九条イズミ(T21)

九条イズミ

部品構造


  • 大部品: 九条イズミ(T21) RD:125 評価値:11
    • 大部品: 九条イズミについて RD:3 評価値:2
      • 部品: プロフィール
      • 部品: 騎士叙勲(玄霧藩国より九条イズミへ)
      • 部品: 経歴
    • 大部品: 玄霧の民 RD:10 評価値:5
      • 大部品: 森国人 RD:9 評価値:5
        • 大部品: 森国人の身体的特徴 RD:3 評価値:2
          • 部品: 長い耳
          • 部品: 長身痩躯
          • 部品: 長い髪
        • 部品: 革製の日常着
        • 部品: 瞑想通信を使うことが出来る
        • 部品: 基本の職業適性
        • 部品: 森国人の習慣
        • 部品: 森の恵みを得る
        • 部品: 森国人の流用実績
      • 部品: 玄霧藩国の森国人
    • 大部品: 火炎の魔法使い RD:29 評価値:8
      • 大部品: 魔法使い(玄霧藩国版) RD:20 評価値:7
        • 部品: 魔法の専門家
        • 部品: 魔法とは
        • 大部品: 魔法使いという生き方 RD:18 評価値:7
          • 大部品: 幼少期の魔法教育 RD:9 評価値:5
            • 大部品: 理力・魔力の扱い RD:3 評価値:2
              • 部品: 魔法のある生活
              • 部品: 魔法の危険に向き合う
              • 部品: 科学技術と距離を置く
            • 部品: 生活のための魔法の習得
            • 大部品: 魔法の基礎修行 RD:5 評価値:3
              • 部品: 一の教え:魔法を使う事の責任
              • 部品: 二の教え:魔力とそれを取り巻く世界についての理解
              • 部品: 三の教え:術式の構造と呪文の意味
              • 部品: 四の教え:詠唱の練習と初歩的な魔法
              • 部品: 五の教え:健やかな体と穏やかな心
          • 大部品: 高度な魔法の修行 RD:8 評価値:5
            • 部品: 修行を受けられるかどうか
            • 部品: 魔法の修行と技術伝承
            • 大部品: 伝承制限のある魔法修行 RD:6 評価値:4
              • 部品: 真伝一の教え:善き魔法使いであろうとする心
              • 部品: 真伝二の教え:適量の魔力を扱う技術
              • 部品: 真伝三の教え:魔法制御技能の熟達
              • 部品: 真伝四の教え:長い呪文の詠唱能力
              • 部品: 真伝五の教え:魔法を使うものの身体
              • 部品: 真伝六の教え:世界の多面性を知る
          • 部品: 魔法使いとしての義務と権利、活動内容
      • 部品: 炎を使う魔法使い
      • 部品: 大きな魔力の運用
      • 部品: 精緻な火炎操作能力
      • 部品: 延焼被害への忌避感
      • 大部品: 魔法投射技術 RD:5 評価値:3
        • 部品: 周辺状況の正しい把握
        • 部品: 投射対象の認識と指定
        • 部品: 魔法の効果設定調整
        • 部品: 呪文の素早い詠唱
        • 部品: 魔法の発動と後処理
    • 大部品: 火炎の魔法 RD:15 評価値:6
      • 部品: 大きな炎を使う魔法攻撃
      • 大部品: 火の魔法 RD:6 評価値:4
        • 部品: 火を使う魔法
        • 大部品: 低位魔法 RD:3 評価値:2
          • 部品: 魔力を使って現象をおこす
          • 部品: 効果と規模の調節能力
          • 部品: ごくわずかな詠唱
        • 大部品: 火の球による攻撃 RD:2 評価値:1
          • 部品: ごく狭い面に対する熱攻撃
          • 部品: 燃焼による追加効果
      • 部品: 高度な魔法制御技術の要求
      • 大部品: 強い伝承制限 RD:3 評価値:2
        • 部品: 人格面の信頼性
        • 部品: 魔法制御技術の万全な習得
        • 部品: 伝承者の記録
      • 部品: およそ5倍の呪文詠唱
      • 部品: 強大な熱量と必要な魔力
      • 部品: 延焼の効果範囲と付加効果
      • 部品: 森国で使う危険性の大きさ
    • 大部品: うどん職人 RD:14 評価値:6
      • 部品: うどん職人とは何か
      • 大部品: うどん職人の仕事内容 RD:4 評価値:3
        • 部品: 手打ちの麺作り
        • 部品: 季節に合わせた微調整
        • 部品: 麺つゆ作り
        • 部品: 衛生管理
      • 大部品: うどん職人の修行 RD:6 評価値:4
        • 部品: うどん職人になった理由
        • 部品: 弟子入り
        • 部品: 下積み時代
        • 部品: 見て覚える、技を盗む
        • 部品: とにかくうどんを打つ
        • 部品: うどんへの理解を深める
      • 大部品: うどんの調理道具 RD:3 評価値:2
        • 部品: 麺切り包丁
        • 部品: 麺棒
        • 部品: その他の調理器具
    • 大部品: 趣味:歌うこと RD:5 評価値:3
      • 部品: 歌について
      • 部品: 感情表現
      • 部品: 鼻歌
      • 部品: ただ歌いたいだけ
      • 部品: 上手さなんて関係ない
    • 大部品: 対人関係の心得 RD:7 評価値:4
      • 部品: 対人関係とは
      • 部品: 相手を大切にする気持ち
      • 部品: 相手の立場に立った言動
      • 部品: わかりやすい言葉で
      • 部品: おだやかに
      • 部品: 報連相
      • 大部品: 対人関係の心得の流用実績 RD:1 評価値:0
        • 部品: 流用実績(対人関係の心得)
    • 大部品: もふもふ(技術) RD:5 評価値:3
      • 部品: 犬や猫、その他の生き物のもふもふの感触を堪能する
      • 部品: まずはご挨拶となでなでから
      • 部品: 愛情と感謝を込めて接する
      • 部品: 終わったら毛並みを整えてお礼を伝える
      • 部品: もふもふ(技術)の流用実績
    • 大部品: かくれんぼ上手 RD:7 評価値:4
      • 部品: かくれんぼ上手とは
      • 部品: そもそもかくれんぼってなに?
      • 部品: 物陰にひそむ
      • 部品: 音と気配のコントロール
      • 部品: 誘導
      • 部品: 走って逃げる。走って捕まえる。
      • 部品: 運
    • 大部品: 実戦的な柔道技術 RD:5 評価値:3
      • 部品: 柔道とは
      • 部品: 投げ技
      • 部品: 固め技
      • 部品: 当て身技
      • 部品: 柔道の鍛錬とその経験
    • 大部品: ストレッチ RD:10 評価値:5
      • 部品: ストレッチとは
      • 部品: 静的と動的
      • 部品: 無理は禁物
      • 部品: 続けることが大事
      • 大部品: ストレッチの効能 RD:6 評価値:4
        • 部品: 運動不足の解消
        • 部品: 柔軟性の向上
        • 部品: 基礎代謝の向上
        • 部品: 怪我の予防
        • 部品: クールダウン効果
        • 部品: ストレスの解消
    • 大部品: 読書同好会 RD:11 評価値:5
      • 大部品: 同好会について RD:11 評価値:5
        • 部品: 読書同好会について
        • 部品: 活動拠点
        • 部品: シンボルマーク
        • 部品: ワインレッドの栞
        • 大部品: 在籍資格 RD:3 評価値:2
          • 部品: 本が好きであること
          • 部品: 本を、人を批判しないこと
          • 部品: 本に優劣をつけない
        • 大部品: 同好会主催のイベント RD:4 評価値:3
          • 部品: 読み聞かせボランティア
          • 部品: ブックマーケット
          • 部品: 再現料理の会
          • 部品: 聖地巡礼
    • 大部品: 青様親衛隊会員証 RD:4 評価値:3
      • 部品: 会員番号と名前
      • 大部品: 青様親衛隊の隊員とは RD:2 評価値:1
        • 部品: 青様への愛を胸に抱きし者達
        • 部品: 親衛隊員の愛と活動
      • 大部品: 流用実績部品(青様親衛隊会員証) RD:1 評価値:0
        • 部品: 流用実績(青様親衛隊会員証)



部品定義


部品: プロフィール

長い髪を首の後で一つ括りにしていることが多い。たまにそのまま流していたり、ポニーテールにしたりしているが、そんなに器用でもないので、あまり凝った括り方はしない。
森国人にしてはあまり身長は高い方ではなく、若干のコンプレックスがある。
よく走り回るし跳び回るので、スカートはあまりはかず、パーカーとシャツにズボンでいることが多い。
若干人見知りなところがあるが、慣れるとすぐになつくタイプ。好奇心は旺盛で、いろいろなことに顔を突っ込みたがる。
あんまり人と争ったりするのは好きではなく、みんなで楽しくやっていけたらいいと思っているし、なにか自分が役に立つことがあればいいとも思っている。
出身がうどんの盛んなところだったのもあってか、うどんが好き。毎食うどんでもたぶんいけると思う。これと言ってうどんの味にこだわりはなく、とにかくいつもうどんが食べたいだの、うどんおいしいだの言っている。みんなにおいしいうどんを食べてもらいたいと思っている。

部品: 騎士叙勲(玄霧藩国より九条イズミへ)

玄霧藩国より騎士叙勲をいただき、自宅のほか、屋台のうどん屋を管理している。
屋台のうどん屋に関しては、政庁付近に自分で出店することもある。

部品: 経歴

T20では現在の職以外に幻影使いと魔法医の職業にも就いていたが、T21においては火炎の魔法使いとうどん職人の2つの職業に絞ることにした。


部品: 長い耳

長い耳とはいわゆるエルフ耳である。大きさはまちまちだが、耳の先がとがっているのが特徴であり耳たぶは短めである。長さと関係あるかは不明であるが、遠くの、あるいは小さな音を捉える能力にも優れている。

部品: 長身痩躯

種族的な特徴として肥満体になりにくく痩せた体つきをしている者が多い。総じて、細い見かけによらず膂力はあり衣服を脱ぐとしっかり筋肉のついた引き締まった体つきをしている。また他国人と比べて背丈は高めが標準である。

部品: 長い髪

森国人の髪の色にこれと決まった特徴傾向はない。髪型としては男女の別なく長髪が伝統と言える。もちろん髪型を選ぶのは個人の自由であり、短髪を好む者もいて、それが咎められることはない。

部品: 革製の日常着

天然繊維の肌着の上に身体にぴったり付くデザインのなめし革の胴着を着用するのが、森国人の伝統的な日常活動時の服装である。ズボン、スカート、長靴など様々な部分に皮革が多く用いられるが、もちろん、必要に迫られたり職業によってはこの限りではない。

部品: 瞑想通信を使うことが出来る

森国人の特徴として瞑想通信を使用できる。瞑想通信を使うには道具の補助や数人がかりでの瞑想など、入念な準備が必要となる。

部品: 基本の職業適性

人種的に、理力・魔法との親和性がとくに高い。その他に、優れた視力と聴力や自然の中での隠密行動に長けていることから忍者、また指先の器用さに優れる者が多く整備士・医師などにむいているとも言われる。

部品: 森国人の習慣

自然を大切にし、森を切り拓かないまま森の中に村を築く。樹木をそのまま活かす木造建築物を好み、自然環境を破壊しない生活を送ることを良しとする。

部品: 森の恵みを得る

森国人は、その名の通り森で暮らしてきたという歴史から、自然の恵みを採集活用する技能に長けている。森とともに生きるというライフスタイルをもち、資源の獲りすぎによる種の絶滅が起こらないように生活を律してきた。近年では開けた場所で畑作も行っているが、森を減らすことは本末転倒として嫌う傾向が強い。森がなくなることは災害を呼ぶという伝承を伝えており、森の手入れのための間伐は行うが必要以上の伐採は戒められている。

部品: 森国人の流用実績

このアイドレスは玄霧藩国が製作しました。
飛翔@海法よけ藩国さんに流用いただきました。
ありがとうございます。

部品: 玄霧藩国の森国人

森国人国家と一口で言っても、国が違えば気性も少しずつ異なるものである。玄霧藩国では、よく言えば職人気質、別の言い方をすればオタク気質の、おのおのが自分のウデを磨き上げることに熱意を見いだす傾向があった。それは各人の好みによっていろいろな方面に向けられたものであったが、家庭の娯楽としての食事、ひいては美味しい家庭料理を作ることへむけても発揮され、家族・友人の喜ぶ顔を見ようと自分の腕を磨くことにみな熱心に取り組む様子もみられた。それは他者を癒すことに感じる喜びともつながっていった。

部品: 魔法の専門家

魔法使いとは、魔法技術を一定以上まで習得した専門家レベルの技術者に与えられる称号である。
森国国家において、魔法とは生活に根付いた技術であり文化であり、魔法が使えるか否かで言えば、使える国民は多い。
子供たちは生まれ育つ中で魔法があって当然の生活をしており、習い事の一環として魔法の基礎を覚える国もある。
そんな中で、魔法を正しく教え、誤った使い方がないよう人々を導き、また魔法の研究に従事する人物を指して魔法使いと呼ぶ。
玄霧藩国においては、国家に中位魔法の習得(およびその習得に求められる各種素養の獲得)を認められ登録された者たちのことを主に示す。

部品: 魔法とは

魔法とは、物理法則ではない、魔力というエネルギーを用いた法則である。
人や自然物が生み出す魔力を決められた術式に流し込む事で、物理法則と異なる現象を発生させ、それをコントロールするのが魔法であり、
火や水、風を起こしたり、物を動かしたりといった幅広い効果を生み出すことができる。

物理法則の外で多用な可能性を持つということは、危険も大きい。
特に強力な魔法は世界に与える影響も強く、また歴史上、魔法の強大化によって悲劇が起きた事も多いため、魔法の使用は常に、世界のバランスと周囲の安全を考慮して行われなければならない。
特に、禁じられた魔法として指定されるものは世界を滅ぼすほどのものとして知られており、
空間転移、時間移動、増殖、自律稼動、共通夢の操作などの魔法は法律や国家規模での制限が掛かっているほか、倫理面においても忌避される対象となる。

部品: 魔法のある生活

高物理域に住む者には想像しにくいかもしれないが、当たり前に魔法のある世界において、それは日常のひとつである。
足が速い人と遅い人がいるように、理力や魔力の扱いが上手い人と下手な人がいる。
マッチがあればマッチで火をつけるし、マッチがなければそれを取りに行くか、魔法で火をつけるかは人によるだろう。マッチがあっても魔法で火をつける人もいるかもしれない。
包丁が切れなくなったら研ぎに出すひともいれば、魔法をかけて使い続ける人も居るだろう。単に包丁を買い替える人もいるかもしれない。
日々の生活の選択肢に自然と魔法がある、それが低物理域の生活である。

部品: 魔法の危険に向き合う

理力や魔力が当たり前にあると言っても、それは誰もが簡単に詠唱戦を行える、という意味ではもちろんない。
誰だってパンチはできるが、軍人や格闘家のような的確なパンチが打てるわけではない。
包丁があれば誰でも人を傷つけられるが、普通の人は包丁を振りかざして他者を切りつけたりはしない。
理力も魔力も同じことである。当たり前に使えるものだからこそ、その扱いが危険にならないよう気をつけねばならないし、本当に効果的に危険な扱いをしようと思えば相応の訓練が必要である。

部品: 科学技術と距離を置く

魔法を扱う素養を持つ者は、みな科学技術とは距離を置くようにして生活している傾向が強い。これは歴史的にみて魔法と科学を一緒に使うとろくなことにならない、と広く知られていることがひとつの理由である。
それはそれとして、ボタンを押すだけで火が出るとか、鉄の塊が空を飛ぶとかなんとなう胡散臭いと思っている者もそこそこにいるようだ。

