畜産・酪農・養殖について

ページ作成:玄霧

なんか筆が乗った






部品構造


  • 大部品: 畜産・酪農・養殖について RD:42 評価値:9
    • 大部品: 畜産 RD:31 評価値:8
      • 部品: 大まかな概要
      • 部品: 適切な地形
      • 部品: 繁殖に関して
      • 部品: 交配
      • 部品: 屠殺場も必要
      • 部品: 食肉と副産物
      • 部品: 食肉用以外の経済動物の最後
      • 部品: 愛情を込めて育てる
      • 大部品: 飼料 RD:5 評価値:3
        • 部品: 飼料とは
        • 部品: 繊維質豊富な粗飼料
        • 部品: 高カロリーな濃厚飼料
        • 部品: そのほかの添加物
        • 部品: 飼料計算
      • 大部品: 畜産業による周辺環境問題とその対策 RD:3 評価値:2
        • 部品: 臭いの問題と対応
        • 部品: 害虫問題とその対応
        • 部品: 根本的には糞尿処理の問題
      • 大部品: 酪農 RD:15 評価値:6
        • 部品: 酪農の概要
        • 大部品: 放牧と繋ぎ飼い RD:7 評価値:4
          • 大部品: 繋ぎ飼い RD:2 評価値:1
            • 部品: 畜舎につなぐことのメリット
            • 部品: 狭さゆえのデメリット
          • 大部品: 放牧 RD:2 評価値:1
            • 部品: 放牧によるメリットとは
            • 部品: 土地問題というデメリット
          • 大部品: 第三の選択肢 RD:2 評価値:1
            • 部品: いいとこどりした「放し飼い」
            • 部品: 畜舎の造り
          • 部品: 選択は規模や国次第
        • 大部品: 搾乳について RD:7 評価値:4
          • 部品: 種付けの必要がある
          • 部品: 搾乳の間隔
          • 部品: 小まめな消毒
          • 部品: 健康管理の側面
          • 部品: 異常乳の対応
          • 部品: 各種器具や搾乳方法の扱い
          • 部品: 生まれた仔の扱いについて
    • 大部品: 養殖全般 RD:11 評価値:5
      • 部品: 養殖の概要
      • 部品: 大前提としての知識
      • 部品: 稚魚・稚貝の確保
      • 部品: 海や河川は共通の資源場
      • 部品: 養殖のメリット
      • 部品: 完全養殖
      • 大部品: 養殖における問題点とその解決策 RD:5 評価値:3
        • 部品: 環境汚染の問題
        • 部品: 生産過剰による問題
        • 部品: 天然資源へのダメージ
        • 部品: 遺伝的多様性の問題
        • 部品: 遺伝子攪乱の問題



部品定義


部品: 大まかな概要

酪農は主に乳を取るために行うが、乳製品、肉、卵、皮革などの畜産物を得るために家畜を飼育することを畜産と呼ぶ。
基本的に、養殖や酪農を含む畜産業を営む為には国家または領地の担当部署による認可が必要となる。


部品: 適切な地形

主に冷涼な高地が向いているとされる。
但し、これはどちらかというと「そういった場所は土地がやせていることが多く、田畑にできない分牧草地帯にし、畜産・酪農を行うことで食糧を得る」という側面のほうが強い。
肥沃な大地であれば飼料を自らの畑で生産し、それを使って家畜を育てることも可能である。
つまり、極めて厳しい地形でもない限りは、広ささえあれば可能ではある。

部品: 繁殖に関して

食肉にする、ということはつまり、屠殺するという事である。
そうすると勿論、飼育している家畜は一匹減る。
増やさずに減らしていけば、最終的には何も残らない。
そのため、畜産業の規模を維持する以上の繁殖が常に必須となる。

部品: 交配

優れた個体を掛け合わせてより良い種を作ることを交配と呼ぶ。
これは例えば、「味はあまり良くないが卵をたくさん産む鶏の品種」と「味はいいがあまり卵を産まない鶏の品種」を掛け合わせ、「味のいい卵をよく産む鶏の品種」を作るようなことである。
技術力の関係もあるが、主に倫理面の問題で遺伝子の組み換えなどではなく、通常の繁殖によって交配は行われる。

部品: 屠殺場も必要

家畜を肉にするためには、所謂「屠殺場」と呼ばれる専用の場所が必要となる。
これらは藩国の物理域によって設備は変わるが、基本的に家畜にストレスを与えずに、速やかに絶命させる手段がとられる。
家畜に対する配慮もあるが、暴れられると作業する職員も危険になるための取り決めでもある。
なお、屠殺場はその性質上、外からそれと分からないように作られていることが多い。

部品: 食肉と副産物

食肉等の「食品を生産する事」を目的として家畜を育てるわけだが、屠殺し、肉にする際に皮革や羽等の副産物が発生する。
これらも大事な資源であり、適切に使用するために屠殺所の近くには皮革加工所があることが多い。

部品: 食肉用以外の経済動物の最後

乳牛や、卵を取るために育てている鶏でも、無限に乳や卵を出すわけではない。
年を取ればそれだけ生産量は落ちていくため、最終的にはほぼすべて「潰す」ことになる。
それらの処理も含めて、畜産である。おいしく食べるように心がけよう。

部品: 愛情を込めて育てる

家畜とは、経済動物である。
可愛がるのが目的の愛玩動物ではなく、経済動物である以上は、割り切らなければならないことは多い。
しかし、だからと言って家畜を物のように扱うのではなく、きちんと愛情をもって接するべきである。
割り切るべきところは割り切り、愛情を注ぐべきところは注ぐ。これが重要である。

部品: 飼料とは

簡単に言えば、家畜の食事全般のことである。 育てる家畜によって様々だが、大まかに繊維質の多いものと少ないもので区別される。
主に反芻動物を対象にして記述しているが、それ以外でもほぼ同様である。


