久藤睦月(T22)

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以下で登録予定 更新箇所は 来歴をT22版にしたのと、白の白への信仰の追加、玄霧の民をT22版に変更した所です。 更に更新、職業内装備をT21からの継続使用する旨を記載 更に更新、名医・あはき師を外しました。また一部の技能を圧縮して経歴の部品として格納しました。 またまた更新 行動指針を追加しました。RDは2増えましたが魔力消費は変わらず 大部品: 久藤睦月(T22) RD:113 評価値:11 -大部品: 久藤睦月の行動指針 RD:2 評価値:2 --部品: 玄霧の民としての能力の活用 --部品: 独断専行は控える、仲間のために行動する。 -大部品: 久藤睦月の人物像 RD:5 評価値:4 --大部品: 日常生活 RD:2 評価値:2 ---部品: 習慣 ---部品: コミュニケーション --部品: 久藤睦月という人物の概要 --部品: 久藤百佳との関係について --部品: 環状線駅周辺施設の管理者 -大部品: 久藤睦月の来歴(T22) RD:3 評価値:3 --部品: T20からこれまでの歩み --部品: その他に得ていた技能(柔道整復術,実戦的な柔道技術) --部品: 名医・あはき師を経験 -部品: 白の白への信仰 -大部品: 玄霧の民(T22) RD:14 評価値:6 --部品: おおよそ普通に森国人 --部品: 共和国民および玄霧藩国民としての権利と義務を持つ --部品: 長命化と森国木への変質を経て --部品: 魔法の素質と盟約の魔法 --部品: 瞑想通信という技術とその使用制限 --部品: 魔法で何でもは出来ない --部品: 魔法の適性が低いものも魔法のある国で暮らす --部品: 力は強くないが身軽 --部品: こだわり派であるということは納得がいるということ --部品: 理解を喜びとするために --部品: 居住環境と生活圏 --部品: 経済との触れ方と流通好き --部品: 食には興味があります --部品: 自分語りが好き -大部品: 大吏族久藤睦月 RD:22 評価値:7 --大部品: 大吏族 RD:21 評価値:7 ---大部品: 吏族 RD:13 評価値:6 ----部品: 尚書省への出仕 ----部品: 工部事務 ----部品: 紋章事務 ----部品: 財務事務 ----部品: 運輸事務 ----部品: 出仕者の作業 ----部品: 吏族試験 ----部品: 藩国における役割 ----部品: 起家・栄達 ----部品: 功労に対する対価 ----部品: 不正に対する罰則について ----部品: 報告と連絡と相談 ----部品: 吏族の流用実績 ---大部品: 権限と義務 RD:4 評価値:3 ----部品: 吏族3級以上資格を有すること ----部品: チェックリーダー権限 ----部品: チェック作業の奏上権 ----部品: 吏族としての実績またはそれに相当する技能の証明 ---大部品: 自衛能力 RD:3 評価値:3 ----部品: 自衛のために習得が義務付けられる射撃行為 ----部品: 尚書省での射撃訓練 ----部品: 生き延びるための防御法 ---部品: 大吏族の流用実績について --部品: 吏族としての実績と能力 -大部品: うどん職人 RD:14 評価値:6 --部品: うどん職人とは何か --大部品: うどん職人の仕事内容 RD:4 評価値:3 ---部品: 手打ちの麺作り ---部品: 季節に合わせた微調整 ---部品: 麺つゆ作り ---部品: 衛生管理 --大部品: うどん職人の修行 RD:6 評価値:4 ---部品: うどん職人になった理由 ---部品: 弟子入り ---部品: 下積み時代 ---部品: 見て覚える、技を盗む ---部品: とにかくうどんを打つ ---部品: うどんへの理解を深める --大部品: うどんの調理道具 RD:3 評価値:3 ---部品: 麺切り包丁 ---部品: 麺棒 ---部品: その他の調理器具 -大部品: 製図 RD:16 評価値:6 --部品: 製図の概要・意義 --大部品: 製図の基礎 RD:15 評価値:6 ---大部品: 製図の規格 RD:4 評価値:3 ----部品: 製図における図面の定義 ----部品: 図面の大きさ及び様式 ----部品: 製図に用いられる線と文字について ----部品: 尺度と寸法(製図) ---大部品: 作図法(規格) RD:3 評価値:3 ----部品: 平面図形 ----部品: テクニカルイラストレーション ----部品: 投影法 ---大部品: 2種類の作図方法 RD:8 評価値:5 ----大部品: 手書きでの製図 RD:6 評価値:4 -----部品: 手書き製図の概要 -----部品: 線をひく・円をかく -----部品: 定規の活用 -----部品: 鉛筆・ペンを使い分ける -----部品: 図面を汚さずに書く -----部品: フリーハンドでかく ----大部品: 機械を使用した製図 RD:2 評価値:2 -----部品: 製図用機械を使った製図 -----部品: CADによる製図 -大部品: 麺棒闘法 RD:16 評価値:6 --大部品: 麺棒闘法の概要・成り立ち RD:4 評価値:3 ---部品: 麺棒闘法(護身術)の開発 ---部品: 麺棒闘法の習得制限 ---部品: 不殺の心得(代金は頂きます) ---部品: 麺棒闘法に用いる麺棒の選び方 --大部品: 麺棒闘法による白兵戦闘 RD:7 評価値:5 ---部品: 日頃の鍛錬 ---部品: 「麺」気合の掛け声 ---部品: 半身に構える ---部品: 間合いを図る ---部品: 麺棒水月突 ---部品: 麺棒巻き落とし打ち ---部品: 麺棒乱舞 --大部品: 麺棒闘法における白兵防御 RD:2 評価値:2 ---部品: 攻撃をいなす ---部品: 武器・手・足を払う --大部品: 麺棒闘法における近距離戦(投擲) RD:3 評価値:3 ---部品: 麺棒を投げる ---部品: 狙いを付ける ---部品: 全身のバネを利用する。 -大部品: かくれんぼ上手 RD:7 評価値:5 --部品: かくれんぼ上手とは --部品: そもそもかくれんぼってなに? --部品: 物陰にひそむ --部品: 音と気配のコントロール --部品: 誘導 --部品: 走って逃げる。走って捕まえる。 --部品: 運 -大部品: 情報収集能力 RD:13 評価値:6 --部品: 情報を集めるということ --大部品: メディアから RD:3 評価値:3 ---部品: 目的のものを探し出す ---部品: 要点をかいつまむ ---部品: 記録を写す --大部品: 現場や状況から RD:3 評価値:3 ---部品: 注意深い調査 ---部品: 危険性の考慮 ---部品: そこに至るまでの経緯の考慮 --大部品: 人や知的生物から RD:4 評価値:3 ---部品: 会話から得る情報 ---部品: 表情や動作の観察 ---部品: 外見への注目 ---部品: 相手の力量を量る --部品: 自身の活動跡について --部品: ダミーへの注意 部品: 玄霧の民としての能力の活用 久藤睦月は玄霧の民である。吏族やうどん職人として活動する上で、あるいは独自に獲得している技能である製図による図面作成を行う上で 玄霧の民として元々持っている能力は非常に大きな助けとなっている。 特徴として玄霧の民は気になった事を追求して知を高め、技を磨き、又食にもこだわりのある民である。 こだわりを持ち、気になった事を追求する探求心・一つの事に集中できる集中力は吏族としても職人としても必須のものだ。 また麺棒闘法を使ううどん職人としては戦闘における身のこなしも重要だ、玄霧の民は剛力はないが、身の軽さには定評がある。 蝶のように舞い、蜂のように刺す、とまでいくかは分からないが、戦闘で不自由することはないだろう。 こうした玄霧の民として持っている能力を十全に活用することを常に意識している。 部品: 独断専行は控える、仲間のために行動する。 久藤睦月は共和国民として共に和してより良い明日を作る事を念頭において行動している。 その為には独断専行はせず、愛する人や仲間と協調して行動する。 部品: 習慣 習慣には二種類ある。必要だから義務的に行うものと、自発的なものだ。 前者は「家事」「仕事」「ルールを守る」といった、生存するため、社会生活を送るために必要な習慣である。 後者は「趣味」「休暇」で、中間で揺れ動いているのが「社交」だ。 /*/ まず家事の説明から行こう。これは「家計」「料理」「ハウスキーピング」によって構成されている。 /*/ 「家計」は、「普段のやりくり」が主となる。 誰しもが、税の支払いや食料品、雑貨といった消耗品の購入、およびそれをするための金銭と時間を支払って、普段の生活を送っているからである。 自給自足で賄ったり、物々交換する文化の場合は、目的のものを手に入れるまでの時間的コストを支払っているものとみなす。 どういった形にせよ、収入相応の日常的支出は起こる。 収入が少なければ優先度の低い出費を諦めるか、または切り詰めるために安いものを探すし、多ければ経済を回し、豊かな生活を送るために、金の使いみちを工夫する。 一時的に足りなければ借り受けるし、その返済も行わなければならない。そうならないよう、普段から無理のない範囲で貯金したり、投資で増やしておくこともできる。 緊急で必要とされるだろう分、あるいは特定のタイミングで必要になってくるだろう分の積み立てや、そのための仕組みを利用するのだ。 /*/ 「料理」とは、自分、または家族の好みと、自分の知る限りでの栄養バランスに配慮し、コストパフォーマンスと安全の双方から見て買い集めた素材を用いて、時間を掛けすぎずに作れる、いつもの味の料理のことだ。 たまには失敗するし、手に入る素材も常に一定ではなく、料理自体、腕前によって出来不出来は出て来るものだ。 どのような形でも、生きている以上、何かを食べなければ生きられないし、どうせならおいしいものを食べたい。 出来合いのものを買って済ませることもあるし、プロの作ったものを食べて帰ったり、あるいはプロを雇うこともある。 /*/ 「ハウスキーピング」は、「ゴミ捨て」「清掃」「整理整頓」「補充」で出来ている。 /*/ 「ゴミ捨て」は、溜まったゴミを廃棄するか、公共の処理施設に回収してもらうため、所定の位置に出すことだ。 場所によっては捨てるゴミの種類に応じてコストが掛かる。また、捨てる際の作法にも夜間ゴミ出し禁止であったりネットをかけるといったローカルルールが存在する。 分別には気をつけて行おう。 「清掃」は、生活の中でついた汚れを払ったり拭ったり、溜まった埃を掃きまとめて捨てたり、曇っている箇所を磨いたりして、美観を整えることである。 「整理整頓」は、所定の場所に物を戻す、あるいは置き場所が定まっていないものに対して置き場を用意してやり、不要になった物は廃棄、売却、または譲渡して家の中から追い出すこと。 「補充」は、物品の消耗や破損、故障に対して、代替品を入手してくることである。 これらを始めとした、「住居の快適性」を維持するための要素の組み合わせて「ハウスキーピング」は成立している。 /*/ 「仕事」は、「業務」および、それを支える「労働と報酬」の原理によって回っている。 /*/ 「業務」は、就いている職業または身分に相応しい行動を送ることだ。 時間帯および行動の内容はそれぞれの状況に応じて異なる。 「労働と報酬」とは、契約に応じた報酬を、所定の労働と引き換えに得ることである。 支払いの形態、たとえば何を支給の対象とするか、どういった計算で支払いを計上するかは、それぞれが所属する藩国および組織の法と規則に従った上で、双方の合意を結んで定める。 判断能力を持たないものに関しては、利害関係のない第三者を立て、不当な搾取の起こらないよう、責任を持って公的機関がこれを監視する。 /*/ 「ルールを守る」とは、「法」と「ローカルルール」の把握、および遵守によって行われる。 /*/ 「法」とは、「所属陣営」「藩国」「自治体」という階層構造で発布・施行されている、強制力を伴った規則である。 「所属陣営の法律」は、藩国を超えて所属陣営全体に広がっている。 一国が敷くよりも守るべき必然性が非常に強いため、破った際の処罰が重く、強制力も高いことを普通は知っているため、これをよく注意して守ることになる。 「藩国の法律」とは、所属している藩国の法律のことだ。 ここの国民で居続けるためには守って欲しいルールですよという内容であり、国民全員に共有されていることが前提となる。 多くの民にとり、もっとも身近な法であり、藩国の強制力と順法意識とのバランス次第で程度の差は出るが、注意して守る。 「自治体の条例」は、上記2点の法よりも優先度は低いかもしれない。 判断が分かれるような細かい個別の事例に対して制定しているためで、危険だったり困る行為は、そもそも条例以前の段階で網羅されているからだ。 自治体が引っ越してきた際に周知することが義務付けられている。 独自の罰則が設けられているため、順法意識によって程度の差はあるがそれなりに守ろうとするだろう。 これらを守ろうとする中で、必然的に様々な手続きが発生し、日々の生活の中で細々とこなしていくことになる。 /*/ 「ローカルルール」とは、集団内の「しきたり」や「家庭内ルール」のことである。 /*/ 「しきたり」は、法的な根拠はないが、その集団に所属するためには守るべきであると所属者の大半が考えているルールだ。 不合理であり、守る必要はないと感じる場合もあるが、発端となった経緯を聞くことで分かる事情もある。 人によっては守らないし、それですぐさま大きな問題にはならなくとも、不和のもとになりうることは理解している。 「家庭内ルール」には関係に応じた種類があり、ここでは代表的なものを例として取り上げる。 まず、「親子の約束」だ。 社会的なルールを守らせるための約束であり、同じ生活空間で暮らして血の繋がりもあるが、別々の個人として互いを尊重しあうための約束でもある。 明文化されることは珍しく、しばしば口頭で結ばれるし、誤っている、非合理であるとの互いの主張によって見直しも入る。 破った際に罰則を設けるかどうかは家庭次第だろう。 次に、「夫婦の約束」である。 他人同士が一つの家族を作り上げるにあたって結んだ約束だ。 明文化されることは少なく、また、生活しているうちに暗黙の了解となって築き上げられる条項もある。 互いに確認しあい、守るためにはどのように工夫したらよいかを話し合うことで維持される。 /*/ 自発的な習慣の説明に移る。「趣味」と「休暇」だ。 /*/ 「趣味」は、要するに「やる必要はないがやりたい行動」だ。 「一人の時間」の中では、趣味に没頭し、自分の時間を持つことになるだろう。 集中を邪魔されると気分を害するので、家族は配慮することが求められるが、家族内のルールに従っていない場合は問題としてよい。 趣味を過ごすためには、「趣味の予算」も必要である。 コツコツと積み立てた時間的・金銭的・資材的な予算を用いて、思うがままに趣味を満喫するためのものである。 または、思うままに趣味が満喫出来ない不自由さまでを含めて、趣味の時間を満喫するためのものでもある。 中には「秘め事」だってあるだろう。 これは専用の空間で内緒のことをしている。何をするかって? それはここには書けないな。何故なら、人に教えられない事をするのが内緒のことだからだ。 誰にだって秘密にしておきたいことの一つや二つ、あるものだ。 隠すのは、反社会的な行いだからではなく、マニアックだったり恥ずかしかったりするので、人に知られるのが怖いからだとだけ書いておこう。 案外くだらなかったりする。 「空想」などは典型的な趣味の一つ。 そのものずばり、あれやこれやを空想する。現実的な事柄、現実には起こり得ない事柄を問わない。 現実的なものも、現実には社会的制約があって取っちゃいけない行動、現実的に取れるんだけれども勇気が無くて出来ない行動まで、実に様々。 空想は場所も時間も問わない。 /*/ 「休暇」は、つまり「何もしていない時間」で、「自由な時間」のことだ。 /*/ 「何もしていない時間」にも色々ある。 自分にとって意味があると思えない行動を取っている時、人の心は頭の中や感情を整理しているからである。 ただ寝転がっているだけであれ、ぷちぷちを延々と潰しているのであれ、何も考えず空を眺めているのであれ、目的がなければ、それは本人にとって何もしていない時間なのだ。 逆に「自由な時間」の条件はシンプルだ。 何をしなければいけない、何をやればいいだろう、そういった義務感や焦燥感から解き放たれた、自由な時間である。 それまで与えられていた方向性から解き放たれ、他人からも自分からも自由だということだ。 改めて同じことをやるのもいいし、何もやらないのもいいし、突拍子のない新しさに踏み出してもいい。 そんな素敵でポジティブな時間である。 /*/ 「社交」は、やりたいからやる場合と、やらざるを得ないからやる場合の間で大きく揺れ動いている。 /*/ 「一緒に遊ぼう」、「食事しよう」といった、何らかの行動を共有する事が、社交の主な要素となってくる。 関係性を深めるため、あるいは深めたという手続きが済んだとみなすために行うと、義務感が強くなる。 相手や自分を元気づけるため、何らかの区切りをつけるために行う場合は、自発性が強い。 /*/ ここでは「元気づけるため」「区切りをつけるため」にする社交の一例を挙げていく。 「そうではない感」があったら、相手に対し、義務的に行っているということである。 まず、一緒に何か遊ぼうと誘う。 これは普段からやっている場所や内容でもいいし、それらにこれまでにない新鮮さを求めてもよい。 気晴らしになる。 また、元気がない時は大体ご飯も美味しく食べられていない。 一人で食べさせるより、一緒にご飯を食べれば気分もまた変わってくる。 外で飲んだり美味いものを食べてもいいし、誰かの家でそうしてもいい。 元気づける時に限らず、区切りにはプレゼントやお小遣いを贈るのも良いだろう。 誰かの記念日であったり、贈りたい気持ちになった時、あるいは贈答品の習慣のある文化に組み込まれている場合、相手や関係に応じて見繕って、作ったり、買ってくるのだ。 お小遣いの場合は、理由をつけて奢るのでもいいし、自由になるお小遣いを、名目を見繕って渡し、使うための余暇まで新たに割り与えることが大事だ。 ご馳走もいい。 これは、家計と普段の手間暇から見て、大きくコストを割り増している食事のことだ。 いい素材を買い集め、普段食べないものを食べるだけでなく、見栄えや器、盛り方を工夫すれば普段の料理でもそれなりのご馳走になるし、手の込んだ料理をするだけでもよい。 外に赴く場合、雰囲気と味はより重要になってくる。 また、ご馳走まではいかずとも、普段は用意しないもう一品があると、特別感は与えられるだろう。 物だけでなく、言葉や行動によるねぎらいも大事だ。 お疲れ様、ありがとうから始まって、普段どこを頑張ってくれているかを具体的に挙げ、その働きを褒めることで、自己肯定感を与えられるだろう。 これは普段からやってもいい。 行動のねぎらいとは、つまり手伝いである。 本来その人が分担しているはずの仕事や役割を、その時だけは、手伝うか、または代行して全部やってしまうのも関係を深めるのによい。 社会の大半は分業によって成り立つ。しかし、同じ行動を、しかも自分がやり続けなければいけないという状況は、ひどく疲れてしまう。 念入りな掃除によって、普段の生活空間をピカピカに綺麗にして、装いも新たにしてあげると、相手の気分も変わるだろう。 これにより、今日は普段とはちょっと違う雰囲気だなと思わせることが出来る。 /*/ これらの他に、移動といった基本的な日常行動や、睡眠や排泄といった機構的必然のある行動もまた、広く習慣として含めることだろう。 たとえば移動には、まず、目的地が必要だ。 どこへ行くにしても、目的地を定めている場合はルートを決める必要がある。