品: 感覚頼り ------大部品: 非常に厳しい伝承性(ニム) RD:2 評価値:1 -------部品: 技術を教えられる人物は1人 -------部品: 類まれな技術に適した才能 ----大部品: 花火の魔法に関する安全のための規則 RD:4 評価値:3 -----部品: 打ちあげが許可される状況 -----部品: 許可を受けた魔法使いのみが使用可能 -----部品: 花火の高さと大きさに関する制限 -----部品: 打ち上げ時の周囲や上空の安全の確保 ---大部品: 音を生み出す魔法 RD:4 評価値:3 ----部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 ----大部品: 発生させることが出来る音の種類と難度 RD:3 評価値:2 -----部品: 音量と長さの制限 -----部品: 修行の過程でみる音の種類による難度 -----部品: 人の声や会話の再現は不可能 ---大部品: 照明の魔法 RD:2 評価値:1 ----部品: 照明の魔法の概要説明 ----部品: 目に優しい光 ---大部品: 不可視のインクの魔法 RD:3 評価値:2 ----部品: 不可視のインクの魔法の概要 ----部品: 描いた物の持続性 ----部品: 描いた物が見えないことによる効果 ---大部品: インクの可視化魔法 RD:3 評価値:2 ----部品: インクの可視化魔法の概要 ----部品: 魔法の対象となるもの ----部品: 可視化されている時間 --大部品: 諜報・防諜に有用な技術 RD:56 評価値:9 ---大部品: 暗号に関する技術 RD:18 評価値:7 ----大部品: 暗号とは何か RD:3 評価値:2 -----部品: 暗号の目的 -----部品: 様々な形式 -----部品: 暗号に関する技術を習得する環境の制限 ----大部品: 暗号の考案 RD:5 評価値:3 -----大部品: 暗号考案に関する技術 RD:3 評価値:2 ------部品: 暗号の研究 ------部品: 発想力 ------部品: 情報を記す媒体や記録方法に関する多方面な知識 -----部品: 複数人での研究・考案 -----部品: 完成した暗号形式・アルゴリズムに対する認可と伝達 ----大部品: 暗号解読 RD:5 評価値:3 -----大部品: 暗号解読の為の情報を集める RD:2 評価値:1 ------部品: 暗号の入手 ------部品: 暗号に関連する状況の情報分析 -----大部品: 暗号を解読する技術 RD:3 評価値:2 ------部品: 変換前の情報の予測と暗号の照らし合わせ ------部品: 解読時のひらめき ------部品: 暗号解読のために必要な知識 ----大部品: 情報の暗号化 RD:5 評価値:3 -----部品: 状況に合わせた暗号の使用 -----大部品: 暗号化アルゴリズム及び暗号鍵の高い機密性 RD:4 評価値:3 ------部品: 暗号化を行える人物の制限 ------部品: 暗号化アルゴリズム及び暗号鍵が記された媒体の機密性の保持 ------大部品: 解読への対策 RD:2 評価値:1 -------部品: 複数の暗号の形式・アルゴリズム・暗号鍵の使用 -------部品: 定期的及び突発的な暗号の更新 ---大部品: 情報収集能力 RD:13 評価値:6 ----部品: 情報を集めるということ ----大部品: メディアから RD:3 評価値:2 -----部品: 目的のものを探し出す -----部品: 要点をかいつまむ -----部品: 記録を写す ----大部品: 現場や状況から RD:3 評価値:2 -----部品: 注意深い調査 -----部品: 危険性の考慮 -----部品: そこに至るまでの経緯の考慮 ----大部品: 人や知的生物から RD:4 評価値:3 -----部品: 会話から得る情報 -----部品: 表情や動作の観察 -----部品: 外見への注目 -----部品: 相手の力量を量る ----部品: 自身の活動跡について ----部品: ダミーへの注意 ---大部品: 隠蔽技術 RD:11 評価値:5 ----部品: 隠蔽技術の定義 ----大部品: 隠蔽方法 RD:4 評価値:3 -----部品: 状況に合わせて選択する -----部品: 同じものの中に紛れ込ませる -----部品: 何かの中に隠す -----部品: 姿かたちを変える ----大部品: 隠蔽作業 RD:3 評価値:2 -----部品: 素早く隠蔽する -----部品: カモフラージュ技術 -----部品: 別の対象への誘導 ----大部品: 幻影を使った隠蔽 RD:3 評価値:2 -----部品: 存在しないように見せる -----部品: 近寄らせないようにする -----部品: 触ればばれる ---大部品: 存在感の調整 RD:7 評価値:4 ----部品: 存在感による影響 ----大部品: 目立たないようにする RD:3 評価値:2 -----部品: 周囲に合った外見 -----部品: 違和感の無い動作 -----部品: 他に視線を向けさせる ----大部品: 目立たせる RD:3 評価値:2 -----部品: 目立つようにする意図 -----部品: 注目を集める -----部品: 視線を惹きつける ---大部品: かくれんぼ上手 RD:7 評価値:4 ----部品: かくれんぼ上手とは ----部品: そもそもかくれんぼってなに? ----部品: 物陰にひそむ ----部品: 音と気配のコントロール ----部品: 誘導 ----部品: 走って逃げる。走って捕まえる。 ----部品: 運 --大部品: 読書同好会 RD:11 評価値:5 ---大部品: 同好会について RD:11 評価値:5 ----部品: 読書同好会について ----部品: 活動拠点 ----部品: シンボルマーク ----部品: ワインレッドの栞 ----大部品: 在籍資格 RD:3 評価値:2 -----部品: 本が好きであること -----部品: 本を、人を批判しないこと -----部品: 本に優劣をつけない ----大部品: 同好会主催のイベント RD:4 評価値:3 -----部品: 読み聞かせボランティア -----部品: ブックマーケット -----部品: 再現料理の会 -----部品: 聖地巡礼 --大部品: 健康への気遣い RD:4 評価値:3 ---大部品: 健全な肉体 RD:2 評価値:1 ----部品: 適度な運動 ----部品: 栄養管理 ---大部品: 正常な精神 RD:2 評価値:1 ----部品: ストレスの発散 ----部品: 自己理解を深める --大部品: 生活能力 RD:6 評価値:4 ---部品: 炊事 ---部品: 洗濯 ---部品: 掃除 ---部品: 整理整頓 ---部品: 金銭感覚 ---部品: 流用実績(生活能力) --大部品: 対人関係の心得 RD:7 評価値:4 ---部品: 対人関係とは ---部品: 相手を大切にする気持ち ---部品: 相手の立場に立った言動 ---部品: わかりやすい言葉で ---部品: おだやかに ---部品: 報連相 ---大部品: 対人関係の心得の流用実績 RD:1 評価値:0 ----部品: 流用実績(対人関係の心得) --大部品: 騎士叙勲 RD:1 評価値:0 ---部品: ニムの騎士領 *部品定義 **部品: ニムの外見 森国人らしい長身痩躯であり、黒髪を肩のあたりでざっくばらんに切っている。 服装は基本的に幻影使いを表すシルクハットと黒マントを着用し、マントには花火組合の組合員バッチがつけられている。 ただし諜報員として活動する場合は目立たない格好になり、バッチも自宅へしまわれる。 三白眼に近く余り笑わないが、どこか童顔のため怖がられることは余りない。 **部品: ニムの性格・趣向 基本的に冷静沈着、面倒くさがりを装っているが小心者。そのため情報を集め可能な限り確実な手段をとることを好む。 派手なものを好まず、注目を集めることが苦手で、また誰かを傷つけたり傷つけられることを好まない。 前線に立って戦闘を行ったり国の舵取りを行うよりも、影の働きとして補佐に徹する方が性に合っている。 …なので祭を盛り上げる花火組合の表の顔としてどうなのだ、という声も聞こえてきそうだが、派手な祭を運営する仕事自体は地味で目立たないものが多いので、 本人は特に苦にしていない。 好きなものは本と読書と魔法の鍛錬。嫌いなものは痛みと病気と子供の泣き声。 **部品: 国内の人間関係 花火組合の幹部として知り合いは非常に多い。 愛想がいいわけではないが丁寧で誠実な関わり方を心がけており、立場上敵を作らないように気を使っている。 個人的な付き合いがあるのは、弟子を除けばかなり人数が少なくなり、花火組合の他幹部や藩国の幾人かの有力者、それとご近所さんくらいとなる。 **部品: 国外の友人 帝国の蒼梧藩国の羽黒と個人的な付き合いがある。 お互い忙しい立場の為顔を合わせることはほとんどないが、連絡をたまに取っている。 近くはないが関わりが切れない一定の距離が楽だと感じ、また1人の人間として彼女に敬意を払っている。 **部品: 長い耳 長い耳とはいわゆるエルフ耳である。大きさはまちまちだが、耳の先がとがっているのが特徴であり耳たぶは短めである。長さと関係あるかは不明であるが、遠くの、あるいは小さな音を捉える能力にも優れている。 **部品: 長身痩躯 種族的な特徴として肥満体になりにくく痩せた体つきをしている者が多い。総じて、細い見かけによらず膂力はあり衣服を脱ぐとしっかり筋肉のついた引き締まった体つきをしている。また他国人と比べて背丈は高めが標準である。 **部品: 長い髪 森国人の髪の色にこれと決まった特徴傾向はない。髪型としては男女の別なく長髪が伝統と言える。もちろん髪型を選ぶのは個人の自由であり、短髪を好む者もいて、それが咎められることはない。 **部品: 革製の日常着 天然繊維の肌着の上に身体にぴったり付くデザインのなめし革の胴着を着用するのが、森国人の伝統的な日常活動時の服装である。ズボン、スカート、長靴など様々な部分に皮革が多く用いられるが、もちろん、必要に迫られたり職業によってはこの限りではない。 **部品: 瞑想通信を使うことが出来る 森国人の特徴として瞑想通信を使用できる。瞑想通信を使うには道具の補助や数人がかりでの瞑想など、入念な準備が必要となる。 **部品: 基本の職業適性 人種的に、理力・魔法との親和性がとくに高い。その他に、優れた視力と聴力や自然の中での隠密行動に長けていることから忍者、また指先の器用さに優れる者が多く整備士・医師などにむいているとも言われる。 **部品: 森国人の習慣 自然を大切にし、森を切り拓かないまま森の中に村を築く。樹木をそのまま活かす木造建築物を好み、自然環境を破壊しない生活を送ることを良しとする。 **部品: 森の恵みを得る 森国人は、その名の通り森で暮らしてきたという歴史から、自然の恵みを採集活用する技能に長けている。森とともに生きるというライフスタイルをもち、資源の獲りすぎによる種の絶滅が起こらないように生活を律してきた。近年では開けた場所で畑作も行っているが、森を減らすことは本末転倒として嫌う傾向が強い。森がなくなることは災害を呼ぶという伝承を伝えており、森の手入れのための間伐は行うが必要以上の伐採は戒められている。 **部品: 森国人の流用実績 このアイドレスは玄霧藩国が製作しました。 飛翔@海法よけ藩国さんに流用いただきました。 ありがとうございます。 **部品: 玄霧藩国の森国人 森国人国家と一口で言っても、国が違えば気性も少しずつ異なるものである。玄霧藩国では、よく言えば職人気質、別の言い方をすればオタク気質の、おのおのが自分のウデを磨き上げることに熱意を見いだす傾向があった。それは各人の好みによっていろいろな方面に向けられたものであったが、家庭の娯楽としての食事、ひいては美味しい家庭料理を作ることへむけても発揮され、家族・友人の喜ぶ顔を見ようと自分の腕を磨くことにみな熱心に取り組む様子もみられた。それは他者を癒すことに感じる喜びともつながっていった。 **部品: 幻を見せる者 玄霧藩国には幻影使いと呼ばれる者達がいる。 いわゆる魔術師の系譜にあたり、もともとは理力使いの集団であったと言われている。 藩国内に発見された遺跡から出土したアイテムより幻影を操る術を知り、以後その術を伝え続けてきた者達である。もっとも、公式には理力研究発展の結果として幻影を操る力を得たのであると発表されているのだが。 ともあれ、幻影使いはその名のとおり幻影を作り、操ることで相手を惑わし、自分のペースへ引き込んで戦うことを得意とする。その力は今日に至っても、藩国を守るため密かに鍛えられ続けている。 **部品: 日常における世界の観察 幻影を出すにはイメージが重要となる。 幻影使いを志すものは、目に映るものすべて、音に聞こえるものすべてに注意を払い、いつの日かそれを幻影として再現する準備をし続ける必要がある。 **部品: 動かない物の幻影作る 幻影の初歩として、物品の幻影を作る訓練を行う。 果物や花、道端に落ちている石などを手本として、その隣にそっくり同じ幻影を作ることから始まり、以前作った幻影を手本を見ずに再現すること、あるいは手本からあえてずれた幻影を作ることが求められる。最後の訓練は、例えば果物の色を変えたり、葉のつきかたを変えたりすることで、一度も見たことのない幻影を作る基礎となる。 **部品: 生き物を再現する 動かないものの幻影が作れるようになったら、次は動くもの、つまり生き物の幻影を作る訓練を行う。 例えば馬の幻影を作るとして、馬の姿形を知っていることはもちろん、その幻影を動かそうと思えば歩き方や走り方、風を受ける鬣や筋肉の動きを再現できなければ、その幻影はすぐに幻であると看破されるであろう。 幻影使いの修行においては、往々にして鳩の幻影を違和感なく飛ばせてみせることが最低ラインとして求められる。 **部品: 自分の幻影を出す 生き物の幻影が出せるようになったら、次は自分自身の幻影を生み出す訓練を行う。 人間、自分を正確に把握することは難しいものだ。うっかり本来より美形に作ってしまったり、その逆だったりする。そもそも人間は成長や老化するだけでなく、服装が変わったりするため、自分自身の幻影でありながら日々調整し続ける必要がある。 また、相手を惑わす目的で使用されることが想定されるため、自分が喋る言葉に合わせて幻影の口を正確に動かす訓練なども行う。 **部品: エレメントを表現する エレメントと気取った言い方がされているが、つまり燃え盛る炎や流れる水、風に揺れる草木や地形そのものの幻影を作る訓練である。 触れると火傷しそうと思わせられるか、切り立った崖に洞窟があるように思わせられるか、そういった人の心理に迫る技術を習得する。 **部品: 複数の幻影を操る 他の修行と並行して行われる訓練として、幻影を一度に複数出す訓練を行う。幻影は相手を惑わすことにかけて非常に有効であるが、一度に一つしか幻影を出せないのではその効果は半減してしまうだろう。 幻影使いの修行においては往々にして、自分の周囲を踊るように飛び回る鳩の群れの幻影を作ることが求められる。 **部品: 幻影で物を覆う 他の修行と並行して、何もない場所に幻影をだすのではなく、現実に存在するものの上に幻影を重ねる訓練を行う。 これはそこにあるものを別のものとして見せる訓練だけでなく、確かにそこにあるものをないものであるように見せる(何もない風景の幻影をかぶせる)訓練も行われる。 自分の服装を異なる衣装に見せる幻影を重ねる技術は、自身が幻影使いであることを隠したいときにも役立つ。 **部品: 虚実を交えた幻影術 幻影使いの戦闘法において真っ先に学ぶことは、幻影を使わないことである。 本末転倒しているように思えるが、幻影使いの繰り出す攻撃がすべて幻影であっては、簡単に対処されてしまうのだ。 例えば、ナイフを一本、的へ向かって投げる。本物のナイフの十倍の幻影を同時に的へ向けて飛ばす。 例えば、落とし穴を三つ掘る。一つはそのままに、一つは穴を幻影で隠し、一つは草や土で隠し、そして草や土で偽装された落とし穴の幻影を何もない地面に作る。 何が本物で何が幻影なのか、相手を惑わす技術を学んでいく。 **部品: 幻影使いの特徴的な格好 幻影使いはそろってシルクハットを被っていることで知られる。正装としての意味合いよりも、どちらかと言えば手品師や奇術師をイメージして着ているようだ。 このため、マントや燕尾服のような小洒落た衣装を好む者も多い。 また、幻影使いは手に指輪をはめることが習わしとなっている。宝石の煌めきが眩い幻影に通じるからか、はたまた魔力の焦点具としてであるのか、それは幻影使い自身に聞かねば分からないことである。 **部品: 霧の結界術とは 魔力を多く含んだ霧を発生させ、これを操り魔法的な脅威から自身と周囲を護る結界魔法である。 濃密な霧は視界を制限する効果もあり、結界内への侵入を躊躇わせることも効果のひとつと言える。 **部品: 水の魔法とは 水を操る低位魔法の総称。 水を自在に動かすことから始まり、熟練すれば空中から水を呼び出したりすることも出来る。 ある程度までならほぼすべての国民が使うことができるが、消防活動や戦闘行動に用いることができるようになるには相応の訓練と才能が必要である。 紅茶を淹れることは誰にでもできるが、素晴らしく美味しい紅茶を淹れることができる人間は限られる。水の魔法も同じことだ。 **部品: 水を自在に動かす 水の魔法のもっとも基本となる術。水の魔法の練習は誰でもここから始めるし、そして奥義へと通じるのもまたこの技術である。 コップの中の水を魔力だけで回すことから始まり、水の形を変えて水で動植物を象ったりする。 タライに水と洗剤をいれて、この魔法で洗濯できるようになれば、立派な家事魔法使いだ。冬場の水仕事でも手荒れ知らずで、ご近所さんの尊敬を集めることができるだろう。 **部品: 水をぶつける 水を浮かせたりして任意の場所へぶつける術。 水の魔法の攻撃的な応用と言えば言えるが、しょせんは水であるため、通常はバケツで水をぶっかけられた、くらいの衝撃がせいぜいである。 また、夏場には子供達がこの魔法を使って水のかけ合いをして遊んでいる姿が見られることもある。 低物理国家の消火活動ではしばしばこの魔法が使われる。狙った位置へ水をかけて消火を行うだけでなく、延焼しそうな建物や樹木があるならば、先回りしてこの魔法で水をかけて回るという。 **部品: 水を呼び出す 何もない所から水を呼び出す。雨だって何もない空から降ってくるのだから、水だって何もない空中から出せるのは道理である。 しかし、湿気の多い日は消費魔力が少なく、乾いた空気の日は消費魔力が多い。また川や湖の傍、森の中では水を呼び出しやすく、砂漠では呼び出しにくいといった経験則から、どうも水の属性が強い地域や環境というものがあるらしいということが分かっている。 **部品: 水を抜き取る 水を含んだものから水を抜き取る。熟練した魔法使いであれば、切り花をドライフラワーにすることも容易い。 ただし、動物や地面に根付いている植物は魔力抵抗が高いため水を抜きとれない。これは水を抜き取る対象が生物であるかどうかというよりも、それに魔法抵抗力が備わっているかどうかで、水を抜き取れるか否かが決まる。強い効力の魔法ではないため、魔法に対して抵抗されるようなものには使えない、と考えてよい。 横着な魔法使いが洗濯物をこの魔法で乾かしていたが、太陽の光にあてて乾かしたものと違いだんだん臭くなっていくという噂がある。 **部品: 前提となる技術と術式の伝授について 霧の結界術を使うには水の魔法に対する熟練を必要とする。また、その上で霧の結界を張るための術式や心得の教えを受ける必要がある。 この魔法を伝授できる師範は藩国内でも限られており、彼らに実力と人格を共に認められなければそもそもの伝授が行われない。 また、霧の結界術を習得したとしても、師範として伝授を行えるようになるには、さらに霧の結界術自体の扱いに習熟した上で、藩王に任命を受ける必要がある。 **部品: 霧を発生させる 魔力を含んだ霧の結界を発生させる。 基本的には自身を中心として周囲に発生させるが、複数の術者で共同して広い範囲に結界を張ったり、基点となる触媒で囲んだ範囲に発生させる場合もある。 個人で霧の結界を張る場合、その範囲の広さは個人の技量と魔力量による。 ただし、風通しの良い場所では霧が吹き散らかされるだろうし、逆に風通しの悪い場所では実力以上に広い範囲に霧を充満させることもできるだろう。魔法と頭は使いようである。 **部品: 視線を遮る 霧の結界が十分に張り巡らされた場所では、濃密な霧によって視線が遮られ、霧の向こうに居る術者の姿を見ることは基本的にできない。 このため、弓矢などの射撃武器の単純な命中率は著しく低下することになる。 もちろん、術者の側から結界の外を見ることも出来なくなるため、注意が必要である。 **部品: 霧に濃淡をつける 霧は一様な濃度で散布するのでなく、意図的に濃淡をつけることができる。この技術に習熟することで、重点的に防御したいところに霧を集中させることができる。 また、霧の中に踏み込んできた者の視線を誘導する目的でも使うことができる。人間、霧の濃いところと薄い所があれば、まだしも先が見える場所へ進みたくなるものである。また、あえて霧の濃い場所に術者が潜んでいると予想する者もいるだろう。霧の結界の内部は、術者と侵入者の心理的な駆け引きの場でもある。 **部品: 霧の動きを把握する 自身の魔力を含ませた霧を動かし、その濃淡まで操ることができるということは、すなわち霧の動きを理解しているということである。 霧の粒一つ一つの位置が分かるわけではないが、水中で水の動きからその流れを感じるように、霧の流れから結界内の動きを感じることができる。 これを応用して、霧の結界に踏み込んだものや魔法を把握し、そこへより多くの霧を送ることができる。 **部品: 魔法を妨害する 魔力を含んだ霧で空間を満たすことで他の魔法を使いづらくすることができる。 濃密な霧の中でマッチに火を点けることが難しいように、大量の「他者の魔力」に包まれた状態では、技量の低い者は上手く魔法を使うことができなくなるだろう。 ただし、これは術者の側も同じである。結界を張っている術者本人は他の魔法を使うことはできないし、その霧の中で魔法を使うという条件は同じであるため、仲間の術者にとっても魔法の妨害効果は発生する。 この課題を乗り越えるために、霧の結界術を使う者と共に戦う者は、普段から結界内での魔法行使の練習や、視界の悪い中での戦闘訓練を行う必要がある。 **部品: 結界の防御相性 攻撃魔法、特に火炎の魔法のような炎系魔法に強い。魔力の矢を直接飛ばすような魔法に対しても、十分な減衰効果が期待できる。 反面、ストーンバレットを投げつけるような物理的効果のある魔法には効果が薄い。あくまでも霧の結界なのである。 **部品: 複数人による結界の同時展開 複数人で結界を作ることで効果を増大させることができる。より濃密な霧を発生させることも可能であるし、複数の術者自身が結界の基点となり、広い範囲に結界を展開することも可能である。 もちろん、この連携は一朝一夕にできるものではなく、普段から詠唱や魔力の波長を合わせる訓練などを行う必要がある。 **部品: 結界基点の準備による強化 結界の基点となる触媒を用意することでより強力な結界を作ることができる。触媒となる宝石を予め埋めておいたり、大きく育った樹木などと契約を交わして基点とすることもできる。 また、個人で結界を張る場合にも、魔力を含んだ水を瓶から振り撒いて魔法で操り、地面に陣を描くことで簡易な基点とすることもできる。 **部品: 気象条件による効果 じめっとした曇りの日などは発動も早いし効果も高い。砂漠などでは消費魔力が増え、発動も遅くなる。 風の強い日はあまり広範囲に結界を広げることができない。代わりに風上から風下へと結界を普段より広く張ることができる。 自然の霧が出ている場合は効果が明らかに強くなるなど、気象条件によって効果の増大・減衰・変化の激しい魔法でもある。 このため、霧の結界術を使うものは天候を常に気にかけている。 ある意味では、屋内や洞窟の中など、閉所の方が強い効果を得ることができると言える。 **部品: 花火の魔法を含んだ上位の魔法セット 諜報活動・防諜活動には魔法が効果的な場面が多々ある。 特に照明の魔法をはじめとしたいくつかの魔法は、諜報員として活動するなら最低限必須であると言われセットにされている。 このセットの魔法は全て低位魔法である。 上位バージョンは花火組合の象徴ともいえる「花火の魔法」を使用できる者の諜報・防諜用魔法セットである。 **部品: セット内の伝承制限のある魔法 諜報員に必要な魔法としてまとめられているもののうち、 「インクの可視化魔法」と「不可視のインクの魔法」は、花火組合所属の幻影使いにしか伝授されず、口外を固く禁じられている。 これらの魔法は秘密の文書や暗号を記すために用いられることが多く、 機密を守るために魔法自体を内密なものにしておく必要があるからだ。 **部品: 魔力を使って現象をおこす 魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。 例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、 考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。 魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。 **部品: 効果と規模の調節能力 術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、 更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。 この発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。 **部品: ごくわずかな詠唱 詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。 低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。 迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、 その分だけ流せる魔力の上限が低く設定されており、したがって引き出せる効果量も限られている。 **部品: 花火の魔法を構成する低位魔法 この花火の魔法は、照明の魔法と音を生み出す魔法という、魔力を操作し、効果を与える2つの魔法によって構成されている。 どちらも習得していなければこの魔法は使用できない。 また2つの魔法を同時に発動させる必要がある為、 魔法技術「ダブルキャスト」も必須となる。 **部品: 花火を美しく打ち上げる技術 花火は術者から離れたところで光と音を生み出さねばならないため、自身や媒体から離れた場所での魔力操作技術が必要である。 また美しく花火を見せる上で、まるで花が開くかのように均等な並び位置に球状の魔力を拡散させる技術はかなりの魔力の扱いの練度が必要であり、 美しい花火の発射は、基礎となる魔法修行を終了し、尚且つ魔力の流れ、魔力そのものの扱いに長けた魔法使いのみが行うことが出来る。 花火を発射する幻影使いたちは、花火の複雑さや美しさで腕を競い合ったり己の成長を確認するという。 **部品: 複数の下位魔法の同時発動 この魔法技術は、二種類の下位魔法を同時に発動させるものである。 魔法とは魔力を術式に通し、詠唱を行うことで発動するものであり、本来はどんなに簡単な物でも1つずつ発動させる。 しかし特殊な魔力操作技術を習得することで、二種類の術式の構築と魔力導通を一度に行うことが出来る。 下位魔法に限られるため魔法自体の威力、効果は限られるが、詠唱時間の短縮や相乗効果により、場面によってより効果的な影響を生み出すが出来る。 **部品: 感覚頼り 通常の理論や魔法の研究に基づいて編み出されたものではなく、飽くなき魔法の鍛錬によりひょんなことから個人がコツを掴み編み出した。 そのため「何故その動作、やり方でその結果が生み出されるのか」が解明されていない。 全て、術者が繰り返した訓練で獲得した感覚のみがその魔法技術の手順であり、説明しようとすると「下腹部に熱を集めてパッと散らせる感じ」など非常に要領を得ないものになる。 そのため修得にかかる時間は一ヵ月から数年とまちまちで、一度コツを掴み修得さえすれば安易に使えるようになるが、使用している場面を目にしただけでは決して使えるようにならない。 **部品: 技術を教えられる人物は1人 修得するには練習を繰り返し、感覚を掴む他ないが、何の手がかりも無ければその努力が実を結ぶことは決してない。 そのため修得を望む場合、技術を最初に編み出した人物に弟子入りし、その教えを受ける必要がある。 編み出した人物(ニム)は弟子との関わりの中で弟子の人格、素行、道徳観等の人間性を見定め、 社会の秩序を乱さず、正しく魔法を行使すると確信できた場合に限り、その弟子に感覚的な魔法技術の修行を開始させる。 **部品: 類まれな技術に適した才能 感覚的な技術のため、直接最初に編み出した者から指導を受けたとしても、その技術に合った才を持つ者にしか扱えるようにはならない。 魔力の波長、魔術的なセンスなど様々な要因が組み合わさって初めてその魔法技術の感覚をつかむことが出来るのだ。 最終的に感覚がつかめるかどうかは、努力ではどうしようもない部分なのである。 感覚的な魔法技術を習得できるのはおおよそ5万人に1人とされる。 **部品: 打ちあげが許可される状況 花火の魔法による花火打ち上げは、国や藩内で行われる季節ごとの祭や公的な祝い事の時、 及び国または藩から許可が下りた特別時のみ行ってよいとされる。 **部品: 許可を受けた魔法使いのみが使用可能 この魔法の使用が許可されるのは、選抜された花火組合所属の魔法使いのみである。 花火組合を取りまとめる幹部の魔法使いは、組合所属の魔法使いから 安全に打ち上げることが出来るだけの魔力操作技術をもっていること、 花火の魔法における安全のための規制をきちんと理解し順守することを審査し、選抜する。 **部品: 花火の高さと大きさに関する制限 花火を打ち上げる際は、上空へまっすぐ、最低限上空100m以上、最高上空200mに花火の中心が到達するよう打ち上げなければならない。 これは人々や建物に魔力が当たり、光による無用な混乱を防ぐためである。 また花火は大小さまざまな形をとることが出来るが、魔力の拡散による花火の最大直径は40mでなければならない。 ただし上空200mの地点で拡散する場合のみ、最大直径60mまで達しても良い。 **部品: 打ち上げ時の周囲や上空の安全の確保 発射する場合、上空に飛行している生物や乗り物がいないことを確認する必要がある。 また花火が建造物や自然物、人などにあたらない十分なスペースが周囲にあることを確認してから、発射しなければならない。 もし花火の光が生物や乗り物にぶつかった場合、魔力が霧散する為、光はすぐ消えてなくなる。 **部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 自身や物質に宿った魔力を術式を通して細かく振動させることにより空気の振動を生み出し、術者の望む音を発生させる魔法技術。 魔法としての習得は難しくなく、低位魔法として位置づけられる。 しかし魔力そのものを振動させるため、大きな音を発生させる、長時間音を発生させ続ける等といった用途は膨大な魔力を使用する。 また単純に音を発生させるだけであれば簡単だが、なにかの鳴き声、動作音等があたかも実際に発せられたかのように見せかけるには 音に対する理解と知識、観察力、魔力そのもののコントロール力が必要であり、高度な技術が必須となる。 この魔法は実用性が低いため、ほとんどの魔法使いは魔力のコントロールを学ぶためにさわりだけを習得する程度で技術を磨こうとするものは稀有である。 ただし幻影使いは作り出した幻影に合わせて音を発生させることによりリアリティが増すため、 技術を磨くことがよしとされる。できるかどうかはその人の力量次第である。 **部品: 音量と長さの制限 この魔法は低位魔法の為、あまりに巨大な音を出すことはできない。 具体的には、最大音量でも、すぐ耳元で音が発生した場合、驚いて思わず耳をふさいでしまい、十秒ほど聴覚に少しの支障が出る、程度のものである。 相手の聴覚に甚大な影響を与える、鼓膜を破る等といったことを行うことは出来ない。 またこの魔法により生み出すことができる音の長さは、最大で5秒程度のものに限られる。 大きな音になればなるほど魔力が音量に消費されるため長さは短くなり、 最大音量を出す場合、1秒弱の音の長さとなる。 それ以上の時間音を発生させたい場合、触媒などで魔力を補う必要がある。 **部品: 修行の過程でみる音の種類による難度 この魔法の修行は、音の種類とその難度により3段階に分かれている。 一段階目では、実際に存在する何かの音に寄せず、単純に音を発生させることが目標となる。 指先に集めた魔力を振動させて「ド」から1オクターブ上の「ド」までの音階を奏でられるよう修行を行う。 そして多くの魔法使いはここでこの魔法の技術の修行を終了する。 二段階目以降の修行は、ほぼ幻影使いしか行わない。 二段階目では、師から指定された楽器の音色を魔力で再現することが目標となる。 ここで初めて現実に存在する音の観察、音の仕組みへの理解等が必要となってくる。 器の音色に聞こえる音が出せるようになった者は、三段階目として、環境音を違和感なく生み出すことに挑む。 環境音とは火が燃えて薪がはぜる音、水滴が落ちる音、火薬が爆発する音、風が唸る音、鳥が鳴いて羽ばたく音など、 人間の声以外の音のことである。 この段階は前段階の楽器音の再現より難易度が格段に上がる。普段何気なく聞いているものだからこそ、僅かな違いも違和感となるからである。 またここで「音の抑揚」の再現も必須となる為、ここからは魔法の才も必要となる。 試験として、花瓶が落ちて割れる音を魔法と実物の花瓶で交互に発生させ、師を含む3名以上が目を閉じてそれを聞き、 1人でも魔法の音を聞き分ける者がいればまだ未熟であると判断される。 **部品: 人の声や会話の再現は不可能 この魔法によって人の声を再現し会話を違和感なく行うことは、未だかつて誰も行えたことはなく、また今後も到達できないレベルとされる。 魔力そのもののコントロールには限界があり、発生に伴う言語の発音、アクセント、感情や抑揚等を 魔力操作ですべて再現することはいかなる修行を積んだ魔法使いにも不可能な領域なのだ。 いかに声を再現し会話を行おうとしても必ず違和感が残り、魔法により発生している音であると看破されてしまう。 多くの場合誰かを欺くために使われるこの魔法を極めるうえで、魔法使いはこの魔法で人の声を発生させてはならないと教え込まれる。 またどんなに技術を磨けど不可能であることを、長い修行の中で身をもって実感するのである。 **部品: 照明の魔法の概要説明 自身や物質に宿った魔力を術式を通して発光させる魔法技術。 自身の魔力を指先に豆粒ほどの球状に集めたものを発光させたり、全身から僅かに魔力を放出させたものを発光させることで自身が光っているように見せることができる。 魔法としての習得は難しくなく、低位魔法として位置づけられる。