部品: 繊維質豊富な粗飼料

主に牧草がこれに該当する。 反芻を行う家畜の「反芻胃」の機能を維持するために不可欠で、乾燥させたものや、乳酸発酵させたものを与える。
牧場につきもののサイロ(塔のような建物)は、この乳酸発酵させた粗飼料(サイレージ)を作るためのものである。
昨今ではサイロを使わずに、ロール状に牧草を巻き取ってビニールで包み込んで発酵させるラップサイレージという方法でサイレージを作ることも多い。


部品: 高カロリーな濃厚飼料

繊維質が少ない飼料はデントコーン等の穀物や、植物油を搾った後の搾りかすなど、ほとんどすべてが高カロリーのものである。
粗飼料に比べて(当たり前だが)栄養分が豊富であるため、家畜の体を作る目的の他、乳を濃厚にする目的や脂肪を蓄えさせる目的で与えることが多い。


部品: そのほかの添加物

飼料に海藻や貝殻の粉末、重曹等を混ぜ込むことで、カルシウムやミネラルを摂取させることも重要である。
人間でいうところのサプリメントのようなもので、これのみでは飼料としては成立しないが、重要な飼料でもある。
特に、乳をだす家畜はカルシウムを消費するため、カルシウム不足にならないように配合しよう。

部品: 飼料計算

粗飼料、濃厚飼料、添加物は、どれも多すぎても少なすぎても家畜には良くないため適切な量を計算する必要がある。
これらの計算には複雑な式を使うが、低物理国家では長年の感覚でそれらを使わずともバランスよく飼料を混ぜる者も居るだろう。
適量を配合した混合飼料により育てた家畜は、乳量や健康面での効果が期待できる。

部品: 臭いの問題と対応

家畜を育てるにあたって、一番の問題は臭いの問題である。
これの主な原因は家畜の糞尿であり、消臭・糞尿処理によって対応するしかない。
しかし、処理にも限界があるため、完璧な対応は通常では難しい。

部品: 害虫問題とその対応

大量の糞尿がどうしても発生する関係で、それにたかるハエ等の害虫問題も出てくる。
殺虫剤などでの対処は可能だが、根本的な解決のためには大量の糞尿問題を解決せねばならない。

部品: 根本的には糞尿処理の問題

臭いも、害虫も、基本的には家畜を育てるにあたって毎日出る大量の糞尿が原因となる。
高火力で一気に燃やす、穴を掘って埋める、等の手段で解決できるが、これがまた別の問題を起こすこともありうる。
一番よいのは、畜舎を住宅街から遠ざける事だが、これらの解決は各国の取り決めによるところが大きい。

部品: 酪農の概要

畜産の一種で、主に牛やヤギなどを飼育し、乳や乳製品を生産することをさす。
所謂遊牧民が行っているのも畜産ではなくこちら。
畜産全般に言えることだが、酪農をするためには、国家または領地の認可を必要とする。

部品: 畜舎につなぐことのメリット

なんと言っても、管理がしやすく、家畜同士による喧嘩などがおきないことと、使用する土地が放牧よりは少ないことが一番のメリットである。 繋ぐ方法はスタンチョン(首の部分を挟み込んで繋いでおく器具)や、チェーンでつなぐのが一般的だが、このあたりは国によって様々だろう。 極端な話、(家畜への負担の関係でほぼあり得ないが)一頭ぶんのスペースさえあれば成立する飼育方法である。


部品: 狭さゆえのデメリット

最大のデメリットとして、繋ぎ飼いは家畜を拘束するためストレスを与えてしまう。 これを解消するのは難しく、家畜にストレスがたまると生産量減少から始まり、最悪の場合は病死につながる。

部品: 放牧によるメリットとは

牧草地もしくは放牧地を用意できるのであれば、飼料の用意が必要なくなることが大きい。 また、適度な運動もできるため、繋ぎ飼いに比べると家畜のストレスも軽減される。


部品: 土地問題というデメリット

放牧における一番のデメリットは、土地の問題である。 広大な土地による牧草地帯がなければ成り立たないため、土地に対するリターンが釣り合わない可能性が高くなる。 また、管理に関しても問題があり、放牧中に家畜がゴミなどを誤飲する事故も起こりうる。

部品: いいとこどりした「放し飼い」

放牧によるメリット・デメリットをうまく調整したいいとこどりの方法として、「畜舎内での放し飼い」という手段もある。
畜舎の規模を大きくし、家畜をつながずにある程度自由に動き回るスペースを作ることで、放牧よりは土地を使わないがストレスを溜めにくい、という形にすることが出来る。

部品: 畜舎の造り

主に、通路・寝床・飼槽・飲水設備・トイレなどで構成される。
家畜たちがすれ違える程度の広さや家畜に対して十分な量の寝床を用意する必要はあるが、家畜たちが自由に生活することでストレスを受けにくく、生産量向上や、発情の傾向が分かりやすくなるメリットが大きい。
半面、やはりデメリットも存在する。
家畜の中で序列が弱いものや足を悪くした家畜は、十分な食事をとれない等の行動制限を受けるため、こまめな観察は必要となる。

部品: 選択は規模や国次第

土地の問題や技術の問題で、放牧か、放し飼いか、繋ぎ飼いかは各国様々である。
もしかしたらこれ以外の方法をとる国があるかもしれない。
中には、普段は繋いで飼っているが週に数回放牧地で放牧する、等と言うところもあるだろう。
それらの選択については規模や、各国の取り決め次第である。

部品: 種付けの必要がある

当たり前だが、家畜が乳を出すのは子供に与える為である。
所謂乳牛も、年がら年中ミルクを出すのではなく、子供を産み、育てるときにしか出さない。
そのため、酪農においては定期的に種付けを行うこととなる。

部品: 搾乳の間隔

酪農においては、一日に搾乳を何度行うかが重要なポイントとなる。
専用に品種改良された乳牛などでは、搾乳を怠ると乳房炎を起こすこともあるため一日二回の搾乳がむしろ必須となる、
が、野生に近い種類の家畜の場合は生産量が少ないため、同様に搾乳するとこれまた問題が起きる。
各国で育てている家畜に合わせたスタイルが必要となる。

