部品構造
- 大部品: 魔力馬の騎手 RD:33 評価値:8
- 部品: 魔力馬の騎手について
- 大部品: 優れたる乗り手 RD:26 評価値:8
- 部品: 一人前の騎乗者
- 大部品: 騎跨装備の使い手としての基礎能力 RD:19 評価値:7
- 大部品: 乗騎の扱いへの習熟 RD:4 評価値:3
- 部品: 騎跨装備の性質を知る
- 部品: 操作技術の習得と免許の取得
- 部品: 運用に関わる判断・決断について
- 部品: 乗騎の稼働状態維持
- 大部品: 航路選択能力 RD:5 評価値:3
- 部品: 移動経路の作成
- 部品: 長距離移動における地形把握
- 部品: 風向・天候に対する知識と予測能力
- 部品: 複数の航路の使い分けと途中変更
- 部品: 連続稼働時間の制限と休憩
- 大部品: 積載物を扱う能力 RD:4 評価値:3
- 部品: 貨物や人員の積載に関する技術
- 部品: 輸送対象への理解
- 部品: 積載物の固定と安全確保
- 部品: 積み下ろしの技術とそのための設備について
- 大部品: 騎跨に求められる身体能力 RD:3 評価値:2
- 部品: 基礎体力の重要性
- 部品: 操るという運動のための筋力
- 部品: 広い視野と集中力・注意力
- 大部品: 組織的活動能力 RD:3 評価値:2
- 部品: 騎跨装備の集団的運用
- 部品: 物資・人員の輸送ルート確保とその維持
- 部品: 連携のために必要な能力
- 大部品: 長い累計騎乗時間による蓄積 RD:6 評価値:4
- 部品: 確信と自信による判断力
- 部品: 勘所を掴む
- 部品: 乗騎の好調を保つ
- 部品: より広範な地形の理解
- 部品: 上位免許の取得
- 部品: 乗り手としての身体
- 大部品: 浮遊の魔法 RD:6 評価値:4
- 部品: 浮遊の効果
- 部品: 姿勢制御
- 部品: ごく薄い障壁
- 大部品: 低位魔法 RD:3 評価値:2
- 部品: 魔力を使って現象をおこす
- 部品: 効果と規模の調節能力
- 部品: ごくわずかな詠唱
部品定義
部品: 魔力馬の騎手について
魔力馬の騎手とは、玄霧藩国の主力騎跨装備である魔力で作られた馬(軍用のスレイプニル、民間用のマジカルポニー)の扱いに長けた者たちの事を指す。
これら飛行可能な魔法の馬を十全に乗りこなし、法規を守って運用する中で、物資の輸送や情報の伝達といった仕事によって糧を得る職分である。
また、魔法の馬がけん引する馬車であるスキンファクシの馬車を扱うための浮遊魔法の運用も可能であり、専門化レベルではないものの、魔法の扱いも可能とする。
部品: 一人前の騎乗者
騎跨装備を扱う上で、一人前と呼べるレベルの経験を積んだ者たちのことを指す。
ここでいう騎跨装備とは、主に低物理域国家とよばれる国家群で使われる乗り物のことを広く纏めて呼ぶ際に使われる言葉で、
馬であったりロバであったり、虎であったりもっと特異な生物であったり、またはゴーレムや箒、魔力体の乗り物なども指す。
騎跨装備ごとに特性が大きく異なるため、基本的に多様な騎跨装備を使い分けられるだけの経験を持つ者は少ない。
(特殊な騎跨装備は各国に点在しているため、一個人が扱える乗り物の範囲は限られるからである)
科学式のバイクなどのことも騎跨装備と呼ぶ場合があるが、ここでいう乗り手は、これら中~高物理域装備を扱う能力を持っていない。
部品: 騎跨装備の性質を知る
どういった種類の騎跨装備であっても、それらが基本的に移動を補助するための装備であることは共通している。
移動のため、あるいは移動力を用いた運搬のために騎跨装備を使うとして、自分の乗騎がどういった性質ものであるかをまず知らねばならない。
生物なのか非生物なのか、陸路を使うのか空または水を進むものなのか、速度はどの範囲で出せるものなのか、運搬力はどのくらいか、燃費はいいのか悪いのか。
正しい知識を元に扱わなければ、どんな優れた装備も宝の持ち腐れである。
どんな名馬だろうと餌をやらなければ飢えて元気に走れなくなるし、そのままでは死ぬ。
また、魔法の箒にまたがって空が飛べるとして、それで大きなコンテナを運ぶことは普通なら不可能であろう。
