火炎の魔法

作成者:雅戌

部品構造


  • 大部品: 火炎の魔法 RD:15 評価値:6
    • 部品: 大きな炎を使う魔法攻撃
    • 大部品: 火の魔法 RD:6 評価値:4
      • 部品: 火を使う魔法
      • 大部品: 低位魔法 RD:3 評価値:2
        • 部品: 魔力を使って現象をおこす
        • 部品: 効果と規模の調節能力
        • 部品: ごくわずかな詠唱
      • 大部品: 火の球による攻撃 RD:2 評価値:1
        • 部品: ごく狭い面に対する熱攻撃
        • 部品: 燃焼による追加効果
    • 部品: 高度な魔法制御技術の要求
    • 大部品: 強い伝承制限 RD:3 評価値:2
      • 部品: 人格面の信頼性
      • 部品: 魔法制御技術の万全な習得
      • 部品: 伝承者の記録
    • 部品: およそ5倍の呪文詠唱
    • 部品: 強大な熱量と必要な魔力
    • 部品: 延焼の効果範囲と付加効果
    • 部品: 森国で使う危険性の大きさ



部品定義


部品: 大きな炎を使う魔法攻撃

大きな炎を使う魔法攻撃
火の魔法よりもずっと大きな炎を扱う魔法技術。
おおよそ、ハンドボール大からバスケットボール大程度のサイズの火炎球を発生させる事が出来、その熱量は非常に高い。
この規模となれば強大な敵に対する攻撃用途以外で使われる事はほぼなく、火炎の魔法は攻撃のための中位魔法(熟達した魔法使いにとっての奥義相当)として知られる。
中物理域の兵器に換算するとロケットランチャーに近い。

部品: 火を使う魔法

小さい火、主に指先サイズから大きくても拳大までの火を魔法で作り出して扱う技術。
敵に投射してダメージを与える他、焚火の火種や臨時の灯りとしての使用も可能。
規模の大きさとその持続時間に応じて魔力の使用量とコントロールに求められる技量が上がるため、
初心者はまず指先ほどの小さな火を瞬間的につけるところから始める。
魔法としては習得の簡単な部類に入り、低位魔法として位置づけられる。

部品: 魔力を使って現象をおこす

魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。
例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、
考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。
魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。


部品: 効果と規模の調節能力

術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、
更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。
この発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。


部品: ごくわずかな詠唱

詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。
低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。
迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、
その分だけ流せる魔力の上限が低く設定されており、したがって引き出せる効果量も限られている。

部品: ごく狭い面に対する熱攻撃

火の魔法によって生み出した熱量=火球を目標に向かって投射する攻撃。
火球は着弾するか射程限界に達するまで霧散することなく収束状態を保ち、目標に命中した際にその熱量を対象にそのままダメージとして与える。
射程距離は最大でも50mほど。
安全装置として、目標として設定した対象以外に命中した場合は威力を大きく減じる術式が組み込まれているが、
その術式に魔力を割いている分だけ、消費魔力に対する威力効率がやや悪い。


部品: 燃焼による追加効果

目標に着弾した場合、熱ダメージが発生する他、二次効果として熱による燃焼が着弾点から発生する。
ごく小さい火球であればすぐに消える程度の燃え方しかしないが、最大威力であれば可燃物とされる物質には即座に燃え移る程度の火が起こるため、
この攻撃を使用する際は周辺環境に延焼が発生しない事を考慮しなければならない。

部品: 高度な魔法制御技術の要求

火の魔法とは比較にならないほど、この魔法を意図通りに操るために求められる技術の水準は高い。
制御の呪文選択を一つ間違えるだけで事故につながる可能性があり、二つ間違えれば自滅どころか周辺へ甚大な被害をもたらす可能性もある。
また、投射対象選択とそのイメージを正しく行うための手順の数も、火の魔法よりずっと多くなっている。
適切な呪文を詠唱し、正しく対象をとらえて発射するためには、正しい術式への理解と冷静な判断力、状況予測能力と詠唱の正確さが常に必要とされる。