部品: 小まめな消毒

酪農の主目的である搾乳においては、しつこいほどに消毒の工程がある。
これは勿論、直接口に入るものであるからであり、さらに言えば、乳は変質しやすいためである。
具体的には搾乳前に消毒液を付け、それをふき取り、搾乳を行い、その後また消毒し、という程度には消毒を行う。
勿論、貯蔵するタンクや器具などもだ。

部品: 健康管理の側面

搾乳することによって、家畜の体調が分かるという側面もある。
乳量が少なければ餌を食べていない、体調が悪い。血が混じっていたり、固形物のようなものが混ざっていれば、乳房炎の可能性。
一日一回以上は搾乳するため、その際に健康管理を行うのは効率的でもあるため、これらのチェックも行われる。

部品: 異常乳の対応

家畜は生きている以上、体調不良により乳に血が混じったりすることもある。
そういったものや、病気にかかった家畜の乳は「異常乳」として、ほかの乳と混ざらないように厳密に隔離される。
また、出産直後の初乳も、仔に与えるための成分が多いため、扱いとしては「異常乳」である。
品質を一定に保つためにもこれらのチェックは厳しく行われ、前搾り(試し絞り)をしてチェックしてから搾乳することが決められている。

部品: 各種器具や搾乳方法の扱い

搾乳におけるミルカー(搾乳機)や、ミルキングパーラー(牛を専用のコンベアに乗せて流れ作業で搾乳を行う方法)方式など、酪農においては様々な器具や設備が開発されている。
これらの使用については、各藩国による取り決めなどで変わる。手絞りをするところもあれば、搾乳ロボットがいる藩国もあるだろう。

部品: 生まれた仔の扱いについて

種付けをして仔を産ませ、搾乳を行うにあたり、「生まれた仔」の扱いは大体二つである。
メスならばそのまま育て、搾乳する。オスならば、肉牛として育てられる。
稀に種牛になるオスもいるが、極めて稀な部類である。
経済動物の飼育は、このあたりの折り合いをつけるのも重要である。せめておいしく食べてあげよう。

部品: 養殖の概要

畜産における飼育する動物が水棲生物である場合、「養殖」と呼ぶことが一般的である。
より正確には、生物全般を「その本体または副生成物」を利用するために育てることを言うが、このアイドレスでは水産業(養殖漁業)の一種として、魚介類や海藻などの水棲生物を育てることとする。
これを生業とするためには、国家ないしは領地の認可が必要となる。

部品: 大前提としての知識

水棲生物、主に魚介類の養殖については、まず十分な知識を必要とする。
適切な水温、淡水か海水か、海流の条件、与える餌、様々な要因を理解し、そのうえで研究を重ねることで安定した養殖を行う技術を確立する必要がある。

部品: 稚魚・稚貝の確保

魚介類の場合、卵から、もしくは稚魚(稚貝)から育てて養殖する。
親からの採卵や孵化の難易度による稚魚の確保が難しい場合、自然界から捕らえて育てることもある。


部品: 海や河川は共通の資源場

稚魚等を自然界からとらえて養殖する場合は、必ず各国の「未成魚の捕獲行為」に関する法に従った上での捕獲が義務付けられる。
不用意な乱獲は自然界の崩壊につながり、また、種の絶滅を招く可能性があるため、これを破るものには厳しく罰が与えられる。
海には国境はないが、共通の資源場であることを忘れてはならない。
もちろん、複数の国を流れる河川も同様である。

部品: 養殖のメリット

そもそも漁とは不安定なものであるため、生産量が安定しない。
養殖はそもそも、漁による生産量の安定を目的として発展してきた。
また、時間経過による劣化を防ぐ他、漁の準備等に取られる時間他のコストを抑えられることも大きい。
一部の種類によっては、天然の環境よりも早いペースでの成長も見込めるため、メリット自体は大きい。


部品: 完全養殖

生物の誕生から次世代への継続というサイクルをすべて人工飼育で実施することを完全養殖という。
要するに、親の魚(貝)に産卵させ、卵を採取し、それを人工孵化させ、稚魚を育て、成魚にしたものを産卵させ、というサイクルの確立をもって完全養殖とされる。
現代日本レベルの技術では、一部のエビやサケ科、マス科、マダイ等が完全養殖に成功しているが、逆を言えば、それ以外は全て自然界より稚魚を捕獲している。
勿論のこと、技術的には可能であっても商業として成り立たないものである場合は成功したとは言えないため、難易度は極めて高い。
NWにおける各藩国によっては、ある種の魚介類の完全養殖に成功しているかもしれない。

部品: 環境汚染の問題

自然の海や川等を仕切って生簀を作るタイプの養殖場では、海流の穏やかな場所が選ばれる傾向がある。
そのため、海流による浄化作用が起きにくく、餌の過剰投与等による周辺海域の富栄養化や水質汚染が起こりうる。
これらが悪化すると、プランクトンの異常発生による赤潮などで広い範囲にダメージを与えかねない。
この問題を回避するために、餌の改良や投餌技術の進歩が進められ、食べ残しが少なく、自然の物に近い水質を汚染しない餌を用いられることになった。

部品: 生産過剰による問題

養殖技術が確立されると起こりうる問題として、生産過剰の問題がある。
技術確立による成魚の確保量増加、それによる収益増加からの生産業者の増加、さらにそこから成魚の過剰供給による暴落、までがワンセットで起こりうる。
この問題に関しては解決策はほぼ存在しないが、市場の浄化作用により落ち着くことや、稚魚自体が希少である場合、設備投資にコストがかかる場合は起こりにくい傾向にある。

部品: 天然資源へのダメージ

基本的には、既存の養殖技術では稚魚を自然界から取ってくるほうが多い。
そのため、養殖規模を拡大していき、消費が増えれば増えるほど、自然界から稚魚が減少していく現象が起こりうる。
これを回避するためには稚魚の捕獲制限等、広い範囲での法整備による抑制によって対応される。