馬に乗るならば日頃からその世話が必要だし、大きなコンテナを運ぶなら大がかりな装備が必要になるはずだ。
騎跨装備を扱うならば、まずはこの知識を正しく得るところから始めなければならない。
部品: 操作技術の習得と免許の取得
騎跨装備を安全に、かつ安定して運用するためには専門の技術がいる。
(普段何気なく自転車に乗っている人であっても、自転車に乗る技術を身に着ける上で練習が必要なかったものはいないだろう)
装備の規模や複雑さに比例してその技術習得の難易度は変動するが、乗り物が普及している環境である場合、通常はその騎乗技術の習得環境が用意されている。
自動車が普及している社会には自動車教習所があり、馬での移動が盛んな国であれば幼少期から馬と馴染む生活を送る事となるだろう。
専門性の高い技術を習得する場合でも、教導を受けられる環境下でおおよそ100時間程度の訓練を行えば、まず操作技術そのものの習得は可能とされている。
(あくまで操作ができるようになる、という段階であり、乗りこなすにはそこから更に訓練や実務経験が必要となる)
騎跨装備の使用に公的な資格制度、免許などが必要である場合、訓練と適性試験によってこれが認められなければ、騎跨装備を扱う資格は得られない。
運用の際の法的制限などについても、ここで正しい知識があるかどうかが検査される。
部品: 運用に関わる判断・決断について
騎跨装備は人間よりも移動能力が高い。その能力の扱いに失敗すれば、事故などで自分や他人の命や財産を危険にさらすことがある。
事故防止のための法制度の遵守や、事故を起こさないための規範に従った運用を行う事が、乗り手として守り続けなければならない義務の一つだ。
瞬間の判断や決断を求められるのは、もっと高度な技術と経験を重ねた後の話であり、初心者はルールを守る事を第一にしていることが、結果的に正しい判断と決断を行う事に繋がっている。
部品: 乗騎の稼働状態維持
騎跨装備が状態不良を起こすことによる事故も存在する。
これを避けるために、馬などであればしっかりと世話をし餌をやり、指示に従うよう調教しておかなければならないし、
非生物の乗り物であればこの保守点検は正しく行っておかなければならない。
もちろん、生物の病気やケガの治療や非生物の大がかりな整備は専門家の仕事であるので、専門家に任せる部分と自分で済ませる部分を正しく線引きするのも大事なことだ。
部品: 移動経路の作成
騎跨装備は移動用の装備であり、移動を行うという事は目的地があるということである。
目的地への移動時間を短縮するために騎跨装備を扱う事が多い事もあり、乗り手の必須能力の一つに、目的地への経路を作成する能力が挙げられる。
ナビなしで目的地への適切なルート選択をするための力であり、特に騎跨装備を輸送手段として扱う職のものにとっては重要度が高い。
部品: 長距離移動における地形把握
長距離を移動する場合、見知った土地の中だけでは移動が完結しないので、知らない土地を通って目的地にたどり着くための知識が必要となる。
それは主に地形の把握能力であり、事前に地図などから地形を想像しておく力や、地図情報と実際の視覚情報から近隣の地形を正しく理解するための技術がこれにあたる。
情報が足りない場合、付近の住民などに道を聞いて情報を仕入れる能力もここに含まれる。
地図情報などがない、完全な未踏の地の探索をする場合は、もっと上位の知識が必要となってしまう。
部品: 風向・天候に対する知識と予測能力
長距離移動において、雨や風といった天候の変化は大きな障害となりうる。
特に低物理域系の騎跨装備はこれらの影響を強く受けがちなので、天候に襲われてから対処するのではなく、事前にこれらを予想し対策しておく事が求められる。
現在の風向きから今後の雲の流れを読んだり、気候や季節などによる傾向を掴んでおくだけでも、被害はかなり抑える事が可能となるので、
騎跨装備で長距離移動をする者は、定期的に空を見る習慣がつくようになる。
これには、方角、太陽や星の位置と現在時刻から現在地の正しい座標を求めるといった別の効果もあった。
もちろんのこと、事前に天気予報を閲覧しておく事などができれば確度はさらに高まるし、心配は減る。
部品: 複数の航路の使い分けと途中変更