2年ほど魔法の修行をすれば、様々な色をつけて発光させることも可能である。 しかし魔力そのものを発光させるため、光を長い時間持続させる、強力な光を放ったりする等といった用途は膨大な魔力を使用する。 また閃光弾の様に目くらましのために使用する場合、基本的に魔力触媒の併用が必要不可欠であり、呪文詠唱時間も伸びる。 **部品: 目に優しい光 この魔法は低位魔法の中でも優しい分類に入り、 修得が簡単で触媒も必要ない分光そのものがあまり強くない。 強力な目くらましに使う、視力を奪う等といった行為に使用することは出来ず、 暗闇で突然至近距離で見た場合、目がちかっとして慣れるまで数秒かかる、程度である。 闇夜を照らす明かりや離れた場所にいる人々への合図、目印などが主な用途となる。 **部品: 不可視のインクの魔法の概要 通常では見えない文字を紙や壁などに描く魔法。 文字といいつつ描くのは絵でも図形でも良い。 この魔法は魔力を不可視のインク状にし、指先や筆に乗せて文字や絵を描くものである。 使う魔力が多ければ多いほど長い文章、大きな絵を記すことが出来る。また魔力なので インク状にするとき、魔力の波長を予め自身の望むものに調整して行う。 **部品: 描いた物の持続性 この魔法で描いたものは時間経過とともに徐々に劣化し薄くなり、1年ほどで完全に消え去る。 それ以外では描いた紙や壁などを直接消滅させるなり破壊するなりしない限り消せない。書き間違えに注意。 **部品: 描いた物が見えないことによる効果 この魔法によって描かれたものは、「不可視のインクを見る魔法」を使用しない限り決して見えない。 またこの魔法の発動時に術者が決定した魔力の波長と同じ波長で「秘密の文字を浮かび上がらせる魔法」を発動させる必要があり、 魔力の波長を予め二者間のみで共有することにより第三者から見つからないメッセージとして 情報を記すことが可能である。 **部品: インクの可視化魔法の概要 「不可視のインクの魔法」によって描かれた文字や絵を浮かび上がらせる魔法。 描かれている箇所に手をかざし魔力を僅かに放出することで、不可視のインクを構成する魔力と共鳴し、描かれたものが僅かに光を帯びて可視化する。 魔力の放出範囲を調整することで一度に広い部分の秘密の文字を浮かび上がらせることが出来る。 **部品: 魔法の対象となるもの この魔法が「不可視のインクの魔法」以外の手法で描かれた不可視の何かや魔力に反応することはない。 また「不可視のインクの魔法」発動時に術者が決定した魔力の波長と同じ波長でこの魔法を発動させなければ インクは可視化されず、読むことが出来ない。 魔力の波長は非常に細かく違いが生まれるため、予め情報をやり取りする二者間で 使用する魔力の波長を取り決めて置く必要がある。 **部品: 可視化されている時間 術式に通す魔力の量によっても変化するが、魔法発動後、描かれたものが仄明るく発光しながら浮かび上がり、大体5秒ほどで再び見えなくなる。 **部品: 暗号の目的 暗号とは、文章や数字、言葉等様々な形態で伝達される情報を、情報の発信者及び受信者の間で共有されたアルゴリズムに基づき変換したもの、 またはその変換アルゴリズムそのものを指す。 第三者が情報を獲得、閲覧しても内容がわからないようにするために使われる。 **部品: 様々な形式 暗号化する情報の形態や内容により、暗号には様々な形式が用いられる。 あらかじめ決められたアルゴリズムに従い、文字や音など、情報を構成するものを別のものに置換する形式、 特定の単語やフレーズ、色等にあらかじめ決められた別の言葉や読み方をあてがい関連付ける形式、 情報が記されている媒体そのものを、折ったり何かに巻いたりするといった特定の方法や手順で手を加えることで情報が現れる形式、などは高低どちらの物理域でも見られる形式である。 低物理域では魔法や魔力の性質を利用した暗号アルゴリズムに従った情報の暗号化を魔法によって行われる形式、 高物理域では情報であるデータをコンピューターのシステムにより自動でアルゴリズムを使用し暗号化し、別の鍵システムによって元のデータに戻す形式等が それぞれ多く利用されがちであり、それらの解読の研究も盛んである事が多い。 **部品: 暗号に関する技術を習得する環境の制限 子供たちの遊びや簡単なものを除く本格的な暗号は、一般的な国民が使うことはまずない。 また暗号の作成、情報の暗号化、暗号の研究等はアルゴリズムの流出を防ぐために、 組織内にあれば諜報組織、無い場合は情報を司る役割の人々でのみ行われている。 そのためこの技術を修得するには上記の組織に入って教えを乞う必要がある。 どの組織も暗号のアルゴリズムの研究には力を入れているため、その仕組みは日進月歩であり、 そのためこの技術を習得した人々でなければ、同様の技術を修得した人物が考案した暗号を解読することは難しい。 **部品: 暗号の研究 これまでの歴史上使われてきた様々な暗号の形式やアルゴリズムを学び、研究を行うことが、新しい有効な暗号を発案するための最も純粋な近道である。 新しい技術やオリジナリティは無から生まれるわけではない。多くの過去の事例のうちいくつかを組み合わせたり、発展させたものなのだ。 そのために可能な限り多く、過去に使用された暗号やその仕組みを知ることは大変重要である。 よって暗号に携わるものは、自分の国の物理域で使用可能な暗号の研究を余念なく行う。 **部品: 発想力 暗号の考案には、柔軟な発想力が求められる。 複雑にし過ぎれば情報の暗号化、また暗号の復元に時間や手間がかかり過ぎる。簡単すぎれば第三者に解読されてしまう。 暗号の形式やアルゴリズムを考える人は、ひょんな発想で一般的な人々には思いつかない手法に辿りつき、 解かれにくく使用しやすい暗号を考案するのである。 **部品: 情報を記す媒体や記録方法に関する多方面な知識 暗号とはもともと存在する、伝えたい情報を別の何かに変換したものである。 その形式やアルゴリズムを考える時には、変換する情報の「媒体」に対する様々な側面からの知識が必要である。 それは文字を記す紙やインクに関する知識だったり、低物理域では魔法の術式や魔力の流れに関する知識だったり、 高物理域では情報を構成するデータやパソコン、通信方法そのものの技術に対する知識だったりする。 **部品: 複数人での研究・考案 暗号の形式・アルゴリズムは、必ず複数人で考案し、作成しなければならないとされる。 これは専門的な知識を持つ者が複数人で関わることによりクオリティを高め、チェックを行うためであり、 またお互いを見張りあうことでアルゴリズムの考案者が外部の者に買収などをされ、新しい暗号のアルゴリズムが外部に漏れることを防ぐためである。 **部品: 完成した暗号形式・アルゴリズムに対する認可と伝達 完成した暗号形式・アルゴリズムは、完成後即座には使用されず、必ず考案した組織の上に位置する組織、または人物の認可を受ける。 認可を出す組織や人物は、組織から許可を受けた人物たちによる正しい研究のうえ考案されたものであることが確認できた場合、認可を出すことができる。 認可後、組織内で情報の暗号化の作業を行う人々に新たな暗号に関する情報が報知され、使用が開始される。 **部品: 暗号の入手 暗号解読の為には、まず暗号そのものを入手する必要がある。低物理域では秘密文書の入手や魔法的通信の傍受、高物理域では暗号データの入手や無線通信の傍受によって暗号を入手することが多い。 また一見何の変哲も無い本や手紙、光の瞬き等が暗号として使用されていることも多い。 暗号解読の技術のうち大切なもののひとつは、なんでもないようなものに隠された意味を見出し、「これは暗号である」と看破する技術なのだ。 **部品: 暗号に関連する状況の情報分析 暗号は情報をつたえるものであるため、その暗号が使われたのがどういった状況であるか、が暗号を解読するための重要な手がかりとなる。 相手が撤退するたびに特定の言葉を使っていたとすれば、その言葉は「撤退」を表す、と仮定することができる、といった具合だ。 暗号とそれが使われる状況、状態を細かく分析分類すればするほど、解読に近づくのである。 **部品: 変換前の情報の予測と暗号の照らし合わせ 入手した暗号と暗号が使われた状況より、暗号で変換される前の情報の予測を立て、その予測をもとに仮定を進め他の暗号を解いていく。 これが暗号解読の基本である。 よって入手した暗号の数や種類が多ければ多いほど、そして状況の情報が詳細であればあるほど、暗号解読は容易になる。 そして専門的な暗号解読の技術を持つ者は、より少ない暗号や情報からいくつもの仮定を導き、解読することが可能だ。 **部品: 解読時のひらめき 暗号と暗号化される前の情報は、往々にして大きく異なっている。 暗号解読とはそれらを結びつける途方もない作業であり、時には突拍子もない関連付けや、解読方法を試すことにより暗号が解けることもある。 解読時のひらめきと、それをやってみる精神はとても大切なのだ。 **部品: 暗号解読のために必要な知識 暗号を解読するためには、その暗号が記されている媒体やその形式、また予測される情報に関するある程度の知識が必要だ。 例えばコンピューターのシステムによって暗号化された情報を読むには、コンピューターやシステムの仕組みに関する知識が必要であり、 魔法によって変換された暗号であるなら魔法そのものに関する知識が必須である。 また暗号解読にはある程度予測が必要なため、暗号化される前の情報に関する知識が全く無い場合、暗号を解読することはできない。 そのため暗号術、及び解読技術を学ぶ者は、暗号そのものの研究はもちろん、知りうる様々な分野の知識を幅広く学び、吸収する。 とくに政治的な知識や世界情勢、国内情勢の把握に力を入れている。 **部品: 状況に合わせた暗号の使用 秘匿したい情報を伝達する際、発信者は暗号を扱う立場の人々に情報を預け、暗号化して送り届けてもらう必要がある。 その時、暗号は状況に適したものを使用しなければ効果がない。 例えば夜に味方に合図を送る暗号ならば矢文ではなく光によるものが適しているだろう。 暗号の形式、アルゴリズムは様々あり、それらから最も届けたい人物に届きやすく、第三者には暗号とわからないようなものを選択する。 **部品: 暗号化を行える人物の制限 暗号化は、諜報組織または情報を司る役割の人々のみが行うことが出来る。 その中でも機密を厳守することが出来、素行に問題がなく、人格的に信頼がおける人物であることが それらの組織・チームの中で最も上の地位の人物に認められて、初めて暗号化の作業に携わることが出来る。 **部品: 暗号化アルゴリズム及び暗号鍵が記された媒体の機密性の保持 考案されたアルゴリズム、及びそれに関連する暗号鍵は共有の為記録媒体に記されることがある。コードブック、暗号表等と様々な名前で呼ばれるが、 それらは暗号化の作業が許可されている人物以外が目にすることが無いように厳重に管理される。 **部品: 複数の暗号の形式・アルゴリズム・暗号鍵の使用 暗号化を行うにあたり、使う暗号の形式、アルゴリズム、暗号鍵が1つだけでは解読される危険性が高くなる。 よって常に複数の暗号の種類が採用されている状態で、暗号化の際はそのどれかを不規則に使用し、変換する。 **部品: 定期的及び突発的な暗号の更新 同じ暗号は使えば使う程相手に情報を与える為、解読されやすくなる。 よって定期的に新しく考案した形式・アルゴリズムの暗号に更新することで、解読の危険性を下げることが出来る。 また、第三者に暗号が解読された可能性が出てきた場合、解読された暗号形式・アルゴリズムの正式な使用を停止し、新しいものに切り替える。 解読された暗号形式・アルゴリズムは情報伝達には使用されなくなり、第三者へのダミー、攪乱のために使用されることが多い。 **部品: 情報を集めるということ 何か行動を起こす前に必要なものとは情報である。 情報を元に予測を行い、それに基づきリスク管理と行動決定を行うことで、行動の成功率は段違いに上がる。 このとき情報は正確なものでなければならず、また物事のあらゆる側面から集めるのが好ましい。 そのため情報と一口に言えど種類は様々である。 情報収集力に長けた人物とは、求める情報に応じて情報源を絞り、効率よく正確な情報を集めることが出来る人のことを指す。 **部品: 目的のものを探し出す メディアから情報を得る場合、まず求める情報に関連するそれらを探し、集める必要がある。 紙媒体なら図書館や本屋でかき集めて調べるのが最も良いかもしれないし、誰か個人の所有する本や書類、もしかしたら手紙が必要かもしれない。政府保管の書類にしか記されていないかもしれない。 データならネットワークにあるものかもしれないし、厳重なセキュリティの元記録媒体に保存されているかもしれない。 そういった求める情報が有りそうな場所への知識、それを手に入れるためのコネや手段があればあるほど、情報を手に入れやすい。 **部品: 要点をかいつまむ 媒体に記録されていること全てが必要な情報とは限らない。迅速に情報を収集する為、要点を把握し、重要な箇所だけを詳細に確認する必要がある。 **部品: 記録を写す 手に入れた文書等が持ち出せない場合、情報を正確に写す用意をしておく必要がある。メモや写真等方法は様々。 特に予め急いで写す必要があることがわかっている場合、情報収集時はそれなりの準備をもちろんしていく。 **部品: 注意深い調査 現場を調べる場合、そこに存在する全ての物が情報となる。 一見してわかる情報の他、 非常に小さな手がかりが残されていたり、通常では見えない場所に情報が潜んでいることもある。 魔法や技術で隠蔽されているかもしれない。 また何気ない物や状態でも、論理的に考えれば矛盾を孕んでいる可能性がある。 五感全てを活用し、思考を働かせながら情報を獲得する事に励む。 **部品: 危険性の考慮 何かの調査を行う場合、周囲や己の安全に気を配らなければ、思わぬ被害をこうむることがある。 毒性の植物だったり、人為的に仕掛けられた罠であったり、ぽっかり空いた穴だったり。 そういった危険に気を配り、手袋などの道具を効果的に使いながら調査を行う必要がある。 **部品: そこに至るまでの経緯の考慮 出来事とは、目に見えているものだけがすべてではない。 そこに至るまでの経緯を手に入れた情報と知識を元に推測することによって、 更なる情報を得ることができたり、目の前の情報に惑わされず正しい情報を獲得することが出来る。 **部品: 会話から得る情報 相手が知っている情報や知識を得るには、会話をして話してもらうのが最も簡単である。 相手の話しやすい雰囲気を作り、的確な質問で情報を引き出すテクニックは非常に有用だ。 また多くの人物から話を聞くことでより正確な情報を入手することが出来る。 **部品: 表情や動作の観察 言葉よりも時に雄弁に表情や人の動作が情報を語ることもある。 会話をしながら相手の反応を伺い真実を探ったり、体の動かし方で相手の調子を確認したり、時には攻撃手段等を想定することが出来る。 **部品: 外見への注目 相手の外見によって、相手自身のことや、相手が置かれている状況や今の状態を推測することが出来る。 服装、清潔感、怪我の跡や靴の泥等、注意深く見れば見る程、相手のパーソナリティがわかるのだ。 **部品: 相手の力量を量る 咄嗟の行動や運動時の身のこなし、戦闘の動き等から、相手の戦闘時の力量を量ることは大切な技術だ。 それには武器や道具、魔法などの肉体以外の要素もすべてまとめて情報として活用する。 相手が自分より強いのか弱いのかを正確に把握することで、無駄な怪我を避けることが出来る。 そして相手の動きをよく知ることで対処を行うことが出来る。 相手の力量を量るにはそれなりの戦闘の知識が必要なこともある。 **部品: 自身の活動跡について 自身が情報を集めていたことを誰かに知られたくない場合、自身が活動した痕跡を残さないことが重要だ。 その為には内密に行動したり、怪しまれないように自分の行動に注意を払ったり、 調べた場所の完璧な復元を行ったりする必要がある。 また逆に、自分が調査済みであることを他の誰かに知らせたい場合、あえて痕跡を残すこともある。 それを行うことで共に調査する味方の時間節約をしたり、敵対する相手の警戒心を煽り注意を惹きつけることが出来る。 **部品: ダミーへの注意 入手した情報がすべて正しいとは限らない。誰かに作為的に用意された偽物(ダミー)の可能性もある。 そのため常に手に入れた情報に疑いを持ち、それにまつわるより多くの情報を入手して、 その情報が信頼できるかどうか判断するように心がける。 **部品: 隠蔽技術の定義 隠蔽技術とは、自分以外を隠す為の技術である。状況に合わせてどんな風に隠すか、幻影使いの場合幻影魔法でどんな幻影をいつ出すか、といった内容が含まれる。 **部品: 状況に合わせて選択する 隠蔽の方法はその場その場の状況に最も適したものを選択する。周囲の様子だけではなく、かけられる時間、その場にある物品、隠す目的等によりその手法は様々だ。 **部品: 同じものの中に紛れ込ませる 外見に目立った特徴がない場合、似たような外見の物の中にまぎれこませ、どれだかわからなくする。 この場合、隠蔽者やその味方にだけわかるような特徴を覚えておいたり、印をつけておく。 **部品: 何かの中に隠す 箱や戸棚、隠し部屋や穴の中など、他人から見えない場所へ隠す。最もオーソドックスな隠蔽方法である。 この場合まず人が近づかない場所に隠す方法と、思いもよらないような死角を作ってそこへ隠す方法がある。 **部品: 姿かたちを変える 隠す対象の見た目を変化させ、一見それとはわからないようにする。変装もこの類になる。 対象を分解して部品ごとにすることで、ただの何でもないがらくた等にみせかけたり、元々の形を推察できないようにもしたりできる。 この場合、再び組み立てられるようにきちんと手順を覚えておく必要がある。 **部品: 素早く隠蔽する 隠蔽を行う場合、その隠蔽作業自体が知られればすべて意味がない。 その為隠蔽作業は、内密に、素早く行われる必要がある。また隠蔽した痕跡も残さないように細心の注意を払う。 **部品: カモフラージュ技術 その場にある道具や魔法を使用した隠蔽のためのカモフラージュは、行う人物の技術が試される。 隠蔽とはただ見えないようにするだけではない。 いかに自然に「隠していないように」隠すか、相手の注意を向けられないようにするかが大切だ。 **部品: 別の対象への誘導 隠蔽した対象が調べられそうになった時、自然に気を逸らしたり、そこへ近づかせないように誘導することで発見される危険性を下げる。 余りに露骨に行うと怪しまれるため、あくまでも自然に行い、相手を騙す必要がある。 **部品: 存在しないように見せる 隠す対象の上に風景の幻影をかぶせ、なにもその場にないように見せたり、別のものの幻影をかぶせる。 目的のものがなければそこに注意を払わないため、最も有用な幻影での隠し方である。 別のものの幻影をかぶせる場合、周囲の状況に適したものの幻影を出す必要がある。 しかし何もないようにみえるということは、そこに別の物をおいたり通行しようとしたりする可能性があるということでもある。 隠蔽を行う場合は対象の存在する場所に気を使う必要がある。 また幻影で隠すことの最大の利点は、隠す対象の動きに合わせて幻影を動かすことが出来る点である。 これにより対象を隠蔽したまま別の場所へ移動させることが出来る。 **部品: 近寄らせないようにする 幻影を使うことで、隠す対象に近寄らせない。 例えば猛獣や穴を対象の手前に幻影で見せたり、壁の幻影で先に進めないと思わせる。 これにより相手を「こちらには行けない」「近寄りたくない」という心理にさせることで対象の隠蔽を行う。 **部品: 触ればばれる 幻影なので、触れられたりすれば見えているものが幻影であることがばれてしまう。 また常に隠蔽のための幻影使いがその場にいることが不自然でない状況でない限り、怪しまれる可能性があるため長期間の隠蔽には向かない。 幻影での隠蔽は通常の方法では隠蔽が難しく、サポートが行き届く組織がかりのものか、短期間のその場しのぎであることが多い。 **部品: 存在感による影響 存在感とは、その人や物が確かにそこに居ると人々に印象付けるものである。 これが大きければ大きいほど人々はそれを認識するし、記憶に残りやすい。逆に存在感が小さければ多くの人々はそれを気に留めず、また覚えていない。 人々の認識をある程度操作するために、存在感の調節というのは誰もが無意識にでも行っているものだ。 意識的に行えばそれは更に人々の認識に影響する。何かに目を向けさせることも、何かを気にさせないことも出来る。 **部品: 周囲に合った外見 ぱっと見て、周囲の風景や状況に違和感なく溶け込んでいる外見だと、存在感が薄くなりやすい。 木を隠すには森の中、という言葉もあるように、森の中で緑色の外見をしていれば見つかりにくいし、森国人の人々の中に森国人がいても誰も気にしない。 環境や状況に合わせ、周囲に溶け込む外見を取ることで注意を向けられにくくできる。 **部品: 違和感の無い動作 あの人何してるんだろう、等と思われるような違和感のある動きは注目を集める。 その動作自体が悪意のあるものでなくても、その場にそぐわない動作であれば不審に思われ注目されやすい。 その場の印象や状況を把握し、矛盾のない適した行動をとることを心がける必要がある。 **部品: 他に視線を向けさせる その場にある存在感が大きいものを利用し、こちらへ注意を向けさせないことで存在感を調節する。 多くの人々が目を奪われる何かがそこにあれば、多少こちらに違和感があっても気にしないことが多い。 遠くへグラスを投げて音を立ててそちらに注目させるなどのテクニックも内包されるが、練習や訓練をしていないと周囲に気付かれず行うのは難しい。 **部品: 目立つようにする意図 自分や特定のものに注意を惹きつけることにより、人々にこちらを印象付けることが出来るほか、他から意識を逸らさせることが出来る。 見せたくないもの、気づかれたくないものがある時に他人に対処を任せつつ、時間を稼ぐことも可能。 **部品: 注目を集める 大きな音を突然出す、突飛な動きをするといったことで周囲の注意を集めることが出来る。 騒めいている観衆を突然の拍手で鎮めたりするのもこれにあたる。 注目を集める行動は不審がられることが多いので、もっともらしい理由などでフォローを入れて、必要以上に怪しまれないようにする技術も含まれる。 **部品: 視線を惹きつける 人々が興味を惹かれ、思わず見てしまう状況をつくる。手品や花火、舞台や演説など、何に興味を惹かれるかはその場にいる人々によるため、状況に合わせた行動が必要となる。 一定時間人々の視線を惹きつけることが出来、またその内容によってはこちらに好印象を持たせることが可能。 **部品: かくれんぼ上手とは かくれんぼ上手とはかくれんぼの技術が高いものことをいう。幼少期からかくれんぼを遊ぶ中で、遊びながらも技術の向上を胸におき、試行錯誤を繰り返した結果かくれんぼ上手となる。 かくれんぼ上手になるために必要なのは素早く正確かつ冷静な判断と行動である。 判断が遅ければ行動も遅れ刻一刻と変化する状況についていけず取り残されるであろうし、間違った判断を下せば行動は思いもよらぬ結果を生むだろう。また、冷静さを失えば判断や行動そのものも危うくなる。 何度も何千度もこれらの判断と行動を繰り返し、素早く正確かつ冷静な判断と行動を行えるようになったものがかくれんぼを制する。 大人になってからも大人げなく子どもに混じったり大人同士で本気のかくれんぼ遊びを繰り返した結果、身につくこともある。 **部品: そもそもかくれんぼってなに? 「かくれんぼ」とは、主に子供向けの遊戯の一種である。 鬼になる人を決め、その者が一定時間視界を塞ぎ数を数える間に、鬼以外のものは鬼に見つからぬよう隠れる。 一定時間後、鬼は探索を開始し、鬼以外のものを探し出すといったルールが一般的である。 子どもの遊びのためその場の空気やメンバーで細かなルールは変わるが、一方が隠れ一方がそれを見つけるといったルールはおおむね共通する。 **部品: 物陰にひそむ 隠れる側の基本は隠密である。 鬼の視界から外れる場所や見つけにくい場所の検討をつけ、潜む。 建物内はもちろん、遮蔽がある場所や視界が悪い場所なども有効である。 そして隠れる側になったとき、ただ単に逃げる、隠れるだけではなく「自分が鬼ならどう考え動くか?」といった思考も重要だ。 もし自分が相手の立場だったら、と考えることでより柔軟な思考が可能となり、思わぬ危険に気付くことがある。 **部品: 音と気配のコントロール 人がいる音というのは存外目立つものである。 この音と気配を極力殺すために細心の注意を払う。 「抜き足・差し足・忍び足」で素早くかつ足音をなるべく立てずに移動する。 足をそっとつま先立ちをするように抜き上げ、差し入れるように静かに下ろし、人に気付かれないよう忍んで歩く。 膝とつま先と踵を意識するとやりやすい。 また、呼吸音や自分の体温による熱気など、自身と周囲の物や状況を観察、確認し、なるべく気配を殺し、音を立てぬように行動する。 **部品: 誘導 より能動的な隠密として、誘導がある。 自分と離れた場所に目立つものを置いておく、どこから投げたかわからぬよう小石を投げる、わざと物音を立てるなどの行動により相手の注意をひいたり、逸らしたりする。 失敗すれば発見の確率は上がるが、うまくいけば相手の行動をコントロールできるだろう。 **部品: 走って逃げる。走って捕まえる。 万が一見つかってしまった場合や、見つかりそうになったときにはその場所を捨て逃げることも有効である。 相手が複数である危険性や、動くことにより発見の確率が上がることなどは十分意識し、隠密か、逃走かその場に合わせた行動を行う。 自分が鬼の場合は逃走する相手のルートを想定し、追いかけ、捕まえる。 **部品: 運 運も実力のうちである。 たまたま鬼がいない方向に進めた、たまたま鬼が明後日の方向を向いているときに移動できた、たまたま何気なく探した場に隠れている相手がいた。 実力が明らかに上の相手にもひょんなことから勝利する。いわゆる時の運であり、そんなこともある。 **部品: 読書同好会について 読書同好会には「三度の飯よりも本が好き」と胸を張れる者ばかりが集まっている。同好会において「好き」を表現する方法は基本的に制限されない。そのため、数人で集まって本の好きなところを語り合う会員もいれば、一人で黙々と本を読み耽ることを好む人もいる。また、本を読むだけでなく、個人でも複数人でも本を作る会員も存在する。 **部品: 活動拠点 規定された活動拠点はなく、会員の良識に一任されている。会員の家で少人数で集まり活動することもあれば、一室を借りて大人数で活動することもある。 **部品: シンボルマーク 読書同好会のシンボルマークはリンゴの傍で眠る猫がが描かれる。シンボルマークは同好会に在籍していることを証明するものであり、同時に同好会員である責任を背負うものである。会員が作った本には必ずシンボルマークをつけなければならない。 **部品: ワインレッドの栞 同好会に在籍すると、会員証としてワインレッドの栞が贈られる。本来の用途でも使い勝手がいいように上質なワインレッドの紙にシンボルマークが描かれている。 **部品: 本が好きであること 同好会に在籍する一番大切な資格は、ただひとつ「本が好き」それだけである。その気持ちがあれば年齢も性別も種族関係なく同好会への扉が開かれる。 **部品: 本を、人を批判しないこと 他の会員が好きな本や作った本の批判を口に出してはならない。同好会を円滑に活動するための最低限の礼儀であり、努力である。 **部品: 本に優劣をつけない 「たとえ面白いと思わなかった本も、それは他の人の好きな本である」ということを忘れてはならない。もちろん、同様に本に優劣をつけることも好まれない。 **部品: 読み聞かせボランティア 保育園の時期に読書に触れることは大事であり、同好会は読書への関心を深めることへの手助けとして、有志を募ってボランティアを毎年開催している。 **部品: ブックマーケット 月に一度、ブックマーケットを開催している。同好会会員の作った絵本や児童書、小説がマーケットに出している。会員によってはファンがつくこともあり、交流の場ともなっている。 **部品: 再現料理の会 物語を読んでいると気が抜くと涎が出てしまいそうになる料理に出会うことがある。再現料理の会は、そういった本の中の料理を再現し、登場人物の気持ちを味わうことを目的としている。 **部品: 聖地巡礼 テーマになった一冊の物語を軸に、関連する地域や料理などを巡り、より物語を身近に感じさせるイベントとして開催されている。 **部品: 適度な運動 適度な運動を行うことで、ある程度の体力と体の健康を保つ。 運動は筋力トレーニングやランニング、水泳に散歩等人によって取り組む種類は様々だ。 **部品: 栄養管理 きちんと栄養のある食事をとり、健康に気を使った食生活を行う。 タンパク質、脂質、ビタミン、炭水化物、食物繊維等過不足が無い程度に 様々な材料を使ったバランスの良い食事を心がけることが大切だ。 時々忙しさで乱れることがあるかもしれないが、神経質になり過ぎるよりざっくり守る、位のスタンスが丁度よい。 **部品: ストレスの発散 趣味や運動を行い、ストレスの発散を行うことにより精神を健全に保つ。 生きていればストレスは必ずたまる。ストレスをたまらないようにすることも1つの手段だが、 ストレスを上手く発散することもまた同じか、それ以上に大切だ。 多くのストレス発散にはお風呂に入る、趣味に没頭する、誰かに愚痴る、身体を動かす等が行われている。 **部品: 自己理解を深める 目の前の事に忙殺され、自分自身の状態を把握できないと、どんどん追いつめられる。 時々冷静になって、今の自分を客観的に把握し、どんな状態か、余裕はあるか、酷い無理をしていないか、等を確認することで 現状を整理し、心に余裕を持たせることが出来る。 自分の能力を客観的に判断し、無理だと判断したら他の誰かに助けを求めたり、妥協案へ行動をシフトすることも時には必要である。 また「自分はどういう人間であるか」ということを時折分析し、自己理解を深め、そしてそれを認める「自己肯定」を行うことで、 自分への自信と他人への気遣いを併せ持つ余裕が生まれる。 **部品: 炊事 食材選びから調理までをこなす。 手の込んだ複雑なものを作ったりと凝り性も存在するが逆に自分の手間を極力減らす手抜き飯もお手の物。 **部品: 洗濯 衣類やリンネル類などを洗う技術。 衣服やリンネル類の素材によって適した洗い方は様々。 自分の手間とやる気が許す限り最適な洗い方を目指す。 **部品: 掃除 掃いたり拭いたりすることによってゴミや汚れを取りのぞく技術。 これがないとあっという間に住んでる場所はゴミ溜めになる。 **部品: 整理整頓 いるもの、いらないものの分別や物を適切に整理する。 これがないと部屋は雑多な物置のようになってしまう。 掃除だけ出来ても棚に用途ばらばらで置いたりしていたりあれどこいったんだっけ、を防止できる。 **部品: 金銭感覚 食料品、生活用品の購入などの暮らしていくための金銭の割り振りと交際費や嗜好品など趣味に割り振ったり貯蓄したりのお金の自己管理能力。 **部品: 流用実績(生活能力) 以下の個人データへの流用申請をいただいています(敬称略) 藩国:使用者:使用アイドレス 蒼梧藩国:月松堂:摂政月松堂のアイドレス 蒼梧藩国:新荼 稠:新荼稠(ニイドシゲル) 蒼梧藩国:戸田:戸田【T20】 蒼梧藩国:大平蔵人:大平蔵人 蒼梧藩国:うろこ:うろこ 蒼梧藩国:Phantom:Phantom 蒼梧藩国:がるた:がるた 蒼梧藩国:哀川・A・セコイア:哀川・A・セコイア 世界忍者国:久堂尋軌:久堂尋軌 満天星国:都築つらね:都築つらね FVB:オカミチ:オカミチ 満天星国:ホリー:ホーリー **部品: 対人関係とは 対人関係とは、個人と個人の結びつきをみた人間関係である。この世界には様々な存在がいる。ここでは自分以外の他者との結びつきをいわゆる対人関係としてゆく。 **部品: 相手を大切にする気持ち 世の中にはいろいろな存在がいる。友好な関係を築くには相手を尊重し、大切に思う気持ちをもつとよい。みんな違ってみんないいのである。 **部品: 相手の立場に立った言動 自分に様々な思いがあるように相手にもいろいろな事情がある。それらを考えながら、相手の立場に立った言動を心がけることで気持ちの良いコミュニケーションがとれる。 **部品: わかりやすい言葉で 例えば専門用語は知らない人からすると意味不明な言葉である。そういうものもわかりやすい言葉でおきかえて伝えることで、相手の理解を深める手助けになる。 **部品: おだやかに 感情は伝染する。こちらから穏やかな姿勢で望むことで、相手の心も穏やかになりやすい。また、言葉選びも重要である。 **部品: 報連相 報告、連絡、相談である。対人関係の基本は報連相にもある。適切な報連相をすることで、さわやかな関係を築くことができるうえ、不備が少なくなる利点もある。 **部品: 流用実績(対人関係の心得) 部品: 流用実績(対人関係の心得) 以下の個人データへの流用申請をいただいています(敬称略) 国民番号:PC名 11-00585-01:小鳥遊 33-00750-01:黒野無明 33-00926-01:JUNK-C@Drache 11-00891-01:九条イズミ 15-00295-01:乃亜・クラウ・オコーネル **部品: ニムの騎士領 ニムは玄霧藩国から騎士領を賜った。幹部長として花火組合を管理し、主に花火組合の拠点で諜報・防諜活動に携わっている。 花火組合として祭の監督を行ったり、花火組合の各部門の取りまとめ、弟子たちの魔法の修行、重要な諜報活動・防諜活動の分析や計画を行っている。 自身が現場に出て諜報活動等を行うことは珍しいが、状況によってはやむを得ず行うこともあり、そのための技術は保持している。 *提出書式 大部品: ニム(玄霧藩国のPC) RD:152 評価値:12 -大部品: ニムのパーソナリティ RD:4 評価値:3 --部品: ニムの外見 --部品: ニムの性格・趣向 --大部品: 友好関係 RD:2 評価値:1 ---部品: 国内の人間関係 ---部品: 国外の友人 -大部品: 玄霧の民 RD:10 評価値:5 --大部品: 森国人 RD:9 評価値:5 ---大部品: 森国人の身体的特徴 RD:3 評価値:2 ----部品: 長い耳 ----部品: 長身痩躯 ----部品: 長い髪 ---部品: 革製の日常着 ---部品: 瞑想通信を使うことが出来る ---部品: 基本の職業適性 ---部品: 森国人の習慣 ---部品: 森の恵みを得る ---部品: 森国人の流用実績 --部品: 玄霧藩国の森国人 -大部品: 幻影使い RD:10 評価値:5 --部品: 幻を見せる者 --大部品: 幻影を使いこなす修行6年 RD:8 評価値:5 ---部品: 日常における世界の観察 ---部品: 動かない物の幻影作る ---部品: 生き物を再現する ---部品: 自分の幻影を出す ---部品: エレメントを表現する ---部品: 複数の幻影を操る ---部品: 幻影で物を覆う ---部品: 虚実を交えた幻影術 --部品: 幻影使いの特徴的な格好 -大部品: 霧の結界術 RD:16 評価値:6 --部品: 霧の結界術とは --大部品: 水の魔法 RD:5 評価値:3 ---部品: 水の魔法とは ---部品: 水を自在に動かす ---部品: 水をぶつける ---部品: 水を呼び出す ---部品: 水を抜き取る --大部品: 霧の護り RD:10 評価値:5 ---部品: 前提となる技術と術式の伝授について ---部品: 霧を発生させる ---部品: 視線を遮る ---部品: 霧に濃淡をつける ---部品: 霧の動きを把握する ---部品: 魔法を妨害する ---部品: 結界の防御相性 ---部品: 複数人による結界の同時展開 ---部品: 結界基点の準備による強化 ---部品: 気象条件による効果 -大部品: 花火組合員の魔法セット上位バージョン RD:27 評価値:8 --部品: 花火の魔法を含んだ上位の魔法セット --部品: セット内の伝承制限のある魔法 --大部品: 低位魔法 RD:3 評価値:2 ---部品: 魔力を使って現象をおこす ---部品: 効果と規模の調節能力 ---部品: ごくわずかな詠唱 --大部品: 花火の魔法 RD:10 評価値:5 ---部品: 花火の魔法を構成する低位魔法 ---大部品: 魔法の花火における魔力のコントロール RD:5 評価値:3 ----部品: 花火を美しく打ち上げる技術 ----大部品: ダブルキャスト RD:4 評価値:3 -----部品: 複数の下位魔法の同時発動 -----部品: 感覚頼り -----大部品: 非常に厳しい伝承性(ニム) RD:2 評価値:1 ------部品: 技術を教えられる人物は1人 ------部品: 類まれな技術に適した才能 ---大部品: 花火の魔法に関する安全のための規則 RD:4 評価値:3 ----部品: 打ちあげが許可される状況 ----部品: 許可を受けた魔法使いのみが使用可能 ----部品: 花火の高さと大きさに関する制限 ----部品: 打ち上げ時の周囲や上空の安全の確保 --大部品: 音を生み出す魔法 RD:4 評価値:3 ---部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 ---大部品: 発生させることが出来る音の種類と難度 RD:3 評価値:2 ----部品: 音量と長さの制限 ----部品: 修行の過程でみる音の種類による難度 ----部品: 人の声や会話の再現は不可能 --大部品: 照明の魔法 RD:2 評価値:1 ---部品: 照明の魔法の概要説明 ---部品: 目に優しい光 --大部品: 不可視のインクの魔法 RD:3 評価値:2 ---部品: 不可視のインクの魔法の概要 ---部品: 描いた物の持続性 ---部品: 描いた物が見えないことによる効果 --大部品: インクの可視化魔法 RD:3 評価値:2 ---部品: インクの可視化魔法の概要 ---部品: 魔法の対象となるもの ---部品: 可視化されている時間 -大部品: 諜報・防諜に有用な技術 RD:56 評価値:9 --大部品: 暗号に関する技術 RD:18 評価値:7 ---大部品: 暗号とは何か RD:3 評価値:2 ----部品: 暗号の目的 ----部品: 様々な形式 ----部品: 暗号に関する技術を習得する環境の制限 ---大部品: 暗号の考案 RD:5 評価値:3 ----大部品: 暗号考案に関する技術 RD:3 評価値:2 -----部品: 暗号の研究 -----部品: 発想力 -----部品: 情報を記す媒体や記録方法に関する多方面な知識 ----部品: 複数人での研究・考案 ----部品: 完成した暗号形式・アルゴリズムに対する認可と伝達 ---大部品: 暗号解読 RD:5 評価値:3 ----大部品: 暗号解読の為の情報を集める RD:2 評価値:1 -----部品: 暗号の入手 -----部品: 暗号に関連する状況の情報分析 ----大部品: 暗号を解読する技術 RD:3 評価値:2 -----部品: 変換前の情報の予測と暗号の照らし合わせ -----部品: 解読時のひらめき -----部品: 暗号解読のために必要な知識 ---大部品: 情報の暗号化 RD:5 評価値:3 ----部品: 状況に合わせた暗号の使用 ----大部品: 暗号化アルゴリズム及び暗号鍵の高い機密性 RD:4 評価値:3 -----部品: 暗号化を行える人物の制限 -----部品: 暗号化アルゴリズム及び暗号鍵が記された媒体の機密性の保持 -----大部品: 解読への対策 RD:2 評価値:1 ------部品: 複数の暗号の形式・アルゴリズム・暗号鍵の使用 ------部品: 定期的及び突発的な暗号の更新 --大部品: 情報収集能力 RD:13 評価値:6 ---部品: 情報を集めるということ ---大部品: メディアから RD:3 評価値:2 ----部品: 目的のものを探し出す ----部品: 要点をかいつまむ ----部品: 記録を写す ---大部品: 現場や状況から RD:3 評価値:2 ----部品: 注意深い調査 ----部品: 危険性の考慮 ----部品: そこに至るまでの経緯の考慮 ---大部品: 人や知的生物から RD:4 評価値:3 ----部品: 会話から得る情報 ----部品: 表情や動作の観察 ----部品: 外見への注目 ----部品: 相手の力量を量る ---部品: 自身の活動跡について ---部品: ダミーへの注意 --大部品: 隠蔽技術 RD:11 評価値:5 ---部品: 隠蔽技術の定義 ---大部品: 隠蔽方法 RD:4 評価値:3 ----部品: 状況に合わせて選択する ----部品: 同じものの中に紛れ込ませる ----部品: 何かの中に隠す ----部品: 姿かたちを変える ---大部品: 隠蔽作業 RD:3 評価値:2 ----部品: 素早く隠蔽する ----部品: カモフラージュ技術 ----部品: 別の対象への誘導 ---大部品: 幻影を使った隠蔽 RD:3 評価値:2 ----部品: 存在しないように見せる ----部品: 近寄らせないようにする ----部品: 触ればばれる --大部品: 存在感の調整 RD:7 評価値:4 ---部品: 存在感による影響 ---大部品: 目立たないようにする RD:3 評価値:2 ----部品: 周囲に合った外見 ----部品: 違和感の無い動作 ----部品: 他に視線を向けさせる ---大部品: 目立たせる RD:3 評価値:2 ----部品: 目立つようにする意図 ----部品: 注目を集める ----部品: 視線を惹きつける --大部品: かくれんぼ上手 RD:7 評価値:4 ---部品: かくれんぼ上手とは ---部品: そもそもかくれんぼってなに? ---部品: 物陰にひそむ ---部品: 音と気配のコントロール ---部品: 誘導 ---部品: 走って逃げる。走って捕まえる。 ---部品: 運 -大部品: 読書同好会 RD:11 評価値:5 --大部品: 同好会について RD:11 評価値:5 ---部品: 読書同好会について ---部品: 活動拠点 ---部品: シンボルマーク ---部品: ワインレッドの栞 ---大部品: 在籍資格 RD:3 評価値:2 ----部品: 本が好きであること ----部品: 本を、人を批判しないこと ----部品: 本に優劣をつけない ---大部品: 同好会主催のイベント RD:4 評価値:3 ----部品: 読み聞かせボランティア ----部品: ブックマーケット ----部品: 再現料理の会 ----部品: 聖地巡礼 -大部品: 健康への気遣い RD:4 評価値:3 --大部品: 健全な肉体 RD:2 評価値:1 ---部品: 適度な運動 ---部品: 栄養管理 --大部品: 正常な精神 RD:2 評価値:1 ---部品: ストレスの発散 ---部品: 自己理解を深める -大部品: 生活能力 RD:6 評価値:4 --部品: 炊事 --部品: 洗濯 --部品: 掃除 --部品: 整理整頓 --部品: 金銭感覚 --部品: 流用実績(生活能力) -大部品: 対人関係の心得 RD:7 評価値:4 --部品: 対人関係とは --部品: 相手を大切にする気持ち --部品: 相手の立場に立った言動 --部品: わかりやすい言葉で --部品: おだやかに --部品: 報連相 --大部品: 対人関係の心得の流用実績 RD:1 評価値:0 ---部品: 流用実績(対人関係の心得) -大部品: 騎士叙勲 RD:1 評価値:0 --部品: ニムの騎士領 部品: ニムの外見 森国人らしい長身痩躯であり、黒髪を肩のあたりでざっくばらんに切っている。 服装は基本的に幻影使いを表すシルクハットと黒マントを着用し、マントには花火組合の組合員バッチがつけられている。 ただし諜報員として活動する場合は目立たない格好になり、バッチも自宅へしまわれる。 三白眼に近く余り笑わないが、どこか童顔のため怖がられることは余りない。 部品: ニムの性格・趣向 基本的に冷静沈着、面倒くさがりを装っているが小心者。そのため情報を集め可能な限り確実な手段をとることを好む。 派手なものを好まず、注目を集めることが苦手で、また誰かを傷つけたり傷つけられることを好まない。 前線に立って戦闘を行ったり国の舵取りを行うよりも、影の働きとして補佐に徹する方が性に合っている。 …なので祭を盛り上げる花火組合の表の顔としてどうなのだ、という声も聞こえてきそうだが、派手な祭を運営する仕事自体は地味で目立たないものが多いので、 本人は特に苦にしていない。 好きなものは本と読書と魔法の鍛錬。嫌いなものは痛みと病気と子供の泣き声。 部品: 国内の人間関係 花火組合の幹部として知り合いは非常に多い。 愛想がいいわけではないが丁寧で誠実な関わり方を心がけており、立場上敵を作らないように気を使っている。 個人的な付き合いがあるのは、弟子を除けばかなり人数が少なくなり、花火組合の他幹部や藩国の幾人かの有力者、それとご近所さんくらいとなる。 部品: 国外の友人 帝国の蒼梧藩国の羽黒と個人的な付き合いがある。 お互い忙しい立場の為顔を合わせることはほとんどないが、連絡をたまに取っている。 近くはないが関わりが切れない一定の距離が楽だと感じ、また1人の人間として彼女に敬意を払っている。 部品: 長い耳 長い耳とはいわゆるエルフ耳である。大きさはまちまちだが、耳の先がとがっているのが特徴であり耳たぶは短めである。長さと関係あるかは不明であるが、遠くの、あるいは小さな音を捉える能力にも優れている。 部品: 長身痩躯 種族的な特徴として肥満体になりにくく痩せた体つきをしている者が多い。総じて、細い見かけによらず膂力はあり衣服を脱ぐとしっかり筋肉のついた引き締まった体つきをしている。また他国人と比べて背丈は高めが標準である。 部品: 長い髪 森国人の髪の色にこれと決まった特徴傾向はない。髪型としては男女の別なく長髪が伝統と言える。もちろん髪型を選ぶのは個人の自由であり、短髪を好む者もいて、それが咎められることはない。 部品: 革製の日常着 天然繊維の肌着の上に身体にぴったり付くデザインのなめし革の胴着を着用するのが、森国人の伝統的な日常活動時の服装である。ズボン、スカート、長靴など様々な部分に皮革が多く用いられるが、もちろん、必要に迫られたり職業によってはこの限りではない。 部品: 瞑想通信を使うことが出来る 森国人の特徴として瞑想通信を使用できる。瞑想通信を使うには道具の補助や数人がかりでの瞑想など、入念な準備が必要となる。 部品: 基本の職業適性 人種的に、理力・魔法との親和性がとくに高い。その他に、優れた視力と聴力や自然の中での隠密行動に長けていることから忍者、また指先の器用さに優れる者が多く整備士・医師などにむいているとも言われる。 部品: 森国人の習慣 自然を大切にし、森を切り拓かないまま森の中に村を築く。樹木をそのまま活かす木造建築物を好み、自然環境を破壊しない生活を送ることを良しとする。 部品: 森の恵みを得る 森国人は、その名の通り森で暮らしてきたという歴史から、自然の恵みを採集活用する技能に長けている。森とともに生きるというライフスタイルをもち、資源の獲りすぎによる種の絶滅が起こらないように生活を律してきた。近年では開けた場所で畑作も行っているが、森を減らすことは本末転倒として嫌う傾向が強い。森がなくなることは災害を呼ぶという伝承を伝えており、森の手入れのための間伐は行うが必要以上の伐採は戒められている。 部品: 森国人の流用実績 このアイドレスは玄霧藩国が製作しました。 飛翔@海法よけ藩国さんに流用いただきました。 ありがとうございます。 部品: 玄霧藩国の森国人 森国人国家と一口で言っても、国が違えば気性も少しずつ異なるものである。玄霧藩国では、よく言えば職人気質、別の言い方をすればオタク気質の、おのおのが自分のウデを磨き上げることに熱意を見いだす傾向があった。それは各人の好みによっていろいろな方面に向けられたものであったが、家庭の娯楽としての食事、ひいては美味しい家庭料理を作ることへむけても発揮され、家族・友人の喜ぶ顔を見ようと自分の腕を磨くことにみな熱心に取り組む様子もみられた。それは他者を癒すことに感じる喜びともつながっていった。 部品: 幻を見せる者 玄霧藩国には幻影使いと呼ばれる者達がいる。 いわゆる魔術師の系譜にあたり、もともとは理力使いの集団であったと言われている。 藩国内に発見された遺跡から出土したアイテムより幻影を操る術を知り、以後その術を伝え続けてきた者達である。もっとも、公式には理力研究発展の結果として幻影を操る力を得たのであると発表されているのだが。 ともあれ、幻影使いはその名のとおり幻影を作り、操ることで相手を惑わし、自分のペースへ引き込んで戦うことを得意とする。その力は今日に至っても、藩国を守るため密かに鍛えられ続けている。 部品: 日常における世界の観察 幻影を出すにはイメージが重要となる。 幻影使いを志すものは、目に映るものすべて、音に聞こえるものすべてに注意を払い、いつの日かそれを幻影として再現する準備をし続ける必要がある。 部品: 動かない物の幻影作る 幻影の初歩として、物品の幻影を作る訓練を行う。 果物や花、道端に落ちている石などを手本として、その隣にそっくり同じ幻影を作ることから始まり、以前作った幻影を手本を見ずに再現すること、あるいは手本からあえてずれた幻影を作ることが求められる。最後の訓練は、例えば果物の色を変えたり、葉のつきかたを変えたりすることで、一度も見たことのない幻影を作る基礎となる。 部品: 生き物を再現する 動かないものの幻影が作れるようになったら、次は動くもの、つまり生き物の幻影を作る訓練を行う。 例えば馬の幻影を作るとして、馬の姿形を知っていることはもちろん、その幻影を動かそうと思えば歩き方や走り方、風を受ける鬣や筋肉の動きを再現できなければ、その幻影はすぐに幻であると看破されるであろう。 幻影使いの修行においては、往々にして鳩の幻影を違和感なく飛ばせてみせることが最低ラインとして求められる。 部品: 自分の幻影を出す 生き物の幻影が出せるようになったら、次は自分自身の幻影を生み出す訓練を行う。 人間、自分を正確に把握することは難しいものだ。うっかり本来より美形に作ってしまったり、その逆だったりする。そもそも人間は成長や老化するだけでなく、服装が変わったりするため、自分自身の幻影でありながら日々調整し続ける必要がある。 また、相手を惑わす目的で使用されることが想定されるため、自分が喋る言葉に合わせて幻影の口を正確に動かす訓練なども行う。 部品: エレメントを表現する エレメントと気取った言い方がされているが、つまり燃え盛る炎や流れる水、風に揺れる草木や地形そのものの幻影を作る訓練である。 触れると火傷しそうと思わせられるか、切り立った崖に洞窟があるように思わせられるか、そういった人の心理に迫る技術を習得する。 部品: 複数の幻影を操る 他の修行と並行して行われる訓練として、幻影を一度に複数出す訓練を行う。幻影は相手を惑わすことにかけて非常に有効であるが、一度に一つしか幻影を出せないのではその効果は半減してしまうだろう。 幻影使いの修行においては往々にして、自分の周囲を踊るように飛び回る鳩の群れの幻影を作ることが求められる。 部品: 幻影で物を覆う 他の修行と並行して、何もない場所に幻影をだすのではなく、現実に存在するものの上に幻影を重ねる訓練を行う。 これはそこにあるものを別のものとして見せる訓練だけでなく、確かにそこにあるものをないものであるように見せる(何もない風景の幻影をかぶせる)訓練も行われる。 自分の服装を異なる衣装に見せる幻影を重ねる技術は、自身が幻影使いであることを隠したいときにも役立つ。 部品: 虚実を交えた幻影術 幻影使いの戦闘法において真っ先に学ぶことは、幻影を使わないことである。 本末転倒しているように思えるが、幻影使いの繰り出す攻撃がすべて幻影であっては、簡単に対処されてしまうのだ。 例えば、ナイフを一本、的へ向かって投げる。本物のナイフの十倍の幻影を同時に的へ向けて飛ばす。 例えば、落とし穴を三つ掘る。一つはそのままに、一つは穴を幻影で隠し、一つは草や土で隠し、そして草や土で偽装された落とし穴の幻影を何もない地面に作る。 何が本物で何が幻影なのか、相手を惑わす技術を学んでいく。 部品: 幻影使いの特徴的な格好 幻影使いはそろってシルクハットを被っていることで知られる。正装としての意味合いよりも、どちらかと言えば手品師や奇術師をイメージして着ているようだ。 このため、マントや燕尾服のような小洒落た衣装を好む者も多い。 また、幻影使いは手に指輪をはめることが習わしとなっている。宝石の煌めきが眩い幻影に通じるからか、はたまた魔力の焦点具としてであるのか、それは幻影使い自身に聞かねば分からないことである。 部品: 霧の結界術とは 魔力を多く含んだ霧を発生させ、これを操り魔法的な脅威から自身と周囲を護る結界魔法である。 濃密な霧は視界を制限する効果もあり、結界内への侵入を躊躇わせることも効果のひとつと言える。 部品: 水の魔法とは 水を操る低位魔法の総称。 水を自在に動かすことから始まり、熟練すれば空中から水を呼び出したりすることも出来る。 ある程度までならほぼすべての国民が使うことができるが、消防活動や戦闘行動に用いることができるようになるには相応の訓練と才能が必要である。 紅茶を淹れることは誰にでもできるが、素晴らしく美味しい紅茶を淹れることができる人間は限られる。水の魔法も同じことだ。 部品: 水を自在に動かす 水の魔法のもっとも基本となる術。水の魔法の練習は誰でもここから始めるし、そして奥義へと通じるのもまたこの技術である。 コップの中の水を魔力だけで回すことから始まり、水の形を変えて水で動植物を象ったりする。 タライに水と洗剤をいれて、この魔法で洗濯できるようになれば、立派な家事魔法使いだ。冬場の水仕事でも手荒れ知らずで、ご近所さんの尊敬を集めることができるだろう。 部品: 水をぶつける 水を浮かせたりして任意の場所へぶつける術。 水の魔法の攻撃的な応用と言えば言えるが、しょせんは水であるため、通常はバケツで水をぶっかけられた、くらいの衝撃がせいぜいである。 また、夏場には子供達がこの魔法を使って水のかけ合いをして遊んでいる姿が見られることもある。 低物理国家の消火活動ではしばしばこの魔法が使われる。狙った位置へ水をかけて消火を行うだけでなく、延焼しそうな建物や樹木があるならば、先回りしてこの魔法で水をかけて回るという。 部品: 水を呼び出す 何もない所から水を呼び出す。雨だって何もない空から降ってくるのだから、水だって何もない空中から出せるのは道理である。 しかし、湿気の多い日は消費魔力が少なく、乾いた空気の日は消費魔力が多い。また川や湖の傍、森の中では水を呼び出しやすく、砂漠では呼び出しにくいといった経験則から、どうも水の属性が強い地域や環境というものがあるらしいということが分かっている。 部品: 水を抜き取る 水を含んだものから水を抜き取る。熟練した魔法使いであれば、切り花をドライフラワーにすることも容易い。 ただし、動物や地面に根付いている植物は魔力抵抗が高いため水を抜きとれない。これは水を抜き取る対象が生物であるかどうかというよりも、それに魔法抵抗力が備わっているかどうかで、水を抜き取れるか否かが決まる。強い効力の魔法ではないため、魔法に対して抵抗されるようなものには使えない、と考えてよい。 横着な魔法使いが洗濯物をこの魔法で乾かしていたが、太陽の光にあてて乾かしたものと違いだんだん臭くなっていくという噂がある。 部品: 前提となる技術と術式の伝授について 霧の結界術を使うには水の魔法に対する熟練を必要とする。また、その上で霧の結界を張るための術式や心得の教えを受ける必要がある。 この魔法を伝授できる師範は藩国内でも限られており、彼らに実力と人格を共に認められなければそもそもの伝授が行われない。 また、霧の結界術を習得したとしても、師範として伝授を行えるようになるには、さらに霧の結界術自体の扱いに習熟した上で、藩王に任命を受ける必要がある。 部品: 霧を発生させる 魔力を含んだ霧の結界を発生させる。 基本的には自身を中心として周囲に発生させるが、複数の術者で共同して広い範囲に結界を張ったり、基点となる触媒で囲んだ範囲に発生させる場合もある。 個人で霧の結界を張る場合、その範囲の広さは個人の技量と魔力量による。 ただし、風通しの良い場所では霧が吹き散らかされるだろうし、逆に風通しの悪い場所では実力以上に広い範囲に霧を充満させることもできるだろう。魔法と頭は使いようである。 部品: 視線を遮る 霧の結界が十分に張り巡らされた場所では、濃密な霧によって視線が遮られ、霧の向こうに居る術者の姿を見ることは基本的にできない。 このため、弓矢などの射撃武器の単純な命中率は著しく低下することになる。 もちろん、術者の側から結界の外を見ることも出来なくなるため、注意が必要である。 部品: 霧に濃淡をつける 霧は一様な濃度で散布するのでなく、意図的に濃淡をつけることができる。この技術に習熟することで、重点的に防御したいところに霧を集中させることができる。 また、霧の中に踏み込んできた者の視線を誘導する目的でも使うことができる。人間、霧の濃いところと薄い所があれば、まだしも先が見える場所へ進みたくなるものである。また、あえて霧の濃い場所に術者が潜んでいると予想する者もいるだろう。霧の結界の内部は、術者と侵入者の心理的な駆け引きの場でもある。 部品: 霧の動きを把握する 自身の魔力を含ませた霧を動かし、その濃淡まで操ることができるということは、すなわち霧の動きを理解しているということである。 霧の粒一つ一つの位置が分かるわけではないが、水中で水の動きからその流れを感じるように、霧の流れから結界内の動きを感じることができる。 これを応用して、霧の結界に踏み込んだものや魔法を把握し、そこへより多くの霧を送ることができる。 部品: 魔法を妨害する 魔力を含んだ霧で空間を満たすことで他の魔法を使いづらくすることができる。 濃密な霧の中でマッチに火を点けることが難しいように、大量の「他者の魔力」に包まれた状態では、技量の低い者は上手く魔法を使うことができなくなるだろう。 ただし、これは術者の側も同じである。結界を張っている術者本人は他の魔法を使うことはできないし、その霧の中で魔法を使うという条件は同じであるため、仲間の術者にとっても魔法の妨害効果は発生する。 この課題を乗り越えるために、霧の結界術を使う者と共に戦う者は、普段から結界内での魔法行使の練習や、視界の悪い中での戦闘訓練を行う必要がある。 部品: 結界の防御相性 攻撃魔法、特に火炎の魔法のような炎系魔法に強い。魔力の矢を直接飛ばすような魔法に対しても、十分な減衰効果が期待できる。 反面、ストーンバレットを投げつけるような物理的効果のある魔法には効果が薄い。あくまでも霧の結界なのである。 部品: 複数人による結界の同時展開 複数人で結界を作ることで効果を増大させることができる。より濃密な霧を発生させることも可能であるし、複数の術者自身が結界の基点となり、広い範囲に結界を展開することも可能である。 もちろん、この連携は一朝一夕にできるものではなく、普段から詠唱や魔力の波長を合わせる訓練などを行う必要がある。 部品: 結界基点の準備による強化 結界の基点となる触媒を用意することでより強力な結界を作ることができる。触媒となる宝石を予め埋めておいたり、大きく育った樹木などと契約を交わして基点とすることもできる。 また、個人で結界を張る場合にも、魔力を含んだ水を瓶から振り撒いて魔法で操り、地面に陣を描くことで簡易な基点とすることもできる。 部品: 気象条件による効果 じめっとした曇りの日などは発動も早いし効果も高い。砂漠などでは消費魔力が増え、発動も遅くなる。 風の強い日はあまり広範囲に結界を広げることができない。代わりに風上から風下へと結界を普段より広く張ることができる。 自然の霧が出ている場合は効果が明らかに強くなるなど、気象条件によって効果の増大・減衰・変化の激しい魔法でもある。 このため、霧の結界術を使うものは天候を常に気にかけている。 ある意味では、屋内や洞窟の中など、閉所の方が強い効果を得ることができると言える。 部品: 花火の魔法を含んだ上位の魔法セット 諜報活動・防諜活動には魔法が効果的な場面が多々ある。 特に照明の魔法をはじめとしたいくつかの魔法は、諜報員として活動するなら最低限必須であると言われセットにされている。 このセットの魔法は全て低位魔法である。 上位バージョンは花火組合の象徴ともいえる「花火の魔法」を使用できる者の諜報・防諜用魔法セットである。 部品: セット内の伝承制限のある魔法 諜報員に必要な魔法としてまとめられているもののうち、 「インクの可視化魔法」と「不可視のインクの魔法」は、花火組合所属の幻影使いにしか伝授されず、口外を固く禁じられている。 これらの魔法は秘密の文書や暗号を記すために用いられることが多く、 機密を守るために魔法自体を内密なものにしておく必要があるからだ。 部品: 魔力を使って現象をおこす 魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。 例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、 考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。 魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。 部品: 効果と規模の調節能力 術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、 更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。 この発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。 部品: ごくわずかな詠唱 詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。 低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。 迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、 その分だけ流せる魔力の上限が低く設定されており、したがって引き出せる効果量も限られている。 部品: 花火の魔法を構成する低位魔法 この花火の魔法は、照明の魔法と音を生み出す魔法という、魔力を操作し、効果を与える2つの魔法によって構成されている。 どちらも習得していなければこの魔法は使用できない。 また2つの魔法を同時に発動させる必要がある為、 魔法技術「ダブルキャスト」も必須となる。 部品: 花火を美しく打ち上げる技術 花火は術者から離れたところで光と音を生み出さねばならないため、自身や媒体から離れた場所での魔力操作技術が必要である。 また美しく花火を見せる上で、まるで花が開くかのように均等な並び位置に球状の魔力を拡散させる技術はかなりの魔力の扱いの練度が必要であり、 美しい花火の発射は、基礎となる魔法修行を終了し、尚且つ魔力の流れ、魔力そのものの扱いに長けた魔法使いのみが行うことが出来る。 花火を発射する幻影使いたちは、花火の複雑さや美しさで腕を競い合ったり己の成長を確認するという。 部品: 複数の下位魔法の同時発動 この魔法技術は、二種類の下位魔法を同時に発動させるものである。 魔法とは魔力を術式に通し、詠唱を行うことで発動するものであり、本来はどんなに簡単な物でも1つずつ発動させる。 しかし特殊な魔力操作技術を習得することで、二種類の術式の構築と魔力導通を一度に行うことが出来る。 下位魔法に限られるため魔法自体の威力、効果は限られるが、詠唱時間の短縮や相乗効果により、場面によってより効果的な影響を生み出すが出来る。 部品: 感覚頼り 通常の理論や魔法の研究に基づいて編み出されたものではなく、飽くなき魔法の鍛錬によりひょんなことから個人がコツを掴み編み出した。 そのため「何故その動作、やり方でその結果が生み出されるのか」が解明されていない。 全て、術者が繰り返した訓練で獲得した感覚のみがその魔法技術の手順であり、説明しようとすると「下腹部に熱を集めてパッと散らせる感じ」など非常に要領を得ないものになる。 そのため修得にかかる時間は一ヵ月から数年とまちまちで、一度コツを掴み修得さえすれば安易に使えるようになるが、使用している場面を目にしただけでは決して使えるようにならない。 部品: 技術を教えられる人物は1人 修得するには練習を繰り返し、感覚を掴む他ないが、何の手がかりも無ければその努力が実を結ぶことは決してない。 そのため修得を望む場合、技術を最初に編み出した人物に弟子入りし、その教えを受ける必要がある。 編み出した人物(ニム)は弟子との関わりの中で弟子の人格、素行、道徳観等の人間性を見定め、 社会の秩序を乱さず、正しく魔法を行使すると確信できた場合に限り、その弟子に感覚的な魔法技術の修行を開始させる。 部品: 類まれな技術に適した才能 感覚的な技術のため、直接最初に編み出した者から指導を受けたとしても、その技術に合った才を持つ者にしか扱えるようにはならない。 魔力の波長、魔術的なセンスなど様々な要因が組み合わさって初めてその魔法技術の感覚をつかむことが出来るのだ。 最終的に感覚がつかめるかどうかは、努力ではどうしようもない部分なのである。 感覚的な魔法技術を習得できるのはおおよそ5万人に1人とされる。 部品: 打ちあげが許可される状況 花火の魔法による花火打ち上げは、国や藩内で行われる季節ごとの祭や公的な祝い事の時、 及び国または藩から許可が下りた特別時のみ行ってよいとされる。 部品: 許可を受けた魔法使いのみが使用可能 この魔法の使用が許可されるのは、選抜された花火組合所属の魔法使いのみである。 花火組合を取りまとめる幹部の魔法使いは、組合所属の魔法使いから 安全に打ち上げることが出来るだけの魔力操作技術をもっていること、 花火の魔法における安全のための規制をきちんと理解し順守することを審査し、選抜する。 部品: 花火の高さと大きさに関する制限 花火を打ち上げる際は、上空へまっすぐ、最低限上空100m以上、最高上空200mに花火の中心が到達するよう打ち上げなければならない。 これは人々や建物に魔力が当たり、光による無用な混乱を防ぐためである。 また花火は大小さまざまな形をとることが出来るが、魔力の拡散による花火の最大直径は40mでなければならない。 ただし上空200mの地点で拡散する場合のみ、最大直径60mまで達しても良い。 部品: 打ち上げ時の周囲や上空の安全の確保 発射する場合、上空に飛行している生物や乗り物がいないことを確認する必要がある。 また花火が建造物や自然物、人などにあたらない十分なスペースが周囲にあることを確認してから、発射しなければならない。 もし花火の光が生物や乗り物にぶつかった場合、魔力が霧散する為、光はすぐ消えてなくなる。 部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 自身や物質に宿った魔力を術式を通して細かく振動させることにより空気の振動を生み出し、術者の望む音を発生させる魔法技術。 魔法としての習得は難しくなく、低位魔法として位置づけられる。 しかし魔力そのものを振動させるため、大きな音を発生させる、長時間音を発生させ続ける等といった用途は膨大な魔力を使用する。 また単純に音を発生させるだけであれば簡単だが、なにかの鳴き声、動作音等があたかも実際に発せられたかのように見せかけるには 音に対する理解と知識、観察力、魔力そのもののコントロール力が必要であり、高度な技術が必須となる。 この魔法は実用性が低いため、ほとんどの魔法使いは魔力のコントロールを学ぶためにさわりだけを習得する程度で技術を磨こうとするものは稀有である。 ただし幻影使いは作り出した幻影に合わせて音を発生させることによりリアリティが増すため、 技術を磨くことがよしとされる。できるかどうかはその人の力量次第である。 部品: 音量と長さの制限 この魔法は低位魔法の為、あまりに巨大な音を出すことはできない。 具体的には、最大音量でも、すぐ耳元で音が発生した場合、驚いて思わず耳をふさいでしまい、十秒ほど聴覚に少しの支障が出る、程度のものである。 相手の聴覚に甚大な影響を与える、鼓膜を破る等といったことを行うことは出来ない。 またこの魔法により生み出すことができる音の長さは、最大で5秒程度のものに限られる。 大きな音になればなるほど魔力が音量に消費されるため長さは短くなり、 最大音量を出す場合、1秒弱の音の長さとなる。 それ以上の時間音を発生させたい場合、触媒などで魔力を補う必要がある。 部品: 修行の過程でみる音の種類による難度 この魔法の修行は、音の種類とその難度により3段階に分かれている。 一段階目では、実際に存在する何かの音に寄せず、単純に音を発生させることが目標となる。 指先に集めた魔力を振動させて「ド」から1オクターブ上の「ド」までの音階を奏でられるよう修行を行う。 そして多くの魔法使いはここでこの魔法の技術の修行を終了する。 二段階目以降の修行は、ほぼ幻影使いしか行わない。 二段階目では、師から指定された楽器の音色を魔力で再現することが目標となる。 ここで初めて現実に存在する音の観察、音の仕組みへの理解等が必要となってくる。 器の音色に聞こえる音が出せるようになった者は、三段階目として、環境音を違和感なく生み出すことに挑む。 環境音とは火が燃えて薪がはぜる音、水滴が落ちる音、火薬が爆発する音、風が唸る音、鳥が鳴いて羽ばたく音など、 人間の声以外の音のことである。 この段階は前段階の楽器音の再現より難易度が格段に上がる。普段何気なく聞いているものだからこそ、僅かな違いも違和感となるからである。 またここで「音の抑揚」の再現も必須となる為、ここからは魔法の才も必要となる。 試験として、花瓶が落ちて割れる音を魔法と実物の花瓶で交互に発生させ、師を含む3名以上が目を閉じてそれを聞き、 1人でも魔法の音を聞き分ける者がいればまだ未熟であると判断される。 部品: 人の声や会話の再現は不可能 この魔法によって人の声を再現し会話を違和感なく行うことは、未だかつて誰も行えたことはなく、また今後も到達できないレベルとされる。 魔力そのもののコントロールには限界があり、発生に伴う言語の発音、アクセント、感情や抑揚等を 魔力操作ですべて再現することはいかなる修行を積んだ魔法使いにも不可能な領域なのだ。 いかに声を再現し会話を行おうとしても必ず違和感が残り、魔法により発生している音であると看破されてしまう。 