部品: 遺伝的多様性の問題

完全養殖に成功している場合、世代を長く重ねて荒廃していく過程で遺伝的多様性が薄れ、画一的な個体群が生まれていく。
この状態は感染症に対する耐性が低いため、それらが蔓延しやすく、また、自然界に放流した際の生存率も低い問題が起こる。
これらを回避するため、適度に外の個体を取り入れて多様性を維持する試みがある。
なお、昔ながらの手法で養殖している低物理国家の場合でも、手法として外の血を取り入れることで同様の効果が狙えるだろう。

部品: 遺伝子攪乱の問題

養殖のために他国から持ち込まれた種が、養殖時の事故などで自然界に逃げ出す場合がある。
もしもその種が繁殖してしまえば、「生態系の破壊」や「近い種との遺伝子交雑」が起こる。
所謂外来種として野生化すると対応が難しいため、管理には細心の注意が払われるほか、外来種は駆除対象として処理されることで対応を行うしかない。
これは物理域の高・低関係なく、他国の野生動物による自然環境の破壊に対応するために必要である。



提出書式


 大部品: 畜産・酪農・養殖について RD:42 評価値:9
 -大部品: 畜産 RD:31 評価値:8
 --部品: 大まかな概要
 --部品: 適切な地形
 --部品: 繁殖に関して
 --部品: 交配
 --部品: 屠殺場も必要
 --部品: 食肉と副産物
 --部品: 食肉用以外の経済動物の最後
 --部品: 愛情を込めて育てる
 --大部品: 飼料 RD:5 評価値:3
 ---部品: 飼料とは
 ---部品: 繊維質豊富な粗飼料
 ---部品: 高カロリーな濃厚飼料
 ---部品: そのほかの添加物
 ---部品: 飼料計算
 --大部品: 畜産業による周辺環境問題とその対策 RD:3 評価値:2
 ---部品: 臭いの問題と対応
 ---部品: 害虫問題とその対応
 ---部品: 根本的には糞尿処理の問題
 --大部品: 酪農 RD:15 評価値:6
 ---部品: 酪農の概要
 ---大部品: 放牧と繋ぎ飼い RD:7 評価値:4
 ----大部品: 繋ぎ飼い RD:2 評価値:1
 -----部品: 畜舎につなぐことのメリット
 -----部品: 狭さゆえのデメリット
 ----大部品: 放牧 RD:2 評価値:1
 -----部品: 放牧によるメリットとは
 -----部品: 土地問題というデメリット
 ----大部品: 第三の選択肢 RD:2 評価値:1
 -----部品: いいとこどりした「放し飼い」
 -----部品: 畜舎の造り
 ----部品: 選択は規模や国次第
 ---大部品: 搾乳について RD:7 評価値:4
 ----部品: 種付けの必要がある
 ----部品: 搾乳の間隔
 ----部品: 小まめな消毒
 ----部品: 健康管理の側面
 ----部品: 異常乳の対応
 ----部品: 各種器具や搾乳方法の扱い
 ----部品: 生まれた仔の扱いについて
 -大部品: 養殖全般 RD:11 評価値:5
 --部品: 養殖の概要
 --部品: 大前提としての知識
 --部品: 稚魚・稚貝の確保
 --部品: 海や河川は共通の資源場
 --部品: 養殖のメリット
 --部品: 完全養殖
 --大部品: 養殖における問題点とその解決策 RD:5 評価値:3
 ---部品: 環境汚染の問題
 ---部品: 生産過剰による問題
 ---部品: 天然資源へのダメージ
 ---部品: 遺伝的多様性の問題
 ---部品: 遺伝子攪乱の問題
 
 
 部品: 大まかな概要
 酪農は主に乳を取るために行うが、乳製品、肉、卵、皮革などの畜産物を得るために家畜を飼育することを畜産と呼ぶ。
 基本的に、養殖や酪農を含む畜産業を営む為には国家または領地の担当部署による認可が必要となる。
 
 
 部品: 適切な地形
 主に冷涼な高地が向いているとされる。
 但し、これはどちらかというと「そういった場所は土地がやせていることが多く、田畑にできない分牧草地帯にし、畜産・酪農を行うことで食糧を得る」という側面のほうが強い。
 肥沃な大地であれば飼料を自らの畑で生産し、それを使って家畜を育てることも可能である。
 つまり、極めて厳しい地形でもない限りは、広ささえあれば可能ではある。
 
 部品: 繁殖に関して
 食肉にする、ということはつまり、屠殺するという事である。
 そうすると勿論、飼育している家畜は一匹減る。
 増やさずに減らしていけば、最終的には何も残らない。
 そのため、畜産業の規模を維持する以上の繁殖が常に必須となる。
 
 部品: 交配
 優れた個体を掛け合わせてより良い種を作ることを交配と呼ぶ。
 これは例えば、「味はあまり良くないが卵をたくさん産む鶏の品種」と「味はいいがあまり卵を産まない鶏の品種」を掛け合わせ、「味のいい卵をよく産む鶏の品種」を作るようなことである。
 技術力の関係もあるが、主に倫理面の問題で遺伝子の組み換えなどではなく、通常の繁殖によって交配は行われる。
 
 部品: 屠殺場も必要
 家畜を肉にするためには、所謂「屠殺場」と呼ばれる専用の場所が必要となる。
 これらは藩国の物理域によって設備は変わるが、基本的に家畜にストレスを与えずに、速やかに絶命させる手段がとられる。
 家畜に対する配慮もあるが、暴れられると作業する職員も危険になるための取り決めでもある。
 なお、屠殺場はその性質上、外からそれと分からないように作られていることが多い。
 
