玄霧藩国の編成用魔法医

作成者:小鳥遊

申し送り事項
  • 火炎の魔法使いは魔法医の修正時に消えると思われます。
  • 魔法医装備が必要です。(評価3)


部品構造


  • 大部品: 玄霧藩国の編成用魔法医 RD:80 評価値:10
    • 大部品: 玄霧の民 RD:10 評価値:5
      • 部品: 玄霧藩国の森国人
      • 大部品: 森国人 RD:9 評価値:5
        • 大部品: 森国人の身体的特徴 RD:3 評価値:2
          • 部品: 長い耳
          • 部品: 長身痩躯
          • 部品: 長い髪
        • 部品: 革製の日常着
        • 部品: 瞑想通信を使うことが出来る
        • 部品: 基本の職業適性
        • 部品: 森国人の習慣
        • 部品: 森の恵みを得る
        • 部品: 森国人の流用実績
    • 大部品: 玄霧藩国の魔法医 RD:70 評価値:10
      • 大部品: 魔法医(職業) RD:37 評価値:8
        • 大部品: 医師としての基盤 RD:30 評価値:8
          • 部品: 臨床経験で知る限界
          • 大部品: 名医 RD:29 評価値:8
            • 大部品: 高度なインフォームド・コンセントの形成力 RD:5 評価値:3
              • 部品: 礼儀作法(医療
              • 部品: 医師に求められる外見
              • 部品: 正確な診断力・検査力
              • 部品: ムンテラ力
              • 部品: 最新医療知識の維持
            • 大部品: 鋼の心臓(医師) RD:3 評価値:2
              • 部品: 動揺しても態度に出さない。
              • 部品: 経験と実績から発生する自負心
              • 部品: 強い自制心
            • 大部品: 医師の腕力 RD:3 評価値:2
              • 部品: うなされるほどの練習
              • 部品: 無駄のない手技
              • 部品: 瞬時判断
            • 部品: 名医の流用実績
            • 大部品: 医師(現代版)(職業) RD:17 評価値:6
              • 大部品: 現代医の能力と技能 RD:10 評価値:5
                • 部品: 人体への理解
                • 部品: 基礎医学の心得
                • 部品: 地域医療の実地実習経験
                • 部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
                • 部品: 一次救命処置能力
                • 部品: 患者とのコミュニケーション能力
                • 部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
                • 部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
                • 部品: 臨床研修で得た経験
                • 部品: 6年間の医学生生活
              • 大部品: 医師の心得 RD:6 評価値:4
                • 部品: 医療関連ルールを遵守する
                • 部品: 生涯を人道に捧げる誓い
                • 部品: 患者へ尽力する誓い
                • 部品: 公平で公正な治療行う誓い
                • 部品: 人命尊重の誓い
                • 部品: 医師という職業への誓い
              • 部品: 医師の流用実績
        • 大部品: 魔法の力を借りる RD:2 評価値:1
          • 部品: 森国人の魔法の素養
          • 部品: 科学的な医療技術とは異なる
        • 部品: TLOの封印
        • 大部品: 魔法による治療 RD:3 評価値:2
          • 部品: 術式
          • 部品: 刺青
          • 部品: 魔法医としての修行
        • 部品: 医師の基本の上に積まれる修行
      • 大部品: 魔法医の装備 RD:4 評価値:3
        • 部品: 白衣
        • 大部品: 魔法医の携行装備 RD:3 評価値:2
          • 部品: 往診鞄
          • 部品: 応急処置セット
          • 部品: 銀のメス
      • 大部品: 火炎の魔法使い RD:29 評価値:8
        • 部品: 炎を使う魔法使い
        • 部品: 大きな魔力の運用
        • 部品: 精緻な火炎操作能力
        • 部品: 延焼被害への忌避感
        • 大部品: 魔法使い(玄霧藩国版) RD:20 評価値:7
          • 部品: 魔法の専門家
          • 部品: 魔法とは
          • 大部品: 魔法使いという生き方 RD:18 評価値:7
            • 大部品: 幼少期の魔法教育 RD:9 評価値:5
              • 部品: 生活のための魔法の習得
              • 大部品: 理力・魔力の扱い RD:3 評価値:2
                • 部品: 魔法のある生活
                • 部品: 魔法の危険に向き合う
                • 部品: 科学技術と距離を置く
              • 大部品: 魔法の基礎修行 RD:5 評価値:3
                • 部品: 一の教え:魔法を使う事の責任
                • 部品: 二の教え:魔力とそれを取り巻く世界についての理解
                • 部品: 三の教え:術式の構造と呪文の意味
                • 部品: 四の教え:詠唱の練習と初歩的な魔法
                • 部品: 五の教え:健やかな体と穏やかな心
            • 大部品: 高度な魔法の修行 RD:8 評価値:5
              • 部品: 修行を受けられるかどうか
              • 部品: 魔法の修行と技術伝承
              • 大部品: 伝承制限のある魔法修行 RD:6 評価値:4
                • 部品: 真伝一の教え:善き魔法使いであろうとする心
                • 部品: 真伝二の教え:適量の魔力を扱う技術
                • 部品: 真伝三の教え:魔法制御技能の熟達
                • 部品: 真伝四の教え:長い呪文の詠唱能力
                • 部品: 真伝五の教え:魔法を使うものの身体
                • 部品: 真伝六の教え:世界の多面性を知る
            • 部品: 魔法使いとしての義務と権利、活動内容
        • 大部品: 魔法投射技術 RD:5 評価値:3
          • 部品: 周辺状況の正しい把握
          • 部品: 投射対象の認識と指定
          • 部品: 魔法の効果設定調整
          • 部品: 呪文の素早い詠唱
          • 部品: 魔法の発動と後処理



部品定義


部品: 玄霧藩国の森国人

森国人国家と一口で言っても、国が違えば気性も少しずつ異なるものである。玄霧藩国では、よく言えば職人気質、別の言い方をすればオタク気質の、おのおのが自分のウデを磨き上げることに熱意を見いだす傾向があった。それは各人の好みによっていろいろな方面に向けられたものであったが、家庭の娯楽としての食事、ひいては美味しい家庭料理を作ることへむけても発揮され、家族・友人の喜ぶ顔を見ようと自分の腕を磨くことにみな熱心に取り組む様子もみられた。それは他者を癒すことに感じる喜びともつながっていった。

部品: 長い耳

長い耳とはいわゆるエルフ耳である。大きさはまちまちだが、耳の先がとがっているのが特徴であり耳たぶは短めである。長さと関係あるかは不明であるが、遠くの、あるいは小さな音を捉える能力にも優れている。

部品: 長身痩躯

種族的な特徴として肥満体になりにくく痩せた体つきをしている者が多い。総じて、細い見かけによらず膂力はあり衣服を脱ぐとしっかり筋肉のついた引き締まった体つきをしている。また他国人と比べて背丈は高めが標準である。

部品: 長い髪

森国人の髪の色にこれと決まった特徴傾向はない。髪型としては男女の別なく長髪が伝統と言える。もちろん髪型を選ぶのは個人の自由であり、短髪を好む者もいて、それが咎められることはない。

部品: 革製の日常着

天然繊維の肌着の上に身体にぴったり付くデザインのなめし革の胴着を着用するのが、森国人の伝統的な日常活動時の服装である。ズボン、スカート、長靴など様々な部分に皮革が多く用いられるが、もちろん、必要に迫られたり職業によってはこの限りではない。

部品: 瞑想通信を使うことが出来る

森国人の特徴として瞑想通信を使用できる。瞑想通信を使うには道具の補助や数人がかりでの瞑想など、入念な準備が必要となる。

部品: 基本の職業適性

人種的に、理力・魔法との親和性がとくに高い。その他に、優れた視力と聴力や自然の中での隠密行動に長けていることから忍者、また指先の器用さに優れる者が多く整備士・医師などにむいているとも言われる。

部品: 森国人の習慣

自然を大切にし、森を切り拓かないまま森の中に村を築く。樹木をそのまま活かす木造建築物を好み、自然環境を破壊しない生活を送ることを良しとする。

部品: 森の恵みを得る

森国人は、その名の通り森で暮らしてきたという歴史から、自然の恵みを採集活用する技能に長けている。森とともに生きるというライフスタイルをもち、資源の獲りすぎによる種の絶滅が起こらないように生活を律してきた。近年では開けた場所で畑作も行っているが、森を減らすことは本末転倒として嫌う傾向が強い。森がなくなることは災害を呼ぶという伝承を伝えており、森の手入れのための間伐は行うが必要以上の伐採は戒められている。

部品: 森国人の流用実績

このアイドレスは玄霧藩国が製作しました。
飛翔@海法よけ藩国さんに流用いただきました。
ありがとうございます。

部品: 臨床経験で知る限界

医師として修練を積み厳しく能力を鍛え上げて出た現場で、患者を救えない場面に遭遇することもある。現代医療を修めた者だからこそ知る、科学的治療の限界はある。

部品: 礼儀作法(医療

医師は患者に「先生」と呼ばれることが多いが、当然無条件に医師へ敬意を払うわけでも、信頼を持っているわけでもない。
しかし患者が自身にとって一番良い治療を選ぶには、医師と患者互いの信頼が必要不可欠である。
その入口として相手を慮り、話しやすい雰囲気を醸成する礼儀作法は医師にとって大事な能力である。


部品: 医師に求められる外見

第一に清潔さである。この場合実際に清潔であることはもちろんのこと、医療知識のない患者からみて「清潔そう」に見えることが重要である。
よく洗濯されシミ一つない白衣を身に着け、医師自身も清潔そうにまとまった外見をしていることは、医師と初めて面談した患者の安心材料の一つになる。
余談であるが、患者を安心させる他の要素として威厳があるが、主に年齢によるものが大きい。だから若い医師は(議論はあるが)ヒゲを生やしてみたりするのである。


部品: 正確な診断力・検査力

高度なインフォームド・コンセントを形成するためには、前提として、良い説明をするための土台が必要である。
医師にとっては患者の現在の状態を正確に把握していることは具体的な治療法や代替治療の説明に絶対必要である。
余談ではあるが、これらの正確な診断にレントゲンなどの検査が必要である場合、検査の必要性を説明するのもインフォームド・コンセントである。難しい。

部品: ムンテラ力

ムンテラ(むんてら)とは、病状説明のことである。ドイツ語のMund「口」+Therapie「治療」を組み合わせた単語。
患者にとってみて、説明を受けた上で自由に治療法を選択することが望ましい。
望ましいのだが医師にとってみて、その患者に選択してほしい治療は当然ある。これが患者の価値観や知識と一致しているとは限らない。
医師に必要なのは「正確に」病状の説明をし、「正確に」各治療後の予後を説明する力である。
治療法選択の自由を尊重することと、説明の不足で患者にとって不利益な選択をすることになってしまうことは別である。
敬意と具体的でわかりやすい説明力は医師に必須の能力である。

部品: 最新医療知識の維持

正確な診断と十分な説明がなされた後、高度なインフォームドコンセント形成に必要なのは患者の納得である。
納得するためには患者からの質問が必要であり、中には巷で評判を聞いたエビデンスのない治療法もある。これをきちんと否定し患者を危険から守るには常に最新の知識が必要である。
何をかいわんや当然診断にも説明にも治療にも必要なのだ。医者は一生勉強!
これができなければ他全ての要素の信頼性が弱まり、高度なインフォームドコンセントとは言えなくなる。

部品: 動揺しても態度に出さない。

医師も人間である以上ヒューマンエラーは必ずある。1件の重大なミスには29件の軽微なミス付いて回り、その周辺にはミスにならなかったもののミスになってもおかしくない直前の例、つまりヒヤリ・ハットが3000件存在している。ミスを起こしてはならないが、ヒヤリ・ハットな例に直面した際に動揺を表に出すことは患者にとっても不利益となる。
予防を十分に行った上でも起きてしまうヒヤリ・ハットや軽微なミスは適切にリカバリーされるべきで、患者が求めているのは落ち着いた医師である。「あっ」「しまった」とは思っても絶対に態度に出してはならない。口に出すのは最悪だ。

部品: 経験と実績から発生する自負心

ミスに限らず、医療は人体を相手にする職業である以上、偶発的事故も起こりうるし、治療の結果も100パーセント思った方向に進むとは限らない。感染症の治療後体力の問題で治癒に時間がかかることもあれば、外傷の治療後安静をよく指示したにもかかわらず暴れて悪化させてくる患者もいる。これらのことが起きた時に「大丈夫ですよ」とはっきりみ行きれるのが自負心である。実際に近似の例を経験しているからこそ、知識として知っているからこそ、そして実際に自分の手でリカバリーしたことがあるからこそはっきり言い切れるのだ。この自負心の醸成には医師として誠意ある治療を多数実際に行なっている必要がある。