部品: 生活のための魔法の習得

森国に生まれた子が魔法を覚える時は、まず周囲に住んでいる魔法使いに教えを受ける事から始める。
魔法使いは周辺に生まれた子らにまとめて魔法の基礎を教え、その使い方と使い道、危険性についてよく教え聞かせ、
子らが魔法を正しく使えるよう導き育てる。
(もちろん学校に通うなどの日常生活を送りながら)おおよそ4年ほどの魔法学習過程を経て、子らは魔法文明において生活していくための魔法の基礎を身に着け、
やがて家業を継いだり社会に出て働く時などに、魔法の力を役立てる事となる。

部品: 一の教え:魔法を使う事の責任

どんなに初歩的な魔法であっても、それを学ぶ前には必ず魔法の危険性を教えられる。
魔法は人を簡単に傷つける事のできる力である事を忘れてはならない。

子が痛みを知った時、その痛みが引き起こす辛さと不安な気持ちの正体を教えられる。
人は痛いと苦しみ、苦しむと辛く、辛いと痛く、そしてそれらによって心が乱れるのだと。
そこで子は、失う事、死の恐怖を実感する。

そして痛みを癒された時、救われる喜びと安心を教えられる。
痛み、苦しみ、辛さから助けられると安心し、嬉しくなり、救われるという事、生の喜びを知るのだ。
人が健やかに生きているだけでそれは喜びであり、人が健やかに生きているというのはそれだけで誰かに助けられている事も理解する。

痛みと生の喜びを知った頃に、師が魔法を使う姿を見せられる。
その魔法の強大さに直面したとき、恐怖を思う事で魔法の危険性が心に刻まれるのだ。
そして、その力が人を生を救える事も理解し、子は魔法を知る。

部品: 二の教え:魔力とそれを取り巻く世界についての理解

世界の万物に宿る力、魔力がどういったものであるかを教えられる。
魔法とは魔力によって世界に変化を起こす技術なので、魔力の理解はその基礎であると言えるだろう。

そして、魔力を知るという事は世界を知るという事でもある。
繰り返しになるが、魔力は万物に宿る力であるので、魔力を知るにはより多くの物に触れ、それを知らなければならない。
自分の身の回りだけが世界の全てである幼少期の子供にとって、多くを知るとは世界を広げる事を意味する。
知識は翼であり、理解は喜びである。多くを知り、世界を知っていくのが魔法を使うものとしてとても大切な事なのだ。

蓄えた知識は子に想像力を与え、想像力が魔法を形作る術式をイメージすることを助ける。
なお、魔力は自然物だけでなく素養ある人間の体内でも生成できるが、人間が生成できる魔力の量はさほど多くない。
基礎的な魔法であったり、時間をかけて魔力をため込む性質の魔法であれば人間が生成する魔力で事足りるが、
難易度の高い魔法や効果の大きい魔法は、自然物に少しずつ魔力を借りるか、密度の高い魔力含有物である魔力触媒からの供給を必要とする。


部品: 三の教え:術式の構造と呪文の意味

情操教育と知識教育を受けて下地が出来たところで、魔法を発動させるための基本の術式を教えられる。
実体のない術式というルールをイメージと呪文で起動させ、そこに魔力を通すことで魔法は発動する。
呪文の詠唱はこの術式の起動キーと、起動した魔法の効果を調整する制御コマンドによって構成されている。
詠唱というのは、魔法を起動させ、魔法の効果を自分の想像通りに調整するために行うものなのだ。


部品: 四の教え:詠唱の練習と初歩的な魔法

基礎的な魔法ほど術式の起動も簡単になるが、それでも要領をつかむまでは時間がかかるのが普通であり、
術式が起動できるようになった後も、その魔法を正しく制御できるようになるまで更なる時間を要する。

この期間は練習を繰り返し、成功した体験をよく覚えておくことを教え込まれることになる。
一回の練習ごとに、イメージしたもの、呪文詠唱の仕方を細かく意識し、その手順と結果を関連付けて覚える。
確かな実感と共に蓄積される経験は、ただ繰り返すだけの練習よりもはるかに大きな価値を持ち、子の成長を助ける。
子がやがて魔法を使わなくなる日がくるとしても、自分が何かの技術を身に着けたこと、そのために何をしたか、という成功体験は絶対に助けになるのだ。


部品: 五の教え:健やかな体と穏やかな心

魔法の使い方を覚えた事と、魔法を使えるようになったという事は似ているが同じではない。
正しく魔法の効果を理解し、目的に合わせて使う魔法を選び、その魔法を不足なく起動し、狙い通りに制御する。
そこまでできて初めて、魔法を使えるようになったと言える。

そのためには知識と技量だけでは足りない。
魔力の生成と利用によって体力の消耗があるので身体の育成も大事であるし、魔法や呪文の選択を行うには波立っていない穏やかで冷静な心が必要となる。
魔法の基礎を教えられる時、子らはよく動きよく食べて体を鍛え、師や友との交友から心を育てる。
心技体のバランスよい成長が魔法の活用を助ける事を、育ちつつある子は経験として学んでいく。

部品: 修行を受けられるかどうか

子らの中で魔法の才に秀でた者、あるいは魔法に強い興味を示す者は、より高度な魔法を学ぶ事を希望する事もできる。
ただし高度な魔法は危険も大きく、習得には多大な責任を伴うため、師はそれまでの子の行いや言動、学習態度などからその資質を判断し、
高度な魔法の修行を認めるか認めないかを判断しなければならない。
判断基準として『善き魔法使いであるための心得』が参考となる。

部品: 魔法の修行と技術伝承

高度な魔法の修行を認められると、そこで子は初めて魔法の弟子なり、一日の中の多くの時間を魔法の修行に費やす事となる。
魔法の修行には学問(知識の獲得)と精神(倫理面の育成)の修行および体を使った訓練も含まれているため、魔法使いとして成熟した際の社会性においては他の道で成長した子らと大きな差は生まれない。
師はまず高度な魔法を扱えるだけの下地を弟子に身に付けさせ、心技体において求める水準へと弟子が達した事を認めた時、初めて高度な魔法(中位クラスの魔法)の伝授が行われる事となる。
高度な魔法の伝授が行われる事で、弟子は魔法使いとなる資格を得、師と共に国に新しい魔法使いとしての登録を申請できる。
申請が受理されれば弟子は正式に魔法使いとなり、魔法教育や研究を行う上での資金援助を含めた多くの権利と、人々のために活動する事、有事に国の力となる事を含めた多くの義務を負う。
魔法使いとしての登録を行わない事もできるが、その際は魔法の行使に対する法的制限が多く存在するため、野に隠れて細々と暮らすか、治安が悪ければ裏社会へと流れていくかという道を選ぶことになる。魔法の悪用は重罪である。

部品: 真伝一の教え:善き魔法使いであろうとする心

魔法の危険性を知り、人を助ける事の大事さを知るだけでは、高度な魔法を持つには足りないと教えられる。
魔法使いとは専門性の高い技術者の側面も持つので、そういった立場の存在が守るべき倫理をよく理解しておかなければならないのだ。
玄霧藩国が提唱している魔法使い倫理である『善き魔法使いであろうとする心』には、守るべき倫理として以下のように記されている。

一.天下万民のためにあるべし
一.その力の大きさを忘れざるべし
一.自らの心を偽らざるべし
一.正しき行いと信じるならば勇気をもってこれを行うべし
一.正しきを知るためにまず多くの事を知るべし
一.考えの異なる者の存在を認めるべし
一.常に世界を広く見るべし
一.権威の内にあってはこれの正当性を見極めるべし
一.数多き人の中にあって自分を忘れざるべし

これらは絶対の法律ではなく、守る事を推奨される倫理に過ぎない。
また、弟子もその意味を最初はよく理解できないだろう。
しかし、師としての魔法使いは弟子にこの意味を良く教え、弟子の疑問や悩みに答え、教え導いて育てていく。

弟子は師の信頼に応え、その教えを学び、考え、噛みしめ、経験と共に理解して自分の血肉へと変えていく。
すぐに善き魔法使いになることはできないが、時間をかけてそこにたどり着けるよう、日々進むのである。

部品: 真伝二の教え:適量の魔力を扱う技術

高度な魔法を覚えるにあたって、まず上手く扱える魔力の量を増やしていく修行を行う。
主に魔力触媒から引き出す魔力の量を適切に調節できることが大事なので、制御術式を沢山つけることで消費魔力を増やした基礎魔法を、何度も何度も起動し、
魔力の流れと用途に応じた必要量をより細かく正しく覚えていく。
魔力の量を測る『感覚のものさし』をより細かいものへと入れ替え、わずかな魔力量の違いとそれによる魔法効果の変更を実感として理解する。
繰り返し、何度も何度も練習して、基礎魔法の達人と言えるくらいに上達する頃、魔力の制御技術が過去と比べ物にならないほど高くなっている事に気づくのだ。


部品: 真伝三の教え:魔法制御技能の熟達

魔力制御訓練と同時並行で、より高度な技術の習得も進めていく。
魔法の効力を抑える、魔法の効果範囲を広げる、縮める、魔法の投射軌道を曲げる、投射後の発動位置を前に、後ろに。
狙った効果を狙ったタイミングで狙った場所に発揮できるよう、高度な制御術式を覚えたり、集中したイメージを素早く描けるように反復練習したりといった、
『魔法を上手く使う技術』と呼べるもの全般を時間をかけて鍛えていく。
使い方に長じれば、基礎魔法と少ない魔力で、沢山の魔力を使った中位魔法を越える結果(効果ではない)を生み出すことすら可能になる。
道の先は長いが、歩み続ける事でしかたどり着けないのだ。


部品: 真伝四の教え:長い呪文の詠唱能力

高度な魔法の起動キーであったり複雑な制御術式であったりの呪文は、当然ながら簡単な魔法の呪文よりも長くて難しい。
使う魔法によっては、呪文詠唱がまるで早口言葉のようになる事もあるため、判断力や集中力といった能力とは全く別の能力、すなわち滑舌の良さが必要になってくる。
魔法使いがいざと言う時に呪文を噛んで失敗するというのでは目も当てられないので、
発音をよくするための発声の修行、スムーズに呪文を唱えるための早口言葉の修行も行われることとなる。
長じた魔法使いは、深い知識と優れた滑舌により、それなりに優れた弁士たりうると言えなくもない。

部品: 真伝五の教え:魔法を使うものの身体

高度な魔法を扱うということは、その魔法が求められる環境に出向く可能性があるということでもある。
効果の高い魔法を求める環境は大抵の場合問題が大きく、危険がある事も少なくないため、自らと、そして周囲の色々なものを守るために、
しっかりと身体を動かせるよう、体力を鍛えておかなければならない。
修行場の周りを毎日走り、薪を割り、水を汲み、山を登りそして降り、呪文詠唱の修行として大きく声を出し、時間をかけて身体をたくましいものへと育てていく。
魔法を使う土台となる肉体が強固であれば、魔法使用時の対応の幅と選択肢も広くなるのだ。
修行のさなか、体術や杖術を身に着けるものもいる。


部品: 真伝六の教え:世界の多面性を知る

長い修行の中、心を鍛える事も怠ってはならない。

物事のうち、何が正しくて何が間違っているのかを判断するには、まず状況を理解するための知識がいる。
そのため魔法の修行時間の中の少なくない割合は勉学に使われており、魔法に関係のあることもないことも、
広い世界についてより多くの知識を学んでいき、そしてそれらバラバラだった知識達が、実は繋がっているという事に考え至る。
言語も、歴史も、軍事も、経済も、数学も、全ての知識は相互に繋がっていて、世界という大きな枠組みの中の一つの欠片なのだという事、
自分自身もその欠片の一つであり、同時に自己があるからこそ世界を認識できるのだという事を知る。

広い世界の中の自分、という視点で客観性を意識出来るようになると、物事を多面的に見る習慣が根付いてくる。
これは感情に身を任せて冷静さを失うのを避ける事に繋がるし、自分と相手の考え方の違いを認識するためのクッションにもなり、問題を解決するために必要な道筋を見つける思考にも役立つ。
同時に、本当に正しいと思う事をより高精度に判断できるようにもなるため、『なんとなく』周囲や権威に流されるといった事も減る。
正しいと信じるやり方を通す上で、知識も冷静さも立派な武器になり、勇気の後押しをしてくれるのだ。

常に新しきを知り、それについて考え、別の方向性からも考え、出た結論を別の知識と並べてもう一度考える。
その繰り返しが、心を育てる事にも繋がっていき、育った心はいつしか『善き魔法使い』たるにふさわしいものへと形を変えている。


部品: 魔法使いとしての義務と権利、活動内容

魔法使いとして認められた者は、自身の魔法を研鑽してより高度かつ安全な魔法の在り方を求めると共に、かつて自分が受けたように、周囲の子らが魔法を正しく扱えるよう育成する教育者としても活動する。
教育者としてのノウハウは魔法使いたちにとって(伝承者の確保や人材の質の向上のため)重要であるため、魔法使い同士で共有され、よりよい教え方が模索されていく。
いずれ優れた弟子を育て、一人前の善き魔法使いとすることが魔法使いの目標の一つとされる。
自身の研究を弟子に伝承し、世界との調和を保ちながらより効果的な魔法を使っていける魔法使いが育っていくことを目指すのである。

また、有事に魔法が求められた際は、国の要請に従って問題の解決に力を提供する事が義務とされている。
それは戦力としてであったり、知恵と知識に優れた助言者であったりと、形は様々。


部品: 炎を使う魔法使い

玄霧藩国に所属する魔法使いのうち、特に火と炎の魔法を扱う事に長けた者たちのことを火炎の魔法使いと呼ぶ。
その魔法は非常に強い攻撃力を持っており、医療魔法の発達が特徴である玄霧藩国の歴史においてはやや珍しいものとみられる事が多かったが、
玄霧藩国においても医療魔法の発達前は攻撃魔法の運用が盛んだったため、古来よりある技術が近年になって発達してきたというのが正しい。

火炎という言葉は、藩国王妃玄霧火焔の名に因むものでもあり、そこに親しみと誇らしさを感じるものもいるという。
なお、高度な魔法技術の安定性が実証されているのはこの世界(B世界と呼ばれる)においてのみであり、A世界と呼ばれる世界においてはその安全性が保障されておらず、使用には制限がかかる。

部品: 大きな魔力の運用

火炎の魔法に使われる魔力の量は大きなものであり、人間一人が生成できる魔力量で賄うにはかなり厳しいものがある。
よって火炎の魔法使いが実戦で魔法行使をする場合、基本的には魔力触媒の利用による補助を受けて魔力の供出を行う。
この魔力が適切に運用され、必要な量をその時必要なだけ使える事は、中位魔法の使い手としては必須の技能とされている。

部品: 精緻な火炎操作能力

炎という現象をより安全に扱うための操作技術を備えている。
火炎の魔法は暴発させれば自分が危険にさらされて死ぬだけでなく、周囲に甚大な被害をもたらす可能性があるため、
正しい制御術式の習得と使用選択能力が備わっている事が、魔法習得の前提として求められている。
主に詠唱する制御呪文の選択とイメージによる対象選択によって行われ、この修行には長い年付きが使われる。

また、習得した魔法を狙った対象に正しく命中させるための投射技能についても高い水準で習得している。

部品: 延焼被害への忌避感

森国において木々というのは非常に重い存在であり、これらを燃やし破壊しかねない火炎の魔法には、常に延焼というリスクがつきまとう。
延焼による山火事などの事故・事件に対しては火炎の魔法使いも強い忌避感を抱いているものが多く、これを避けるためにも適切な術式選択と操作技術が研鑽されている。

部品: 周辺状況の正しい把握

魔法の発動を行い、狙った効果を得ようと思う際、怠るべきではないのが周辺状況の把握である。
人や物などがどのように配置されている状況で、対象との距離はどれくらいで、間に遮蔽物などは存在するか、また、それは本当に魔法を必要とするのか。
魔法の使用は危険を伴うため、使用の是非を判断する材料を素早くそして正しく認識し、理解しなければならない。
時間をかけてもよい状況であれば丁寧な観察と思考によってこれを行えるが、緊急時や戦闘時などにこれを正しく行うためには、
予め想定状況に合わせた訓練を行っておかなければならない。