多くの場合誰かを欺くために使われるこの魔法を極めるうえで、魔法使いはこの魔法で人の声を発生させてはならないと教え込まれる。 またどんなに技術を磨けど不可能であることを、長い修行の中で身をもって実感するのである。 部品: 照明の魔法の概要説明 自身や物質に宿った魔力を術式を通して発光させる魔法技術。 自身の魔力を指先に豆粒ほどの球状に集めたものを発光させたり、全身から僅かに魔力を放出させたものを発光させることで自身が光っているように見せることができる。 魔法としての習得は難しくなく、低位魔法として位置づけられる。2年ほど魔法の修行をすれば、様々な色をつけて発光させることも可能である。 しかし魔力そのものを発光させるため、光を長い時間持続させる、強力な光を放ったりする等といった用途は膨大な魔力を使用する。 また閃光弾の様に目くらましのために使用する場合、基本的に魔力触媒の併用が必要不可欠であり、呪文詠唱時間も伸びる。 部品: 目に優しい光 この魔法は低位魔法の中でも優しい分類に入り、 修得が簡単で触媒も必要ない分光そのものがあまり強くない。 強力な目くらましに使う、視力を奪う等といった行為に使用することは出来ず、 暗闇で突然至近距離で見た場合、目がちかっとして慣れるまで数秒かかる、程度である。 闇夜を照らす明かりや離れた場所にいる人々への合図、目印などが主な用途となる。 部品: 不可視のインクの魔法の概要 通常では見えない文字を紙や壁などに描く魔法。 文字といいつつ描くのは絵でも図形でも良い。 この魔法は魔力を不可視のインク状にし、指先や筆に乗せて文字や絵を描くものである。 使う魔力が多ければ多いほど長い文章、大きな絵を記すことが出来る。また魔力なので インク状にするとき、魔力の波長を予め自身の望むものに調整して行う。 部品: 描いた物の持続性 この魔法で描いたものは時間経過とともに徐々に劣化し薄くなり、1年ほどで完全に消え去る。 それ以外では描いた紙や壁などを直接消滅させるなり破壊するなりしない限り消せない。書き間違えに注意。 部品: 描いた物が見えないことによる効果 この魔法によって描かれたものは、「不可視のインクを見る魔法」を使用しない限り決して見えない。 またこの魔法の発動時に術者が決定した魔力の波長と同じ波長で「秘密の文字を浮かび上がらせる魔法」を発動させる必要があり、 魔力の波長を予め二者間のみで共有することにより第三者から見つからないメッセージとして 情報を記すことが可能である。 部品: インクの可視化魔法の概要 「不可視のインクの魔法」によって描かれた文字や絵を浮かび上がらせる魔法。 描かれている箇所に手をかざし魔力を僅かに放出することで、不可視のインクを構成する魔力と共鳴し、描かれたものが僅かに光を帯びて可視化する。 魔力の放出範囲を調整することで一度に広い部分の秘密の文字を浮かび上がらせることが出来る。 部品: 魔法の対象となるもの この魔法が「不可視のインクの魔法」以外の手法で描かれた不可視の何かや魔力に反応することはない。 また「不可視のインクの魔法」発動時に術者が決定した魔力の波長と同じ波長でこの魔法を発動させなければ インクは可視化されず、読むことが出来ない。 魔力の波長は非常に細かく違いが生まれるため、予め情報をやり取りする二者間で 使用する魔力の波長を取り決めて置く必要がある。 部品: 可視化されている時間 術式に通す魔力の量によっても変化するが、魔法発動後、描かれたものが仄明るく発光しながら浮かび上がり、大体5秒ほどで再び見えなくなる。 部品: 暗号の目的 暗号とは、文章や数字、言葉等様々な形態で伝達される情報を、情報の発信者及び受信者の間で共有されたアルゴリズムに基づき変換したもの、 またはその変換アルゴリズムそのものを指す。 第三者が情報を獲得、閲覧しても内容がわからないようにするために使われる。 部品: 様々な形式 暗号化する情報の形態や内容により、暗号には様々な形式が用いられる。 あらかじめ決められたアルゴリズムに従い、文字や音など、情報を構成するものを別のものに置換する形式、 特定の単語やフレーズ、色等にあらかじめ決められた別の言葉や読み方をあてがい関連付ける形式、 情報が記されている媒体そのものを、折ったり何かに巻いたりするといった特定の方法や手順で手を加えることで情報が現れる形式、などは高低どちらの物理域でも見られる形式である。 低物理域では魔法や魔力の性質を利用した暗号アルゴリズムに従った情報の暗号化を魔法によって行われる形式、 高物理域では情報であるデータをコンピューターのシステムにより自動でアルゴリズムを使用し暗号化し、別の鍵システムによって元のデータに戻す形式等が それぞれ多く利用されがちであり、それらの解読の研究も盛んである事が多い。 部品: 暗号に関する技術を習得する環境の制限 子供たちの遊びや簡単なものを除く本格的な暗号は、一般的な国民が使うことはまずない。 また暗号の作成、情報の暗号化、暗号の研究等はアルゴリズムの流出を防ぐために、 組織内にあれば諜報組織、無い場合は情報を司る役割の人々でのみ行われている。 そのためこの技術を修得するには上記の組織に入って教えを乞う必要がある。 どの組織も暗号のアルゴリズムの研究には力を入れているため、その仕組みは日進月歩であり、 そのためこの技術を習得した人々でなければ、同様の技術を修得した人物が考案した暗号を解読することは難しい。 部品: 暗号の研究 これまでの歴史上使われてきた様々な暗号の形式やアルゴリズムを学び、研究を行うことが、新しい有効な暗号を発案するための最も純粋な近道である。 新しい技術やオリジナリティは無から生まれるわけではない。多くの過去の事例のうちいくつかを組み合わせたり、発展させたものなのだ。 そのために可能な限り多く、過去に使用された暗号やその仕組みを知ることは大変重要である。 よって暗号に携わるものは、自分の国の物理域で使用可能な暗号の研究を余念なく行う。 部品: 発想力 暗号の考案には、柔軟な発想力が求められる。 複雑にし過ぎれば情報の暗号化、また暗号の復元に時間や手間がかかり過ぎる。簡単すぎれば第三者に解読されてしまう。 暗号の形式やアルゴリズムを考える人は、ひょんな発想で一般的な人々には思いつかない手法に辿りつき、 解かれにくく使用しやすい暗号を考案するのである。 部品: 情報を記す媒体や記録方法に関する多方面な知識 暗号とはもともと存在する、伝えたい情報を別の何かに変換したものである。 その形式やアルゴリズムを考える時には、変換する情報の「媒体」に対する様々な側面からの知識が必要である。 それは文字を記す紙やインクに関する知識だったり、低物理域では魔法の術式や魔力の流れに関する知識だったり、 高物理域では情報を構成するデータやパソコン、通信方法そのものの技術に対する知識だったりする。 部品: 複数人での研究・考案 暗号の形式・アルゴリズムは、必ず複数人で考案し、作成しなければならないとされる。 これは専門的な知識を持つ者が複数人で関わることによりクオリティを高め、チェックを行うためであり、 またお互いを見張りあうことでアルゴリズムの考案者が外部の者に買収などをされ、新しい暗号のアルゴリズムが外部に漏れることを防ぐためである。 部品: 完成した暗号形式・アルゴリズムに対する認可と伝達 完成した暗号形式・アルゴリズムは、完成後即座には使用されず、必ず考案した組織の上に位置する組織、または人物の認可を受ける。 認可を出す組織や人物は、組織から許可を受けた人物たちによる正しい研究のうえ考案されたものであることが確認できた場合、認可を出すことができる。 認可後、組織内で情報の暗号化の作業を行う人々に新たな暗号に関する情報が報知され、使用が開始される。 部品: 暗号の入手 暗号解読の為には、まず暗号そのものを入手する必要がある。低物理域では秘密文書の入手や魔法的通信の傍受、高物理域では暗号データの入手や無線通信の傍受によって暗号を入手することが多い。 また一見何の変哲も無い本や手紙、光の瞬き等が暗号として使用されていることも多い。 暗号解読の技術のうち大切なもののひとつは、なんでもないようなものに隠された意味を見出し、「これは暗号である」と看破する技術なのだ。 部品: 暗号に関連する状況の情報分析 暗号は情報をつたえるものであるため、その暗号が使われたのがどういった状況であるか、が暗号を解読するための重要な手がかりとなる。 相手が撤退するたびに特定の言葉を使っていたとすれば、その言葉は「撤退」を表す、と仮定することができる、といった具合だ。 暗号とそれが使われる状況、状態を細かく分析分類すればするほど、解読に近づくのである。 部品: 変換前の情報の予測と暗号の照らし合わせ 入手した暗号と暗号が使われた状況より、暗号で変換される前の情報の予測を立て、その予測をもとに仮定を進め他の暗号を解いていく。 これが暗号解読の基本である。 よって入手した暗号の数や種類が多ければ多いほど、そして状況の情報が詳細であればあるほど、暗号解読は容易になる。 そして専門的な暗号解読の技術を持つ者は、より少ない暗号や情報からいくつもの仮定を導き、解読することが可能だ。 部品: 解読時のひらめき 暗号と暗号化される前の情報は、往々にして大きく異なっている。 暗号解読とはそれらを結びつける途方もない作業であり、時には突拍子もない関連付けや、解読方法を試すことにより暗号が解けることもある。 解読時のひらめきと、それをやってみる精神はとても大切なのだ。 部品: 暗号解読のために必要な知識 暗号を解読するためには、その暗号が記されている媒体やその形式、また予測される情報に関するある程度の知識が必要だ。 例えばコンピューターのシステムによって暗号化された情報を読むには、コンピューターやシステムの仕組みに関する知識が必要であり、 魔法によって変換された暗号であるなら魔法そのものに関する知識が必須である。 また暗号解読にはある程度予測が必要なため、暗号化される前の情報に関する知識が全く無い場合、暗号を解読することはできない。 そのため暗号術、及び解読技術を学ぶ者は、暗号そのものの研究はもちろん、知りうる様々な分野の知識を幅広く学び、吸収する。 とくに政治的な知識や世界情勢、国内情勢の把握に力を入れている。 部品: 状況に合わせた暗号の使用 秘匿したい情報を伝達する際、発信者は暗号を扱う立場の人々に情報を預け、暗号化して送り届けてもらう必要がある。 その時、暗号は状況に適したものを使用しなければ効果がない。 例えば夜に味方に合図を送る暗号ならば矢文ではなく光によるものが適しているだろう。 暗号の形式、アルゴリズムは様々あり、それらから最も届けたい人物に届きやすく、第三者には暗号とわからないようなものを選択する。 部品: 暗号化を行える人物の制限 暗号化は、諜報組織または情報を司る役割の人々のみが行うことが出来る。 その中でも機密を厳守することが出来、素行に問題がなく、人格的に信頼がおける人物であることが それらの組織・チームの中で最も上の地位の人物に認められて、初めて暗号化の作業に携わることが出来る。 部品: 暗号化アルゴリズム及び暗号鍵が記された媒体の機密性の保持 考案されたアルゴリズム、及びそれに関連する暗号鍵は共有の為記録媒体に記されることがある。コードブック、暗号表等と様々な名前で呼ばれるが、 それらは暗号化の作業が許可されている人物以外が目にすることが無いように厳重に管理される。 部品: 複数の暗号の形式・アルゴリズム・暗号鍵の使用 暗号化を行うにあたり、使う暗号の形式、アルゴリズム、暗号鍵が1つだけでは解読される危険性が高くなる。 よって常に複数の暗号の種類が採用されている状態で、暗号化の際はそのどれかを不規則に使用し、変換する。 部品: 定期的及び突発的な暗号の更新 同じ暗号は使えば使う程相手に情報を与える為、解読されやすくなる。 よって定期的に新しく考案した形式・アルゴリズムの暗号に更新することで、解読の危険性を下げることが出来る。 また、第三者に暗号が解読された可能性が出てきた場合、解読された暗号形式・アルゴリズムの正式な使用を停止し、新しいものに切り替える。 解読された暗号形式・アルゴリズムは情報伝達には使用されなくなり、第三者へのダミー、攪乱のために使用されることが多い。 部品: 情報を集めるということ 何か行動を起こす前に必要なものとは情報である。 情報を元に予測を行い、それに基づきリスク管理と行動決定を行うことで、行動の成功率は段違いに上がる。 このとき情報は正確なものでなければならず、また物事のあらゆる側面から集めるのが好ましい。 そのため情報と一口に言えど種類は様々である。 情報収集力に長けた人物とは、求める情報に応じて情報源を絞り、効率よく正確な情報を集めることが出来る人のことを指す。 部品: 目的のものを探し出す メディアから情報を得る場合、まず求める情報に関連するそれらを探し、集める必要がある。 紙媒体なら図書館や本屋でかき集めて調べるのが最も良いかもしれないし、誰か個人の所有する本や書類、もしかしたら手紙が必要かもしれない。政府保管の書類にしか記されていないかもしれない。 データならネットワークにあるものかもしれないし、厳重なセキュリティの元記録媒体に保存されているかもしれない。 そういった求める情報が有りそうな場所への知識、それを手に入れるためのコネや手段があればあるほど、情報を手に入れやすい。 部品: 要点をかいつまむ 媒体に記録されていること全てが必要な情報とは限らない。迅速に情報を収集する為、要点を把握し、重要な箇所だけを詳細に確認する必要がある。 部品: 記録を写す 手に入れた文書等が持ち出せない場合、情報を正確に写す用意をしておく必要がある。メモや写真等方法は様々。 特に予め急いで写す必要があることがわかっている場合、情報収集時はそれなりの準備をもちろんしていく。 部品: 注意深い調査 現場を調べる場合、そこに存在する全ての物が情報となる。 一見してわかる情報の他、 非常に小さな手がかりが残されていたり、通常では見えない場所に情報が潜んでいることもある。 魔法や技術で隠蔽されているかもしれない。 また何気ない物や状態でも、論理的に考えれば矛盾を孕んでいる可能性がある。 五感全てを活用し、思考を働かせながら情報を獲得する事に励む。 部品: 危険性の考慮 何かの調査を行う場合、周囲や己の安全に気を配らなければ、思わぬ被害をこうむることがある。 毒性の植物だったり、人為的に仕掛けられた罠であったり、ぽっかり空いた穴だったり。 そういった危険に気を配り、手袋などの道具を効果的に使いながら調査を行う必要がある。 部品: そこに至るまでの経緯の考慮 出来事とは、目に見えているものだけがすべてではない。 そこに至るまでの経緯を手に入れた情報と知識を元に推測することによって、 更なる情報を得ることができたり、目の前の情報に惑わされず正しい情報を獲得することが出来る。 部品: 会話から得る情報 相手が知っている情報や知識を得るには、会話をして話してもらうのが最も簡単である。 相手の話しやすい雰囲気を作り、的確な質問で情報を引き出すテクニックは非常に有用だ。 また多くの人物から話を聞くことでより正確な情報を入手することが出来る。 部品: 表情や動作の観察 言葉よりも時に雄弁に表情や人の動作が情報を語ることもある。 会話をしながら相手の反応を伺い真実を探ったり、体の動かし方で相手の調子を確認したり、時には攻撃手段等を想定することが出来る。 部品: 外見への注目 相手の外見によって、相手自身のことや、相手が置かれている状況や今の状態を推測することが出来る。 服装、清潔感、怪我の跡や靴の泥等、注意深く見れば見る程、相手のパーソナリティがわかるのだ。 部品: 相手の力量を量る 咄嗟の行動や運動時の身のこなし、戦闘の動き等から、相手の戦闘時の力量を量ることは大切な技術だ。 それには武器や道具、魔法などの肉体以外の要素もすべてまとめて情報として活用する。 相手が自分より強いのか弱いのかを正確に把握することで、無駄な怪我を避けることが出来る。 そして相手の動きをよく知ることで対処を行うことが出来る。 相手の力量を量るにはそれなりの戦闘の知識が必要なこともある。 部品: 自身の活動跡について 自身が情報を集めていたことを誰かに知られたくない場合、自身が活動した痕跡を残さないことが重要だ。 その為には内密に行動したり、怪しまれないように自分の行動に注意を払ったり、 調べた場所の完璧な復元を行ったりする必要がある。 また逆に、自分が調査済みであることを他の誰かに知らせたい場合、あえて痕跡を残すこともある。 それを行うことで共に調査する味方の時間節約をしたり、敵対する相手の警戒心を煽り注意を惹きつけることが出来る。 部品: ダミーへの注意 入手した情報がすべて正しいとは限らない。誰かに作為的に用意された偽物(ダミー)の可能性もある。 そのため常に手に入れた情報に疑いを持ち、それにまつわるより多くの情報を入手して、 その情報が信頼できるかどうか判断するように心がける。 部品: 隠蔽技術の定義 隠蔽技術とは、自分以外を隠す為の技術である。状況に合わせてどんな風に隠すか、幻影使いの場合幻影魔法でどんな幻影をいつ出すか、といった内容が含まれる。 部品: 状況に合わせて選択する 隠蔽の方法はその場その場の状況に最も適したものを選択する。周囲の様子だけではなく、かけられる時間、その場にある物品、隠す目的等によりその手法は様々だ。 部品: 同じものの中に紛れ込ませる 外見に目立った特徴がない場合、似たような外見の物の中にまぎれこませ、どれだかわからなくする。 この場合、隠蔽者やその味方にだけわかるような特徴を覚えておいたり、印をつけておく。 部品: 何かの中に隠す 箱や戸棚、隠し部屋や穴の中など、他人から見えない場所へ隠す。最もオーソドックスな隠蔽方法である。 この場合まず人が近づかない場所に隠す方法と、思いもよらないような死角を作ってそこへ隠す方法がある。 部品: 姿かたちを変える 隠す対象の見た目を変化させ、一見それとはわからないようにする。変装もこの類になる。 対象を分解して部品ごとにすることで、ただの何でもないがらくた等にみせかけたり、元々の形を推察できないようにもしたりできる。 この場合、再び組み立てられるようにきちんと手順を覚えておく必要がある。 部品: 素早く隠蔽する 隠蔽を行う場合、その隠蔽作業自体が知られればすべて意味がない。 その為隠蔽作業は、内密に、素早く行われる必要がある。また隠蔽した痕跡も残さないように細心の注意を払う。 部品: カモフラージュ技術 その場にある道具や魔法を使用した隠蔽のためのカモフラージュは、行う人物の技術が試される。 隠蔽とはただ見えないようにするだけではない。 いかに自然に「隠していないように」隠すか、相手の注意を向けられないようにするかが大切だ。 部品: 別の対象への誘導 隠蔽した対象が調べられそうになった時、自然に気を逸らしたり、そこへ近づかせないように誘導することで発見される危険性を下げる。 余りに露骨に行うと怪しまれるため、あくまでも自然に行い、相手を騙す必要がある。 部品: 存在しないように見せる 隠す対象の上に風景の幻影をかぶせ、なにもその場にないように見せたり、別のものの幻影をかぶせる。 目的のものがなければそこに注意を払わないため、最も有用な幻影での隠し方である。 別のものの幻影をかぶせる場合、周囲の状況に適したものの幻影を出す必要がある。 しかし何もないようにみえるということは、そこに別の物をおいたり通行しようとしたりする可能性があるということでもある。 隠蔽を行う場合は対象の存在する場所に気を使う必要がある。 また幻影で隠すことの最大の利点は、隠す対象の動きに合わせて幻影を動かすことが出来る点である。 これにより対象を隠蔽したまま別の場所へ移動させることが出来る。 部品: 近寄らせないようにする 幻影を使うことで、隠す対象に近寄らせない。 例えば猛獣や穴を対象の手前に幻影で見せたり、壁の幻影で先に進めないと思わせる。 これにより相手を「こちらには行けない」「近寄りたくない」という心理にさせることで対象の隠蔽を行う。 部品: 触ればばれる 幻影なので、触れられたりすれば見えているものが幻影であることがばれてしまう。 また常に隠蔽のための幻影使いがその場にいることが不自然でない状況でない限り、怪しまれる可能性があるため長期間の隠蔽には向かない。 幻影での隠蔽は通常の方法では隠蔽が難しく、サポートが行き届く組織がかりのものか、短期間のその場しのぎであることが多い。 部品: 存在感による影響 存在感とは、その人や物が確かにそこに居ると人々に印象付けるものである。 これが大きければ大きいほど人々はそれを認識するし、記憶に残りやすい。逆に存在感が小さければ多くの人々はそれを気に留めず、また覚えていない。 人々の認識をある程度操作するために、存在感の調節というのは誰もが無意識にでも行っているものだ。 意識的に行えばそれは更に人々の認識に影響する。何かに目を向けさせることも、何かを気にさせないことも出来る。 部品: 周囲に合った外見 ぱっと見て、周囲の風景や状況に違和感なく溶け込んでいる外見だと、存在感が薄くなりやすい。 木を隠すには森の中、という言葉もあるように、森の中で緑色の外見をしていれば見つかりにくいし、森国人の人々の中に森国人がいても誰も気にしない。 環境や状況に合わせ、周囲に溶け込む外見を取ることで注意を向けられにくくできる。 部品: 違和感の無い動作 あの人何してるんだろう、等と思われるような違和感のある動きは注目を集める。 その動作自体が悪意のあるものでなくても、その場にそぐわない動作であれば不審に思われ注目されやすい。 その場の印象や状況を把握し、矛盾のない適した行動をとることを心がける必要がある。 部品: 他に視線を向けさせる その場にある存在感が大きいものを利用し、こちらへ注意を向けさせないことで存在感を調節する。 多くの人々が目を奪われる何かがそこにあれば、多少こちらに違和感があっても気にしないことが多い。 遠くへグラスを投げて音を立ててそちらに注目させるなどのテクニックも内包されるが、練習や訓練をしていないと周囲に気付かれず行うのは難しい。 部品: 目立つようにする意図 自分や特定のものに注意を惹きつけることにより、人々にこちらを印象付けることが出来るほか、他から意識を逸らさせることが出来る。 見せたくないもの、気づかれたくないものがある時に他人に対処を任せつつ、時間を稼ぐことも可能。 部品: 注目を集める 大きな音を突然出す、突飛な動きをするといったことで周囲の注意を集めることが出来る。 騒めいている観衆を突然の拍手で鎮めたりするのもこれにあたる。 注目を集める行動は不審がられることが多いので、もっともらしい理由などでフォローを入れて、必要以上に怪しまれないようにする技術も含まれる。 部品: 視線を惹きつける 人々が興味を惹かれ、思わず見てしまう状況をつくる。手品や花火、舞台や演説など、何に興味を惹かれるかはその場にいる人々によるため、状況に合わせた行動が必要となる。 一定時間人々の視線を惹きつけることが出来、またその内容によってはこちらに好印象を持たせることが可能。 部品: かくれんぼ上手とは かくれんぼ上手とはかくれんぼの技術が高いものことをいう。幼少期からかくれんぼを遊ぶ中で、遊びながらも技術の向上を胸におき、試行錯誤を繰り返した結果かくれんぼ上手となる。 かくれんぼ上手になるために必要なのは素早く正確かつ冷静な判断と行動である。 判断が遅ければ行動も遅れ刻一刻と変化する状況についていけず取り残されるであろうし、間違った判断を下せば行動は思いもよらぬ結果を生むだろう。また、冷静さを失えば判断や行動そのものも危うくなる。 何度も何千度もこれらの判断と行動を繰り返し、素早く正確かつ冷静な判断と行動を行えるようになったものがかくれんぼを制する。 大人になってからも大人げなく子どもに混じったり大人同士で本気のかくれんぼ遊びを繰り返した結果、身につくこともある。 部品: そもそもかくれんぼってなに? 「かくれんぼ」とは、主に子供向けの遊戯の一種である。 鬼になる人を決め、その者が一定時間視界を塞ぎ数を数える間に、鬼以外のものは鬼に見つからぬよう隠れる。 一定時間後、鬼は探索を開始し、鬼以外のものを探し出すといったルールが一般的である。 子どもの遊びのためその場の空気やメンバーで細かなルールは変わるが、一方が隠れ一方がそれを見つけるといったルールはおおむね共通する。 部品: 物陰にひそむ 隠れる側の基本は隠密である。 鬼の視界から外れる場所や見つけにくい場所の検討をつけ、潜む。 建物内はもちろん、遮蔽がある場所や視界が悪い場所なども有効である。 そして隠れる側になったとき、ただ単に逃げる、隠れるだけではなく「自分が鬼ならどう考え動くか?」といった思考も重要だ。 もし自分が相手の立場だったら、と考えることでより柔軟な思考が可能となり、思わぬ危険に気付くことがある。 部品: 音と気配のコントロール 人がいる音というのは存外目立つものである。 この音と気配を極力殺すために細心の注意を払う。 「抜き足・差し足・忍び足」で素早くかつ足音をなるべく立てずに移動する。 足をそっとつま先立ちをするように抜き上げ、差し入れるように静かに下ろし、人に気付かれないよう忍んで歩く。 膝とつま先と踵を意識するとやりやすい。 また、呼吸音や自分の体温による熱気など、自身と周囲の物や状況を観察、確認し、なるべく気配を殺し、音を立てぬように行動する。 部品: 誘導 より能動的な隠密として、誘導がある。 自分と離れた場所に目立つものを置いておく、どこから投げたかわからぬよう小石を投げる、わざと物音を立てるなどの行動により相手の注意をひいたり、逸らしたりする。 失敗すれば発見の確率は上がるが、うまくいけば相手の行動をコントロールできるだろう。 部品: 走って逃げる。走って捕まえる。 万が一見つかってしまった場合や、見つかりそうになったときにはその場所を捨て逃げることも有効である。 相手が複数である危険性や、動くことにより発見の確率が上がることなどは十分意識し、隠密か、逃走かその場に合わせた行動を行う。 自分が鬼の場合は逃走する相手のルートを想定し、追いかけ、捕まえる。 部品: 運 運も実力のうちである。 たまたま鬼がいない方向に進めた、たまたま鬼が明後日の方向を向いているときに移動できた、たまたま何気なく探した場に隠れている相手がいた。 実力が明らかに上の相手にもひょんなことから勝利する。いわゆる時の運であり、そんなこともある。 部品: 読書同好会について 読書同好会には「三度の飯よりも本が好き」と胸を張れる者ばかりが集まっている。同好会において「好き」を表現する方法は基本的に制限されない。そのため、数人で集まって本の好きなところを語り合う会員もいれば、一人で黙々と本を読み耽ることを好む人もいる。また、本を読むだけでなく、個人でも複数人でも本を作る会員も存在する。 部品: 活動拠点 規定された活動拠点はなく、会員の良識に一任されている。会員の家で少人数で集まり活動することもあれば、一室を借りて大人数で活動することもある。 部品: シンボルマーク 読書同好会のシンボルマークはリンゴの傍で眠る猫がが描かれる。シンボルマークは同好会に在籍していることを証明するものであり、同時に同好会員である責任を背負うものである。会員が作った本には必ずシンボルマークをつけなければならない。 部品: ワインレッドの栞 同好会に在籍すると、会員証としてワインレッドの栞が贈られる。本来の用途でも使い勝手がいいように上質なワインレッドの紙にシンボルマークが描かれている。 部品: 本が好きであること 同好会に在籍する一番大切な資格は、ただひとつ「本が好き」それだけである。その気持ちがあれば年齢も性別も種族関係なく同好会への扉が開かれる。 部品: 本を、人を批判しないこと 他の会員が好きな本や作った本の批判を口に出してはならない。同好会を円滑に活動するための最低限の礼儀であり、努力である。 部品: 本に優劣をつけない 「たとえ面白いと思わなかった本も、それは他の人の好きな本である」ということを忘れてはならない。もちろん、同様に本に優劣をつけることも好まれない。 部品: 読み聞かせボランティア 保育園の時期に読書に触れることは大事であり、同好会は読書への関心を深めることへの手助けとして、有志を募ってボランティアを毎年開催している。 部品: ブックマーケット 月に一度、ブックマーケットを開催している。同好会会員の作った絵本や児童書、小説がマーケットに出している。会員によってはファンがつくこともあり、交流の場ともなっている。 部品: 再現料理の会 物語を読んでいると気が抜くと涎が出てしまいそうになる料理に出会うことがある。再現料理の会は、そういった本の中の料理を再現し、登場人物の気持ちを味わうことを目的としている。 部品: 聖地巡礼 テーマになった一冊の物語を軸に、関連する地域や料理などを巡り、より物語を身近に感じさせるイベントとして開催されている。 部品: 適度な運動 適度な運動を行うことで、ある程度の体力と体の健康を保つ。 運動は筋力トレーニングやランニング、水泳に散歩等人によって取り組む種類は様々だ。 部品: 栄養管理 きちんと栄養のある食事をとり、健康に気を使った食生活を行う。 タンパク質、脂質、ビタミン、炭水化物、食物繊維等過不足が無い程度に 様々な材料を使ったバランスの良い食事を心がけることが大切だ。 時々忙しさで乱れることがあるかもしれないが、神経質になり過ぎるよりざっくり守る、位のスタンスが丁度よい。 部品: ストレスの発散 趣味や運動を行い、ストレスの発散を行うことにより精神を健全に保つ。 生きていればストレスは必ずたまる。ストレスをたまらないようにすることも1つの手段だが、 ストレスを上手く発散することもまた同じか、それ以上に大切だ。 多くのストレス発散にはお風呂に入る、趣味に没頭する、誰かに愚痴る、身体を動かす等が行われている。 部品: 自己理解を深める 目の前の事に忙殺され、自分自身の状態を把握できないと、どんどん追いつめられる。 時々冷静になって、今の自分を客観的に把握し、どんな状態か、余裕はあるか、酷い無理をしていないか、等を確認することで 現状を整理し、心に余裕を持たせることが出来る。 自分の能力を客観的に判断し、無理だと判断したら他の誰かに助けを求めたり、妥協案へ行動をシフトすることも時には必要である。 また「自分はどういう人間であるか」ということを時折分析し、自己理解を深め、そしてそれを認める「自己肯定」を行うことで、 自分への自信と他人への気遣いを併せ持つ余裕が生まれる。 部品: 炊事 食材選びから調理までをこなす。 手の込んだ複雑なものを作ったりと凝り性も存在するが逆に自分の手間を極力減らす手抜き飯もお手の物。 部品: 洗濯 衣類やリンネル類などを洗う技術。 衣服やリンネル類の素材によって適した洗い方は様々。 自分の手間とやる気が許す限り最適な洗い方を目指す。 部品: 掃除 掃いたり拭いたりすることによってゴミや汚れを取りのぞく技術。 これがないとあっという間に住んでる場所はゴミ溜めになる。 部品: 整理整頓 いるもの、いらないものの分別や物を適切に整理する。 これがないと部屋は雑多な物置のようになってしまう。 掃除だけ出来ても棚に用途ばらばらで置いたりしていたりあれどこいったんだっけ、を防止できる。 部品: 金銭感覚 食料品、生活用品の購入などの暮らしていくための金銭の割り振りと交際費や嗜好品など趣味に割り振ったり貯蓄したりのお金の自己管理能力。 部品: 流用実績(生活能力) 以下の個人データへの流用申請をいただいています(敬称略) 藩国:使用者:使用アイドレス 蒼梧藩国:月松堂:摂政月松堂のアイドレス 蒼梧藩国:新荼 稠:新荼稠(ニイドシゲル) 蒼梧藩国:戸田:戸田【T20】 蒼梧藩国:大平蔵人:大平蔵人 蒼梧藩国:うろこ:うろこ 蒼梧藩国:Phantom:Phantom 蒼梧藩国:がるた:がるた 蒼梧藩国:哀川・A・セコイア:哀川・A・セコイア 世界忍者国:久堂尋軌:久堂尋軌 満天星国:都築つらね:都築つらね FVB:オカミチ:オカミチ 満天星国:ホリー:ホーリー 部品: 対人関係とは 対人関係とは、個人と個人の結びつきをみた人間関係である。この世界には様々な存在がいる。ここでは自分以外の他者との結びつきをいわゆる対人関係としてゆく。 部品: 相手を大切にする気持ち 世の中にはいろいろな存在がいる。友好な関係を築くには相手を尊重し、大切に思う気持ちをもつとよい。みんな違ってみんないいのである。 部品: 相手の立場に立った言動 自分に様々な思いがあるように相手にもいろいろな事情がある。それらを考えながら、相手の立場に立った言動を心がけることで気持ちの良いコミュニケーションがとれる。 部品: わかりやすい言葉で 例えば専門用語は知らない人からすると意味不明な言葉である。そういうものもわかりやすい言葉でおきかえて伝えることで、相手の理解を深める手助けになる。 部品: おだやかに 感情は伝染する。こちらから穏やかな姿勢で望むことで、相手の心も穏やかになりやすい。また、言葉選びも重要である。 部品: 報連相 報告、連絡、相談である。対人関係の基本は報連相にもある。適切な報連相をすることで、さわやかな関係を築くことができるうえ、不備が少なくなる利点もある。 部品: 流用実績(対人関係の心得) 部品: 流用実績(対人関係の心得) 以下の個人データへの流用申請をいただいています(敬称略) 国民番号:PC名 11-00585-01:小鳥遊 33-00750-01:黒野無明 33-00926-01:JUNK-C@Drache 11-00891-01:九条イズミ 15-00295-01:乃亜・クラウ・オコーネル 部品: ニムの騎士領 ニムは玄霧藩国から騎士領を賜った。幹部長として花火組合を管理し、主に花火組合の拠点で諜報・防諜活動に携わっている。 花火組合として祭の監督を行ったり、花火組合の各部門の取りまとめ、弟子たちの魔法の修行、重要な諜報活動・防諜活動の分析や計画を行っている。 自身が現場に出て諜報活動等を行うことは珍しいが、状況によってはやむを得ず行うこともあり、そのための技術は保持している。