部品: 強い自制心

患者が求めているのは落ち着いていて、かつ精力的に働く医師である。私事で何があろうと不機嫌さや悲しさを患者に伝えてはならない。患者さんは細やかな動作や声色に出る雰囲気を必ず感じ取る。
当然どのくらい疲れているかも患者さんにはなんら関係ない。つねに安定して親切で真面目でよく説明してくれる先生こそが名医だ。
実は患者さんが大事にしているのは手技の早さではないことを知っておくべきだ。

部品: うなされるほどの練習

治療の手技であるにしろ、滑らかな説明や表情作りにしろ、練習でできない人間が本番で安定して成功できるはずがない。
緊張するのだ。予想外のことが起こるのだ。ささいな手違いでさらに緊張するのだ。地震が起きるかもしれないのだ。患者を安心させる落ち着いた医者でいたければひたすらに練習するしかない。練習が短い睡眠時間に出てくるほどだ。

部品: 無駄のない手技

名医の治療は早い。
何がはやいのだろうか。手の動きが速いわけではない。無駄が切り落とされているのだ。練習で何千回と繰り返した動作が、医師となってから臨床で繰り返した手技が名医の手技を早くしている。そこに生まれた余裕に丁寧さと工夫を加えることもできる。早さが命の手技ではもちろんのこと、それ以外でも治療の予後を良い方向へ動かす力となる。

部品: 瞬時判断

どの仕事でも言えることだが、例に漏れず医師の仕事も判断の連続である。救急の患者が搬送されてきた時、また目の前で人が倒れた時、治療中不可避の大出血があった時。名医は自分の専門で即時に結論を出す能力がある。これは毎日の診療経験と勉強の反復が、呼吸と同じように最適な治療を教えてくれるからである。

部品: 名医の流用実績

以下の藩国様、PCに流用していただきました。根拠:http://nekowasa.at.webry.info/201708/article_22.html

(申請順)(敬称略)
矢上ミサ@鍋の国:独自職業、鍋の国の名医さん
マリモ@玄霧藩国:独自職業、玄霧藩国の名医
神室@紅葉国:紅葉国の神室(T20)




部品: 人体への理解

医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。

部品: 基礎医学の心得

人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学を医師は学んでいる。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。


部品: 地域医療の実地実習経験

医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。

部品: 清潔操作と基本的医療手技修得

医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。
清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。

部品: 一次救命処置能力

医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。
この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。
救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。
C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。

部品: 患者とのコミュニケーション能力

医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。
このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。

部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力

医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。
患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。
いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。

部品: 共通試験・国家試験を合格する能力

一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。
これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。

部品: 臨床研修で得た経験

一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。
臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。

部品: 6年間の医学生生活

医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。
これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、
同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。
なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。

部品: 医療関連ルールを遵守する

医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。

部品: 生涯を人道に捧げる誓い

医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。

部品: 患者へ尽力する誓い

医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。

部品: 公平で公正な治療行う誓い

医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである。

部品: 人命尊重の誓い

医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。


部品: 医師という職業への誓い

医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。

部品: 医師の流用実績

以下の藩国様、PCに流用していただきました。根拠:http://nekowasa.at.webry.info/201708/article_22.html

(申請順)(敬称略)
涼原秋春@akiharu国:医者(akiharu国版)
不変空沙子@FVB:不変空沙子
竜宮・司@詩歌藩国:竜宮・司・ヒメリアス・ドラグゥーン
セントラル越前:設問205に提出:https://www65.atwiki.jp/wanwanempire/pages/172.html
マリモ@玄霧藩国:独自職業、玄霧藩国の医師に流用
結城由羅@世界忍者国:独自職業、マルチフィクサーに流用
たらすじ@後ほねっこ男爵領:たらすじ




部品: 森国人の魔法の素養

森国人とは元来魔法適性の高い種族であるとも言える。森の民であり、自然・精霊と交感し、瞑想通信を使うことができる。森国人の中に魔法による医療(治癒)を行いうる素質を持つ者が多く存在することは知られている。素質は素質であり、実際に使えることとは厳格に一線を画す。

部品: 科学的な医療技術とは異なる

魔法医療は科学的な医療アプローチに限界を感じた者のうち、たまたま魔法の素養を強くもっていたものが、運良く、魔法による治癒という玄霧藩国の一部部族に伝承されていたまったく別系統の治癒技術と出会い、それを習得するために力を尽くした結果得られたスキルである。

部品: TLOの封印

魔法医療と科学医療の技術を融合することは危険であることは知られており、固く禁じられている。つまり魔法術式の中に科学的情報を組み込むことは禁忌であり、伝統的医療に携わる者にそれを試みる者はいない。
一旦医師としての”科学”教育を受けた者も、魔法医療技術の習得を目指すとき、例えば医療情報機械(バイタルモニター)などの科学的アプローチとは絶縁する。実際問題として、魔法による治療はそれら”高物理”と位置づけられる電子機器のノイズなどと非常に相性が悪く集中の邪魔となる。魔法治療を行うとき、彼らは自然物とふれあうことを必要とし、それらの息吹から完全に閉ざされた中で行使することはほぼ不可能となる。


部品: 術式

魔法の行使には術式が必要であり、術式には理論とルールがある。物理科学とはまったく異なる体系ではあるものの、そこには学問が存在する。行使するためには、術者が正しい状態で正しく術式を唱えることが必要となる。玄霧藩国において魔法による高度な治療術式は秘伝であり、口伝である。素養をもつ者が、正しく伝承を受けることで行使することが可能になる。

部品: 刺青

魔法医療を修めた者は身体に刺青のように見える模様をもっている。実際に墨を入れているのかどうかは定かではない。(一説にはボディペイントであるという話もある。)この模様を施すことで精霊との対話がしやすくなるとか、魔除けのようなものだと言う噂もあるが、魔法医療自体が神秘のヴェールに包まれている状態で、彼ら自身が科学的に分析されることを当然好まず、真相は霧の向こうに閉ざされている。

部品: 魔法医としての修行

魔法医療の修行は伝統的に深い森の奥で行われる。水と樹木、生命の息吹を深く感じ取ることのできる場で、外界の雑事から意識を切り離すためだと言われている。すでに述べたように、魔法術式は電子ノイズと相性が悪いため、初期の修練にそれを極限まで廃するのは”理にかなっている”と言えよう。

部品: 医師の基本の上に積まれる修行

魔法術式は適切な結果を求めるために的確に術式を選択して行使されなければならないものであり、医療として行われる際にも正しい人体知識を必要とするが、医師としての学習を終えている者が魔法医の学びに入るときその学習過程は自然とスキップされつつより高度な治療結果を得ることができるのは当然の結果である。
その上で、魔法を発動させうるレベルに精神の集中を高めるのは、各個人の素質によって再現性が異なるため物理科学の学びよりさらに困難なものとなる。切り替えができない者はここで脱落していく。

部品: 白衣

医師であることを示すため白衣を着用している者が多い。白衣の下は標準的な森国人の服装として、身体にぴったりついた革の胴衣とブーツを着ており、医療現場できびきびと動き回れることを身上としている。重ね着しても邪魔になるだけである。

部品: 往診鞄

基本的な医療処置のための器具を詰めて、いつでも掴んで持ち出せるように準備してある。清潔と安全性を保つため、一定期間ごとに内容の点検と入れ替えの管理が行われている。肩掛けベルトがあり、移動中はもちろん、使用するときも両手を空けて鞄の中身を取り出すことができる。やや重みは増すが、丈夫で長く使える革製の鞄が好まれる。

部品: 応急処置セット

包帯、止血帯、消毒薬、聴診器。魔法医は医師でもあり、また常に魔法を使っているわけでもない。魔法の行使とは、都度精神力、集中力、そして時間を必要とするものであり、術式行使を妨げない器具は、治療の時間を短縮するためにも普通にこれを用いる。逆に、科学的アプローチがまったく使えない状況(いわゆる低物理領域)で使えなくなる人工合成的な素材はこれを使わないように留意している程度である。聴診器はそういった意味で使う場所を選ぶが、使えないときは使えないなりになんとかする。

部品: 銀のメス

小刀ともいう。化膿を予防するための傷の切開縫合などに使うため革のホルダーに納めて持ち歩かれる。銀には魔除けの効果もあり、いざというときの護身にも用いることができる。

部品: 炎を使う魔法使い

玄霧藩国に所属する魔法使いのうち、特に火と炎の魔法を扱う事に長けた者たちのことを火炎の魔法使いと呼ぶ。
その魔法は非常に強い攻撃力を持っており、医療魔法の発達が特徴である玄霧藩国の歴史においてはやや珍しいものとみられる事が多かったが、
玄霧藩国においても医療魔法の発達前は攻撃魔法の運用が盛んだったため、古来よりある技術が近年になって発達してきたというのが正しい。

火炎という言葉は、藩国王妃玄霧火焔の名に因むものでもあり、そこに親しみと誇らしさを感じるものもいるという。
なお、高度な魔法技術の安定性が実証されているのはこの世界(B世界と呼ばれる)においてのみであり、A世界と呼ばれる世界においてはその安全性が保障されておらず、使用には制限がかかる。

部品: 大きな魔力の運用

火炎の魔法に使われる魔力の量は大きなものであり、人間一人が生成できる魔力量で賄うにはかなり厳しいものがある。
よって火炎の魔法使いが実戦で魔法行使をする場合、基本的には魔力触媒の利用による補助を受けて魔力の供出を行う。
この魔力が適切に運用され、必要な量をその時必要なだけ使える事は、中位魔法の使い手としては必須の技能とされている。

部品: 精緻な火炎操作能力

炎という現象をより安全に扱うための操作技術を備えている。
火炎の魔法は暴発させれば自分が危険にさらされて死ぬだけでなく、周囲に甚大な被害をもたらす可能性があるため、
正しい制御術式の習得と使用選択能力が備わっている事が、魔法習得の前提として求められている。
主に詠唱する制御呪文の選択とイメージによる対象選択によって行われ、この修行には長い年付きが使われる。

また、習得した魔法を狙った対象に正しく命中させるための投射技能についても高い水準で習得している。

部品: 延焼被害への忌避感

森国において木々というのは非常に重い存在であり、これらを燃やし破壊しかねない火炎の魔法には、常に延焼というリスクがつきまとう。
延焼による山火事などの事故・事件に対しては火炎の魔法使いも強い忌避感を抱いているものが多く、これを避けるためにも適切な術式選択と操作技術が研鑽されている。

部品: 魔法の専門家

魔法使いとは、魔法技術を一定以上まで習得した専門家レベルの技術者に与えられる称号である。
森国国家において、魔法とは生活に根付いた技術であり文化であり、魔法が使えるか否かで言えば、使える国民は多い。
子供たちは生まれ育つ中で魔法があって当然の生活をしており、習い事の一環として魔法の基礎を覚える国もある。
そんな中で、魔法を正しく教え、誤った使い方がないよう人々を導き、また魔法の研究に従事する人物を指して魔法使いと呼ぶ。
玄霧藩国においては、国家に中位魔法の習得(およびその習得に求められる各種素養の獲得)を認められ登録された者たちのことを主に示す。

部品: 魔法とは

魔法とは、物理法則ではない、魔力というエネルギーを用いた法則である。
人や自然物が生み出す魔力を決められた術式に流し込む事で、物理法則と異なる現象を発生させ、それをコントロールするのが魔法であり、
火や水、風を起こしたり、物を動かしたりといった幅広い効果を生み出すことができる。

物理法則の外で多用な可能性を持つということは、危険も大きい。
特に強力な魔法は世界に与える影響も強く、また歴史上、魔法の強大化によって悲劇が起きた事も多いため、魔法の使用は常に、世界のバランスと周囲の安全を考慮して行われなければならない。
特に、禁じられた魔法として指定されるものは世界を滅ぼすほどのものとして知られており、
空間転移、時間移動、増殖、自律稼動、共通夢の操作などの魔法は法律や国家規模での制限が掛かっているほか、倫理面においても忌避される対象となる。

部品: 生活のための魔法の習得

森国に生まれた子が魔法を覚える時は、まず周囲に住んでいる魔法使いに教えを受ける事から始める。
魔法使いは周辺に生まれた子らにまとめて魔法の基礎を教え、その使い方と使い道、危険性についてよく教え聞かせ、
子らが魔法を正しく使えるよう導き育てる。
(もちろん学校に通うなどの日常生活を送りながら)おおよそ4年ほどの魔法学習過程を経て、子らは魔法文明において生活していくための魔法の基礎を身に着け、
やがて家業を継いだり社会に出て働く時などに、魔法の力を役立てる事となる。