部品: 投射対象の認識と指定

魔法が必要だと判断されたならば、次は魔法の投射対象を正しく認識する事が重要となる。
魔法の発動には呪文詠唱以外に正しいイメージが求められるので、限られた情報から対象の位置や状態を明確化して脳裏に描く。


部品: 魔法の効果設定調整

発動する魔法にどういった効果調整や挙動制御のコマンド呪文を付加するかを素早く判断しなければならない。
とりわけ軍用に使われる魔法の発動には素早さを求められる事から、使用する制御コマンドは用途の多いものごとに組み合わせておくことが重要となる。
術式の挙動を安定化させたり、事故を防ぐための安全装置的な機能を果たす制御コマンドは原則として常時使われるが、
オプションとして付加する制御コマンドの組み合わせの例としては以下のようなものがある。

『射程5/100』+『効果量90/100』+『持続性90/100』=すぐ近くの対象に大きい効果を与える(魔法治療など)
『射程70/100』+『弾頭速度80/100』+『弾頭分割2*2*2』=射撃レンジの対象に多弾頭化(8発)した魔法を投射して命中精度を上げる(攻撃魔法など)
『軌道変化一回』+『範囲80/100』=曲射および範囲を対象とした魔法効果を付加する(範囲攻撃魔法化)
『射程15/100』+『効果量20/100』+『持続性15/100』+『範囲2/100』=狙った箇所に対してピンポイントにだけ魔法の効果を発揮させる(精密作業など)

※射程、効果量、持続性、魔法弾頭速度、効果範囲といったパラメータを1~100の範囲で指定し(指定がなければ50として扱われる)調整する他、追加の挙動を魔法に付加できる。効果が大きければ大きいだけ魔力の消費は大きい。
※使う魔法の種類によって数値50時の効果設定は異なるが、基本的に射程は設定値をそのままm換算、持続性は『設定値/60』秒とされる。範囲や効果量、速度は魔法の種類や規模によって大きく変動する。

組み合わせごとによく使う状況があるため、訓練によって習熟すれば、同じ魔法であっても多種多様な効果を得られうる。


部品: 呪文の素早い詠唱

使う魔法とその制御設定が決まったならば、その呪文を素早く詠唱して発動までにかかる時間を減らさなければならない。
通常、魔法使いとして公的に認定された術者であれば、基礎魔法の詠唱に平均して3秒、中位魔法の詠唱は15秒程度の詠唱で可能とする。
実践でこれだけの速度を維持できるとしても、詠唱が素早くなればそれだけ時間や状況のロスを防ぐ事ができるため、呪文詠唱の修行は魔法使いの日常である。


部品: 魔法の発動と後処理

確かなイメージと共に詠唱を完了させれば、魔法は設定した通りに発動して効果を発揮する。
正しく魔法が使えたのであれば、後はその結果に合わせて次の行動に移り(攻撃後に遮蔽を取る、治療後に患者の経過を観察する等)、
目的を果たすために活動を続ければよい。魔法は目的ではなく手段の一つなので、魔法の発動が狙った通り成功する事が当然にならなければ、魔法使いと呼べないだろう。

もし万が一、魔法の発動に失敗し、誤った効果を発揮させてしまった場合、魔法使いは周囲の魔法使いから協力を得て、誤った効果の魔法が事故を起こさないよう対処する必要がある。
効果が霧散するだけならばよし、周辺に被害を引き起こそうとするならば、解呪して効果を打ち消さなければならない。
この時、失敗によって冷静さを失う事のないよう、心を鍛えておくのも魔法使いの修行の大切な一つだ。

部品: 大きな炎を使う魔法攻撃

大きな炎を使う魔法攻撃
火の魔法よりもずっと大きな炎を扱う魔法技術。
おおよそ、ハンドボール大からバスケットボール大程度のサイズの火炎球を発生させる事が出来、その熱量は非常に高い。
この規模となれば強大な敵に対する攻撃用途以外で使われる事はほぼなく、火炎の魔法は攻撃のための中位魔法(熟達した魔法使いにとっての奥義相当)として知られる。
中物理域の兵器に換算するとロケットランチャーに近い。

部品: 火を使う魔法

小さい火、主に指先サイズから大きくても拳大までの火を魔法で作り出して扱う技術。
敵に投射してダメージを与える他、焚火の火種や臨時の灯りとしての使用も可能。
規模の大きさとその持続時間に応じて魔力の使用量とコントロールに求められる技量が上がるため、
初心者はまず指先ほどの小さな火を瞬間的につけるところから始める。
魔法としては習得の簡単な部類に入り、低位魔法として位置づけられる。

部品: 魔力を使って現象をおこす

魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。
例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、
考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。
魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。


部品: 効果と規模の調節能力

術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、
更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。
この発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。


部品: ごくわずかな詠唱

詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。
低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。
迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、
その分だけ流せる魔力の上限が低く設定されており、したがって引き出せる効果量も限られている。

部品: ごく狭い面に対する熱攻撃

火の魔法によって生み出した熱量=火球を目標に向かって投射する攻撃。
火球は着弾するか射程限界に達するまで霧散することなく収束状態を保ち、目標に命中した際にその熱量を対象にそのままダメージとして与える。
射程距離は最大でも50mほど。
安全装置として、目標として設定した対象以外に命中した場合は威力を大きく減じる術式が組み込まれているが、
その術式に魔力を割いている分だけ、消費魔力に対する威力効率がやや悪い。


部品: 燃焼による追加効果

目標に着弾した場合、熱ダメージが発生する他、二次効果として熱による燃焼が着弾点から発生する。
ごく小さい火球であればすぐに消える程度の燃え方しかしないが、最大威力であれば可燃物とされる物質には即座に燃え移る程度の火が起こるため、
この攻撃を使用する際は周辺環境に延焼が発生しない事を考慮しなければならない。

部品: 高度な魔法制御技術の要求

火の魔法とは比較にならないほど、この魔法を意図通りに操るために求められる技術の水準は高い。
制御の呪文選択を一つ間違えるだけで事故につながる可能性があり、二つ間違えれば自滅どころか周辺へ甚大な被害をもたらす可能性もある。
また、投射対象選択とそのイメージを正しく行うための手順の数も、火の魔法よりずっと多くなっている。
適切な呪文を詠唱し、正しく対象をとらえて発射するためには、正しい術式への理解と冷静な判断力、状況予測能力と詠唱の正確さが常に必要とされる。


部品: 人格面の信頼性

非常に大きな危険を伴う魔法であるため、この魔法の習得については大きな制限が課せられている。
基本的に玄霧藩国の魔法というのは師から弟子への技術伝承によって学ばれるものであり、年単位の長い修行期間の中で師は弟子の人間性を見極め、
その資質が正しく魔法を行使するものであると確信できた場合に限り、奥義としての中位魔法を伝授するための修行に入る事を許すのである。
魔法使いの師は弟子の心の育成も行わねばならず、資質なきものに奥義を伝承してしまうと、他の魔法使いを含めた周囲からの信用を失う事になる。
魔法によって人々を助ける事で生計を立てる魔法使いにとって、周囲の信用は非常に大切な糧であり、魔法使いは基本的に『善き魔法使い』であるべく努める。
藩国から公示された『善き魔法使いであるための心得』はその参考として使われる。

部品: 魔法制御技術の万全な習得

弟子が資質あるものだと確信出来ても、強力な魔法を制御するための術を正しく身に着けた後でなければ魔法の伝授は行われない。
基礎となる魔法修行(通常4年かかると言われている)を終えた後、認められたものだけが高度な上位技術の習得を開始できる。
魔力の運用技術、効果調整のための高度な呪文の習得、長くなった呪文の詠唱技術をそれぞれ学び、身に着け、
また精神面での成熟が求めらる水準に達したと認められた時、初めて中位魔法の起動キーとなる呪文の伝承が行われる事となる。


部品: 伝承者の記録

中位魔法の習得に至った魔法使いは、その存在が非常に大きな戦力であり、場合によっては周囲に対する脅威となり得ると考えられる。
伝承が行われたという時点でその魔法使いに対する信用と身分が国から保証される理由にもなるため、
藩国政府は中位魔法の伝承を受けた魔法使いに対して、国への身元登録の提出を(師の保証も条件として)推奨している。
野に隠れて魔法を研究する魔法使いの存在を法的・倫理的に誤りであるとはしていないが、そういった魔法使いが国で活動する際は、法による制限が多く課せられる事になっている。


部品: およそ5倍の呪文詠唱

火炎の魔法の制御呪文は数が多く、その適切な運用に求められる呪文の長さは、火の呪文と比較しておよそ5倍が相場である。
詠唱にかかる時間は初心者で20秒、熟達者で8秒程度かかるため、素早い発動には向かないが、これを省略する事は認められない。
(なお、無詠唱発動には宝重クラスのマジックアイテムが必要とされている)

部品: 強大な熱量と必要な魔力

火炎の魔法で発生する熱量はとても強力であり、この直撃は鉄などの不燃性物質も(耐熱・耐魔法性のさほど高くないものは)溶解させうる威力を持つ。
おおよそ人間個人に対して使うにはオーバースペックであり、大型の怪物や軍団規模の敵に対しての使用が主な用途となる。
射程は最大で400mほどであり、発射にかかる時間や弾速の遅さから狙撃用途には向かない他、銃相手の射撃戦は不利要素が強い。
威力、射程、効果範囲に応じて必要な魔力量が大きく上がり、この規模の魔法となると個人の生み出せる魔力ではまるで足りないため、
使用には基本的に魔力触媒の併用が必要不可欠とされる。
着弾時の安全装置としての術式はこの魔法にも組み込まれているが、そもそもの威力が大きすぎるために相殺しきれるものではなく、
誤爆してしまった際は速やかな対処(非戦闘時であれば消防隊への通報など)が求められる。


部品: 延焼の効果範囲と付加効果

主に軍団相手の使用時の主効果として、熱量によって発生する延焼を狙って使われる事も多い。
直撃と比較した場合は熱ダメージの量として大きく劣るが、規模を最大まで広げれば50m四方までの延焼を発生させることが可能であるため、
面制圧火力として非常に大きな効果を持つこととなる。火傷による追加被害も無視できない。


部品: 森国で使う危険性の大きさ

火の魔法、火炎の魔法は効果のわかりやすく、また強力なものではあるが、
追加効果として発生する延焼による周辺被害は決して無視していいものではなく、
特に魔法使い全般の住む森国国家にとって、森林の延焼は山火事に繋がる非常に危険なものである。
これらの魔法の習得に対して制限がかかるのは、魔法使いたちが自らの住む土地を焼き尽くすことのないようにするためのものであり、
『森を焼いてはいけない』という認識が『人の住む土地を焼いてはいけない』という認識に繋がり、
他国でこの魔法を使う際も使用時に細心の注意を払えるよう意識を根付かせるためとして行われているものである。

玄霧藩国で延焼事件や山火事が発生した場合、消防組織がこの消火に全力で当たって対処する。
そして魔法使いたちは、消火が済んだ燃え跡に集まり、その危険性を改めて学ぶのである。

部品: うどん職人とは何か

うどん職人とは、うどんを作る職人のことである。
何年うどんを作っているからうどん職人だ、というものではなく、ひとにおいしいと言ってもらえるうどんを作れるようになったところで、初めて自分からうどん職人と名乗れるのだ。

部品: 手打ちの麺作り

小麦粉と水と塩を、練って、寝かせて、踏む。
この踏むという工程が重要であり、よく踏むことによって、手打ちうどん最大の特徴であるコシを出すことができる。
出来上がった生地を麺棒で平たく伸ばし、重ねて折りたたみ、包丁で切ると麺が完成する。

部品: 季節に合わせた微調整

生地は季節や天気によってだれたり硬くなったりするので、水と塩の量を調整する必要がある。
しかし、これに決まったレシピがあるわけではない。感覚で学ぶものなのだ。
職人になっても毎日が修行と言える。

部品: 麺つゆ作り

つゆはカツオや昆布、いりこの煮出汁に、醤油と砂糖、みりんから作る。
そうやって出来た麺つゆは、薄めてたっぷりかけたり、濃いままのつゆをちょっとかけたり、天ぷらのつゆにしたりといろいろな使い方がある。

部品: 衛生管理

食料を扱うので、食中毒や異物の混入を避けるために、手指や衣服の消毒を徹底している。
また、清掃や消毒を定期的に行い、調理設備を衛生的に保っている。

部品: うどん職人になった理由

うどんが好き。おいしいうどんが食べたい。いっそ作りたい。みんなに食べてもらいたい。
その気持ちでうどんを作り始め、気がついたらうどん職人を目指していた。

部品: 弟子入り

一から独学で、という手ももちろんある。が、しかし、誰かに師事し、その技術を継承することも大事だ。
自分だけでは気づけないこともたくさんある。そんなとき、師匠がいるのはとても心強いものだ。

部品: 下積み時代

まずは接客や雑用などをすることになるが、どんなメニューがあってどれが人気なのか、サイドメニューはどうなのか、どんな道具を使って、どういう流れで調理をするのかなど、色々知ることができる。この時期に覚えた情報は後々も役に立つ。

部品: 見て覚える、技を盗む

師匠に教えてもらうだけでなく、どんなことをしているのか、どうしたらいいのかを自分で見て覚え、その技を盗み、自分のものにする。

部品: とにかくうどんを打つ

うどんの作り方を覚えたら、毎日とにかく打つ。
季節や天気で塩や水の量がかわることや、小麦粉によっても味が全然違うことなどを実践で覚えていく。

部品: うどんへの理解を深める

うどんの成り立ちやその歴史、文化などのほか、様々な地域の食べ方やうどんを使った調理法、どうしてコシが出るのかなど、うどんを作る以外のことを知る。
新しいメニューを考えるときなど、きっとなにかの役に立つ。

部品: 麺切り包丁

うどんやそばを切るための専用包丁。
延ばした生地を折り重ねて切り、長い麺にするため、麺切り包丁は刃渡りが長く、柄の下まで刃が伸びた特殊な形をしている。

部品: 麺棒

麺の生地を延ばすために利用される、木でできた細長い棒。太さは均一。
長さと太さは様々で、自分の用いやすいものを使うのが一般的。

部品: その他の調理器具

調理器具の基本である普通の包丁やまな板はもちろん、計量カップ、おたま、麺を茹でるための大きな鍋など、いろいろな調理器具も用意している。

部品: 歌について

歌とは簡単に言うと、声で音楽を作ること。言葉にリズムや節をつけて歌うこと。
歌にもいろいろあり、ポピュラーな歌謡曲以外にも民謡や国歌、軍歌、応援歌、さらに宗教歌など、いろんなジャンルがある。

部品: 感情表現

歌をうたう最大の目的は、感情を表現することであると言われている。
歌詞に、声に思いを込めて、感情を込めて歌うだけで、その目的は果たされる。

部品: 鼻歌

主に気分のいいときなどに、口を開かず、鼻にかかったような小さな声でメロディーを奏でることを鼻歌という。
気分が乗ると、ついつい体が音楽を求めるのだ。

部品: ただ歌いたいだけ

何か伝えたい事があるわけでもなく、ただ歌いたいことだってある。もちろん構わない。
何も持ってなくても、どこでだって好きなように歌えるのが、歌の良いところだ。
でもTPOはわきまえようね。

部品: 上手さなんて関係ない

歌うことに、上手下手なんて関係ない。
心のままに音に歌詞をのせ、声を出す。
多少音が外れたって、自分が楽しく、そして何かを伝えることができたなら、それでいいのだ。

