作成者:佐藤ぶそあ
部品構造
- 大部品: 農協の業務 RD:13 評価値:6
- 部品: 農協とは
- 部品: 営農指導
- 部品: 農産物の買取と販売
- 部品: 農薬販売
- 部品: 肥料販売
- 部品: 農機具販売
- 部品: 種苗販売
- 部品: 登録制の農家
- 部品: 国営食糧生産地との連携
- 部品: 農地の管理と委託
- 部品: 試験農場の運営
- 部品: イベントの運営
- 部品: 農業研修会の実施
部品定義
部品: 農協とは
農協とは農業協同組合の略称である。
農業に従事する者がお互いの益のために作った互助組織であり、藩国によっては法律によって活動範囲が農業の枠組みから外れないよう制限を設けている場合もある。
部品: 営農指導
農協の業務のひとつに営農指導がある。
農業を専門に学んだ者による、農業経営者への技術指導、経営指導を行うことが目的である。
これは、新規に農業を始めようとする者へ間口を広げるためだけでなく、新しい農法や作物などを、既に農業に従事する者へ広げる役割も果たす。
部品: 農産物の買取と販売
農協では販路を持たない農業従事者のために、農産物を一度買い上げ、これを販路に乗せるという卸・問屋のような働きをしている。このとき、農協の運営費となるマージンが載せられるが、自力で販路を開拓するよりもコストが低く、また豊作時や飢饉時の価格調整の機能も持つ。農協で直売を行う場合もある。
農業を行う方からすれば、一定の品質を確保できていれば農協が買い取りを行ってくれるという信用があるため、生産に注力できるだけでなく、生活の安定にもつながる。
また、農協が買い上げるという工程が挟まることで、農協に参加している農家の品目ごとの総生産量の把握もしやすくなる。
部品: 農薬販売
農協の業務のひとつとして、農薬の販売がある。農薬は適切に使用すれば雑草や害虫対策に非常に有効であるが、使用方法を誤れば人体や動植物へ大きな悪影響を与えるものも存在する。
農協に登録している農家への販売と使用方法の指導を行い、そして万が一、誤った使用方法がされた場合にいつ誰が何の農薬をどれだけ購入したのかを辿れるようにしている。
部品: 肥料販売
農協では肥料も販売している。厳密にいえば肥料も農薬の一種であるが、ここでは扱いを分ける。
肥料の有無で農作物の生育に大きな差が出ることはよく知られているが、肥料与えるタイミングや、作物ごとに適した肥料の種類や量があり、これらの指導も行っている。
部品: 農機具販売
農協では農機具の販売も行っている。
鍬や鎌、軍手といった低物理から中物理まで広く使われるような物品の販売だけでなく、中物理から高物理の藩国では農業機械、例えば耕耘機のようなものや、作物用の乾燥機の販売を行う。
部品: 種苗販売
農協では種や苗の販売も行っている。
種の採取や保存、あるいは苗の育成には手間と技術、保管場所や専用の農地が必要となるため、そういった技術や施設を持った農家から種や苗を買い取り、種や苗を必要としている人向けに販売しているのである。
これらは新しく農業を始める者のほか、家庭菜園を行う者、また種の採取や保存を行わない、行えない農家の助けとなっている。
部品: 登録制の農家
農協の業務は多岐に渡るが、それゆえにその恩恵を十全に受けるためには、農業に従事している者であることを農協へ申請し、登録する必要がある。
農協に登録できる農業の範囲としては、畑や果樹園などの農耕だけでなく、牧畜や酪農も含む。これらの農地などは藩国の特色に合わせて国内に点在する。
部品: 国営食糧生産地との連携
藩国によっては国営の食糧生産地を持つ場合がある。国営の食糧生産地である場合、生産した作物の買い上げは国が行ってから備蓄や市場へ放出する場合が多く、これは一部農協の役割と重複するところがある。
逆に言えば、国営でない農地で作られた農作物まですべて国が買い上げることはできないため、農協としては民営農家との関係を重視することで、すみわけが行われている。
また、営農指導に見られる技術や新しい作物の研究、紹介などは民営、国営に関わらず、協同で進められる部分も多い。
部品: 農地の管理と委託
農地は、農業を行っていた者の引退や死去などで管理する者がいないという状況になることがある。
土地の所有者が手続きを行い手数料を支払うことで、農地の管理や耕作などを農協へ委託することができる。
耕作地や牧場などが放棄されて手つかずとなっている場合、単にその農地だけでなく、隣接する農地へも害虫や害獣、雑草などの被害が及ぶことがあるため、こういった土地については農協から持ち主へ営農指導への参加依頼や、農地の依託という手段があることなどが通達される。
委託された農地での作業は、農協職員が行う場合や、土地を持たないが農業を行いたいものへの仲介が行われることもある。
農協職員としては、こういった委託農地での業務を専門に行う人員が雇用される場合もある。
また、輪作の関係で休耕となる畑が出る場合に、農協が管理している畑を借りて作付けする農家も見られる。
部品: 試験農場の運営
試験農場、というといったい何をしているのだ、と身構えてしまうが、品種改良などで得られた作物の新種を生産してその評価(味や収量、生育など)を行うことが目的である。
これらは一般の農民が行うにはリスクが高いため、農協が委託された農地などを利用して行い、一定以上の評価を得られたものを営農指導などを通じて一般の農家へ普及していくという手順が取られることが多い。
また、作物だけでなく、肥料や農薬、農機具などの試験も同様にこういった農場で行われる。
部品: イベントの運営
農協では地域の農業を活性化するためのイベントが催されることがあり、この企画や運営を行う。
例えば、収穫期になると、その収穫した作物を使っての屋台を集めた祭りや、酒の産地であれば利き酒大会などといったイベントが行われる。
部品: 農業研修会の実施