部品: 魔法のある生活

高物理域に住む者には想像しにくいかもしれないが、当たり前に魔法のある世界において、それは日常のひとつである。
足が速い人と遅い人がいるように、理力や魔力の扱いが上手い人と下手な人がいる。
マッチがあればマッチで火をつけるし、マッチがなければそれを取りに行くか、魔法で火をつけるかは人によるだろう。マッチがあっても魔法で火をつける人もいるかもしれない。
包丁が切れなくなったら研ぎに出すひともいれば、魔法をかけて使い続ける人も居るだろう。単に包丁を買い替える人もいるかもしれない。
日々の生活の選択肢に自然と魔法がある、それが低物理域の生活である。

部品: 魔法の危険に向き合う

理力や魔力が当たり前にあると言っても、それは誰もが簡単に詠唱戦を行える、という意味ではもちろんない。
誰だってパンチはできるが、軍人や格闘家のような的確なパンチが打てるわけではない。
包丁があれば誰でも人を傷つけられるが、普通の人は包丁を振りかざして他者を切りつけたりはしない。
理力も魔力も同じことである。当たり前に使えるものだからこそ、その扱いが危険にならないよう気をつけねばならないし、本当に効果的に危険な扱いをしようと思えば相応の訓練が必要である。

部品: 科学技術と距離を置く

魔法を扱う素養を持つ者は、みな科学技術とは距離を置くようにして生活している傾向が強い。これは歴史的にみて魔法と科学を一緒に使うとろくなことにならない、と広く知られていることがひとつの理由である。
それはそれとして、ボタンを押すだけで火が出るとか、鉄の塊が空を飛ぶとかなんとなう胡散臭いと思っている者もそこそこにいるようだ。

部品: 一の教え:魔法を使う事の責任

どんなに初歩的な魔法であっても、それを学ぶ前には必ず魔法の危険性を教えられる。
魔法は人を簡単に傷つける事のできる力である事を忘れてはならない。

子が痛みを知った時、その痛みが引き起こす辛さと不安な気持ちの正体を教えられる。
人は痛いと苦しみ、苦しむと辛く、辛いと痛く、そしてそれらによって心が乱れるのだと。
そこで子は、失う事、死の恐怖を実感する。

そして痛みを癒された時、救われる喜びと安心を教えられる。
痛み、苦しみ、辛さから助けられると安心し、嬉しくなり、救われるという事、生の喜びを知るのだ。
人が健やかに生きているだけでそれは喜びであり、人が健やかに生きているというのはそれだけで誰かに助けられている事も理解する。

痛みと生の喜びを知った頃に、師が魔法を使う姿を見せられる。
その魔法の強大さに直面したとき、恐怖を思う事で魔法の危険性が心に刻まれるのだ。
そして、その力が人を生を救える事も理解し、子は魔法を知る。

部品: 二の教え:魔力とそれを取り巻く世界についての理解

世界の万物に宿る力、魔力がどういったものであるかを教えられる。
魔法とは魔力によって世界に変化を起こす技術なので、魔力の理解はその基礎であると言えるだろう。

そして、魔力を知るという事は世界を知るという事でもある。
繰り返しになるが、魔力は万物に宿る力であるので、魔力を知るにはより多くの物に触れ、それを知らなければならない。
自分の身の回りだけが世界の全てである幼少期の子供にとって、多くを知るとは世界を広げる事を意味する。
知識は翼であり、理解は喜びである。多くを知り、世界を知っていくのが魔法を使うものとしてとても大切な事なのだ。

蓄えた知識は子に想像力を与え、想像力が魔法を形作る術式をイメージすることを助ける。
なお、魔力は自然物だけでなく素養ある人間の体内でも生成できるが、人間が生成できる魔力の量はさほど多くない。
基礎的な魔法であったり、時間をかけて魔力をため込む性質の魔法であれば人間が生成する魔力で事足りるが、
難易度の高い魔法や効果の大きい魔法は、自然物に少しずつ魔力を借りるか、密度の高い魔力含有物である魔力触媒からの供給を必要とする。


部品: 三の教え:術式の構造と呪文の意味

情操教育と知識教育を受けて下地が出来たところで、魔法を発動させるための基本の術式を教えられる。
実体のない術式というルールをイメージと呪文で起動させ、そこに魔力を通すことで魔法は発動する。
呪文の詠唱はこの術式の起動キーと、起動した魔法の効果を調整する制御コマンドによって構成されている。
詠唱というのは、魔法を起動させ、魔法の効果を自分の想像通りに調整するために行うものなのだ。


部品: 四の教え:詠唱の練習と初歩的な魔法

基礎的な魔法ほど術式の起動も簡単になるが、それでも要領をつかむまでは時間がかかるのが普通であり、
術式が起動できるようになった後も、その魔法を正しく制御できるようになるまで更なる時間を要する。

この期間は練習を繰り返し、成功した体験をよく覚えておくことを教え込まれることになる。
一回の練習ごとに、イメージしたもの、呪文詠唱の仕方を細かく意識し、その手順と結果を関連付けて覚える。
確かな実感と共に蓄積される経験は、ただ繰り返すだけの練習よりもはるかに大きな価値を持ち、子の成長を助ける。
子がやがて魔法を使わなくなる日がくるとしても、自分が何かの技術を身に着けたこと、そのために何をしたか、という成功体験は絶対に助けになるのだ。


部品: 五の教え:健やかな体と穏やかな心

魔法の使い方を覚えた事と、魔法を使えるようになったという事は似ているが同じではない。
正しく魔法の効果を理解し、目的に合わせて使う魔法を選び、その魔法を不足なく起動し、狙い通りに制御する。
そこまでできて初めて、魔法を使えるようになったと言える。

そのためには知識と技量だけでは足りない。
魔力の生成と利用によって体力の消耗があるので身体の育成も大事であるし、魔法や呪文の選択を行うには波立っていない穏やかで冷静な心が必要となる。
魔法の基礎を教えられる時、子らはよく動きよく食べて体を鍛え、師や友との交友から心を育てる。
心技体のバランスよい成長が魔法の活用を助ける事を、育ちつつある子は経験として学んでいく。

部品: 修行を受けられるかどうか

子らの中で魔法の才に秀でた者、あるいは魔法に強い興味を示す者は、より高度な魔法を学ぶ事を希望する事もできる。
ただし高度な魔法は危険も大きく、習得には多大な責任を伴うため、師はそれまでの子の行いや言動、学習態度などからその資質を判断し、
高度な魔法の修行を認めるか認めないかを判断しなければならない。
判断基準として『善き魔法使いであるための心得』が参考となる。

部品: 魔法の修行と技術伝承

高度な魔法の修行を認められると、そこで子は初めて魔法の弟子なり、一日の中の多くの時間を魔法の修行に費やす事となる。
魔法の修行には学問(知識の獲得)と精神(倫理面の育成)の修行および体を使った訓練も含まれているため、魔法使いとして成熟した際の社会性においては他の道で成長した子らと大きな差は生まれない。
師はまず高度な魔法を扱えるだけの下地を弟子に身に付けさせ、心技体において求める水準へと弟子が達した事を認めた時、初めて高度な魔法(中位クラスの魔法)の伝授が行われる事となる。
高度な魔法の伝授が行われる事で、弟子は魔法使いとなる資格を得、師と共に国に新しい魔法使いとしての登録を申請できる。
申請が受理されれば弟子は正式に魔法使いとなり、魔法教育や研究を行う上での資金援助を含めた多くの権利と、人々のために活動する事、有事に国の力となる事を含めた多くの義務を負う。
魔法使いとしての登録を行わない事もできるが、その際は魔法の行使に対する法的制限が多く存在するため、野に隠れて細々と暮らすか、治安が悪ければ裏社会へと流れていくかという道を選ぶことになる。魔法の悪用は重罪である。

部品: 真伝一の教え:善き魔法使いであろうとする心

魔法の危険性を知り、人を助ける事の大事さを知るだけでは、高度な魔法を持つには足りないと教えられる。
魔法使いとは専門性の高い技術者の側面も持つので、そういった立場の存在が守るべき倫理をよく理解しておかなければならないのだ。
玄霧藩国が提唱している魔法使い倫理である『善き魔法使いであろうとする心』には、守るべき倫理として以下のように記されている。

一.天下万民のためにあるべし
一.その力の大きさを忘れざるべし
一.自らの心を偽らざるべし
一.正しき行いと信じるならば勇気をもってこれを行うべし
一.正しきを知るためにまず多くの事を知るべし
一.考えの異なる者の存在を認めるべし
一.常に世界を広く見るべし
一.権威の内にあってはこれの正当性を見極めるべし
一.数多き人の中にあって自分を忘れざるべし

これらは絶対の法律ではなく、守る事を推奨される倫理に過ぎない。
また、弟子もその意味を最初はよく理解できないだろう。
しかし、師としての魔法使いは弟子にこの意味を良く教え、弟子の疑問や悩みに答え、教え導いて育てていく。

弟子は師の信頼に応え、その教えを学び、考え、噛みしめ、経験と共に理解して自分の血肉へと変えていく。
すぐに善き魔法使いになることはできないが、時間をかけてそこにたどり着けるよう、日々進むのである。

部品: 真伝二の教え:適量の魔力を扱う技術

高度な魔法を覚えるにあたって、まず上手く扱える魔力の量を増やしていく修行を行う。
主に魔力触媒から引き出す魔力の量を適切に調節できることが大事なので、制御術式を沢山つけることで消費魔力を増やした基礎魔法を、何度も何度も起動し、
魔力の流れと用途に応じた必要量をより細かく正しく覚えていく。
魔力の量を測る『感覚のものさし』をより細かいものへと入れ替え、わずかな魔力量の違いとそれによる魔法効果の変更を実感として理解する。
繰り返し、何度も何度も練習して、基礎魔法の達人と言えるくらいに上達する頃、魔力の制御技術が過去と比べ物にならないほど高くなっている事に気づくのだ。


部品: 真伝三の教え:魔法制御技能の熟達

魔力制御訓練と同時並行で、より高度な技術の習得も進めていく。
魔法の効力を抑える、魔法の効果範囲を広げる、縮める、魔法の投射軌道を曲げる、投射後の発動位置を前に、後ろに。
狙った効果を狙ったタイミングで狙った場所に発揮できるよう、高度な制御術式を覚えたり、集中したイメージを素早く描けるように反復練習したりといった、
『魔法を上手く使う技術』と呼べるもの全般を時間をかけて鍛えていく。
使い方に長じれば、基礎魔法と少ない魔力で、沢山の魔力を使った中位魔法を越える結果(効果ではない)を生み出すことすら可能になる。
道の先は長いが、歩み続ける事でしかたどり着けないのだ。


部品: 真伝四の教え:長い呪文の詠唱能力

高度な魔法の起動キーであったり複雑な制御術式であったりの呪文は、当然ながら簡単な魔法の呪文よりも長くて難しい。
使う魔法によっては、呪文詠唱がまるで早口言葉のようになる事もあるため、判断力や集中力といった能力とは全く別の能力、すなわち滑舌の良さが必要になってくる。
魔法使いがいざと言う時に呪文を噛んで失敗するというのでは目も当てられないので、
発音をよくするための発声の修行、スムーズに呪文を唱えるための早口言葉の修行も行われることとなる。
長じた魔法使いは、深い知識と優れた滑舌により、それなりに優れた弁士たりうると言えなくもない。

部品: 真伝五の教え:魔法を使うものの身体

高度な魔法を扱うということは、その魔法が求められる環境に出向く可能性があるということでもある。
効果の高い魔法を求める環境は大抵の場合問題が大きく、危険がある事も少なくないため、自らと、そして周囲の色々なものを守るために、
しっかりと身体を動かせるよう、体力を鍛えておかなければならない。
修行場の周りを毎日走り、薪を割り、水を汲み、山を登りそして降り、呪文詠唱の修行として大きく声を出し、時間をかけて身体をたくましいものへと育てていく。
魔法を使う土台となる肉体が強固であれば、魔法使用時の対応の幅と選択肢も広くなるのだ。
修行のさなか、体術や杖術を身に着けるものもいる。


部品: 真伝六の教え:世界の多面性を知る

長い修行の中、心を鍛える事も怠ってはならない。

物事のうち、何が正しくて何が間違っているのかを判断するには、まず状況を理解するための知識がいる。
そのため魔法の修行時間の中の少なくない割合は勉学に使われており、魔法に関係のあることもないことも、
広い世界についてより多くの知識を学んでいき、そしてそれらバラバラだった知識達が、実は繋がっているという事に考え至る。
言語も、歴史も、軍事も、経済も、数学も、全ての知識は相互に繋がっていて、世界という大きな枠組みの中の一つの欠片なのだという事、
自分自身もその欠片の一つであり、同時に自己があるからこそ世界を認識できるのだという事を知る。