治安情勢などによって、輸送や移動中などに暴徒などから攻撃を受ける事がありうる他、
使おうと思っていた道路が事故によって封鎖されている・渋滞しているなどという、予期せぬトラブルの可能性はいつだって存在する。
こういった事態への対処法として、事前に作成しておく移動経路(航路)に正・副・予備の三つといった冗長性を持たせておく方法があり、
トラブルが発生した場合に別の経路に切り替えて移動時間のロスを減らすなどといった手段が取られる。
もちろん、トラブル発生時に経路を切り替えるのは自分だけとは限らないので、一カ所で交通渋滞が起きた場合、そのバイパスとなる経路も自然と渋滞発生地となる事は珍しくない。
どのルートを選んでも時間がかかる時はかかるので、そういった時は無理をして事故を起こす可能性を背負うよりも、素直に渋滞解消を待つのが得策である場合が多い。
部品: 連続稼働時間の制限と休憩
人も物も、続けて動ける時間には限りがあるし、たいていの場合は限界よりも前にパフォーマンスの劣化が発生する。
長距離移動または輸送をする場合、移動距離とはすなわち速度×時間なので、時間をかける事がそのまま距離を稼ぐ事にはなるのだが、
あまりに休みなく移動を続ける場合、乗り手が疲労によってミスをしたり、乗騎が稼働限界に近づくなどといった問題が発生してくる。
これらはそのまま、事故の発生につながるため、長距離移動を行う乗り手は、必ず一定時間ごとに休息をとり、乗騎と自身の稼働状態を回復させなければならない。
宿場町や街道沿いの施設というのは総じてこういった者たちを客として商売を成立させているので、よほどの僻地に行こうというのでない限り、
休憩や物資の補充場所に困る事はないだろう。
なお、通常の場合は3時間の移動につき30分以上の休憩を必ず取らなければならないとされている。
休憩は複数回に分散してとっても良いが、逆に6時間移動して1時間休む、などといった形は認められない。
部品: 貨物や人員の積載に関する技術
貨物や人員の積載に関する技術
騎跨装備は移動速度が速いだけでなく、その積載能力においても優れている場合がある。
特に馬車などは、移動よりも輸送そのものが装備としての存在目的であり、この運用を行う場合は、必然的に積載する物資についての運用力も求められる。
もちろん、通常の馬などであっても物資の積載は(規模が小さくても)行えるので、貨物の取り扱い能力を持たない乗り手は基本的に存在しない。
なお、積載物の中には乗員としての人間も含まれるが、物であれ人であれ、輸送における法に従った取り扱いをしなければならない事にはかわらない。
法の許さない物資を運んだり、人員を密入国させるなどの行為は密輸であり犯罪である。
部品: 輸送対象への理解
積荷の性質(生物か非生物か、強度や形状、液体個体など)にも左右されるものの、基本的に輸送対象は安全かつ丁寧に扱うべきである。
そのためには輸送対象がどういった存在であるかを正しく把握し、移動時にそれをどう扱うべきなのかを知っておかなければならない。
人員を含めた生物の輸送なら水と食料を(自身の分も含め)必要なだけ確保しなければならないし、高温に弱い性質の輸送物がある場合は保温措置(断熱性の高い物質による梱包などが多い)を取っておく必要がある。
部品: 積載物の固定と安全確保
輸送対象が何であれ、移動中の騎跨装備のほとんどは移動の反動を受ける。つまり、揺れる。
揺れると人ならば酔いやすいし物ならば壊れやすいので、移動中は騎跨装備への固定が必要になる。生物の場合は反動を軽減するクッションなどもあれば好ましい。
主にベルトで荷台や座席に固定してしまうのが確実である他、大量の荷物を輸送する際は荷物の並べ方なども輸送中の安全面に大きく影響する。
部品: 積み下ろしの技術とそのための設備について
物資輸送に優れた乗り手である場合、騎跨装備の重心や方向転換時の衝撃を考慮した物資の積み方を行い、それらが長期的に安定し続けられるような固定の仕方に長けている。
もちろん、それらの技術が磨かれるまでの過程にあった数多くの失敗から学んだ結果によるものだ。
その工夫を荷台の改良で行う場合も多く、例えば人員輸送ならば座席の配置や形状の改良によって居住性を向上させることができるし、