部品: 対人関係とは

対人関係とは、個人と個人の結びつきをみた人間関係である。この世界には様々な存在がいる。ここでは自分以外の他者との結びつきをいわゆる対人関係としてゆく。

部品: 相手を大切にする気持ち

世の中にはいろいろな存在がいる。友好な関係を築くには相手を尊重し、大切に思う気持ちをもつとよい。みんな違ってみんないいのである。

部品: 相手の立場に立った言動

自分に様々な思いがあるように相手にもいろいろな事情がある。それらを考えながら、相手の立場に立った言動を心がけることで気持ちの良いコミュニケーションがとれる。

部品: わかりやすい言葉で

例えば専門用語は知らない人からすると意味不明な言葉である。そういうものもわかりやすい言葉でおきかえて伝えることで、相手の理解を深める手助けになる。

部品: おだやかに

感情は伝染する。こちらから穏やかな姿勢で望むことで、相手の心も穏やかになりやすい。また、言葉選びも重要である。

部品: 報連相

報告、連絡、相談である。対人関係の基本は報連相にもある。適切な報連相をすることで、さわやかな関係を築くことができるうえ、不備が少なくなる利点もある。

部品: 流用実績(対人関係の心得)

部品: 流用実績(対人関係の心得)
以下の個人データへの流用申請をいただいています(敬称略)
国民番号:PC名
11-00585-01:小鳥遊
33-00750-01:黒野無明
33-00926-01:JUNK-C@Drache
11-00891-01:九条イズミ

15-00295-01:乃亜・クラウ・オコーネル

部品: 犬や猫、その他の生き物のもふもふの感触を堪能する

ふわふわだったり、もこもこだったり、さらさらだったり、ちょっとごわごわしていたり、そんないろんな生き物の毛の感触を存分に堪能するための技術である。

部品: まずはご挨拶となでなでから

もふもふをいきなり行うのは御法度である。まずは声を掛けたり、手を差し出して匂いをかがせたりと相手に合った挨拶をしたのち、身体をなでなでさせてもらうところから始めるべし。その後、相手が許してくれるようであればもふもふへと移ろう。

部品: 愛情と感謝を込めて接する

もふもふは独りよがりにするものではない。もふもふさせてもらう相手への愛情と感謝の気持ちを忘れずに行うべし。

部品: 終わったら毛並みを整えてお礼を伝える

存分にもふもふをさせてもらったら、もふもふで乱れた毛並みがあれば整えて、もふもふのお礼を言おう。もふもふに礼儀あり。きちんと接することでまた今度もふもふさせてもらえるかもしれないのだから。

部品: もふもふ(技術)の流用実績

もふもふ(技術)は、
まんずうさんの「まんずう」
むねみさんの「むねみ」
フツカ・ニカさんの「フツカ・ニカ@T20」
九条イズミさんの「九条イズミ」
双海 環さんの「双海 環」
鷺坂祐介さんの「鷺坂祐介」
メー・メーメーさんの「メー・メーメー(PC)」に流用していただいています。

部品: かくれんぼ上手とは

かくれんぼ上手とはかくれんぼの技術が高いものことをいう。幼少期からかくれんぼを遊ぶ中で、遊びながらも技術の向上を胸におき、試行錯誤を繰り返した結果かくれんぼ上手となる。
かくれんぼ上手になるために必要なのは素早く正確かつ冷静な判断と行動である。
判断が遅ければ行動も遅れ刻一刻と変化する状況についていけず取り残されるであろうし、間違った判断を下せば行動は思いもよらぬ結果を生むだろう。また、冷静さを失えば判断や行動そのものも危うくなる。
何度も何千度もこれらの判断と行動を繰り返し、素早く正確かつ冷静な判断と行動を行えるようになったものがかくれんぼを制する。
大人になってからも大人げなく子どもに混じったり大人同士で本気のかくれんぼ遊びを繰り返した結果、身につくこともある。

部品: そもそもかくれんぼってなに?

「かくれんぼ」とは、主に子供向けの遊戯の一種である。
鬼になる人を決め、その者が一定時間視界を塞ぎ数を数える間に、鬼以外のものは鬼に見つからぬよう隠れる。
一定時間後、鬼は探索を開始し、鬼以外のものを探し出すといったルールが一般的である。
子どもの遊びのためその場の空気やメンバーで細かなルールは変わるが、一方が隠れ一方がそれを見つけるといったルールはおおむね共通する。


部品: 物陰にひそむ

隠れる側の基本は隠密である。
鬼の視界から外れる場所や見つけにくい場所の検討をつけ、潜む。
建物内はもちろん、遮蔽がある場所や視界が悪い場所なども有効である。
そして隠れる側になったとき、ただ単に逃げる、隠れるだけではなく「自分が鬼ならどう考え動くか?」といった思考も重要だ。
もし自分が相手の立場だったら、と考えることでより柔軟な思考が可能となり、思わぬ危険に気付くことがある。

部品: 音と気配のコントロール

人がいる音というのは存外目立つものである。
この音と気配を極力殺すために細心の注意を払う。
「抜き足・差し足・忍び足」で素早くかつ足音をなるべく立てずに移動する。
足をそっとつま先立ちをするように抜き上げ、差し入れるように静かに下ろし、人に気付かれないよう忍んで歩く。
膝とつま先と踵を意識するとやりやすい。
また、呼吸音や自分の体温による熱気など、自身と周囲の物や状況を観察、確認し、なるべく気配を殺し、音を立てぬように行動する。

部品: 誘導

より能動的な隠密として、誘導がある。
自分と離れた場所に目立つものを置いておく、どこから投げたかわからぬよう小石を投げる、わざと物音を立てるなどの行動により相手の注意をひいたり、逸らしたりする。
失敗すれば発見の確率は上がるが、うまくいけば相手の行動をコントロールできるだろう。

部品: 走って逃げる。走って捕まえる。

万が一見つかってしまった場合や、見つかりそうになったときにはその場所を捨て逃げることも有効である。
相手が複数である危険性や、動くことにより発見の確率が上がることなどは十分意識し、隠密か、逃走かその場に合わせた行動を行う。
自分が鬼の場合は逃走する相手のルートを想定し、追いかけ、捕まえる。

部品: 運

運も実力のうちである。
たまたま鬼がいない方向に進めた、たまたま鬼が明後日の方向を向いているときに移動できた、たまたま何気なく探した場に隠れている相手がいた。
実力が明らかに上の相手にもひょんなことから勝利する。いわゆる時の運であり、そんなこともある。

部品: 柔道とは

柔道とは、投げる、抑える、絞める、打つ、蹴るなどの技を用いて、相手を制す徒手格闘術のひとつである。
スポーツ的な試合では当て身技は禁止されているが、実戦的に柔道を用いる際はこの限りではない。


部品: 投げ技

投げ技とはその名のとおり相手を投げ倒す技である。
立ったままの姿勢で投げ倒す立ち技と、自分の身体を倒しながら相手を投げる捨て身技とがある。
相手を殺傷することを必ずしも目的とせず、自分の体勢を崩さず相手を制すことで、自らの命を守る技術としても優秀である。
無論攻撃的な手段に用いるのも有効だ。体勢を崩し反撃能力を失った相手にとどめをさすのは比較的容易だろう。


部品: 固め技

固め技とは相手の身体を抑え込んで起き上がれないようにしたり、相手を絞めて制したり、関節を伸ばしたり曲げたりひねったりして、相手の動きを封じる技である。
実力の優るものが使えば、相手を傷つけずに制圧することができるが、実戦においては危険が大きく、頸部を絞め窒息による気絶など、逆関節を取り・関節の破壊などを目的として行うほうが適切である。


部品: 当て身技

相手の生理的弱点(急所)を手、足、頭などで突く、打つ、蹴るなどして制する技である。
急所としては眼球、頭頂中央部、眉間、こめかみ、みぞおち、あばら、下腹部、睾丸などがある。
危険性が高いため、試合などのスポーツ面では禁止されており、実戦でも使用には十分な注意を払う。

部品: 柔道の鍛錬とその経験

基礎的な鍛錬はもちろん、スポーツでの柔道と実戦での柔道の違いはしっかりと区別することが大切である。
練習法には形と乱取りの二つの形式があり、この二つの練習法を組み合わせ日々鍛錬を重ねることにより、技術の向上を得ることができる。

部品: ストレッチとは

ストレッチとは、身体の筋肉を良好な状態にするために引っ張り伸ばす運動のことである。
主に静的ストレッチと動的ストレッチの2つに分類され、それらを使い分けることで心身を健康な状態に保つ。

部品: 静的と動的

静的ストレッチとは、筋肉をゆっくりと可動域の範囲内で伸ばし、反動をつけずに10~30秒ほど同じ姿勢で止まったまま行うストレッチのことをいう。
主に筋肉の可動性の向上や、乳酸などの老廃物を流す疲労回復効果を目的として行う。
動的ストレッチはそれとは逆に、身体を動かし、反動をつけて筋肉を伸張させるストレッチのことをいう。
心拍数や体温を上げ、筋肉の柔軟性の向上させ、怪我の予防や運動前のウォーミングアップに効果がある。

目的に応じてこれらストレッチを使い分けることで身体パフォーマンスの向上に繋がる。

部品: 無理は禁物

何事もやりすぎは厳禁である。
ストレッチも痛みが出ない程度の力で、各々の関節可動域の範囲内で少しずつ動かしていくことが肝心である。
またストレッチの最中は息を止めず、自然な呼吸を心がける。開始前後に深呼吸をするのもよいだろう。

部品: 続けることが大事

一日に数時間やるものではなく、一日10分程度を毎日こつこつと継続するのが効果的である。
朝一番、風呂上り、就寝前など習慣づけを行い、日々の生活に取り入れる。
誰かと誘い合わせて一緒に行うのも良いだろう。

部品: 運動不足の解消

適度なストレッチを継続して行うことで、デスクワークの人間では特に不足しがちな運動量を補うことができる。
激しいスポーツにはしり込みする人でも、少しのストレッチを行うことが運動をはじめるきっかけとなったりもする。

部品: 柔軟性の向上

ストレッチを行うことにより、筋肉ならびに結合組織の柔軟性を高め、関節可動域を広げる効果が期待できる。
柔軟性を十分に確保することにより、素早い動きやしなやかな動きが可能になり、身体能力のアップにもつながる。

部品: 基礎代謝の向上

可動域が拡大することで、筋肉の収縮が容易になる。
そのため、同じ動作でも消費カロリーが上がり、結果として基礎代謝の向上につながる。
また、硬くなっていた筋肉がしっかりと収縮が可能となることにより筋ポンプの働きが正常化し、全体の血流が良くなることから、体温の上昇、冷えの改善が期待できる。

部品: 怪我の予防

ウォームアップとして動的なストレッチを運動前に行うことにより、体温が上昇し、身体のパフォーマンスは向上する。
また、柔軟性を日ごろから高めておくことで肉離れ・ぎっくり腰などの怪我の予防にもつながる。

部品: クールダウン効果

運動のあとにストレッチを行うことにより、損傷した筋肉の回復を早め、成長を促すことができる。
また興奮した神経や筋を落ち着かせ、疲労物質の代謝を促進し、疲れがたまらないようにする効果もある。

部品: ストレスの解消

ストレッチはストレス解消の助けとなる。
凝りかたまった筋肉が原因の圧迫感や息苦しさを軽減する一因となるほか、単純に身体を動かすことは気分転換になる。
身体がやわらかくなると、心もやわらかくなるともいえるだろう。

部品: 読書同好会について

読書同好会には「三度の飯よりも本が好き」と胸を張れる者ばかりが集まっている。同好会において「好き」を表現する方法は基本的に制限されない。そのため、数人で集まって本の好きなところを語り合う会員もいれば、一人で黙々と本を読み耽ることを好む人もいる。また、本を読むだけでなく、個人でも複数人でも本を作る会員も存在する。

部品: 活動拠点

規定された活動拠点はなく、会員の良識に一任されている。会員の家で少人数で集まり活動することもあれば、一室を借りて大人数で活動することもある。

部品: シンボルマーク

読書同好会のシンボルマークはリンゴの傍で眠る猫がが描かれる。シンボルマークは同好会に在籍していることを証明するものであり、同時に同好会員である責任を背負うものである。会員が作った本には必ずシンボルマークをつけなければならない。

部品: ワインレッドの栞

同好会に在籍すると、会員証としてワインレッドの栞が贈られる。本来の用途でも使い勝手がいいように上質なワインレッドの紙にシンボルマークが描かれている。

部品: 本が好きであること

同好会に在籍する一番大切な資格は、ただひとつ「本が好き」それだけである。その気持ちがあれば年齢も性別も種族関係なく同好会への扉が開かれる。

部品: 本を、人を批判しないこと

他の会員が好きな本や作った本の批判を口に出してはならない。同好会を円滑に活動するための最低限の礼儀であり、努力である。

部品: 本に優劣をつけない

「たとえ面白いと思わなかった本も、それは他の人の好きな本である」ということを忘れてはならない。もちろん、同様に本に優劣をつけることも好まれない。

部品: 読み聞かせボランティア

保育園の時期に読書に触れることは大事であり、同好会は読書への関心を深めることへの手助けとして、有志を募ってボランティアを毎年開催している。

部品: ブックマーケット

月に一度、ブックマーケットを開催している。同好会会員の作った絵本や児童書、小説がマーケットに出している。会員によってはファンがつくこともあり、交流の場ともなっている。

部品: 再現料理の会

物語を読んでいると気が抜くと涎が出てしまいそうになる料理に出会うことがある。再現料理の会は、そういった本の中の料理を再現し、登場人物の気持ちを味わうことを目的としている。

部品: 聖地巡礼

テーマになった一冊の物語を軸に、関連する地域や料理などを巡り、より物語を身近に感じさせるイベントとして開催されている。

部品: 会員番号と名前

届いた会員証には会員番号が振り分けられている。カードを使用するには所有者のサインが必要であり、サインが書かれていないカードは使用不可となる。なお、デザインはイラスト付きのものや名刺風のものまで5種類のデザインがあり、隊員は入隊時に好きなものを選べる。デザインの変更は手続きが必要となるが、可能。偽造防止としてグラデーション加工などが個別で施されている。

部品: 青様への愛を胸に抱きし者達

今代のシオネ・アラダ、青の厚志の親衛隊に所属する我らは、彼の幸せを心から願い、彼の姿を、心を、生き方を愛し、彼の守る世界を愛し、その気持ちを共有するためにこの親衛隊に集った。我らを繋ぐのは愛であり、好きだという気持ち、ただそれだけである。

部品: 親衛隊員の愛と活動

我らは日々青様への愛を語らい、時には絵や詩や踊りといった形にし、共有し合う。「好き」は損ではないが、得でもない。我らの活動は世の中の何も動かさないが、 だからと言って未来に影響を与えないものでもない。そういうものである。

部品: 流用実績(青様親衛隊会員証)