ゴールが決まっている以上、通らなければならないポイントが出てくるのである。 次に移動手段。 徒歩、公共交通機関、または私用・公用の乗り物、騎乗用動物など、それぞれの文化の日常で用いるに相応しい移動手段を使って行う。 寄り道もあるだろう。 これは、本来の目的から外れ、普段とは異なるルートを辿ること。または、そのルートそのものである。 気分転換になるし、新しい発見にもつながる。 そして定住者なら最終的には行って帰る。 生活の拠点である家から出発して、目的地に辿りつき、また家まで戻ってくる。中間地点を複数経るとしても、帰る場所が決まっている以上は、行って帰る。 放浪者であれば、 新たな地に辿りつくだろう。 定まった住居を持たない場合、移動したまま戻らず、別の地に行くことがある。 それがかつて居たことのある場所か、それとも全くの新天地かは問わない。 /*/ 知性体として内観を働かせることも、習慣と言える。 精神の内面においては、感情と思考の把握。 自分が何を感じているのか、感じたものの性質は何かを、衝動や言動、行いといった内外に現れている要素を観察して把握すること。 また、頭の中で考えていることを、具体的な文字やイメージに落とし込み、掘り下げる中で、より明らかな形にしていくことである。 外部との接点においては、身体と環境の把握。 体の各部位に感じている痛みや快調さから、それぞれの状態がどのようになっているのか、見た目以外からも判断し、これを理解すること。 自分が今何処にいて、それはどのような環境であり、どう対応するべきなのかを、都度感じ分け、また対処する中で理解を深めていくこと。 こうした内観の働きなくして、知性は知性たりえないのだから。 /*/ 他にも様々な習慣は存在する。それらはすべて、生きるために必要な行為なのである。 世界に存在する習慣の多様さはつまり、それだけ多様な生き方が存在しているという証左であるだろう。 部品: コミュニケーション 基本は、「話を聞く」「意見を述べる」の二つで出来ている。 前者は、相手が話したがっていると様子を察した時、または相手が話しかけて来た時、相槌や反応を挟みつつ、自分の中で理解を進めながら、相手の話を受け止めること。 後者は、相手と現在共通のものとして扱っている話題に関して、適宜タイミングを見て自分の考えや感情を表現すること。 /*/ 次は、そこにどのような「感情表現」が含まれるかを説明しよう。 ポジティブなものなら「喜ぶ」「愛しい」、ネガティブなものなら「悲しい」「怒り」などがある。これらを一つずつ紹介する。 /*/ 喜びは、主に「嬉しい」と「めでたい」で出来ている。 「嬉しい」とは、自分や、我がことのように感じられる誰かにとって喜ばしい出来事があった際、その喜びを感情表現することだ。 そして「めでたい」とは、自分や誰かにいいことがあった時、何らかの行動に出て、積極的に祝おうとすることで、喜びの感情に具体的な形を付けてあげる行為である。 愛しさに至っては様々な表現方法がある。 そのうちの一つ、「甘える」は、「わがまま」や「おねだり」で出来ている。 「わがまま」とは、相手との親密度に応じて、自分に許される範囲だと思っているわがままを言ってみたり、わがままな態度を取ってみたりすることだ。 「おねだり」とは、何らかの物品や行動を代償なく要求すること。それ自体が欲しいのではなく、普通は受け容れられないような無理を、自分のためだけに聞いてくれるのが嬉しくてやっている。 また、すべての感情がそうであるように、愛しさにも段階が多く存在し、それらは「スキンシップ」によって進めたり、推し量る事が出来る。 たとえば「握手」だ。これは、手と手を握り交わす挨拶習慣である。 もっとも外界に触れる部位である掌を通じてお互いの肌を許し合うことで、互いに交渉の余地ありと認め合うか、または、そのことを再確認している。 種族によってはもっとも外界に触れる部位が掌ではない場合もあり、その際には適切な部位を用いて行うだろう。 次に、「ハグ」。 立った状態、または座った状態で、相手と向き合って抱きしめあうこと。相手の体温と触感を感じて落ち着ける。 相手との関係性や、相手の状態によっては拒絶される。 「キス」だと段階を推し量るのが文化や関係によって大分異なるので、難しくなってくる。 これは口を相手の体のどこかに触れさせる行為だが、触れさせることを許す場所や、その多さによって親密度が異なってくるからだ。 「撫でる」ことは、同じ種族間だけでなく、たとえば人と動物のような関係でもよく見られる行動だ。 相手の頭や髪、毛、肌などを撫でて行う。 痛みを取り払うためにする撫でさすりとは、部位の時点で明確に違い、愛情表現のために用いられているのである。 「セックス」、つまり性交渉は、多くの場合、性愛に基づいて行われる、深いスキンシップとなるだろう。 他の多くのスキンシップを内包して行うが、その要諦は性的な快感を高めること、または性的な感覚の充足を得ることである。 その次にやってくる段階としては、「繁殖」だろう。 性的なコミュニケーションの結果、子孫を作る行いだ。相手との関係性次第では生物学的な不可能が存在して行えなかったりもする。 これらの他に、頬ずりであったり、体を擦り付けたり、膝の上に載せる、ただ手を握るなど、単純に段階で分けられなかったりするのがスキンシップの奥深さである。 相手をどれだけ深いプライベートな感覚で長く感じたいかで、親密度を測るというのが、一つの物差しになる。 /*/ 生きる以上、ネガティブな感情表現も避けられない。 代表的なものが「悲しみ」や「怒り」だ。 生きていて、悲しければ泣いたり苦しんだりする。 泣くとは涙を流すことである。 涙を流さず、表情は別の感情の形を取っていても、悲しみの表現として強く感情表現をしている場合、心は泣いているのである。 そして、苦しむ。 これは、自分ではどうにも出来ない、あるいはどうにも出来ないと感じてしまったことに対して、それでもどうにかしたい、どうにかできないかと、感情が納得しない状態のまま、もがくことだろう。 また、怒れば「八つ当たり」をしたり、「いつもより過度な態度」になったりもするだろう。 八つ当たりとは、物や人に対して、それらが悪いわけでもないのに、攻撃的な態度や行動を取ってしまうことである。 そうすることで、行き場のない感情に無理やり矛先を作って発散しているのだ。 いつもより過度な態度とは、荒々しくなったり、冷淡になったり、丁寧になったり、人によって表現する方向は違うが、いずれも普段より過度な態度に傾くことで、怒りを心の内側から行動や態度へと溢れさせている。 /*/ さて、コミュニケーションには基本があり、そこに感情表現が含まれるところまでを説明してきた。 では、具体的にどのような方法でコミュニケーションを取るかを、次に取り上げていく。 /*/ コミュニケーションには「双方向的なもの」と「一方向的なもの」の二種類がある。 双方向的なら、関係性を築くため、または関係性に相応しい態度を取るために、様々な方法が存在する。 「手探り」「砕けた感じで」「理性的に」「衝突」といった具合だ。 一方向的なら、「情報の単純処理」「要求の発信」、そして「受け身」である。 /*/ 双方向的なコミュニケーション方法から説明していこう。 「手探り」というのは、大体が共通の話題探しの意味である。 初対面、またはそれに等しい関係から段階を経て行うものだ。 お互いに今共有している出来事、たとえば天気に関する意見だったり、今置かれている状況への意見だったりから入る。 そこで意見の一致を見出しつつ、その感じ方や話題のつながりによって、どのような志向を持つ人物かをお互いに探り合いつつ、次第に会話の範囲を狭め、親密度を増していく。 そこである程度の関係性が築ければ、「砕けた感じで」態度が変わっていく。 手探りを経た後、関係性は「雑談」に移る。 相手が関心を示した事柄に水を向けてみたり、自分の関心がどこに向いているかを口にしてみるところから始まる。 特に結論を求めている訳ではなく、互いに対する関心と理解が深まればそれでいい。 また、「ジョーク」は、会話の中で雰囲気を和ませるために行う話術の一つである。 タブーを踏み越えると笑えないので、相手によってタブーを見分ける。 身内ネタほど身内の受けは取りやすいため、共通の話題を見出して、そこからネタを見つけて距離感を詰める。 これらを経てたどり着くのが「身内トーク」である。 おはようから始まってお休みやさよならで終わる、挨拶を含む普段のコミュニケーションだ。 どういった関係性の身内と認定されたかによって内容は異なるが、今日はどんなことをしたという報告や、くだらない話、何気ない話もすることで、時間と感情を共有する。 共有の積み重ねによる関係性の強化が目的である。 逆に、関係性の度合いとは関係なしに行われるのが、「理性的な」コミュニケーションとなる。 「会議」は、共通の議題を持ったグループの間で、共有するべき話題について、集まって相談することである。 たとえば家族の会議だと、普段の夕食なら適当でよくても、記念日なら意見を募らなければならなかったり、普段の土日なら思いつきで行動してもいいが、長い旅行先はみんなで行き先を決めると言った次第で、必要になってくる。 また、ポジティブな話題だけではなく、家庭の経済状況といった深刻な問題や、子供の性教育といった真剣な問題についても相談する。 どういったグループであれ、感情を踏まえた上で、理性的に結論を求めていくのが会議という方法だ。 「議論」は、会議の中でも用いられる、議題を設定し、意見を交わしあう行為である。 どういう論理に従っているかを、いかに明瞭に相手に伝えるかが大事である。 自分の理解と相手の理解を確認しつつ進めていき、互いに結論を持つところで終える。 終わる際、必ずしも同じ意見に落ち着かなくともよい。 理性的に話をすすめるには、「整理」も必要になってくるだろう。 自分や相手の話した内容や行動を客観的に整理することだ。 言葉や文字、図表など、アウトプットした形で行う。 その方法としては、時系列順に並べたり、準拠している論理に従って並びを入れ替えたり、不要な情報を省いたりする。 ここまでは最初から主体的に参加している場合がほとんどだろうが、途中から参加する場合もある。 「仲裁」が、その最たるものとなるだろう。 口論や喧嘩の仲裁を行うのである。 口論であれば話を聞いて整理する。喧嘩であれば、まずは割って入って冷静にさせる。 和解できれば最上だが、行きずりで再現性がなさそうだと判断したら、再発を避けるために引き離すだけでもよい。 ことのきっかけやいさかいの途中で犯罪ないしは規則違反が発生していたら、タイミングを見てしかるべきところに報告する必要も出てくるだろう。 仲裁が必要なように、コミュニケーションの中には、「口喧嘩」や「文句を言う」といった、「衝突」を引き起こすものもある。 「口喧嘩」であれば、自分の意見を通すため、あるいは害された自分の気分を表現するために、相手との衝突を避けず、口にすることだ。 無闇に我を通せばいいという訳ではなく、関係に応じた引き際というものがある。 喧嘩をするのが目的ではなく、意見に折り合いがついたり、相手が自分の気持ちを理解してくれたらよい。 「文句を言う」のは、相手に対して感じた、または以前に感じていた、相手が悪いと思った箇所、直すべきだと思った箇所、自分や他人を害したと感じた箇所を、理屈や感情を交えながら表現することだ。 口頭だけに収まらず、物理的な衝突にまで発展しなければ解消しない場合もある。 そこまでやっても、物別れに終わる、関係が破綻することもあるのだから、コミュニケーションはまったく難しい。 /*/ 次に「一方向的」なコミュニケーションの説明に移る。 これは、「洞察」や「受容」「我慢」「愛される」といった一方的な受信と、「事務的伝達」や「頼る」「可愛がる」といった一方的な発信とに分かれる。 例外が、コミュニケーション自体を拒否するサインの発信である「関係の断絶」だろう。 /*/ 「洞察」は、「相手の状態」と「コミュニケーションの流れ」を察することで行われる。 相手の感情や思考が今どのような状態であるかを、これまでに得た経験と知識に照らし合わせる形で、その態度や表情、発言内容から推察したり、相手の表現がまとまっていなくとも、何を伝えようとしているか、その素振りやこれまでに出てきた言葉の方向性から当たりを付けて、これを成立させる。 「受容」は、「受諾」と「容認」の二つで成り立っているだろう。 「受諾」とは頼まれごとを引き受けること。また、その際に示す明確なシグナルや言葉、文面での了承だ。 受諾自体には感情的な要素は挟まれない。 「容認」は、相手のありようや提案、お願いといった、自分に向けてくる感情や物事の流れを、それでよいとして認め、受け止めてやることである。 需要に対して「我慢」は感情的な要素が大きい。 「やむを得ない我慢」は、誰に非があるわけでもなく、ただ自分の運が悪かったり、平等にみんなの状況が悪いと納得して、感情の矛先がなく、受け止めざるを得ないものとして飲み込む。 「無理やりする我慢」は、誰かには何らかの非があって、少なくとも自分にとってそれが誰かは明確なのだが、立場や状況がその追求を許さないため、一時的に飲み込む。 いずれも感情を自分の中に留める行為である。 「愛される」は、ネガティブな一方的受信の代表例となった我慢に対して、ポジティブな代表例だ。 「満足げにする」ことで、周りや相手が捧げてくる愛情や、それを示す愛情表現に対して、当然であるかのように受け取り、深くその全てを受け止めてやる。 「幸せに浸る」ことで、自分が愛されていることを噛み締め、満たされた気持ちになる。また、愛されている理由に納得し、これまでの自分の行いに対して正しさを感じる。 いずれも自己肯定感そのものに直結しており、自我の構成には不可欠である。 /*/ ここまでが一方的受信の例で、ここからが一方的発信の話になってくる。 「事務的伝達」とは、つまり「報告」と「連絡」だ。 「報告」は、定められた情報をしかるべき宛先に伝えること。その方法や手順、タイミングは、報告の内容と、宛先が定める規則に従う。 「連絡」は、自分の思うところや、伝えるべきと思った情報を、それにふさわしいと思った相手に対して送ること。また、その相手と応答を続けること。 相手のリアクションまでは含まない。 事務的伝達の後によく来るのは、「頼る」という方法である。 「相談」は、こんなことで悩んでいる、どうすればいいか判断に迷うといった、具体性のあるものから、そもそも悩みを具体性あるところまで持っていくためにはどうしたらよいかと、助言を求めて行うこと。または、話しながら自分の中で成立をつけたり、背中を押してもらいたかったり、ただ悩んでいること自体を聞いて欲しかったりして行う。 相談ではなく、もう「お願い」になることもある。 それは、話を聞いてくれ、またはこんなことをしてくれと、相手にお願いする行為である。 しばしば、お願いそのものと話題が同時進行で話しかけて進められる。 要求を出す発信が頼るという方法なら、「可愛がる」とは、その真逆で、相手のリアクションを求めない。 「愛でる」場合、これはいいなあ、いいものだなあと、ひたすらに自分の感情に埋没しながら、対象に相応しいと思った態度で、抱いた感情を表現する。 「夢中になる」と、他のことが気にならなくなるほど対象に集中してしまい、それまで考えていたことや、やろうとしていたことを全て投げ出してしまう。 いずれも、ひとしきり終わった後に相手の反応を改めて受け止め、次の行動に移るものである。可愛がるとは、相手に対する純粋な存在肯定なのだ。 この、可愛がるという相手への存在肯定と真逆に位置する態度が、「断絶」である。 「会話の打ち切り」は、その始まりだ。 話を切り上げ、それ以上続けさせないような態度を取ることである。離席、言葉を遮る、次の話題に無理やり移るといった手段がある。 これが進むと、「無視」、つまり相手の話を聞かず、また、その存在があたかもないかのように振る舞う行動になる。 相手を傷つけるか、相手に非を認めさせようとする行為であり、相手が自分を認めない限り、自分も相手を認めないという態度のことなのだ。 /*/ ここまで挙げた以外にもコミュニケーションは様々に存在する。 関係性の数だけ、個人の数だけコミュニケーションは細かく表現の内容が分かれていく。 コミュニケーションとはつまり、そのすべてが誰かと共に生きるための手段なのだ。 部品: 久藤睦月という人物の概要 久藤睦月(くどうむつき)。玄霧藩国の建国当初からの国民である。 主に大吏族として知られる他、外見が金髪ロングの女性風だった事で知られる(男性である)。元々はただ睦月という名前だった。 自信がなく、自分の能力を卑下しがちだが、やると決まった仕事をきっちりこなすことが出来るのは能力がある証であり、 特殊な能力や個性がないと言いつつも、その足跡は決して無個性なわけではない。 自分でそれに気づいていなかっただけだ。 近年はそれを克服しつつある様子。 部品: 久藤百佳との関係について 個人ACEとして久藤百佳という女性ととても親しい関係にある。 元々は同じWTGが頭上に開いていた間柄であったが、アイドレスで直接対面したのち、分化が進んだ。 宰相府でパイロットをしていた百佳さんの助けになるべく、猫妖精のコパイロット能力を身に付けた過去があるほか、 玄霧藩国のPCとしては珍しく、魔法系のアイドレス着用を避けている。 百佳さんとの再会を願い、それを信じてアイドレスで再び戦う事を選んだ。 部品: 環状線駅周辺施設の管理者 藩王玄霧より騎士に任じられ、玄霧藩国内にある共和国環状線の駅『大神殿前広場』および駅構内の自由市場の管理権限を持つ領主として働いている。 隣接する区画の管理者である摂政雅戌とは長い付き合いであり、管理対象の境界線についての合意を素早く形成し、そのルールの明示を積極的に行った (久藤睦月の管理範囲は大神殿前広場と駅構内であり、階川雅成の管理範囲は駅前の商業施設と大神殿そのものの関連施設であるため、両者には明確な線引きがある) 環状線区画にも自身の領地を持ち、一人で住むにはやや広い家で暮らしている。 部品: T20からこれまでの歩み 久藤睦月のT22開始までの歩みを以下にまとめる。 T21においてはあご氏とイズミ氏に師事、彼等の収めた一部の技術やあはき師、うどん職人といった職業のスキルを習得させて頂いた。 迷宮競技会時点では訓練により製図技能を得て、麺職人としての日々の中で麺棒闘法を習得した。 迷宮では麺棒闘法によっての近接戦闘も行い、白兵戦に関する経験を積むことができた。 又、迷宮では新たなる家族として猫士を一匹迎える事が出来た。 吏族以外の芸探しは着実に進んでいる。 部品: その他に得ていた技能(柔道整復術,実戦的な柔道技術) 今回、列記されている技能の他、T21までで柔道整復術、実戦的な柔道技術も会得していたが今回は使用しない。 特に柔道整復術とは、骨・筋肉・関節・靭帯などの運動器に発生する骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲などの損傷に対し、手術をしない「非観血的療法」で行う手技療法のことをいう。 部品: 名医・あはき師を経験 T21までは名医・あはき師としても活動していたが、T22ではうどん職人と大吏族に絞って活動する。 これはT22においては中・高物理域で使う医療アイテムが使えない可能性があるからである。 技能としては忘れていないため、復帰出来る時には復帰したいと考えている。 部品: 白の白への信仰 白の白、宰相を信仰することにした。 元は吏族として活発に活動していた際、宰相には非常にお世話になったからであり、又、宰相は百佳さんの上司でもあるからだ。 あくまでも信仰しているだけで盟約は結んでいない。 部品: おおよそ普通に森国人 玄霧の民とは、玄霧藩国に属する森国人の事を指す種族名である。 種族名と言っても、種として森国人から大きく分化した存在ではなく、単に文化的・特性的な個性を持つだけに留まる。 