部品: 人格面の信頼性

非常に大きな危険を伴う魔法であるため、この魔法の習得については大きな制限が課せられている。
基本的に玄霧藩国の魔法というのは師から弟子への技術伝承によって学ばれるものであり、年単位の長い修行期間の中で師は弟子の人間性を見極め、
その資質が正しく魔法を行使するものであると確信できた場合に限り、奥義としての中位魔法を伝授するための修行に入る事を許すのである。
魔法使いの師は弟子の心の育成も行わねばならず、資質なきものに奥義を伝承してしまうと、他の魔法使いを含めた周囲からの信用を失う事になる。
魔法によって人々を助ける事で生計を立てる魔法使いにとって、周囲の信用は非常に大切な糧であり、魔法使いは基本的に『善き魔法使い』であるべく努める。
藩国から公示された『善き魔法使いであるための心得』はその参考として使われる。

部品: 魔法制御技術の万全な習得

弟子が資質あるものだと確信出来ても、強力な魔法を制御するための術を正しく身に着けた後でなければ魔法の伝授は行われない。
基礎となる魔法修行(通常4年かかると言われている)を終えた後、認められたものだけが高度な上位技術の習得を開始できる。
魔力の運用技術、効果調整のための高度な呪文の習得、長くなった呪文の詠唱技術をそれぞれ学び、身に着け、
また精神面での成熟が求めらる水準に達したと認められた時、初めて中位魔法の起動キーとなる呪文の伝承が行われる事となる。


部品: 伝承者の記録

中位魔法の習得に至った魔法使いは、その存在が非常に大きな戦力であり、場合によっては周囲に対する脅威となり得ると考えられる。
伝承が行われたという時点でその魔法使いに対する信用と身分が国から保証される理由にもなるため、
藩国政府は中位魔法の伝承を受けた魔法使いに対して、国への身元登録の提出を(師の保証も条件として)推奨している。
野に隠れて魔法を研究する魔法使いの存在を法的・倫理的に誤りであるとはしていないが、そういった魔法使いが国で活動する際は、法による制限が多く課せられる事になっている。


部品: およそ5倍の呪文詠唱

火炎の魔法の制御呪文は数が多く、その適切な運用に求められる呪文の長さは、火の呪文と比較しておよそ5倍が相場である。
詠唱にかかる時間は初心者で20秒、熟達者で8秒程度かかるため、素早い発動には向かないが、これを省略する事は認められない。
(なお、無詠唱発動には宝重クラスのマジックアイテムが必要とされている)

部品: 強大な熱量と必要な魔力

火炎の魔法で発生する熱量はとても強力であり、この直撃は鉄などの不燃性物質も(耐熱・耐魔法性のさほど高くないものは)溶解させうる威力を持つ。
おおよそ人間個人に対して使うにはオーバースペックであり、大型の怪物や軍団規模の敵に対しての使用が主な用途となる。
射程は最大で400mほどであり、発射にかかる時間や弾速の遅さから狙撃用途には向かない他、銃相手の射撃戦は不利要素が強い。
威力、射程、効果範囲に応じて必要な魔力量が大きく上がり、この規模の魔法となると個人の生み出せる魔力ではまるで足りないため、
使用には基本的に魔力触媒の併用が必要不可欠とされる。
着弾時の安全装置としての術式はこの魔法にも組み込まれているが、そもそもの威力が大きすぎるために相殺しきれるものではなく、
誤爆してしまった際は速やかな対処(非戦闘時であれば消防隊への通報など)が求められる。


部品: 延焼の効果範囲と付加効果

主に軍団相手の使用時の主効果として、熱量によって発生する延焼を狙って使われる事も多い。
直撃と比較した場合は熱ダメージの量として大きく劣るが、規模を最大まで広げれば50m四方までの延焼を発生させることが可能であるため、
面制圧火力として非常に大きな効果を持つこととなる。火傷による追加被害も無視できない。