物資輸送であれば荷台の壁面にベルトを掛けるための設備を追加したり、荷台の中にレールを敷いて荷台上の物資移動を助けるような改良を加えている場合もある。
物資の積み下ろしの際に、荷台と同じ高さの作業場所を使うなどといった工夫も存在する。
部品: 基礎体力の重要性
移動のための装備を扱う場合、運動エネルギーを自分で生み出さなければならない移動(徒歩や自転車)よりも消耗は少ないものの、
それでも体力というのは消費されるものである。
移動時の反動を受け続ける事によるものもあるし、常に事故なく移動し続けられるように周辺に視線を配り続けなければならない事にもよる。
仮に反動の小さい騎跨装備であったとしても、長時間同じ姿勢でい続けるというのはそれだけで消耗するものなので、
小まめな休憩が必要であるのと同時に、消耗に耐えられるだけの基礎体力が必要となる。
特に職業として人生の長い時間を移動に費やす者であれば、体力はあって無駄になるという事はないのだ。
部品: 操るという運動のための筋力
輸送よりも移動のため、と言う要素の強い装備の場合、これを御するためには筋力が必要になる事が多い。
速度を重視するということはより多くの運動エネルギーを扱い、より多くの反動を受ける事になるからである。
この反動を押さえつけ、場合によっては移動時の衝撃によって血流が乱れる事を防ぐ意味で、高速移動専門の乗り手は筋力を鍛えることを職務の一環としている。
身体に筋力がつけば、姿勢がよくなる事によって移動中の腰などへの負担も緩和されるので一石二鳥である。食事量は増えるが。
部品: 広い視野と集中力・注意力
高速で移動している際、人間の視界は通常時よりもだいぶ正面に向けて狭くなる。
一瞬で縮まる距離が通常時よりも大きいからであるが、それによって周辺への視野が狭くなるのは事故のもとであるため、
乗り手はより意識して広く視野を保つよう努めなければならない(操作技術の習得時の必修事項である)。
いついかなる時に別の騎跨装備が距離感を誤って接触してくるかもしれないし、自騎の存在に気づかずに道へ飛び出してくる子供が現れるかもしれない。
こういったトラブルにあっても事故を起こさず、人と物に損害を与えずに済むよう、騎乗中の集中力・注意力を高く保つために各種制度は存在するのだ。
基礎体力の向上と十分な休養、乗騎の稼働状態の良好を維持することで、事故の確率は大きく下げる事ができる。
部品: 騎跨装備の集団的運用
主に輸送目的で騎跨装備を使う場合、輸送能力を単騎に頼るというのは決して効率がよいものではない。
経済における輸送を目的とするならば、騎跨装備の乗り手は多人数が連携し、職務として協力し合いながら人や物を運ぶこととなる。
部品: 物資・人員の輸送ルート確保とその維持
組織的な輸送を行う場合、輸送を行う経路は組織として共有する事となる。
沢山の航路を網のように張り巡らせ、かつそれを効果的に運用できるよう人と騎跨装備の数と稼働状況を揃える事が実現した場合、
そこには流通という産業が生まれ、経済の活性化と文化の発展につながっていく。
物資の輸送によって得られる資産(輸送の対価であったり輸送物の売買による利益であったり)を人員の給与とし、騎跨装備やそれらを運用する環境の維持費用とし、
そして次なる輸送のために使う、それが運送業であり、運送業が稼働し続けることが流通の維持であると言える。
もちろん、輸送時のトラブルに対応するためのコストも維持費として必要となる。
部品: 連携のために必要な能力
他人数の乗り手が連携する場合、ここにはコミュニケーションが生まれる。
対話に限らず、情報交換と協力のためのコミュニケーション技術は乗り手に必要なもので、
特に休憩時などに交代しながら騎跨装備を扱う相棒がいる場合、こういった相手との信頼関係は特に重要なものだ。
部品: 確信と自信による判断力
騎乗時間が長くなり、実務経験が増える事で各種能力の成長、というより習熟が進むと、一人前と言うべき技量を認められるようになる。
これまでの経験が自身の行動に確信を与え、確信によって成功を得る事で自信をつけることができる。
謙虚さや新しい知識への貪欲さも必要ではあるが、成功体験による自信もまた、成長のためになくてはならないものだ。
部品: 勘所を掴む