ページ作成者:ニム #contents *部品構造 -大部品: ニム(T21) RD:152 評価値:12 --大部品: ニムのパーソナリティ RD:4 評価値:3 ---部品: ニムの外見 ---部品: ニムの性格・趣向 ---大部品: 友好関係 RD:2 評価値:1 ----部品: 国内の人間関係 ----部品: 国外の友人 --大部品: 玄霧の民 RD:10 評価値:5 ---大部品: 森国人 RD:9 評価値:5 ----大部品: 森国人の身体的特徴 RD:3 評価値:2 -----部品: 長い耳 -----部品: 長身痩躯 -----部品: 長い髪 ----部品: 革製の日常着 ----部品: 瞑想通信を使うことが出来る ----部品: 基本の職業適性 ----部品: 森国人の習慣 ----部品: 森の恵みを得る ----部品: 森国人の流用実績 ---部品: 玄霧藩国の森国人 --大部品: 幻影使い RD:10 評価値:5 ---部品: 幻を見せる者 ---大部品: 幻影を使いこなす修行6年 RD:8 評価値:5 ----部品: 日常における世界の観察 ----部品: 動かない物の幻影作る ----部品: 生き物を再現する ----部品: 自分の幻影を出す ----部品: エレメントを表現する ----部品: 複数の幻影を操る ----部品: 幻影で物を覆う ----部品: 虚実を交えた幻影術 ---部品: 幻影使いの特徴的な格好 --大部品: 霧の結界術 RD:16 評価値:6 ---部品: 霧の結界術とは ---大部品: 水の魔法 RD:5 評価値:3 ----部品: 水の魔法とは ----部品: 水を自在に動かす ----部品: 水をぶつける ----部品: 水を呼び出す ----部品: 水を抜き取る ---大部品: 霧の護り RD:10 評価値:5 ----部品: 前提となる技術と術式の伝授について ----部品: 霧を発生させる ----部品: 視線を遮る ----部品: 霧に濃淡をつける ----部品: 霧の動きを把握する ----部品: 魔法を妨害する ----部品: 結界の防御相性 ----部品: 複数人による結界の同時展開 ----部品: 結界基点の準備による強化 ----部品: 気象条件による効果 --大部品: 花火組合員の魔法セット上位バージョン RD:27 評価値:8 ---部品: 花火の魔法を含んだ上位の魔法セット ---部品: セット内の伝承制限のある魔法 ---大部品: 低位魔法 RD:3 評価値:2 ----部品: 魔力を使って現象をおこす ----部品: 効果と規模の調節能力 ----部品: ごくわずかな詠唱 ---大部品: 花火の魔法 RD:10 評価値:5 ----部品: 花火の魔法を構成する低位魔法 ----大部品: 魔法の花火における魔力のコントロール RD:5 評価値:3 -----部品: 花火を美しく打ち上げる技術 -----大部品: ダブルキャスト RD:4 評価値:3 ------部品: 複数の下位魔法の同時発動 ------部品: 感覚頼り ------大部品: 非常に厳しい伝承性(ニム) RD:2 評価値:1 -------部品: 技術を教えられる人物は1人 -------部品: 類まれな技術に適した才能 ----大部品: 花火の魔法に関する安全のための規則 RD:4 評価値:3 -----部品: 打ちあげが許可される状況 -----部品: 許可を受けた魔法使いのみが使用可能 -----部品: 花火の高さと大きさに関する制限 -----部品: 打ち上げ時の周囲や上空の安全の確保 ---大部品: 音を生み出す魔法 RD:4 評価値:3 ----部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 ----大部品: 発生させることが出来る音の種類と難度 RD:3 評価値:2 -----部品: 音量と長さの制限 -----部品: 修行の過程でみる音の種類による難度 -----部品: 人の声や会話の再現は不可能 ---大部品: 照明の魔法 RD:2 評価値:1 ----部品: 照明の魔法の概要説明 ----部品: 目に優しい光 ---大部品: 不可視のインクの魔法 RD:3 評価値:2 ----部品: 不可視のインクの魔法の概要 ----部品: 描いた物の持続性 ----部品: 描いた物が見えないことによる効果 ---大部品: インクの可視化魔法 RD:3 評価値:2 ----部品: インクの可視化魔法の概要 ----部品: 魔法の対象となるもの ----部品: 可視化されている時間 --大部品: 諜報・防諜に有用な技術 RD:56 評価値:9 ---大部品: 暗号に関する技術 RD:18 評価値:7 ----大部品: 暗号とは何か RD:3 評価値:2 -----部品: 暗号の目的 -----部品: 様々な形式 -----部品: 暗号に関する技術を習得する環境の制限 ----大部品: 暗号の考案 RD:5 評価値:3 -----大部品: 暗号考案に関する技術 RD:3 評価値:2 ------部品: 暗号の研究 ------部品: 発想力 ------部品: 情報を記す媒体や記録方法に関する多方面な知識 -----部品: 複数人での研究・考案 -----部品: 完成した暗号形式・アルゴリズムに対する認可と伝達 ----大部品: 暗号解読 RD:5 評価値:3 -----大部品: 暗号解読の為の情報を集める RD:2 評価値:1 ------部品: 暗号の入手 ------部品: 暗号に関連する状況の情報分析 -----大部品: 暗号を解読する技術 RD:3 評価値:2 ------部品: 変換前の情報の予測と暗号の照らし合わせ ------部品: 解読時のひらめき ------部品: 暗号解読のために必要な知識 ----大部品: 情報の暗号化 RD:5 評価値:3 -----部品: 状況に合わせた暗号の使用 -----大部品: 暗号化アルゴリズム及び暗号鍵の高い機密性 RD:4 評価値:3 ------部品: 暗号化を行える人物の制限 ------部品: 暗号化アルゴリズム及び暗号鍵が記された媒体の機密性の保持 ------大部品: 解読への対策 RD:2 評価値:1 -------部品: 複数の暗号の形式・アルゴリズム・暗号鍵の使用 -------部品: 定期的及び突発的な暗号の更新 ---大部品: 情報収集能力 RD:13 評価値:6 ----部品: 情報を集めるということ ----大部品: メディアから RD:3 評価値:2 -----部品: 目的のものを探し出す -----部品: 要点をかいつまむ -----部品: 記録を写す ----大部品: 現場や状況から RD:3 評価値:2 -----部品: 注意深い調査 -----部品: 危険性の考慮 -----部品: そこに至るまでの経緯の考慮 ----大部品: 人や知的生物から RD:4 評価値:3 -----部品: 会話から得る情報 -----部品: 表情や動作の観察 -----部品: 外見への注目 -----部品: 相手の力量を量る ----部品: 自身の活動跡について ----部品: ダミーへの注意 ---大部品: 隠蔽技術 RD:11 評価値:5 ----部品: 隠蔽技術の定義 ----大部品: 隠蔽方法 RD:4 評価値:3 -----部品: 状況に合わせて選択する -----部品: 同じものの中に紛れ込ませる -----部品: 何かの中に隠す -----部品: 姿かたちを変える ----大部品: 隠蔽作業 RD:3 評価値:2 -----部品: 素早く隠蔽する -----部品: カモフラージュ技術 -----部品: 別の対象への誘導 ----大部品: 幻影を使った隠蔽 RD:3 評価値:2 -----部品: 存在しないように見せる -----部品: 近寄らせないようにする -----部品: 触ればばれる ---大部品: 存在感の調整 RD:7 評価値:4 ----部品: 存在感による影響 ----大部品: 目立たないようにする RD:3 評価値:2 -----部品: 周囲に合った外見 -----部品: 違和感の無い動作 -----部品: 他に視線を向けさせる ----大部品: 目立たせる RD:3 評価値:2 -----部品: 目立つようにする意図 -----部品: 注目を集める -----部品: 視線を惹きつける ---大部品: かくれんぼ上手 RD:7 評価値:4 ----部品: かくれんぼ上手とは ----部品: そもそもかくれんぼってなに? ----部品: 物陰にひそむ ----部品: 音と気配のコントロール ----部品: 誘導 ----部品: 走って逃げる。走って捕まえる。 ----部品: 運 --大部品: 読書同好会 RD:11 評価値:5 ---大部品: 同好会について RD:11 評価値:5 ----部品: 読書同好会について ----部品: 活動拠点 ----部品: シンボルマーク ----部品: ワインレッドの栞 ----大部品: 在籍資格 RD:3 評価値:2 -----部品: 本が好きであること -----部品: 本を、人を批判しないこと -----部品: 本に優劣をつけない ----大部品: 同好会主催のイベント RD:4 評価値:3 -----部品: 読み聞かせボランティア -----部品: ブックマーケット -----部品: 再現料理の会 -----部品: 聖地巡礼 --大部品: 健康への気遣い RD:4 評価値:3 ---大部品: 健全な肉体 RD:2 評価値:1 ----部品: 適度な運動 ----部品: 栄養管理 ---大部品: 正常な精神 RD:2 評価値:1 ----部品: ストレスの発散 ----部品: 自己理解を深める --大部品: 生活能力 RD:6 評価値:4 ---部品: 炊事 ---部品: 洗濯 ---部品: 掃除 ---部品: 整理整頓 ---部品: 金銭感覚 ---部品: 流用実績(生活能力) --大部品: 対人関係の心得 RD:7 評価値:4 ---部品: 対人関係とは ---部品: 相手を大切にする気持ち ---部品: 相手の立場に立った言動 ---部品: わかりやすい言葉で ---部品: おだやかに ---部品: 報連相 ---大部品: 対人関係の心得の流用実績 RD:1 評価値:0 ----部品: 流用実績(対人関係の心得) --大部品: 騎士叙勲 RD:1 評価値:0 ---部品: ニムの騎士領 *部品定義 **部品: ニムの外見 森国人らしい長身痩躯であり、黒髪を肩のあたりでざっくばらんに切っている。 服装は基本的に幻影使いを表すシルクハットと黒マントを着用し、マントには花火組合の組合員バッチがつけられている。 ただし諜報員として活動する場合は目立たない格好になり、バッチも自宅へしまわれる。 三白眼に近く余り笑わないが、どこか童顔のため怖がられることは余りない。 **部品: ニムの性格・趣向 基本的に冷静沈着、面倒くさがりを装っているが小心者。そのため情報を集め可能な限り確実な手段をとることを好む。 派手なものを好まず、注目を集めることが苦手で、また誰かを傷つけたり傷つけられることを好まない。 前線に立って戦闘を行ったり国の舵取りを行うよりも、影の働きとして補佐に徹する方が性に合っている。 …なので祭を盛り上げる花火組合の表の顔としてどうなのだ、という声も聞こえてきそうだが、派手な祭を運営する仕事自体は地味で目立たないものが多いので、 本人は特に苦にしていない。 好きなものは本と読書と魔法の鍛錬。嫌いなものは痛みと病気と子供の泣き声。 **部品: 国内の人間関係 花火組合の幹部として知り合いは非常に多い。 愛想がいいわけではないが丁寧で誠実な関わり方を心がけており、立場上敵を作らないように気を使っている。 個人的な付き合いがあるのは、弟子を除けばかなり人数が少なくなり、花火組合の他幹部や藩国の幾人かの有力者、それとご近所さんくらいとなる。 **部品: 国外の友人 帝国の蒼梧藩国の羽黒と個人的な付き合いがある。 お互い忙しい立場の為顔を合わせることはほとんどないが、連絡をたまに取っている。 近くはないが関わりが切れない一定の距離が楽だと感じ、また1人の人間として彼女に敬意を払っている。 **部品: 長い耳 長い耳とはいわゆるエルフ耳である。大きさはまちまちだが、耳の先がとがっているのが特徴であり耳たぶは短めである。長さと関係あるかは不明であるが、遠くの、あるいは小さな音を捉える能力にも優れている。 **部品: 長身痩躯 種族的な特徴として肥満体になりにくく痩せた体つきをしている者が多い。総じて、細い見かけによらず膂力はあり衣服を脱ぐとしっかり筋肉のついた引き締まった体つきをしている。また他国人と比べて背丈は高めが標準である。 **部品: 長い髪 森国人の髪の色にこれと決まった特徴傾向はない。髪型としては男女の別なく長髪が伝統と言える。もちろん髪型を選ぶのは個人の自由であり、短髪を好む者もいて、それが咎められることはない。 **部品: 革製の日常着 天然繊維の肌着の上に身体にぴったり付くデザインのなめし革の胴着を着用するのが、森国人の伝統的な日常活動時の服装である。ズボン、スカート、長靴など様々な部分に皮革が多く用いられるが、もちろん、必要に迫られたり職業によってはこの限りではない。 **部品: 瞑想通信を使うことが出来る 森国人の特徴として瞑想通信を使用できる。瞑想通信を使うには道具の補助や数人がかりでの瞑想など、入念な準備が必要となる。 **部品: 基本の職業適性 人種的に、理力・魔法との親和性がとくに高い。その他に、優れた視力と聴力や自然の中での隠密行動に長けていることから忍者、また指先の器用さに優れる者が多く整備士・医師などにむいているとも言われる。 **部品: 森国人の習慣 自然を大切にし、森を切り拓かないまま森の中に村を築く。樹木をそのまま活かす木造建築物を好み、自然環境を破壊しない生活を送ることを良しとする。 **部品: 森の恵みを得る 森国人は、その名の通り森で暮らしてきたという歴史から、自然の恵みを採集活用する技能に長けている。森とともに生きるというライフスタイルをもち、資源の獲りすぎによる種の絶滅が起こらないように生活を律してきた。近年では開けた場所で畑作も行っているが、森を減らすことは本末転倒として嫌う傾向が強い。森がなくなることは災害を呼ぶという伝承を伝えており、森の手入れのための間伐は行うが必要以上の伐採は戒められている。 **部品: 森国人の流用実績 このアイドレスは玄霧藩国が製作しました。 飛翔@海法よけ藩国さんに流用いただきました。 ありがとうございます。 **部品: 玄霧藩国の森国人 森国人国家と一口で言っても、国が違えば気性も少しずつ異なるものである。玄霧藩国では、よく言えば職人気質、別の言い方をすればオタク気質の、おのおのが自分のウデを磨き上げることに熱意を見いだす傾向があった。それは各人の好みによっていろいろな方面に向けられたものであったが、家庭の娯楽としての食事、ひいては美味しい家庭料理を作ることへむけても発揮され、家族・友人の喜ぶ顔を見ようと自分の腕を磨くことにみな熱心に取り組む様子もみられた。それは他者を癒すことに感じる喜びともつながっていった。 **部品: 幻を見せる者 玄霧藩国には幻影使いと呼ばれる者達がいる。 いわゆる魔術師の系譜にあたり、もともとは理力使いの集団であったと言われている。 藩国内に発見された遺跡から出土したアイテムより幻影を操る術を知り、以後その術を伝え続けてきた者達である。もっとも、公式には理力研究発展の結果として幻影を操る力を得たのであると発表されているのだが。 ともあれ、幻影使いはその名のとおり幻影を作り、操ることで相手を惑わし、自分のペースへ引き込んで戦うことを得意とする。その力は今日に至っても、藩国を守るため密かに鍛えられ続けている。 **部品: 日常における世界の観察 幻影を出すにはイメージが重要となる。 幻影使いを志すものは、目に映るものすべて、音に聞こえるものすべてに注意を払い、いつの日かそれを幻影として再現する準備をし続ける必要がある。 **部品: 動かない物の幻影作る 幻影の初歩として、物品の幻影を作る訓練を行う。 果物や花、道端に落ちている石などを手本として、その隣にそっくり同じ幻影を作ることから始まり、以前作った幻影を手本を見ずに再現すること、あるいは手本からあえてずれた幻影を作ることが求められる。最後の訓練は、例えば果物の色を変えたり、葉のつきかたを変えたりすることで、一度も見たことのない幻影を作る基礎となる。 **部品: 生き物を再現する 動かないものの幻影が作れるようになったら、次は動くもの、つまり生き物の幻影を作る訓練を行う。 例えば馬の幻影を作るとして、馬の姿形を知っていることはもちろん、その幻影を動かそうと思えば歩き方や走り方、風を受ける鬣や筋肉の動きを再現できなければ、その幻影はすぐに幻であると看破されるであろう。 幻影使いの修行においては、往々にして鳩の幻影を違和感なく飛ばせてみせることが最低ラインとして求められる。 **部品: 自分の幻影を出す 生き物の幻影が出せるようになったら、次は自分自身の幻影を生み出す訓練を行う。 人間、自分を正確に把握することは難しいものだ。うっかり本来より美形に作ってしまったり、その逆だったりする。そもそも人間は成長や老化するだけでなく、服装が変わったりするため、自分自身の幻影でありながら日々調整し続ける必要がある。 また、相手を惑わす目的で使用されることが想定されるため、自分が喋る言葉に合わせて幻影の口を正確に動かす訓練なども行う。 **部品: エレメントを表現する エレメントと気取った言い方がされているが、つまり燃え盛る炎や流れる水、風に揺れる草木や地形そのものの幻影を作る訓練である。 触れると火傷しそうと思わせられるか、切り立った崖に洞窟があるように思わせられるか、そういった人の心理に迫る技術を習得する。 **部品: 複数の幻影を操る 他の修行と並行して行われる訓練として、幻影を一度に複数出す訓練を行う。幻影は相手を惑わすことにかけて非常に有効であるが、一度に一つしか幻影を出せないのではその効果は半減してしまうだろう。 幻影使いの修行においては往々にして、自分の周囲を踊るように飛び回る鳩の群れの幻影を作ることが求められる。 **部品: 幻影で物を覆う 他の修行と並行して、何もない場所に幻影をだすのではなく、現実に存在するものの上に幻影を重ねる訓練を行う。 これはそこにあるものを別のものとして見せる訓練だけでなく、確かにそこにあるものをないものであるように見せる(何もない風景の幻影をかぶせる)訓練も行われる。 自分の服装を異なる衣装に見せる幻影を重ねる技術は、自身が幻影使いであることを隠したいときにも役立つ。 **部品: 虚実を交えた幻影術 幻影使いの戦闘法において真っ先に学ぶことは、幻影を使わないことである。 本末転倒しているように思えるが、幻影使いの繰り出す攻撃がすべて幻影であっては、簡単に対処されてしまうのだ。 例えば、ナイフを一本、的へ向かって投げる。本物のナイフの十倍の幻影を同時に的へ向けて飛ばす。 例えば、落とし穴を三つ掘る。一つはそのままに、一つは穴を幻影で隠し、一つは草や土で隠し、そして草や土で偽装された落とし穴の幻影を何もない地面に作る。 何が本物で何が幻影なのか、相手を惑わす技術を学んでいく。 **部品: 幻影使いの特徴的な格好 幻影使いはそろってシルクハットを被っていることで知られる。正装としての意味合いよりも、どちらかと言えば手品師や奇術師をイメージして着ているようだ。 このため、マントや燕尾服のような小洒落た衣装を好む者も多い。 また、幻影使いは手に指輪をはめることが習わしとなっている。宝石の煌めきが眩い幻影に通じるからか、はたまた魔力の焦点具としてであるのか、それは幻影使い自身に聞かねば分からないことである。 **部品: 霧の結界術とは 魔力を多く含んだ霧を発生させ、これを操り魔法的な脅威から自身と周囲を護る結界魔法である。 濃密な霧は視界を制限する効果もあり、結界内への侵入を躊躇わせることも効果のひとつと言える。 **部品: 水の魔法とは 水を操る低位魔法の総称。 水を自在に動かすことから始まり、熟練すれば空中から水を呼び出したりすることも出来る。 ある程度までならほぼすべての国民が使うことができるが、消防活動や戦闘行動に用いることができるようになるには相応の訓練と才能が必要である。 紅茶を淹れることは誰にでもできるが、素晴らしく美味しい紅茶を淹れることができる人間は限られる。水の魔法も同じことだ。 **部品: 水を自在に動かす 水の魔法のもっとも基本となる術。水の魔法の練習は誰でもここから始めるし、そして奥義へと通じるのもまたこの技術である。 コップの中の水を魔力だけで回すことから始まり、水の形を変えて水で動植物を象ったりする。 タライに水と洗剤をいれて、この魔法で洗濯できるようになれば、立派な家事魔法使いだ。冬場の水仕事でも手荒れ知らずで、ご近所さんの尊敬を集めることができるだろう。 **部品: 水をぶつける 水を浮かせたりして任意の場所へぶつける術。 水の魔法の攻撃的な応用と言えば言えるが、しょせんは水であるため、通常はバケツで水をぶっかけられた、くらいの衝撃がせいぜいである。 また、夏場には子供達がこの魔法を使って水のかけ合いをして遊んでいる姿が見られることもある。 低物理国家の消火活動ではしばしばこの魔法が使われる。狙った位置へ水をかけて消火を行うだけでなく、延焼しそうな建物や樹木があるならば、先回りしてこの魔法で水をかけて回るという。 **部品: 水を呼び出す 何もない所から水を呼び出す。雨だって何もない空から降ってくるのだから、水だって何もない空中から出せるのは道理である。 しかし、湿気の多い日は消費魔力が少なく、乾いた空気の日は消費魔力が多い。また川や湖の傍、森の中では水を呼び出しやすく、砂漠では呼び出しにくいといった経験則から、どうも水の属性が強い地域や環境というものがあるらしいということが分かっている。 **部品: 水を抜き取る 水を含んだものから水を抜き取る。熟練した魔法使いであれば、切り花をドライフラワーにすることも容易い。 ただし、動物や地面に根付いている植物は魔力抵抗が高いため水を抜きとれない。これは水を抜き取る対象が生物であるかどうかというよりも、それに魔法抵抗力が備わっているかどうかで、水を抜き取れるか否かが決まる。強い効力の魔法ではないため、魔法に対して抵抗されるようなものには使えない、と考えてよい。 横着な魔法使いが洗濯物をこの魔法で乾かしていたが、太陽の光にあてて乾かしたものと違いだんだん臭くなっていくという噂がある。 **部品: 前提となる技術と術式の伝授について 霧の結界術を使うには水の魔法に対する熟練を必要とする。また、その上で霧の結界を張るための術式や心得の教えを受ける必要がある。 この魔法を伝授できる師範は藩国内でも限られており、彼らに実力と人格を共に認められなければそもそもの伝授が行われない。 また、霧の結界術を習得したとしても、師範として伝授を行えるようになるには、さらに霧の結界術自体の扱いに習熟した上で、藩王に任命を受ける必要がある。 **部品: 霧を発生させる 魔力を含んだ霧の結界を発生させる。 基本的には自身を中心として周囲に発生させるが、複数の術者で共同して広い範囲に結界を張ったり、基点となる触媒で囲んだ範囲に発生させる場合もある。 個人で霧の結界を張る場合、その範囲の広さは個人の技量と魔力量による。 ただし、風通しの良い場所では霧が吹き散らかされるだろうし、逆に風通しの悪い場所では実力以上に広い範囲に霧を充満させることもできるだろう。魔法と頭は使いようである。 **部品: 視線を遮る 霧の結界が十分に張り巡らされた場所では、濃密な霧によって視線が遮られ、霧の向こうに居る術者の姿を見ることは基本的にできない。 このため、弓矢などの射撃武器の単純な命中率は著しく低下することになる。 もちろん、術者の側から結界の外を見ることも出来なくなるため、注意が必要である。 **部品: 霧に濃淡をつける 霧は一様な濃度で散布するのでなく、意図的に濃淡をつけることができる。この技術に習熟することで、重点的に防御したいところに霧を集中させることができる。 また、霧の中に踏み込んできた者の視線を誘導する目的でも使うことができる。人間、霧の濃いところと薄い所があれば、まだしも先が見える場所へ進みたくなるものである。また、あえて霧の濃い場所に術者が潜んでいると予想する者もいるだろう。霧の結界の内部は、術者と侵入者の心理的な駆け引きの場でもある。 **部品: 霧の動きを把握する 自身の魔力を含ませた霧を動かし、その濃淡まで操ることができるということは、すなわち霧の動きを理解しているということである。 霧の粒一つ一つの位置が分かるわけではないが、水中で水の動きからその流れを感じるように、霧の流れから結界内の動きを感じることができる。 これを応用して、霧の結界に踏み込んだものや魔法を把握し、そこへより多くの霧を送ることができる。 **部品: 魔法を妨害する 魔力を含んだ霧で空間を満たすことで他の魔法を使いづらくすることができる。 濃密な霧の中でマッチに火を点けることが難しいように、大量の「他者の魔力」に包まれた状態では、技量の低い者は上手く魔法を使うことができなくなるだろう。 ただし、これは術者の側も同じである。結界を張っている術者本人は他の魔法を使うことはできないし、その霧の中で魔法を使うという条件は同じであるため、仲間の術者にとっても魔法の妨害効果は発生する。 この課題を乗り越えるために、霧の結界術を使う者と共に戦う者は、普段から結界内での魔法行使の練習や、視界の悪い中での戦闘訓練を行う必要がある。 **部品: 結界の防御相性 攻撃魔法、特に火炎の魔法のような炎系魔法に強い。魔力の矢を直接飛ばすような魔法に対しても、十分な減衰効果が期待できる。 反面、ストーンバレットを投げつけるような物理的効果のある魔法には効果が薄い。あくまでも霧の結界なのである。 **部品: 複数人による結界の同時展開 複数人で結界を作ることで効果を増大させることができる。より濃密な霧を発生させることも可能であるし、複数の術者自身が結界の基点となり、広い範囲に結界を展開することも可能である。 もちろん、この連携は一朝一夕にできるものではなく、普段から詠唱や魔力の波長を合わせる訓練などを行う必要がある。 **部品: 結界基点の準備による強化 結界の基点となる触媒を用意することでより強力な結界を作ることができる。触媒となる宝石を予め埋めておいたり、大きく育った樹木などと契約を交わして基点とすることもできる。 また、個人で結界を張る場合にも、魔力を含んだ水を瓶から振り撒いて魔法で操り、地面に陣を描くことで簡易な基点とすることもできる。 **部品: 気象条件による効果 じめっとした曇りの日などは発動も早いし効果も高い。砂漠などでは消費魔力が増え、発動も遅くなる。 風の強い日はあまり広範囲に結界を広げることができない。代わりに風上から風下へと結界を普段より広く張ることができる。 自然の霧が出ている場合は効果が明らかに強くなるなど、気象条件によって効果の増大・減衰・変化の激しい魔法でもある。 このため、霧の結界術を使うものは天候を常に気にかけている。 ある意味では、屋内や洞窟の中など、閉所の方が強い効果を得ることができると言える。 **部品: 花火の魔法を含んだ上位の魔法セット 諜報活動・防諜活動には魔法が効果的な場面が多々ある。 特に照明の魔法をはじめとしたいくつかの魔法は、諜報員として活動するなら最低限必須であると言われセットにされている。 このセットの魔法は全て低位魔法である。 上位バージョンは花火組合の象徴ともいえる「花火の魔法」を使用できる者の諜報・防諜用魔法セットである。 **部品: セット内の伝承制限のある魔法 諜報員に必要な魔法としてまとめられているもののうち、 「インクの可視化魔法」と「不可視のインクの魔法」は、花火組合所属の幻影使いにしか伝授されず、口外を固く禁じられている。 これらの魔法は秘密の文書や暗号を記すために用いられることが多く、 機密を守るために魔法自体を内密なものにしておく必要があるからだ。 **部品: 魔力を使って現象をおこす 魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。 例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、 考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。 魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。 **部品: 効果と規模の調節能力 術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、 更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。 この発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。 **部品: ごくわずかな詠唱 詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。 低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。 迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、 その分だけ流せる魔力の上限が低く設定されており、したがって引き出せる効果量も限られている。 **部品: 花火の魔法を構成する低位魔法 この花火の魔法は、照明の魔法と音を生み出す魔法という、魔力を操作し、効果を与える2つの魔法によって構成されている。 どちらも習得していなければこの魔法は使用できない。 また2つの魔法を同時に発動させる必要がある為、 魔法技術「ダブルキャスト」も必須となる。 **部品: 花火を美しく打ち上げる技術 花火は術者から離れたところで光と音を生み出さねばならないため、自身や媒体から離れた場所での魔力操作技術が必要である。 また美しく花火を見せる上で、まるで花が開くかのように均等な並び位置に球状の魔力を拡散させる技術はかなりの魔力の扱いの練度が必要であり、 美しい花火の発射は、基礎となる魔法修行を終了し、尚且つ魔力の流れ、魔力そのものの扱いに長けた魔法使いのみが行うことが出来る。 花火を発射する幻影使いたちは、花火の複雑さや美しさで腕を競い合ったり己の成長を確認するという。 **部品: 複数の下位魔法の同時発動 この魔法技術は、二種類の下位魔法を同時に発動させるものである。 魔法とは魔力を術式に通し、詠唱を行うことで発動するものであり、本来はどんなに簡単な物でも1つずつ発動させる。 しかし特殊な魔力操作技術を習得することで、二種類の術式の構築と魔力導通を一度に行うことが出来る。 下位魔法に限られるため魔法自体の威力、効果は限られるが、詠唱時間の短縮や相乗効果により、場面によってより効果的な影響を生み出すが出来る。 **部品: 感覚頼り 通常の理論や魔法の研究に基づいて編み出されたものではなく、飽くなき魔法の鍛錬によりひょんなことから個人がコツを掴み編み出した。 そのため「何故その動作、やり方でその結果が生み出されるのか」が解明されていない。 全て、術者が繰り返した訓練で獲得した感覚のみがその魔法技術の手順であり、説明しようとすると「下腹部に熱を集めてパッと散らせる感じ」など非常に要領を得ないものになる。 そのため修得にかかる時間は一ヵ月から数年とまちまちで、一度コツを掴み修得さえすれば安易に使えるようになるが、使用している場面を目にしただけでは決して使えるようにならない。 **部品: 技術を教えられる人物は1人 修得するには練習を繰り返し、感覚を掴む他ないが、何の手がかりも無ければその努力が実を結ぶことは決してない。 そのため修得を望む場合、技術を最初に編み出した人物に弟子入りし、その教えを受ける必要がある。 編み出した人物(ニム)は弟子との関わりの中で弟子の人格、素行、道徳観等の人間性を見定め、 社会の秩序を乱さず、正しく魔法を行使すると確信できた場合に限り、その弟子に感覚的な魔法技術の修行を開始させる。 **部品: 類まれな技術に適した才能 感覚的な技術のため、直接最初に編み出した者から指導を受けたとしても、その技術に合った才を持つ者にしか扱えるようにはならない。 魔力の波長、魔術的なセンスなど様々な要因が組み合わさって初めてその魔法技術の感覚をつかむことが出来るのだ。 最終的に感覚がつかめるかどうかは、努力ではどうしようもない部分なのである。 感覚的な魔法技術を習得できるのはおおよそ5万人に1人とされる。 **部品: 打ちあげが許可される状況 花火の魔法による花火打ち上げは、国や藩内で行われる季節ごとの祭や公的な祝い事の時、 及び国または藩から許可が下りた特別時のみ行ってよいとされる。 **部品: 許可を受けた魔法使いのみが使用可能 この魔法の使用が許可されるのは、選抜された花火組合所属の魔法使いのみである。 花火組合を取りまとめる幹部の魔法使いは、組合所属の魔法使いから 安全に打ち上げることが出来るだけの魔力操作技術をもっていること、 花火の魔法における安全のための規制をきちんと理解し順守することを審査し、選抜する。 **部品: 花火の高さと大きさに関する制限 花火を打ち上げる際は、上空へまっすぐ、最低限上空100m以上、最高上空200mに花火の中心が到達するよう打ち上げなければならない。 これは人々や建物に魔力が当たり、光による無用な混乱を防ぐためである。 また花火は大小さまざまな形をとることが出来るが、魔力の拡散による花火の最大直径は40mでなければならない。 ただし上空200mの地点で拡散する場合のみ、最大直径60mまで達しても良い。 **部品: 打ち上げ時の周囲や上空の安全の確保 発射する場合、上空に飛行している生物や乗り物がいないことを確認する必要がある。 また花火が建造物や自然物、人などにあたらない十分なスペースが周囲にあることを確認してから、発射しなければならない。 もし花火の光が生物や乗り物にぶつかった場合、魔力が霧散する為、光はすぐ消えてなくなる。 **部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 自身や物質に宿った魔力を術式を通して細かく振動させることにより空気の振動を生み出し、術者の望む音を発生させる魔法技術。 魔法としての習得は難しくなく、低位魔法として位置づけられる。 しかし魔力そのものを振動させるため、大きな音を発生させる、長時間音を発生させ続ける等といった用途は膨大な魔力を使用する。 また単純に音を発生させるだけであれば簡単だが、なにかの鳴き声、動作音等があたかも実際に発せられたかのように見せかけるには 音に対する理解と知識、観察力、魔力そのもののコントロール力が必要であり、高度な技術が必須となる。 この魔法は実用性が低いため、ほとんどの魔法使いは魔力のコントロールを学ぶためにさわりだけを習得する程度で技術を磨こうとするものは稀有である。 ただし幻影使いは作り出した幻影に合わせて音を発生させることによりリアリティが増すため、 技術を磨くことがよしとされる。できるかどうかはその人の力量次第である。 **部品: 音量と長さの制限 この魔法は低位魔法の為、あまりに巨大な音を出すことはできない。 具体的には、最大音量でも、すぐ耳元で音が発生した場合、驚いて思わず耳をふさいでしまい、十秒ほど聴覚に少しの支障が出る、程度のものである。 相手の聴覚に甚大な影響を与える、鼓膜を破る等といったことを行うことは出来ない。 またこの魔法により生み出すことができる音の長さは、最大で5秒程度のものに限られる。 大きな音になればなるほど魔力が音量に消費されるため長さは短くなり、 最大音量を出す場合、1秒弱の音の長さとなる。 それ以上の時間音を発生させたい場合、触媒などで魔力を補う必要がある。 **部品: 修行の過程でみる音の種類による難度 この魔法の修行は、音の種類とその難度により3段階に分かれている。 一段階目では、実際に存在する何かの音に寄せず、単純に音を発生させることが目標となる。 指先に集めた魔力を振動させて「ド」から1オクターブ上の「ド」までの音階を奏でられるよう修行を行う。 そして多くの魔法使いはここでこの魔法の技術の修行を終了する。 二段階目以降の修行は、ほぼ幻影使いしか行わない。 二段階目では、師から指定された楽器の音色を魔力で再現することが目標となる。 ここで初めて現実に存在する音の観察、音の仕組みへの理解等が必要となってくる。 器の音色に聞こえる音が出せるようになった者は、三段階目として、環境音を違和感なく生み出すことに挑む。 環境音とは火が燃えて薪がはぜる音、水滴が落ちる音、火薬が爆発する音、風が唸る音、鳥が鳴いて羽ばたく音など、 人間の声以外の音のことである。 この段階は前段階の楽器音の再現より難易度が格段に上がる。