特に外見的特徴においては一般的な森国人そのものであり、他の森国国家の民と並んで立っている中で玄霧の民だけを見分けるというのは困難であろう。 つまり、総じて長身痩躯であり、耳が長く(付け根から先端までを数えて5cmくらいある)、衣類として革製品を日常的に使う。 長髪の傾向もあるが、制限がかけられているわけではないので、短髪のものも奇抜な髪型に整えるものもいるし、それが問題視される事はない。 衣類や体型についても同様の事が言え、全体の傾向があったとしても例外がないわけではないし、例外が許されないわけでもない。 なお、瞳および髪色は紫から茶色から金色から灰色まで多種多様であり、ここに遺伝的特性はあまり感じられない。 部品: 共和国民および玄霧藩国民としての権利と義務を持つ 玄霧藩国に所属し、国籍を得ている場合、それは同時ににゃんにゃん共和国の民である事も意味し、陣営および藩国のルールの適用対象になる。 これは法的な制限を受けるというだけでなく、人としての権利を守られていること、陣営や国が定めた保護を受ける資格を持っているという事も意味する。 共に和すから共和制。他者と手を取り合い助け合うのが共和国の大原則であり、玄霧藩国においてのそれは、朋友を助け支え続けてきた歴史と文化を守るという事でもある。 特に国民の愛国心が飛びぬけて高い国というわけではないが、玄霧藩国がいろんな人を助けてきたことを、国民達は誇りに思っている。 助ける、という姿勢が若干上から目線気味なのは悪癖かもしれない。 部品: 長命化と森国木への変質を経て T20~21頃、魔法理論の異常に端を発するとみられる魔力の異常増殖が発生し、 それに伴って森国人の平均寿命が異常に長くなるという現象が見られた。 病気やケガによる死傷は普通に負うものの、老衰による死亡が起きなかったのである。また、出生率も大きく低下し、一時期は30年間ほぼ子供が生まれていない状況ですらあった。 また、『理想的な夢』を現実かのように体験できるほどの幻影技術が蔓延し、これをより効率よく受けるために身体を樹木化させる国民が多数発生した。 樹木として生きれば人間として生きるよりも生きるのにかかる苦労が少なく、かつ『理想的な夢』を低コストで見る事ができたためである。 この事態は魔法理論の健全化と信仰対象としての神の明確化、および神への信仰を集めた影響力で国民の魔法耐性が上がる事で解消されたが、 人間生活を長らく放棄し、社会基盤が失われきった玄霧藩国は、国としての物質文明を一度全て失ったのに近い。 この大きな失敗から学ぶことが出来なければ、玄霧藩国の民に未来はなかった。 これによる傾向の変化として、魔法の濫用(むやみやたらな使用)や何でも魔法で解決しようとする性向については大きく抑えられ、限られた能力の中でどう暮らし、どう周囲と協力していくかを学び取る文化が芽生えつつある。 部品: 魔法の素質と盟約の魔法 森国人に共通する特徴として、玄霧藩国の民も生来の魔法適性が高い水準にある。 神(やオーマの長など)との間に結んだ盟約によって魔法を運用する事ができる。 この時、実際に魔法を発動させるのは盟約を結んだ信仰対象であり、魔法使いと呼ばれる存在も、魔法を自分で発動させることができるわけではない。 ただ、魔力を体内に貯めて必要なときに使ったり、魔法の使い所を見極めたり、発動させてもらった魔法を適切に運用する事ができるというのは立派な技能であり、 玄霧の民はそういった観点において魔法を扱うのに向いた傾向を持つ。 もちろん、扱えるのは盟約を結んだ存在のありように沿った魔法系統だけであるので、魔法使い個人が魔法で何でもできるという事はもうない。 例えば、火の神を信仰し、火の神と盟約を結んだ民はもう、治療の魔法も空飛ぶ魔法の馬も使う事はできず、しかし火にまつわる系統の魔法(火の魔法によって灯りをつけたり、火炎の魔法によって外敵に対処したり)を扱う事はできる。 部品: 瞑想通信という技術とその使用制限 森国人全般が持つ技術として『瞑想通信』というものがあり、魔法樹を介して魔法的ネットワークを構築する能力を保有する。 ただしこの技術については、適切に運用するための技術整備が行われて共有されなければ使用ができない。 部品: 魔法で何でもは出来ない 盟約が結ばれる前のように誰もが魔法を使えて当たり前だった時代ほどではないが、それでも信仰対象と盟約を結んで魔法を扱えるようになる国民の割合は高い。 魔法を使える人間が多いのであれば、自然とその魔法は国民生活に根付いたものになっていき、魔法を使える人間がいる事が前提になった生活環境というのが生まれてくる。 『空を飛ぶことのできる魔法の馬』を扱う事ができる者(ペガサスを信仰して盟約を結んだ民)がいれば、空を飛ぶ馬が飛ぶ環境を整える必要があるし、 急いで移動したいときに魔法の馬に同乗させてもらう事もあるだろう。 一人が出来る事が限られているということは、他者と協力して得意な事で補い合えるということであり、 一人で何でもやらないという事は、人と関わり続け、社会を形成し続けるということである。 もちろん、強い魔法を日常生活の中で使おうとしても(信仰対象が濫用を許さない事もあるだろうし)、効果がコストや求める結果に見合わないであろうから、 魔法を使わなくてもよい状況であれば、可能な限り魔法を使わずに済ませるのが大事ではある。 部品: 魔法の適性が低いものも魔法のある国で暮らす 玄霧藩国民に魔法適性が高い傾向があるといっても、あくまで傾向であって個人差は存在するので、中には魔法の盟約を結べない個人や、盟約を結んでも上手く運用できない個人はいるし、 そういった個人または集団でも問題なく暮らしていける環境である事が、魔法を扱う国としての玄霧藩国が求めるべき姿である。 魔法理論の健全化によって盟約なき魔法が使えなくなった事は、この大きな後押しとなっており、魔法ではなく自らの手足や道具を使って生活を成り立たせて行ける環境が広く整備されたことで、 結果として魔法を全く使えない者でも暮らしやすい国が近づいたと言える。 もちろん、魔法を使える素質がある方が有利だという側面は存在するが、人間、足が速い子もいれば頭の良い子もいるし、手先の器用な子もいるのである。 魔法の素質が全てと呼べるほど、人間は単純ではないだろう。 部品: 力は強くないが身軽 身体能力という意味では、玄霧の民を含む森国人は余り優れた種族ではない。特に体格・筋力の育ちはあまり良い方ではなく、南国系やはてない国系の民と比較するとひよわと見られる事もある。 とはいえ、長身ではあるし、基礎体力面において大きく劣るわけではなく、 とりわけ敏捷性においては、秀でた才を持つ者が(全種族の統計分布と比較して)多めに現れる傾向がある。 木々に囲まれ山も谷もある国土で幼少期から過ごすので、足腰が鍛えられているからかもしれない。 部品: こだわり派であるということは納得がいるということ 何をするにつけ、自分の納得のいくまでやってみる、という職人肌のこだわり派が多め。 魔法も医療も料理も農業も、それぞれ専門化が長じやすい傾向があり、このタイプが経済に無頓着な方である。 ただ、こだわるという事は倫理や法律という壁とぶつかりやすいという事でもあるため、 それらのルールがなぜ必要で、なぜ守られなければならないのかの説明を詳しく求める事が多い。 損得よりも納得を優先させるのがこだわり派の傾向であるので、理由に納得ができればルールはちゃんと守る。 納得できない時は納得がいくまでしっかり話せばよいのだし、納得を求める人間たちに囲まれて育った者は、正しく伝わる説明の必要性をよく理解している。 部品: 理解を喜びとするために 森国の伝統として、知識を蓄える事がよろずの助けになると信じている側面があり、 広く知識を得て物事を理解していくことに喜びを見出している。 頭の回転が特別に速いかというとそこまでではないのだが、豊富な知識が問題解決の案を導き出す助けになる事は多い。 機械に触れることが少なく、データベースによる知識の検索・閲覧という文化に接することがないからこその特質と言えるかもしれない。 もちろん、理解の喜びを優先させすぎればやはり倫理や法の壁にぶつかるので、 喜びを喜びのままで享受するために、守るべき規範の在り方とその理由を学ぶことになるのである。 「なぜそのルールが存在するのか」「そのルールを守ることにどういった目的と益があるのか」を知るのもまた、楽しい事ではあるのだ。 部品: 居住環境と生活圏 玄霧の民は、木々の生い茂る土地で暮らしている。 自然の強い環境なので近代化の波はあまり激しく訪れているわけではなく、森を大事にする文化もあって、 木々を切り開いて広い土地を作る、と言った事はあまり行われないが、環状線の通っている箇所を含めた都市部は (藩国再建時に森林の生育をあまり行わなかった場所であるため)開けた土地として成立している。 住居としては木造のものや、木の洞に居住設備を設置した『木の中の家』が中心であるが、石造や鉄筋コンクリートの建物も全くないわけではない(水道は整備されているし、電気も引くことは可能である)。 地形的に大きな居住区を設置する事は難しいことから、小さな集落(5~15家族)を基本単位として各地に点在しており、 それらに隣接するように商業施設が大小さまざまに作られている。 国土に細かく網の目のように広がった国民の住環境を繋いでいるのは、舗装された(石畳の)道路であったり、空を飛ぶ魔法の馬であったりする。 道路があるにしても、国土のかなりの部分が森林におおわれている事から移動にかかる制限は大きく、 生活圏は魔法の馬(マジカルポニー)が利用できれば広く、そうでなければ狭くなる。 部品: 経済との触れ方と流通好き 生活圏が狭い事もあり、自給自足に近い経済サイクルが身近なものとして知られている。 よって農作業に関わる者が多く、空陸を走る馬車による幹線輸送とそれによる物資の流通がなければ、 商売というものを知らずに終わるものもいるかもしれない。 それもあってか、経済観念については個人個人の落差が激しく、無頓着なものと情熱的なものの両極端な傾向にある。 経済に明るい者は「物と金が巡るのを見るのが好き」というタイプが多い。流通好きなのである。 部品: 食には興味があります 総じて、美味しい食事を愛する。 藩王玄霧が料理を好む事もあってか、美味しいご飯を作り出すことへの情熱が強い者が多数見受けられ、 美食に繋がる食材の生育、調理技術の研鑽、レシピの公開などがそれぞれ盛んにおこなわれている。 近年においては特にうどんを愛する者が増加傾向にあるという。 もちろん、倫理や法律に反する料理は認められない。 部品: 自分語りが好き 特に脈絡なく、自分や自分に起きた出来事についての話を他人に語りたがる傾向がある。 人口密集地が少なく、他人とのコミュニケーション機会がさほど多くないことから、うまい話題をあまり選べないのだと考えられるが、 大抵の場合、全く関係のない話の最中にいきなり自分語りを聞かされても反応に困るものであり、話がこじれやすく喧嘩の原因になりがち。 とはいえ、繰り返し何度もやっていれば、自分についての説明が上手くなっていくものである。 自分についてだけでなく、自分の好きなもの、好きなことについての説明が上手くなっていくようになると、友達は増えやすい。 嫌いなものについて語る事が上手くなると、友達は減っていく。 部品: 尚書省への出仕 各藩国から吏族は尚書省へ出仕することになるが、吏族の出仕先は大きく分けて三部門に別れていた。 それぞれ工部省、紋章省、財務省という。後に兵部省(参謀)より分かれて運輸省が設立されている。 また、出仕中は所属国に何があったとしてもその身分は保証される。 部品: 工部事務 工部事務とは、申請物の整合性のチェック、新規事業などの審査などを担当する部門での事務作業のことである。 部品: 紋章事務 紋章事務とは、いわゆる戸籍や資格、所有権などの国民に関する管理などを担当する部門での事務作業のことである。 部品: 財務事務 財務事務とは、各藩国の財務状況の管理を担当する部門での事務作業のことである。資金、燃料、資源、生物資源等から、生産されたI=Dまであらゆる資産に関する業務がここで行われていた。 部品: 運輸事務 兵部事務(参謀)から分化した、輜重分野(運輸計画等)を計画立案する部門での事務作業のことである。主に運輸計画等の運用をに携わる。 部品: 出仕者の作業 出仕者は主に高位吏族の立案したチェック作業を分担して遂行することが求められる。 これらの作業には作業広報、進捗報告、クロスチェックなどの業務が含まれる。 部品: 吏族試験 吏族は共通試験を受け、高位吏族による採点を受けた結果、内容により資格を得ることができる。場合によっては高位吏族に抜擢されることもある。受験については年齢制限はなく、その能力によって評価されるものである。 部品: 藩国における役割 藩国において吏族は政治を動かす官僚的な役割を果たしている。尚書省の定めに準拠した様式を整えたり、収支記録を正しくつけたりすることは吏族の仕事である。 部品: 起家・栄達 これまでの作業の結果、十分な実力を認められたものは天戸吏族として起家することができる。 また、一定水準以上の実力を認められたものは尚書の推薦により高位吏族へ栄達することもある。 部品: 功労に対する対価 尚書省内で特に功績があった者は特別に栄達を行うことがあり、特別作業参加者には働いた時間に応じて給与が払われる。 藩国内での業務については藩国が労うこと。 部品: 不正に対する罰則について また、不正を行った者についっては、吏族の地位の剥奪、階級の降格、制裁金を課せられる場合がある。 藩国内業務での不正については藩国内の法によって裁かれるが、その影響により尚書省より照会があった際には藩国に罰則が課せれることもある。 部品: 報告と連絡と相談 基本的に業務は報告と連絡と相談が重要である。作業の報告、関連の部署及び人への連絡、上司への相談は必ず行うべきだ。これを行っている限りにおいては責任は上司が取ることになる。 部品: 吏族の流用実績 [大吏族] [市司] [暁の円卓藩国の戸籍と税制] また、それ以外においては次のアイドレスにより流用されている。 [八守時緒(T20貴金属)] [出仕経歴] ([乃亜・クラウ・オコーネル(T20版)]内) [八守時緒(T20鍋職人)] [にゃんこ吏族育成組織紅葉国部] [職業]([矢神サク(T20用)]内) [桂林怜夜] [事務処理系能力]([結城由羅_文官モード(T20)]内) [装備職業アイドレス]([小鳥遊敦]内) [ユーラ] [竜宮・司・ヒメリアス・ドラグゥーン(中物理気味)] [吏族としての阪明日見] [職業(GENZ)] [冴月] [よんた(PCファンタジー)] [近衛カケル] [神室の政治能力(T20)] [竜宮・司・ヒメリアス・ドラグゥーン(低物理ぎみ)] [花陵ふみ] [吏族5級]([クレール]内) 部品: 吏族3級以上資格を有すること 大吏族は吏族階級3級以上でなければ着用することができない。 これは吏族試験を経由する、起家・栄達、特別栄達の種別に関わらず着用資格を満たす。 部品: チェックリーダー権限 大吏族はチェック作業を行う際に、リーダーとして活動する権限が与えられる。 これは藩国における作業や職業においても作業グループ単位のリーダーに当たる役職につくことができる。 部品: チェック作業の奏上権 尚書省では大吏族は新たなチェック作業を考案した場合それを奏上する権限を持つ。 もちろん奏上する権利なので、その奏上された内容は尚書や宰相に吟味され実施するかの判断を仰ぐことになる。 部品: 吏族としての実績またはそれに相当する技能の証明 大吏族は相応の期間の業務実績を積み、尚書及び宰相による起家、栄達申請を受けるか、またはそれに相当するだけの試験実績を残し、尚書により認められた者だけがなることができる。 よって、それだけの業務をこなすだけの技量を備えているものと認められる。 また、この職業を着用している場合、高位吏族として扱われることができる。その時の身分は尚書省が証するため、確実な身分証明として機能する。 部品: 自衛のために習得が義務付けられる射撃行為 大吏族ともなればそのチェック作業で敵を作り狙われる可能性はある。そのため大吏族は射撃ぐらいは行えなければならないのだ。 部品: 尚書省での射撃訓練 尚書省で伝えられる射撃訓練にて、理にかなった射撃姿勢や衝撃の逃し方を身につけることができる。 あくまで射撃は生き延びるための手段である。 部品: 生き延びるための防御法 チェック作業を完遂しなければならない以上、いかなる場合でも生き延びなければならない。 そのために大吏族は自らの身を守るための防御法を学ぶのである。 部品: 大吏族の流用実績について 大吏族の流用実績は自国の以下のアイドレスに流用されている。 [職業(T20神奈版)]([工部尚書で暁の円卓摂政、風杜神奈]内) また、それ以外においては次のアイドレスにより流用されている。 [吏族出仕三級]([事務作業特化型瀬戸口まつり]内) 部品: 吏族としての実績と能力 吏族としての実績と能力 吏族としての出仕歴が多い他、公共事業としての吏族作業に従事する事が多く、吏族資格の位は高い。 大吏族としての活動が認められている数少ない人物の一人であり、尚書の補助や国内・領内の業務管理など、その仕事は幅広い。 部品: うどん職人とは何か うどん職人とは、うどんを作る職人のことである。 何年うどんを作っているからうどん職人だ、というものではなく、ひとにおいしいと言ってもらえるうどんを作れるようになったところで、初めて自分からうどん職人と名乗れるのだ。 部品: 手打ちの麺作り 小麦粉と水と塩を、練って、寝かせて、踏む。 この踏むという工程が重要であり、よく踏むことによって、手打ちうどん最大の特徴であるコシを出すことができる。 出来上がった生地を麺棒で平たく伸ばし、重ねて折りたたみ、包丁で切ると麺が完成する。 部品: 季節に合わせた微調整 生地は季節や天気によってだれたり硬くなったりするので、水と塩の量を調整する必要がある。 しかし、これに決まったレシピがあるわけではない。感覚で学ぶものなのだ。 職人になっても毎日が修行と言える。 部品: 麺つゆ作り つゆはカツオや昆布、いりこの煮出汁に、醤油と砂糖、みりんから作る。 そうやって出来た麺つゆは、薄めてたっぷりかけたり、濃いままのつゆをちょっとかけたり、天ぷらのつゆにしたりといろいろな使い方がある。 部品: 衛生管理 食料を扱うので、食中毒や異物の混入を避けるために、手指や衣服の消毒を徹底している。 また、清掃や消毒を定期的に行い、調理設備を衛生的に保っている。 部品: うどん職人になった理由 うどんが好き。おいしいうどんが食べたい。いっそ作りたい。みんなに食べてもらいたい。 その気持ちでうどんを作り始め、気がついたらうどん職人を目指していた。 部品: 弟子入り 一から独学で、という手ももちろんある。が、しかし、誰かに師事し、その技術を継承することも大事だ。 自分だけでは気づけないこともたくさんある。そんなとき、師匠がいるのはとても心強いものだ。 部品: 下積み時代 まずは接客や雑用などをすることになるが、どんなメニューがあってどれが人気なのか、サイドメニューはどうなのか、どんな道具を使って、どういう流れで調理をするのかなど、色々知ることができる。この時期に覚えた情報は後々も役に立つ。 部品: 見て覚える、技を盗む 師匠に教えてもらうだけでなく、どんなことをしているのか、どうしたらいいのかを自分で見て覚え、その技を盗み、自分のものにする。 部品: とにかくうどんを打つ うどんの作り方を覚えたら、毎日とにかく打つ。 季節や天気で塩や水の量がかわることや、小麦粉によっても味が全然違うことなどを実践で覚えていく。 部品: うどんへの理解を深める うどんの成り立ちやその歴史、文化などのほか、様々な地域の食べ方やうどんを使った調理法、どうしてコシが出るのかなど、うどんを作る以外のことを知る。 新しいメニューを考えるときなど、きっとなにかの役に立つ。 部品: 麺切り包丁 うどんやそばを切るための専用包丁。 