青様親衛隊会員証は厚母うぬ@暁の円卓が作成した部品です。
頒布させていただいた会員の方
エド・戒さん
猫野和錆さん
九条イズミさん
Doraさん



提出書式


 大部品: 九条イズミ(T21) RD:125 評価値:11
 -大部品: 九条イズミについて RD:3 評価値:2
 --部品: プロフィール
 --部品: 騎士叙勲(玄霧藩国より九条イズミへ)
 --部品: 経歴
 -大部品: 玄霧の民 RD:10 評価値:5
 --大部品: 森国人 RD:9 評価値:5
 ---大部品: 森国人の身体的特徴 RD:3 評価値:2
 ----部品: 長い耳
 ----部品: 長身痩躯
 ----部品: 長い髪
 ---部品: 革製の日常着
 ---部品: 瞑想通信を使うことが出来る
 ---部品: 基本の職業適性
 ---部品: 森国人の習慣
 ---部品: 森の恵みを得る
 ---部品: 森国人の流用実績
 --部品: 玄霧藩国の森国人
 -大部品: 火炎の魔法使い RD:29 評価値:8
 --大部品: 魔法使い(玄霧藩国版) RD:20 評価値:7
 ---部品: 魔法の専門家
 ---部品: 魔法とは
 ---大部品: 魔法使いという生き方 RD:18 評価値:7
 ----大部品: 幼少期の魔法教育 RD:9 評価値:5
 -----大部品: 理力・魔力の扱い RD:3 評価値:2
 ------部品: 魔法のある生活
 ------部品: 魔法の危険に向き合う
 ------部品: 科学技術と距離を置く
 -----部品: 生活のための魔法の習得
 -----大部品: 魔法の基礎修行 RD:5 評価値:3
 ------部品: 一の教え:魔法を使う事の責任
 ------部品: 二の教え:魔力とそれを取り巻く世界についての理解
 ------部品: 三の教え:術式の構造と呪文の意味
 ------部品: 四の教え:詠唱の練習と初歩的な魔法
 ------部品: 五の教え:健やかな体と穏やかな心
 ----大部品: 高度な魔法の修行 RD:8 評価値:5
 -----部品: 修行を受けられるかどうか
 -----部品: 魔法の修行と技術伝承
 -----大部品: 伝承制限のある魔法修行 RD:6 評価値:4
 ------部品: 真伝一の教え:善き魔法使いであろうとする心
 ------部品: 真伝二の教え:適量の魔力を扱う技術
 ------部品: 真伝三の教え:魔法制御技能の熟達
 ------部品: 真伝四の教え:長い呪文の詠唱能力
 ------部品: 真伝五の教え:魔法を使うものの身体
 ------部品: 真伝六の教え:世界の多面性を知る
 ----部品: 魔法使いとしての義務と権利、活動内容
 --部品: 炎を使う魔法使い
 --部品: 大きな魔力の運用
 --部品: 精緻な火炎操作能力
 --部品: 延焼被害への忌避感
 --大部品: 魔法投射技術 RD:5 評価値:3
 ---部品: 周辺状況の正しい把握
 ---部品: 投射対象の認識と指定
 ---部品: 魔法の効果設定調整
 ---部品: 呪文の素早い詠唱
 ---部品: 魔法の発動と後処理
 -大部品: 火炎の魔法 RD:15 評価値:6
 --部品: 大きな炎を使う魔法攻撃
 --大部品: 火の魔法 RD:6 評価値:4
 ---部品: 火を使う魔法
 ---大部品: 低位魔法 RD:3 評価値:2
 ----部品: 魔力を使って現象をおこす
 ----部品: 効果と規模の調節能力
 ----部品: ごくわずかな詠唱
 ---大部品: 火の球による攻撃 RD:2 評価値:1
 ----部品: ごく狭い面に対する熱攻撃
 ----部品: 燃焼による追加効果
 --部品: 高度な魔法制御技術の要求
 --大部品: 強い伝承制限 RD:3 評価値:2
 ---部品: 人格面の信頼性
 ---部品: 魔法制御技術の万全な習得
 ---部品: 伝承者の記録
 --部品: およそ5倍の呪文詠唱
 --部品: 強大な熱量と必要な魔力
 --部品: 延焼の効果範囲と付加効果
 --部品: 森国で使う危険性の大きさ
 -大部品: うどん職人 RD:14 評価値:6
 --部品: うどん職人とは何か
 --大部品: うどん職人の仕事内容 RD:4 評価値:3
 ---部品: 手打ちの麺作り
 ---部品: 季節に合わせた微調整
 ---部品: 麺つゆ作り
 ---部品: 衛生管理
 --大部品: うどん職人の修行 RD:6 評価値:4
 ---部品: うどん職人になった理由
 ---部品: 弟子入り
 ---部品: 下積み時代
 ---部品: 見て覚える、技を盗む
 ---部品: とにかくうどんを打つ
 ---部品: うどんへの理解を深める
 --大部品: うどんの調理道具 RD:3 評価値:2
 ---部品: 麺切り包丁
 ---部品: 麺棒
 ---部品: その他の調理器具
 -大部品: 趣味:歌うこと RD:5 評価値:3
 --部品: 歌について
 --部品: 感情表現
 --部品: 鼻歌
 --部品: ただ歌いたいだけ
 --部品: 上手さなんて関係ない
 -大部品: 対人関係の心得 RD:7 評価値:4
 --部品: 対人関係とは
 --部品: 相手を大切にする気持ち
 --部品: 相手の立場に立った言動
 --部品: わかりやすい言葉で
 --部品: おだやかに
 --部品: 報連相
 --大部品: 対人関係の心得の流用実績 RD:1 評価値:0
 ---部品: 流用実績(対人関係の心得) 
 -大部品: もふもふ(技術) RD:5 評価値:3
 --部品: 犬や猫、その他の生き物のもふもふの感触を堪能する
 --部品: まずはご挨拶となでなでから
 --部品: 愛情と感謝を込めて接する
 --部品: 終わったら毛並みを整えてお礼を伝える
 --部品: もふもふ(技術)の流用実績
 -大部品: かくれんぼ上手 RD:7 評価値:4
 --部品: かくれんぼ上手とは
 --部品: そもそもかくれんぼってなに?
 --部品: 物陰にひそむ
 --部品: 音と気配のコントロール
 --部品: 誘導
 --部品: 走って逃げる。走って捕まえる。
 --部品:  運
 -大部品: 実戦的な柔道技術 RD:5 評価値:3
 --部品: 柔道とは
 --部品: 投げ技
 --部品: 固め技
 --部品: 当て身技
 --部品: 柔道の鍛錬とその経験
 -大部品: ストレッチ RD:10 評価値:5
 --部品: ストレッチとは
 --部品: 静的と動的
 --部品: 無理は禁物
 --部品: 続けることが大事
 --大部品: ストレッチの効能 RD:6 評価値:4
 ---部品: 運動不足の解消
 ---部品: 柔軟性の向上
 ---部品: 基礎代謝の向上
 ---部品: 怪我の予防
 ---部品: クールダウン効果
 ---部品: ストレスの解消
 -大部品: 読書同好会 RD:11 評価値:5
 --大部品: 同好会について RD:11 評価値:5
 ---部品: 読書同好会について
 ---部品: 活動拠点
 ---部品: シンボルマーク
 ---部品: ワインレッドの栞
 ---大部品: 在籍資格 RD:3 評価値:2
 ----部品: 本が好きであること
 ----部品: 本を、人を批判しないこと
 ----部品: 本に優劣をつけない
 ---大部品: 同好会主催のイベント RD:4 評価値:3
 ----部品: 読み聞かせボランティア
 ----部品: ブックマーケット
 ----部品: 再現料理の会
 ----部品: 聖地巡礼
 -大部品: 青様親衛隊会員証 RD:4 評価値:3
 --部品: 会員番号と名前
 --大部品: 青様親衛隊の隊員とは RD:2 評価値:1
 ---部品: 青様への愛を胸に抱きし者達
 ---部品: 親衛隊員の愛と活動
 --大部品: 流用実績部品(青様親衛隊会員証) RD:1 評価値:0
 ---部品: 流用実績(青様親衛隊会員証)
 
 
 部品: プロフィール
 長い髪を首の後で一つ括りにしていることが多い。たまにそのまま流していたり、ポニーテールにしたりしているが、そんなに器用でもないので、あまり凝った括り方はしない。
 森国人にしてはあまり身長は高い方ではなく、若干のコンプレックスがある。
 よく走り回るし跳び回るので、スカートはあまりはかず、パーカーとシャツにズボンでいることが多い。
 若干人見知りなところがあるが、慣れるとすぐになつくタイプ。好奇心は旺盛で、いろいろなことに顔を突っ込みたがる。
 あんまり人と争ったりするのは好きではなく、みんなで楽しくやっていけたらいいと思っているし、なにか自分が役に立つことがあればいいとも思っている。
 出身がうどんの盛んなところだったのもあってか、うどんが好き。毎食うどんでもたぶんいけると思う。これと言ってうどんの味にこだわりはなく、とにかくいつもうどんが食べたいだの、うどんおいしいだの言っている。みんなにおいしいうどんを食べてもらいたいと思っている。
 
 部品: 騎士叙勲(玄霧藩国より九条イズミへ)
 玄霧藩国より騎士叙勲をいただき、自宅のほか、屋台のうどん屋を管理している。
 屋台のうどん屋に関しては、政庁付近に自分で出店することもある。
 
 部品: 経歴
 T20では現在の職以外に幻影使いと魔法医の職業にも就いていたが、T21においては火炎の魔法使いとうどん職人の2つの職業に絞ることにした。
 
 
 部品: 長い耳
 長い耳とはいわゆるエルフ耳である。大きさはまちまちだが、耳の先がとがっているのが特徴であり耳たぶは短めである。長さと関係あるかは不明であるが、遠くの、あるいは小さな音を捉える能力にも優れている。
 
 部品: 長身痩躯
 種族的な特徴として肥満体になりにくく痩せた体つきをしている者が多い。総じて、細い見かけによらず膂力はあり衣服を脱ぐとしっかり筋肉のついた引き締まった体つきをしている。また他国人と比べて背丈は高めが標準である。
 
 部品: 長い髪
 森国人の髪の色にこれと決まった特徴傾向はない。髪型としては男女の別なく長髪が伝統と言える。もちろん髪型を選ぶのは個人の自由であり、短髪を好む者もいて、それが咎められることはない。
 
 部品: 革製の日常着
 天然繊維の肌着の上に身体にぴったり付くデザインのなめし革の胴着を着用するのが、森国人の伝統的な日常活動時の服装である。ズボン、スカート、長靴など様々な部分に皮革が多く用いられるが、もちろん、必要に迫られたり職業によってはこの限りではない。
 
 部品: 瞑想通信を使うことが出来る
 森国人の特徴として瞑想通信を使用できる。瞑想通信を使うには道具の補助や数人がかりでの瞑想など、入念な準備が必要となる。 
 
 部品: 基本の職業適性
 人種的に、理力・魔法との親和性がとくに高い。その他に、優れた視力と聴力や自然の中での隠密行動に長けていることから忍者、また指先の器用さに優れる者が多く整備士・医師などにむいているとも言われる。
 
 部品: 森国人の習慣
 自然を大切にし、森を切り拓かないまま森の中に村を築く。樹木をそのまま活かす木造建築物を好み、自然環境を破壊しない生活を送ることを良しとする。
 
 部品: 森の恵みを得る
 森国人は、その名の通り森で暮らしてきたという歴史から、自然の恵みを採集活用する技能に長けている。森とともに生きるというライフスタイルをもち、資源の獲りすぎによる種の絶滅が起こらないように生活を律してきた。近年では開けた場所で畑作も行っているが、森を減らすことは本末転倒として嫌う傾向が強い。森がなくなることは災害を呼ぶという伝承を伝えており、森の手入れのための間伐は行うが必要以上の伐採は戒められている。
 
 部品: 森国人の流用実績
 このアイドレスは玄霧藩国が製作しました。
 飛翔@海法よけ藩国さんに流用いただきました。
 ありがとうございます。
 
 部品: 玄霧藩国の森国人
 森国人国家と一口で言っても、国が違えば気性も少しずつ異なるものである。玄霧藩国では、よく言えば職人気質、別の言い方をすればオタク気質の、おのおのが自分のウデを磨き上げることに熱意を見いだす傾向があった。それは各人の好みによっていろいろな方面に向けられたものであったが、家庭の娯楽としての食事、ひいては美味しい家庭料理を作ることへむけても発揮され、家族・友人の喜ぶ顔を見ようと自分の腕を磨くことにみな熱心に取り組む様子もみられた。それは他者を癒すことに感じる喜びともつながっていった。
 
 部品: 魔法の専門家
 魔法使いとは、魔法技術を一定以上まで習得した専門家レベルの技術者に与えられる称号である。
 森国国家において、魔法とは生活に根付いた技術であり文化であり、魔法が使えるか否かで言えば、使える国民は多い。
 子供たちは生まれ育つ中で魔法があって当然の生活をしており、習い事の一環として魔法の基礎を覚える国もある。
 そんな中で、魔法を正しく教え、誤った使い方がないよう人々を導き、また魔法の研究に従事する人物を指して魔法使いと呼ぶ。
 玄霧藩国においては、国家に中位魔法の習得(およびその習得に求められる各種素養の獲得)を認められ登録された者たちのことを主に示す。
 
 部品: 魔法とは
 魔法とは、物理法則ではない、魔力というエネルギーを用いた法則である。
 人や自然物が生み出す魔力を決められた術式に流し込む事で、物理法則と異なる現象を発生させ、それをコントロールするのが魔法であり、
 火や水、風を起こしたり、物を動かしたりといった幅広い効果を生み出すことができる。
 
 物理法則の外で多用な可能性を持つということは、危険も大きい。
 特に強力な魔法は世界に与える影響も強く、また歴史上、魔法の強大化によって悲劇が起きた事も多いため、魔法の使用は常に、世界のバランスと周囲の安全を考慮して行われなければならない。
 特に、禁じられた魔法として指定されるものは世界を滅ぼすほどのものとして知られており、
 空間転移、時間移動、増殖、自律稼動、共通夢の操作などの魔法は法律や国家規模での制限が掛かっているほか、倫理面においても忌避される対象となる。
 
 部品: 魔法のある生活
 高物理域に住む者には想像しにくいかもしれないが、当たり前に魔法のある世界において、それは日常のひとつである。
 足が速い人と遅い人がいるように、理力や魔力の扱いが上手い人と下手な人がいる。
 マッチがあればマッチで火をつけるし、マッチがなければそれを取りに行くか、魔法で火をつけるかは人によるだろう。マッチがあっても魔法で火をつける人もいるかもしれない。
 包丁が切れなくなったら研ぎに出すひともいれば、魔法をかけて使い続ける人も居るだろう。単に包丁を買い替える人もいるかもしれない。
 日々の生活の選択肢に自然と魔法がある、それが低物理域の生活である。
 
 部品: 魔法の危険に向き合う
 理力や魔力が当たり前にあると言っても、それは誰もが簡単に詠唱戦を行える、という意味ではもちろんない。
 誰だってパンチはできるが、軍人や格闘家のような的確なパンチが打てるわけではない。
 包丁があれば誰でも人を傷つけられるが、普通の人は包丁を振りかざして他者を切りつけたりはしない。
 理力も魔力も同じことである。当たり前に使えるものだからこそ、その扱いが危険にならないよう気をつけねばならないし、本当に効果的に危険な扱いをしようと思えば相応の訓練が必要である。
 
 部品: 科学技術と距離を置く
 魔法を扱う素養を持つ者は、みな科学技術とは距離を置くようにして生活している傾向が強い。これは歴史的にみて魔法と科学を一緒に使うとろくなことにならない、と広く知られていることがひとつの理由である。
 それはそれとして、ボタンを押すだけで火が出るとか、鉄の塊が空を飛ぶとかなんとなう胡散臭いと思っている者もそこそこにいるようだ。
 
 部品: 生活のための魔法の習得
 森国に生まれた子が魔法を覚える時は、まず周囲に住んでいる魔法使いに教えを受ける事から始める。
 魔法使いは周辺に生まれた子らにまとめて魔法の基礎を教え、その使い方と使い道、危険性についてよく教え聞かせ、
 子らが魔法を正しく使えるよう導き育てる。
 (もちろん学校に通うなどの日常生活を送りながら)おおよそ4年ほどの魔法学習過程を経て、子らは魔法文明において生活していくための魔法の基礎を身に着け、
 やがて家業を継いだり社会に出て働く時などに、魔法の力を役立てる事となる。
 
 部品: 一の教え:魔法を使う事の責任
 どんなに初歩的な魔法であっても、それを学ぶ前には必ず魔法の危険性を教えられる。
 魔法は人を簡単に傷つける事のできる力である事を忘れてはならない。
 
 子が痛みを知った時、その痛みが引き起こす辛さと不安な気持ちの正体を教えられる。
 人は痛いと苦しみ、苦しむと辛く、辛いと痛く、そしてそれらによって心が乱れるのだと。
 そこで子は、失う事、死の恐怖を実感する。
 