 部品: 食肉と副産物
 食肉等の「食品を生産する事」を目的として家畜を育てるわけだが、屠殺し、肉にする際に皮革や羽等の副産物が発生する。
 これらも大事な資源であり、適切に使用するために屠殺所の近くには皮革加工所があることが多い。
 
 部品: 食肉用以外の経済動物の最後
 乳牛や、卵を取るために育てている鶏でも、無限に乳や卵を出すわけではない。
 年を取ればそれだけ生産量は落ちていくため、最終的にはほぼすべて「潰す」ことになる。
 それらの処理も含めて、畜産である。おいしく食べるように心がけよう。
 
 部品: 愛情を込めて育てる
 家畜とは、経済動物である。
 可愛がるのが目的の愛玩動物ではなく、経済動物である以上は、割り切らなければならないことは多い。
 しかし、だからと言って家畜を物のように扱うのではなく、きちんと愛情をもって接するべきである。
 割り切るべきところは割り切り、愛情を注ぐべきところは注ぐ。これが重要である。
 
 部品: 飼料とは
 簡単に言えば、家畜の食事全般のことである。 育てる家畜によって様々だが、大まかに繊維質の多いものと少ないもので区別される。 
 主に反芻動物を対象にして記述しているが、それ以外でもほぼ同様である。
 
 
 部品: 繊維質豊富な粗飼料
 主に牧草がこれに該当する。 反芻を行う家畜の「反芻胃」の機能を維持するために不可欠で、乾燥させたものや、乳酸発酵させたものを与える。
 牧場につきもののサイロ(塔のような建物)は、この乳酸発酵させた粗飼料(サイレージ)を作るためのものである。
 昨今ではサイロを使わずに、ロール状に牧草を巻き取ってビニールで包み込んで発酵させるラップサイレージという方法でサイレージを作ることも多い。
 
 
 部品: 高カロリーな濃厚飼料
 繊維質が少ない飼料はデントコーン等の穀物や、植物油を搾った後の搾りかすなど、ほとんどすべてが高カロリーのものである。
 粗飼料に比べて(当たり前だが)栄養分が豊富であるため、家畜の体を作る目的の他、乳を濃厚にする目的や脂肪を蓄えさせる目的で与えることが多い。
 
 
 部品: そのほかの添加物
 飼料に海藻や貝殻の粉末、重曹等を混ぜ込むことで、カルシウムやミネラルを摂取させることも重要である。
 人間でいうところのサプリメントのようなもので、これのみでは飼料としては成立しないが、重要な飼料でもある。
 特に、乳をだす家畜はカルシウムを消費するため、カルシウム不足にならないように配合しよう。
 
 部品: 飼料計算
 粗飼料、濃厚飼料、添加物は、どれも多すぎても少なすぎても家畜には良くないため適切な量を計算する必要がある。
 これらの計算には複雑な式を使うが、低物理国家では長年の感覚でそれらを使わずともバランスよく飼料を混ぜる者も居るだろう。
 適量を配合した混合飼料により育てた家畜は、乳量や健康面での効果が期待できる。
 
 部品: 臭いの問題と対応
 家畜を育てるにあたって、一番の問題は臭いの問題である。
 これの主な原因は家畜の糞尿であり、消臭・糞尿処理によって対応するしかない。
 しかし、処理にも限界があるため、完璧な対応は通常では難しい。
 
 部品: 害虫問題とその対応
 大量の糞尿がどうしても発生する関係で、それにたかるハエ等の害虫問題も出てくる。
 殺虫剤などでの対処は可能だが、根本的な解決のためには大量の糞尿問題を解決せねばならない。
 
 部品: 根本的には糞尿処理の問題
 臭いも、害虫も、基本的には家畜を育てるにあたって毎日出る大量の糞尿が原因となる。
 高火力で一気に燃やす、穴を掘って埋める、等の手段で解決できるが、これがまた別の問題を起こすこともありうる。
 一番よいのは、畜舎を住宅街から遠ざける事だが、これらの解決は各国の取り決めによるところが大きい。
 
 部品: 酪農の概要
 畜産の一種で、主に牛やヤギなどを飼育し、乳や乳製品を生産することをさす。
 所謂遊牧民が行っているのも畜産ではなくこちら。
 畜産全般に言えることだが、酪農をするためには、国家または領地の認可を必要とする。
 
 部品: 畜舎につなぐことのメリット
 なんと言っても、管理がしやすく、家畜同士による喧嘩などがおきないことと、使用する土地が放牧よりは少ないことが一番のメリットである。 繋ぐ方法はスタンチョン(首の部分を挟み込んで繋いでおく器具)や、チェーンでつなぐのが一般的だが、このあたりは国によって様々だろう。 極端な話、(家畜への負担の関係でほぼあり得ないが)一頭ぶんのスペースさえあれば成立する飼育方法である。
 
 
 部品: 狭さゆえのデメリット
 最大のデメリットとして、繋ぎ飼いは家畜を拘束するためストレスを与えてしまう。 これを解消するのは難しく、家畜にストレスがたまると生産量減少から始まり、最悪の場合は病死につながる。
 
 部品: 放牧によるメリットとは
 牧草地もしくは放牧地を用意できるのであれば、飼料の用意が必要なくなることが大きい。 また、適度な運動もできるため、繋ぎ飼いに比べると家畜のストレスも軽減される。
 
 
 部品: 土地問題というデメリット
 放牧における一番のデメリットは、土地の問題である。 広大な土地による牧草地帯がなければ成り立たないため、土地に対するリターンが釣り合わない可能性が高くなる。 また、管理に関しても問題があり、放牧中に家畜がゴミなどを誤飲する事故も起こりうる。
 
 部品: いいとこどりした「放し飼い」
 放牧によるメリット・デメリットをうまく調整したいいとこどりの方法として、「畜舎内での放し飼い」という手段もある。
 畜舎の規模を大きくし、家畜をつながずにある程度自由に動き回るスペースを作ることで、放牧よりは土地を使わないがストレスを溜めにくい、という形にすることが出来る。
 