広い世界の中の自分、という視点で客観性を意識出来るようになると、物事を多面的に見る習慣が根付いてくる。
これは感情に身を任せて冷静さを失うのを避ける事に繋がるし、自分と相手の考え方の違いを認識するためのクッションにもなり、問題を解決するために必要な道筋を見つける思考にも役立つ。
同時に、本当に正しいと思う事をより高精度に判断できるようにもなるため、『なんとなく』周囲や権威に流されるといった事も減る。
正しいと信じるやり方を通す上で、知識も冷静さも立派な武器になり、勇気の後押しをしてくれるのだ。

常に新しきを知り、それについて考え、別の方向性からも考え、出た結論を別の知識と並べてもう一度考える。
その繰り返しが、心を育てる事にも繋がっていき、育った心はいつしか『善き魔法使い』たるにふさわしいものへと形を変えている。


部品: 魔法使いとしての義務と権利、活動内容

魔法使いとして認められた者は、自身の魔法を研鑽してより高度かつ安全な魔法の在り方を求めると共に、かつて自分が受けたように、周囲の子らが魔法を正しく扱えるよう育成する教育者としても活動する。
教育者としてのノウハウは魔法使いたちにとって(伝承者の確保や人材の質の向上のため)重要であるため、魔法使い同士で共有され、よりよい教え方が模索されていく。
いずれ優れた弟子を育て、一人前の善き魔法使いとすることが魔法使いの目標の一つとされる。
自身の研究を弟子に伝承し、世界との調和を保ちながらより効果的な魔法を使っていける魔法使いが育っていくことを目指すのである。

また、有事に魔法が求められた際は、国の要請に従って問題の解決に力を提供する事が義務とされている。
それは戦力としてであったり、知恵と知識に優れた助言者であったりと、形は様々。


部品: 周辺状況の正しい把握

魔法の発動を行い、狙った効果を得ようと思う際、怠るべきではないのが周辺状況の把握である。
人や物などがどのように配置されている状況で、対象との距離はどれくらいで、間に遮蔽物などは存在するか、また、それは本当に魔法を必要とするのか。
魔法の使用は危険を伴うため、使用の是非を判断する材料を素早くそして正しく認識し、理解しなければならない。
時間をかけてもよい状況であれば丁寧な観察と思考によってこれを行えるが、緊急時や戦闘時などにこれを正しく行うためには、
予め想定状況に合わせた訓練を行っておかなければならない。


部品: 投射対象の認識と指定

魔法が必要だと判断されたならば、次は魔法の投射対象を正しく認識する事が重要となる。
魔法の発動には呪文詠唱以外に正しいイメージが求められるので、限られた情報から対象の位置や状態を明確化して脳裏に描く。


部品: 魔法の効果設定調整

発動する魔法にどういった効果調整や挙動制御のコマンド呪文を付加するかを素早く判断しなければならない。
とりわけ軍用に使われる魔法の発動には素早さを求められる事から、使用する制御コマンドは用途の多いものごとに組み合わせておくことが重要となる。
術式の挙動を安定化させたり、事故を防ぐための安全装置的な機能を果たす制御コマンドは原則として常時使われるが、
オプションとして付加する制御コマンドの組み合わせの例としては以下のようなものがある。

『射程5/100』+『効果量90/100』+『持続性90/100』=すぐ近くの対象に大きい効果を与える(魔法治療など)
『射程70/100』+『弾頭速度80/100』+『弾頭分割2*2*2』=射撃レンジの対象に多弾頭化(8発)した魔法を投射して命中精度を上げる(攻撃魔法など)
『軌道変化一回』+『範囲80/100』=曲射および範囲を対象とした魔法効果を付加する(範囲攻撃魔法化)
『射程15/100』+『効果量20/100』+『持続性15/100』+『範囲2/100』=狙った箇所に対してピンポイントにだけ魔法の効果を発揮させる(精密作業など)

※射程、効果量、持続性、魔法弾頭速度、効果範囲といったパラメータを1~100の範囲で指定し(指定がなければ50として扱われる)調整する他、追加の挙動を魔法に付加できる。効果が大きければ大きいだけ魔力の消費は大きい。
※使う魔法の種類によって数値50時の効果設定は異なるが、基本的に射程は設定値をそのままm換算、持続性は『設定値/60』秒とされる。範囲や効果量、速度は魔法の種類や規模によって大きく変動する。

組み合わせごとによく使う状況があるため、訓練によって習熟すれば、同じ魔法であっても多種多様な効果を得られうる。


部品: 呪文の素早い詠唱

使う魔法とその制御設定が決まったならば、その呪文を素早く詠唱して発動までにかかる時間を減らさなければならない。
通常、魔法使いとして公的に認定された術者であれば、基礎魔法の詠唱に平均して3秒、中位魔法の詠唱は15秒程度の詠唱で可能とする。
実践でこれだけの速度を維持できるとしても、詠唱が素早くなればそれだけ時間や状況のロスを防ぐ事ができるため、呪文詠唱の修行は魔法使いの日常である。


部品: 魔法の発動と後処理

確かなイメージと共に詠唱を完了させれば、魔法は設定した通りに発動して効果を発揮する。
正しく魔法が使えたのであれば、後はその結果に合わせて次の行動に移り(攻撃後に遮蔽を取る、治療後に患者の経過を観察する等)、
目的を果たすために活動を続ければよい。魔法は目的ではなく手段の一つなので、魔法の発動が狙った通り成功する事が当然にならなければ、魔法使いと呼べないだろう。

もし万が一、魔法の発動に失敗し、誤った効果を発揮させてしまった場合、魔法使いは周囲の魔法使いから協力を得て、誤った効果の魔法が事故を起こさないよう対処する必要がある。
効果が霧散するだけならばよし、周辺に被害を引き起こそうとするならば、解呪して効果を打ち消さなければならない。
この時、失敗によって冷静さを失う事のないよう、心を鍛えておくのも魔法使いの修行の大切な一つだ。



提出書式


 大部品: 玄霧藩国の編成用魔法医 RD:80 評価値:10
 -大部品: 玄霧の民 RD:10 評価値:5
 --部品: 玄霧藩国の森国人
 --大部品: 森国人 RD:9 評価値:5
 ---大部品: 森国人の身体的特徴 RD:3 評価値:2
 ----部品: 長い耳
 ----部品: 長身痩躯
 ----部品: 長い髪
 ---部品: 革製の日常着
 ---部品: 瞑想通信を使うことが出来る
 ---部品: 基本の職業適性
 ---部品: 森国人の習慣
 ---部品: 森の恵みを得る
 ---部品: 森国人の流用実績
 -大部品: 玄霧藩国の魔法医 RD:70 評価値:10
 --大部品: 魔法医(職業) RD:37 評価値:8
 ---大部品: 医師としての基盤 RD:30 評価値:8
 ----部品: 臨床経験で知る限界
 ----大部品: 名医 RD:29 評価値:8
 -----大部品: 高度なインフォームド・コンセントの形成力 RD:5 評価値:3
 ------部品: 礼儀作法(医療
 ------部品: 医師に求められる外見
 ------部品: 正確な診断力・検査力
 ------部品: ムンテラ力
 ------部品: 最新医療知識の維持
 -----大部品: 鋼の心臓(医師) RD:3 評価値:2
 ------部品: 動揺しても態度に出さない。
 ------部品: 経験と実績から発生する自負心
 ------部品: 強い自制心
 -----大部品: 医師の腕力 RD:3 評価値:2
 ------部品: うなされるほどの練習
 ------部品: 無駄のない手技
 ------部品: 瞬時判断
 -----部品: 名医の流用実績
 -----大部品: 医師(現代版)(職業) RD:17 評価値:6
 ------大部品: 現代医の能力と技能 RD:10 評価値:5
 -------部品: 人体への理解
 -------部品: 基礎医学の心得
 -------部品: 地域医療の実地実習経験
 -------部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
 -------部品: 一次救命処置能力
 -------部品: 患者とのコミュニケーション能力
 -------部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
 -------部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
 -------部品: 臨床研修で得た経験
 -------部品: 6年間の医学生生活
 ------大部品: 医師の心得 RD:6 評価値:4
 -------部品: 医療関連ルールを遵守する
 -------部品: 生涯を人道に捧げる誓い
 -------部品: 患者へ尽力する誓い
 -------部品: 公平で公正な治療行う誓い
 -------部品: 人命尊重の誓い
 -------部品: 医師という職業への誓い
 ------部品: 医師の流用実績
 ---大部品: 魔法の力を借りる RD:2 評価値:1
 ----部品: 森国人の魔法の素養
 ----部品: 科学的な医療技術とは異なる
 ---部品: TLOの封印
 ---大部品: 魔法による治療 RD:3 評価値:2
 ----部品: 術式
 ----部品: 刺青
 ----部品: 魔法医としての修行
 ---部品: 医師の基本の上に積まれる修行
 --大部品: 魔法医の装備 RD:4 評価値:3
 ---部品: 白衣
 ---大部品: 魔法医の携行装備 RD:3 評価値:2
 ----部品: 往診鞄
 ----部品: 応急処置セット
 ----部品: 銀のメス
 --大部品: 火炎の魔法使い RD:29 評価値:8
 ---部品: 炎を使う魔法使い
 ---部品: 大きな魔力の運用
 ---部品: 精緻な火炎操作能力
 ---部品: 延焼被害への忌避感
 ---大部品: 魔法使い(玄霧藩国版) RD:20 評価値:7
 ----部品: 魔法の専門家
 ----部品: 魔法とは
 ----大部品: 魔法使いという生き方 RD:18 評価値:7
 -----大部品: 幼少期の魔法教育 RD:9 評価値:5
 ------部品: 生活のための魔法の習得
 ------大部品: 理力・魔力の扱い RD:3 評価値:2
 -------部品: 魔法のある生活
 -------部品: 魔法の危険に向き合う
 -------部品: 科学技術と距離を置く
 ------大部品: 魔法の基礎修行 RD:5 評価値:3
 -------部品: 一の教え:魔法を使う事の責任
 -------部品: 二の教え:魔力とそれを取り巻く世界についての理解
 -------部品: 三の教え:術式の構造と呪文の意味
 -------部品: 四の教え:詠唱の練習と初歩的な魔法
 -------部品: 五の教え:健やかな体と穏やかな心
 -----大部品: 高度な魔法の修行 RD:8 評価値:5
 ------部品: 修行を受けられるかどうか
 ------部品: 魔法の修行と技術伝承
 ------大部品: 伝承制限のある魔法修行 RD:6 評価値:4
 -------部品: 真伝一の教え:善き魔法使いであろうとする心
 -------部品: 真伝二の教え:適量の魔力を扱う技術
 -------部品: 真伝三の教え:魔法制御技能の熟達
 -------部品: 真伝四の教え:長い呪文の詠唱能力
 -------部品: 真伝五の教え:魔法を使うものの身体
 -------部品: 真伝六の教え:世界の多面性を知る
 -----部品: 魔法使いとしての義務と権利、活動内容
 ---大部品: 魔法投射技術 RD:5 評価値:3
 ----部品: 周辺状況の正しい把握
 ----部品: 投射対象の認識と指定
 ----部品: 魔法の効果設定調整
 ----部品: 呪文の素早い詠唱
 ----部品: 魔法の発動と後処理
 
 
 部品: 玄霧藩国の森国人
 森国人国家と一口で言っても、国が違えば気性も少しずつ異なるものである。玄霧藩国では、よく言えば職人気質、別の言い方をすればオタク気質の、おのおのが自分のウデを磨き上げることに熱意を見いだす傾向があった。それは各人の好みによっていろいろな方面に向けられたものであったが、家庭の娯楽としての食事、ひいては美味しい家庭料理を作ることへむけても発揮され、家族・友人の喜ぶ顔を見ようと自分の腕を磨くことにみな熱心に取り組む様子もみられた。それは他者を癒すことに感じる喜びともつながっていった。
 
 部品: 長い耳
 長い耳とはいわゆるエルフ耳である。大きさはまちまちだが、耳の先がとがっているのが特徴であり耳たぶは短めである。長さと関係あるかは不明であるが、遠くの、あるいは小さな音を捉える能力にも優れている。
 
 部品: 長身痩躯
 種族的な特徴として肥満体になりにくく痩せた体つきをしている者が多い。総じて、細い見かけによらず膂力はあり衣服を脱ぐとしっかり筋肉のついた引き締まった体つきをしている。また他国人と比べて背丈は高めが標準である。
 