 そして痛みを癒された時、救われる喜びと安心を教えられる。
 痛み、苦しみ、辛さから助けられると安心し、嬉しくなり、救われるという事、生の喜びを知るのだ。
 人が健やかに生きているだけでそれは喜びであり、人が健やかに生きているというのはそれだけで誰かに助けられている事も理解する。
 
 痛みと生の喜びを知った頃に、師が魔法を使う姿を見せられる。
 その魔法の強大さに直面したとき、恐怖を思う事で魔法の危険性が心に刻まれるのだ。
 そして、その力が人を生を救える事も理解し、子は魔法を知る。
 
 部品: 二の教え:魔力とそれを取り巻く世界についての理解
 世界の万物に宿る力、魔力がどういったものであるかを教えられる。
 魔法とは魔力によって世界に変化を起こす技術なので、魔力の理解はその基礎であると言えるだろう。
 
 そして、魔力を知るという事は世界を知るという事でもある。
 繰り返しになるが、魔力は万物に宿る力であるので、魔力を知るにはより多くの物に触れ、それを知らなければならない。
 自分の身の回りだけが世界の全てである幼少期の子供にとって、多くを知るとは世界を広げる事を意味する。
 知識は翼であり、理解は喜びである。多くを知り、世界を知っていくのが魔法を使うものとしてとても大切な事なのだ。
 
 蓄えた知識は子に想像力を与え、想像力が魔法を形作る術式をイメージすることを助ける。
 なお、魔力は自然物だけでなく素養ある人間の体内でも生成できるが、人間が生成できる魔力の量はさほど多くない。
 基礎的な魔法であったり、時間をかけて魔力をため込む性質の魔法であれば人間が生成する魔力で事足りるが、
 難易度の高い魔法や効果の大きい魔法は、自然物に少しずつ魔力を借りるか、密度の高い魔力含有物である魔力触媒からの供給を必要とする。
 
 
 部品: 三の教え:術式の構造と呪文の意味
 情操教育と知識教育を受けて下地が出来たところで、魔法を発動させるための基本の術式を教えられる。
 実体のない術式というルールをイメージと呪文で起動させ、そこに魔力を通すことで魔法は発動する。
 呪文の詠唱はこの術式の起動キーと、起動した魔法の効果を調整する制御コマンドによって構成されている。
 詠唱というのは、魔法を起動させ、魔法の効果を自分の想像通りに調整するために行うものなのだ。
 
 
 部品: 四の教え:詠唱の練習と初歩的な魔法
 基礎的な魔法ほど術式の起動も簡単になるが、それでも要領をつかむまでは時間がかかるのが普通であり、
 術式が起動できるようになった後も、その魔法を正しく制御できるようになるまで更なる時間を要する。
 
 この期間は練習を繰り返し、成功した体験をよく覚えておくことを教え込まれることになる。
 一回の練習ごとに、イメージしたもの、呪文詠唱の仕方を細かく意識し、その手順と結果を関連付けて覚える。
 確かな実感と共に蓄積される経験は、ただ繰り返すだけの練習よりもはるかに大きな価値を持ち、子の成長を助ける。
 子がやがて魔法を使わなくなる日がくるとしても、自分が何かの技術を身に着けたこと、そのために何をしたか、という成功体験は絶対に助けになるのだ。
 
 
 部品: 五の教え:健やかな体と穏やかな心
 魔法の使い方を覚えた事と、魔法を使えるようになったという事は似ているが同じではない。
 正しく魔法の効果を理解し、目的に合わせて使う魔法を選び、その魔法を不足なく起動し、狙い通りに制御する。
 そこまでできて初めて、魔法を使えるようになったと言える。
 
 そのためには知識と技量だけでは足りない。
 魔力の生成と利用によって体力の消耗があるので身体の育成も大事であるし、魔法や呪文の選択を行うには波立っていない穏やかで冷静な心が必要となる。
 魔法の基礎を教えられる時、子らはよく動きよく食べて体を鍛え、師や友との交友から心を育てる。
 心技体のバランスよい成長が魔法の活用を助ける事を、育ちつつある子は経験として学んでいく。
 
 部品: 修行を受けられるかどうか
 子らの中で魔法の才に秀でた者、あるいは魔法に強い興味を示す者は、より高度な魔法を学ぶ事を希望する事もできる。
 ただし高度な魔法は危険も大きく、習得には多大な責任を伴うため、師はそれまでの子の行いや言動、学習態度などからその資質を判断し、
 高度な魔法の修行を認めるか認めないかを判断しなければならない。
 判断基準として『善き魔法使いであるための心得』が参考となる。
 
 部品: 魔法の修行と技術伝承
 高度な魔法の修行を認められると、そこで子は初めて魔法の弟子なり、一日の中の多くの時間を魔法の修行に費やす事となる。
 魔法の修行には学問(知識の獲得)と精神(倫理面の育成)の修行および体を使った訓練も含まれているため、魔法使いとして成熟した際の社会性においては他の道で成長した子らと大きな差は生まれない。
 師はまず高度な魔法を扱えるだけの下地を弟子に身に付けさせ、心技体において求める水準へと弟子が達した事を認めた時、初めて高度な魔法(中位クラスの魔法)の伝授が行われる事となる。
 高度な魔法の伝授が行われる事で、弟子は魔法使いとなる資格を得、師と共に国に新しい魔法使いとしての登録を申請できる。
 申請が受理されれば弟子は正式に魔法使いとなり、魔法教育や研究を行う上での資金援助を含めた多くの権利と、人々のために活動する事、有事に国の力となる事を含めた多くの義務を負う。
 魔法使いとしての登録を行わない事もできるが、その際は魔法の行使に対する法的制限が多く存在するため、野に隠れて細々と暮らすか、治安が悪ければ裏社会へと流れていくかという道を選ぶことになる。魔法の悪用は重罪である。
 
 部品: 真伝一の教え:善き魔法使いであろうとする心
 魔法の危険性を知り、人を助ける事の大事さを知るだけでは、高度な魔法を持つには足りないと教えられる。
 魔法使いとは専門性の高い技術者の側面も持つので、そういった立場の存在が守るべき倫理をよく理解しておかなければならないのだ。
 玄霧藩国が提唱している魔法使い倫理である『善き魔法使いであろうとする心』には、守るべき倫理として以下のように記されている。
 
 一.天下万民のためにあるべし 
 一.その力の大きさを忘れざるべし 
 一.自らの心を偽らざるべし 
 一.正しき行いと信じるならば勇気をもってこれを行うべし 
 一.正しきを知るためにまず多くの事を知るべし 
 一.考えの異なる者の存在を認めるべし 
 一.常に世界を広く見るべし 
 一.権威の内にあってはこれの正当性を見極めるべし 
 一.数多き人の中にあって自分を忘れざるべし 
 
 これらは絶対の法律ではなく、守る事を推奨される倫理に過ぎない。
 また、弟子もその意味を最初はよく理解できないだろう。
 しかし、師としての魔法使いは弟子にこの意味を良く教え、弟子の疑問や悩みに答え、教え導いて育てていく。
 
 弟子は師の信頼に応え、その教えを学び、考え、噛みしめ、経験と共に理解して自分の血肉へと変えていく。
 すぐに善き魔法使いになることはできないが、時間をかけてそこにたどり着けるよう、日々進むのである。
 
 部品: 真伝二の教え:適量の魔力を扱う技術
 高度な魔法を覚えるにあたって、まず上手く扱える魔力の量を増やしていく修行を行う。
 主に魔力触媒から引き出す魔力の量を適切に調節できることが大事なので、制御術式を沢山つけることで消費魔力を増やした基礎魔法を、何度も何度も起動し、
 魔力の流れと用途に応じた必要量をより細かく正しく覚えていく。
 魔力の量を測る『感覚のものさし』をより細かいものへと入れ替え、わずかな魔力量の違いとそれによる魔法効果の変更を実感として理解する。
 繰り返し、何度も何度も練習して、基礎魔法の達人と言えるくらいに上達する頃、魔力の制御技術が過去と比べ物にならないほど高くなっている事に気づくのだ。
 
 
 部品: 真伝三の教え:魔法制御技能の熟達
 魔力制御訓練と同時並行で、より高度な技術の習得も進めていく。
 魔法の効力を抑える、魔法の効果範囲を広げる、縮める、魔法の投射軌道を曲げる、投射後の発動位置を前に、後ろに。
 狙った効果を狙ったタイミングで狙った場所に発揮できるよう、高度な制御術式を覚えたり、集中したイメージを素早く描けるように反復練習したりといった、
 『魔法を上手く使う技術』と呼べるもの全般を時間をかけて鍛えていく。
 使い方に長じれば、基礎魔法と少ない魔力で、沢山の魔力を使った中位魔法を越える結果(効果ではない)を生み出すことすら可能になる。
 道の先は長いが、歩み続ける事でしかたどり着けないのだ。
 
 
 部品: 真伝四の教え:長い呪文の詠唱能力
 高度な魔法の起動キーであったり複雑な制御術式であったりの呪文は、当然ながら簡単な魔法の呪文よりも長くて難しい。
 使う魔法によっては、呪文詠唱がまるで早口言葉のようになる事もあるため、判断力や集中力といった能力とは全く別の能力、すなわち滑舌の良さが必要になってくる。
 魔法使いがいざと言う時に呪文を噛んで失敗するというのでは目も当てられないので、
 発音をよくするための発声の修行、スムーズに呪文を唱えるための早口言葉の修行も行われることとなる。
 長じた魔法使いは、深い知識と優れた滑舌により、それなりに優れた弁士たりうると言えなくもない。
 
 部品: 真伝五の教え:魔法を使うものの身体
 高度な魔法を扱うということは、その魔法が求められる環境に出向く可能性があるということでもある。
 効果の高い魔法を求める環境は大抵の場合問題が大きく、危険がある事も少なくないため、自らと、そして周囲の色々なものを守るために、
 しっかりと身体を動かせるよう、体力を鍛えておかなければならない。
 修行場の周りを毎日走り、薪を割り、水を汲み、山を登りそして降り、呪文詠唱の修行として大きく声を出し、時間をかけて身体をたくましいものへと育てていく。
 魔法を使う土台となる肉体が強固であれば、魔法使用時の対応の幅と選択肢も広くなるのだ。
 修行のさなか、体術や杖術を身に着けるものもいる。
 
 
 部品: 真伝六の教え:世界の多面性を知る
 長い修行の中、心を鍛える事も怠ってはならない。
 
 物事のうち、何が正しくて何が間違っているのかを判断するには、まず状況を理解するための知識がいる。
 そのため魔法の修行時間の中の少なくない割合は勉学に使われており、魔法に関係のあることもないことも、
 広い世界についてより多くの知識を学んでいき、そしてそれらバラバラだった知識達が、実は繋がっているという事に考え至る。
 言語も、歴史も、軍事も、経済も、数学も、全ての知識は相互に繋がっていて、世界という大きな枠組みの中の一つの欠片なのだという事、
 自分自身もその欠片の一つであり、同時に自己があるからこそ世界を認識できるのだという事を知る。
 
 広い世界の中の自分、という視点で客観性を意識出来るようになると、物事を多面的に見る習慣が根付いてくる。
 これは感情に身を任せて冷静さを失うのを避ける事に繋がるし、自分と相手の考え方の違いを認識するためのクッションにもなり、問題を解決するために必要な道筋を見つける思考にも役立つ。
 同時に、本当に正しいと思う事をより高精度に判断できるようにもなるため、『なんとなく』周囲や権威に流されるといった事も減る。
 正しいと信じるやり方を通す上で、知識も冷静さも立派な武器になり、勇気の後押しをしてくれるのだ。
 
 常に新しきを知り、それについて考え、別の方向性からも考え、出た結論を別の知識と並べてもう一度考える。
 その繰り返しが、心を育てる事にも繋がっていき、育った心はいつしか『善き魔法使い』たるにふさわしいものへと形を変えている。
 
 
 部品: 魔法使いとしての義務と権利、活動内容
 魔法使いとして認められた者は、自身の魔法を研鑽してより高度かつ安全な魔法の在り方を求めると共に、かつて自分が受けたように、周囲の子らが魔法を正しく扱えるよう育成する教育者としても活動する。
 教育者としてのノウハウは魔法使いたちにとって(伝承者の確保や人材の質の向上のため)重要であるため、魔法使い同士で共有され、よりよい教え方が模索されていく。
 いずれ優れた弟子を育て、一人前の善き魔法使いとすることが魔法使いの目標の一つとされる。
 自身の研究を弟子に伝承し、世界との調和を保ちながらより効果的な魔法を使っていける魔法使いが育っていくことを目指すのである。
 
 また、有事に魔法が求められた際は、国の要請に従って問題の解決に力を提供する事が義務とされている。
 それは戦力としてであったり、知恵と知識に優れた助言者であったりと、形は様々。
 
 
 部品: 炎を使う魔法使い
 玄霧藩国に所属する魔法使いのうち、特に火と炎の魔法を扱う事に長けた者たちのことを火炎の魔法使いと呼ぶ。
 その魔法は非常に強い攻撃力を持っており、医療魔法の発達が特徴である玄霧藩国の歴史においてはやや珍しいものとみられる事が多かったが、
 玄霧藩国においても医療魔法の発達前は攻撃魔法の運用が盛んだったため、古来よりある技術が近年になって発達してきたというのが正しい。
 
 火炎という言葉は、藩国王妃玄霧火焔の名に因むものでもあり、そこに親しみと誇らしさを感じるものもいるという。
 なお、高度な魔法技術の安定性が実証されているのはこの世界(B世界と呼ばれる)においてのみであり、A世界と呼ばれる世界においてはその安全性が保障されておらず、使用には制限がかかる。
 
 部品: 大きな魔力の運用
 火炎の魔法に使われる魔力の量は大きなものであり、人間一人が生成できる魔力量で賄うにはかなり厳しいものがある。
 よって火炎の魔法使いが実戦で魔法行使をする場合、基本的には魔力触媒の利用による補助を受けて魔力の供出を行う。
 この魔力が適切に運用され、必要な量をその時必要なだけ使える事は、中位魔法の使い手としては必須の技能とされている。
 
 部品: 精緻な火炎操作能力
 炎という現象をより安全に扱うための操作技術を備えている。
 火炎の魔法は暴発させれば自分が危険にさらされて死ぬだけでなく、周囲に甚大な被害をもたらす可能性があるため、
 正しい制御術式の習得と使用選択能力が備わっている事が、魔法習得の前提として求められている。
 主に詠唱する制御呪文の選択とイメージによる対象選択によって行われ、この修行には長い年付きが使われる。
 
 また、習得した魔法を狙った対象に正しく命中させるための投射技能についても高い水準で習得している。
 
 部品: 延焼被害への忌避感
 森国において木々というのは非常に重い存在であり、これらを燃やし破壊しかねない火炎の魔法には、常に延焼というリスクがつきまとう。
 延焼による山火事などの事故・事件に対しては火炎の魔法使いも強い忌避感を抱いているものが多く、これを避けるためにも適切な術式選択と操作技術が研鑽されている。
 
 部品: 周辺状況の正しい把握
 魔法の発動を行い、狙った効果を得ようと思う際、怠るべきではないのが周辺状況の把握である。
 人や物などがどのように配置されている状況で、対象との距離はどれくらいで、間に遮蔽物などは存在するか、また、それは本当に魔法を必要とするのか。
 魔法の使用は危険を伴うため、使用の是非を判断する材料を素早くそして正しく認識し、理解しなければならない。
 時間をかけてもよい状況であれば丁寧な観察と思考によってこれを行えるが、緊急時や戦闘時などにこれを正しく行うためには、
 予め想定状況に合わせた訓練を行っておかなければならない。
 
 
 部品: 投射対象の認識と指定
 魔法が必要だと判断されたならば、次は魔法の投射対象を正しく認識する事が重要となる。
 魔法の発動には呪文詠唱以外に正しいイメージが求められるので、限られた情報から対象の位置や状態を明確化して脳裏に描く。
 