部品: 森国で使う危険性の大きさ

火の魔法、火炎の魔法は効果のわかりやすく、また強力なものではあるが、
追加効果として発生する延焼による周辺被害は決して無視していいものではなく、
特に魔法使い全般の住む森国国家にとって、森林の延焼は山火事に繋がる非常に危険なものである。
これらの魔法の習得に対して制限がかかるのは、魔法使いたちが自らの住む土地を焼き尽くすことのないようにするためのものであり、
『森を焼いてはいけない』という認識が『人の住む土地を焼いてはいけない』という認識に繋がり、
他国でこの魔法を使う際も使用時に細心の注意を払えるよう意識を根付かせるためとして行われているものである。

玄霧藩国で延焼事件や山火事が発生した場合、消防組織がこの消火に全力で当たって対処する。
そして魔法使いたちは、消火が済んだ燃え跡に集まり、その危険性を改めて学ぶのである。



提出書式


 大部品: 火炎の魔法 RD:15 評価値:6
 -部品: 大きな炎を使う魔法攻撃
 -大部品: 火の魔法 RD:6 評価値:4
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 ---部品: 魔力を使って現象をおこす
 ---部品: 効果と規模の調節能力
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 ---部品: 燃焼による追加効果
 -部品: 高度な魔法制御技術の要求
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 --部品: 魔法制御技術の万全な習得
 --部品: 伝承者の記録
 -部品: およそ5倍の呪文詠唱
 -部品: 強大な熱量と必要な魔力
 -部品: 延焼の効果範囲と付加効果
 -部品: 森国で使う危険性の大きさ
 
 
 部品: 大きな炎を使う魔法攻撃
 大きな炎を使う魔法攻撃
 火の魔法よりもずっと大きな炎を扱う魔法技術。
 おおよそ、ハンドボール大からバスケットボール大程度のサイズの火炎球を発生させる事が出来、その熱量は非常に高い。
 この規模となれば強大な敵に対する攻撃用途以外で使われる事はほぼなく、火炎の魔法は攻撃のための中位魔法(熟達した魔法使いにとっての奥義相当)として知られる。
 中物理域の兵器に換算するとロケットランチャーに近い。
 
 部品: 火を使う魔法
 小さい火、主に指先サイズから大きくても拳大までの火を魔法で作り出して扱う技術。
 敵に投射してダメージを与える他、焚火の火種や臨時の灯りとしての使用も可能。
 規模の大きさとその持続時間に応じて魔力の使用量とコントロールに求められる技量が上がるため、
 初心者はまず指先ほどの小さな火を瞬間的につけるところから始める。
 魔法としては習得の簡単な部類に入り、低位魔法として位置づけられる。
 
 部品: 魔力を使って現象をおこす
 魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。
 例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、
 考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。
 魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。
 
 
 部品: 効果と規模の調節能力
 術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、
 更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。
 この発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。
 
 
 部品: ごくわずかな詠唱
 詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。
 低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。
 迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、
 その分だけ流せる魔力の上限が低く設定されており、したがって引き出せる効果量も限られている。
 
 部品: ごく狭い面に対する熱攻撃
 火の魔法によって生み出した熱量=火球を目標に向かって投射する攻撃。
 火球は着弾するか射程限界に達するまで霧散することなく収束状態を保ち、目標に命中した際にその熱量を対象にそのままダメージとして与える。
 射程距離は最大でも50mほど。
 安全装置として、目標として設定した対象以外に命中した場合は威力を大きく減じる術式が組み込まれているが、
 その術式に魔力を割いている分だけ、消費魔力に対する威力効率がやや悪い。
 
 
 部品: 燃焼による追加効果
 目標に着弾した場合、熱ダメージが発生する他、二次効果として熱による燃焼が着弾点から発生する。
 ごく小さい火球であればすぐに消える程度の燃え方しかしないが、最大威力であれば可燃物とされる物質には即座に燃え移る程度の火が起こるため、
 この攻撃を使用する際は周辺環境に延焼が発生しない事を考慮しなければならない。
 