一つの技術を長く使っていると、考えるよりも先に正しく動くことが出来る瞬間が多々発生する。
どうして自分がその行動をとったのかをすぐに説明することは出来なくても、よく考えれば正しい、といったケースはよくあるもので、
経験上正しいと判断できる材料を多く蓄積しているからこそ、勘というものは役に立つのである。
勘とは、何の経験も判断基準も考えもなしに当てずっぽうに選択することを指すのではないのだ。
部品: 乗騎の好調を保つ
騎跨装備との付き合いが長くなることで、乗騎の特性に対するより深い理解を得ることができ、これに対してよい接し方、扱い方を身に着ける事ができる。
人間に好調不調があるように、生物としての乗騎にも非生物としての乗騎にも調子の波は存在するため、
これがより好調に近づくよう準備や対処を行うのが優れたる乗り手の技であろう。
また、調子がどうしても悪いのであれば、悪いなりに良い結果を出せるよう運用を調節するのもプロの仕事だ。
部品: より広範な地形の理解
実務経験が長くなることで、『知っている土地』の範囲が広くなるし、広い土地の傾向を実際に見て知ったことで、
見た事のない土地に対する類推の能力も高まる。優れた地形把握能力はトラブル時などの対処を助ける事にもつながる。
部品: 上位免許の取得
技術的向上によって、職務の範囲を広げる事も出来るようになってくる。
より大型の騎跨装備を扱うための免許であったり、より重要な貨物を運ぶための免許を取得する事に挑戦できるようになる。
基本的に、大きなもの、貴重なもの(人員は基本的に貴重とされる)を運ぶための免許が高度であるとされるため、これらを実施する乗り手は総じて優れている。
部品: 乗り手としての身体
長期的な訓練と実務により、身体能力も向上している。
体力勝負の職業と比較して優れている、とまではいかないが、優れたる乗り手の体力は実に頼もしいものなのである。
筋肉がしっかりついていれば姿勢が安定し、長く仕事ができるという事も大きい。
部品: 浮遊の効果
魔法の使用者または使用者が触れている物体、知類を空中に浮かせることができる魔法。浮力や効果範囲は使用者の魔力に比例する。
飛行魔法と異なり、浮遊魔法は自在に移動することは出来ない。基本的には上昇と下降のみである。
加えて、熱の遮断効果などの効果はなく、別途魔法を併用しなければならない。
このため、極端に寒くなったり空気が薄くなったりする高空まで上がることは、この魔法単体では不可能である。
使用者が対象に触れていれば浮遊の効果を与えることができるが、相手が知類である場合は対象の同意がなければ効果を与えることが出来ない。
相手が意識を失っている場合は、担架などの物体に相手を乗せ、担架に対して魔法をかけることで浮遊効果を与えたりして運用する。
部品: 姿勢制御
浮遊魔法において重要な要素の一つ。
空中に浮いている間、天地が逆転してしまわないよう、姿勢を制御する効果を持つ。
制御自体は術式によってある程度自動化されているが、暴風時などの極端な状況下では手動による制御でなければ追いつかない。
部品: ごく薄い障壁
浮遊中に魔法の使用者に対し直接強風が吹いて集中が乱れることを避けるため、浮遊魔法の使用中はごく薄い障壁が張られ、使用者に直接風が当たることを避ける。
ただし、これはあくまで風を直接魔法の使用者に当てさせない、というのが目的であるため、風に流される事自体は防ぐことは出来ないし、直接風を受けないだけマシにはなるが、熱や冷気を遮断できる訳ではない。
もちろん、本格的な障壁魔法とは程遠いごく簡易なものであるため、例えば矢や投石、攻撃魔法などを防ぐことも不可能。
部品: 魔力を使って現象をおこす
魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。
例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、
考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。
魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。
部品: 効果と規模の調節能力