 部品: 長い髪
 森国人の髪の色にこれと決まった特徴傾向はない。髪型としては男女の別なく長髪が伝統と言える。もちろん髪型を選ぶのは個人の自由であり、短髪を好む者もいて、それが咎められることはない。
 
 部品: 革製の日常着
 天然繊維の肌着の上に身体にぴったり付くデザインのなめし革の胴着を着用するのが、森国人の伝統的な日常活動時の服装である。ズボン、スカート、長靴など様々な部分に皮革が多く用いられるが、もちろん、必要に迫られたり職業によってはこの限りではない。
 
 部品: 瞑想通信を使うことが出来る
 森国人の特徴として瞑想通信を使用できる。瞑想通信を使うには道具の補助や数人がかりでの瞑想など、入念な準備が必要となる。 
 
 部品: 基本の職業適性
 人種的に、理力・魔法との親和性がとくに高い。その他に、優れた視力と聴力や自然の中での隠密行動に長けていることから忍者、また指先の器用さに優れる者が多く整備士・医師などにむいているとも言われる。
 
 部品: 森国人の習慣
 自然を大切にし、森を切り拓かないまま森の中に村を築く。樹木をそのまま活かす木造建築物を好み、自然環境を破壊しない生活を送ることを良しとする。
 
 部品: 森の恵みを得る
 森国人は、その名の通り森で暮らしてきたという歴史から、自然の恵みを採集活用する技能に長けている。森とともに生きるというライフスタイルをもち、資源の獲りすぎによる種の絶滅が起こらないように生活を律してきた。近年では開けた場所で畑作も行っているが、森を減らすことは本末転倒として嫌う傾向が強い。森がなくなることは災害を呼ぶという伝承を伝えており、森の手入れのための間伐は行うが必要以上の伐採は戒められている。
 
 部品: 森国人の流用実績
 このアイドレスは玄霧藩国が製作しました。
 飛翔@海法よけ藩国さんに流用いただきました。
 ありがとうございます。
 
 部品: 臨床経験で知る限界
 医師として修練を積み厳しく能力を鍛え上げて出た現場で、患者を救えない場面に遭遇することもある。現代医療を修めた者だからこそ知る、科学的治療の限界はある。
 
 部品: 礼儀作法(医療
 医師は患者に「先生」と呼ばれることが多いが、当然無条件に医師へ敬意を払うわけでも、信頼を持っているわけでもない。
 しかし患者が自身にとって一番良い治療を選ぶには、医師と患者互いの信頼が必要不可欠である。
 その入口として相手を慮り、話しやすい雰囲気を醸成する礼儀作法は医師にとって大事な能力である。
 
 
 部品: 医師に求められる外見
 第一に清潔さである。この場合実際に清潔であることはもちろんのこと、医療知識のない患者からみて「清潔そう」に見えることが重要である。
 よく洗濯されシミ一つない白衣を身に着け、医師自身も清潔そうにまとまった外見をしていることは、医師と初めて面談した患者の安心材料の一つになる。
 余談であるが、患者を安心させる他の要素として威厳があるが、主に年齢によるものが大きい。だから若い医師は(議論はあるが)ヒゲを生やしてみたりするのである。
 
 
 部品: 正確な診断力・検査力
 高度なインフォームド・コンセントを形成するためには、前提として、良い説明をするための土台が必要である。
 医師にとっては患者の現在の状態を正確に把握していることは具体的な治療法や代替治療の説明に絶対必要である。
 余談ではあるが、これらの正確な診断にレントゲンなどの検査が必要である場合、検査の必要性を説明するのもインフォームド・コンセントである。難しい。
 
 部品: ムンテラ力
 ムンテラ(むんてら)とは、病状説明のことである。ドイツ語のMund「口」+Therapie「治療」を組み合わせた単語。
 患者にとってみて、説明を受けた上で自由に治療法を選択することが望ましい。
 望ましいのだが医師にとってみて、その患者に選択してほしい治療は当然ある。これが患者の価値観や知識と一致しているとは限らない。
 医師に必要なのは「正確に」病状の説明をし、「正確に」各治療後の予後を説明する力である。
 治療法選択の自由を尊重することと、説明の不足で患者にとって不利益な選択をすることになってしまうことは別である。
 敬意と具体的でわかりやすい説明力は医師に必須の能力である。
 
 部品: 最新医療知識の維持
 正確な診断と十分な説明がなされた後、高度なインフォームドコンセント形成に必要なのは患者の納得である。
 納得するためには患者からの質問が必要であり、中には巷で評判を聞いたエビデンスのない治療法もある。これをきちんと否定し患者を危険から守るには常に最新の知識が必要である。
 何をかいわんや当然診断にも説明にも治療にも必要なのだ。医者は一生勉強!
 これができなければ他全ての要素の信頼性が弱まり、高度なインフォームドコンセントとは言えなくなる。
 
 部品: 動揺しても態度に出さない。
 医師も人間である以上ヒューマンエラーは必ずある。1件の重大なミスには29件の軽微なミス付いて回り、その周辺にはミスにならなかったもののミスになってもおかしくない直前の例、つまりヒヤリ・ハットが3000件存在している。ミスを起こしてはならないが、ヒヤリ・ハットな例に直面した際に動揺を表に出すことは患者にとっても不利益となる。
 予防を十分に行った上でも起きてしまうヒヤリ・ハットや軽微なミスは適切にリカバリーされるべきで、患者が求めているのは落ち着いた医師である。「あっ」「しまった」とは思っても絶対に態度に出してはならない。口に出すのは最悪だ。
 
 部品: 経験と実績から発生する自負心
 ミスに限らず、医療は人体を相手にする職業である以上、偶発的事故も起こりうるし、治療の結果も100パーセント思った方向に進むとは限らない。感染症の治療後体力の問題で治癒に時間がかかることもあれば、外傷の治療後安静をよく指示したにもかかわらず暴れて悪化させてくる患者もいる。これらのことが起きた時に「大丈夫ですよ」とはっきりみ行きれるのが自負心である。実際に近似の例を経験しているからこそ、知識として知っているからこそ、そして実際に自分の手でリカバリーしたことがあるからこそはっきり言い切れるのだ。この自負心の醸成には医師として誠意ある治療を多数実際に行なっている必要がある。
 
 部品: 強い自制心
 患者が求めているのは落ち着いていて、かつ精力的に働く医師である。私事で何があろうと不機嫌さや悲しさを患者に伝えてはならない。患者さんは細やかな動作や声色に出る雰囲気を必ず感じ取る。
 当然どのくらい疲れているかも患者さんにはなんら関係ない。つねに安定して親切で真面目でよく説明してくれる先生こそが名医だ。
 実は患者さんが大事にしているのは手技の早さではないことを知っておくべきだ。
 
 部品: うなされるほどの練習
 治療の手技であるにしろ、滑らかな説明や表情作りにしろ、練習でできない人間が本番で安定して成功できるはずがない。
 緊張するのだ。予想外のことが起こるのだ。ささいな手違いでさらに緊張するのだ。地震が起きるかもしれないのだ。患者を安心させる落ち着いた医者でいたければひたすらに練習するしかない。練習が短い睡眠時間に出てくるほどだ。
 
 部品: 無駄のない手技
 名医の治療は早い。
 何がはやいのだろうか。手の動きが速いわけではない。無駄が切り落とされているのだ。練習で何千回と繰り返した動作が、医師となってから臨床で繰り返した手技が名医の手技を早くしている。そこに生まれた余裕に丁寧さと工夫を加えることもできる。早さが命の手技ではもちろんのこと、それ以外でも治療の予後を良い方向へ動かす力となる。
 
 部品: 瞬時判断
 どの仕事でも言えることだが、例に漏れず医師の仕事も判断の連続である。救急の患者が搬送されてきた時、また目の前で人が倒れた時、治療中不可避の大出血があった時。名医は自分の専門で即時に結論を出す能力がある。これは毎日の診療経験と勉強の反復が、呼吸と同じように最適な治療を教えてくれるからである。
 
 部品: 名医の流用実績
 以下の藩国様、PCに流用していただきました。根拠:http://nekowasa.at.webry.info/201708/article_22.html
 
 (申請順)(敬称略)
 矢上ミサ@鍋の国:独自職業、鍋の国の名医さん
 マリモ@玄霧藩国:独自職業、玄霧藩国の名医
 神室@紅葉国:紅葉国の神室(T20)
 
 
 
 
 部品: 人体への理解
 医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。
 
 部品: 基礎医学の心得
 人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学を医師は学んでいる。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。
 
 
 部品: 地域医療の実地実習経験
 医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。
 
 部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
 医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。
 清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。
 
 部品: 一次救命処置能力
 医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。
 この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。
 救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。
 C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。
 
 部品: 患者とのコミュニケーション能力
 医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。
 このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。
 
 部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
 医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。
 患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。
 いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。
 
 部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
 一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。
 これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。
 
 部品: 臨床研修で得た経験
 一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。
 臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。
 
 部品: 6年間の医学生生活
 医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。
 これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、
 同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。
 なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。
 
 部品: 医療関連ルールを遵守する
 医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。
 
 部品: 生涯を人道に捧げる誓い
 医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。
 
 部品: 患者へ尽力する誓い
 医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。
 
 部品: 公平で公正な治療行う誓い
 医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである。
 
 部品: 人命尊重の誓い
 医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。
 
 
 部品: 医師という職業への誓い
 医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。
 
 部品: 医師の流用実績
 以下の藩国様、PCに流用していただきました。根拠:http://nekowasa.at.webry.info/201708/article_22.html
 
 (申請順)(敬称略)
 涼原秋春@akiharu国:医者(akiharu国版)
 不変空沙子@FVB:不変空沙子
 竜宮・司@詩歌藩国:竜宮・司・ヒメリアス・ドラグゥーン
 セントラル越前:設問205に提出:https://www65.atwiki.jp/wanwanempire/pages/172.html
 マリモ@玄霧藩国:独自職業、玄霧藩国の医師に流用
 結城由羅@世界忍者国:独自職業、マルチフィクサーに流用
 たらすじ@後ほねっこ男爵領:たらすじ
 
 
 
 
 部品: 森国人の魔法の素養
 森国人とは元来魔法適性の高い種族であるとも言える。森の民であり、自然・精霊と交感し、瞑想通信を使うことができる。森国人の中に魔法による医療(治癒)を行いうる素質を持つ者が多く存在することは知られている。素質は素質であり、実際に使えることとは厳格に一線を画す。
 
 部品: 科学的な医療技術とは異なる
 魔法医療は科学的な医療アプローチに限界を感じた者のうち、たまたま魔法の素養を強くもっていたものが、運良く、魔法による治癒という玄霧藩国の一部部族に伝承されていたまったく別系統の治癒技術と出会い、それを習得するために力を尽くした結果得られたスキルである。
 
 部品: TLOの封印
 魔法医療と科学医療の技術を融合することは危険であることは知られており、固く禁じられている。つまり魔法術式の中に科学的情報を組み込むことは禁忌であり、伝統的医療に携わる者にそれを試みる者はいない。
 一旦医師としての”科学”教育を受けた者も、魔法医療技術の習得を目指すとき、例えば医療情報機械(バイタルモニター)などの科学的アプローチとは絶縁する。実際問題として、魔法による治療はそれら”高物理”と位置づけられる電子機器のノイズなどと非常に相性が悪く集中の邪魔となる。魔法治療を行うとき、彼らは自然物とふれあうことを必要とし、それらの息吹から完全に閉ざされた中で行使することはほぼ不可能となる。
 
 
 部品: 術式
 魔法の行使には術式が必要であり、術式には理論とルールがある。物理科学とはまったく異なる体系ではあるものの、そこには学問が存在する。行使するためには、術者が正しい状態で正しく術式を唱えることが必要となる。玄霧藩国において魔法による高度な治療術式は秘伝であり、口伝である。素養をもつ者が、正しく伝承を受けることで行使することが可能になる。
 
 部品: 刺青
 魔法医療を修めた者は身体に刺青のように見える模様をもっている。実際に墨を入れているのかどうかは定かではない。(一説にはボディペイントであるという話もある。)この模様を施すことで精霊との対話がしやすくなるとか、魔除けのようなものだと言う噂もあるが、魔法医療自体が神秘のヴェールに包まれている状態で、彼ら自身が科学的に分析されることを当然好まず、真相は霧の向こうに閉ざされている。
 