 部品: 畜舎の造り
 主に、通路・寝床・飼槽・飲水設備・トイレなどで構成される。
 家畜たちがすれ違える程度の広さや家畜に対して十分な量の寝床を用意する必要はあるが、家畜たちが自由に生活することでストレスを受けにくく、生産量向上や、発情の傾向が分かりやすくなるメリットが大きい。
 半面、やはりデメリットも存在する。
 家畜の中で序列が弱いものや足を悪くした家畜は、十分な食事をとれない等の行動制限を受けるため、こまめな観察は必要となる。
 
 部品: 選択は規模や国次第
 土地の問題や技術の問題で、放牧か、放し飼いか、繋ぎ飼いかは各国様々である。
 もしかしたらこれ以外の方法をとる国があるかもしれない。
 中には、普段は繋いで飼っているが週に数回放牧地で放牧する、等と言うところもあるだろう。
 それらの選択については規模や、各国の取り決め次第である。
 
 部品: 種付けの必要がある
 当たり前だが、家畜が乳を出すのは子供に与える為である。
 所謂乳牛も、年がら年中ミルクを出すのではなく、子供を産み、育てるときにしか出さない。
 そのため、酪農においては定期的に種付けを行うこととなる。
 
 部品: 搾乳の間隔
 酪農においては、一日に搾乳を何度行うかが重要なポイントとなる。
 専用に品種改良された乳牛などでは、搾乳を怠ると乳房炎を起こすこともあるため一日二回の搾乳がむしろ必須となる、
 が、野生に近い種類の家畜の場合は生産量が少ないため、同様に搾乳するとこれまた問題が起きる。
 各国で育てている家畜に合わせたスタイルが必要となる。
 
 部品: 小まめな消毒
 酪農の主目的である搾乳においては、しつこいほどに消毒の工程がある。
 これは勿論、直接口に入るものであるからであり、さらに言えば、乳は変質しやすいためである。
 具体的には搾乳前に消毒液を付け、それをふき取り、搾乳を行い、その後また消毒し、という程度には消毒を行う。
 勿論、貯蔵するタンクや器具などもだ。
 
 部品: 健康管理の側面
 搾乳することによって、家畜の体調が分かるという側面もある。
 乳量が少なければ餌を食べていない、体調が悪い。血が混じっていたり、固形物のようなものが混ざっていれば、乳房炎の可能性。
 一日一回以上は搾乳するため、その際に健康管理を行うのは効率的でもあるため、これらのチェックも行われる。
 
 部品: 異常乳の対応
 家畜は生きている以上、体調不良により乳に血が混じったりすることもある。
 そういったものや、病気にかかった家畜の乳は「異常乳」として、ほかの乳と混ざらないように厳密に隔離される。
 また、出産直後の初乳も、仔に与えるための成分が多いため、扱いとしては「異常乳」である。
 品質を一定に保つためにもこれらのチェックは厳しく行われ、前搾り(試し絞り)をしてチェックしてから搾乳することが決められている。
 
 部品: 各種器具や搾乳方法の扱い
 搾乳におけるミルカー(搾乳機)や、ミルキングパーラー(牛を専用のコンベアに乗せて流れ作業で搾乳を行う方法)方式など、酪農においては様々な器具や設備が開発されている。
 これらの使用については、各藩国による取り決めなどで変わる。手絞りをするところもあれば、搾乳ロボットがいる藩国もあるだろう。
 
 部品: 生まれた仔の扱いについて
 種付けをして仔を産ませ、搾乳を行うにあたり、「生まれた仔」の扱いは大体二つである。
 メスならばそのまま育て、搾乳する。オスならば、肉牛として育てられる。
 稀に種牛になるオスもいるが、極めて稀な部類である。
 経済動物の飼育は、このあたりの折り合いをつけるのも重要である。せめておいしく食べてあげよう。
 
 部品: 養殖の概要
 畜産における飼育する動物が水棲生物である場合、「養殖」と呼ぶことが一般的である。
 より正確には、生物全般を「その本体または副生成物」を利用するために育てることを言うが、このアイドレスでは水産業(養殖漁業)の一種として、魚介類や海藻などの水棲生物を育てることとする。
 これを生業とするためには、国家ないしは領地の認可が必要となる。
 
 部品: 大前提としての知識
 水棲生物、主に魚介類の養殖については、まず十分な知識を必要とする。
 適切な水温、淡水か海水か、海流の条件、与える餌、様々な要因を理解し、そのうえで研究を重ねることで安定した養殖を行う技術を確立する必要がある。
 
 部品: 稚魚・稚貝の確保
 魚介類の場合、卵から、もしくは稚魚(稚貝)から育てて養殖する。
 親からの採卵や孵化の難易度による稚魚の確保が難しい場合、自然界から捕らえて育てることもある。
 
 
 部品: 海や河川は共通の資源場
 稚魚等を自然界からとらえて養殖する場合は、必ず各国の「未成魚の捕獲行為」に関する法に従った上での捕獲が義務付けられる。
 不用意な乱獲は自然界の崩壊につながり、また、種の絶滅を招く可能性があるため、これを破るものには厳しく罰が与えられる。
 海には国境はないが、共通の資源場であることを忘れてはならない。
 もちろん、複数の国を流れる河川も同様である。
 
 部品: 養殖のメリット
 そもそも漁とは不安定なものであるため、生産量が安定しない。
 養殖はそもそも、漁による生産量の安定を目的として発展してきた。
 また、時間経過による劣化を防ぐ他、漁の準備等に取られる時間他のコストを抑えられることも大きい。
 一部の種類によっては、天然の環境よりも早いペースでの成長も見込めるため、メリット自体は大きい。
 