 部品: 高度な魔法制御技術の要求
 火の魔法とは比較にならないほど、この魔法を意図通りに操るために求められる技術の水準は高い。
 制御の呪文選択を一つ間違えるだけで事故につながる可能性があり、二つ間違えれば自滅どころか周辺へ甚大な被害をもたらす可能性もある。
 また、投射対象選択とそのイメージを正しく行うための手順の数も、火の魔法よりずっと多くなっている。
 適切な呪文を詠唱し、正しく対象をとらえて発射するためには、正しい術式への理解と冷静な判断力、状況予測能力と詠唱の正確さが常に必要とされる。
 
 
 部品: 人格面の信頼性
 非常に大きな危険を伴う魔法であるため、この魔法の習得については大きな制限が課せられている。
 基本的に玄霧藩国の魔法というのは師から弟子への技術伝承によって学ばれるものであり、年単位の長い修行期間の中で師は弟子の人間性を見極め、
 その資質が正しく魔法を行使するものであると確信できた場合に限り、奥義としての中位魔法を伝授するための修行に入る事を許すのである。
 魔法使いの師は弟子の心の育成も行わねばならず、資質なきものに奥義を伝承してしまうと、他の魔法使いを含めた周囲からの信用を失う事になる。
 魔法によって人々を助ける事で生計を立てる魔法使いにとって、周囲の信用は非常に大切な糧であり、魔法使いは基本的に『善き魔法使い』であるべく努める。
 藩国から公示された『善き魔法使いであるための心得』はその参考として使われる。
 
 部品: 魔法制御技術の万全な習得
 弟子が資質あるものだと確信出来ても、強力な魔法を制御するための術を正しく身に着けた後でなければ魔法の伝授は行われない。
 基礎となる魔法修行(通常4年かかると言われている)を終えた後、認められたものだけが高度な上位技術の習得を開始できる。
 魔力の運用技術、効果調整のための高度な呪文の習得、長くなった呪文の詠唱技術をそれぞれ学び、身に着け、
 また精神面での成熟が求めらる水準に達したと認められた時、初めて中位魔法の起動キーとなる呪文の伝承が行われる事となる。
 
 
 部品: 伝承者の記録
 中位魔法の習得に至った魔法使いは、その存在が非常に大きな戦力であり、場合によっては周囲に対する脅威となり得ると考えられる。
 伝承が行われたという時点でその魔法使いに対する信用と身分が国から保証される理由にもなるため、
 藩国政府は中位魔法の伝承を受けた魔法使いに対して、国への身元登録の提出を(師の保証も条件として)推奨している。
 野に隠れて魔法を研究する魔法使いの存在を法的・倫理的に誤りであるとはしていないが、そういった魔法使いが国で活動する際は、法による制限が多く課せられる事になっている。
 
 
 部品: およそ5倍の呪文詠唱
 火炎の魔法の制御呪文は数が多く、その適切な運用に求められる呪文の長さは、火の呪文と比較しておよそ5倍が相場である。
 詠唱にかかる時間は初心者で20秒、熟達者で8秒程度かかるため、素早い発動には向かないが、これを省略する事は認められない。
 (なお、無詠唱発動には宝重クラスのマジックアイテムが必要とされている)
 
 部品: 強大な熱量と必要な魔力
 火炎の魔法で発生する熱量はとても強力であり、この直撃は鉄などの不燃性物質も(耐熱・耐魔法性のさほど高くないものは)溶解させうる威力を持つ。
 おおよそ人間個人に対して使うにはオーバースペックであり、大型の怪物や軍団規模の敵に対しての使用が主な用途となる。
 射程は最大で400mほどであり、発射にかかる時間や弾速の遅さから狙撃用途には向かない他、銃相手の射撃戦は不利要素が強い。
 威力、射程、効果範囲に応じて必要な魔力量が大きく上がり、この規模の魔法となると個人の生み出せる魔力ではまるで足りないため、
 使用には基本的に魔力触媒の併用が必要不可欠とされる。
 着弾時の安全装置としての術式はこの魔法にも組み込まれているが、そもそもの威力が大きすぎるために相殺しきれるものではなく、
 誤爆してしまった際は速やかな対処(非戦闘時であれば消防隊への通報など)が求められる。
 