延ばした生地を折り重ねて切り、長い麺にするため、麺切り包丁は刃渡りが長く、柄の下まで刃が伸びた特殊な形をしている。 部品: 麺棒 麺の生地を延ばすために利用される、木でできた細長い棒。太さは均一。 長さと太さは様々で、自分の用いやすいものを使うのが一般的。 部品: その他の調理器具 調理器具の基本である普通の包丁やまな板はもちろん、計量カップ、おたま、麺を茹でるための大きな鍋など、いろいろな調理器具も用意している。 部品: 製図の概要・意義 製図とは読んで字のごとく図面を制作する技術のことである。 あらゆる物は図面を引かなければ制作する事は出来ないがゆえ、重要な技術であり、 手書きや機械による作図の違いはあれど、熟練には長い年月を要する技術である。 又、製図には機械・電気・建築・土木・地図などの種類があり、 各種別ごとに個別の規格が制定されている場合もあるが、本項においては基本となる規格について記述する。 部品: 製図における図面の定義 図面の目的は図面使用者に要求事項を正確に伝達することである。 その為、必要とされる情報を確実に含み、明確でかつ理解しやすいように表現しなくてはならない。 又、図面の複写や保存、後日の検索や利用が確実に出来る内容と様式を備えたものでなくてはならない。 部品: 図面の大きさ及び様式 図面の大きさはA0横~A4横を使用する。A4のみ縦も可。 図面には必ず輪郭(図面の作図領域を表す線)、 表題欄(図番や件名、作図・変更年月日、尺度、管理番号などの管理情報) 中心マーク(図面の中心を表し、用紙の4辺に設ける)が必要となる。 部品: 製図に用いられる線と文字について 図面は線と文字によって表されるものである。 まず製図に用いられる線はその形・太さ・用途によって分類することが出来る。 形による分類では「実線」「破線」「一点鎖線」「二点鎖線」の4種類がある。 又、太い線と細い線の二種類の線を使用する。 次に線は用途によって外形線、かくれ線、中心線、寸法線、引出線、寸法補助線、ハッチング 破断線、想像線などがあり、これらは線の種類と太さを使い分けて表現される。 次に製図用の文字だが、太細をつけたり、はねたりしないで、太さを揃えて少し太めに書く。 数字などは右傾させて書く場合もあり、明確に紛らわしくないように書く必要がある。 部品: 尺度と寸法(製図) 図形は実物に対していろいろな大きさでかかれる。 この図形の実際の品物や物に対する大きさを尺度という。 尺度は現尺(1/1)、縮尺(1/2や1/4など)、倍尺(2倍や4倍など)に大別され、使用出来る尺度は規格によって定められている。 又、図形は寸法が記入されてはじめて、対象の形状・大きさが正確にわかる。 又、機械・建築・電気製図等にあっては制作する品物の精度・加工・順序などが分かるように記入しなければならない。 又、寸法は尺度に関係なく、実寸法で記入する。 部品: 平面図形 コンパスや定規などを使って図形を幾何学的に正確に書き表す方法を用器画法という。 用器画法を用いると角の等分、正多角形の作図、円すい曲線(だ円、放物線、双曲線)、歯形曲線、 三角関数曲線などを作図することが出来る。 部品: テクニカルイラストレーション 工業製品などの正投影図を参考にして、製品の構造や機能を分かり易く描いた立体図をテクニカルイラストレーションという。 これは製品を立体的に絵として表現でき、その製品の形態・機能を理解しやすいので、パンフレットなどの説明図によく使われる。 部品: 投影法 投影法とは空間にある物体の位置や形を、平面上に正しく示す為の図法である。 投影法によってかかれた図面を投影図と言う。 投影法には大きく分けて平行投影法と中心投影法がある。 平行投影法では主に設計図等に用いられ、物体や線の大きさが距離に関係なく、一定である。 平行投影法で示される図面には正投影図、軸測投影図、斜投影図の三種類がある。 正投影図は対象、または視点を90°ずつ回転させて平行投影を行う投影法で、正投影図には第三角法と第一角法がある。 第三角法は正面図の左に左側面図、右に右側面図、上に平面図、下に下面図と配置し、第一角法はその逆に配置する。 軸測投影図は物体を斜めに置き、その頂点から見た投影法で、等角図、二等角図、不等角図がある。 等角図は互いに直角となる3軸が120度に交わって見えるように投影した図方で物体を斜め上から俯瞰するような図形になる。 二等角図は2軸の角度が等しく、不等角図は3軸共異なるものである。 斜投影図は正面図をかき、その45°ずらした位置で側面図をかき、もう一方の正面図と結ぶ投影法である。 斜投影図にはキャビネット法(奥行を1/2の尺度にする)とキャバリエ法(実際の尺度で書く)の二種類がある。 中心投影法は透視投影(透視図)ともいい、は3次元の物体を見たとおりに作図する為、 立体の形状や遠近感を表現する事が出来るので説明図に利用される。 しかし、実際の長さを示すことが出来ないという特徴がある。 部品: 手書き製図の概要 手書きで製図を行う場合は通常は製図用紙と製図板、各種定規類、筆記用具を用いる。 製図用紙には一般にトレース紙及びケント紙が用いられ、紙の大きさはA0~A4の大きさのものを用い、製図板にテープなどで固定して使う。 実務上、製図用紙や製図板、定規などの道具がない場合は方眼紙と適当な板にフリーハンドで作図する場合もある。 部品: 線をひく・円をかく 線をひく場合は同じ太さ・濃さで線にむらが出来ないようにひく。 コンパスで円や円弧をかく際には力が弱くなったり、力が不均一にならないように注意する必要がある。 又、破線・鎖線は短線の長さや間隔が均一になるようにかく。 各種の線が互いに接続したり、交差したり、重なったりする場合、正しくかくようにする。 部品: 定規の活用 直線をひく際にはT定規と三角定規を用いる。T定規と一定の三角定規を組み合わせると、15°ごとの線が引ける。 又、コンパスでかくことが出来ない曲線をかく場合は雲形定規を用いる。 又、よく使うサイズの円や四角形、三角形などを纏めた製図用のテンプレート定規を用いる場合もある。 部品: 鉛筆・ペンを使い分ける 製図用紙あるいは線の太さによって使用する鉛筆やペンを使い分ける必要がある。 鉛筆のしんは円すい型あるいはくさび形に削り、不要な用紙でならして使用する。 又、かいている最中に芯の尖りが変わらないように回しながらかく必要がある。 部品: 図面を汚さずに書く 製図に用いられるトレース紙は非常に汚れやすい為、鉛筆の粉や消しカスには良く留意する。 線や文字の一部を消してかき直す時は、消しゴムの他に、消し板や羽ぼうきなどを用いると良い。 部品: フリーハンドでかく 定規やコンパスなどの製図用具、又製図用紙などがない場合、フリーハンドで作図することもある。 その場合は後日に正式な図面に起こせるように寸法、物の形状や配置等を間違えないようにコメントを入れるなどして明確にしておく必要がある。 部品: 製図用機械を使った製図 製図用機械とはドラフターとも呼ばれ、T定規・三角定規・ものさし・分度器などの機能をそなえたもの。 手書き製図の延長上にあり、製図作業の効率を上げる為に使われる。 部品: CADによる製図 CADと呼ばれるコンピューターを使用して設計や製図を行う場合もある。 データ作成や設定などで時間はかかるが、図面作成が正確に行え、編集が容易である。 機械・建築・電気・地図など各種別に応じた専用CADを用いる場合もある。 部品: 麺棒闘法(護身術)の開発 麺棒闘法、それは玄霧藩国のうどん職人(弟子一号)久藤睦月が編み出した麺職人用の護身術である。 麺棒闘法の着想は二つの奇跡によって成し遂げられた。 一つは師である九条イズミ氏がある時に麺棒で凶悪な食い逃げ犯を撃退した事による。 一つは玄霧藩王の紳士格闘術におけるステッキ格闘術の存在である。 身近なもので自分の身を守り、店を守り、お客様(未来・現在問わず)を守る、その着想により開発は行われた。 一流の麺職人にとって麺棒は己が手足の如し、当に打ってつけの護身用具となるのだ。 部品: 麺棒闘法の習得制限 麺棒闘法は勿論のこと、麺棒を使う麺職人以外には習得出来ない。 麺棒を使いさえすれば良いのでうどん職人以外のラーメン職人や蕎麦職人なども習得が出来る。 部品: 不殺の心得(代金は頂きます) 麺棒闘法は麺棒を用いる以上、殺傷力は低い。 むしろ対象を無力化し、捕縛するのに適している。 そして捕縛した後きっちりと食べたものの金は徴収し、その後に官憲へ引き渡すのが麺棒闘法流である。 部品: 麺棒闘法に用いる麺棒の選び方 麺棒には多種多様な長さ・太さ・材質があるが、麺棒闘法では硬い樫の木を使った長さ90センチ程度の物を使う。 注意したいのは護身術に使った麺棒をそのまま麺打ちに使ってはいけないことだ。 きちんと洗浄・消毒して使わなければ食品衛生上宜しくないからだ、むしろ麺棒闘法専用の物を使うと良い。 最悪麺棒がない場合は相当する長さの棒でも良い。 重要なのは身近な物でお客様(未来・現在問わず)や自分達の身を守る事なのだ。 部品: 日頃の鍛錬 麺棒闘法は護身術である。麺棒闘法を身につけた者は毎朝仕込み前に攻撃と防御の型を練習しなければならない。 いつ何時食い逃げ犯や強盗が現れて店やお客様に危害を加えないとも限らない。 いつでも即応出来るように毎日型を反復する必要がある。 部品: 「麺」気合の掛け声 麺棒闘法では気合を込める為、敵を威嚇するため、力を込める為に掛け声を出す。 掛け声は腹に力を込めて裂帛の気合とともに「メーン!」と出す。 胴を打っても手を打っても「麺」である。武術に慣れている相手を惑わす意味もある。 部品: 半身に構える 麺棒闘法の基本的な構え。 相手に対して身体を斜めにすることにより被断面積を小さくし、首を振るだけで後ろの状況も把握出来る。 部品: 間合いを図る 麺棒は徒手や短刀よりも間合いが広い、 適切な間合いを把握することで反撃の機会を与えずに攻撃を行う事が出来る。 部品: 麺棒水月突 麺棒の細さと長さを利用して相対した敵の鳩尾を突く。 相手が向かってくる場合は相手の体重をも利用して突く為、シンプルだが一撃必倒の威力を持つ。 部品: 麺棒巻き落とし打ち 麺棒で相手の攻撃の起点となる腕や足、 長物であれば武器そのものを円の動きで巻き付けるように払って、しかる後に打撃を加える。 部品: 麺棒乱舞 麺棒闘法における制圧攻撃。 麺棒の両端をそれぞれの手で持ち、前進しながら上段より振り下ろす。 前進する度に自然と持ち手を入れ替える事で連続攻撃を可能とする。 狙うのは対象の武器を持った方の肩で不必要に頭部は狙わない。 部品: 攻撃をいなす 麺棒による防御で重要なのは麺棒は木材なので攻撃をまともに麺棒で受けてしまえば折れたり、切れたりしてしまう事である。 その為、敵の攻撃をいなし、逸らす事に重点を置く必要がある。 部品: 武器・手・足を払う 相手の攻撃に合わせて持ち手を打ったり、足を打って動きを制したり、 あるいは武器そのものをすくいあげたりして相手の攻撃を無力化する。 部品: 麺棒を投げる 麺棒闘法の裏技、麺棒投げにより白兵距離外の敵へも対応が出来る。 基本は槍投げの要領である。注意したいのは麺棒を投げてしまうと以降の攻撃が出来ない事だ。 まさに禁じ手である。 部品: 狙いを付ける 麺棒闘法にとって投擲とは自分の武器を手放す事であり、一歩間違えれば自殺行為である。 決して外す事は出来ない、対象に正確に狙いを付ける必要がある。 部品: 全身のバネを利用する。 麺棒を投げる際に重要なのは腕力ではなく、身体のバネである。 麺職人として麺打ちで鍛え上げた筋肉をしなやかに使い、投擲する必要がある。 部品: かくれんぼ上手とは かくれんぼ上手とはかくれんぼの技術が高いものことをいう。幼少期からかくれんぼを遊ぶ中で、遊びながらも技術の向上を胸におき、試行錯誤を繰り返した結果かくれんぼ上手となる。 かくれんぼ上手になるために必要なのは素早く正確かつ冷静な判断と行動である。 判断が遅ければ行動も遅れ刻一刻と変化する状況についていけず取り残されるであろうし、間違った判断を下せば行動は思いもよらぬ結果を生むだろう。また、冷静さを失えば判断や行動そのものも危うくなる。 何度も何千度もこれらの判断と行動を繰り返し、素早く正確かつ冷静な判断と行動を行えるようになったものがかくれんぼを制する。 大人になってからも大人げなく子どもに混じったり大人同士で本気のかくれんぼ遊びを繰り返した結果、身につくこともある。 部品: そもそもかくれんぼってなに? 「かくれんぼ」とは、主に子供向けの遊戯の一種である。 鬼になる人を決め、その者が一定時間視界を塞ぎ数を数える間に、鬼以外のものは鬼に見つからぬよう隠れる。 一定時間後、鬼は探索を開始し、鬼以外のものを探し出すといったルールが一般的である。 子どもの遊びのためその場の空気やメンバーで細かなルールは変わるが、一方が隠れ一方がそれを見つけるといったルールはおおむね共通する。 部品: 物陰にひそむ 隠れる側の基本は隠密である。 鬼の視界から外れる場所や見つけにくい場所の検討をつけ、潜む。 建物内はもちろん、遮蔽がある場所や視界が悪い場所なども有効である。 そして隠れる側になったとき、ただ単に逃げる、隠れるだけではなく「自分が鬼ならどう考え動くか?」といった思考も重要だ。 もし自分が相手の立場だったら、と考えることでより柔軟な思考が可能となり、思わぬ危険に気付くことがある。 部品: 音と気配のコントロール 人がいる音というのは存外目立つものである。 この音と気配を極力殺すために細心の注意を払う。 「抜き足・差し足・忍び足」で素早くかつ足音をなるべく立てずに移動する。 足をそっとつま先立ちをするように抜き上げ、差し入れるように静かに下ろし、人に気付かれないよう忍んで歩く。 膝とつま先と踵を意識するとやりやすい。 また、呼吸音や自分の体温による熱気など、自身と周囲の物や状況を観察、確認し、なるべく気配を殺し、音を立てぬように行動する。 部品: 誘導 より能動的な隠密として、誘導がある。 自分と離れた場所に目立つものを置いておく、どこから投げたかわからぬよう小石を投げる、わざと物音を立てるなどの行動により相手の注意をひいたり、逸らしたりする。 失敗すれば発見の確率は上がるが、うまくいけば相手の行動をコントロールできるだろう。 部品: 走って逃げる。走って捕まえる。 万が一見つかってしまった場合や、見つかりそうになったときにはその場所を捨て逃げることも有効である。 相手が複数である危険性や、動くことにより発見の確率が上がることなどは十分意識し、隠密か、逃走かその場に合わせた行動を行う。 自分が鬼の場合は逃走する相手のルートを想定し、追いかけ、捕まえる。 部品: 運 運も実力のうちである。 たまたま鬼がいない方向に進めた、たまたま鬼が明後日の方向を向いているときに移動できた、たまたま何気なく探した場に隠れている相手がいた。 実力が明らかに上の相手にもひょんなことから勝利する。いわゆる時の運であり、そんなこともある。 部品: 情報を集めるということ 何か行動を起こす前に必要なものとは情報である。 情報を元に予測を行い、それに基づきリスク管理と行動決定を行うことで、行動の成功率は段違いに上がる。 このとき情報は正確なものでなければならず、また物事のあらゆる側面から集めるのが好ましい。 そのため情報と一口に言えど種類は様々である。 情報収集力に長けた人物とは、求める情報に応じて情報源を絞り、効率よく正確な情報を集めることが出来る人のことを指す。 部品: 目的のものを探し出す メディアから情報を得る場合、まず求める情報に関連するそれらを探し、集める必要がある。 紙媒体なら図書館や本屋でかき集めて調べるのが最も良いかもしれないし、誰か個人の所有する本や書類、もしかしたら手紙が必要かもしれない。政府保管の書類にしか記されていないかもしれない。 データならネットワークにあるものかもしれないし、厳重なセキュリティの元記録媒体に保存されているかもしれない。 そういった求める情報が有りそうな場所への知識、それを手に入れるためのコネや手段があればあるほど、情報を手に入れやすい。 部品: 要点をかいつまむ 媒体に記録されていること全てが必要な情報とは限らない。迅速に情報を収集する為、要点を把握し、重要な箇所だけを詳細に確認する必要がある。 部品: 記録を写す 手に入れた文書等が持ち出せない場合、情報を正確に写す用意をしておく必要がある。メモや写真等方法は様々。 特に予め急いで写す必要があることがわかっている場合、情報収集時はそれなりの準備をもちろんしていく。 部品: 注意深い調査 現場を調べる場合、そこに存在する全ての物が情報となる。 一見してわかる情報の他、 非常に小さな手がかりが残されていたり、通常では見えない場所に情報が潜んでいることもある。 魔法や技術で隠蔽されているかもしれない。 また何気ない物や状態でも、論理的に考えれば矛盾を孕んでいる可能性がある。 五感全てを活用し、思考を働かせながら情報を獲得する事に励む。 部品: 危険性の考慮 何かの調査を行う場合、周囲や己の安全に気を配らなければ、思わぬ被害をこうむることがある。 毒性の植物だったり、人為的に仕掛けられた罠であったり、ぽっかり空いた穴だったり。 そういった危険に気を配り、手袋などの道具を効果的に使いながら調査を行う必要がある。 部品: そこに至るまでの経緯の考慮 出来事とは、目に見えているものだけがすべてではない。 そこに至るまでの経緯を手に入れた情報と知識を元に推測することによって、 更なる情報を得ることができたり、目の前の情報に惑わされず正しい情報を獲得することが出来る。 部品: 会話から得る情報 相手が知っている情報や知識を得るには、会話をして話してもらうのが最も簡単である。 相手の話しやすい雰囲気を作り、的確な質問で情報を引き出すテクニックは非常に有用だ。 また多くの人物から話を聞くことでより正確な情報を入手することが出来る。 部品: 表情や動作の観察 言葉よりも時に雄弁に表情や人の動作が情報を語ることもある。 会話をしながら相手の反応を伺い真実を探ったり、体の動かし方で相手の調子を確認したり、時には攻撃手段等を想定することが出来る。 部品: 外見への注目 相手の外見によって、相手自身のことや、相手が置かれている状況や今の状態を推測することが出来る。 服装、清潔感、怪我の跡や靴の泥等、注意深く見れば見る程、相手のパーソナリティがわかるのだ。 部品: 相手の力量を量る 咄嗟の行動や運動時の身のこなし、戦闘の動き等から、相手の戦闘時の力量を量ることは大切な技術だ。 それには武器や道具、魔法などの肉体以外の要素もすべてまとめて情報として活用する。 相手が自分より強いのか弱いのかを正確に把握することで、無駄な怪我を避けることが出来る。 そして相手の動きをよく知ることで対処を行うことが出来る。 相手の力量を量るにはそれなりの戦闘の知識が必要なこともある。 部品: 自身の活動跡について 自身が情報を集めていたことを誰かに知られたくない場合、自身が活動した痕跡を残さないことが重要だ。 その為には内密に行動したり、怪しまれないように自分の行動に注意を払ったり、 調べた場所の完璧な復元を行ったりする必要がある。 また逆に、自分が調査済みであることを他の誰かに知らせたい場合、あえて痕跡を残すこともある。 それを行うことで共に調査する味方の時間節約をしたり、敵対する相手の警戒心を焦り注意を惹きつけることが出来る。 部品: ダミーへの注意 入手した情報がすべて正しいとは限らない。誰かに作為的に用意された偽物(ダミー)の可能性もある。 そのため常に手に入れた情報に疑いを持ち、それにまつわるより多くの情報を入手して、 その情報が信頼できるかどうか判断するように心がける。