 
 部品: 魔法の効果設定調整
 発動する魔法にどういった効果調整や挙動制御のコマンド呪文を付加するかを素早く判断しなければならない。
 とりわけ軍用に使われる魔法の発動には素早さを求められる事から、使用する制御コマンドは用途の多いものごとに組み合わせておくことが重要となる。
 術式の挙動を安定化させたり、事故を防ぐための安全装置的な機能を果たす制御コマンドは原則として常時使われるが、
 オプションとして付加する制御コマンドの組み合わせの例としては以下のようなものがある。
 
 『射程5/100』+『効果量90/100』+『持続性90/100』=すぐ近くの対象に大きい効果を与える(魔法治療など)
 『射程70/100』+『弾頭速度80/100』+『弾頭分割2*2*2』=射撃レンジの対象に多弾頭化(8発)した魔法を投射して命中精度を上げる(攻撃魔法など)
 『軌道変化一回』+『範囲80/100』=曲射および範囲を対象とした魔法効果を付加する(範囲攻撃魔法化)
 『射程15/100』+『効果量20/100』+『持続性15/100』+『範囲2/100』=狙った箇所に対してピンポイントにだけ魔法の効果を発揮させる(精密作業など)
 
 ※射程、効果量、持続性、魔法弾頭速度、効果範囲といったパラメータを1~100の範囲で指定し(指定がなければ50として扱われる)調整する他、追加の挙動を魔法に付加できる。効果が大きければ大きいだけ魔力の消費は大きい。
 ※使う魔法の種類によって数値50時の効果設定は異なるが、基本的に射程は設定値をそのままm換算、持続性は『設定値/60』秒とされる。範囲や効果量、速度は魔法の種類や規模によって大きく変動する。
 
 組み合わせごとによく使う状況があるため、訓練によって習熟すれば、同じ魔法であっても多種多様な効果を得られうる。
 
 
 部品: 呪文の素早い詠唱
 使う魔法とその制御設定が決まったならば、その呪文を素早く詠唱して発動までにかかる時間を減らさなければならない。
 通常、魔法使いとして公的に認定された術者であれば、基礎魔法の詠唱に平均して3秒、中位魔法の詠唱は15秒程度の詠唱で可能とする。
 実践でこれだけの速度を維持できるとしても、詠唱が素早くなればそれだけ時間や状況のロスを防ぐ事ができるため、呪文詠唱の修行は魔法使いの日常である。
 
 
 部品: 魔法の発動と後処理
 確かなイメージと共に詠唱を完了させれば、魔法は設定した通りに発動して効果を発揮する。
 正しく魔法が使えたのであれば、後はその結果に合わせて次の行動に移り(攻撃後に遮蔽を取る、治療後に患者の経過を観察する等)、
 目的を果たすために活動を続ければよい。魔法は目的ではなく手段の一つなので、魔法の発動が狙った通り成功する事が当然にならなければ、魔法使いと呼べないだろう。
 
 もし万が一、魔法の発動に失敗し、誤った効果を発揮させてしまった場合、魔法使いは周囲の魔法使いから協力を得て、誤った効果の魔法が事故を起こさないよう対処する必要がある。
 効果が霧散するだけならばよし、周辺に被害を引き起こそうとするならば、解呪して効果を打ち消さなければならない。
 この時、失敗によって冷静さを失う事のないよう、心を鍛えておくのも魔法使いの修行の大切な一つだ。
 
 部品: 大きな炎を使う魔法攻撃
 大きな炎を使う魔法攻撃
 火の魔法よりもずっと大きな炎を扱う魔法技術。
 おおよそ、ハンドボール大からバスケットボール大程度のサイズの火炎球を発生させる事が出来、その熱量は非常に高い。
 この規模となれば強大な敵に対する攻撃用途以外で使われる事はほぼなく、火炎の魔法は攻撃のための中位魔法(熟達した魔法使いにとっての奥義相当)として知られる。
 中物理域の兵器に換算するとロケットランチャーに近い。
 
 部品: 火を使う魔法
 小さい火、主に指先サイズから大きくても拳大までの火を魔法で作り出して扱う技術。
 敵に投射してダメージを与える他、焚火の火種や臨時の灯りとしての使用も可能。
 規模の大きさとその持続時間に応じて魔力の使用量とコントロールに求められる技量が上がるため、
 初心者はまず指先ほどの小さな火を瞬間的につけるところから始める。
 魔法としては習得の簡単な部類に入り、低位魔法として位置づけられる。
 
 部品: 魔力を使って現象をおこす
 魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。
 例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、
 考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。
 魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。
 
 
 部品: 効果と規模の調節能力
 術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、
 更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。
 この発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。
 
 
 部品: ごくわずかな詠唱
 詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。
 低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。
 迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、
 その分だけ流せる魔力の上限が低く設定されており、したがって引き出せる効果量も限られている。
 
 部品: ごく狭い面に対する熱攻撃
 火の魔法によって生み出した熱量=火球を目標に向かって投射する攻撃。
 火球は着弾するか射程限界に達するまで霧散することなく収束状態を保ち、目標に命中した際にその熱量を対象にそのままダメージとして与える。
 射程距離は最大でも50mほど。
 安全装置として、目標として設定した対象以外に命中した場合は威力を大きく減じる術式が組み込まれているが、
 その術式に魔力を割いている分だけ、消費魔力に対する威力効率がやや悪い。
 
 
 部品: 燃焼による追加効果
 目標に着弾した場合、熱ダメージが発生する他、二次効果として熱による燃焼が着弾点から発生する。
 ごく小さい火球であればすぐに消える程度の燃え方しかしないが、最大威力であれば可燃物とされる物質には即座に燃え移る程度の火が起こるため、
 この攻撃を使用する際は周辺環境に延焼が発生しない事を考慮しなければならない。
 
 部品: 高度な魔法制御技術の要求
 火の魔法とは比較にならないほど、この魔法を意図通りに操るために求められる技術の水準は高い。
 制御の呪文選択を一つ間違えるだけで事故につながる可能性があり、二つ間違えれば自滅どころか周辺へ甚大な被害をもたらす可能性もある。
 また、投射対象選択とそのイメージを正しく行うための手順の数も、火の魔法よりずっと多くなっている。
 適切な呪文を詠唱し、正しく対象をとらえて発射するためには、正しい術式への理解と冷静な判断力、状況予測能力と詠唱の正確さが常に必要とされる。
 
 
 部品: 人格面の信頼性
 非常に大きな危険を伴う魔法であるため、この魔法の習得については大きな制限が課せられている。
 基本的に玄霧藩国の魔法というのは師から弟子への技術伝承によって学ばれるものであり、年単位の長い修行期間の中で師は弟子の人間性を見極め、
 その資質が正しく魔法を行使するものであると確信できた場合に限り、奥義としての中位魔法を伝授するための修行に入る事を許すのである。
 魔法使いの師は弟子の心の育成も行わねばならず、資質なきものに奥義を伝承してしまうと、他の魔法使いを含めた周囲からの信用を失う事になる。
 魔法によって人々を助ける事で生計を立てる魔法使いにとって、周囲の信用は非常に大切な糧であり、魔法使いは基本的に『善き魔法使い』であるべく努める。
 藩国から公示された『善き魔法使いであるための心得』はその参考として使われる。
 
 部品: 魔法制御技術の万全な習得
 弟子が資質あるものだと確信出来ても、強力な魔法を制御するための術を正しく身に着けた後でなければ魔法の伝授は行われない。
 基礎となる魔法修行(通常4年かかると言われている)を終えた後、認められたものだけが高度な上位技術の習得を開始できる。
 魔力の運用技術、効果調整のための高度な呪文の習得、長くなった呪文の詠唱技術をそれぞれ学び、身に着け、
 また精神面での成熟が求めらる水準に達したと認められた時、初めて中位魔法の起動キーとなる呪文の伝承が行われる事となる。
 
 
 部品: 伝承者の記録
 中位魔法の習得に至った魔法使いは、その存在が非常に大きな戦力であり、場合によっては周囲に対する脅威となり得ると考えられる。
 伝承が行われたという時点でその魔法使いに対する信用と身分が国から保証される理由にもなるため、
 藩国政府は中位魔法の伝承を受けた魔法使いに対して、国への身元登録の提出を(師の保証も条件として)推奨している。
 野に隠れて魔法を研究する魔法使いの存在を法的・倫理的に誤りであるとはしていないが、そういった魔法使いが国で活動する際は、法による制限が多く課せられる事になっている。
 
 
 部品: およそ5倍の呪文詠唱
 火炎の魔法の制御呪文は数が多く、その適切な運用に求められる呪文の長さは、火の呪文と比較しておよそ5倍が相場である。
 詠唱にかかる時間は初心者で20秒、熟達者で8秒程度かかるため、素早い発動には向かないが、これを省略する事は認められない。
 (なお、無詠唱発動には宝重クラスのマジックアイテムが必要とされている)
 
 部品: 強大な熱量と必要な魔力
 火炎の魔法で発生する熱量はとても強力であり、この直撃は鉄などの不燃性物質も(耐熱・耐魔法性のさほど高くないものは)溶解させうる威力を持つ。
 おおよそ人間個人に対して使うにはオーバースペックであり、大型の怪物や軍団規模の敵に対しての使用が主な用途となる。
 射程は最大で400mほどであり、発射にかかる時間や弾速の遅さから狙撃用途には向かない他、銃相手の射撃戦は不利要素が強い。
 威力、射程、効果範囲に応じて必要な魔力量が大きく上がり、この規模の魔法となると個人の生み出せる魔力ではまるで足りないため、
 使用には基本的に魔力触媒の併用が必要不可欠とされる。
 着弾時の安全装置としての術式はこの魔法にも組み込まれているが、そもそもの威力が大きすぎるために相殺しきれるものではなく、
 誤爆してしまった際は速やかな対処(非戦闘時であれば消防隊への通報など)が求められる。
 
 
 部品: 延焼の効果範囲と付加効果
 主に軍団相手の使用時の主効果として、熱量によって発生する延焼を狙って使われる事も多い。
 直撃と比較した場合は熱ダメージの量として大きく劣るが、規模を最大まで広げれば50m四方までの延焼を発生させることが可能であるため、
 面制圧火力として非常に大きな効果を持つこととなる。火傷による追加被害も無視できない。
 
 
 部品: 森国で使う危険性の大きさ
 火の魔法、火炎の魔法は効果のわかりやすく、また強力なものではあるが、
 追加効果として発生する延焼による周辺被害は決して無視していいものではなく、
 特に魔法使い全般の住む森国国家にとって、森林の延焼は山火事に繋がる非常に危険なものである。
 これらの魔法の習得に対して制限がかかるのは、魔法使いたちが自らの住む土地を焼き尽くすことのないようにするためのものであり、
 『森を焼いてはいけない』という認識が『人の住む土地を焼いてはいけない』という認識に繋がり、
 他国でこの魔法を使う際も使用時に細心の注意を払えるよう意識を根付かせるためとして行われているものである。
 
 玄霧藩国で延焼事件や山火事が発生した場合、消防組織がこの消火に全力で当たって対処する。
 そして魔法使いたちは、消火が済んだ燃え跡に集まり、その危険性を改めて学ぶのである。
 
 部品: うどん職人とは何か
 うどん職人とは、うどんを作る職人のことである。
 何年うどんを作っているからうどん職人だ、というものではなく、ひとにおいしいと言ってもらえるうどんを作れるようになったところで、初めて自分からうどん職人と名乗れるのだ。
 
 部品: 手打ちの麺作り
 小麦粉と水と塩を、練って、寝かせて、踏む。
 この踏むという工程が重要であり、よく踏むことによって、手打ちうどん最大の特徴であるコシを出すことができる。
 出来上がった生地を麺棒で平たく伸ばし、重ねて折りたたみ、包丁で切ると麺が完成する。
 
 部品: 季節に合わせた微調整
 生地は季節や天気によってだれたり硬くなったりするので、水と塩の量を調整する必要がある。
 しかし、これに決まったレシピがあるわけではない。感覚で学ぶものなのだ。
 職人になっても毎日が修行と言える。
 
 部品: 麺つゆ作り
 つゆはカツオや昆布、いりこの煮出汁に、醤油と砂糖、みりんから作る。
 そうやって出来た麺つゆは、薄めてたっぷりかけたり、濃いままのつゆをちょっとかけたり、天ぷらのつゆにしたりといろいろな使い方がある。
 
 部品: 衛生管理
 食料を扱うので、食中毒や異物の混入を避けるために、手指や衣服の消毒を徹底している。
 また、清掃や消毒を定期的に行い、調理設備を衛生的に保っている。
 
 部品: うどん職人になった理由
 うどんが好き。おいしいうどんが食べたい。いっそ作りたい。みんなに食べてもらいたい。
 その気持ちでうどんを作り始め、気がついたらうどん職人を目指していた。
 
 部品: 弟子入り
 一から独学で、という手ももちろんある。が、しかし、誰かに師事し、その技術を継承することも大事だ。
 自分だけでは気づけないこともたくさんある。そんなとき、師匠がいるのはとても心強いものだ。
 
 部品: 下積み時代
 まずは接客や雑用などをすることになるが、どんなメニューがあってどれが人気なのか、サイドメニューはどうなのか、どんな道具を使って、どういう流れで調理をするのかなど、色々知ることができる。この時期に覚えた情報は後々も役に立つ。
 
 部品: 見て覚える、技を盗む
 師匠に教えてもらうだけでなく、どんなことをしているのか、どうしたらいいのかを自分で見て覚え、その技を盗み、自分のものにする。
 
 部品: とにかくうどんを打つ
 うどんの作り方を覚えたら、毎日とにかく打つ。
 季節や天気で塩や水の量がかわることや、小麦粉によっても味が全然違うことなどを実践で覚えていく。
 
 部品: うどんへの理解を深める
 うどんの成り立ちやその歴史、文化などのほか、様々な地域の食べ方やうどんを使った調理法、どうしてコシが出るのかなど、うどんを作る以外のことを知る。
 新しいメニューを考えるときなど、きっとなにかの役に立つ。
 
 部品: 麺切り包丁
 うどんやそばを切るための専用包丁。
 延ばした生地を折り重ねて切り、長い麺にするため、麺切り包丁は刃渡りが長く、柄の下まで刃が伸びた特殊な形をしている。
 
 部品: 麺棒
 麺の生地を延ばすために利用される、木でできた細長い棒。太さは均一。
 長さと太さは様々で、自分の用いやすいものを使うのが一般的。
 
 部品: その他の調理器具
 調理器具の基本である普通の包丁やまな板はもちろん、計量カップ、おたま、麺を茹でるための大きな鍋など、いろいろな調理器具も用意している。
 
 部品: 歌について
 歌とは簡単に言うと、声で音楽を作ること。言葉にリズムや節をつけて歌うこと。
 歌にもいろいろあり、ポピュラーな歌謡曲以外にも民謡や国歌、軍歌、応援歌、さらに宗教歌など、いろんなジャンルがある。
 
 部品: 感情表現
 歌をうたう最大の目的は、感情を表現することであると言われている。
 歌詞に、声に思いを込めて、感情を込めて歌うだけで、その目的は果たされる。
 
 部品: 鼻歌
 主に気分のいいときなどに、口を開かず、鼻にかかったような小さな声でメロディーを奏でることを鼻歌という。
 気分が乗ると、ついつい体が音楽を求めるのだ。
 
 部品: ただ歌いたいだけ
 何か伝えたい事があるわけでもなく、ただ歌いたいことだってある。もちろん構わない。
 何も持ってなくても、どこでだって好きなように歌えるのが、歌の良いところだ。
 でもTPOはわきまえようね。
 
 部品: 上手さなんて関係ない
 歌うことに、上手下手なんて関係ない。
 心のままに音に歌詞をのせ、声を出す。
 多少音が外れたって、自分が楽しく、そして何かを伝えることができたなら、それでいいのだ。
 