 部品: 魔法医としての修行
 魔法医療の修行は伝統的に深い森の奥で行われる。水と樹木、生命の息吹を深く感じ取ることのできる場で、外界の雑事から意識を切り離すためだと言われている。すでに述べたように、魔法術式は電子ノイズと相性が悪いため、初期の修練にそれを極限まで廃するのは”理にかなっている”と言えよう。
 
 部品: 医師の基本の上に積まれる修行
 魔法術式は適切な結果を求めるために的確に術式を選択して行使されなければならないものであり、医療として行われる際にも正しい人体知識を必要とするが、医師としての学習を終えている者が魔法医の学びに入るときその学習過程は自然とスキップされつつより高度な治療結果を得ることができるのは当然の結果である。
 その上で、魔法を発動させうるレベルに精神の集中を高めるのは、各個人の素質によって再現性が異なるため物理科学の学びよりさらに困難なものとなる。切り替えができない者はここで脱落していく。
 
 部品: 白衣
 医師であることを示すため白衣を着用している者が多い。白衣の下は標準的な森国人の服装として、身体にぴったりついた革の胴衣とブーツを着ており、医療現場できびきびと動き回れることを身上としている。重ね着しても邪魔になるだけである。
 
 部品: 往診鞄
 基本的な医療処置のための器具を詰めて、いつでも掴んで持ち出せるように準備してある。清潔と安全性を保つため、一定期間ごとに内容の点検と入れ替えの管理が行われている。肩掛けベルトがあり、移動中はもちろん、使用するときも両手を空けて鞄の中身を取り出すことができる。やや重みは増すが、丈夫で長く使える革製の鞄が好まれる。
 
 部品: 応急処置セット
 包帯、止血帯、消毒薬、聴診器。魔法医は医師でもあり、また常に魔法を使っているわけでもない。魔法の行使とは、都度精神力、集中力、そして時間を必要とするものであり、術式行使を妨げない器具は、治療の時間を短縮するためにも普通にこれを用いる。逆に、科学的アプローチがまったく使えない状況(いわゆる低物理領域)で使えなくなる人工合成的な素材はこれを使わないように留意している程度である。聴診器はそういった意味で使う場所を選ぶが、使えないときは使えないなりになんとかする。
 
 部品: 銀のメス
 小刀ともいう。化膿を予防するための傷の切開縫合などに使うため革のホルダーに納めて持ち歩かれる。銀には魔除けの効果もあり、いざというときの護身にも用いることができる。
 
 部品: 炎を使う魔法使い
 玄霧藩国に所属する魔法使いのうち、特に火と炎の魔法を扱う事に長けた者たちのことを火炎の魔法使いと呼ぶ。
 その魔法は非常に強い攻撃力を持っており、医療魔法の発達が特徴である玄霧藩国の歴史においてはやや珍しいものとみられる事が多かったが、
 玄霧藩国においても医療魔法の発達前は攻撃魔法の運用が盛んだったため、古来よりある技術が近年になって発達してきたというのが正しい。
 
 火炎という言葉は、藩国王妃玄霧火焔の名に因むものでもあり、そこに親しみと誇らしさを感じるものもいるという。
 なお、高度な魔法技術の安定性が実証されているのはこの世界(B世界と呼ばれる)においてのみであり、A世界と呼ばれる世界においてはその安全性が保障されておらず、使用には制限がかかる。
 
 部品: 大きな魔力の運用
 火炎の魔法に使われる魔力の量は大きなものであり、人間一人が生成できる魔力量で賄うにはかなり厳しいものがある。
 よって火炎の魔法使いが実戦で魔法行使をする場合、基本的には魔力触媒の利用による補助を受けて魔力の供出を行う。
 この魔力が適切に運用され、必要な量をその時必要なだけ使える事は、中位魔法の使い手としては必須の技能とされている。
 
 部品: 精緻な火炎操作能力
 炎という現象をより安全に扱うための操作技術を備えている。
 火炎の魔法は暴発させれば自分が危険にさらされて死ぬだけでなく、周囲に甚大な被害をもたらす可能性があるため、
 正しい制御術式の習得と使用選択能力が備わっている事が、魔法習得の前提として求められている。
 主に詠唱する制御呪文の選択とイメージによる対象選択によって行われ、この修行には長い年付きが使われる。
 
 また、習得した魔法を狙った対象に正しく命中させるための投射技能についても高い水準で習得している。
 
 部品: 延焼被害への忌避感
 森国において木々というのは非常に重い存在であり、これらを燃やし破壊しかねない火炎の魔法には、常に延焼というリスクがつきまとう。
 延焼による山火事などの事故・事件に対しては火炎の魔法使いも強い忌避感を抱いているものが多く、これを避けるためにも適切な術式選択と操作技術が研鑽されている。
 
 部品: 魔法の専門家
 魔法使いとは、魔法技術を一定以上まで習得した専門家レベルの技術者に与えられる称号である。
 森国国家において、魔法とは生活に根付いた技術であり文化であり、魔法が使えるか否かで言えば、使える国民は多い。
 子供たちは生まれ育つ中で魔法があって当然の生活をしており、習い事の一環として魔法の基礎を覚える国もある。
 そんな中で、魔法を正しく教え、誤った使い方がないよう人々を導き、また魔法の研究に従事する人物を指して魔法使いと呼ぶ。
 玄霧藩国においては、国家に中位魔法の習得(およびその習得に求められる各種素養の獲得)を認められ登録された者たちのことを主に示す。
 
 部品: 魔法とは
 魔法とは、物理法則ではない、魔力というエネルギーを用いた法則である。
 人や自然物が生み出す魔力を決められた術式に流し込む事で、物理法則と異なる現象を発生させ、それをコントロールするのが魔法であり、
 火や水、風を起こしたり、物を動かしたりといった幅広い効果を生み出すことができる。
 
 物理法則の外で多用な可能性を持つということは、危険も大きい。
 特に強力な魔法は世界に与える影響も強く、また歴史上、魔法の強大化によって悲劇が起きた事も多いため、魔法の使用は常に、世界のバランスと周囲の安全を考慮して行われなければならない。
 特に、禁じられた魔法として指定されるものは世界を滅ぼすほどのものとして知られており、
 空間転移、時間移動、増殖、自律稼動、共通夢の操作などの魔法は法律や国家規模での制限が掛かっているほか、倫理面においても忌避される対象となる。
 
 部品: 生活のための魔法の習得
 森国に生まれた子が魔法を覚える時は、まず周囲に住んでいる魔法使いに教えを受ける事から始める。
 魔法使いは周辺に生まれた子らにまとめて魔法の基礎を教え、その使い方と使い道、危険性についてよく教え聞かせ、
 子らが魔法を正しく使えるよう導き育てる。
 (もちろん学校に通うなどの日常生活を送りながら)おおよそ4年ほどの魔法学習過程を経て、子らは魔法文明において生活していくための魔法の基礎を身に着け、
 やがて家業を継いだり社会に出て働く時などに、魔法の力を役立てる事となる。
 
 部品: 魔法のある生活
 高物理域に住む者には想像しにくいかもしれないが、当たり前に魔法のある世界において、それは日常のひとつである。
 足が速い人と遅い人がいるように、理力や魔力の扱いが上手い人と下手な人がいる。
 マッチがあればマッチで火をつけるし、マッチがなければそれを取りに行くか、魔法で火をつけるかは人によるだろう。マッチがあっても魔法で火をつける人もいるかもしれない。
 包丁が切れなくなったら研ぎに出すひともいれば、魔法をかけて使い続ける人も居るだろう。単に包丁を買い替える人もいるかもしれない。
 日々の生活の選択肢に自然と魔法がある、それが低物理域の生活である。
 
 部品: 魔法の危険に向き合う
 理力や魔力が当たり前にあると言っても、それは誰もが簡単に詠唱戦を行える、という意味ではもちろんない。
 誰だってパンチはできるが、軍人や格闘家のような的確なパンチが打てるわけではない。
 包丁があれば誰でも人を傷つけられるが、普通の人は包丁を振りかざして他者を切りつけたりはしない。
 理力も魔力も同じことである。当たり前に使えるものだからこそ、その扱いが危険にならないよう気をつけねばならないし、本当に効果的に危険な扱いをしようと思えば相応の訓練が必要である。
 
 部品: 科学技術と距離を置く
 魔法を扱う素養を持つ者は、みな科学技術とは距離を置くようにして生活している傾向が強い。これは歴史的にみて魔法と科学を一緒に使うとろくなことにならない、と広く知られていることがひとつの理由である。
 それはそれとして、ボタンを押すだけで火が出るとか、鉄の塊が空を飛ぶとかなんとなう胡散臭いと思っている者もそこそこにいるようだ。
 
 部品: 一の教え:魔法を使う事の責任
 どんなに初歩的な魔法であっても、それを学ぶ前には必ず魔法の危険性を教えられる。
 魔法は人を簡単に傷つける事のできる力である事を忘れてはならない。
 
 子が痛みを知った時、その痛みが引き起こす辛さと不安な気持ちの正体を教えられる。
 人は痛いと苦しみ、苦しむと辛く、辛いと痛く、そしてそれらによって心が乱れるのだと。
 そこで子は、失う事、死の恐怖を実感する。
 
 そして痛みを癒された時、救われる喜びと安心を教えられる。
 痛み、苦しみ、辛さから助けられると安心し、嬉しくなり、救われるという事、生の喜びを知るのだ。
 人が健やかに生きているだけでそれは喜びであり、人が健やかに生きているというのはそれだけで誰かに助けられている事も理解する。
 
 痛みと生の喜びを知った頃に、師が魔法を使う姿を見せられる。
 その魔法の強大さに直面したとき、恐怖を思う事で魔法の危険性が心に刻まれるのだ。
 そして、その力が人を生を救える事も理解し、子は魔法を知る。
 
 部品: 二の教え:魔力とそれを取り巻く世界についての理解
 世界の万物に宿る力、魔力がどういったものであるかを教えられる。
 魔法とは魔力によって世界に変化を起こす技術なので、魔力の理解はその基礎であると言えるだろう。
 
 そして、魔力を知るという事は世界を知るという事でもある。
 繰り返しになるが、魔力は万物に宿る力であるので、魔力を知るにはより多くの物に触れ、それを知らなければならない。
 自分の身の回りだけが世界の全てである幼少期の子供にとって、多くを知るとは世界を広げる事を意味する。
 知識は翼であり、理解は喜びである。多くを知り、世界を知っていくのが魔法を使うものとしてとても大切な事なのだ。
 
 蓄えた知識は子に想像力を与え、想像力が魔法を形作る術式をイメージすることを助ける。
 なお、魔力は自然物だけでなく素養ある人間の体内でも生成できるが、人間が生成できる魔力の量はさほど多くない。
 基礎的な魔法であったり、時間をかけて魔力をため込む性質の魔法であれば人間が生成する魔力で事足りるが、
 難易度の高い魔法や効果の大きい魔法は、自然物に少しずつ魔力を借りるか、密度の高い魔力含有物である魔力触媒からの供給を必要とする。
 
 
 部品: 三の教え:術式の構造と呪文の意味
 情操教育と知識教育を受けて下地が出来たところで、魔法を発動させるための基本の術式を教えられる。
 実体のない術式というルールをイメージと呪文で起動させ、そこに魔力を通すことで魔法は発動する。
 呪文の詠唱はこの術式の起動キーと、起動した魔法の効果を調整する制御コマンドによって構成されている。
 詠唱というのは、魔法を起動させ、魔法の効果を自分の想像通りに調整するために行うものなのだ。
 
 
 部品: 四の教え:詠唱の練習と初歩的な魔法
 基礎的な魔法ほど術式の起動も簡単になるが、それでも要領をつかむまでは時間がかかるのが普通であり、
 術式が起動できるようになった後も、その魔法を正しく制御できるようになるまで更なる時間を要する。
 
 この期間は練習を繰り返し、成功した体験をよく覚えておくことを教え込まれることになる。
 一回の練習ごとに、イメージしたもの、呪文詠唱の仕方を細かく意識し、その手順と結果を関連付けて覚える。
 確かな実感と共に蓄積される経験は、ただ繰り返すだけの練習よりもはるかに大きな価値を持ち、子の成長を助ける。
 子がやがて魔法を使わなくなる日がくるとしても、自分が何かの技術を身に着けたこと、そのために何をしたか、という成功体験は絶対に助けになるのだ。
 
 
 部品: 五の教え:健やかな体と穏やかな心
 魔法の使い方を覚えた事と、魔法を使えるようになったという事は似ているが同じではない。
 正しく魔法の効果を理解し、目的に合わせて使う魔法を選び、その魔法を不足なく起動し、狙い通りに制御する。
 そこまでできて初めて、魔法を使えるようになったと言える。
 