以下で登録予定 更新箇所は 来歴をT22版にしたのと、白の白への信仰の追加、玄霧の民をT22版に変更した所です。 更に更新、職業内装備をT21からの継続使用する旨を記載 更に更新、名医・あはき師を外しました。また一部の技能を圧縮して経歴の部品として格納しました。 またまた更新 行動指針を追加しました。RDは2増えましたが魔力消費は変わらず 大部品: 久藤睦月(T22) RD:113 評価値:11 -大部品: 久藤睦月の行動指針 RD:2 評価値:2 --部品: 玄霧の民として行動する(能力の活用) --部品: 独断専行は控える、仲間のために行動する。 -大部品: 久藤睦月の人物像 RD:5 評価値:4 --大部品: 日常生活 RD:2 評価値:2 ---部品: 習慣 ---部品: コミュニケーション --部品: 久藤睦月という人物の概要 --部品: 久藤百佳との関係について --部品: 環状線駅周辺施設の管理者 -大部品: 久藤睦月の来歴(T22) RD:3 評価値:3 --部品: T20からこれまでの歩み --部品: その他に得ていた技能(柔道整復術,実戦的な柔道技術) --部品: 名医・あはき師を経験 -部品: 白の白への信仰 -大部品: 玄霧の民(T22) RD:14 評価値:6 --部品: おおよそ普通に森国人 --部品: 共和国民および玄霧藩国民としての権利と義務を持つ --部品: 長命化と森国木への変質を経て --部品: 魔法の素質と盟約の魔法 --部品: 瞑想通信という技術とその使用制限 --部品: 魔法で何でもは出来ない --部品: 魔法の適性が低いものも魔法のある国で暮らす --部品: 力は強くないが身軽 --部品: こだわり派であるということは納得がいるということ --部品: 理解を喜びとするために --部品: 居住環境と生活圏 --部品: 経済との触れ方と流通好き --部品: 食には興味があります --部品: 自分語りが好き -大部品: 大吏族久藤睦月 RD:22 評価値:7 --大部品: 大吏族 RD:21 評価値:7 ---大部品: 吏族 RD:13 評価値:6 ----部品: 尚書省への出仕 ----部品: 工部事務 ----部品: 紋章事務 ----部品: 財務事務 ----部品: 運輸事務 ----部品: 出仕者の作業 ----部品: 吏族試験 ----部品: 藩国における役割 ----部品: 起家・栄達 ----部品: 功労に対する対価 ----部品: 不正に対する罰則について ----部品: 報告と連絡と相談 ----部品: 吏族の流用実績 ---大部品: 権限と義務 RD:4 評価値:3 ----部品: 吏族3級以上資格を有すること ----部品: チェックリーダー権限 ----部品: チェック作業の奏上権 ----部品: 吏族としての実績またはそれに相当する技能の証明 ---大部品: 自衛能力 RD:3 評価値:3 ----部品: 自衛のために習得が義務付けられる射撃行為 ----部品: 尚書省での射撃訓練 ----部品: 生き延びるための防御法 ---部品: 大吏族の流用実績について --部品: 吏族としての実績と能力 -大部品: うどん職人 RD:14 評価値:6 --部品: うどん職人とは何か --大部品: うどん職人の仕事内容 RD:4 評価値:3 ---部品: 手打ちの麺作り ---部品: 季節に合わせた微調整 ---部品: 麺つゆ作り ---部品: 衛生管理 --大部品: うどん職人の修行 RD:6 評価値:4 ---部品: うどん職人になった理由 ---部品: 弟子入り ---部品: 下積み時代 ---部品: 見て覚える、技を盗む ---部品: とにかくうどんを打つ ---部品: うどんへの理解を深める --大部品: うどんの調理道具 RD:3 評価値:3 ---部品: 麺切り包丁 ---部品: 麺棒 ---部品: その他の調理器具 -大部品: 製図 RD:16 評価値:6 --部品: 製図の概要・意義 --大部品: 製図の基礎 RD:15 評価値:6 ---大部品: 製図の規格 RD:4 評価値:3 ----部品: 製図における図面の定義 ----部品: 図面の大きさ及び様式 ----部品: 製図に用いられる線と文字について ----部品: 尺度と寸法(製図) ---大部品: 作図法(規格) RD:3 評価値:3 ----部品: 平面図形 ----部品: テクニカルイラストレーション ----部品: 投影法 ---大部品: 2種類の作図方法 RD:8 評価値:5 ----大部品: 手書きでの製図 RD:6 評価値:4 -----部品: 手書き製図の概要 -----部品: 線をひく・円をかく -----部品: 定規の活用 -----部品: 鉛筆・ペンを使い分ける -----部品: 図面を汚さずに書く -----部品: フリーハンドでかく ----大部品: 機械を使用した製図 RD:2 評価値:2 -----部品: 製図用機械を使った製図 -----部品: CADによる製図 -大部品: 麺棒闘法 RD:16 評価値:6 --大部品: 麺棒闘法の概要・成り立ち RD:4 評価値:3 ---部品: 麺棒闘法(護身術)の開発 ---部品: 麺棒闘法の習得制限 ---部品: 不殺の心得(代金は頂きます) ---部品: 麺棒闘法に用いる麺棒の選び方 --大部品: 麺棒闘法による白兵戦闘 RD:7 評価値:5 ---部品: 日頃の鍛錬 ---部品: 「麺」気合の掛け声 ---部品: 半身に構える ---部品: 間合いを図る ---部品: 麺棒水月突 ---部品: 麺棒巻き落とし打ち ---部品: 麺棒乱舞 --大部品: 麺棒闘法における白兵防御 RD:2 評価値:2 ---部品: 攻撃をいなす ---部品: 武器・手・足を払う --大部品: 麺棒闘法における近距離戦(投擲) RD:3 評価値:3 ---部品: 麺棒を投げる ---部品: 狙いを付ける ---部品: 全身のバネを利用する。 -大部品: かくれんぼ上手 RD:7 評価値:5 --部品: かくれんぼ上手とは --部品: そもそもかくれんぼってなに? --部品: 物陰にひそむ --部品: 音と気配のコントロール --部品: 誘導 --部品: 走って逃げる。走って捕まえる。 --部品: 運 -大部品: 情報収集能力 RD:13 評価値:6 --部品: 情報を集めるということ --大部品: メディアから RD:3 評価値:3 ---部品: 目的のものを探し出す ---部品: 要点をかいつまむ ---部品: 記録を写す --大部品: 現場や状況から RD:3 評価値:3 ---部品: 注意深い調査 ---部品: 危険性の考慮 ---部品: そこに至るまでの経緯の考慮 --大部品: 人や知的生物から RD:4 評価値:3 ---部品: 会話から得る情報 ---部品: 表情や動作の観察 ---部品: 外見への注目 ---部品: 相手の力量を量る --部品: 自身の活動跡について --部品: ダミーへの注意 部品: 玄霧の民として行動する(能力の活用) 久藤睦月は玄霧の民である。 吏族やうどん職人として活動する上で、あるいは独自に獲得している技能である製図による図面作成を行う上で 玄霧の民として元々持っている能力は非常に大きな助けとなっている。 特徴として玄霧の民は気になった事を追求して知を高め、技を磨き、又食にもこだわりのある民である。 こだわりを持ち、気になった事を追求する探求心・一つの事に集中できる集中力は吏族としても職人としても必須のものだ。 また麺棒闘法を使ううどん職人としては戦闘における身のこなしも重要だ、森の中で生活する玄霧の民は剛力はないが、身の軽さには定評がある。 蝶のように舞い、蜂のように刺す、とまでいくかは分からないが、戦闘で不自由することはないだろう。 又、玄霧の民は森国木や長命可などの問題からT21までの結果として広がってしまった魔法偏重の考えを改め、魔法に頼りすぎない生活を重視している。 うどん職人でもある久藤睦月は普通の人間としての温かみのある食事を人々に提供する事で人の形質の保全の一助になればと願っている。 またうどん職人であることは経済活動への参加も意味している。玄霧の民は経済活動にも適正がある。 こうした玄霧の民として持っている能力を十全に活用することを常に意識している。 部品: 独断専行は控える、仲間のために行動する。 久藤睦月は共和国民として共に和してより良い明日を作る事を念頭において行動している。 玄霧の民の特性として自分語りはするが、さりとて皆で共有できる話題や議論が出来るかどうかは別だが、 それでも共に和するためには会話をすることから始めなくてはいけない。 周りと会話してお互いに理解や納得を得られるようにしてから行動する。 独断専行はせず、愛する人や仲間と協調して行動する。 部品: 習慣 習慣には二種類ある。必要だから義務的に行うものと、自発的なものだ。 前者は「家事」「仕事」「ルールを守る」といった、生存するため、社会生活を送るために必要な習慣である。 後者は「趣味」「休暇」で、中間で揺れ動いているのが「社交」だ。 /*/ まず家事の説明から行こう。これは「家計」「料理」「ハウスキーピング」によって構成されている。 /*/ 「家計」は、「普段のやりくり」が主となる。 誰しもが、税の支払いや食料品、雑貨といった消耗品の購入、およびそれをするための金銭と時間を支払って、普段の生活を送っているからである。 自給自足で賄ったり、物々交換する文化の場合は、目的のものを手に入れるまでの時間的コストを支払っているものとみなす。 どういった形にせよ、収入相応の日常的支出は起こる。 収入が少なければ優先度の低い出費を諦めるか、または切り詰めるために安いものを探すし、多ければ経済を回し、豊かな生活を送るために、金の使いみちを工夫する。 一時的に足りなければ借り受けるし、その返済も行わなければならない。そうならないよう、普段から無理のない範囲で貯金したり、投資で増やしておくこともできる。 緊急で必要とされるだろう分、あるいは特定のタイミングで必要になってくるだろう分の積み立てや、そのための仕組みを利用するのだ。 /*/ 「料理」とは、自分、または家族の好みと、自分の知る限りでの栄養バランスに配慮し、コストパフォーマンスと安全の双方から見て買い集めた素材を用いて、時間を掛けすぎずに作れる、いつもの味の料理のことだ。 たまには失敗するし、手に入る素材も常に一定ではなく、料理自体、腕前によって出来不出来は出て来るものだ。 どのような形でも、生きている以上、何かを食べなければ生きられないし、どうせならおいしいものを食べたい。 出来合いのものを買って済ませることもあるし、プロの作ったものを食べて帰ったり、あるいはプロを雇うこともある。 /*/ 「ハウスキーピング」は、「ゴミ捨て」「清掃」「整理整頓」「補充」で出来ている。 /*/ 「ゴミ捨て」は、溜まったゴミを廃棄するか、公共の処理施設に回収してもらうため、所定の位置に出すことだ。 場所によっては捨てるゴミの種類に応じてコストが掛かる。また、捨てる際の作法にも夜間ゴミ出し禁止であったりネットをかけるといったローカルルールが存在する。 分別には気をつけて行おう。 「清掃」は、生活の中でついた汚れを払ったり拭ったり、溜まった埃を掃きまとめて捨てたり、曇っている箇所を磨いたりして、美観を整えることである。 「整理整頓」は、所定の場所に物を戻す、あるいは置き場所が定まっていないものに対して置き場を用意してやり、不要になった物は廃棄、売却、または譲渡して家の中から追い出すこと。 「補充」は、物品の消耗や破損、故障に対して、代替品を入手してくることである。 これらを始めとした、「住居の快適性」を維持するための要素の組み合わせて「ハウスキーピング」は成立している。 /*/ 「仕事」は、「業務」および、それを支える「労働と報酬」の原理によって回っている。 /*/ 「業務」は、就いている職業または身分に相応しい行動を送ることだ。 時間帯および行動の内容はそれぞれの状況に応じて異なる。 「労働と報酬」とは、契約に応じた報酬を、所定の労働と引き換えに得ることである。 支払いの形態、たとえば何を支給の対象とするか、どういった計算で支払いを計上するかは、それぞれが所属する藩国および組織の法と規則に従った上で、双方の合意を結んで定める。 判断能力を持たないものに関しては、利害関係のない第三者を立て、不当な搾取の起こらないよう、責任を持って公的機関がこれを監視する。 /*/ 「ルールを守る」とは、「法」と「ローカルルール」の把握、および遵守によって行われる。 /*/ 「法」とは、「所属陣営」「藩国」「自治体」という階層構造で発布・施行されている、強制力を伴った規則である。 「所属陣営の法律」は、藩国を超えて所属陣営全体に広がっている。 一国が敷くよりも守るべき必然性が非常に強いため、破った際の処罰が重く、強制力も高いことを普通は知っているため、これをよく注意して守ることになる。 「藩国の法律」とは、所属している藩国の法律のことだ。 ここの国民で居続けるためには守って欲しいルールですよという内容であり、国民全員に共有されていることが前提となる。 多くの民にとり、もっとも身近な法であり、藩国の強制力と順法意識とのバランス次第で程度の差は出るが、注意して守る。 「自治体の条例」は、上記2点の法よりも優先度は低いかもしれない。 判断が分かれるような細かい個別の事例に対して制定しているためで、危険だったり困る行為は、そもそも条例以前の段階で網羅されているからだ。 自治体が引っ越してきた際に周知することが義務付けられている。 独自の罰則が設けられているため、順法意識によって程度の差はあるがそれなりに守ろうとするだろう。 これらを守ろうとする中で、必然的に様々な手続きが発生し、日々の生活の中で細々とこなしていくことになる。 /*/ 「ローカルルール」とは、集団内の「しきたり」や「家庭内ルール」のことである。 /*/ 「しきたり」は、法的な根拠はないが、その集団に所属するためには守るべきであると所属者の大半が考えているルールだ。 不合理であり、守る必要はないと感じる場合もあるが、発端となった経緯を聞くことで分かる事情もある。 人によっては守らないし、それですぐさま大きな問題にはならなくとも、不和のもとになりうることは理解している。 「家庭内ルール」には関係に応じた種類があり、ここでは代表的なものを例として取り上げる。 まず、「親子の約束」だ。 社会的なルールを守らせるための約束であり、同じ生活空間で暮らして血の繋がりもあるが、別々の個人として互いを尊重しあうための約束でもある。 明文化されることは珍しく、しばしば口頭で結ばれるし、誤っている、非合理であるとの互いの主張によって見直しも入る。 破った際に罰則を設けるかどうかは家庭次第だろう。 次に、「夫婦の約束」である。 他人同士が一つの家族を作り上げるにあたって結んだ約束だ。 明文化されることは少なく、また、生活しているうちに暗黙の了解となって築き上げられる条項もある。 互いに確認しあい、守るためにはどのように工夫したらよいかを話し合うことで維持される。 /*/ 自発的な習慣の説明に移る。「趣味」と「休暇」だ。 /*/ 「趣味」は、要するに「やる必要はないがやりたい行動」だ。 「一人の時間」の中では、趣味に没頭し、自分の時間を持つことになるだろう。 集中を邪魔されると気分を害するので、家族は配慮することが求められるが、家族内のルールに従っていない場合は問題としてよい。 趣味を過ごすためには、「趣味の予算」も必要である。 コツコツと積み立てた時間的・金銭的・資材的な予算を用いて、思うがままに趣味を満喫するためのものである。 または、思うままに趣味が満喫出来ない不自由さまでを含めて、趣味の時間を満喫するためのものでもある。 中には「秘め事」だってあるだろう。 これは専用の空間で内緒のことをしている。何をするかって? それはここには書けないな。何故なら、人に教えられない事をするのが内緒のことだからだ。 誰にだって秘密にしておきたいことの一つや二つ、あるものだ。 隠すのは、反社会的な行いだからではなく、マニアックだったり恥ずかしかったりするので、人に知られるのが怖いからだとだけ書いておこう。 案外くだらなかったりする。 「空想」などは典型的な趣味の一つ。 そのものずばり、あれやこれやを空想する。現実的な事柄、現実には起こり得ない事柄を問わない。 現実的なものも、現実には社会的制約があって取っちゃいけない行動、現実的に取れるんだけれども勇気が無くて出来ない行動まで、実に様々。 空想は場所も時間も問わない。 /*/ 「休暇」は、つまり「何もしていない時間」で、「自由な時間」のことだ。 /*/ 「何もしていない時間」にも色々ある。 自分にとって意味があると思えない行動を取っている時、人の心は頭の中や感情を整理しているからである。 ただ寝転がっているだけであれ、ぷちぷちを延々と潰しているのであれ、何も考えず空を眺めているのであれ、目的がなければ、それは本人にとって何もしていない時間なのだ。 逆に「自由な時間」の条件はシンプルだ。 何をしなければいけない、何をやればいいだろう、そういった義務感や焦燥感から解き放たれた、自由な時間である。 それまで与えられていた方向性から解き放たれ、他人からも自分からも自由だということだ。 改めて同じことをやるのもいいし、何もやらないのもいいし、突拍子のない新しさに踏み出してもいい。 そんな素敵でポジティブな時間である。 /*/ 「社交」は、やりたいからやる場合と、やらざるを得ないからやる場合の間で大きく揺れ動いている。 /*/ 「一緒に遊ぼう」、「食事しよう」といった、何らかの行動を共有する事が、社交の主な要素となってくる。 関係性を深めるため、あるいは深めたという手続きが済んだとみなすために行うと、義務感が強くなる。 相手や自分を元気づけるため、何らかの区切りをつけるために行う場合は、自発性が強い。 /*/ ここでは「元気づけるため」「区切りをつけるため」にする社交の一例を挙げていく。 「そうではない感」があったら、相手に対し、義務的に行っているということである。 まず、一緒に何か遊ぼうと誘う。 これは普段からやっている場所や内容でもいいし、それらにこれまでにない新鮮さを求めてもよい。 気晴らしになる。 また、元気がない時は大体ご飯も美味しく食べられていない。 一人で食べさせるより、一緒にご飯を食べれば気分もまた変わってくる。 外で飲んだり美味いものを食べてもいいし、誰かの家でそうしてもいい。 元気づける時に限らず、区切りにはプレゼントやお小遣いを贈るのも良いだろう。 誰かの記念日であったり、贈りたい気持ちになった時、あるいは贈答品の習慣のある文化に組み込まれている場合、相手や関係に応じて見繕って、作ったり、買ってくるのだ。 お小遣いの場合は、理由をつけて奢るのでもいいし、自由になるお小遣いを、名目を見繕って渡し、使うための余暇まで新たに割り与えることが大事だ。 ご馳走もいい。 これは、家計と普段の手間暇から見て、大きくコストを割り増している食事のことだ。 いい素材を買い集め、普段食べないものを食べるだけでなく、見栄えや器、盛り方を工夫すれば普段の料理でもそれなりのご馳走になるし、手の込んだ料理をするだけでもよい。 外に赴く場合、雰囲気と味はより重要になってくる。 また、ご馳走まではいかずとも、普段は用意しないもう一品があると、特別感は与えられるだろう。 物だけでなく、言葉や行動によるねぎらいも大事だ。 お疲れ様、ありがとうから始まって、普段どこを頑張ってくれているかを具体的に挙げ、その働きを褒めることで、自己肯定感を与えられるだろう。 これは普段からやってもいい。 行動のねぎらいとは、つまり手伝いである。 本来その人が分担しているはずの仕事や役割を、その時だけは、手伝うか、または代行して全部やってしまうのも関係を深めるのによい。 社会の大半は分業によって成り立つ。しかし、同じ行動を、しかも自分がやり続けなければいけないという状況は、ひどく疲れてしまう。 念入りな掃除によって、普段の生活空間をピカピカに綺麗にして、装いも新たにしてあげると、相手の気分も変わるだろう。 これにより、今日は普段とはちょっと違う雰囲気だなと思わせることが出来る。 /*/ これらの他に、移動といった基本的な日常行動や、睡眠や排泄といった機構的必然のある行動もまた、広く習慣として含めることだろう。 たとえば移動には、まず、目的地が必要だ。 どこへ行くにしても、目的地を定めている場合はルートを決める必要がある。ゴールが決まっている以上、通らなければならないポイントが出てくるのである。 次に移動手段。 徒歩、公共交通機関、または私用・公用の乗り物、騎乗用動物など、それぞれの文化の日常で用いるに相応しい移動手段を使って行う。 寄り道もあるだろう。 これは、本来の目的から外れ、普段とは異なるルートを辿ること。または、そのルートそのものである。 気分転換になるし、新しい発見にもつながる。 そして定住者なら最終的には行って帰る。 生活の拠点である家から出発して、目的地に辿りつき、また家まで戻ってくる。中間地点を複数経るとしても、帰る場所が決まっている以上は、行って帰る。 放浪者であれば、 新たな地に辿りつくだろう。 定まった住居を持たない場合、移動したまま戻らず、別の地に行くことがある。 それがかつて居たことのある場所か、それとも全くの新天地かは問わない。 /*/ 知性体として内観を働かせることも、習慣と言える。 精神の内面においては、感情と思考の把握。 自分が何を感じているのか、感じたものの性質は何かを、衝動や言動、行いといった内外に現れている要素を観察して把握すること。 また、頭の中で考えていることを、具体的な文字やイメージに落とし込み、掘り下げる中で、より明らかな形にしていくことである。 外部との接点においては、身体と環境の把握。 体の各部位に感じている痛みや快調さから、それぞれの状態がどのようになっているのか、見た目以外からも判断し、これを理解すること。 自分が今何処にいて、それはどのような環境であり、どう対応するべきなのかを、都度感じ分け、また対処する中で理解を深めていくこと。 こうした内観の働きなくして、知性は知性たりえないのだから。 /*/ 他にも様々な習慣は存在する。それらはすべて、生きるために必要な行為なのである。 世界に存在する習慣の多様さはつまり、それだけ多様な生き方が存在しているという証左であるだろう。 部品: コミュニケーション 基本は、「話を聞く」「意見を述べる」の二つで出来ている。 前者は、相手が話したがっていると様子を察した時、または相手が話しかけて来た時、相槌や反応を挟みつつ、自分の中で理解を進めながら、相手の話を受け止めること。 後者は、相手と現在共通のものとして扱っている話題に関して、適宜タイミングを見て自分の考えや感情を表現すること。 /*/ 次は、そこにどのような「感情表現」が含まれるかを説明しよう。 ポジティブなものなら「喜ぶ」「愛しい」、ネガティブなものなら「悲しい」「怒り」などがある。これらを一つずつ紹介する。 /*/ 喜びは、主に「嬉しい」と「めでたい」で出来ている。 「嬉しい」とは、自分や、我がことのように感じられる誰かにとって喜ばしい出来事があった際、その喜びを感情表現することだ。 そして「めでたい」とは、自分や誰かにいいことがあった時、何らかの行動に出て、積極的に祝おうとすることで、喜びの感情に具体的な形を付けてあげる行為である。 愛しさに至っては様々な表現方法がある。 そのうちの一つ、「甘える」は、「わがまま」や「おねだり」で出来ている。 「わがまま」とは、相手との親密度に応じて、自分に許される範囲だと思っているわがままを言ってみたり、わがままな態度を取ってみたりすることだ。 「おねだり」とは、何らかの物品や行動を代償なく要求すること。それ自体が欲しいのではなく、普通は受け容れられないような無理を、自分のためだけに聞いてくれるのが嬉しくてやっている。 また、すべての感情がそうであるように、愛しさにも段階が多く存在し、それらは「スキンシップ」によって進めたり、推し量る事が出来る。 たとえば「握手」だ。これは、手と手を握り交わす挨拶習慣である。 もっとも外界に触れる部位である掌を通じてお互いの肌を許し合うことで、互いに交渉の余地ありと認め合うか、または、そのことを再確認している。 種族によってはもっとも外界に触れる部位が掌ではない場合もあり、その際には適切な部位を用いて行うだろう。 次に、「ハグ」。 立った状態、または座った状態で、相手と向き合って抱きしめあうこと。相手の体温と触感を感じて落ち着ける。 相手との関係性や、相手の状態によっては拒絶される。 「キス」だと段階を推し量るのが文化や関係によって大分異なるので、難しくなってくる。 これは口を相手の体のどこかに触れさせる行為だが、触れさせることを許す場所や、その多さによって親密度が異なってくるからだ。 「撫でる」ことは、同じ種族間だけでなく、たとえば人と動物のような関係でもよく見られる行動だ。 相手の頭や髪、毛、肌などを撫でて行う。 痛みを取り払うためにする撫でさすりとは、部位の時点で明確に違い、愛情表現のために用いられているのである。 「セックス」、つまり性交渉は、多くの場合、性愛に基づいて行われる、深いスキンシップとなるだろう。 他の多くのスキンシップを内包して行うが、その要諦は性的な快感を高めること、または性的な感覚の充足を得ることである。 その次にやってくる段階としては、「繁殖」だろう。 性的なコミュニケーションの結果、子孫を作る行いだ。相手との関係性次第では生物学的な不可能が存在して行えなかったりもする。 これらの他に、頬ずりであったり、体を擦り付けたり、膝の上に載せる、ただ手を握るなど、単純に段階で分けられなかったりするのがスキンシップの奥深さである。 相手をどれだけ深いプライベートな感覚で長く感じたいかで、親密度を測るというのが、一つの物差しになる。 /*/ 生きる以上、ネガティブな感情表現も避けられない。 代表的なものが「悲しみ」や「怒り」だ。 生きていて、悲しければ泣いたり苦しんだりする。 泣くとは涙を流すことである。 涙を流さず、表情は別の感情の形を取っていても、悲しみの表現として強く感情表現をしている場合、心は泣いているのである。 そして、苦しむ。 これは、自分ではどうにも出来ない、あるいはどうにも出来ないと感じてしまったことに対して、それでもどうにかしたい、どうにかできないかと、感情が納得しない状態のまま、もがくことだろう。 また、怒れば「八つ当たり」をしたり、「いつもより過度な態度」になったりもするだろう。 八つ当たりとは、物や人に対して、それらが悪いわけでもないのに、攻撃的な態度や行動を取ってしまうことである。 そうすることで、行き場のない感情に無理やり矛先を作って発散しているのだ。 いつもより過度な態度とは、荒々しくなったり、冷淡になったり、丁寧になったり、人によって表現する方向は違うが、いずれも普段より過度な態度に傾くことで、怒りを心の内側から行動や態度へと溢れさせている。 /*/ さて、コミュニケーションには基本があり、そこに感情表現が含まれるところまでを説明してきた。 では、具体的にどのような方法でコミュニケーションを取るかを、次に取り上げていく。 /*/ コミュニケーションには「双方向的なもの」と「一方向的なもの」の二種類がある。 双方向的なら、関係性を築くため、または関係性に相応しい態度を取るために、様々な方法が存在する。 「手探り」「砕けた感じで」「理性的に」「衝突」といった具合だ。 一方向的なら、「情報の単純処理」「要求の発信」、そして「受け身」である。 /*/ 双方向的なコミュニケーション方法から説明していこう。 「手探り」というのは、大体が共通の話題探しの意味である。 初対面、またはそれに等しい関係から段階を経て行うものだ。 お互いに今共有している出来事、たとえば天気に関する意見だったり、今置かれている状況への意見だったりから入る。 そこで意見の一致を見出しつつ、その感じ方や話題のつながりによって、どのような志向を持つ人物かをお互いに探り合いつつ、次第に会話の範囲を狭め、親密度を増していく。 そこである程度の関係性が築ければ、「砕けた感じで」態度が変わっていく。 手探りを経た後、関係性は「雑談」に移る。 相手が関心を示した事柄に水を向けてみたり、自分の関心がどこに向いているかを口にしてみるところから始まる。 特に結論を求めている訳ではなく、互いに対する関心と理解が深まればそれでいい。 また、「ジョーク」は、会話の中で雰囲気を和ませるために行う話術の一つである。 タブーを踏み越えると笑えないので、相手によってタブーを見分ける。 身内ネタほど身内の受けは取りやすいため、共通の話題を見出して、そこからネタを見つけて距離感を詰める。 これらを経てたどり着くのが「身内トーク」である。 おはようから始まってお休みやさよならで終わる、挨拶を含む普段のコミュニケーションだ。 どういった関係性の身内と認定されたかによって内容は異なるが、今日はどんなことをしたという報告や、くだらない話、何気ない話もすることで、時間と感情を共有する。 共有の積み重ねによる関係性の強化が目的である。 逆に、関係性の度合いとは関係なしに行われるのが、「理性的な」コミュニケーションとなる。 「会議」は、共通の議題を持ったグループの間で、共有するべき話題について、集まって相談することである。 たとえば家族の会議だと、普段の夕食なら適当でよくても、記念日なら意見を募らなければならなかったり、普段の土日なら思いつきで行動してもいいが、長い旅行先はみんなで行き先を決めると言った次第で、必要になってくる。 また、ポジティブな話題だけではなく、家庭の経済状況といった深刻な問題や、子供の性教育といった真剣な問題についても相談する。 どういったグループであれ、感情を踏まえた上で、理性的に結論を求めていくのが会議という方法だ。 「議論」は、会議の中でも用いられる、議題を設定し、意見を交わしあう行為である。 どういう論理に従っているかを、いかに明瞭に相手に伝えるかが大事である。 自分の理解と相手の理解を確認しつつ進めていき、互いに結論を持つところで終える。 終わる際、必ずしも同じ意見に落ち着かなくともよい。 理性的に話をすすめるには、「整理」も必要になってくるだろう。 自分や相手の話した内容や行動を客観的に整理することだ。 言葉や文字、図表など、アウトプットした形で行う。 その方法としては、時系列順に並べたり、準拠している論理に従って並びを入れ替えたり、不要な情報を省いたりする。 ここまでは最初から主体的に参加している場合がほとんどだろうが、途中から参加する場合もある。 「仲裁」が、その最たるものとなるだろう。 口論や喧嘩の仲裁を行うのである。 口論であれば話を聞いて整理する。喧嘩であれば、まずは割って入って冷静にさせる。 和解できれば最上だが、行きずりで再現性がなさそうだと判断したら、再発を避けるために引き離すだけでもよい。 ことのきっかけやいさかいの途中で犯罪ないしは規則違反が発生していたら、タイミングを見てしかるべきところに報告する必要も出てくるだろう。 仲裁が必要なように、コミュニケーションの中には、「口喧嘩」や「文句を言う」といった、「衝突」を引き起こすものもある。 「口喧嘩」であれば、自分の意見を通すため、あるいは害された自分の気分を表現するために、相手との衝突を避けず、口にすることだ。 無闇に我を通せばいいという訳ではなく、関係に応じた引き際というものがある。 喧嘩をするのが目的ではなく、意見に折り合いがついたり、相手が自分の気持ちを理解してくれたらよい。 「文句を言う」のは、相手に対して感じた、または以前に感じていた、相手が悪いと思った箇所、直すべきだと思った箇所、自分や他人を害したと感じた箇所を、理屈や感情を交えながら表現することだ。 口頭だけに収まらず、物理的な衝突にまで発展しなければ解消しない場合もある。 そこまでやっても、物別れに終わる、関係が破綻することもあるのだから、コミュニケーションはまったく難しい。 /*/ 次に「一方向的」なコミュニケーションの説明に移る。 これは、「洞察」や「受容」「我慢」「愛される」といった一方的な受信と、「事務的伝達」や「頼る」「可愛がる」といった一方的な発信とに分かれる。 例外が、コミュニケーション自体を拒否するサインの発信である「関係の断絶」だろう。 /*/ 「洞察」は、「相手の状態」と「コミュニケーションの流れ」を察することで行われる。 相手の感情や思考が今どのような状態であるかを、これまでに得た経験と知識に照らし合わせる形で、その態度や表情、発言内容から推察したり、相手の表現がまとまっていなくとも、何を伝えようとしているか、その素振りやこれまでに出てきた言葉の方向性から当たりを付けて、これを成立させる。 「受容」は、「受諾」と「容認」の二つで成り立っているだろう。 「受諾」とは頼まれごとを引き受けること。また、その際に示す明確なシグナルや言葉、文面での了承だ。 受諾自体には感情的な要素は挟まれない。 「容認」は、相手のありようや提案、お願いといった、自分に向けてくる感情や物事の流れを、それでよいとして認め、受け止めてやることである。 需要に対して「我慢」は感情的な要素が大きい。 「やむを得ない我慢」は、誰に非があるわけでもなく、ただ自分の運が悪かったり、平等にみんなの状況が悪いと納得して、感情の矛先がなく、受け止めざるを得ないものとして飲み込む。 「無理やりする我慢」は、誰かには何らかの非があって、少なくとも自分にとってそれが誰かは明確なのだが、立場や状況がその追求を許さないため、一時的に飲み込む。 いずれも感情を自分の中に留める行為である。 「愛される」は、ネガティブな一方的受信の代表例となった我慢に対して、ポジティブな代表例だ。 「満足げにする」ことで、周りや相手が捧げてくる愛情や、それを示す愛情表現に対して、当然であるかのように受け取り、深くその全てを受け止めてやる。 「幸せに浸る」ことで、自分が愛されていることを噛み締め、満たされた気持ちになる。また、愛されている理由に納得し、これまでの自分の行いに対して正しさを感じる。 いずれも自己肯定感そのものに直結しており、自我の構成には不可欠である。 /*/ ここまでが一方的受信の例で、ここからが一方的発信の話になってくる。 「事務的伝達」とは、つまり「報告」と「連絡」だ。 「報告」は、定められた情報をしかるべき宛先に伝えること。その方法や手順、タイミングは、報告の内容と、宛先が定める規則に従う。 「連絡」は、自分の思うところや、伝えるべきと思った情報を、それにふさわしいと思った相手に対して送ること。また、その相手と応答を続けること。 相手のリアクションまでは含まない。 事務的伝達の後によく来るのは、「頼る」という方法である。 「相談」は、こんなことで悩んでいる、どうすればいいか判断に迷うといった、具体性のあるものから、そもそも悩みを具体性あるところまで持っていくためにはどうしたらよいかと、助言を求めて行うこと。または、話しながら自分の中で成立をつけたり、背中を押してもらいたかったり、ただ悩んでいること自体を聞いて欲しかったりして行う。 相談ではなく、もう「お願い」になることもある。 それは、話を聞いてくれ、またはこんなことをしてくれと、相手にお願いする行為である。 しばしば、お願いそのものと話題が同時進行で話しかけて進められる。 要求を出す発信が頼るという方法なら、「可愛がる」とは、その真逆で、相手のリアクションを求めない。 「愛でる」場合、これはいいなあ、いいものだなあと、ひたすらに自分の感情に埋没しながら、対象に相応しいと思った態度で、抱いた感情を表現する。 「夢中になる」と、他のことが気にならなくなるほど対象に集中してしまい、それまで考えていたことや、やろうとしていたことを全て投げ出してしまう。 いずれも、ひとしきり終わった後に相手の反応を改めて受け止め、次の行動に移るものである。可愛がるとは、相手に対する純粋な存在肯定なのだ。 この、可愛がるという相手への存在肯定と真逆に位置する態度が、「断絶」である。 「会話の打ち切り」は、その始まりだ。 話を切り上げ、それ以上続けさせないような態度を取ることである。離席、言葉を遮る、次の話題に無理やり移るといった手段がある。 これが進むと、「無視」、つまり相手の話を聞かず、また、その存在があたかもないかのように振る舞う行動になる。 相手を傷つけるか、相手に非を認めさせようとする行為であり、相手が自分を認めない限り、自分も相手を認めないという態度のことなのだ。 /*/ ここまで挙げた以外にもコミュニケーションは様々に存在する。 関係性の数だけ、個人の数だけコミュニケーションは細かく表現の内容が分かれていく。 コミュニケーションとはつまり、そのすべてが誰かと共に生きるための手段なのだ。 部品: 久藤睦月という人物の概要 久藤睦月(くどうむつき)。玄霧藩国の建国当初からの国民である。 主に大吏族として知られる他、外見が金髪ロングの女性風だった事で知られる(男性である)。元々はただ睦月という名前だった。 自信がなく、自分の能力を卑下しがちだが、やると決まった仕事をきっちりこなすことが出来るのは能力がある証であり、 特殊な能力や個性がないと言いつつも、その足跡は決して無個性なわけではない。 自分でそれに気づいていなかっただけだ。 近年はそれを克服しつつある様子。 部品: 久藤百佳との関係について 個人ACEとして久藤百佳という女性ととても親しい関係にある。 元々は同じWTGが頭上に開いていた間柄であったが、アイドレスで直接対面したのち、分化が進んだ。 宰相府でパイロットをしていた百佳さんの助けになるべく、猫妖精のコパイロット能力を身に付けた過去があるほか、 玄霧藩国のPCとしては珍しく、魔法系のアイドレス着用を避けている。 百佳さんとの再会を願い、それを信じてアイドレスで再び戦う事を選んだ。 部品: 環状線駅周辺施設の管理者 藩王玄霧より騎士に任じられ、玄霧藩国内にある共和国環状線の駅『大神殿前広場』および駅構内の自由市場の管理権限を持つ領主として働いている。 隣接する区画の管理者である摂政雅戌とは長い付き合いであり、管理対象の境界線についての合意を素早く形成し、そのルールの明示を積極的に行った (久藤睦月の管理範囲は大神殿前広場と駅構内であり、階川雅成の管理範囲は駅前の商業施設と大神殿そのものの関連施設であるため、両者には明確な線引きがある) 環状線区画にも自身の領地を持ち、一人で住むにはやや広い家で暮らしている。 部品: T20からこれまでの歩み 久藤睦月のT22開始までの歩みを以下にまとめる。 T21においてはあご氏とイズミ氏に師事、彼等の収めた一部の技術やあはき師、うどん職人といった職業のスキルを習得させて頂いた。 迷宮競技会時点では訓練により製図技能を得て、麺職人としての日々の中で麺棒闘法を習得した。 迷宮では麺棒闘法によっての近接戦闘も行い、白兵戦に関する経験を積むことができた。 又、迷宮では新たなる家族として猫士を一匹迎える事が出来た。 吏族以外の芸探しは着実に進んでいる。 部品: その他に得ていた技能(柔道整復術,実戦的な柔道技術) 今回、列記されている技能の他、T21までで柔道整復術、実戦的な柔道技術も会得していたが今回は使用しない。 特に柔道整復術とは、骨・筋肉・関節・靭帯などの運動器に発生する骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲などの損傷に対し、手術をしない「非観血的療法」で行う手技療法のことをいう。 部品: 名医・あはき師を経験 T21までは名医・あはき師としても活動していたが、T22ではうどん職人と大吏族に絞って活動する。 これはT22においては中・高物理域で使う医療アイテムが使えない可能性があるからである。 技能としては忘れていないため、復帰出来る時には復帰したいと考えている。 部品: 白の白への信仰 白の白、宰相を信仰することにした。 元は吏族として活発に活動していた際、宰相には非常にお世話になったからであり、又、宰相は百佳さんの上司でもあるからだ。 あくまでも信仰しているだけで盟約は結んでいない。 部品: おおよそ普通に森国人 玄霧の民とは、玄霧藩国に属する森国人の事を指す種族名である。 