術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、
更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。
この発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。
部品: ごくわずかな詠唱
詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。
低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。
迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、
その分だけ流せる魔力の上限が低く設定されており、したがって引き出せる効果量も限られている。
提出書式
大部品: 魔力馬の騎手 RD:33 評価値:8
-部品: 魔力馬の騎手について
-大部品: 優れたる乗り手 RD:26 評価値:8
--部品: 一人前の騎乗者
--大部品: 騎跨装備の使い手としての基礎能力 RD:19 評価値:7
---大部品: 乗騎の扱いへの習熟 RD:4 評価値:3
----部品: 騎跨装備の性質を知る
----部品: 操作技術の習得と免許の取得
----部品: 運用に関わる判断・決断について
----部品: 乗騎の稼働状態維持
---大部品: 航路選択能力 RD:5 評価値:3
----部品: 移動経路の作成
----部品: 長距離移動における地形把握
----部品: 風向・天候に対する知識と予測能力
----部品: 複数の航路の使い分けと途中変更
----部品: 連続稼働時間の制限と休憩
---大部品: 積載物を扱う能力 RD:4 評価値:3
----部品: 貨物や人員の積載に関する技術
----部品: 輸送対象への理解
----部品: 積載物の固定と安全確保
----部品: 積み下ろしの技術とそのための設備について
---大部品: 騎跨に求められる身体能力 RD:3 評価値:2
----部品: 基礎体力の重要性
----部品: 操るという運動のための筋力
----部品: 広い視野と集中力・注意力
---大部品: 組織的活動能力 RD:3 評価値:2
----部品: 騎跨装備の集団的運用
----部品: 物資・人員の輸送ルート確保とその維持
----部品: 連携のために必要な能力
--大部品: 長い累計騎乗時間による蓄積 RD:6 評価値:4
---部品: 確信と自信による判断力
---部品: 勘所を掴む
---部品: 乗騎の好調を保つ
---部品: より広範な地形の理解
---部品: 上位免許の取得
---部品: 乗り手としての身体
-大部品: 浮遊の魔法 RD:6 評価値:4
--部品: 浮遊の効果
--部品: 姿勢制御
--部品: ごく薄い障壁
--大部品: 低位魔法 RD:3 評価値:2
---部品: 魔力を使って現象をおこす
---部品: 効果と規模の調節能力
---部品: ごくわずかな詠唱
部品: 魔力馬の騎手について
魔力馬の騎手とは、玄霧藩国の主力騎跨装備である魔力で作られた馬(軍用のスレイプニル、民間用のマジカルポニー)の扱いに長けた者たちの事を指す。
これら飛行可能な魔法の馬を十全に乗りこなし、法規を守って運用する中で、物資の輸送や情報の伝達といった仕事によって糧を得る職分である。
また、魔法の馬がけん引する馬車であるスキンファクシの馬車を扱うための浮遊魔法の運用も可能であり、専門化レベルではないものの、魔法の扱いも可能とする。
部品: 一人前の騎乗者
騎跨装備を扱う上で、一人前と呼べるレベルの経験を積んだ者たちのことを指す。
ここでいう騎跨装備とは、主に低物理域国家とよばれる国家群で使われる乗り物のことを広く纏めて呼ぶ際に使われる言葉で、
馬であったりロバであったり、虎であったりもっと特異な生物であったり、またはゴーレムや箒、魔力体の乗り物なども指す。
騎跨装備ごとに特性が大きく異なるため、基本的に多様な騎跨装備を使い分けられるだけの経験を持つ者は少ない。
(特殊な騎跨装備は各国に点在しているため、一個人が扱える乗り物の範囲は限られるからである)