営農指導は実地での農業技術指導という面が強いが、研修会においてはもう少し理論方面に寄る。
例えば、農業経営に必要な経済知識や帳簿のつけ方、新しい作物の試食と栽培方法の説明会、家畜の病気予防に関する知識など、これらは個人レベルでの指導ではなく、研修かいという形で多数の農業従事者へ向けて行われる。
提出書式
大部品: 農協の業務 RD:13 評価値:6
-部品: 農協とは
-部品: 営農指導
-部品: 農産物の買取と販売
-部品: 農薬販売
-部品: 肥料販売
-部品: 農機具販売
-部品: 種苗販売
-部品: 登録制の農家
-部品: 国営食糧生産地との連携
-部品: 農地の管理と委託
-部品: 試験農場の運営
-部品: イベントの運営
-部品: 農業研修会の実施
部品: 農協とは
農協とは農業協同組合の略称である。
農業に従事する者がお互いの益のために作った互助組織であり、藩国によっては法律によって活動範囲が農業の枠組みから外れないよう制限を設けている場合もある。
部品: 営農指導
農協の業務のひとつに営農指導がある。
農業を専門に学んだ者による、農業経営者への技術指導、経営指導を行うことが目的である。
これは、新規に農業を始めようとする者へ間口を広げるためだけでなく、新しい農法や作物などを、既に農業に従事する者へ広げる役割も果たす。
部品: 農産物の買取と販売
農協では販路を持たない農業従事者のために、農産物を一度買い上げ、これを販路に乗せるという卸・問屋のような働きをしている。このとき、農協の運営費となるマージンが載せられるが、自力で販路を開拓するよりもコストが低く、また豊作時や飢饉時の価格調整の機能も持つ。農協で直売を行う場合もある。
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また、農協が買い上げるという工程が挟まることで、農協に参加している農家の品目ごとの総生産量の把握もしやすくなる。
部品: 農薬販売
農協の業務のひとつとして、農薬の販売がある。農薬は適切に使用すれば雑草や害虫対策に非常に有効であるが、使用方法を誤れば人体や動植物へ大きな悪影響を与えるものも存在する。
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部品: 肥料販売
農協では肥料も販売している。厳密にいえば肥料も農薬の一種であるが、ここでは扱いを分ける。
肥料の有無で農作物の生育に大きな差が出ることはよく知られているが、肥料与えるタイミングや、作物ごとに適した肥料の種類や量があり、これらの指導も行っている。
部品: 農機具販売
農協では農機具の販売も行っている。
鍬や鎌、軍手といった低物理から中物理まで広く使われるような物品の販売だけでなく、中物理から高物理の藩国では農業機械、例えば耕耘機のようなものや、作物用の乾燥機の販売を行う。
部品: 種苗販売
農協では種や苗の販売も行っている。
種の採取や保存、あるいは苗の育成には手間と技術、保管場所や専用の農地が必要となるため、そういった技術や施設を持った農家から種や苗を買い取り、種や苗を必要としている人向けに販売しているのである。
これらは新しく農業を始める者のほか、家庭菜園を行う者、また種の採取や保存を行わない、行えない農家の助けとなっている。
部品: 登録制の農家
農協の業務は多岐に渡るが、それゆえにその恩恵を十全に受けるためには、農業に従事している者であることを農協へ申請し、登録する必要がある。
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部品: 国営食糧生産地との連携
藩国によっては国営の食糧生産地を持つ場合がある。国営の食糧生産地である場合、生産した作物の買い上げは国が行ってから備蓄や市場へ放出する場合が多く、これは一部農協の役割と重複するところがある。
逆に言えば、国営でない農地で作られた農作物まですべて国が買い上げることはできないため、農協としては民営農家との関係を重視することで、すみわけが行われている。
また、営農指導に見られる技術や新しい作物の研究、紹介などは民営、国営に関わらず、協同で進められる部分も多い。
部品: 農地の管理と委託
農地は、農業を行っていた者の引退や死去などで管理する者がいないという状況になることがある。
土地の所有者が手続きを行い手数料を支払うことで、農地の管理や耕作などを農協へ委託することができる。
耕作地や牧場などが放棄されて手つかずとなっている場合、単にその農地だけでなく、隣接する農地へも害虫や害獣、雑草などの被害が及ぶことがあるため、こういった土地については農協から持ち主へ営農指導への参加依頼や、農地の依託という手段があることなどが通達される。
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農協職員としては、こういった委託農地での業務を専門に行う人員が雇用される場合もある。
また、輪作の関係で休耕となる畑が出る場合に、農協が管理している畑を借りて作付けする農家も見られる。
部品: 試験農場の運営
試験農場、というといったい何をしているのだ、と身構えてしまうが、品種改良などで得られた作物の新種を生産してその評価(味や収量、生育など)を行うことが目的である。
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農協では地域の農業を活性化するためのイベントが催されることがあり、この企画や運営を行う。
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営農指導は実地での農業技術指導という面が強いが、研修会においてはもう少し理論方面に寄る。
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最終更新:2017年09月27日 22:24