 部品: 対人関係とは
 対人関係とは、個人と個人の結びつきをみた人間関係である。この世界には様々な存在がいる。ここでは自分以外の他者との結びつきをいわゆる対人関係としてゆく。
 
 部品: 相手を大切にする気持ち
 世の中にはいろいろな存在がいる。友好な関係を築くには相手を尊重し、大切に思う気持ちをもつとよい。みんな違ってみんないいのである。
 
 部品: 相手の立場に立った言動
 自分に様々な思いがあるように相手にもいろいろな事情がある。それらを考えながら、相手の立場に立った言動を心がけることで気持ちの良いコミュニケーションがとれる。
 
 部品: わかりやすい言葉で
 例えば専門用語は知らない人からすると意味不明な言葉である。そういうものもわかりやすい言葉でおきかえて伝えることで、相手の理解を深める手助けになる。
 
 部品: おだやかに
 感情は伝染する。こちらから穏やかな姿勢で望むことで、相手の心も穏やかになりやすい。また、言葉選びも重要である。
 
 部品: 報連相
 報告、連絡、相談である。対人関係の基本は報連相にもある。適切な報連相をすることで、さわやかな関係を築くことができるうえ、不備が少なくなる利点もある。
 
 部品: 流用実績(対人関係の心得) 
 部品: 流用実績(対人関係の心得) 
 以下の個人データへの流用申請をいただいています(敬称略) 
 国民番号:PC名
 11-00585-01:小鳥遊
 33-00750-01:黒野無明
 33-00926-01:JUNK-C@Drache
 11-00891-01:九条イズミ
 
 15-00295-01:乃亜・クラウ・オコーネル
 
 部品: 犬や猫、その他の生き物のもふもふの感触を堪能する
 ふわふわだったり、もこもこだったり、さらさらだったり、ちょっとごわごわしていたり、そんないろんな生き物の毛の感触を存分に堪能するための技術である。
 
 部品: まずはご挨拶となでなでから
 もふもふをいきなり行うのは御法度である。まずは声を掛けたり、手を差し出して匂いをかがせたりと相手に合った挨拶をしたのち、身体をなでなでさせてもらうところから始めるべし。その後、相手が許してくれるようであればもふもふへと移ろう。
 
 部品: 愛情と感謝を込めて接する
 もふもふは独りよがりにするものではない。もふもふさせてもらう相手への愛情と感謝の気持ちを忘れずに行うべし。
 
 部品: 終わったら毛並みを整えてお礼を伝える
 存分にもふもふをさせてもらったら、もふもふで乱れた毛並みがあれば整えて、もふもふのお礼を言おう。もふもふに礼儀あり。きちんと接することでまた今度もふもふさせてもらえるかもしれないのだから。
 
 部品: もふもふ(技術)の流用実績
 もふもふ(技術)は、
 まんずうさんの「まんずう」
 むねみさんの「むねみ」
 フツカ・ニカさんの「フツカ・ニカ@T20」
 九条イズミさんの「九条イズミ」
 双海 環さんの「双海 環」
 鷺坂祐介さんの「鷺坂祐介」
 メー・メーメーさんの「メー・メーメー(PC)」に流用していただいています。
 
 部品: かくれんぼ上手とは
 かくれんぼ上手とはかくれんぼの技術が高いものことをいう。幼少期からかくれんぼを遊ぶ中で、遊びながらも技術の向上を胸におき、試行錯誤を繰り返した結果かくれんぼ上手となる。
 かくれんぼ上手になるために必要なのは素早く正確かつ冷静な判断と行動である。
 判断が遅ければ行動も遅れ刻一刻と変化する状況についていけず取り残されるであろうし、間違った判断を下せば行動は思いもよらぬ結果を生むだろう。また、冷静さを失えば判断や行動そのものも危うくなる。
 何度も何千度もこれらの判断と行動を繰り返し、素早く正確かつ冷静な判断と行動を行えるようになったものがかくれんぼを制する。
 大人になってからも大人げなく子どもに混じったり大人同士で本気のかくれんぼ遊びを繰り返した結果、身につくこともある。
 
 部品: そもそもかくれんぼってなに?
 「かくれんぼ」とは、主に子供向けの遊戯の一種である。
 鬼になる人を決め、その者が一定時間視界を塞ぎ数を数える間に、鬼以外のものは鬼に見つからぬよう隠れる。
 一定時間後、鬼は探索を開始し、鬼以外のものを探し出すといったルールが一般的である。
 子どもの遊びのためその場の空気やメンバーで細かなルールは変わるが、一方が隠れ一方がそれを見つけるといったルールはおおむね共通する。
 
 
 部品: 物陰にひそむ
 隠れる側の基本は隠密である。
 鬼の視界から外れる場所や見つけにくい場所の検討をつけ、潜む。
 建物内はもちろん、遮蔽がある場所や視界が悪い場所なども有効である。
 そして隠れる側になったとき、ただ単に逃げる、隠れるだけではなく「自分が鬼ならどう考え動くか?」といった思考も重要だ。
 もし自分が相手の立場だったら、と考えることでより柔軟な思考が可能となり、思わぬ危険に気付くことがある。
 
 部品: 音と気配のコントロール
 人がいる音というのは存外目立つものである。
 この音と気配を極力殺すために細心の注意を払う。
 「抜き足・差し足・忍び足」で素早くかつ足音をなるべく立てずに移動する。
 足をそっとつま先立ちをするように抜き上げ、差し入れるように静かに下ろし、人に気付かれないよう忍んで歩く。
 膝とつま先と踵を意識するとやりやすい。
 また、呼吸音や自分の体温による熱気など、自身と周囲の物や状況を観察、確認し、なるべく気配を殺し、音を立てぬように行動する。
 
 部品: 誘導
 より能動的な隠密として、誘導がある。
 自分と離れた場所に目立つものを置いておく、どこから投げたかわからぬよう小石を投げる、わざと物音を立てるなどの行動により相手の注意をひいたり、逸らしたりする。
 失敗すれば発見の確率は上がるが、うまくいけば相手の行動をコントロールできるだろう。
 
 部品: 走って逃げる。走って捕まえる。
 万が一見つかってしまった場合や、見つかりそうになったときにはその場所を捨て逃げることも有効である。
 相手が複数である危険性や、動くことにより発見の確率が上がることなどは十分意識し、隠密か、逃走かその場に合わせた行動を行う。
 自分が鬼の場合は逃走する相手のルートを想定し、追いかけ、捕まえる。
 
 部品:  運
 運も実力のうちである。
 たまたま鬼がいない方向に進めた、たまたま鬼が明後日の方向を向いているときに移動できた、たまたま何気なく探した場に隠れている相手がいた。
 実力が明らかに上の相手にもひょんなことから勝利する。いわゆる時の運であり、そんなこともある。
 
 部品: 柔道とは
 柔道とは、投げる、抑える、絞める、打つ、蹴るなどの技を用いて、相手を制す徒手格闘術のひとつである。
 スポーツ的な試合では当て身技は禁止されているが、実戦的に柔道を用いる際はこの限りではない。
 
 
 部品: 投げ技
 投げ技とはその名のとおり相手を投げ倒す技である。
 立ったままの姿勢で投げ倒す立ち技と、自分の身体を倒しながら相手を投げる捨て身技とがある。
 相手を殺傷することを必ずしも目的とせず、自分の体勢を崩さず相手を制すことで、自らの命を守る技術としても優秀である。
 無論攻撃的な手段に用いるのも有効だ。体勢を崩し反撃能力を失った相手にとどめをさすのは比較的容易だろう。
 
 
 部品: 固め技
 固め技とは相手の身体を抑え込んで起き上がれないようにしたり、相手を絞めて制したり、関節を伸ばしたり曲げたりひねったりして、相手の動きを封じる技である。
 実力の優るものが使えば、相手を傷つけずに制圧することができるが、実戦においては危険が大きく、頸部を絞め窒息による気絶など、逆関節を取り・関節の破壊などを目的として行うほうが適切である。
 
 
 部品: 当て身技
 相手の生理的弱点(急所)を手、足、頭などで突く、打つ、蹴るなどして制する技である。
 急所としては眼球、頭頂中央部、眉間、こめかみ、みぞおち、あばら、下腹部、睾丸などがある。
 危険性が高いため、試合などのスポーツ面では禁止されており、実戦でも使用には十分な注意を払う。 
 
 部品: 柔道の鍛錬とその経験
 基礎的な鍛錬はもちろん、スポーツでの柔道と実戦での柔道の違いはしっかりと区別することが大切である。
 練習法には形と乱取りの二つの形式があり、この二つの練習法を組み合わせ日々鍛錬を重ねることにより、技術の向上を得ることができる。 
 
 部品: ストレッチとは
 ストレッチとは、身体の筋肉を良好な状態にするために引っ張り伸ばす運動のことである。
 主に静的ストレッチと動的ストレッチの2つに分類され、それらを使い分けることで心身を健康な状態に保つ。
 
 部品: 静的と動的
 静的ストレッチとは、筋肉をゆっくりと可動域の範囲内で伸ばし、反動をつけずに10~30秒ほど同じ姿勢で止まったまま行うストレッチのことをいう。
 主に筋肉の可動性の向上や、乳酸などの老廃物を流す疲労回復効果を目的として行う。
 動的ストレッチはそれとは逆に、身体を動かし、反動をつけて筋肉を伸張させるストレッチのことをいう。
 心拍数や体温を上げ、筋肉の柔軟性の向上させ、怪我の予防や運動前のウォーミングアップに効果がある。
 
 目的に応じてこれらストレッチを使い分けることで身体パフォーマンスの向上に繋がる。
 
 部品: 無理は禁物
 何事もやりすぎは厳禁である。
 ストレッチも痛みが出ない程度の力で、各々の関節可動域の範囲内で少しずつ動かしていくことが肝心である。
 またストレッチの最中は息を止めず、自然な呼吸を心がける。開始前後に深呼吸をするのもよいだろう。
 
 部品: 続けることが大事
 一日に数時間やるものではなく、一日10分程度を毎日こつこつと継続するのが効果的である。
 朝一番、風呂上り、就寝前など習慣づけを行い、日々の生活に取り入れる。
 誰かと誘い合わせて一緒に行うのも良いだろう。
 
 部品: 運動不足の解消
 適度なストレッチを継続して行うことで、デスクワークの人間では特に不足しがちな運動量を補うことができる。
 激しいスポーツにはしり込みする人でも、少しのストレッチを行うことが運動をはじめるきっかけとなったりもする。
 
 部品: 柔軟性の向上
 ストレッチを行うことにより、筋肉ならびに結合組織の柔軟性を高め、関節可動域を広げる効果が期待できる。
 柔軟性を十分に確保することにより、素早い動きやしなやかな動きが可能になり、身体能力のアップにもつながる。
 
 部品: 基礎代謝の向上
 可動域が拡大することで、筋肉の収縮が容易になる。
 そのため、同じ動作でも消費カロリーが上がり、結果として基礎代謝の向上につながる。
 また、硬くなっていた筋肉がしっかりと収縮が可能となることにより筋ポンプの働きが正常化し、全体の血流が良くなることから、体温の上昇、冷えの改善が期待できる。
 
 部品: 怪我の予防
 ウォームアップとして動的なストレッチを運動前に行うことにより、体温が上昇し、身体のパフォーマンスは向上する。
 また、柔軟性を日ごろから高めておくことで肉離れ・ぎっくり腰などの怪我の予防にもつながる。
 
 部品: クールダウン効果
 運動のあとにストレッチを行うことにより、損傷した筋肉の回復を早め、成長を促すことができる。
 また興奮した神経や筋を落ち着かせ、疲労物質の代謝を促進し、疲れがたまらないようにする効果もある。
 
 部品: ストレスの解消
 ストレッチはストレス解消の助けとなる。
 凝りかたまった筋肉が原因の圧迫感や息苦しさを軽減する一因となるほか、単純に身体を動かすことは気分転換になる。
 身体がやわらかくなると、心もやわらかくなるともいえるだろう。
 
 部品: 読書同好会について
 読書同好会には「三度の飯よりも本が好き」と胸を張れる者ばかりが集まっている。同好会において「好き」を表現する方法は基本的に制限されない。そのため、数人で集まって本の好きなところを語り合う会員もいれば、一人で黙々と本を読み耽ることを好む人もいる。また、本を読むだけでなく、個人でも複数人でも本を作る会員も存在する。
 
 部品: 活動拠点
 規定された活動拠点はなく、会員の良識に一任されている。会員の家で少人数で集まり活動することもあれば、一室を借りて大人数で活動することもある。
 
 部品: シンボルマーク
 読書同好会のシンボルマークはリンゴの傍で眠る猫がが描かれる。シンボルマークは同好会に在籍していることを証明するものであり、同時に同好会員である責任を背負うものである。会員が作った本には必ずシンボルマークをつけなければならない。
 
 部品: ワインレッドの栞
 同好会に在籍すると、会員証としてワインレッドの栞が贈られる。本来の用途でも使い勝手がいいように上質なワインレッドの紙にシンボルマークが描かれている。
 
 部品: 本が好きであること
 同好会に在籍する一番大切な資格は、ただひとつ「本が好き」それだけである。その気持ちがあれば年齢も性別も種族関係なく同好会への扉が開かれる。
 
 部品: 本を、人を批判しないこと
 他の会員が好きな本や作った本の批判を口に出してはならない。同好会を円滑に活動するための最低限の礼儀であり、努力である。
 
 部品: 本に優劣をつけない
 「たとえ面白いと思わなかった本も、それは他の人の好きな本である」ということを忘れてはならない。もちろん、同様に本に優劣をつけることも好まれない。
 
 部品: 読み聞かせボランティア
 保育園の時期に読書に触れることは大事であり、同好会は読書への関心を深めることへの手助けとして、有志を募ってボランティアを毎年開催している。
 
 部品: ブックマーケット
 月に一度、ブックマーケットを開催している。同好会会員の作った絵本や児童書、小説がマーケットに出している。会員によってはファンがつくこともあり、交流の場ともなっている。
 
 部品: 再現料理の会
 物語を読んでいると気が抜くと涎が出てしまいそうになる料理に出会うことがある。再現料理の会は、そういった本の中の料理を再現し、登場人物の気持ちを味わうことを目的としている。
 
 部品: 聖地巡礼
 テーマになった一冊の物語を軸に、関連する地域や料理などを巡り、より物語を身近に感じさせるイベントとして開催されている。
 
 部品: 会員番号と名前
 届いた会員証には会員番号が振り分けられている。カードを使用するには所有者のサインが必要であり、サインが書かれていないカードは使用不可となる。なお、デザインはイラスト付きのものや名刺風のものまで5種類のデザインがあり、隊員は入隊時に好きなものを選べる。デザインの変更は手続きが必要となるが、可能。偽造防止としてグラデーション加工などが個別で施されている。
 
 部品: 青様への愛を胸に抱きし者達
 今代のシオネ・アラダ、青の厚志の親衛隊に所属する我らは、彼の幸せを心から願い、彼の姿を、心を、生き方を愛し、彼の守る世界を愛し、その気持ちを共有するためにこの親衛隊に集った。我らを繋ぐのは愛であり、好きだという気持ち、ただそれだけである。
 
 部品: 親衛隊員の愛と活動
 我らは日々青様への愛を語らい、時には絵や詩や踊りといった形にし、共有し合う。「好き」は損ではないが、得でもない。我らの活動は世の中の何も動かさないが、 だからと言って未来に影響を与えないものでもない。そういうものである。
 
 部品: 流用実績(青様親衛隊会員証)
 青様親衛隊会員証は厚母うぬ@暁の円卓が作成した部品です。
 頒布させていただいた会員の方
 エド・戒さん
 猫野和錆さん
 九条イズミさん
 Doraさん

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九条イズミ
最終更新:2017年10月10日 01:23