 
 部品: 完全養殖
 生物の誕生から次世代への継続というサイクルをすべて人工飼育で実施することを完全養殖という。
 要するに、親の魚(貝)に産卵させ、卵を採取し、それを人工孵化させ、稚魚を育て、成魚にしたものを産卵させ、というサイクルの確立をもって完全養殖とされる。
 現代日本レベルの技術では、一部のエビやサケ科、マス科、マダイ等が完全養殖に成功しているが、逆を言えば、それ以外は全て自然界より稚魚を捕獲している。
 勿論のこと、技術的には可能であっても商業として成り立たないものである場合は成功したとは言えないため、難易度は極めて高い。
 NWにおける各藩国によっては、ある種の魚介類の完全養殖に成功しているかもしれない。
 
 部品: 環境汚染の問題
 自然の海や川等を仕切って生簀を作るタイプの養殖場では、海流の穏やかな場所が選ばれる傾向がある。
 そのため、海流による浄化作用が起きにくく、餌の過剰投与等による周辺海域の富栄養化や水質汚染が起こりうる。
 これらが悪化すると、プランクトンの異常発生による赤潮などで広い範囲にダメージを与えかねない。
 この問題を回避するために、餌の改良や投餌技術の進歩が進められ、食べ残しが少なく、自然の物に近い水質を汚染しない餌を用いられることになった。
 
 部品: 生産過剰による問題
 養殖技術が確立されると起こりうる問題として、生産過剰の問題がある。
 技術確立による成魚の確保量増加、それによる収益増加からの生産業者の増加、さらにそこから成魚の過剰供給による暴落、までがワンセットで起こりうる。
 この問題に関しては解決策はほぼ存在しないが、市場の浄化作用により落ち着くことや、稚魚自体が希少である場合、設備投資にコストがかかる場合は起こりにくい傾向にある。
 
 部品: 天然資源へのダメージ
 基本的には、既存の養殖技術では稚魚を自然界から取ってくるほうが多い。
 そのため、養殖規模を拡大していき、消費が増えれば増えるほど、自然界から稚魚が減少していく現象が起こりうる。
 これを回避するためには稚魚の捕獲制限等、広い範囲での法整備による抑制によって対応される。
 
 部品: 遺伝的多様性の問題
 完全養殖に成功している場合、世代を長く重ねて荒廃していく過程で遺伝的多様性が薄れ、画一的な個体群が生まれていく。
 この状態は感染症に対する耐性が低いため、それらが蔓延しやすく、また、自然界に放流した際の生存率も低い問題が起こる。
 これらを回避するため、適度に外の個体を取り入れて多様性を維持する試みがある。
 なお、昔ながらの手法で養殖している低物理国家の場合でも、手法として外の血を取り入れることで同様の効果が狙えるだろう。
 
 部品: 遺伝子攪乱の問題
 養殖のために他国から持ち込まれた種が、養殖時の事故などで自然界に逃げ出す場合がある。
 もしもその種が繁殖してしまえば、「生態系の破壊」や「近い種との遺伝子交雑」が起こる。
 所謂外来種として野生化すると対応が難しいため、管理には細心の注意が払われるほか、外来種は駆除対象として処理されることで対応を行うしかない。
 これは物理域の高・低関係なく、他国の野生動物による自然環境の破壊に対応するために必要である。
 
 