普段何気なく聞いているものだからこそ、僅かな違いも違和感となるからである。 またここで「音の抑揚」の再現も必須となる為、ここからは魔法の才も必要となる。 試験として、花瓶が落ちて割れる音を魔法と実物の花瓶で交互に発生させ、師を含む3名以上が目を閉じてそれを聞き、 1人でも魔法の音を聞き分ける者がいればまだ未熟であると判断される。 **部品: 人の声や会話の再現は不可能 この魔法によって人の声を再現し会話を違和感なく行うことは、未だかつて誰も行えたことはなく、また今後も到達できないレベルとされる。 魔力そのもののコントロールには限界があり、発生に伴う言語の発音、アクセント、感情や抑揚等を 魔力操作ですべて再現することはいかなる修行を積んだ魔法使いにも不可能な領域なのだ。 いかに声を再現し会話を行おうとしても必ず違和感が残り、魔法により発生している音であると看破されてしまう。 多くの場合誰かを欺くために使われるこの魔法を極めるうえで、魔法使いはこの魔法で人の声を発生させてはならないと教え込まれる。 またどんなに技術を磨けど不可能であることを、長い修行の中で身をもって実感するのである。 **部品: 照明の魔法の概要説明 自身や物質に宿った魔力を術式を通して発光させる魔法技術。 自身の魔力を指先に豆粒ほどの球状に集めたものを発光させたり、全身から僅かに魔力を放出させたものを発光させることで自身が光っているように見せることができる。 魔法としての習得は難しくなく、低位魔法として位置づけられる。2年ほど魔法の修行をすれば、様々な色をつけて発光させることも可能である。 しかし魔力そのものを発光させるため、光を長い時間持続させる、強力な光を放ったりする等といった用途は膨大な魔力を使用する。 また閃光弾の様に目くらましのために使用する場合、基本的に魔力触媒の併用が必要不可欠であり、呪文詠唱時間も伸びる。 **部品: 目に優しい光 この魔法は低位魔法の中でも優しい分類に入り、 修得が簡単で触媒も必要ない分光そのものがあまり強くない。 強力な目くらましに使う、視力を奪う等といった行為に使用することは出来ず、 暗闇で突然至近距離で見た場合、目がちかっとして慣れるまで数秒かかる、程度である。 闇夜を照らす明かりや離れた場所にいる人々への合図、目印などが主な用途となる。 **部品: 不可視のインクの魔法の概要 通常では見えない文字を紙や壁などに描く魔法。 文字といいつつ描くのは絵でも図形でも良い。 この魔法は魔力を不可視のインク状にし、指先や筆に乗せて文字や絵を描くものである。 使う魔力が多ければ多いほど長い文章、大きな絵を記すことが出来る。また魔力なので インク状にするとき、魔力の波長を予め自身の望むものに調整して行う。 **部品: 描いた物の持続性 この魔法で描いたものは時間経過とともに徐々に劣化し薄くなり、1年ほどで完全に消え去る。 それ以外では描いた紙や壁などを直接消滅させるなり破壊するなりしない限り消せない。書き間違えに注意。 **部品: 描いた物が見えないことによる効果 この魔法によって描かれたものは、「不可視のインクを見る魔法」を使用しない限り決して見えない。 またこの魔法の発動時に術者が決定した魔力の波長と同じ波長で「秘密の文字を浮かび上がらせる魔法」を発動させる必要があり、 魔力の波長を予め二者間のみで共有することにより第三者から見つからないメッセージとして 情報を記すことが可能である。 **部品: インクの可視化魔法の概要 「不可視のインクの魔法」によって描かれた文字や絵を浮かび上がらせる魔法。 描かれている箇所に手をかざし魔力を僅かに放出することで、不可視のインクを構成する魔力と共鳴し、描かれたものが僅かに光を帯びて可視化する。 魔力の放出範囲を調整することで一度に広い部分の秘密の文字を浮かび上がらせることが出来る。 **部品: 魔法の対象となるもの この魔法が「不可視のインクの魔法」以外の手法で描かれた不可視の何かや魔力に反応することはない。 また「不可視のインクの魔法」発動時に術者が決定した魔力の波長と同じ波長でこの魔法を発動させなければ インクは可視化されず、読むことが出来ない。 魔力の波長は非常に細かく違いが生まれるため、予め情報をやり取りする二者間で 使用する魔力の波長を取り決めて置く必要がある。 **部品: 可視化されている時間 術式に通す魔力の量によっても変化するが、魔法発動後、描かれたものが仄明るく発光しながら浮かび上がり、大体5秒ほどで再び見えなくなる。 **部品: 暗号の目的 暗号とは、文章や数字、言葉等様々な形態で伝達される情報を、情報の発信者及び受信者の間で共有されたアルゴリズムに基づき変換したもの、 またはその変換アルゴリズムそのものを指す。 第三者が情報を獲得、閲覧しても内容がわからないようにするために使われる。 **部品: 様々な形式 暗号化する情報の形態や内容により、暗号には様々な形式が用いられる。 あらかじめ決められたアルゴリズムに従い、文字や音など、情報を構成するものを別のものに置換する形式、 特定の単語やフレーズ、色等にあらかじめ決められた別の言葉や読み方をあてがい関連付ける形式、 情報が記されている媒体そのものを、折ったり何かに巻いたりするといった特定の方法や手順で手を加えることで情報が現れる形式、などは高低どちらの物理域でも見られる形式である。 低物理域では魔法や魔力の性質を利用した暗号アルゴリズムに従った情報の暗号化を魔法によって行われる形式、 高物理域では情報であるデータをコンピューターのシステムにより自動でアルゴリズムを使用し暗号化し、別の鍵システムによって元のデータに戻す形式等が それぞれ多く利用されがちであり、それらの解読の研究も盛んである事が多い。 **部品: 暗号に関する技術を習得する環境の制限 子供たちの遊びや簡単なものを除く本格的な暗号は、一般的な国民が使うことはまずない。 また暗号の作成、情報の暗号化、暗号の研究等はアルゴリズムの流出を防ぐために、 組織内にあれば諜報組織、無い場合は情報を司る役割の人々でのみ行われている。 そのためこの技術を修得するには上記の組織に入って教えを乞う必要がある。 どの組織も暗号のアルゴリズムの研究には力を入れているため、その仕組みは日進月歩であり、 そのためこの技術を習得した人々でなければ、同様の技術を修得した人物が考案した暗号を解読することは難しい。 **部品: 暗号の研究 これまでの歴史上使われてきた様々な暗号の形式やアルゴリズムを学び、研究を行うことが、新しい有効な暗号を発案するための最も純粋な近道である。 新しい技術やオリジナリティは無から生まれるわけではない。多くの過去の事例のうちいくつかを組み合わせたり、発展させたものなのだ。 そのために可能な限り多く、過去に使用された暗号やその仕組みを知ることは大変重要である。 よって暗号に携わるものは、自分の国の物理域で使用可能な暗号の研究を余念なく行う。 **部品: 発想力 暗号の考案には、柔軟な発想力が求められる。 複雑にし過ぎれば情報の暗号化、また暗号の復元に時間や手間がかかり過ぎる。簡単すぎれば第三者に解読されてしまう。 暗号の形式やアルゴリズムを考える人は、ひょんな発想で一般的な人々には思いつかない手法に辿りつき、 解かれにくく使用しやすい暗号を考案するのである。 **部品: 情報を記す媒体や記録方法に関する多方面な知識 暗号とはもともと存在する、伝えたい情報を別の何かに変換したものである。 その形式やアルゴリズムを考える時には、変換する情報の「媒体」に対する様々な側面からの知識が必要である。 それは文字を記す紙やインクに関する知識だったり、低物理域では魔法の術式や魔力の流れに関する知識だったり、 高物理域では情報を構成するデータやパソコン、通信方法そのものの技術に対する知識だったりする。 **部品: 複数人での研究・考案 暗号の形式・アルゴリズムは、必ず複数人で考案し、作成しなければならないとされる。 これは専門的な知識を持つ者が複数人で関わることによりクオリティを高め、チェックを行うためであり、 またお互いを見張りあうことでアルゴリズムの考案者が外部の者に買収などをされ、新しい暗号のアルゴリズムが外部に漏れることを防ぐためである。 **部品: 完成した暗号形式・アルゴリズムに対する認可と伝達 完成した暗号形式・アルゴリズムは、完成後即座には使用されず、必ず考案した組織の上に位置する組織、または人物の認可を受ける。 認可を出す組織や人物は、組織から許可を受けた人物たちによる正しい研究のうえ考案されたものであることが確認できた場合、認可を出すことができる。 認可後、組織内で情報の暗号化の作業を行う人々に新たな暗号に関する情報が報知され、使用が開始される。 **部品: 暗号の入手 暗号解読の為には、まず暗号そのものを入手する必要がある。低物理域では秘密文書の入手や魔法的通信の傍受、高物理域では暗号データの入手や無線通信の傍受によって暗号を入手することが多い。 また一見何の変哲も無い本や手紙、光の瞬き等が暗号として使用されていることも多い。 暗号解読の技術のうち大切なもののひとつは、なんでもないようなものに隠された意味を見出し、「これは暗号である」と看破する技術なのだ。 **部品: 暗号に関連する状況の情報分析 暗号は情報をつたえるものであるため、その暗号が使われたのがどういった状況であるか、が暗号を解読するための重要な手がかりとなる。 相手が撤退するたびに特定の言葉を使っていたとすれば、その言葉は「撤退」を表す、と仮定することができる、といった具合だ。 暗号とそれが使われる状況、状態を細かく分析分類すればするほど、解読に近づくのである。 **部品: 変換前の情報の予測と暗号の照らし合わせ 入手した暗号と暗号が使われた状況より、暗号で変換される前の情報の予測を立て、その予測をもとに仮定を進め他の暗号を解いていく。 これが暗号解読の基本である。 よって入手した暗号の数や種類が多ければ多いほど、そして状況の情報が詳細であればあるほど、暗号解読は容易になる。 そして専門的な暗号解読の技術を持つ者は、より少ない暗号や情報からいくつもの仮定を導き、解読することが可能だ。 **部品: 解読時のひらめき 暗号と暗号化される前の情報は、往々にして大きく異なっている。 暗号解読とはそれらを結びつける途方もない作業であり、時には突拍子もない関連付けや、解読方法を試すことにより暗号が解けることもある。 解読時のひらめきと、それをやってみる精神はとても大切なのだ。 **部品: 暗号解読のために必要な知識 暗号を解読するためには、その暗号が記されている媒体やその形式、また予測される情報に関するある程度の知識が必要だ。 例えばコンピューターのシステムによって暗号化された情報を読むには、コンピューターやシステムの仕組みに関する知識が必要であり、 魔法によって変換された暗号であるなら魔法そのものに関する知識が必須である。 また暗号解読にはある程度予測が必要なため、暗号化される前の情報に関する知識が全く無い場合、暗号を解読することはできない。 そのため暗号術、及び解読技術を学ぶ者は、暗号そのものの研究はもちろん、知りうる様々な分野の知識を幅広く学び、吸収する。 とくに政治的な知識や世界情勢、国内情勢の把握に力を入れている。 **部品: 状況に合わせた暗号の使用 秘匿したい情報を伝達する際、発信者は暗号を扱う立場の人々に情報を預け、暗号化して送り届けてもらう必要がある。 その時、暗号は状況に適したものを使用しなければ効果がない。 例えば夜に味方に合図を送る暗号ならば矢文ではなく光によるものが適しているだろう。 暗号の形式、アルゴリズムは様々あり、それらから最も届けたい人物に届きやすく、第三者には暗号とわからないようなものを選択する。 **部品: 暗号化を行える人物の制限 暗号化は、諜報組織または情報を司る役割の人々のみが行うことが出来る。 その中でも機密を厳守することが出来、素行に問題がなく、人格的に信頼がおける人物であることが それらの組織・チームの中で最も上の地位の人物に認められて、初めて暗号化の作業に携わることが出来る。 **部品: 暗号化アルゴリズム及び暗号鍵が記された媒体の機密性の保持 考案されたアルゴリズム、及びそれに関連する暗号鍵は共有の為記録媒体に記されることがある。コードブック、暗号表等と様々な名前で呼ばれるが、 それらは暗号化の作業が許可されている人物以外が目にすることが無いように厳重に管理される。 **部品: 複数の暗号の形式・アルゴリズム・暗号鍵の使用 暗号化を行うにあたり、使う暗号の形式、アルゴリズム、暗号鍵が1つだけでは解読される危険性が高くなる。 よって常に複数の暗号の種類が採用されている状態で、暗号化の際はそのどれかを不規則に使用し、変換する。 **部品: 定期的及び突発的な暗号の更新 同じ暗号は使えば使う程相手に情報を与える為、解読されやすくなる。 よって定期的に新しく考案した形式・アルゴリズムの暗号に更新することで、解読の危険性を下げることが出来る。 また、第三者に暗号が解読された可能性が出てきた場合、解読された暗号形式・アルゴリズムの正式な使用を停止し、新しいものに切り替える。 解読された暗号形式・アルゴリズムは情報伝達には使用されなくなり、第三者へのダミー、攪乱のために使用されることが多い。 **部品: 情報を集めるということ 何か行動を起こす前に必要なものとは情報である。 情報を元に予測を行い、それに基づきリスク管理と行動決定を行うことで、行動の成功率は段違いに上がる。 このとき情報は正確なものでなければならず、また物事のあらゆる側面から集めるのが好ましい。 そのため情報と一口に言えど種類は様々である。 情報収集力に長けた人物とは、求める情報に応じて情報源を絞り、効率よく正確な情報を集めることが出来る人のことを指す。 **部品: 目的のものを探し出す メディアから情報を得る場合、まず求める情報に関連するそれらを探し、集める必要がある。 紙媒体なら図書館や本屋でかき集めて調べるのが最も良いかもしれないし、誰か個人の所有する本や書類、もしかしたら手紙が必要かもしれない。政府保管の書類にしか記されていないかもしれない。 データならネットワークにあるものかもしれないし、厳重なセキュリティの元記録媒体に保存されているかもしれない。 そういった求める情報が有りそうな場所への知識、それを手に入れるためのコネや手段があればあるほど、情報を手に入れやすい。 **部品: 要点をかいつまむ 媒体に記録されていること全てが必要な情報とは限らない。迅速に情報を収集する為、要点を把握し、重要な箇所だけを詳細に確認する必要がある。 **部品: 記録を写す 手に入れた文書等が持ち出せない場合、情報を正確に写す用意をしておく必要がある。メモや写真等方法は様々。 特に予め急いで写す必要があることがわかっている場合、情報収集時はそれなりの準備をもちろんしていく。 **部品: 注意深い調査 現場を調べる場合、そこに存在する全ての物が情報となる。 一見してわかる情報の他、 非常に小さな手がかりが残されていたり、通常では見えない場所に情報が潜んでいることもある。 魔法や技術で隠蔽されているかもしれない。 また何気ない物や状態でも、論理的に考えれば矛盾を孕んでいる可能性がある。 五感全てを活用し、思考を働かせながら情報を獲得する事に励む。 **部品: 危険性の考慮 何かの調査を行う場合、周囲や己の安全に気を配らなければ、思わぬ被害をこうむることがある。 毒性の植物だったり、人為的に仕掛けられた罠であったり、ぽっかり空いた穴だったり。 そういった危険に気を配り、手袋などの道具を効果的に使いながら調査を行う必要がある。 **部品: そこに至るまでの経緯の考慮 出来事とは、目に見えているものだけがすべてではない。 そこに至るまでの経緯を手に入れた情報と知識を元に推測することによって、 更なる情報を得ることができたり、目の前の情報に惑わされず正しい情報を獲得することが出来る。 **部品: 会話から得る情報 相手が知っている情報や知識を得るには、会話をして話してもらうのが最も簡単である。 相手の話しやすい雰囲気を作り、的確な質問で情報を引き出すテクニックは非常に有用だ。 また多くの人物から話を聞くことでより正確な情報を入手することが出来る。 **部品: 表情や動作の観察 言葉よりも時に雄弁に表情や人の動作が情報を語ることもある。 会話をしながら相手の反応を伺い真実を探ったり、体の動かし方で相手の調子を確認したり、時には攻撃手段等を想定することが出来る。 **部品: 外見への注目 相手の外見によって、相手自身のことや、相手が置かれている状況や今の状態を推測することが出来る。 服装、清潔感、怪我の跡や靴の泥等、注意深く見れば見る程、相手のパーソナリティがわかるのだ。 **部品: 相手の力量を量る 咄嗟の行動や運動時の身のこなし、戦闘の動き等から、相手の戦闘時の力量を量ることは大切な技術だ。 それには武器や道具、魔法などの肉体以外の要素もすべてまとめて情報として活用する。 相手が自分より強いのか弱いのかを正確に把握することで、無駄な怪我を避けることが出来る。 そして相手の動きをよく知ることで対処を行うことが出来る。 相手の力量を量るにはそれなりの戦闘の知識が必要なこともある。 **部品: 自身の活動跡について 自身が情報を集めていたことを誰かに知られたくない場合、自身が活動した痕跡を残さないことが重要だ。 その為には内密に行動したり、怪しまれないように自分の行動に注意を払ったり、 調べた場所の完璧な復元を行ったりする必要がある。 また逆に、自分が調査済みであることを他の誰かに知らせたい場合、あえて痕跡を残すこともある。 それを行うことで共に調査する味方の時間節約をしたり、敵対する相手の警戒心を煽り注意を惹きつけることが出来る。 **部品: ダミーへの注意 入手した情報がすべて正しいとは限らない。誰かに作為的に用意された偽物(ダミー)の可能性もある。 そのため常に手に入れた情報に疑いを持ち、それにまつわるより多くの情報を入手して、 その情報が信頼できるかどうか判断するように心がける。 **部品: 隠蔽技術の定義 隠蔽技術とは、自分以外を隠す為の技術である。状況に合わせてどんな風に隠すか、幻影使いの場合幻影魔法でどんな幻影をいつ出すか、といった内容が含まれる。 **部品: 状況に合わせて選択する 隠蔽の方法はその場その場の状況に最も適したものを選択する。周囲の様子だけではなく、かけられる時間、その場にある物品、隠す目的等によりその手法は様々だ。 **部品: 同じものの中に紛れ込ませる 外見に目立った特徴がない場合、似たような外見の物の中にまぎれこませ、どれだかわからなくする。 この場合、隠蔽者やその味方にだけわかるような特徴を覚えておいたり、印をつけておく。 **部品: 何かの中に隠す 箱や戸棚、隠し部屋や穴の中など、他人から見えない場所へ隠す。最もオーソドックスな隠蔽方法である。 この場合まず人が近づかない場所に隠す方法と、思いもよらないような死角を作ってそこへ隠す方法がある。 **部品: 姿かたちを変える 隠す対象の見た目を変化させ、一見それとはわからないようにする。変装もこの類になる。 対象を分解して部品ごとにすることで、ただの何でもないがらくた等にみせかけたり、元々の形を推察できないようにもしたりできる。 この場合、再び組み立てられるようにきちんと手順を覚えておく必要がある。 **部品: 素早く隠蔽する 隠蔽を行う場合、その隠蔽作業自体が知られればすべて意味がない。 その為隠蔽作業は、内密に、素早く行われる必要がある。また隠蔽した痕跡も残さないように細心の注意を払う。 **部品: カモフラージュ技術 その場にある道具や魔法を使用した隠蔽のためのカモフラージュは、行う人物の技術が試される。 隠蔽とはただ見えないようにするだけではない。 いかに自然に「隠していないように」隠すか、相手の注意を向けられないようにするかが大切だ。 **部品: 別の対象への誘導 隠蔽した対象が調べられそうになった時、自然に気を逸らしたり、そこへ近づかせないように誘導することで発見される危険性を下げる。 余りに露骨に行うと怪しまれるため、あくまでも自然に行い、相手を騙す必要がある。 **部品: 存在しないように見せる 隠す対象の上に風景の幻影をかぶせ、なにもその場にないように見せたり、別のものの幻影をかぶせる。 目的のものがなければそこに注意を払わないため、最も有用な幻影での隠し方である。 別のものの幻影をかぶせる場合、周囲の状況に適したものの幻影を出す必要がある。 しかし何もないようにみえるということは、そこに別の物をおいたり通行しようとしたりする可能性があるということでもある。 隠蔽を行う場合は対象の存在する場所に気を使う必要がある。 また幻影で隠すことの最大の利点は、隠す対象の動きに合わせて幻影を動かすことが出来る点である。 これにより対象を隠蔽したまま別の場所へ移動させることが出来る。 **部品: 近寄らせないようにする 幻影を使うことで、隠す対象に近寄らせない。 例えば猛獣や穴を対象の手前に幻影で見せたり、壁の幻影で先に進めないと思わせる。 これにより相手を「こちらには行けない」「近寄りたくない」という心理にさせることで対象の隠蔽を行う。 **部品: 触ればばれる 幻影なので、触れられたりすれば見えているものが幻影であることがばれてしまう。 また常に隠蔽のための幻影使いがその場にいることが不自然でない状況でない限り、怪しまれる可能性があるため長期間の隠蔽には向かない。 幻影での隠蔽は通常の方法では隠蔽が難しく、サポートが行き届く組織がかりのものか、短期間のその場しのぎであることが多い。 **部品: 存在感による影響 存在感とは、その人や物が確かにそこに居ると人々に印象付けるものである。 これが大きければ大きいほど人々はそれを認識するし、記憶に残りやすい。逆に存在感が小さければ多くの人々はそれを気に留めず、また覚えていない。 人々の認識をある程度操作するために、存在感の調節というのは誰もが無意識にでも行っているものだ。 意識的に行えばそれは更に人々の認識に影響する。何かに目を向けさせることも、何かを気にさせないことも出来る。 **部品: 周囲に合った外見 ぱっと見て、周囲の風景や状況に違和感なく溶け込んでいる外見だと、存在感が薄くなりやすい。 木を隠すには森の中、という言葉もあるように、森の中で緑色の外見をしていれば見つかりにくいし、森国人の人々の中に森国人がいても誰も気にしない。 環境や状況に合わせ、周囲に溶け込む外見を取ることで注意を向けられにくくできる。 **部品: 違和感の無い動作 あの人何してるんだろう、等と思われるような違和感のある動きは注目を集める。 その動作自体が悪意のあるものでなくても、その場にそぐわない動作であれば不審に思われ注目されやすい。 その場の印象や状況を把握し、矛盾のない適した行動をとることを心がける必要がある。 **部品: 他に視線を向けさせる その場にある存在感が大きいものを利用し、こちらへ注意を向けさせないことで存在感を調節する。 多くの人々が目を奪われる何かがそこにあれば、多少こちらに違和感があっても気にしないことが多い。 遠くへグラスを投げて音を立ててそちらに注目させるなどのテクニックも内包されるが、練習や訓練をしていないと周囲に気付かれず行うのは難しい。 **部品: 目立つようにする意図 自分や特定のものに注意を惹きつけることにより、人々にこちらを印象付けることが出来るほか、他から意識を逸らさせることが出来る。 見せたくないもの、気づかれたくないものがある時に他人に対処を任せつつ、時間を稼ぐことも可能。 **部品: 注目を集める 大きな音を突然出す、突飛な動きをするといったことで周囲の注意を集めることが出来る。 騒めいている観衆を突然の拍手で鎮めたりするのもこれにあたる。 注目を集める行動は不審がられることが多いので、もっともらしい理由などでフォローを入れて、必要以上に怪しまれないようにする技術も含まれる。 **部品: 視線を惹きつける 人々が興味を惹かれ、思わず見てしまう状況をつくる。手品や花火、舞台や演説など、何に興味を惹かれるかはその場にいる人々によるため、状況に合わせた行動が必要となる。 一定時間人々の視線を惹きつけることが出来、またその内容によってはこちらに好印象を持たせることが可能。 **部品: かくれんぼ上手とは かくれんぼ上手とはかくれんぼの技術が高いものことをいう。幼少期からかくれんぼを遊ぶ中で、遊びながらも技術の向上を胸におき、試行錯誤を繰り返した結果かくれんぼ上手となる。 かくれんぼ上手になるために必要なのは素早く正確かつ冷静な判断と行動である。 判断が遅ければ行動も遅れ刻一刻と変化する状況についていけず取り残されるであろうし、間違った判断を下せば行動は思いもよらぬ結果を生むだろう。また、冷静さを失えば判断や行動そのものも危うくなる。 何度も何千度もこれらの判断と行動を繰り返し、素早く正確かつ冷静な判断と行動を行えるようになったものがかくれんぼを制する。 大人になってからも大人げなく子どもに混じったり大人同士で本気のかくれんぼ遊びを繰り返した結果、身につくこともある。 **部品: そもそもかくれんぼってなに? 「かくれんぼ」とは、主に子供向けの遊戯の一種である。 鬼になる人を決め、その者が一定時間視界を塞ぎ数を数える間に、鬼以外のものは鬼に見つからぬよう隠れる。 一定時間後、鬼は探索を開始し、鬼以外のものを探し出すといったルールが一般的である。 子どもの遊びのためその場の空気やメンバーで細かなルールは変わるが、一方が隠れ一方がそれを見つけるといったルールはおおむね共通する。 **部品: 物陰にひそむ 隠れる側の基本は隠密である。 鬼の視界から外れる場所や見つけにくい場所の検討をつけ、潜む。 建物内はもちろん、遮蔽がある場所や視界が悪い場所なども有効である。 そして隠れる側になったとき、ただ単に逃げる、隠れるだけではなく「自分が鬼ならどう考え動くか?」といった思考も重要だ。 もし自分が相手の立場だったら、と考えることでより柔軟な思考が可能となり、思わぬ危険に気付くことがある。 **部品: 音と気配のコントロール 人がいる音というのは存外目立つものである。 この音と気配を極力殺すために細心の注意を払う。 「抜き足・差し足・忍び足」で素早くかつ足音をなるべく立てずに移動する。 足をそっとつま先立ちをするように抜き上げ、差し入れるように静かに下ろし、人に気付かれないよう忍んで歩く。 膝とつま先と踵を意識するとやりやすい。 また、呼吸音や自分の体温による熱気など、自身と周囲の物や状況を観察、確認し、なるべく気配を殺し、音を立てぬように行動する。 **部品: 誘導 より能動的な隠密として、誘導がある。 自分と離れた場所に目立つものを置いておく、どこから投げたかわからぬよう小石を投げる、わざと物音を立てるなどの行動により相手の注意をひいたり、逸らしたりする。 失敗すれば発見の確率は上がるが、うまくいけば相手の行動をコントロールできるだろう。 **部品: 走って逃げる。走って捕まえる。 万が一見つかってしまった場合や、見つかりそうになったときにはその場所を捨て逃げることも有効である。 相手が複数である危険性や、動くことにより発見の確率が上がることなどは十分意識し、隠密か、逃走かその場に合わせた行動を行う。 自分が鬼の場合は逃走する相手のルートを想定し、追いかけ、捕まえる。 **部品: 運 運も実力のうちである。 たまたま鬼がいない方向に進めた、たまたま鬼が明後日の方向を向いているときに移動できた、たまたま何気なく探した場に隠れている相手がいた。 実力が明らかに上の相手にもひょんなことから勝利する。いわゆる時の運であり、そんなこともある。 **部品: 読書同好会について 読書同好会には「三度の飯よりも本が好き」と胸を張れる者ばかりが集まっている。同好会において「好き」を表現する方法は基本的に制限されない。そのため、数人で集まって本の好きなところを語り合う会員もいれば、一人で黙々と本を読み耽ることを好む人もいる。また、本を読むだけでなく、個人でも複数人でも本を作る会員も存在する。 **部品: 活動拠点 規定された活動拠点はなく、会員の良識に一任されている。会員の家で少人数で集まり活動することもあれば、一室を借りて大人数で活動することもある。 **部品: シンボルマーク 読書同好会のシンボルマークはリンゴの傍で眠る猫がが描かれる。シンボルマークは同好会に在籍していることを証明するものであり、同時に同好会員である責任を背負うものである。会員が作った本には必ずシンボルマークをつけなければならない。 **部品: ワインレッドの栞 同好会に在籍すると、会員証としてワインレッドの栞が贈られる。本来の用途でも使い勝手がいいように上質なワインレッドの紙にシンボルマークが描かれている。 **部品: 本が好きであること 同好会に在籍する一番大切な資格は、ただひとつ「本が好き」それだけである。その気持ちがあれば年齢も性別も種族関係なく同好会への扉が開かれる。 **部品: 本を、人を批判しないこと 他の会員が好きな本や作った本の批判を口に出してはならない。同好会を円滑に活動するための最低限の礼儀であり、努力である。 **部品: 本に優劣をつけない 「たとえ面白いと思わなかった本も、それは他の人の好きな本である」ということを忘れてはならない。もちろん、同様に本に優劣をつけることも好まれない。 **部品: 読み聞かせボランティア 保育園の時期に読書に触れることは大事であり、同好会は読書への関心を深めることへの手助けとして、有志を募ってボランティアを毎年開催している。 **部品: ブックマーケット 月に一度、ブックマーケットを開催している。同好会会員の作った絵本や児童書、小説がマーケットに出している。会員によってはファンがつくこともあり、交流の場ともなっている。 **部品: 再現料理の会 物語を読んでいると気が抜くと涎が出てしまいそうになる料理に出会うことがある。再現料理の会は、そういった本の中の料理を再現し、登場人物の気持ちを味わうことを目的としている。 **部品: 聖地巡礼 テーマになった一冊の物語を軸に、関連する地域や料理などを巡り、より物語を身近に感じさせるイベントとして開催されている。 **部品: 適度な運動 適度な運動を行うことで、ある程度の体力と体の健康を保つ。 運動は筋力トレーニングやランニング、水泳に散歩等人によって取り組む種類は様々だ。 **部品: 栄養管理 きちんと栄養のある食事をとり、健康に気を使った食生活を行う。 タンパク質、脂質、ビタミン、炭水化物、食物繊維等過不足が無い程度に 様々な材料を使ったバランスの良い食事を心がけることが大切だ。 時々忙しさで乱れることがあるかもしれないが、神経質になり過ぎるよりざっくり守る、位のスタンスが丁度よい。 **部品: ストレスの発散 趣味や運動を行い、ストレスの発散を行うことにより精神を健全に保つ。 生きていればストレスは必ずたまる。ストレスをたまらないようにすることも1つの手段だが、 ストレスを上手く発散することもまた同じか、それ以上に大切だ。 多くのストレス発散にはお風呂に入る、趣味に没頭する、誰かに愚痴る、身体を動かす等が行われている。 **部品: 自己理解を深める 目の前の事に忙殺され、自分自身の状態を把握できないと、どんどん追いつめられる。 時々冷静になって、今の自分を客観的に把握し、どんな状態か、余裕はあるか、酷い無理をしていないか、等を確認することで 現状を整理し、心に余裕を持たせることが出来る。 自分の能力を客観的に判断し、無理だと判断したら他の誰かに助けを求めたり、妥協案へ行動をシフトすることも時には必要である。 また「自分はどういう人間であるか」ということを時折分析し、自己理解を深め、そしてそれを認める「自己肯定」を行うことで、 自分への自信と他人への気遣いを併せ持つ余裕が生まれる。 **部品: 炊事 食材選びから調理までをこなす。 手の込んだ複雑なものを作ったりと凝り性も存在するが逆に自分の手間を極力減らす手抜き飯もお手の物。 **部品: 洗濯 衣類やリンネル類などを洗う技術。 衣服やリンネル類の素材によって適した洗い方は様々。 自分の手間とやる気が許す限り最適な洗い方を目指す。 **部品: 掃除 掃いたり拭いたりすることによってゴミや汚れを取りのぞく技術。 これがないとあっという間に住んでる場所はゴミ溜めになる。 **部品: 整理整頓 いるもの、いらないものの分別や物を適切に整理する。 これがないと部屋は雑多な物置のようになってしまう。 掃除だけ出来ても棚に用途ばらばらで置いたりしていたりあれどこいったんだっけ、を防止できる。 **部品: 金銭感覚 食料品、生活用品の購入などの暮らしていくための金銭の割り振りと交際費や嗜好品など趣味に割り振ったり貯蓄したりのお金の自己管理能力。 **部品: 流用実績(生活能力) 以下の個人データへの流用申請をいただいています(敬称略) 藩国:使用者:使用アイドレス 蒼梧藩国:月松堂:摂政月松堂のアイドレス 蒼梧藩国:新荼 稠:新荼稠(ニイドシゲル) 蒼梧藩国:戸田:戸田【T20】 蒼梧藩国:大平蔵人:大平蔵人 蒼梧藩国:うろこ:うろこ 蒼梧藩国:Phantom:Phantom 蒼梧藩国:がるた:がるた 蒼梧藩国:哀川・A・セコイア:哀川・A・セコイア 世界忍者国:久堂尋軌:久堂尋軌 満天星国:都築つらね:都築つらね FVB:オカミチ:オカミチ 満天星国:ホリー:ホーリー **部品: 対人関係とは 対人関係とは、個人と個人の結びつきをみた人間関係である。この世界には様々な存在がいる。ここでは自分以外の他者との結びつきをいわゆる対人関係としてゆく。 **部品: 相手を大切にする気持ち 世の中にはいろいろな存在がいる。友好な関係を築くには相手を尊重し、大切に思う気持ちをもつとよい。みんな違ってみんないいのである。 **部品: 相手の立場に立った言動 自分に様々な思いがあるように相手にもいろいろな事情がある。それらを考えながら、相手の立場に立った言動を心がけることで気持ちの良いコミュニケーションがとれる。 **部品: わかりやすい言葉で 例えば専門用語は知らない人からすると意味不明な言葉である。そういうものもわかりやすい言葉でおきかえて伝えることで、相手の理解を深める手助けになる。 **部品: おだやかに 感情は伝染する。こちらから穏やかな姿勢で望むことで、相手の心も穏やかになりやすい。また、言葉選びも重要である。 **部品: 報連相 報告、連絡、相談である。対人関係の基本は報連相にもある。適切な報連相をすることで、さわやかな関係を築くことができるうえ、不備が少なくなる利点もある。 **部品: 流用実績(対人関係の心得) 部品: 流用実績(対人関係の心得) 以下の個人データへの流用申請をいただいています(敬称略) 国民番号:PC名 11-00585-01:小鳥遊 33-00750-01:黒野無明 33-00926-01:JUNK-C@Drache 11-00891-01:九条イズミ 15-00295-01:乃亜・クラウ・オコーネル **部品: ニムの騎士領 ニムは玄霧藩国から騎士領を賜った。幹部長として花火組合を管理し、主に花火組合の拠点で諜報・防諜活動に携わっている。 花火組合として祭の監督を行ったり、花火組合の各部門の取りまとめ、弟子たちの魔法の修行、重要な諜報活動・防諜活動の分析や計画を行っている。 自身が現場に出て諜報活動等を行うことは珍しいが、状況によってはやむを得ず行うこともあり、そのための技術は保持している。 *提出書式 大部品: ニム(T21) RD:152 評価値:12 -大部品: ニムのパーソナリティ RD:4 評価値:3 --部品: ニムの外見 --部品: ニムの性格・趣向 --大部品: 友好関係 RD:2 評価値:1 ---部品: 国内の人間関係 ---部品: 国外の友人 -大部品: 玄霧の民 RD:10 評価値:5 --大部品: 森国人 RD:9 評価値:5 ---大部品: 森国人の身体的特徴 RD:3 評価値:2 ----部品: 長い耳 ----部品: 長身痩躯 ----部品: 長い髪 ---部品: 革製の日常着 ---部品: 瞑想通信を使うことが出来る ---部品: 基本の職業適性 ---部品: 森国人の習慣 ---部品: 森の恵みを得る ---部品: 森国人の流用実績 --部品: 玄霧藩国の森国人 -大部品: 幻影使い RD:10 評価値:5 --部品: 幻を見せる者 --大部品: 幻影を使いこなす修行6年 RD:8 評価値:5 ---部品: 日常における世界の観察 ---部品: 動かない物の幻影作る ---部品: 生き物を再現する ---部品: 自分の幻影を出す ---部品: エレメントを表現する ---部品: 複数の幻影を操る ---部品: 幻影で物を覆う ---部品: 虚実を交えた幻影術 --部品: 幻影使いの特徴的な格好 -大部品: 霧の結界術 RD:16 評価値:6 --部品: 霧の結界術とは --大部品: 水の魔法 RD:5 評価値:3 ---部品: 水の魔法とは ---部品: 水を自在に動かす ---部品: 水をぶつける ---部品: 水を呼び出す ---部品: 水を抜き取る --大部品: 霧の護り RD:10 評価値:5 ---部品: 前提となる技術と術式の伝授について ---部品: 霧を発生させる ---部品: 視線を遮る ---部品: 霧に濃淡をつける ---部品: 霧の動きを把握する ---部品: 魔法を妨害する ---部品: 結界の防御相性 ---部品: 複数人による結界の同時展開 ---部品: 結界基点の準備による強化 ---部品: 気象条件による効果 -大部品: 花火組合員の魔法セット上位バージョン RD:27 評価値:8 --部品: 花火の魔法を含んだ上位の魔法セット --部品: セット内の伝承制限のある魔法 --大部品: 低位魔法 RD:3 評価値:2 ---部品: 魔力を使って現象をおこす ---部品: 効果と規模の調節能力 ---部品: ごくわずかな詠唱 --大部品: 花火の魔法 RD:10 評価値:5 ---部品: 花火の魔法を構成する低位魔法 ---大部品: 魔法の花火における魔力のコントロール RD:5 評価値:3 ----部品: 花火を美しく打ち上げる技術 ----大部品: ダブルキャスト RD:4 評価値:3 -----部品: 複数の下位魔法の同時発動 -----部品: 感覚頼り -----大部品: 非常に厳しい伝承性(ニム) RD:2 評価値:1 ------部品: 技術を教えられる人物は1人 ------部品: 類まれな技術に適した才能 ---大部品: 花火の魔法に関する安全のための規則 RD:4 評価値:3 ----部品: 打ちあげが許可される状況 ----部品: 許可を受けた魔法使いのみが使用可能 ----部品: 花火の高さと大きさに関する制限 ----部品: 打ち上げ時の周囲や上空の安全の確保 --大部品: 音を生み出す魔法 RD:4 評価値:3 ---部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 ---大部品: 発生させることが出来る音の種類と難度 RD:3 評価値:2 ----部品: 音量と長さの制限 ----部品: 修行の過程でみる音の種類による難度 ----部品: 人の声や会話の再現は不可能 --大部品: 照明の魔法 RD:2 評価値:1 ---部品: 照明の魔法の概要説明 ---部品: 目に優しい光 --大部品: 不可視のインクの魔法 RD:3 評価値:2 ---部品: 不可視のインクの魔法の概要 ---部品: 描いた物の持続性 ---部品: 描いた物が見えないことによる効果 --大部品: インクの可視化魔法 RD:3 評価値:2 ---部品: インクの可視化魔法の概要 ---部品: 魔法の対象となるもの ---部品: 可視化されている時間 -大部品: 諜報・防諜に有用な技術 RD:56 評価値:9 --大部品: 暗号に関する技術 RD:18 評価値:7 ---大部品: 暗号とは何か RD:3 評価値:2 ----部品: 暗号の目的 ----部品: 様々な形式 ----部品: 暗号に関する技術を習得する環境の制限 ---大部品: 暗号の考案 RD:5 評価値:3 ----大部品: 暗号考案に関する技術 RD:3 評価値:2 -----部品: 暗号の研究 -----部品: 発想力 -----部品: 情報を記す媒体や記録方法に関する多方面な知識 ----部品: 複数人での研究・考案 ----部品: 完成した暗号形式・アルゴリズムに対する認可と伝達 ---大部品: 暗号解読 RD:5 評価値:3 ----大部品: 暗号解読の為の情報を集める RD:2 評価値:1 -----部品: 暗号の入手 -----部品: 暗号に関連する状況の情報分析 ----大部品: 暗号を解読する技術 RD:3 評価値:2 -----部品: 変換前の情報の予測と暗号の照らし合わせ -----部品: 解読時のひらめき -----部品: 暗号解読のために必要な知識 ---大部品: 情報の暗号化 RD:5 評価値:3 ----部品: 状況に合わせた暗号の使用 ----大部品: 暗号化アルゴリズム及び暗号鍵の高い機密性 RD:4 評価値:3 -----部品: 暗号化を行える人物の制限 -----部品: 暗号化アルゴリズム及び暗号鍵が記された媒体の機密性の保持 -----大部品: 解読への対策 RD:2 評価値:1 ------部品: 複数の暗号の形式・アルゴリズム・暗号鍵の使用 ------部品: 定期的及び突発的な暗号の更新 --大部品: 情報収集能力 RD:13 評価値:6 ---部品: 情報を集めるということ ---大部品: メディアから RD:3 評価値:2 ----部品: 目的のものを探し出す ----部品: 要点をかいつまむ ----部品: 記録を写す ---大部品: 現場や状況から RD:3 評価値:2 ----部品: 注意深い調査 ----部品: 危険性の考慮 ----部品: そこに至るまでの経緯の考慮 ---大部品: 人や知的生物から RD:4 評価値:3 ----部品: 会話から得る情報 ----部品: 表情や動作の観察 ----部品: 外見への注目 ----部品: 相手の力量を量る ---部品: 自身の活動跡について ---部品: ダミーへの注意 --大部品: 隠蔽技術 RD:11 評価値:5 ---部品: 隠蔽技術の定義 ---大部品: 隠蔽方法 RD:4 評価値:3 ----部品: 状況に合わせて選択する ----部品: 同じものの中に紛れ込ませる ----部品: 何かの中に隠す ----部品: 姿かたちを変える ---大部品: 隠蔽作業 RD:3 評価値:2 ----部品: 素早く隠蔽する ----部品: カモフラージュ技術 ----部品: 別の対象への誘導 ---大部品: 幻影を使った隠蔽 RD:3 評価値:2 ----部品: 存在しないように見せる ----部品: 近寄らせないようにする ----部品: 触ればばれる --大部品: 存在感の調整 RD:7 評価値:4 ---部品: 存在感による影響 ---大部品: 目立たないようにする RD:3 評価値:2 ----部品: 周囲に合った外見 ----部品: 違和感の無い動作 ----部品: 他に視線を向けさせる ---大部品: 目立たせる RD:3 評価値:2 ----部品: 目立つようにする意図 ----部品: 注目を集める ----部品: 視線を惹きつける --大部品: かくれんぼ上手 RD:7 評価値:4 ---部品: かくれんぼ上手とは ---部品: そもそもかくれんぼってなに? ---部品: 物陰にひそむ ---部品: 音と気配のコントロール ---部品: 誘導 ---部品: 走って逃げる。走って捕まえる。 ---部品: 運 -大部品: 読書同好会 RD:11 評価値:5 --大部品: 同好会について RD:11 評価値:5 ---部品: 読書同好会について ---部品: 活動拠点 ---部品: シンボルマーク ---部品: ワインレッドの栞 ---大部品: 在籍資格 RD:3 評価値:2 ----部品: 本が好きであること ----部品: 本を、人を批判しないこと ----部品: 本に優劣をつけない ---大部品: 同好会主催のイベント RD:4 評価値:3 ----部品: 読み聞かせボランティア ----部品: ブックマーケット ----部品: 再現料理の会 ----部品: 聖地巡礼 -大部品: 健康への気遣い RD:4 評価値:3 --大部品: 健全な肉体 RD:2 評価値:1 ---部品: 適度な運動 ---部品: 栄養管理 --大部品: 正常な精神 RD:2 評価値:1 ---部品: ストレスの発散 ---部品: 自己理解を深める -大部品: 生活能力 RD:6 評価値:4 --部品: 炊事 --部品: 洗濯 --部品: 掃除 --部品: 整理整頓 --部品: 金銭感覚 --部品: 流用実績(生活能力) -大部品: 対人関係の心得 RD:7 評価値:4 --部品: 対人関係とは --部品: 相手を大切にする気持ち --部品: 相手の立場に立った言動 --部品: わかりやすい言葉で --部品: おだやかに --部品: 報連相 --大部品: 対人関係の心得の流用実績 RD:1 評価値:0 ---部品: 流用実績(対人関係の心得) -大部品: 騎士叙勲 RD:1 評価値:0 --部品: ニムの騎士領 部品: ニムの外見 森国人らしい長身痩躯であり、黒髪を肩のあたりでざっくばらんに切っている。 服装は基本的に幻影使いを表すシルクハットと黒マントを着用し、マントには花火組合の組合員バッチがつけられている。 ただし諜報員として活動する場合は目立たない格好になり、バッチも自宅へしまわれる。 三白眼に近く余り笑わないが、どこか童顔のため怖がられることは余りない。 部品: ニムの性格・趣向 基本的に冷静沈着、面倒くさがりを装っているが小心者。そのため情報を集め可能な限り確実な手段をとることを好む。 派手なものを好まず、注目を集めることが苦手で、また誰かを傷つけたり傷つけられることを好まない。 前線に立って戦闘を行ったり国の舵取りを行うよりも、影の働きとして補佐に徹する方が性に合っている。 …なので祭を盛り上げる花火組合の表の顔としてどうなのだ、という声も聞こえてきそうだが、派手な祭を運営する仕事自体は地味で目立たないものが多いので、 本人は特に苦にしていない。 好きなものは本と読書と魔法の鍛錬。嫌いなものは痛みと病気と子供の泣き声。 部品: 国内の人間関係 花火組合の幹部として知り合いは非常に多い。 愛想がいいわけではないが丁寧で誠実な関わり方を心がけており、立場上敵を作らないように気を使っている。 個人的な付き合いがあるのは、弟子を除けばかなり人数が少なくなり、花火組合の他幹部や藩国の幾人かの有力者、それとご近所さんくらいとなる。 部品: 国外の友人 帝国の蒼梧藩国の羽黒と個人的な付き合いがある。 お互い忙しい立場の為顔を合わせることはほとんどないが、連絡をたまに取っている。 近くはないが関わりが切れない一定の距離が楽だと感じ、また1人の人間として彼女に敬意を払っている。 部品: 長い耳 長い耳とはいわゆるエルフ耳である。大きさはまちまちだが、耳の先がとがっているのが特徴であり耳たぶは短めである。長さと関係あるかは不明であるが、遠くの、あるいは小さな音を捉える能力にも優れている。 部品: 長身痩躯 種族的な特徴として肥満体になりにくく痩せた体つきをしている者が多い。総じて、細い見かけによらず膂力はあり衣服を脱ぐとしっかり筋肉のついた引き締まった体つきをしている。また他国人と比べて背丈は高めが標準である。 部品: 長い髪 森国人の髪の色にこれと決まった特徴傾向はない。髪型としては男女の別なく長髪が伝統と言える。もちろん髪型を選ぶのは個人の自由であり、短髪を好む者もいて、それが咎められることはない。 部品: 革製の日常着 天然繊維の肌着の上に身体にぴったり付くデザインのなめし革の胴着を着用するのが、森国人の伝統的な日常活動時の服装である。ズボン、スカート、長靴など様々な部分に皮革が多く用いられるが、もちろん、必要に迫られたり職業によってはこの限りではない。 部品: 瞑想通信を使うことが出来る 森国人の特徴として瞑想通信を使用できる。瞑想通信を使うには道具の補助や数人がかりでの瞑想など、入念な準備が必要となる。 部品: 基本の職業適性 人種的に、理力・魔法との親和性がとくに高い。その他に、優れた視力と聴力や自然の中での隠密行動に長けていることから忍者、また指先の器用さに優れる者が多く整備士・医師などにむいているとも言われる。 部品: 森国人の習慣 自然を大切にし、森を切り拓かないまま森の中に村を築く。樹木をそのまま活かす木造建築物を好み、自然環境を破壊しない生活を送ることを良しとする。 部品: 森の恵みを得る 森国人は、その名の通り森で暮らしてきたという歴史から、自然の恵みを採集活用する技能に長けている。森とともに生きるというライフスタイルをもち、資源の獲りすぎによる種の絶滅が起こらないように生活を律してきた。近年では開けた場所で畑作も行っているが、森を減らすことは本末転倒として嫌う傾向が強い。森がなくなることは災害を呼ぶという伝承を伝えており、森の手入れのための間伐は行うが必要以上の伐採は戒められている。 部品: 森国人の流用実績 このアイドレスは玄霧藩国が製作しました。 飛翔@海法よけ藩国さんに流用いただきました。 ありがとうございます。 部品: 玄霧藩国の森国人 森国人国家と一口で言っても、国が違えば気性も少しずつ異なるものである。玄霧藩国では、よく言えば職人気質、別の言い方をすればオタク気質の、おのおのが自分のウデを磨き上げることに熱意を見いだす傾向があった。それは各人の好みによっていろいろな方面に向けられたものであったが、家庭の娯楽としての食事、ひいては美味しい家庭料理を作ることへむけても発揮され、家族・友人の喜ぶ顔を見ようと自分の腕を磨くことにみな熱心に取り組む様子もみられた。それは他者を癒すことに感じる喜びともつながっていった。 部品: 幻を見せる者 玄霧藩国には幻影使いと呼ばれる者達がいる。 いわゆる魔術師の系譜にあたり、もともとは理力使いの集団であったと言われている。 藩国内に発見された遺跡から出土したアイテムより幻影を操る術を知り、以後その術を伝え続けてきた者達である。もっとも、公式には理力研究発展の結果として幻影を操る力を得たのであると発表されているのだが。 ともあれ、幻影使いはその名のとおり幻影を作り、操ることで相手を惑わし、自分のペースへ引き込んで戦うことを得意とする。その力は今日に至っても、藩国を守るため密かに鍛えられ続けている。 部品: 日常における世界の観察 幻影を出すにはイメージが重要となる。 幻影使いを志すものは、目に映るものすべて、音に聞こえるものすべてに注意を払い、いつの日かそれを幻影として再現する準備をし続ける必要がある。 部品: 動かない物の幻影作る 幻影の初歩として、物品の幻影を作る訓練を行う。 果物や花、道端に落ちている石などを手本として、その隣にそっくり同じ幻影を作ることから始まり、以前作った幻影を手本を見ずに再現すること、あるいは手本からあえてずれた幻影を作ることが求められる。最後の訓練は、例えば果物の色を変えたり、葉のつきかたを変えたりすることで、一度も見たことのない幻影を作る基礎となる。 部品: 生き物を再現する 動かないものの幻影が作れるようになったら、次は動くもの、つまり生き物の幻影を作る訓練を行う。 例えば馬の幻影を作るとして、馬の姿形を知っていることはもちろん、その幻影を動かそうと思えば歩き方や走り方、風を受ける鬣や筋肉の動きを再現できなければ、その幻影はすぐに幻であると看破されるであろう。 幻影使いの修行においては、往々にして鳩の幻影を違和感なく飛ばせてみせることが最低ラインとして求められる。 部品: 自分の幻影を出す 生き物の幻影が出せるようになったら、次は自分自身の幻影を生み出す訓練を行う。 人間、自分を正確に把握することは難しいものだ。うっかり本来より美形に作ってしまったり、その逆だったりする。そもそも人間は成長や老化するだけでなく、服装が変わったりするため、自分自身の幻影でありながら日々調整し続ける必要がある。 また、相手を惑わす目的で使用されることが想定されるため、自分が喋る言葉に合わせて幻影の口を正確に動かす訓練なども行う。 部品: エレメントを表現する エレメントと気取った言い方がされているが、つまり燃え盛る炎や流れる水、風に揺れる草木や地形そのものの幻影を作る訓練である。 触れると火傷しそうと思わせられるか、切り立った崖に洞窟があるように思わせられるか、そういった人の心理に迫る技術を習得する。 部品: 複数の幻影を操る 他の修行と並行して行われる訓練として、幻影を一度に複数出す訓練を行う。幻影は相手を惑わすことにかけて非常に有効であるが、一度に一つしか幻影を出せないのではその効果は半減してしまうだろう。 幻影使いの修行においては往々にして、自分の周囲を踊るように飛び回る鳩の群れの幻影を作ることが求められる。 部品: 幻影で物を覆う 他の修行と並行して、何もない場所に幻影をだすのではなく、現実に存在するものの上に幻影を重ねる訓練を行う。 これはそこにあるものを別のものとして見せる訓練だけでなく、確かにそこにあるものをないものであるように見せる(何もない風景の幻影をかぶせる)訓練も行われる。 自分の服装を異なる衣装に見せる幻影を重ねる技術は、自身が幻影使いであることを隠したいときにも役立つ。 部品: 虚実を交えた幻影術 幻影使いの戦闘法において真っ先に学ぶことは、幻影を使わないことである。 本末転倒しているように思えるが、幻影使いの繰り出す攻撃がすべて幻影であっては、簡単に対処されてしまうのだ。 例えば、ナイフを一本、的へ向かって投げる。本物のナイフの十倍の幻影を同時に的へ向けて飛ばす。 例えば、落とし穴を三つ掘る。一つはそのままに、一つは穴を幻影で隠し、一つは草や土で隠し、そして草や土で偽装された落とし穴の幻影を何もない地面に作る。 何が本物で何が幻影なのか、相手を惑わす技術を学んでいく。 部品: 幻影使いの特徴的な格好 幻影使いはそろってシルクハットを被っていることで知られる。正装としての意味合いよりも、どちらかと言えば手品師や奇術師をイメージして着ているようだ。 このため、マントや燕尾服のような小洒落た衣装を好む者も多い。 また、幻影使いは手に指輪をはめることが習わしとなっている。宝石の煌めきが眩い幻影に通じるからか、はたまた魔力の焦点具としてであるのか、それは幻影使い自身に聞かねば分からないことである。 部品: 霧の結界術とは 魔力を多く含んだ霧を発生させ、これを操り魔法的な脅威から自身と周囲を護る結界魔法である。 濃密な霧は視界を制限する効果もあり、結界内への侵入を躊躇わせることも効果のひとつと言える。 部品: 水の魔法とは 水を操る低位魔法の総称。 水を自在に動かすことから始まり、熟練すれば空中から水を呼び出したりすることも出来る。 ある程度までならほぼすべての国民が使うことができるが、消防活動や戦闘行動に用いることができるようになるには相応の訓練と才能が必要である。 紅茶を淹れることは誰にでもできるが、素晴らしく美味しい紅茶を淹れることができる人間は限られる。水の魔法も同じことだ。 部品: 水を自在に動かす 水の魔法のもっとも基本となる術。水の魔法の練習は誰でもここから始めるし、そして奥義へと通じるのもまたこの技術である。 コップの中の水を魔力だけで回すことから始まり、水の形を変えて水で動植物を象ったりする。 タライに水と洗剤をいれて、この魔法で洗濯できるようになれば、立派な家事魔法使いだ。冬場の水仕事でも手荒れ知らずで、ご近所さんの尊敬を集めることができるだろう。 部品: 水をぶつける 水を浮かせたりして任意の場所へぶつける術。 水の魔法の攻撃的な応用と言えば言えるが、しょせんは水であるため、通常はバケツで水をぶっかけられた、くらいの衝撃がせいぜいである。 また、夏場には子供達がこの魔法を使って水のかけ合いをして遊んでいる姿が見られることもある。 低物理国家の消火活動ではしばしばこの魔法が使われる。狙った位置へ水をかけて消火を行うだけでなく、延焼しそうな建物や樹木があるならば、先回りしてこの魔法で水をかけて回るという。 部品: 水を呼び出す 何もない所から水を呼び出す。雨だって何もない空から降ってくるのだから、水だって何もない空中から出せるのは道理である。 しかし、湿気の多い日は消費魔力が少なく、乾いた空気の日は消費魔力が多い。また川や湖の傍、森の中では水を呼び出しやすく、砂漠では呼び出しにくいといった経験則から、どうも水の属性が強い地域や環境というものがあるらしいということが分かっている。 部品: 水を抜き取る 水を含んだものから水を抜き取る。熟練した魔法使いであれば、切り花をドライフラワーにすることも容易い。 ただし、動物や地面に根付いている植物は魔力抵抗が高いため水を抜きとれない。これは水を抜き取る対象が生物であるかどうかというよりも、それに魔法抵抗力が備わっているかどうかで、水を抜き取れるか否かが決まる。強い効力の魔法ではないため、魔法に対して抵抗されるようなものには使えない、と考えてよい。 横着な魔法使いが洗濯物をこの魔法で乾かしていたが、太陽の光にあてて乾かしたものと違いだんだん臭くなっていくという噂がある。 部品: 前提となる技術と術式の伝授について 霧の結界術を使うには水の魔法に対する熟練を必要とする。また、その上で霧の結界を張るための術式や心得の教えを受ける必要がある。 この魔法を伝授できる師範は藩国内でも限られており、彼らに実力と人格を共に認められなければそもそもの伝授が行われない。 また、霧の結界術を習得したとしても、師範として伝授を行えるようになるには、さらに霧の結界術自体の扱いに習熟した上で、藩王に任命を受ける必要がある。 部品: 霧を発生させる 魔力を含んだ霧の結界を発生させる。 基本的には自身を中心として周囲に発生させるが、複数の術者で共同して広い範囲に結界を張ったり、基点となる触媒で囲んだ範囲に発生させる場合もある。 個人で霧の結界を張る場合、その範囲の広さは個人の技量と魔力量による。 ただし、風通しの良い場所では霧が吹き散らかされるだろうし、逆に風通しの悪い場所では実力以上に広い範囲に霧を充満させることもできるだろう。魔法と頭は使いようである。 部品: 視線を遮る 霧の結界が十分に張り巡らされた場所では、濃密な霧によって視線が遮られ、霧の向こうに居る術者の姿を見ることは基本的にできない。 このため、弓矢などの射撃武器の単純な命中率は著しく低下することになる。 もちろん、術者の側から結界の外を見ることも出来なくなるため、注意が必要である。 部品: 霧に濃淡をつける 霧は一様な濃度で散布するのでなく、意図的に濃淡をつけることができる。この技術に習熟することで、重点的に防御したいところに霧を集中させることができる。 また、霧の中に踏み込んできた者の視線を誘導する目的でも使うことができる。人間、霧の濃いところと薄い所があれば、まだしも先が見える場所へ進みたくなるものである。また、あえて霧の濃い場所に術者が潜んでいると予想する者もいるだろう。霧の結界の内部は、術者と侵入者の心理的な駆け引きの場でもある。 部品: 霧の動きを把握する 自身の魔力を含ませた霧を動かし、その濃淡まで操ることができるということは、すなわち霧の動きを理解しているということである。 霧の粒一つ一つの位置が分かるわけではないが、水中で水の動きからその流れを感じるように、霧の流れから結界内の動きを感じることができる。 これを応用して、霧の結界に踏み込んだものや魔法を把握し、そこへより多くの霧を送ることができる。 部品: 魔法を妨害する 魔力を含んだ霧で空間を満たすことで他の魔法を使いづらくすることができる。 濃密な霧の中でマッチに火を点けることが難しいように、大量の「他者の魔力」に包まれた状態では、技量の低い者は上手く魔法を使うことができなくなるだろう。 ただし、これは術者の側も同じである。結界を張っている術者本人は他の魔法を使うことはできないし、その霧の中で魔法を使うという条件は同じであるため、仲間の術者にとっても魔法の妨害効果は発生する。 この課題を乗り越えるために、霧の結界術を使う者と共に戦う者は、普段から結界内での魔法行使の練習や、視界の悪い中での戦闘訓練を行う必要がある。 部品: 結界の防御相性 攻撃魔法、特に火炎の魔法のような炎系魔法に強い。魔力の矢を直接飛ばすような魔法に対しても、十分な減衰効果が期待できる。 反面、ストーンバレットを投げつけるような物理的効果のある魔法には効果が薄い。あくまでも霧の結界なのである。 部品: 複数人による結界の同時展開 複数人で結界を作ることで効果を増大させることができる。より濃密な霧を発生させることも可能であるし、複数の術者自身が結界の基点となり、広い範囲に結界を展開することも可能である。 もちろん、この連携は一朝一夕にできるものではなく、普段から詠唱や魔力の波長を合わせる訓練などを行う必要がある。 部品: 結界基点の準備による強化 結界の基点となる触媒を用意することでより強力な結界を作ることができる。触媒となる宝石を予め埋めておいたり、大きく育った樹木などと契約を交わして基点とすることもできる。 また、個人で結界を張る場合にも、魔力を含んだ水を瓶から振り撒いて魔法で操り、地面に陣を描くことで簡易な基点とすることもできる。 部品: 気象条件による効果 じめっとした曇りの日などは発動も早いし効果も高い。砂漠などでは消費魔力が増え、発動も遅くなる。 風の強い日はあまり広範囲に結界を広げることができない。代わりに風上から風下へと結界を普段より広く張ることができる。 自然の霧が出ている場合は効果が明らかに強くなるなど、気象条件によって効果の増大・減衰・変化の激しい魔法でもある。 このため、霧の結界術を使うものは天候を常に気にかけている。 ある意味では、屋内や洞窟の中など、閉所の方が強い効果を得ることができると言える。 部品: 花火の魔法を含んだ上位の魔法セット 諜報活動・防諜活動には魔法が効果的な場面が多々ある。 特に照明の魔法をはじめとしたいくつかの魔法は、諜報員として活動するなら最低限必須であると言われセットにされている。 このセットの魔法は全て低位魔法である。 上位バージョンは花火組合の象徴ともいえる「花火の魔法」を使用できる者の諜報・防諜用魔法セットである。 部品: セット内の伝承制限のある魔法 諜報員に必要な魔法としてまとめられているもののうち、 「インクの可視化魔法」と「不可視のインクの魔法」は、花火組合所属の幻影使いにしか伝授されず、口外を固く禁じられている。 これらの魔法は秘密の文書や暗号を記すために用いられることが多く、 機密を守るために魔法自体を内密なものにしておく必要があるからだ。 部品: 魔力を使って現象をおこす 魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。 例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、 考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。 魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。 部品: 効果と規模の調節能力 術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、 更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。 この発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。 部品: ごくわずかな詠唱 詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。 低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。 迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、 その分だけ流せる魔力の上限が低く設定されており、したがって引き出せる効果量も限られている。 部品: 花火の魔法を構成する低位魔法 この花火の魔法は、照明の魔法と音を生み出す魔法という、魔力を操作し、効果を与える2つの魔法によって構成されている。 どちらも習得していなければこの魔法は使用できない。 また2つの魔法を同時に発動させる必要がある為、 魔法技術「ダブルキャスト」も必須となる。 部品: 花火を美しく打ち上げる技術 花火は術者から離れたところで光と音を生み出さねばならないため、自身や媒体から離れた場所での魔力操作技術が必要である。 また美しく花火を見せる上で、まるで花が開くかのように均等な並び位置に球状の魔力を拡散させる技術はかなりの魔力の扱いの練度が必要であり、 美しい花火の発射は、基礎となる魔法修行を終了し、尚且つ魔力の流れ、魔力そのものの扱いに長けた魔法使いのみが行うことが出来る。 花火を発射する幻影使いたちは、花火の複雑さや美しさで腕を競い合ったり己の成長を確認するという。 部品: 複数の下位魔法の同時発動 この魔法技術は、二種類の下位魔法を同時に発動させるものである。 魔法とは魔力を術式に通し、詠唱を行うことで発動するものであり、本来はどんなに簡単な物でも1つずつ発動させる。 しかし特殊な魔力操作技術を習得することで、二種類の術式の構築と魔力導通を一度に行うことが出来る。 下位魔法に限られるため魔法自体の威力、効果は限られるが、詠唱時間の短縮や相乗効果により、場面によってより効果的な影響を生み出すが出来る。 部品: 感覚頼り 通常の理論や魔法の研究に基づいて編み出されたものではなく、飽くなき魔法の鍛錬によりひょんなことから個人がコツを掴み編み出した。 そのため「何故その動作、やり方でその結果が生み出されるのか」が解明されていない。 全て、術者が繰り返した訓練で獲得した感覚のみがその魔法技術の手順であり、説明しようとすると「下腹部に熱を集めてパッと散らせる感じ」など非常に要領を得ないものになる。 そのため修得にかかる時間は一ヵ月から数年とまちまちで、一度コツを掴み修得さえすれば安易に使えるようになるが、使用している場面を目にしただけでは決して使えるようにならない。 部品: 技術を教えられる人物は1人 修得するには練習を繰り返し、感覚を掴む他ないが、何の手がかりも無ければその努力が実を結ぶことは決してない。 そのため修得を望む場合、技術を最初に編み出した人物に弟子入りし、その教えを受ける必要がある。 編み出した人物(ニム)は弟子との関わりの中で弟子の人格、素行、道徳観等の人間性を見定め、 社会の秩序を乱さず、正しく魔法を行使すると確信できた場合に限り、その弟子に感覚的な魔法技術の修行を開始させる。 部品: 類まれな技術に適した才能 感覚的な技術のため、直接最初に編み出した者から指導を受けたとしても、その技術に合った才を持つ者にしか扱えるようにはならない。 魔力の波長、魔術的なセンスなど様々な要因が組み合わさって初めてその魔法技術の感覚をつかむことが出来るのだ。 最終的に感覚がつかめるかどうかは、努力ではどうしようもない部分なのである。 感覚的な魔法技術を習得できるのはおおよそ5万人に1人とされる。 部品: 打ちあげが許可される状況 花火の魔法による花火打ち上げは、国や藩内で行われる季節ごとの祭や公的な祝い事の時、 及び国または藩から許可が下りた特別時のみ行ってよいとされる。 部品: 許可を受けた魔法使いのみが使用可能 この魔法の使用が許可されるのは、選抜された花火組合所属の魔法使いのみである。 花火組合を取りまとめる幹部の魔法使いは、組合所属の魔法使いから 安全に打ち上げることが出来るだけの魔力操作技術をもっていること、 花火の魔法における安全のための規制をきちんと理解し順守することを審査し、選抜する。 部品: 花火の高さと大きさに関する制限 花火を打ち上げる際は、上空へまっすぐ、最低限上空100m以上、最高上空200mに花火の中心が到達するよう打ち上げなければならない。 これは人々や建物に魔力が当たり、光による無用な混乱を防ぐためである。 また花火は大小さまざまな形をとることが出来るが、魔力の拡散による花火の最大直径は40mでなければならない。 ただし上空200mの地点で拡散する場合のみ、最大直径60mまで達しても良い。 部品: 打ち上げ時の周囲や上空の安全の確保 発射する場合、上空に飛行している生物や乗り物がいないことを確認する必要がある。 また花火が建造物や自然物、人などにあたらない十分なスペースが周囲にあることを確認してから、発射しなければならない。 もし花火の光が生物や乗り物にぶつかった場合、魔力が霧散する為、光はすぐ消えてなくなる。 部品: 音を生み出す魔法に関する概要説明 自身や物質に宿った魔力を術式を通して細かく振動させることにより空気の振動を生み出し、術者の望む音を発生させる魔法技術。 魔法としての習得は難しくなく、低位魔法として位置づけられる。 しかし魔力そのものを振動させるため、大きな音を発生させる、長時間音を発生させ続ける等といった用途は膨大な魔力を使用する。 また単純に音を発生させるだけであれば簡単だが、なにかの鳴き声、動作音等があたかも実際に発せられたかのように見せかけるには 音に対する理解と知識、観察力、魔力そのもののコントロール力が必要であり、高度な技術が必須となる。 この魔法は実用性が低いため、ほとんどの魔法使いは魔力のコントロールを学ぶためにさわりだけを習得する程度で技術を磨こうとするものは稀有である。 ただし幻影使いは作り出した幻影に合わせて音を発生させることによりリアリティが増すため、 技術を磨くことがよしとされる。できるかどうかはその人の力量次第である。 部品: 音量と長さの制限 この魔法は低位魔法の為、あまりに巨大な音を出すことはできない。 具体的には、最大音量でも、すぐ耳元で音が発生した場合、驚いて思わず耳をふさいでしまい、十秒ほど聴覚に少しの支障が出る、程度のものである。 相手の聴覚に甚大な影響を与える、鼓膜を破る等といったことを行うことは出来ない。 またこの魔法により生み出すことができる音の長さは、最大で5秒程度のものに限られる。 大きな音になればなるほど魔力が音量に消費されるため長さは短くなり、 最大音量を出す場合、1秒弱の音の長さとなる。 それ以上の時間音を発生させたい場合、触媒などで魔力を補う必要がある。 部品: 修行の過程でみる音の種類による難度 この魔法の修行は、音の種類とその難度により3段階に分かれている。 一段階目では、実際に存在する何かの音に寄せず、単純に音を発生させることが目標となる。 指先に集めた魔力を振動させて「ド」から1オクターブ上の「ド」までの音階を奏でられるよう修行を行う。 そして多くの魔法使いはここでこの魔法の技術の修行を終了する。 二段階目以降の修行は、ほぼ幻影使いしか行わない。 二段階目では、師から指定された楽器の音色を魔力で再現することが目標となる。 