 
 部品: 延焼の効果範囲と付加効果
 主に軍団相手の使用時の主効果として、熱量によって発生する延焼を狙って使われる事も多い。
 直撃と比較した場合は熱ダメージの量として大きく劣るが、規模を最大まで広げれば50m四方までの延焼を発生させることが可能であるため、
 面制圧火力として非常に大きな効果を持つこととなる。火傷による追加被害も無視できない。
 
 
 部品: 森国で使う危険性の大きさ
 火の魔法、火炎の魔法は効果のわかりやすく、また強力なものではあるが、
 追加効果として発生する延焼による周辺被害は決して無視していいものではなく、
 特に魔法使い全般の住む森国国家にとって、森林の延焼は山火事に繋がる非常に危険なものである。
 これらの魔法の習得に対して制限がかかるのは、魔法使いたちが自らの住む土地を焼き尽くすことのないようにするためのものであり、
 『森を焼いてはいけない』という認識が『人の住む土地を焼いてはいけない』という認識に繋がり、
 他国でこの魔法を使う際も使用時に細心の注意を払えるよう意識を根付かせるためとして行われているものである。
 
 玄霧藩国で延焼事件や山火事が発生した場合、消防組織がこの消火に全力で当たって対処する。
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インポート用定義データ


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                 "title": "ごく狭い面に対する熱攻撃",
                 "description": "火の魔法によって生み出した熱量=火球を目標に向かって投射する攻撃。\n火球は着弾するか射程限界に達するまで霧散することなく収束状態を保ち、目標に命中した際にその熱量を対象にそのままダメージとして与える。\n射程距離は最大でも50mほど。\n安全装置として、目標として設定した対象以外に命中した場合は威力を大きく減じる術式が組み込まれているが、\nその術式に魔力を割いている分だけ、消費魔力に対する威力効率がやや悪い。\n",
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                 "title": "燃焼による追加効果",
                 "description": "目標に着弾した場合、熱ダメージが発生する他、二次効果として熱による燃焼が着弾点から発生する。\nごく小さい火球であればすぐに消える程度の燃え方しかしないが、最大威力であれば可燃物とされる物質には即座に燃え移る程度の火が起こるため、\nこの攻撃を使用する際は周辺環境に延焼が発生しない事を考慮しなければならない。",
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         "title": "高度な魔法制御技術の要求",
         "description": "火の魔法とは比較にならないほど、この魔法を意図通りに操るために求められる技術の水準は高い。\n制御の呪文選択を一つ間違えるだけで事故につながる可能性があり、二つ間違えれば自滅どころか周辺へ甚大な被害をもたらす可能性もある。\nまた、投射対象選択とそのイメージを正しく行うための手順の数も、火の魔法よりずっと多くなっている。\n適切な呪文を詠唱し、正しく対象をとらえて発射するためには、正しい術式への理解と冷静な判断力、状況予測能力と詠唱の正確さが常に必要とされる。\n",
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         "title": "強い伝承制限",
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             "title": "人格面の信頼性",
             "description": "非常に大きな危険を伴う魔法であるため、この魔法の習得については大きな制限が課せられている。\n基本的に玄霧藩国の魔法というのは師から弟子への技術伝承によって学ばれるものであり、年単位の長い修行期間の中で師は弟子の人間性を見極め、\nその資質が正しく魔法を行使するものであると確信できた場合に限り、奥義としての中位魔法を伝授するための修行に入る事を許すのである。\n魔法使いの師は弟子の心の育成も行わねばならず、資質なきものに奥義を伝承してしまうと、他の魔法使いを含めた周囲からの信用を失う事になる。\n魔法によって人々を助ける事で生計を立てる魔法使いにとって、周囲の信用は非常に大切な糧であり、魔法使いは基本的に『善き魔法使い』であるべく努める。\n藩国から公示された『善き魔法使いであるための心得』はその参考として使われる。",
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             "title": "魔法制御技術の万全な習得",