 そのためには知識と技量だけでは足りない。
 魔力の生成と利用によって体力の消耗があるので身体の育成も大事であるし、魔法や呪文の選択を行うには波立っていない穏やかで冷静な心が必要となる。
 魔法の基礎を教えられる時、子らはよく動きよく食べて体を鍛え、師や友との交友から心を育てる。
 心技体のバランスよい成長が魔法の活用を助ける事を、育ちつつある子は経験として学んでいく。
 
 部品: 修行を受けられるかどうか
 子らの中で魔法の才に秀でた者、あるいは魔法に強い興味を示す者は、より高度な魔法を学ぶ事を希望する事もできる。
 ただし高度な魔法は危険も大きく、習得には多大な責任を伴うため、師はそれまでの子の行いや言動、学習態度などからその資質を判断し、
 高度な魔法の修行を認めるか認めないかを判断しなければならない。
 判断基準として『善き魔法使いであるための心得』が参考となる。
 
 部品: 魔法の修行と技術伝承
 高度な魔法の修行を認められると、そこで子は初めて魔法の弟子なり、一日の中の多くの時間を魔法の修行に費やす事となる。
 魔法の修行には学問(知識の獲得)と精神(倫理面の育成)の修行および体を使った訓練も含まれているため、魔法使いとして成熟した際の社会性においては他の道で成長した子らと大きな差は生まれない。
 師はまず高度な魔法を扱えるだけの下地を弟子に身に付けさせ、心技体において求める水準へと弟子が達した事を認めた時、初めて高度な魔法(中位クラスの魔法)の伝授が行われる事となる。
 高度な魔法の伝授が行われる事で、弟子は魔法使いとなる資格を得、師と共に国に新しい魔法使いとしての登録を申請できる。
 申請が受理されれば弟子は正式に魔法使いとなり、魔法教育や研究を行う上での資金援助を含めた多くの権利と、人々のために活動する事、有事に国の力となる事を含めた多くの義務を負う。
 魔法使いとしての登録を行わない事もできるが、その際は魔法の行使に対する法的制限が多く存在するため、野に隠れて細々と暮らすか、治安が悪ければ裏社会へと流れていくかという道を選ぶことになる。魔法の悪用は重罪である。
 
 部品: 真伝一の教え:善き魔法使いであろうとする心
 魔法の危険性を知り、人を助ける事の大事さを知るだけでは、高度な魔法を持つには足りないと教えられる。
 魔法使いとは専門性の高い技術者の側面も持つので、そういった立場の存在が守るべき倫理をよく理解しておかなければならないのだ。
 玄霧藩国が提唱している魔法使い倫理である『善き魔法使いであろうとする心』には、守るべき倫理として以下のように記されている。
 
 一.天下万民のためにあるべし 
 一.その力の大きさを忘れざるべし 
 一.自らの心を偽らざるべし 
 一.正しき行いと信じるならば勇気をもってこれを行うべし 
 一.正しきを知るためにまず多くの事を知るべし 
 一.考えの異なる者の存在を認めるべし 
 一.常に世界を広く見るべし 
 一.権威の内にあってはこれの正当性を見極めるべし 
 一.数多き人の中にあって自分を忘れざるべし 
 
 これらは絶対の法律ではなく、守る事を推奨される倫理に過ぎない。
 また、弟子もその意味を最初はよく理解できないだろう。
 しかし、師としての魔法使いは弟子にこの意味を良く教え、弟子の疑問や悩みに答え、教え導いて育てていく。
 
 弟子は師の信頼に応え、その教えを学び、考え、噛みしめ、経験と共に理解して自分の血肉へと変えていく。
 すぐに善き魔法使いになることはできないが、時間をかけてそこにたどり着けるよう、日々進むのである。
 
 部品: 真伝二の教え:適量の魔力を扱う技術
 高度な魔法を覚えるにあたって、まず上手く扱える魔力の量を増やしていく修行を行う。
 主に魔力触媒から引き出す魔力の量を適切に調節できることが大事なので、制御術式を沢山つけることで消費魔力を増やした基礎魔法を、何度も何度も起動し、
 魔力の流れと用途に応じた必要量をより細かく正しく覚えていく。
 魔力の量を測る『感覚のものさし』をより細かいものへと入れ替え、わずかな魔力量の違いとそれによる魔法効果の変更を実感として理解する。
 繰り返し、何度も何度も練習して、基礎魔法の達人と言えるくらいに上達する頃、魔力の制御技術が過去と比べ物にならないほど高くなっている事に気づくのだ。
 
 
 部品: 真伝三の教え:魔法制御技能の熟達
 魔力制御訓練と同時並行で、より高度な技術の習得も進めていく。
 魔法の効力を抑える、魔法の効果範囲を広げる、縮める、魔法の投射軌道を曲げる、投射後の発動位置を前に、後ろに。
 狙った効果を狙ったタイミングで狙った場所に発揮できるよう、高度な制御術式を覚えたり、集中したイメージを素早く描けるように反復練習したりといった、
 『魔法を上手く使う技術』と呼べるもの全般を時間をかけて鍛えていく。
 使い方に長じれば、基礎魔法と少ない魔力で、沢山の魔力を使った中位魔法を越える結果(効果ではない)を生み出すことすら可能になる。
 道の先は長いが、歩み続ける事でしかたどり着けないのだ。
 
 
 部品: 真伝四の教え:長い呪文の詠唱能力
 高度な魔法の起動キーであったり複雑な制御術式であったりの呪文は、当然ながら簡単な魔法の呪文よりも長くて難しい。
 使う魔法によっては、呪文詠唱がまるで早口言葉のようになる事もあるため、判断力や集中力といった能力とは全く別の能力、すなわち滑舌の良さが必要になってくる。
 魔法使いがいざと言う時に呪文を噛んで失敗するというのでは目も当てられないので、
 発音をよくするための発声の修行、スムーズに呪文を唱えるための早口言葉の修行も行われることとなる。
 長じた魔法使いは、深い知識と優れた滑舌により、それなりに優れた弁士たりうると言えなくもない。
 
 部品: 真伝五の教え:魔法を使うものの身体
 高度な魔法を扱うということは、その魔法が求められる環境に出向く可能性があるということでもある。
 効果の高い魔法を求める環境は大抵の場合問題が大きく、危険がある事も少なくないため、自らと、そして周囲の色々なものを守るために、
 しっかりと身体を動かせるよう、体力を鍛えておかなければならない。
 修行場の周りを毎日走り、薪を割り、水を汲み、山を登りそして降り、呪文詠唱の修行として大きく声を出し、時間をかけて身体をたくましいものへと育てていく。
 魔法を使う土台となる肉体が強固であれば、魔法使用時の対応の幅と選択肢も広くなるのだ。
 修行のさなか、体術や杖術を身に着けるものもいる。
 
 
 部品: 真伝六の教え:世界の多面性を知る
 長い修行の中、心を鍛える事も怠ってはならない。
 
 物事のうち、何が正しくて何が間違っているのかを判断するには、まず状況を理解するための知識がいる。
 そのため魔法の修行時間の中の少なくない割合は勉学に使われており、魔法に関係のあることもないことも、
 広い世界についてより多くの知識を学んでいき、そしてそれらバラバラだった知識達が、実は繋がっているという事に考え至る。
 言語も、歴史も、軍事も、経済も、数学も、全ての知識は相互に繋がっていて、世界という大きな枠組みの中の一つの欠片なのだという事、
 自分自身もその欠片の一つであり、同時に自己があるからこそ世界を認識できるのだという事を知る。
 
 広い世界の中の自分、という視点で客観性を意識出来るようになると、物事を多面的に見る習慣が根付いてくる。
 これは感情に身を任せて冷静さを失うのを避ける事に繋がるし、自分と相手の考え方の違いを認識するためのクッションにもなり、問題を解決するために必要な道筋を見つける思考にも役立つ。
 同時に、本当に正しいと思う事をより高精度に判断できるようにもなるため、『なんとなく』周囲や権威に流されるといった事も減る。
 正しいと信じるやり方を通す上で、知識も冷静さも立派な武器になり、勇気の後押しをしてくれるのだ。
 
 常に新しきを知り、それについて考え、別の方向性からも考え、出た結論を別の知識と並べてもう一度考える。
 その繰り返しが、心を育てる事にも繋がっていき、育った心はいつしか『善き魔法使い』たるにふさわしいものへと形を変えている。
 
 
 部品: 魔法使いとしての義務と権利、活動内容
 魔法使いとして認められた者は、自身の魔法を研鑽してより高度かつ安全な魔法の在り方を求めると共に、かつて自分が受けたように、周囲の子らが魔法を正しく扱えるよう育成する教育者としても活動する。
 教育者としてのノウハウは魔法使いたちにとって(伝承者の確保や人材の質の向上のため)重要であるため、魔法使い同士で共有され、よりよい教え方が模索されていく。
 いずれ優れた弟子を育て、一人前の善き魔法使いとすることが魔法使いの目標の一つとされる。
 自身の研究を弟子に伝承し、世界との調和を保ちながらより効果的な魔法を使っていける魔法使いが育っていくことを目指すのである。
 
 また、有事に魔法が求められた際は、国の要請に従って問題の解決に力を提供する事が義務とされている。
 それは戦力としてであったり、知恵と知識に優れた助言者であったりと、形は様々。
 
 
 部品: 周辺状況の正しい把握
 魔法の発動を行い、狙った効果を得ようと思う際、怠るべきではないのが周辺状況の把握である。
 人や物などがどのように配置されている状況で、対象との距離はどれくらいで、間に遮蔽物などは存在するか、また、それは本当に魔法を必要とするのか。
 魔法の使用は危険を伴うため、使用の是非を判断する材料を素早くそして正しく認識し、理解しなければならない。
 時間をかけてもよい状況であれば丁寧な観察と思考によってこれを行えるが、緊急時や戦闘時などにこれを正しく行うためには、
 予め想定状況に合わせた訓練を行っておかなければならない。
 
 
 部品: 投射対象の認識と指定
 魔法が必要だと判断されたならば、次は魔法の投射対象を正しく認識する事が重要となる。
 魔法の発動には呪文詠唱以外に正しいイメージが求められるので、限られた情報から対象の位置や状態を明確化して脳裏に描く。
 
 
 部品: 魔法の効果設定調整
 発動する魔法にどういった効果調整や挙動制御のコマンド呪文を付加するかを素早く判断しなければならない。
 とりわけ軍用に使われる魔法の発動には素早さを求められる事から、使用する制御コマンドは用途の多いものごとに組み合わせておくことが重要となる。
 術式の挙動を安定化させたり、事故を防ぐための安全装置的な機能を果たす制御コマンドは原則として常時使われるが、
 オプションとして付加する制御コマンドの組み合わせの例としては以下のようなものがある。
 
 『射程5/100』+『効果量90/100』+『持続性90/100』=すぐ近くの対象に大きい効果を与える(魔法治療など)
 『射程70/100』+『弾頭速度80/100』+『弾頭分割2*2*2』=射撃レンジの対象に多弾頭化(8発)した魔法を投射して命中精度を上げる(攻撃魔法など)
 『軌道変化一回』+『範囲80/100』=曲射および範囲を対象とした魔法効果を付加する(範囲攻撃魔法化)
 『射程15/100』+『効果量20/100』+『持続性15/100』+『範囲2/100』=狙った箇所に対してピンポイントにだけ魔法の効果を発揮させる(精密作業など)
 
 ※射程、効果量、持続性、魔法弾頭速度、効果範囲といったパラメータを1~100の範囲で指定し(指定がなければ50として扱われる)調整する他、追加の挙動を魔法に付加できる。効果が大きければ大きいだけ魔力の消費は大きい。
 ※使う魔法の種類によって数値50時の効果設定は異なるが、基本的に射程は設定値をそのままm換算、持続性は『設定値/60』秒とされる。範囲や効果量、速度は魔法の種類や規模によって大きく変動する。
 
 組み合わせごとによく使う状況があるため、訓練によって習熟すれば、同じ魔法であっても多種多様な効果を得られうる。
 
 
 部品: 呪文の素早い詠唱
 使う魔法とその制御設定が決まったならば、その呪文を素早く詠唱して発動までにかかる時間を減らさなければならない。
 通常、魔法使いとして公的に認定された術者であれば、基礎魔法の詠唱に平均して3秒、中位魔法の詠唱は15秒程度の詠唱で可能とする。
 実践でこれだけの速度を維持できるとしても、詠唱が素早くなればそれだけ時間や状況のロスを防ぐ事ができるため、呪文詠唱の修行は魔法使いの日常である。
 