インポート用定義データ


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                 "title": "飼料計算",
                 "description": "粗飼料、濃厚飼料、添加物は、どれも多すぎても少なすぎても家畜には良くないため適切な量を計算する必要がある。\nこれらの計算には複雑な式を使うが、低物理国家では長年の感覚でそれらを使わずともバランスよく飼料を混ぜる者も居るだろう。\n適量を配合した混合飼料により育てた家畜は、乳量や健康面での効果が期待できる。",
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             "title": "畜産業による周辺環境問題とその対策",
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                 "description": "家畜を育てるにあたって、一番の問題は臭いの問題である。\nこれの主な原因は家畜の糞尿であり、消臭・糞尿処理によって対応するしかない。\nしかし、処理にも限界があるため、完璧な対応は通常では難しい。",
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                 "title": "害虫問題とその対応",
                 "description": "大量の糞尿がどうしても発生する関係で、それにたかるハエ等の害虫問題も出てくる。\n殺虫剤などでの対処は可能だが、根本的な解決のためには大量の糞尿問題を解決せねばならない。",
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                 "title": "根本的には糞尿処理の問題",
                 "description": "臭いも、害虫も、基本的には家畜を育てるにあたって毎日出る大量の糞尿が原因となる。\n高火力で一気に燃やす、穴を掘って埋める、等の手段で解決できるが、これがまた別の問題を起こすこともありうる。\n一番よいのは、畜舎を住宅街から遠ざける事だが、これらの解決は各国の取り決めによるところが大きい。",
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             "title": "酪農",
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                 "title": "酪農の概要",
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                 "title": "放牧と繋ぎ飼い",
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                     "description": "当たり前だが、家畜が乳を出すのは子供に与える為である。\n所謂乳牛も、年がら年中ミルクを出すのではなく、子供を産み、育てるときにしか出さない。\nそのため、酪農においては定期的に種付けを行うこととなる。",
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                     "description": "酪農の主目的である搾乳においては、しつこいほどに消毒の工程がある。\nこれは勿論、直接口に入るものであるからであり、さらに言えば、乳は変質しやすいためである。\n具体的には搾乳前に消毒液を付け、それをふき取り、搾乳を行い、その後また消毒し、という程度には消毒を行う。\n勿論、貯蔵するタンクや器具などもだ。",
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                     "description": "搾乳することによって、家畜の体調が分かるという側面もある。\n乳量が少なければ餌を食べていない、体調が悪い。血が混じっていたり、固形物のようなものが混ざっていれば、乳房炎の可能性。\n一日一回以上は搾乳するため、その際に健康管理を行うのは効率的でもあるため、これらのチェックも行われる。",
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                     "description": "搾乳におけるミルカー(搾乳機)や、ミルキングパーラー(牛を専用のコンベアに乗せて流れ作業で搾乳を行う方法)方式など、酪農においては様々な器具や設備が開発されている。\nこれらの使用については、各藩国による取り決めなどで変わる。手絞りをするところもあれば、搾乳ロボットがいる藩国もあるだろう。",
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                     "title": "生まれた仔の扱いについて",
                     "description": "種付けをして仔を産ませ、搾乳を行うにあたり、「生まれた仔」の扱いは大体二つである。\nメスならばそのまま育て、搾乳する。オスならば、肉牛として育てられる。\n稀に種牛になるオスもいるが、極めて稀な部類である。\n経済動物の飼育は、このあたりの折り合いをつけるのも重要である。せめておいしく食べてあげよう。",
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             "description": "畜産における飼育する動物が水棲生物である場合、「養殖」と呼ぶことが一般的である。\nより正確には、生物全般を「その本体または副生成物」を利用するために育てることを言うが、このアイドレスでは水産業(養殖漁業)の一種として、魚介類や海藻などの水棲生物を育てることとする。\nこれを生業とするためには、国家ないしは領地の認可が必要となる。",
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             "title": "大前提としての知識",
             "description": "水棲生物、主に魚介類の養殖については、まず十分な知識を必要とする。\n適切な水温、淡水か海水か、海流の条件、与える餌、様々な要因を理解し、そのうえで研究を重ねることで安定した養殖を行う技術を確立する必要がある。",
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             "title": "稚魚・稚貝の確保",
             "description": "魚介類の場合、卵から、もしくは稚魚(稚貝)から育てて養殖する。\n親からの採卵や孵化の難易度による稚魚の確保が難しい場合、自然界から捕らえて育てることもある。\n",
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             "title": "海や河川は共通の資源場",
             "description": "稚魚等を自然界からとらえて養殖する場合は、必ず各国の「未成魚の捕獲行為」に関する法に従った上での捕獲が義務付けられる。\n不用意な乱獲は自然界の崩壊につながり、また、種の絶滅を招く可能性があるため、これを破るものには厳しく罰が与えられる。\n海には国境はないが、共通の資源場であることを忘れてはならない。\nもちろん、複数の国を流れる河川も同様である。",
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             "title": "養殖のメリット",
             "description": "そもそも漁とは不安定なものであるため、生産量が安定しない。\n養殖はそもそも、漁による生産量の安定を目的として発展してきた。\nまた、時間経過による劣化を防ぐ他、漁の準備等に取られる時間他のコストを抑えられることも大きい。\n一部の種類によっては、天然の環境よりも早いペースでの成長も見込めるため、メリット自体は大きい。\n",
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             "title": "完全養殖",
             "description": "生物の誕生から次世代への継続というサイクルをすべて人工飼育で実施することを完全養殖という。\n要するに、親の魚(貝)に産卵させ、卵を採取し、それを人工孵化させ、稚魚を育て、成魚にしたものを産卵させ、というサイクルの確立をもって完全養殖とされる。\n現代日本レベルの技術では、一部のエビやサケ科、マス科、マダイ等が完全養殖に成功しているが、逆を言えば、それ以外は全て自然界より稚魚を捕獲している。\n勿論のこと、技術的には可能であっても商業として成り立たないものである場合は成功したとは言えないため、難易度は極めて高い。\nNWにおける各藩国によっては、ある種の魚介類の完全養殖に成功しているかもしれない。",
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             "title": "養殖における問題点とその解決策",
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                 "title": "環境汚染の問題",
                 "description": "自然の海や川等を仕切って生簀を作るタイプの養殖場では、海流の穏やかな場所が選ばれる傾向がある。\nそのため、海流による浄化作用が起きにくく、餌の過剰投与等による周辺海域の富栄養化や水質汚染が起こりうる。\nこれらが悪化すると、プランクトンの異常発生による赤潮などで広い範囲にダメージを与えかねない。\nこの問題を回避するために、餌の改良や投餌技術の進歩が進められ、食べ残しが少なく、自然の物に近い水質を汚染しない餌を用いられることになった。",
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                 "title": "生産過剰による問題",
                 "description": "養殖技術が確立されると起こりうる問題として、生産過剰の問題がある。\n技術確立による成魚の確保量増加、それによる収益増加からの生産業者の増加、さらにそこから成魚の過剰供給による暴落、までがワンセットで起こりうる。\nこの問題に関しては解決策はほぼ存在しないが、市場の浄化作用により落ち着くことや、稚魚自体が希少である場合、設備投資にコストがかかる場合は起こりにくい傾向にある。",
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                 "title": "天然資源へのダメージ",
                 "description": "基本的には、既存の養殖技術では稚魚を自然界から取ってくるほうが多い。\nそのため、養殖規模を拡大していき、消費が増えれば増えるほど、自然界から稚魚が減少していく現象が起こりうる。\nこれを回避するためには稚魚の捕獲制限等、広い範囲での法整備による抑制によって対応される。",
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                 "title": "遺伝的多様性の問題",
                 "description": "完全養殖に成功している場合、世代を長く重ねて荒廃していく過程で遺伝的多様性が薄れ、画一的な個体群が生まれていく。\nこの状態は感染症に対する耐性が低いため、それらが蔓延しやすく、また、自然界に放流した際の生存率も低い問題が起こる。\nこれらを回避するため、適度に外の個体を取り入れて多様性を維持する試みがある。\nなお、昔ながらの手法で養殖している低物理国家の場合でも、手法として外の血を取り入れることで同様の効果が狙えるだろう。",
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                 "title": "遺伝子攪乱の問題",
                 "description": "養殖のために他国から持ち込まれた種が、養殖時の事故などで自然界に逃げ出す場合がある。\nもしもその種が繁殖してしまえば、「生態系の破壊」や「近い種との遺伝子交雑」が起こる。\n所謂外来種として野生化すると対応が難しいため、管理には細心の注意が払われるほか、外来種は駆除対象として処理されることで対応を行うしかない。\nこれは物理域の高・低関係なく、他国の野生動物による自然環境の破壊に対応するために必要である。",
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玄霧 流用可能
最終更新:2017年09月29日 01:04