             "description": "弟子が資質あるものだと確信出来ても、強力な魔法を制御するための術を正しく身に着けた後でなければ魔法の伝授は行われない。\n基礎となる魔法修行(通常4年かかると言われている)を終えた後、認められたものだけが高度な上位技術の習得を開始できる。\n魔力の運用技術、効果調整のための高度な呪文の習得、長くなった呪文の詠唱技術をそれぞれ学び、身に着け、\nまた精神面での成熟が求めらる水準に達したと認められた時、初めて中位魔法の起動キーとなる呪文の伝承が行われる事となる。\n",
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             "title": "伝承者の記録",
             "description": "中位魔法の習得に至った魔法使いは、その存在が非常に大きな戦力であり、場合によっては周囲に対する脅威となり得ると考えられる。\n伝承が行われたという時点でその魔法使いに対する信用と身分が国から保証される理由にもなるため、\n藩国政府は中位魔法の伝承を受けた魔法使いに対して、国への身元登録の提出を(師の保証も条件として)推奨している。\n野に隠れて魔法を研究する魔法使いの存在を法的・倫理的に誤りであるとはしていないが、そういった魔法使いが国で活動する際は、法による制限が多く課せられる事になっている。\n",
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         "title": "およそ5倍の呪文詠唱",
         "description": "火炎の魔法の制御呪文は数が多く、その適切な運用に求められる呪文の長さは、火の呪文と比較しておよそ5倍が相場である。\n詠唱にかかる時間は初心者で20秒、熟達者で8秒程度かかるため、素早い発動には向かないが、これを省略する事は認められない。\n(なお、無詠唱発動には宝重クラスのマジックアイテムが必要とされている)",
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         "title": "強大な熱量と必要な魔力",
         "description": "火炎の魔法で発生する熱量はとても強力であり、この直撃は鉄などの不燃性物質も(耐熱・耐魔法性のさほど高くないものは)溶解させうる威力を持つ。\nおおよそ人間個人に対して使うにはオーバースペックであり、大型の怪物や軍団規模の敵に対しての使用が主な用途となる。\n射程は最大で400mほどであり、発射にかかる時間や弾速の遅さから狙撃用途には向かない他、銃相手の射撃戦は不利要素が強い。\n威力、射程、効果範囲に応じて必要な魔力量が大きく上がり、この規模の魔法となると個人の生み出せる魔力ではまるで足りないため、\n使用には基本的に魔力触媒の併用が必要不可欠とされる。\n着弾時の安全装置としての術式はこの魔法にも組み込まれているが、そもそもの威力が大きすぎるために相殺しきれるものではなく、\n誤爆してしまった際は速やかな対処(非戦闘時であれば消防隊への通報など)が求められる。\n",
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         "title": "延焼の効果範囲と付加効果",
         "description": "主に軍団相手の使用時の主効果として、熱量によって発生する延焼を狙って使われる事も多い。\n直撃と比較した場合は熱ダメージの量として大きく劣るが、規模を最大まで広げれば50m四方までの延焼を発生させることが可能であるため、\n面制圧火力として非常に大きな効果を持つこととなる。火傷による追加被害も無視できない。\n",
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         "title": "森国で使う危険性の大きさ",
         "description": "火の魔法、火炎の魔法は効果のわかりやすく、また強力なものではあるが、\n追加効果として発生する延焼による周辺被害は決して無視していいものではなく、\n特に魔法使い全般の住む森国国家にとって、森林の延焼は山火事に繋がる非常に危険なものである。\nこれらの魔法の習得に対して制限がかかるのは、魔法使いたちが自らの住む土地を焼き尽くすことのないようにするためのものであり、\n『森を焼いてはいけない』という認識が『人の住む土地を焼いてはいけない』という認識に繋がり、\n他国でこの魔法を使う際も使用時に細心の注意を払えるよう意識を根付かせるためとして行われているものである。\n\n玄霧藩国で延焼事件や山火事が発生した場合、消防組織がこの消火に全力で当たって対処する。\nそして魔法使いたちは、消火が済んだ燃え跡に集まり、その危険性を改めて学ぶのである。",
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タグ:

雅戌 魔法
最終更新:2017年09月07日 20:25