 
 部品: 魔法の発動と後処理
 確かなイメージと共に詠唱を完了させれば、魔法は設定した通りに発動して効果を発揮する。
 正しく魔法が使えたのであれば、後はその結果に合わせて次の行動に移り(攻撃後に遮蔽を取る、治療後に患者の経過を観察する等)、
 目的を果たすために活動を続ければよい。魔法は目的ではなく手段の一つなので、魔法の発動が狙った通り成功する事が当然にならなければ、魔法使いと呼べないだろう。
 
 もし万が一、魔法の発動に失敗し、誤った効果を発揮させてしまった場合、魔法使いは周囲の魔法使いから協力を得て、誤った効果の魔法が事故を起こさないよう対処する必要がある。
 効果が霧散するだけならばよし、周辺に被害を引き起こそうとするならば、解呪して効果を打ち消さなければならない。
 この時、失敗によって冷静さを失う事のないよう、心を鍛えておくのも魔法使いの修行の大切な一つだ。
 
 


インポート用定義データ


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             "title": "玄霧藩国の森国人",
             "description": "森国人国家と一口で言っても、国が違えば気性も少しずつ異なるものである。玄霧藩国では、よく言えば職人気質、別の言い方をすればオタク気質の、おのおのが自分のウデを磨き上げることに熱意を見いだす傾向があった。それは各人の好みによっていろいろな方面に向けられたものであったが、家庭の娯楽としての食事、ひいては美味しい家庭料理を作ることへむけても発揮され、家族・友人の喜ぶ顔を見ようと自分の腕を磨くことにみな熱心に取り組む様子もみられた。それは他者を癒すことに感じる喜びともつながっていった。",
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                     "description": "魔法医療は科学的な医療アプローチに限界を感じた者のうち、たまたま魔法の素養を強くもっていたものが、運良く、魔法による治癒という玄霧藩国の一部部族に伝承されていたまったく別系統の治癒技術と出会い、それを習得するために力を尽くした結果得られたスキルである。",
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                 "description": "魔法医療と科学医療の技術を融合することは危険であることは知られており、固く禁じられている。つまり魔法術式の中に科学的情報を組み込むことは禁忌であり、伝統的医療に携わる者にそれを試みる者はいない。\n一旦医師としての”科学”教育を受けた者も、魔法医療技術の習得を目指すとき、例えば医療情報機械(バイタルモニター)などの科学的アプローチとは絶縁する。実際問題として、魔法による治療はそれら”高物理”と位置づけられる電子機器のノイズなどと非常に相性が悪く集中の邪魔となる。魔法治療を行うとき、彼らは自然物とふれあうことを必要とし、それらの息吹から完全に閉ざされた中で行使することはほぼ不可能となる。\n",
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                     "description": "魔法医療を修めた者は身体に刺青のように見える模様をもっている。実際に墨を入れているのかどうかは定かではない。(一説にはボディペイントであるという話もある。)この模様を施すことで精霊との対話がしやすくなるとか、魔除けのようなものだと言う噂もあるが、魔法医療自体が神秘のヴェールに包まれている状態で、彼ら自身が科学的に分析されることを当然好まず、真相は霧の向こうに閉ざされている。",
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                     "description": "魔法医療の修行は伝統的に深い森の奥で行われる。水と樹木、生命の息吹を深く感じ取ることのできる場で、外界の雑事から意識を切り離すためだと言われている。すでに述べたように、魔法術式は電子ノイズと相性が悪いため、初期の修練にそれを極限まで廃するのは”理にかなっている”と言えよう。",
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                 "title": "医師の基本の上に積まれる修行",
                 "description": "魔法術式は適切な結果を求めるために的確に術式を選択して行使されなければならないものであり、医療として行われる際にも正しい人体知識を必要とするが、医師としての学習を終えている者が魔法医の学びに入るときその学習過程は自然とスキップされつつより高度な治療結果を得ることができるのは当然の結果である。\nその上で、魔法を発動させうるレベルに精神の集中を高めるのは、各個人の素質によって再現性が異なるため物理科学の学びよりさらに困難なものとなる。切り替えができない者はここで脱落していく。",
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                 "description": "医師であることを示すため白衣を着用している者が多い。白衣の下は標準的な森国人の服装として、身体にぴったりついた革の胴衣とブーツを着ており、医療現場できびきびと動き回れることを身上としている。重ね着しても邪魔になるだけである。",
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                 "title": "魔法医の携行装備",
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                     "description": "基本的な医療処置のための器具を詰めて、いつでも掴んで持ち出せるように準備してある。清潔と安全性を保つため、一定期間ごとに内容の点検と入れ替えの管理が行われている。肩掛けベルトがあり、移動中はもちろん、使用するときも両手を空けて鞄の中身を取り出すことができる。やや重みは増すが、丈夫で長く使える革製の鞄が好まれる。",
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                     "description": "包帯、止血帯、消毒薬、聴診器。魔法医は医師でもあり、また常に魔法を使っているわけでもない。魔法の行使とは、都度精神力、集中力、そして時間を必要とするものであり、術式行使を妨げない器具は、治療の時間を短縮するためにも普通にこれを用いる。逆に、科学的アプローチがまったく使えない状況(いわゆる低物理領域)で使えなくなる人工合成的な素材はこれを使わないように留意している程度である。聴診器はそういった意味で使う場所を選ぶが、使えないときは使えないなりになんとかする。",
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                 "description": "玄霧藩国に所属する魔法使いのうち、特に火と炎の魔法を扱う事に長けた者たちのことを火炎の魔法使いと呼ぶ。\nその魔法は非常に強い攻撃力を持っており、医療魔法の発達が特徴である玄霧藩国の歴史においてはやや珍しいものとみられる事が多かったが、\n玄霧藩国においても医療魔法の発達前は攻撃魔法の運用が盛んだったため、古来よりある技術が近年になって発達してきたというのが正しい。\n\n火炎という言葉は、藩国王妃玄霧火焔の名に因むものでもあり、そこに親しみと誇らしさを感じるものもいるという。\nなお、高度な魔法技術の安定性が実証されているのはこの世界(B世界と呼ばれる)においてのみであり、A世界と呼ばれる世界においてはその安全性が保障されておらず、使用には制限がかかる。",
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                 "description": "火炎の魔法に使われる魔力の量は大きなものであり、人間一人が生成できる魔力量で賄うにはかなり厳しいものがある。\nよって火炎の魔法使いが実戦で魔法行使をする場合、基本的には魔力触媒の利用による補助を受けて魔力の供出を行う。\nこの魔力が適切に運用され、必要な量をその時必要なだけ使える事は、中位魔法の使い手としては必須の技能とされている。",
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                 "title": "精緻な火炎操作能力",
                 "description": "炎という現象をより安全に扱うための操作技術を備えている。\n火炎の魔法は暴発させれば自分が危険にさらされて死ぬだけでなく、周囲に甚大な被害をもたらす可能性があるため、\n正しい制御術式の習得と使用選択能力が備わっている事が、魔法習得の前提として求められている。\n主に詠唱する制御呪文の選択とイメージによる対象選択によって行われ、この修行には長い年付きが使われる。\n\nまた、習得した魔法を狙った対象に正しく命中させるための投射技能についても高い水準で習得している。",
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                 "title": "延焼被害への忌避感",
                 "description": "森国において木々というのは非常に重い存在であり、これらを燃やし破壊しかねない火炎の魔法には、常に延焼というリスクがつきまとう。\n延焼による山火事などの事故・事件に対しては火炎の魔法使いも強い忌避感を抱いているものが多く、これを避けるためにも適切な術式選択と操作技術が研鑽されている。",
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                     "description": "魔法使いとは、魔法技術を一定以上まで習得した専門家レベルの技術者に与えられる称号である。\n森国国家において、魔法とは生活に根付いた技術であり文化であり、魔法が使えるか否かで言えば、使える国民は多い。\n子供たちは生まれ育つ中で魔法があって当然の生活をしており、習い事の一環として魔法の基礎を覚える国もある。\nそんな中で、魔法を正しく教え、誤った使い方がないよう人々を導き、また魔法の研究に従事する人物を指して魔法使いと呼ぶ。\n玄霧藩国においては、国家に中位魔法の習得(およびその習得に求められる各種素養の獲得)を認められ登録された者たちのことを主に示す。",
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                             "description": "高度な魔法の修行を認められると、そこで子は初めて魔法の弟子なり、一日の中の多くの時間を魔法の修行に費やす事となる。\n魔法の修行には学問(知識の獲得)と精神(倫理面の育成)の修行および体を使った訓練も含まれているため、魔法使いとして成熟した際の社会性においては他の道で成長した子らと大きな差は生まれない。\n師はまず高度な魔法を扱えるだけの下地を弟子に身に付けさせ、心技体において求める水準へと弟子が達した事を認めた時、初めて高度な魔法(中位クラスの魔法)の伝授が行われる事となる。\n高度な魔法の伝授が行われる事で、弟子は魔法使いとなる資格を得、師と共に国に新しい魔法使いとしての登録を申請できる。\n申請が受理されれば弟子は正式に魔法使いとなり、魔法教育や研究を行う上での資金援助を含めた多くの権利と、人々のために活動する事、有事に国の力となる事を含めた多くの義務を負う。\n魔法使いとしての登録を行わない事もできるが、その際は魔法の行使に対する法的制限が多く存在するため、野に隠れて細々と暮らすか、治安が悪ければ裏社会へと流れていくかという道を選ぶことになる。魔法の悪用は重罪である。",
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                                 "title": "真伝二の教え:適量の魔力を扱う技術",
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                     "description": "魔法の発動を行い、狙った効果を得ようと思う際、怠るべきではないのが周辺状況の把握である。\n人や物などがどのように配置されている状況で、対象との距離はどれくらいで、間に遮蔽物などは存在するか、また、それは本当に魔法を必要とするのか。\n魔法の使用は危険を伴うため、使用の是非を判断する材料を素早くそして正しく認識し、理解しなければならない。\n時間をかけてもよい状況であれば丁寧な観察と思考によってこれを行えるが、緊急時や戦闘時などにこれを正しく行うためには、\n予め想定状況に合わせた訓練を行っておかなければならない。\n",
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                     "description": "魔法が必要だと判断されたならば、次は魔法の投射対象を正しく認識する事が重要となる。\n魔法の発動には呪文詠唱以外に正しいイメージが求められるので、限られた情報から対象の位置や状態を明確化して脳裏に描く。\n",
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                     "description": "発動する魔法にどういった効果調整や挙動制御のコマンド呪文を付加するかを素早く判断しなければならない。\nとりわけ軍用に使われる魔法の発動には素早さを求められる事から、使用する制御コマンドは用途の多いものごとに組み合わせておくことが重要となる。\n術式の挙動を安定化させたり、事故を防ぐための安全装置的な機能を果たす制御コマンドは原則として常時使われるが、\nオプションとして付加する制御コマンドの組み合わせの例としては以下のようなものがある。\n\n『射程5/100』+『効果量90/100』+『持続性90/100』=すぐ近くの対象に大きい効果を与える(魔法治療など)\n『射程70/100』+『弾頭速度80/100』+『弾頭分割2*2*2』=射撃レンジの対象に多弾頭化(8発)した魔法を投射して命中精度を上げる(攻撃魔法など)\n『軌道変化一回』+『範囲80/100』=曲射および範囲を対象とした魔法効果を付加する(範囲攻撃魔法化)\n『射程15/100』+『効果量20/100』+『持続性15/100』+『範囲2/100』=狙った箇所に対してピンポイントにだけ魔法の効果を発揮させる(精密作業など)\n\n※射程、効果量、持続性、魔法弾頭速度、効果範囲といったパラメータを1~100の範囲で指定し(指定がなければ50として扱われる)調整する他、追加の挙動を魔法に付加できる。効果が大きければ大きいだけ魔力の消費は大きい。\n※使う魔法の種類によって数値50時の効果設定は異なるが、基本的に射程は設定値をそのままm換算、持続性は『設定値/60』秒とされる。範囲や効果量、速度は魔法の種類や規模によって大きく変動する。\n\n組み合わせごとによく使う状況があるため、訓練によって習熟すれば、同じ魔法であっても多種多様な効果を得られうる。\n",
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                     "description": "使う魔法とその制御設定が決まったならば、その呪文を素早く詠唱して発動までにかかる時間を減らさなければならない。\n通常、魔法使いとして公的に認定された術者であれば、基礎魔法の詠唱に平均して3秒、中位魔法の詠唱は15秒程度の詠唱で可能とする。\n実践でこれだけの速度を維持できるとしても、詠唱が素早くなればそれだけ時間や状況のロスを防ぐ事ができるため、呪文詠唱の修行は魔法使いの日常である。\n",
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小鳥遊
最終更新:2017年09月12日 22:14