種族名と言っても、種として森国人から大きく分化した存在ではなく、単に文化的・特性的な個性を持つだけに留まる。 特に外見的特徴においては一般的な森国人そのものであり、他の森国国家の民と並んで立っている中で玄霧の民だけを見分けるというのは困難であろう。 つまり、総じて長身痩躯であり、耳が長く(付け根から先端までを数えて5cmくらいある)、衣類として革製品を日常的に使う。 長髪の傾向もあるが、制限がかけられているわけではないので、短髪のものも奇抜な髪型に整えるものもいるし、それが問題視される事はない。 衣類や体型についても同様の事が言え、全体の傾向があったとしても例外がないわけではないし、例外が許されないわけでもない。 なお、瞳および髪色は紫から茶色から金色から灰色まで多種多様であり、ここに遺伝的特性はあまり感じられない。 部品: 共和国民および玄霧藩国民としての権利と義務を持つ 玄霧藩国に所属し、国籍を得ている場合、それは同時ににゃんにゃん共和国の民である事も意味し、陣営および藩国のルールの適用対象になる。 これは法的な制限を受けるというだけでなく、人としての権利を守られていること、陣営や国が定めた保護を受ける資格を持っているという事も意味する。 共に和すから共和制。他者と手を取り合い助け合うのが共和国の大原則であり、玄霧藩国においてのそれは、朋友を助け支え続けてきた歴史と文化を守るという事でもある。 特に国民の愛国心が飛びぬけて高い国というわけではないが、玄霧藩国がいろんな人を助けてきたことを、国民達は誇りに思っている。 助ける、という姿勢が若干上から目線気味なのは悪癖かもしれない。 部品: 長命化と森国木への変質を経て T20~21頃、魔法理論の異常に端を発するとみられる魔力の異常増殖が発生し、 それに伴って森国人の平均寿命が異常に長くなるという現象が見られた。 病気やケガによる死傷は普通に負うものの、老衰による死亡が起きなかったのである。また、出生率も大きく低下し、一時期は30年間ほぼ子供が生まれていない状況ですらあった。 また、『理想的な夢』を現実かのように体験できるほどの幻影技術が蔓延し、これをより効率よく受けるために身体を樹木化させる国民が多数発生した。 樹木として生きれば人間として生きるよりも生きるのにかかる苦労が少なく、かつ『理想的な夢』を低コストで見る事ができたためである。 この事態は魔法理論の健全化と信仰対象としての神の明確化、および神への信仰を集めた影響力で国民の魔法耐性が上がる事で解消されたが、 人間生活を長らく放棄し、社会基盤が失われきった玄霧藩国は、国としての物質文明を一度全て失ったのに近い。 この大きな失敗から学ぶことが出来なければ、玄霧藩国の民に未来はなかった。 これによる傾向の変化として、魔法の濫用(むやみやたらな使用)や何でも魔法で解決しようとする性向については大きく抑えられ、限られた能力の中でどう暮らし、どう周囲と協力していくかを学び取る文化が芽生えつつある。 部品: 魔法の素質と盟約の魔法 森国人に共通する特徴として、玄霧藩国の民も生来の魔法適性が高い水準にある。 神(やオーマの長など)との間に結んだ盟約によって魔法を運用する事ができる。 この時、実際に魔法を発動させるのは盟約を結んだ信仰対象であり、魔法使いと呼ばれる存在も、魔法を自分で発動させることができるわけではない。 ただ、魔力を体内に貯めて必要なときに使ったり、魔法の使い所を見極めたり、発動させてもらった魔法を適切に運用する事ができるというのは立派な技能であり、 玄霧の民はそういった観点において魔法を扱うのに向いた傾向を持つ。 もちろん、扱えるのは盟約を結んだ存在のありように沿った魔法系統だけであるので、魔法使い個人が魔法で何でもできるという事はもうない。 例えば、火の神を信仰し、火の神と盟約を結んだ民はもう、治療の魔法も空飛ぶ魔法の馬も使う事はできず、しかし火にまつわる系統の魔法(火の魔法によって灯りをつけたり、火炎の魔法によって外敵に対処したり)を扱う事はできる。 部品: 瞑想通信という技術とその使用制限 森国人全般が持つ技術として『瞑想通信』というものがあり、魔法樹を介して魔法的ネットワークを構築する能力を保有する。 ただしこの技術については、適切に運用するための技術整備が行われて共有されなければ使用ができない。 部品: 魔法で何でもは出来ない 盟約が結ばれる前のように誰もが魔法を使えて当たり前だった時代ほどではないが、それでも信仰対象と盟約を結んで魔法を扱えるようになる国民の割合は高い。 魔法を使える人間が多いのであれば、自然とその魔法は国民生活に根付いたものになっていき、魔法を使える人間がいる事が前提になった生活環境というのが生まれてくる。 『空を飛ぶことのできる魔法の馬』を扱う事ができる者(ペガサスを信仰して盟約を結んだ民)がいれば、空を飛ぶ馬が飛ぶ環境を整える必要があるし、 急いで移動したいときに魔法の馬に同乗させてもらう事もあるだろう。 一人が出来る事が限られているということは、他者と協力して得意な事で補い合えるということであり、 一人で何でもやらないという事は、人と関わり続け、社会を形成し続けるということである。 もちろん、強い魔法を日常生活の中で使おうとしても(信仰対象が濫用を許さない事もあるだろうし)、効果がコストや求める結果に見合わないであろうから、 魔法を使わなくてもよい状況であれば、可能な限り魔法を使わずに済ませるのが大事ではある。 部品: 魔法の適性が低いものも魔法のある国で暮らす 玄霧藩国民に魔法適性が高い傾向があるといっても、あくまで傾向であって個人差は存在するので、中には魔法の盟約を結べない個人や、盟約を結んでも上手く運用できない個人はいるし、 そういった個人または集団でも問題なく暮らしていける環境である事が、魔法を扱う国としての玄霧藩国が求めるべき姿である。 魔法理論の健全化によって盟約なき魔法が使えなくなった事は、この大きな後押しとなっており、魔法ではなく自らの手足や道具を使って生活を成り立たせて行ける環境が広く整備されたことで、 結果として魔法を全く使えない者でも暮らしやすい国が近づいたと言える。 もちろん、魔法を使える素質がある方が有利だという側面は存在するが、人間、足が速い子もいれば頭の良い子もいるし、手先の器用な子もいるのである。 魔法の素質が全てと呼べるほど、人間は単純ではないだろう。 部品: 力は強くないが身軽 身体能力という意味では、玄霧の民を含む森国人は余り優れた種族ではない。特に体格・筋力の育ちはあまり良い方ではなく、南国系やはてない国系の民と比較するとひよわと見られる事もある。 とはいえ、長身ではあるし、基礎体力面において大きく劣るわけではなく、 とりわけ敏捷性においては、秀でた才を持つ者が(全種族の統計分布と比較して)多めに現れる傾向がある。 木々に囲まれ山も谷もある国土で幼少期から過ごすので、足腰が鍛えられているからかもしれない。 部品: こだわり派であるということは納得がいるということ 何をするにつけ、自分の納得のいくまでやってみる、という職人肌のこだわり派が多め。 魔法も医療も料理も農業も、それぞれ専門化が長じやすい傾向があり、このタイプが経済に無頓着な方である。 ただ、こだわるという事は倫理や法律という壁とぶつかりやすいという事でもあるため、 それらのルールがなぜ必要で、なぜ守られなければならないのかの説明を詳しく求める事が多い。 損得よりも納得を優先させるのがこだわり派の傾向であるので、理由に納得ができればルールはちゃんと守る。 納得できない時は納得がいくまでしっかり話せばよいのだし、納得を求める人間たちに囲まれて育った者は、正しく伝わる説明の必要性をよく理解している。 部品: 理解を喜びとするために 森国の伝統として、知識を蓄える事がよろずの助けになると信じている側面があり、 広く知識を得て物事を理解していくことに喜びを見出している。 頭の回転が特別に速いかというとそこまでではないのだが、豊富な知識が問題解決の案を導き出す助けになる事は多い。 機械に触れることが少なく、データベースによる知識の検索・閲覧という文化に接することがないからこその特質と言えるかもしれない。 もちろん、理解の喜びを優先させすぎればやはり倫理や法の壁にぶつかるので、 喜びを喜びのままで享受するために、守るべき規範の在り方とその理由を学ぶことになるのである。 「なぜそのルールが存在するのか」「そのルールを守ることにどういった目的と益があるのか」を知るのもまた、楽しい事ではあるのだ。 部品: 居住環境と生活圏 玄霧の民は、木々の生い茂る土地で暮らしている。 自然の強い環境なので近代化の波はあまり激しく訪れているわけではなく、森を大事にする文化もあって、 木々を切り開いて広い土地を作る、と言った事はあまり行われないが、環状線の通っている箇所を含めた都市部は (藩国再建時に森林の生育をあまり行わなかった場所であるため)開けた土地として成立している。 住居としては木造のものや、木の洞に居住設備を設置した『木の中の家』が中心であるが、石造や鉄筋コンクリートの建物も全くないわけではない(水道は整備されているし、電気も引くことは可能である)。 地形的に大きな居住区を設置する事は難しいことから、小さな集落(5~15家族)を基本単位として各地に点在しており、 それらに隣接するように商業施設が大小さまざまに作られている。 国土に細かく網の目のように広がった国民の住環境を繋いでいるのは、舗装された(石畳の)道路であったり、空を飛ぶ魔法の馬であったりする。 道路があるにしても、国土のかなりの部分が森林におおわれている事から移動にかかる制限は大きく、 生活圏は魔法の馬(マジカルポニー)が利用できれば広く、そうでなければ狭くなる。 部品: 経済との触れ方と流通好き 生活圏が狭い事もあり、自給自足に近い経済サイクルが身近なものとして知られている。 よって農作業に関わる者が多く、空陸を走る馬車による幹線輸送とそれによる物資の流通がなければ、 商売というものを知らずに終わるものもいるかもしれない。 それもあってか、経済観念については個人個人の落差が激しく、無頓着なものと情熱的なものの両極端な傾向にある。 経済に明るい者は「物と金が巡るのを見るのが好き」というタイプが多い。流通好きなのである。 部品: 食には興味があります 総じて、美味しい食事を愛する。 藩王玄霧が料理を好む事もあってか、美味しいご飯を作り出すことへの情熱が強い者が多数見受けられ、 美食に繋がる食材の生育、調理技術の研鑽、レシピの公開などがそれぞれ盛んにおこなわれている。 近年においては特にうどんを愛する者が増加傾向にあるという。 もちろん、倫理や法律に反する料理は認められない。 部品: 自分語りが好き 特に脈絡なく、自分や自分に起きた出来事についての話を他人に語りたがる傾向がある。 人口密集地が少なく、他人とのコミュニケーション機会がさほど多くないことから、うまい話題をあまり選べないのだと考えられるが、 大抵の場合、全く関係のない話の最中にいきなり自分語りを聞かされても反応に困るものであり、話がこじれやすく喧嘩の原因になりがち。 とはいえ、繰り返し何度もやっていれば、自分についての説明が上手くなっていくものである。 自分についてだけでなく、自分の好きなもの、好きなことについての説明が上手くなっていくようになると、友達は増えやすい。 嫌いなものについて語る事が上手くなると、友達は減っていく。 部品: 尚書省への出仕 各藩国から吏族は尚書省へ出仕することになるが、吏族の出仕先は大きく分けて三部門に別れていた。 それぞれ工部省、紋章省、財務省という。後に兵部省(参謀)より分かれて運輸省が設立されている。 また、出仕中は所属国に何があったとしてもその身分は保証される。 部品: 工部事務 工部事務とは、申請物の整合性のチェック、新規事業などの審査などを担当する部門での事務作業のことである。 部品: 紋章事務 紋章事務とは、いわゆる戸籍や資格、所有権などの国民に関する管理などを担当する部門での事務作業のことである。 部品: 財務事務 財務事務とは、各藩国の財務状況の管理を担当する部門での事務作業のことである。資金、燃料、資源、生物資源等から、生産されたI=Dまであらゆる資産に関する業務がここで行われていた。 部品: 運輸事務 兵部事務(参謀)から分化した、輜重分野(運輸計画等)を計画立案する部門での事務作業のことである。主に運輸計画等の運用をに携わる。 部品: 出仕者の作業 出仕者は主に高位吏族の立案したチェック作業を分担して遂行することが求められる。 これらの作業には作業広報、進捗報告、クロスチェックなどの業務が含まれる。 部品: 吏族試験 吏族は共通試験を受け、高位吏族による採点を受けた結果、内容により資格を得ることができる。場合によっては高位吏族に抜擢されることもある。受験については年齢制限はなく、その能力によって評価されるものである。 部品: 藩国における役割 藩国において吏族は政治を動かす官僚的な役割を果たしている。尚書省の定めに準拠した様式を整えたり、収支記録を正しくつけたりすることは吏族の仕事である。 部品: 起家・栄達 これまでの作業の結果、十分な実力を認められたものは天戸吏族として起家することができる。 また、一定水準以上の実力を認められたものは尚書の推薦により高位吏族へ栄達することもある。 部品: 功労に対する対価 尚書省内で特に功績があった者は特別に栄達を行うことがあり、特別作業参加者には働いた時間に応じて給与が払われる。 藩国内での業務については藩国が労うこと。 部品: 不正に対する罰則について また、不正を行った者についっては、吏族の地位の剥奪、階級の降格、制裁金を課せられる場合がある。 藩国内業務での不正については藩国内の法によって裁かれるが、その影響により尚書省より照会があった際には藩国に罰則が課せれることもある。 部品: 報告と連絡と相談 基本的に業務は報告と連絡と相談が重要である。作業の報告、関連の部署及び人への連絡、上司への相談は必ず行うべきだ。これを行っている限りにおいては責任は上司が取ることになる。 部品: 吏族の流用実績 [大吏族] [市司] [暁の円卓藩国の戸籍と税制] また、それ以外においては次のアイドレスにより流用されている。 [八守時緒(T20貴金属)] [出仕経歴] ([乃亜・クラウ・オコーネル(T20版)]内) [八守時緒(T20鍋職人)] [にゃんこ吏族育成組織紅葉国部] [職業]([矢神サク(T20用)]内) [桂林怜夜] [事務処理系能力]([結城由羅_文官モード(T20)]内) [装備職業アイドレス]([小鳥遊敦]内) [ユーラ] [竜宮・司・ヒメリアス・ドラグゥーン(中物理気味)] [吏族としての阪明日見] [職業(GENZ)] [冴月] [よんた(PCファンタジー)] [近衛カケル] [神室の政治能力(T20)] [竜宮・司・ヒメリアス・ドラグゥーン(低物理ぎみ)] [花陵ふみ] [吏族5級]([クレール]内) 部品: 吏族3級以上資格を有すること 大吏族は吏族階級3級以上でなければ着用することができない。 これは吏族試験を経由する、起家・栄達、特別栄達の種別に関わらず着用資格を満たす。 部品: チェックリーダー権限 大吏族はチェック作業を行う際に、リーダーとして活動する権限が与えられる。 これは藩国における作業や職業においても作業グループ単位のリーダーに当たる役職につくことができる。 部品: チェック作業の奏上権 尚書省では大吏族は新たなチェック作業を考案した場合それを奏上する権限を持つ。 もちろん奏上する権利なので、その奏上された内容は尚書や宰相に吟味され実施するかの判断を仰ぐことになる。 部品: 吏族としての実績またはそれに相当する技能の証明 大吏族は相応の期間の業務実績を積み、尚書及び宰相による起家、栄達申請を受けるか、またはそれに相当するだけの試験実績を残し、尚書により認められた者だけがなることができる。 よって、それだけの業務をこなすだけの技量を備えているものと認められる。 また、この職業を着用している場合、高位吏族として扱われることができる。その時の身分は尚書省が証するため、確実な身分証明として機能する。 部品: 自衛のために習得が義務付けられる射撃行為 大吏族ともなればそのチェック作業で敵を作り狙われる可能性はある。そのため大吏族は射撃ぐらいは行えなければならないのだ。 部品: 尚書省での射撃訓練 尚書省で伝えられる射撃訓練にて、理にかなった射撃姿勢や衝撃の逃し方を身につけることができる。 あくまで射撃は生き延びるための手段である。 部品: 生き延びるための防御法 チェック作業を完遂しなければならない以上、いかなる場合でも生き延びなければならない。 そのために大吏族は自らの身を守るための防御法を学ぶのである。 部品: 大吏族の流用実績について 大吏族の流用実績は自国の以下のアイドレスに流用されている。 [職業(T20神奈版)]([工部尚書で暁の円卓摂政、風杜神奈]内) また、それ以外においては次のアイドレスにより流用されている。 [吏族出仕三級]([事務作業特化型瀬戸口まつり]内) 部品: 吏族としての実績と能力 吏族としての実績と能力 吏族としての出仕歴が多い他、公共事業としての吏族作業に従事する事が多く、吏族資格の位は高い。 大吏族としての活動が認められている数少ない人物の一人であり、尚書の補助や国内・領内の業務管理など、その仕事は幅広い。 部品: うどん職人とは何か うどん職人とは、うどんを作る職人のことである。 何年うどんを作っているからうどん職人だ、というものではなく、ひとにおいしいと言ってもらえるうどんを作れるようになったところで、初めて自分からうどん職人と名乗れるのだ。 部品: 手打ちの麺作り 小麦粉と水と塩を、練って、寝かせて、踏む。 この踏むという工程が重要であり、よく踏むことによって、手打ちうどん最大の特徴であるコシを出すことができる。 出来上がった生地を麺棒で平たく伸ばし、重ねて折りたたみ、包丁で切ると麺が完成する。 部品: 季節に合わせた微調整 生地は季節や天気によってだれたり硬くなったりするので、水と塩の量を調整する必要がある。 しかし、これに決まったレシピがあるわけではない。感覚で学ぶものなのだ。 職人になっても毎日が修行と言える。 部品: 麺つゆ作り つゆはカツオや昆布、いりこの煮出汁に、醤油と砂糖、みりんから作る。 そうやって出来た麺つゆは、薄めてたっぷりかけたり、濃いままのつゆをちょっとかけたり、天ぷらのつゆにしたりといろいろな使い方がある。 部品: 衛生管理 食料を扱うので、食中毒や異物の混入を避けるために、手指や衣服の消毒を徹底している。 また、清掃や消毒を定期的に行い、調理設備を衛生的に保っている。 部品: うどん職人になった理由 うどんが好き。おいしいうどんが食べたい。いっそ作りたい。みんなに食べてもらいたい。 その気持ちでうどんを作り始め、気がついたらうどん職人を目指していた。 部品: 弟子入り 一から独学で、という手ももちろんある。が、しかし、誰かに師事し、その技術を継承することも大事だ。 自分だけでは気づけないこともたくさんある。そんなとき、師匠がいるのはとても心強いものだ。 部品: 下積み時代 まずは接客や雑用などをすることになるが、どんなメニューがあってどれが人気なのか、サイドメニューはどうなのか、どんな道具を使って、どういう流れで調理をするのかなど、色々知ることができる。この時期に覚えた情報は後々も役に立つ。 部品: 見て覚える、技を盗む 師匠に教えてもらうだけでなく、どんなことをしているのか、どうしたらいいのかを自分で見て覚え、その技を盗み、自分のものにする。 部品: とにかくうどんを打つ うどんの作り方を覚えたら、毎日とにかく打つ。 季節や天気で塩や水の量がかわることや、小麦粉によっても味が全然違うことなどを実践で覚えていく。 部品: うどんへの理解を深める うどんの成り立ちやその歴史、文化などのほか、様々な地域の食べ方やうどんを使った調理法、どうしてコシが出るのかなど、うどんを作る以外のことを知る。 