科学式のバイクなどのことも騎跨装備と呼ぶ場合があるが、ここでいう乗り手は、これら中~高物理域装備を扱う能力を持っていない。
部品: 騎跨装備の性質を知る
どういった種類の騎跨装備であっても、それらが基本的に移動を補助するための装備であることは共通している。
移動のため、あるいは移動力を用いた運搬のために騎跨装備を使うとして、自分の乗騎がどういった性質ものであるかをまず知らねばならない。
生物なのか非生物なのか、陸路を使うのか空または水を進むものなのか、速度はどの範囲で出せるものなのか、運搬力はどのくらいか、燃費はいいのか悪いのか。
正しい知識を元に扱わなければ、どんな優れた装備も宝の持ち腐れである。
どんな名馬だろうと餌をやらなければ飢えて元気に走れなくなるし、そのままでは死ぬ。
また、魔法の箒にまたがって空が飛べるとして、それで大きなコンテナを運ぶことは普通なら不可能であろう。
馬に乗るならば日頃からその世話が必要だし、大きなコンテナを運ぶなら大がかりな装備が必要になるはずだ。
騎跨装備を扱うならば、まずはこの知識を正しく得るところから始めなければならない。
部品: 操作技術の習得と免許の取得
騎跨装備を安全に、かつ安定して運用するためには専門の技術がいる。
(普段何気なく自転車に乗っている人であっても、自転車に乗る技術を身に着ける上で練習が必要なかったものはいないだろう)
装備の規模や複雑さに比例してその技術習得の難易度は変動するが、乗り物が普及している環境である場合、通常はその騎乗技術の習得環境が用意されている。
自動車が普及している社会には自動車教習所があり、馬での移動が盛んな国であれば幼少期から馬と馴染む生活を送る事となるだろう。
専門性の高い技術を習得する場合でも、教導を受けられる環境下でおおよそ100時間程度の訓練を行えば、まず操作技術そのものの習得は可能とされている。
(あくまで操作ができるようになる、という段階であり、乗りこなすにはそこから更に訓練や実務経験が必要となる)
騎跨装備の使用に公的な資格制度、免許などが必要である場合、訓練と適性試験によってこれが認められなければ、騎跨装備を扱う資格は得られない。
運用の際の法的制限などについても、ここで正しい知識があるかどうかが検査される。
部品: 運用に関わる判断・決断について
騎跨装備は人間よりも移動能力が高い。その能力の扱いに失敗すれば、事故などで自分や他人の命や財産を危険にさらすことがある。
事故防止のための法制度の遵守や、事故を起こさないための規範に従った運用を行う事が、乗り手として守り続けなければならない義務の一つだ。
瞬間の判断や決断を求められるのは、もっと高度な技術と経験を重ねた後の話であり、初心者はルールを守る事を第一にしていることが、結果的に正しい判断と決断を行う事に繋がっている。
部品: 乗騎の稼働状態維持
騎跨装備が状態不良を起こすことによる事故も存在する。
これを避けるために、馬などであればしっかりと世話をし餌をやり、指示に従うよう調教しておかなければならないし、
非生物の乗り物であればこの保守点検は正しく行っておかなければならない。
もちろん、生物の病気やケガの治療や非生物の大がかりな整備は専門家の仕事であるので、専門家に任せる部分と自分で済ませる部分を正しく線引きするのも大事なことだ。
部品: 移動経路の作成
騎跨装備は移動用の装備であり、移動を行うという事は目的地があるということである。
目的地への移動時間を短縮するために騎跨装備を扱う事が多い事もあり、乗り手の必須能力の一つに、目的地への経路を作成する能力が挙げられる。
ナビなしで目的地への適切なルート選択をするための力であり、特に騎跨装備を輸送手段として扱う職のものにとっては重要度が高い。
部品: 長距離移動における地形把握
長距離を移動する場合、見知った土地の中だけでは移動が完結しないので、知らない土地を通って目的地にたどり着くための知識が必要となる。
それは主に地形の把握能力であり、事前に地図などから地形を想像しておく力や、地図情報と実際の視覚情報から近隣の地形を正しく理解するための技術がこれにあたる。