ここで初めて現実に存在する音の観察、音の仕組みへの理解等が必要となってくる。 器の音色に聞こえる音が出せるようになった者は、三段階目として、環境音を違和感なく生み出すことに挑む。 環境音とは火が燃えて薪がはぜる音、水滴が落ちる音、火薬が爆発する音、風が唸る音、鳥が鳴いて羽ばたく音など、 人間の声以外の音のことである。 この段階は前段階の楽器音の再現より難易度が格段に上がる。普段何気なく聞いているものだからこそ、僅かな違いも違和感となるからである。 またここで「音の抑揚」の再現も必須となる為、ここからは魔法の才も必要となる。 試験として、花瓶が落ちて割れる音を魔法と実物の花瓶で交互に発生させ、師を含む3名以上が目を閉じてそれを聞き、 1人でも魔法の音を聞き分ける者がいればまだ未熟であると判断される。 部品: 人の声や会話の再現は不可能 この魔法によって人の声を再現し会話を違和感なく行うことは、未だかつて誰も行えたことはなく、また今後も到達できないレベルとされる。 魔力そのもののコントロールには限界があり、発生に伴う言語の発音、アクセント、感情や抑揚等を 魔力操作ですべて再現することはいかなる修行を積んだ魔法使いにも不可能な領域なのだ。 いかに声を再現し会話を行おうとしても必ず違和感が残り、魔法により発生している音であると看破されてしまう。 多くの場合誰かを欺くために使われるこの魔法を極めるうえで、魔法使いはこの魔法で人の声を発生させてはならないと教え込まれる。 またどんなに技術を磨けど不可能であることを、長い修行の中で身をもって実感するのである。 部品: 照明の魔法の概要説明 自身や物質に宿った魔力を術式を通して発光させる魔法技術。 自身の魔力を指先に豆粒ほどの球状に集めたものを発光させたり、全身から僅かに魔力を放出させたものを発光させることで自身が光っているように見せることができる。 魔法としての習得は難しくなく、低位魔法として位置づけられる。2年ほど魔法の修行をすれば、様々な色をつけて発光させることも可能である。 しかし魔力そのものを発光させるため、光を長い時間持続させる、強力な光を放ったりする等といった用途は膨大な魔力を使用する。 また閃光弾の様に目くらましのために使用する場合、基本的に魔力触媒の併用が必要不可欠であり、呪文詠唱時間も伸びる。 部品: 目に優しい光 この魔法は低位魔法の中でも優しい分類に入り、 修得が簡単で触媒も必要ない分光そのものがあまり強くない。 強力な目くらましに使う、視力を奪う等といった行為に使用することは出来ず、 暗闇で突然至近距離で見た場合、目がちかっとして慣れるまで数秒かかる、程度である。 闇夜を照らす明かりや離れた場所にいる人々への合図、目印などが主な用途となる。 部品: 不可視のインクの魔法の概要 通常では見えない文字を紙や壁などに描く魔法。 文字といいつつ描くのは絵でも図形でも良い。 この魔法は魔力を不可視のインク状にし、指先や筆に乗せて文字や絵を描くものである。 使う魔力が多ければ多いほど長い文章、大きな絵を記すことが出来る。また魔力なので インク状にするとき、魔力の波長を予め自身の望むものに調整して行う。 部品: 描いた物の持続性 この魔法で描いたものは時間経過とともに徐々に劣化し薄くなり、1年ほどで完全に消え去る。 それ以外では描いた紙や壁などを直接消滅させるなり破壊するなりしない限り消せない。書き間違えに注意。 部品: 描いた物が見えないことによる効果 この魔法によって描かれたものは、「不可視のインクを見る魔法」を使用しない限り決して見えない。 またこの魔法の発動時に術者が決定した魔力の波長と同じ波長で「秘密の文字を浮かび上がらせる魔法」を発動させる必要があり、 魔力の波長を予め二者間のみで共有することにより第三者から見つからないメッセージとして 情報を記すことが可能である。 部品: インクの可視化魔法の概要 「不可視のインクの魔法」によって描かれた文字や絵を浮かび上がらせる魔法。 描かれている箇所に手をかざし魔力を僅かに放出することで、不可視のインクを構成する魔力と共鳴し、描かれたものが僅かに光を帯びて可視化する。 魔力の放出範囲を調整することで一度に広い部分の秘密の文字を浮かび上がらせることが出来る。 部品: 魔法の対象となるもの この魔法が「不可視のインクの魔法」以外の手法で描かれた不可視の何かや魔力に反応することはない。 また「不可視のインクの魔法」発動時に術者が決定した魔力の波長と同じ波長でこの魔法を発動させなければ インクは可視化されず、読むことが出来ない。 魔力の波長は非常に細かく違いが生まれるため、予め情報をやり取りする二者間で 使用する魔力の波長を取り決めて置く必要がある。 部品: 可視化されている時間 術式に通す魔力の量によっても変化するが、魔法発動後、描かれたものが仄明るく発光しながら浮かび上がり、大体5秒ほどで再び見えなくなる。 部品: 暗号の目的 暗号とは、文章や数字、言葉等様々な形態で伝達される情報を、情報の発信者及び受信者の間で共有されたアルゴリズムに基づき変換したもの、 またはその変換アルゴリズムそのものを指す。 第三者が情報を獲得、閲覧しても内容がわからないようにするために使われる。 部品: 様々な形式 暗号化する情報の形態や内容により、暗号には様々な形式が用いられる。 あらかじめ決められたアルゴリズムに従い、文字や音など、情報を構成するものを別のものに置換する形式、 特定の単語やフレーズ、色等にあらかじめ決められた別の言葉や読み方をあてがい関連付ける形式、 情報が記されている媒体そのものを、折ったり何かに巻いたりするといった特定の方法や手順で手を加えることで情報が現れる形式、などは高低どちらの物理域でも見られる形式である。 低物理域では魔法や魔力の性質を利用した暗号アルゴリズムに従った情報の暗号化を魔法によって行われる形式、 高物理域では情報であるデータをコンピューターのシステムにより自動でアルゴリズムを使用し暗号化し、別の鍵システムによって元のデータに戻す形式等が それぞれ多く利用されがちであり、それらの解読の研究も盛んである事が多い。 部品: 暗号に関する技術を習得する環境の制限 子供たちの遊びや簡単なものを除く本格的な暗号は、一般的な国民が使うことはまずない。 また暗号の作成、情報の暗号化、暗号の研究等はアルゴリズムの流出を防ぐために、 組織内にあれば諜報組織、無い場合は情報を司る役割の人々でのみ行われている。 そのためこの技術を修得するには上記の組織に入って教えを乞う必要がある。 どの組織も暗号のアルゴリズムの研究には力を入れているため、その仕組みは日進月歩であり、 そのためこの技術を習得した人々でなければ、同様の技術を修得した人物が考案した暗号を解読することは難しい。 部品: 暗号の研究 これまでの歴史上使われてきた様々な暗号の形式やアルゴリズムを学び、研究を行うことが、新しい有効な暗号を発案するための最も純粋な近道である。 新しい技術やオリジナリティは無から生まれるわけではない。多くの過去の事例のうちいくつかを組み合わせたり、発展させたものなのだ。 そのために可能な限り多く、過去に使用された暗号やその仕組みを知ることは大変重要である。 よって暗号に携わるものは、自分の国の物理域で使用可能な暗号の研究を余念なく行う。 部品: 発想力 暗号の考案には、柔軟な発想力が求められる。 複雑にし過ぎれば情報の暗号化、また暗号の復元に時間や手間がかかり過ぎる。簡単すぎれば第三者に解読されてしまう。 暗号の形式やアルゴリズムを考える人は、ひょんな発想で一般的な人々には思いつかない手法に辿りつき、 解かれにくく使用しやすい暗号を考案するのである。 部品: 情報を記す媒体や記録方法に関する多方面な知識 暗号とはもともと存在する、伝えたい情報を別の何かに変換したものである。 その形式やアルゴリズムを考える時には、変換する情報の「媒体」に対する様々な側面からの知識が必要である。 それは文字を記す紙やインクに関する知識だったり、低物理域では魔法の術式や魔力の流れに関する知識だったり、 高物理域では情報を構成するデータやパソコン、通信方法そのものの技術に対する知識だったりする。 部品: 複数人での研究・考案 暗号の形式・アルゴリズムは、必ず複数人で考案し、作成しなければならないとされる。 これは専門的な知識を持つ者が複数人で関わることによりクオリティを高め、チェックを行うためであり、 またお互いを見張りあうことでアルゴリズムの考案者が外部の者に買収などをされ、新しい暗号のアルゴリズムが外部に漏れることを防ぐためである。 部品: 完成した暗号形式・アルゴリズムに対する認可と伝達 完成した暗号形式・アルゴリズムは、完成後即座には使用されず、必ず考案した組織の上に位置する組織、または人物の認可を受ける。 認可を出す組織や人物は、組織から許可を受けた人物たちによる正しい研究のうえ考案されたものであることが確認できた場合、認可を出すことができる。 認可後、組織内で情報の暗号化の作業を行う人々に新たな暗号に関する情報が報知され、使用が開始される。 部品: 暗号の入手 暗号解読の為には、まず暗号そのものを入手する必要がある。低物理域では秘密文書の入手や魔法的通信の傍受、高物理域では暗号データの入手や無線通信の傍受によって暗号を入手することが多い。 また一見何の変哲も無い本や手紙、光の瞬き等が暗号として使用されていることも多い。 暗号解読の技術のうち大切なもののひとつは、なんでもないようなものに隠された意味を見出し、「これは暗号である」と看破する技術なのだ。 部品: 暗号に関連する状況の情報分析 暗号は情報をつたえるものであるため、その暗号が使われたのがどういった状況であるか、が暗号を解読するための重要な手がかりとなる。 相手が撤退するたびに特定の言葉を使っていたとすれば、その言葉は「撤退」を表す、と仮定することができる、といった具合だ。 暗号とそれが使われる状況、状態を細かく分析分類すればするほど、解読に近づくのである。 部品: 変換前の情報の予測と暗号の照らし合わせ 入手した暗号と暗号が使われた状況より、暗号で変換される前の情報の予測を立て、その予測をもとに仮定を進め他の暗号を解いていく。 これが暗号解読の基本である。 よって入手した暗号の数や種類が多ければ多いほど、そして状況の情報が詳細であればあるほど、暗号解読は容易になる。 そして専門的な暗号解読の技術を持つ者は、より少ない暗号や情報からいくつもの仮定を導き、解読することが可能だ。 部品: 解読時のひらめき 暗号と暗号化される前の情報は、往々にして大きく異なっている。 暗号解読とはそれらを結びつける途方もない作業であり、時には突拍子もない関連付けや、解読方法を試すことにより暗号が解けることもある。 解読時のひらめきと、それをやってみる精神はとても大切なのだ。 部品: 暗号解読のために必要な知識 暗号を解読するためには、その暗号が記されている媒体やその形式、また予測される情報に関するある程度の知識が必要だ。 例えばコンピューターのシステムによって暗号化された情報を読むには、コンピューターやシステムの仕組みに関する知識が必要であり、 魔法によって変換された暗号であるなら魔法そのものに関する知識が必須である。 また暗号解読にはある程度予測が必要なため、暗号化される前の情報に関する知識が全く無い場合、暗号を解読することはできない。 そのため暗号術、及び解読技術を学ぶ者は、暗号そのものの研究はもちろん、知りうる様々な分野の知識を幅広く学び、吸収する。 とくに政治的な知識や世界情勢、国内情勢の把握に力を入れている。 部品: 状況に合わせた暗号の使用 秘匿したい情報を伝達する際、発信者は暗号を扱う立場の人々に情報を預け、暗号化して送り届けてもらう必要がある。 その時、暗号は状況に適したものを使用しなければ効果がない。 例えば夜に味方に合図を送る暗号ならば矢文ではなく光によるものが適しているだろう。 暗号の形式、アルゴリズムは様々あり、それらから最も届けたい人物に届きやすく、第三者には暗号とわからないようなものを選択する。 部品: 暗号化を行える人物の制限 暗号化は、諜報組織または情報を司る役割の人々のみが行うことが出来る。 その中でも機密を厳守することが出来、素行に問題がなく、人格的に信頼がおける人物であることが それらの組織・チームの中で最も上の地位の人物に認められて、初めて暗号化の作業に携わることが出来る。 部品: 暗号化アルゴリズム及び暗号鍵が記された媒体の機密性の保持 考案されたアルゴリズム、及びそれに関連する暗号鍵は共有の為記録媒体に記されることがある。コードブック、暗号表等と様々な名前で呼ばれるが、 それらは暗号化の作業が許可されている人物以外が目にすることが無いように厳重に管理される。 部品: 複数の暗号の形式・アルゴリズム・暗号鍵の使用 暗号化を行うにあたり、使う暗号の形式、アルゴリズム、暗号鍵が1つだけでは解読される危険性が高くなる。 よって常に複数の暗号の種類が採用されている状態で、暗号化の際はそのどれかを不規則に使用し、変換する。 部品: 定期的及び突発的な暗号の更新 同じ暗号は使えば使う程相手に情報を与える為、解読されやすくなる。 よって定期的に新しく考案した形式・アルゴリズムの暗号に更新することで、解読の危険性を下げることが出来る。 また、第三者に暗号が解読された可能性が出てきた場合、解読された暗号形式・アルゴリズムの正式な使用を停止し、新しいものに切り替える。 解読された暗号形式・アルゴリズムは情報伝達には使用されなくなり、第三者へのダミー、攪乱のために使用されることが多い。 部品: 情報を集めるということ 何か行動を起こす前に必要なものとは情報である。 情報を元に予測を行い、それに基づきリスク管理と行動決定を行うことで、行動の成功率は段違いに上がる。 このとき情報は正確なものでなければならず、また物事のあらゆる側面から集めるのが好ましい。 そのため情報と一口に言えど種類は様々である。 情報収集力に長けた人物とは、求める情報に応じて情報源を絞り、効率よく正確な情報を集めることが出来る人のことを指す。 部品: 目的のものを探し出す メディアから情報を得る場合、まず求める情報に関連するそれらを探し、集める必要がある。 紙媒体なら図書館や本屋でかき集めて調べるのが最も良いかもしれないし、誰か個人の所有する本や書類、もしかしたら手紙が必要かもしれない。政府保管の書類にしか記されていないかもしれない。 データならネットワークにあるものかもしれないし、厳重なセキュリティの元記録媒体に保存されているかもしれない。 そういった求める情報が有りそうな場所への知識、それを手に入れるためのコネや手段があればあるほど、情報を手に入れやすい。 部品: 要点をかいつまむ 媒体に記録されていること全てが必要な情報とは限らない。迅速に情報を収集する為、要点を把握し、重要な箇所だけを詳細に確認する必要がある。 部品: 記録を写す 手に入れた文書等が持ち出せない場合、情報を正確に写す用意をしておく必要がある。メモや写真等方法は様々。 特に予め急いで写す必要があることがわかっている場合、情報収集時はそれなりの準備をもちろんしていく。 部品: 注意深い調査 現場を調べる場合、そこに存在する全ての物が情報となる。 一見してわかる情報の他、 非常に小さな手がかりが残されていたり、通常では見えない場所に情報が潜んでいることもある。 魔法や技術で隠蔽されているかもしれない。 また何気ない物や状態でも、論理的に考えれば矛盾を孕んでいる可能性がある。 五感全てを活用し、思考を働かせながら情報を獲得する事に励む。 部品: 危険性の考慮 何かの調査を行う場合、周囲や己の安全に気を配らなければ、思わぬ被害をこうむることがある。 毒性の植物だったり、人為的に仕掛けられた罠であったり、ぽっかり空いた穴だったり。 そういった危険に気を配り、手袋などの道具を効果的に使いながら調査を行う必要がある。 部品: そこに至るまでの経緯の考慮 出来事とは、目に見えているものだけがすべてではない。 そこに至るまでの経緯を手に入れた情報と知識を元に推測することによって、 更なる情報を得ることができたり、目の前の情報に惑わされず正しい情報を獲得することが出来る。 部品: 会話から得る情報 相手が知っている情報や知識を得るには、会話をして話してもらうのが最も簡単である。 相手の話しやすい雰囲気を作り、的確な質問で情報を引き出すテクニックは非常に有用だ。 また多くの人物から話を聞くことでより正確な情報を入手することが出来る。 部品: 表情や動作の観察 言葉よりも時に雄弁に表情や人の動作が情報を語ることもある。 会話をしながら相手の反応を伺い真実を探ったり、体の動かし方で相手の調子を確認したり、時には攻撃手段等を想定することが出来る。 部品: 外見への注目 相手の外見によって、相手自身のことや、相手が置かれている状況や今の状態を推測することが出来る。 服装、清潔感、怪我の跡や靴の泥等、注意深く見れば見る程、相手のパーソナリティがわかるのだ。 部品: 相手の力量を量る 咄嗟の行動や運動時の身のこなし、戦闘の動き等から、相手の戦闘時の力量を量ることは大切な技術だ。 それには武器や道具、魔法などの肉体以外の要素もすべてまとめて情報として活用する。 相手が自分より強いのか弱いのかを正確に把握することで、無駄な怪我を避けることが出来る。 そして相手の動きをよく知ることで対処を行うことが出来る。 相手の力量を量るにはそれなりの戦闘の知識が必要なこともある。 部品: 自身の活動跡について 自身が情報を集めていたことを誰かに知られたくない場合、自身が活動した痕跡を残さないことが重要だ。 その為には内密に行動したり、怪しまれないように自分の行動に注意を払ったり、 調べた場所の完璧な復元を行ったりする必要がある。 また逆に、自分が調査済みであることを他の誰かに知らせたい場合、あえて痕跡を残すこともある。 それを行うことで共に調査する味方の時間節約をしたり、敵対する相手の警戒心を煽り注意を惹きつけることが出来る。 部品: ダミーへの注意 入手した情報がすべて正しいとは限らない。誰かに作為的に用意された偽物(ダミー)の可能性もある。 そのため常に手に入れた情報に疑いを持ち、それにまつわるより多くの情報を入手して、 その情報が信頼できるかどうか判断するように心がける。 部品: 隠蔽技術の定義 隠蔽技術とは、自分以外を隠す為の技術である。状況に合わせてどんな風に隠すか、幻影使いの場合幻影魔法でどんな幻影をいつ出すか、といった内容が含まれる。 部品: 状況に合わせて選択する 隠蔽の方法はその場その場の状況に最も適したものを選択する。周囲の様子だけではなく、かけられる時間、その場にある物品、隠す目的等によりその手法は様々だ。 部品: 同じものの中に紛れ込ませる 外見に目立った特徴がない場合、似たような外見の物の中にまぎれこませ、どれだかわからなくする。 この場合、隠蔽者やその味方にだけわかるような特徴を覚えておいたり、印をつけておく。 部品: 何かの中に隠す 箱や戸棚、隠し部屋や穴の中など、他人から見えない場所へ隠す。最もオーソドックスな隠蔽方法である。 この場合まず人が近づかない場所に隠す方法と、思いもよらないような死角を作ってそこへ隠す方法がある。 部品: 姿かたちを変える 隠す対象の見た目を変化させ、一見それとはわからないようにする。変装もこの類になる。 対象を分解して部品ごとにすることで、ただの何でもないがらくた等にみせかけたり、元々の形を推察できないようにもしたりできる。 この場合、再び組み立てられるようにきちんと手順を覚えておく必要がある。 部品: 素早く隠蔽する 隠蔽を行う場合、その隠蔽作業自体が知られればすべて意味がない。 その為隠蔽作業は、内密に、素早く行われる必要がある。また隠蔽した痕跡も残さないように細心の注意を払う。 部品: カモフラージュ技術 その場にある道具や魔法を使用した隠蔽のためのカモフラージュは、行う人物の技術が試される。 隠蔽とはただ見えないようにするだけではない。 いかに自然に「隠していないように」隠すか、相手の注意を向けられないようにするかが大切だ。 部品: 別の対象への誘導 隠蔽した対象が調べられそうになった時、自然に気を逸らしたり、そこへ近づかせないように誘導することで発見される危険性を下げる。 余りに露骨に行うと怪しまれるため、あくまでも自然に行い、相手を騙す必要がある。 部品: 存在しないように見せる 隠す対象の上に風景の幻影をかぶせ、なにもその場にないように見せたり、別のものの幻影をかぶせる。 目的のものがなければそこに注意を払わないため、最も有用な幻影での隠し方である。 別のものの幻影をかぶせる場合、周囲の状況に適したものの幻影を出す必要がある。 しかし何もないようにみえるということは、そこに別の物をおいたり通行しようとしたりする可能性があるということでもある。 隠蔽を行う場合は対象の存在する場所に気を使う必要がある。 また幻影で隠すことの最大の利点は、隠す対象の動きに合わせて幻影を動かすことが出来る点である。 これにより対象を隠蔽したまま別の場所へ移動させることが出来る。 部品: 近寄らせないようにする 幻影を使うことで、隠す対象に近寄らせない。 例えば猛獣や穴を対象の手前に幻影で見せたり、壁の幻影で先に進めないと思わせる。 これにより相手を「こちらには行けない」「近寄りたくない」という心理にさせることで対象の隠蔽を行う。 部品: 触ればばれる 幻影なので、触れられたりすれば見えているものが幻影であることがばれてしまう。 また常に隠蔽のための幻影使いがその場にいることが不自然でない状況でない限り、怪しまれる可能性があるため長期間の隠蔽には向かない。 幻影での隠蔽は通常の方法では隠蔽が難しく、サポートが行き届く組織がかりのものか、短期間のその場しのぎであることが多い。 部品: 存在感による影響 存在感とは、その人や物が確かにそこに居ると人々に印象付けるものである。 これが大きければ大きいほど人々はそれを認識するし、記憶に残りやすい。逆に存在感が小さければ多くの人々はそれを気に留めず、また覚えていない。 人々の認識をある程度操作するために、存在感の調節というのは誰もが無意識にでも行っているものだ。 意識的に行えばそれは更に人々の認識に影響する。何かに目を向けさせることも、何かを気にさせないことも出来る。 部品: 周囲に合った外見 ぱっと見て、周囲の風景や状況に違和感なく溶け込んでいる外見だと、存在感が薄くなりやすい。 木を隠すには森の中、という言葉もあるように、森の中で緑色の外見をしていれば見つかりにくいし、森国人の人々の中に森国人がいても誰も気にしない。 環境や状況に合わせ、周囲に溶け込む外見を取ることで注意を向けられにくくできる。 部品: 違和感の無い動作 あの人何してるんだろう、等と思われるような違和感のある動きは注目を集める。 その動作自体が悪意のあるものでなくても、その場にそぐわない動作であれば不審に思われ注目されやすい。 その場の印象や状況を把握し、矛盾のない適した行動をとることを心がける必要がある。 部品: 他に視線を向けさせる その場にある存在感が大きいものを利用し、こちらへ注意を向けさせないことで存在感を調節する。 多くの人々が目を奪われる何かがそこにあれば、多少こちらに違和感があっても気にしないことが多い。 遠くへグラスを投げて音を立ててそちらに注目させるなどのテクニックも内包されるが、練習や訓練をしていないと周囲に気付かれず行うのは難しい。 部品: 目立つようにする意図 自分や特定のものに注意を惹きつけることにより、人々にこちらを印象付けることが出来るほか、他から意識を逸らさせることが出来る。 見せたくないもの、気づかれたくないものがある時に他人に対処を任せつつ、時間を稼ぐことも可能。 部品: 注目を集める 大きな音を突然出す、突飛な動きをするといったことで周囲の注意を集めることが出来る。 騒めいている観衆を突然の拍手で鎮めたりするのもこれにあたる。 注目を集める行動は不審がられることが多いので、もっともらしい理由などでフォローを入れて、必要以上に怪しまれないようにする技術も含まれる。 部品: 視線を惹きつける 人々が興味を惹かれ、思わず見てしまう状況をつくる。手品や花火、舞台や演説など、何に興味を惹かれるかはその場にいる人々によるため、状況に合わせた行動が必要となる。 一定時間人々の視線を惹きつけることが出来、またその内容によってはこちらに好印象を持たせることが可能。 部品: かくれんぼ上手とは かくれんぼ上手とはかくれんぼの技術が高いものことをいう。幼少期からかくれんぼを遊ぶ中で、遊びながらも技術の向上を胸におき、試行錯誤を繰り返した結果かくれんぼ上手となる。 かくれんぼ上手になるために必要なのは素早く正確かつ冷静な判断と行動である。 判断が遅ければ行動も遅れ刻一刻と変化する状況についていけず取り残されるであろうし、間違った判断を下せば行動は思いもよらぬ結果を生むだろう。また、冷静さを失えば判断や行動そのものも危うくなる。 何度も何千度もこれらの判断と行動を繰り返し、素早く正確かつ冷静な判断と行動を行えるようになったものがかくれんぼを制する。 大人になってからも大人げなく子どもに混じったり大人同士で本気のかくれんぼ遊びを繰り返した結果、身につくこともある。 部品: そもそもかくれんぼってなに? 「かくれんぼ」とは、主に子供向けの遊戯の一種である。 鬼になる人を決め、その者が一定時間視界を塞ぎ数を数える間に、鬼以外のものは鬼に見つからぬよう隠れる。 一定時間後、鬼は探索を開始し、鬼以外のものを探し出すといったルールが一般的である。 子どもの遊びのためその場の空気やメンバーで細かなルールは変わるが、一方が隠れ一方がそれを見つけるといったルールはおおむね共通する。 部品: 物陰にひそむ 隠れる側の基本は隠密である。 鬼の視界から外れる場所や見つけにくい場所の検討をつけ、潜む。 建物内はもちろん、遮蔽がある場所や視界が悪い場所なども有効である。 そして隠れる側になったとき、ただ単に逃げる、隠れるだけではなく「自分が鬼ならどう考え動くか?」といった思考も重要だ。 もし自分が相手の立場だったら、と考えることでより柔軟な思考が可能となり、思わぬ危険に気付くことがある。 部品: 音と気配のコントロール 人がいる音というのは存外目立つものである。 この音と気配を極力殺すために細心の注意を払う。 「抜き足・差し足・忍び足」で素早くかつ足音をなるべく立てずに移動する。 足をそっとつま先立ちをするように抜き上げ、差し入れるように静かに下ろし、人に気付かれないよう忍んで歩く。 膝とつま先と踵を意識するとやりやすい。 また、呼吸音や自分の体温による熱気など、自身と周囲の物や状況を観察、確認し、なるべく気配を殺し、音を立てぬように行動する。 部品: 誘導 より能動的な隠密として、誘導がある。 自分と離れた場所に目立つものを置いておく、どこから投げたかわからぬよう小石を投げる、わざと物音を立てるなどの行動により相手の注意をひいたり、逸らしたりする。 失敗すれば発見の確率は上がるが、うまくいけば相手の行動をコントロールできるだろう。 部品: 走って逃げる。走って捕まえる。 万が一見つかってしまった場合や、見つかりそうになったときにはその場所を捨て逃げることも有効である。 相手が複数である危険性や、動くことにより発見の確率が上がることなどは十分意識し、隠密か、逃走かその場に合わせた行動を行う。 自分が鬼の場合は逃走する相手のルートを想定し、追いかけ、捕まえる。 部品: 運 運も実力のうちである。 たまたま鬼がいない方向に進めた、たまたま鬼が明後日の方向を向いているときに移動できた、たまたま何気なく探した場に隠れている相手がいた。 実力が明らかに上の相手にもひょんなことから勝利する。いわゆる時の運であり、そんなこともある。 部品: 読書同好会について 読書同好会には「三度の飯よりも本が好き」と胸を張れる者ばかりが集まっている。同好会において「好き」を表現する方法は基本的に制限されない。そのため、数人で集まって本の好きなところを語り合う会員もいれば、一人で黙々と本を読み耽ることを好む人もいる。また、本を読むだけでなく、個人でも複数人でも本を作る会員も存在する。 部品: 活動拠点 規定された活動拠点はなく、会員の良識に一任されている。会員の家で少人数で集まり活動することもあれば、一室を借りて大人数で活動することもある。 部品: シンボルマーク 読書同好会のシンボルマークはリンゴの傍で眠る猫がが描かれる。シンボルマークは同好会に在籍していることを証明するものであり、同時に同好会員である責任を背負うものである。会員が作った本には必ずシンボルマークをつけなければならない。 部品: ワインレッドの栞 同好会に在籍すると、会員証としてワインレッドの栞が贈られる。本来の用途でも使い勝手がいいように上質なワインレッドの紙にシンボルマークが描かれている。 部品: 本が好きであること 同好会に在籍する一番大切な資格は、ただひとつ「本が好き」それだけである。その気持ちがあれば年齢も性別も種族関係なく同好会への扉が開かれる。 部品: 本を、人を批判しないこと 他の会員が好きな本や作った本の批判を口に出してはならない。同好会を円滑に活動するための最低限の礼儀であり、努力である。 部品: 本に優劣をつけない 「たとえ面白いと思わなかった本も、それは他の人の好きな本である」ということを忘れてはならない。もちろん、同様に本に優劣をつけることも好まれない。 部品: 読み聞かせボランティア 保育園の時期に読書に触れることは大事であり、同好会は読書への関心を深めることへの手助けとして、有志を募ってボランティアを毎年開催している。 部品: ブックマーケット 月に一度、ブックマーケットを開催している。同好会会員の作った絵本や児童書、小説がマーケットに出している。会員によってはファンがつくこともあり、交流の場ともなっている。 部品: 再現料理の会 物語を読んでいると気が抜くと涎が出てしまいそうになる料理に出会うことがある。再現料理の会は、そういった本の中の料理を再現し、登場人物の気持ちを味わうことを目的としている。 部品: 聖地巡礼 テーマになった一冊の物語を軸に、関連する地域や料理などを巡り、より物語を身近に感じさせるイベントとして開催されている。 部品: 適度な運動 適度な運動を行うことで、ある程度の体力と体の健康を保つ。 運動は筋力トレーニングやランニング、水泳に散歩等人によって取り組む種類は様々だ。 部品: 栄養管理 きちんと栄養のある食事をとり、健康に気を使った食生活を行う。 タンパク質、脂質、ビタミン、炭水化物、食物繊維等過不足が無い程度に 様々な材料を使ったバランスの良い食事を心がけることが大切だ。 時々忙しさで乱れることがあるかもしれないが、神経質になり過ぎるよりざっくり守る、位のスタンスが丁度よい。 部品: ストレスの発散 趣味や運動を行い、ストレスの発散を行うことにより精神を健全に保つ。 生きていればストレスは必ずたまる。ストレスをたまらないようにすることも1つの手段だが、 ストレスを上手く発散することもまた同じか、それ以上に大切だ。 多くのストレス発散にはお風呂に入る、趣味に没頭する、誰かに愚痴る、身体を動かす等が行われている。 部品: 自己理解を深める 目の前の事に忙殺され、自分自身の状態を把握できないと、どんどん追いつめられる。 時々冷静になって、今の自分を客観的に把握し、どんな状態か、余裕はあるか、酷い無理をしていないか、等を確認することで 現状を整理し、心に余裕を持たせることが出来る。 自分の能力を客観的に判断し、無理だと判断したら他の誰かに助けを求めたり、妥協案へ行動をシフトすることも時には必要である。 また「自分はどういう人間であるか」ということを時折分析し、自己理解を深め、そしてそれを認める「自己肯定」を行うことで、 自分への自信と他人への気遣いを併せ持つ余裕が生まれる。 部品: 炊事 食材選びから調理までをこなす。 手の込んだ複雑なものを作ったりと凝り性も存在するが逆に自分の手間を極力減らす手抜き飯もお手の物。 部品: 洗濯 衣類やリンネル類などを洗う技術。 衣服やリンネル類の素材によって適した洗い方は様々。 自分の手間とやる気が許す限り最適な洗い方を目指す。 部品: 掃除 掃いたり拭いたりすることによってゴミや汚れを取りのぞく技術。 これがないとあっという間に住んでる場所はゴミ溜めになる。 部品: 整理整頓 いるもの、いらないものの分別や物を適切に整理する。 これがないと部屋は雑多な物置のようになってしまう。 掃除だけ出来ても棚に用途ばらばらで置いたりしていたりあれどこいったんだっけ、を防止できる。 部品: 金銭感覚 食料品、生活用品の購入などの暮らしていくための金銭の割り振りと交際費や嗜好品など趣味に割り振ったり貯蓄したりのお金の自己管理能力。 部品: 流用実績(生活能力) 以下の個人データへの流用申請をいただいています(敬称略) 藩国:使用者:使用アイドレス 蒼梧藩国:月松堂:摂政月松堂のアイドレス 蒼梧藩国:新荼 稠:新荼稠(ニイドシゲル) 蒼梧藩国:戸田:戸田【T20】 蒼梧藩国:大平蔵人:大平蔵人 蒼梧藩国:うろこ:うろこ 蒼梧藩国:Phantom:Phantom 蒼梧藩国:がるた:がるた 蒼梧藩国:哀川・A・セコイア:哀川・A・セコイア 世界忍者国:久堂尋軌:久堂尋軌 満天星国:都築つらね:都築つらね FVB:オカミチ:オカミチ 満天星国:ホリー:ホーリー 部品: 対人関係とは 対人関係とは、個人と個人の結びつきをみた人間関係である。この世界には様々な存在がいる。ここでは自分以外の他者との結びつきをいわゆる対人関係としてゆく。 部品: 相手を大切にする気持ち 世の中にはいろいろな存在がいる。友好な関係を築くには相手を尊重し、大切に思う気持ちをもつとよい。みんな違ってみんないいのである。 部品: 相手の立場に立った言動 自分に様々な思いがあるように相手にもいろいろな事情がある。それらを考えながら、相手の立場に立った言動を心がけることで気持ちの良いコミュニケーションがとれる。 部品: わかりやすい言葉で 例えば専門用語は知らない人からすると意味不明な言葉である。そういうものもわかりやすい言葉でおきかえて伝えることで、相手の理解を深める手助けになる。 部品: おだやかに 感情は伝染する。こちらから穏やかな姿勢で望むことで、相手の心も穏やかになりやすい。また、言葉選びも重要である。 部品: 報連相 報告、連絡、相談である。対人関係の基本は報連相にもある。適切な報連相をすることで、さわやかな関係を築くことができるうえ、不備が少なくなる利点もある。 部品: 流用実績(対人関係の心得) 部品: 流用実績(対人関係の心得) 以下の個人データへの流用申請をいただいています(敬称略) 国民番号:PC名 11-00585-01:小鳥遊 33-00750-01:黒野無明 33-00926-01:JUNK-C@Drache 11-00891-01:九条イズミ 15-00295-01:乃亜・クラウ・オコーネル 部品: ニムの騎士領 ニムは玄霧藩国から騎士領を賜った。幹部長として花火組合を管理し、主に花火組合の拠点で諜報・防諜活動に携わっている。 花火組合として祭の監督を行ったり、花火組合の各部門の取りまとめ、弟子たちの魔法の修行、重要な諜報活動・防諜活動の分析や計画を行っている。 自身が現場に出て諜報活動等を行うことは珍しいが、状況によってはやむを得ず行うこともあり、そのための技術は保持している。

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