新しいメニューを考えるときなど、きっとなにかの役に立つ。 部品: 麺切り包丁 うどんやそばを切るための専用包丁。 延ばした生地を折り重ねて切り、長い麺にするため、麺切り包丁は刃渡りが長く、柄の下まで刃が伸びた特殊な形をしている。 部品: 麺棒 麺の生地を延ばすために利用される、木でできた細長い棒。太さは均一。 長さと太さは様々で、自分の用いやすいものを使うのが一般的。 部品: その他の調理器具 調理器具の基本である普通の包丁やまな板はもちろん、計量カップ、おたま、麺を茹でるための大きな鍋など、いろいろな調理器具も用意している。 部品: 製図の概要・意義 製図とは読んで字のごとく図面を制作する技術のことである。 あらゆる物は図面を引かなければ制作する事は出来ないがゆえ、重要な技術であり、 手書きや機械による作図の違いはあれど、熟練には長い年月を要する技術である。 又、製図には機械・電気・建築・土木・地図などの種類があり、 各種別ごとに個別の規格が制定されている場合もあるが、本項においては基本となる規格について記述する。 部品: 製図における図面の定義 図面の目的は図面使用者に要求事項を正確に伝達することである。 その為、必要とされる情報を確実に含み、明確でかつ理解しやすいように表現しなくてはならない。 又、図面の複写や保存、後日の検索や利用が確実に出来る内容と様式を備えたものでなくてはならない。 部品: 図面の大きさ及び様式 図面の大きさはA0横~A4横を使用する。A4のみ縦も可。 図面には必ず輪郭(図面の作図領域を表す線)、 表題欄(図番や件名、作図・変更年月日、尺度、管理番号などの管理情報) 中心マーク(図面の中心を表し、用紙の4辺に設ける)が必要となる。 部品: 製図に用いられる線と文字について 図面は線と文字によって表されるものである。 まず製図に用いられる線はその形・太さ・用途によって分類することが出来る。 形による分類では「実線」「破線」「一点鎖線」「二点鎖線」の4種類がある。 又、太い線と細い線の二種類の線を使用する。 次に線は用途によって外形線、かくれ線、中心線、寸法線、引出線、寸法補助線、ハッチング 破断線、想像線などがあり、これらは線の種類と太さを使い分けて表現される。 次に製図用の文字だが、太細をつけたり、はねたりしないで、太さを揃えて少し太めに書く。 数字などは右傾させて書く場合もあり、明確に紛らわしくないように書く必要がある。 部品: 尺度と寸法(製図) 図形は実物に対していろいろな大きさでかかれる。 この図形の実際の品物や物に対する大きさを尺度という。 尺度は現尺(1/1)、縮尺(1/2や1/4など)、倍尺(2倍や4倍など)に大別され、使用出来る尺度は規格によって定められている。 又、図形は寸法が記入されてはじめて、対象の形状・大きさが正確にわかる。 又、機械・建築・電気製図等にあっては制作する品物の精度・加工・順序などが分かるように記入しなければならない。 又、寸法は尺度に関係なく、実寸法で記入する。 部品: 平面図形 コンパスや定規などを使って図形を幾何学的に正確に書き表す方法を用器画法という。 用器画法を用いると角の等分、正多角形の作図、円すい曲線(だ円、放物線、双曲線)、歯形曲線、 三角関数曲線などを作図することが出来る。 部品: テクニカルイラストレーション 工業製品などの正投影図を参考にして、製品の構造や機能を分かり易く描いた立体図をテクニカルイラストレーションという。 これは製品を立体的に絵として表現でき、その製品の形態・機能を理解しやすいので、パンフレットなどの説明図によく使われる。 部品: 投影法 投影法とは空間にある物体の位置や形を、平面上に正しく示す為の図法である。 投影法によってかかれた図面を投影図と言う。 投影法には大きく分けて平行投影法と中心投影法がある。 平行投影法では主に設計図等に用いられ、物体や線の大きさが距離に関係なく、一定である。 平行投影法で示される図面には正投影図、軸測投影図、斜投影図の三種類がある。 正投影図は対象、または視点を90°ずつ回転させて平行投影を行う投影法で、正投影図には第三角法と第一角法がある。 第三角法は正面図の左に左側面図、右に右側面図、上に平面図、下に下面図と配置し、第一角法はその逆に配置する。 軸測投影図は物体を斜めに置き、その頂点から見た投影法で、等角図、二等角図、不等角図がある。 等角図は互いに直角となる3軸が120度に交わって見えるように投影した図方で物体を斜め上から俯瞰するような図形になる。 二等角図は2軸の角度が等しく、不等角図は3軸共異なるものである。 斜投影図は正面図をかき、その45°ずらした位置で側面図をかき、もう一方の正面図と結ぶ投影法である。 斜投影図にはキャビネット法(奥行を1/2の尺度にする)とキャバリエ法(実際の尺度で書く)の二種類がある。 中心投影法は透視投影(透視図)ともいい、は3次元の物体を見たとおりに作図する為、 立体の形状や遠近感を表現する事が出来るので説明図に利用される。 しかし、実際の長さを示すことが出来ないという特徴がある。 部品: 手書き製図の概要 手書きで製図を行う場合は通常は製図用紙と製図板、各種定規類、筆記用具を用いる。 製図用紙には一般にトレース紙及びケント紙が用いられ、紙の大きさはA0~A4の大きさのものを用い、製図板にテープなどで固定して使う。 実務上、製図用紙や製図板、定規などの道具がない場合は方眼紙と適当な板にフリーハンドで作図する場合もある。 部品: 線をひく・円をかく 線をひく場合は同じ太さ・濃さで線にむらが出来ないようにひく。 コンパスで円や円弧をかく際には力が弱くなったり、力が不均一にならないように注意する必要がある。 又、破線・鎖線は短線の長さや間隔が均一になるようにかく。 各種の線が互いに接続したり、交差したり、重なったりする場合、正しくかくようにする。 部品: 定規の活用 直線をひく際にはT定規と三角定規を用いる。T定規と一定の三角定規を組み合わせると、15°ごとの線が引ける。 又、コンパスでかくことが出来ない曲線をかく場合は雲形定規を用いる。 又、よく使うサイズの円や四角形、三角形などを纏めた製図用のテンプレート定規を用いる場合もある。 部品: 鉛筆・ペンを使い分ける 製図用紙あるいは線の太さによって使用する鉛筆やペンを使い分ける必要がある。 鉛筆のしんは円すい型あるいはくさび形に削り、不要な用紙でならして使用する。 又、かいている最中に芯の尖りが変わらないように回しながらかく必要がある。 部品: 図面を汚さずに書く 製図に用いられるトレース紙は非常に汚れやすい為、鉛筆の粉や消しカスには良く留意する。 線や文字の一部を消してかき直す時は、消しゴムの他に、消し板や羽ぼうきなどを用いると良い。 部品: フリーハンドでかく 定規やコンパスなどの製図用具、又製図用紙などがない場合、フリーハンドで作図することもある。 その場合は後日に正式な図面に起こせるように寸法、物の形状や配置等を間違えないようにコメントを入れるなどして明確にしておく必要がある。 部品: 製図用機械を使った製図 製図用機械とはドラフターとも呼ばれ、T定規・三角定規・ものさし・分度器などの機能をそなえたもの。 手書き製図の延長上にあり、製図作業の効率を上げる為に使われる。 部品: CADによる製図 CADと呼ばれるコンピューターを使用して設計や製図を行う場合もある。 データ作成や設定などで時間はかかるが、図面作成が正確に行え、編集が容易である。 機械・建築・電気・地図など各種別に応じた専用CADを用いる場合もある。 部品: 麺棒闘法(護身術)の開発 麺棒闘法、それは玄霧藩国のうどん職人(弟子一号)久藤睦月が編み出した麺職人用の護身術である。 麺棒闘法の着想は二つの奇跡によって成し遂げられた。 一つは師である九条イズミ氏がある時に麺棒で凶悪な食い逃げ犯を撃退した事による。 一つは玄霧藩王の紳士格闘術におけるステッキ格闘術の存在である。 身近なもので自分の身を守り、店を守り、お客様(未来・現在問わず)を守る、その着想により開発は行われた。 一流の麺職人にとって麺棒は己が手足の如し、当に打ってつけの護身用具となるのだ。 部品: 麺棒闘法の習得制限 麺棒闘法は勿論のこと、麺棒を使う麺職人以外には習得出来ない。 麺棒を使いさえすれば良いのでうどん職人以外のラーメン職人や蕎麦職人なども習得が出来る。 部品: 不殺の心得(代金は頂きます) 麺棒闘法は麺棒を用いる以上、殺傷力は低い。 むしろ対象を無力化し、捕縛するのに適している。 そして捕縛した後きっちりと食べたものの金は徴収し、その後に官憲へ引き渡すのが麺棒闘法流である。 部品: 麺棒闘法に用いる麺棒の選び方 麺棒には多種多様な長さ・太さ・材質があるが、麺棒闘法では硬い樫の木を使った長さ90センチ程度の物を使う。 注意したいのは護身術に使った麺棒をそのまま麺打ちに使ってはいけないことだ。 きちんと洗浄・消毒して使わなければ食品衛生上宜しくないからだ、むしろ麺棒闘法専用の物を使うと良い。 最悪麺棒がない場合は相当する長さの棒でも良い。 重要なのは身近な物でお客様(未来・現在問わず)や自分達の身を守る事なのだ。 部品: 日頃の鍛錬 麺棒闘法は護身術である。麺棒闘法を身につけた者は毎朝仕込み前に攻撃と防御の型を練習しなければならない。 いつ何時食い逃げ犯や強盗が現れて店やお客様に危害を加えないとも限らない。 いつでも即応出来るように毎日型を反復する必要がある。 部品: 「麺」気合の掛け声 麺棒闘法では気合を込める為、敵を威嚇するため、力を込める為に掛け声を出す。 掛け声は腹に力を込めて裂帛の気合とともに「メーン!」と出す。 胴を打っても手を打っても「麺」である。武術に慣れている相手を惑わす意味もある。 部品: 半身に構える 麺棒闘法の基本的な構え。 相手に対して身体を斜めにすることにより被断面積を小さくし、首を振るだけで後ろの状況も把握出来る。 部品: 間合いを図る 麺棒は徒手や短刀よりも間合いが広い、 適切な間合いを把握することで反撃の機会を与えずに攻撃を行う事が出来る。 部品: 麺棒水月突 麺棒の細さと長さを利用して相対した敵の鳩尾を突く。 相手が向かってくる場合は相手の体重をも利用して突く為、シンプルだが一撃必倒の威力を持つ。 部品: 麺棒巻き落とし打ち 麺棒で相手の攻撃の起点となる腕や足、 長物であれば武器そのものを円の動きで巻き付けるように払って、しかる後に打撃を加える。 部品: 麺棒乱舞 麺棒闘法における制圧攻撃。 麺棒の両端をそれぞれの手で持ち、前進しながら上段より振り下ろす。 前進する度に自然と持ち手を入れ替える事で連続攻撃を可能とする。 狙うのは対象の武器を持った方の肩で不必要に頭部は狙わない。 部品: 攻撃をいなす 麺棒による防御で重要なのは麺棒は木材なので攻撃をまともに麺棒で受けてしまえば折れたり、切れたりしてしまう事である。 その為、敵の攻撃をいなし、逸らす事に重点を置く必要がある。 部品: 武器・手・足を払う 相手の攻撃に合わせて持ち手を打ったり、足を打って動きを制したり、 あるいは武器そのものをすくいあげたりして相手の攻撃を無力化する。 部品: 麺棒を投げる 麺棒闘法の裏技、麺棒投げにより白兵距離外の敵へも対応が出来る。 基本は槍投げの要領である。注意したいのは麺棒を投げてしまうと以降の攻撃が出来ない事だ。 まさに禁じ手である。 部品: 狙いを付ける 麺棒闘法にとって投擲とは自分の武器を手放す事であり、一歩間違えれば自殺行為である。 決して外す事は出来ない、対象に正確に狙いを付ける必要がある。 部品: 全身のバネを利用する。 麺棒を投げる際に重要なのは腕力ではなく、身体のバネである。 麺職人として麺打ちで鍛え上げた筋肉をしなやかに使い、投擲する必要がある。 部品: かくれんぼ上手とは かくれんぼ上手とはかくれんぼの技術が高いものことをいう。幼少期からかくれんぼを遊ぶ中で、遊びながらも技術の向上を胸におき、試行錯誤を繰り返した結果かくれんぼ上手となる。 かくれんぼ上手になるために必要なのは素早く正確かつ冷静な判断と行動である。 判断が遅ければ行動も遅れ刻一刻と変化する状況についていけず取り残されるであろうし、間違った判断を下せば行動は思いもよらぬ結果を生むだろう。また、冷静さを失えば判断や行動そのものも危うくなる。 何度も何千度もこれらの判断と行動を繰り返し、素早く正確かつ冷静な判断と行動を行えるようになったものがかくれんぼを制する。 大人になってからも大人げなく子どもに混じったり大人同士で本気のかくれんぼ遊びを繰り返した結果、身につくこともある。 部品: そもそもかくれんぼってなに? 「かくれんぼ」とは、主に子供向けの遊戯の一種である。 鬼になる人を決め、その者が一定時間視界を塞ぎ数を数える間に、鬼以外のものは鬼に見つからぬよう隠れる。 一定時間後、鬼は探索を開始し、鬼以外のものを探し出すといったルールが一般的である。 子どもの遊びのためその場の空気やメンバーで細かなルールは変わるが、一方が隠れ一方がそれを見つけるといったルールはおおむね共通する。 部品: 物陰にひそむ 隠れる側の基本は隠密である。 鬼の視界から外れる場所や見つけにくい場所の検討をつけ、潜む。 建物内はもちろん、遮蔽がある場所や視界が悪い場所なども有効である。 そして隠れる側になったとき、ただ単に逃げる、隠れるだけではなく「自分が鬼ならどう考え動くか?」といった思考も重要だ。 もし自分が相手の立場だったら、と考えることでより柔軟な思考が可能となり、思わぬ危険に気付くことがある。 部品: 音と気配のコントロール 人がいる音というのは存外目立つものである。 この音と気配を極力殺すために細心の注意を払う。 「抜き足・差し足・忍び足」で素早くかつ足音をなるべく立てずに移動する。 足をそっとつま先立ちをするように抜き上げ、差し入れるように静かに下ろし、人に気付かれないよう忍んで歩く。 膝とつま先と踵を意識するとやりやすい。 また、呼吸音や自分の体温による熱気など、自身と周囲の物や状況を観察、確認し、なるべく気配を殺し、音を立てぬように行動する。 部品: 誘導 より能動的な隠密として、誘導がある。 自分と離れた場所に目立つものを置いておく、どこから投げたかわからぬよう小石を投げる、わざと物音を立てるなどの行動により相手の注意をひいたり、逸らしたりする。 失敗すれば発見の確率は上がるが、うまくいけば相手の行動をコントロールできるだろう。 部品: 走って逃げる。走って捕まえる。 万が一見つかってしまった場合や、見つかりそうになったときにはその場所を捨て逃げることも有効である。 相手が複数である危険性や、動くことにより発見の確率が上がることなどは十分意識し、隠密か、逃走かその場に合わせた行動を行う。 自分が鬼の場合は逃走する相手のルートを想定し、追いかけ、捕まえる。 部品: 運 運も実力のうちである。 たまたま鬼がいない方向に進めた、たまたま鬼が明後日の方向を向いているときに移動できた、たまたま何気なく探した場に隠れている相手がいた。 実力が明らかに上の相手にもひょんなことから勝利する。いわゆる時の運であり、そんなこともある。 部品: 情報を集めるということ 何か行動を起こす前に必要なものとは情報である。 情報を元に予測を行い、それに基づきリスク管理と行動決定を行うことで、行動の成功率は段違いに上がる。 このとき情報は正確なものでなければならず、また物事のあらゆる側面から集めるのが好ましい。 そのため情報と一口に言えど種類は様々である。 情報収集力に長けた人物とは、求める情報に応じて情報源を絞り、効率よく正確な情報を集めることが出来る人のことを指す。 部品: 目的のものを探し出す メディアから情報を得る場合、まず求める情報に関連するそれらを探し、集める必要がある。 紙媒体なら図書館や本屋でかき集めて調べるのが最も良いかもしれないし、誰か個人の所有する本や書類、もしかしたら手紙が必要かもしれない。政府保管の書類にしか記されていないかもしれない。 データならネットワークにあるものかもしれないし、厳重なセキュリティの元記録媒体に保存されているかもしれない。 そういった求める情報が有りそうな場所への知識、それを手に入れるためのコネや手段があればあるほど、情報を手に入れやすい。 部品: 要点をかいつまむ 媒体に記録されていること全てが必要な情報とは限らない。迅速に情報を収集する為、要点を把握し、重要な箇所だけを詳細に確認する必要がある。 部品: 記録を写す 手に入れた文書等が持ち出せない場合、情報を正確に写す用意をしておく必要がある。メモや写真等方法は様々。 特に予め急いで写す必要があることがわかっている場合、情報収集時はそれなりの準備をもちろんしていく。 部品: 注意深い調査 現場を調べる場合、そこに存在する全ての物が情報となる。 一見してわかる情報の他、 非常に小さな手がかりが残されていたり、通常では見えない場所に情報が潜んでいることもある。 魔法や技術で隠蔽されているかもしれない。 また何気ない物や状態でも、論理的に考えれば矛盾を孕んでいる可能性がある。 五感全てを活用し、思考を働かせながら情報を獲得する事に励む。 部品: 危険性の考慮 何かの調査を行う場合、周囲や己の安全に気を配らなければ、思わぬ被害をこうむることがある。 毒性の植物だったり、人為的に仕掛けられた罠であったり、ぽっかり空いた穴だったり。 そういった危険に気を配り、手袋などの道具を効果的に使いながら調査を行う必要がある。 部品: そこに至るまでの経緯の考慮 出来事とは、目に見えているものだけがすべてではない。 そこに至るまでの経緯を手に入れた情報と知識を元に推測することによって、 更なる情報を得ることができたり、目の前の情報に惑わされず正しい情報を獲得することが出来る。 部品: 会話から得る情報 相手が知っている情報や知識を得るには、会話をして話してもらうのが最も簡単である。 相手の話しやすい雰囲気を作り、的確な質問で情報を引き出すテクニックは非常に有用だ。 また多くの人物から話を聞くことでより正確な情報を入手することが出来る。 部品: 表情や動作の観察 言葉よりも時に雄弁に表情や人の動作が情報を語ることもある。 会話をしながら相手の反応を伺い真実を探ったり、体の動かし方で相手の調子を確認したり、時には攻撃手段等を想定することが出来る。 部品: 外見への注目 相手の外見によって、相手自身のことや、相手が置かれている状況や今の状態を推測することが出来る。 服装、清潔感、怪我の跡や靴の泥等、注意深く見れば見る程、相手のパーソナリティがわかるのだ。 部品: 相手の力量を量る 咄嗟の行動や運動時の身のこなし、戦闘の動き等から、相手の戦闘時の力量を量ることは大切な技術だ。 それには武器や道具、魔法などの肉体以外の要素もすべてまとめて情報として活用する。 相手が自分より強いのか弱いのかを正確に把握することで、無駄な怪我を避けることが出来る。 そして相手の動きをよく知ることで対処を行うことが出来る。 相手の力量を量るにはそれなりの戦闘の知識が必要なこともある。 部品: 自身の活動跡について 自身が情報を集めていたことを誰かに知られたくない場合、自身が活動した痕跡を残さないことが重要だ。 その為には内密に行動したり、怪しまれないように自分の行動に注意を払ったり、 調べた場所の完璧な復元を行ったりする必要がある。 また逆に、自分が調査済みであることを他の誰かに知らせたい場合、あえて痕跡を残すこともある。 それを行うことで共に調査する味方の時間節約をしたり、敵対する相手の警戒心を焦り注意を惹きつけることが出来る。 部品: ダミーへの注意 入手した情報がすべて正しいとは限らない。誰かに作為的に用意された偽物(ダミー)の可能性もある。 そのため常に手に入れた情報に疑いを持ち、それにまつわるより多くの情報を入手して、 その情報が信頼できるかどうか判断するように心がける。

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