情報が足りない場合、付近の住民などに道を聞いて情報を仕入れる能力もここに含まれる。
地図情報などがない、完全な未踏の地の探索をする場合は、もっと上位の知識が必要となってしまう。
部品: 風向・天候に対する知識と予測能力
長距離移動において、雨や風といった天候の変化は大きな障害となりうる。
特に低物理域系の騎跨装備はこれらの影響を強く受けがちなので、天候に襲われてから対処するのではなく、事前にこれらを予想し対策しておく事が求められる。
現在の風向きから今後の雲の流れを読んだり、気候や季節などによる傾向を掴んでおくだけでも、被害はかなり抑える事が可能となるので、
騎跨装備で長距離移動をする者は、定期的に空を見る習慣がつくようになる。
これには、方角、太陽や星の位置と現在時刻から現在地の正しい座標を求めるといった別の効果もあった。
もちろんのこと、事前に天気予報を閲覧しておく事などができれば確度はさらに高まるし、心配は減る。
部品: 複数の航路の使い分けと途中変更
治安情勢などによって、輸送や移動中などに暴徒などから攻撃を受ける事がありうる他、
使おうと思っていた道路が事故によって封鎖されている・渋滞しているなどという、予期せぬトラブルの可能性はいつだって存在する。
こういった事態への対処法として、事前に作成しておく移動経路(航路)に正・副・予備の三つといった冗長性を持たせておく方法があり、
トラブルが発生した場合に別の経路に切り替えて移動時間のロスを減らすなどといった手段が取られる。
もちろん、トラブル発生時に経路を切り替えるのは自分だけとは限らないので、一カ所で交通渋滞が起きた場合、そのバイパスとなる経路も自然と渋滞発生地となる事は珍しくない。
どのルートを選んでも時間がかかる時はかかるので、そういった時は無理をして事故を起こす可能性を背負うよりも、素直に渋滞解消を待つのが得策である場合が多い。
部品: 連続稼働時間の制限と休憩
人も物も、続けて動ける時間には限りがあるし、たいていの場合は限界よりも前にパフォーマンスの劣化が発生する。
長距離移動または輸送をする場合、移動距離とはすなわち速度×時間なので、時間をかける事がそのまま距離を稼ぐ事にはなるのだが、
あまりに休みなく移動を続ける場合、乗り手が疲労によってミスをしたり、乗騎が稼働限界に近づくなどといった問題が発生してくる。
これらはそのまま、事故の発生につながるため、長距離移動を行う乗り手は、必ず一定時間ごとに休息をとり、乗騎と自身の稼働状態を回復させなければならない。
宿場町や街道沿いの施設というのは総じてこういった者たちを客として商売を成立させているので、よほどの僻地に行こうというのでない限り、
休憩や物資の補充場所に困る事はないだろう。
なお、通常の場合は3時間の移動につき30分以上の休憩を必ず取らなければならないとされている。
休憩は複数回に分散してとっても良いが、逆に6時間移動して1時間休む、などといった形は認められない。
部品: 貨物や人員の積載に関する技術
貨物や人員の積載に関する技術
騎跨装備は移動速度が速いだけでなく、その積載能力においても優れている場合がある。
特に馬車などは、移動よりも輸送そのものが装備としての存在目的であり、この運用を行う場合は、必然的に積載する物資についての運用力も求められる。
もちろん、通常の馬などであっても物資の積載は(規模が小さくても)行えるので、貨物の取り扱い能力を持たない乗り手は基本的に存在しない。
なお、積載物の中には乗員としての人間も含まれるが、物であれ人であれ、輸送における法に従った取り扱いをしなければならない事にはかわらない。
法の許さない物資を運んだり、人員を密入国させるなどの行為は密輸であり犯罪である。
部品: 輸送対象への理解
積荷の性質(生物か非生物か、強度や形状、液体個体など)にも左右されるものの、基本的に輸送対象は安全かつ丁寧に扱うべきである。
そのためには輸送対象がどういった存在であるかを正しく把握し、移動時にそれをどう扱うべきなのかを知っておかなければならない。
人員を含めた生物の輸送なら水と食料を(自身の分も含め)必要なだけ確保しなければならないし、高温に弱い性質の輸送物がある場合は保温措置(断熱性の高い物質による梱包などが多い)を取っておく必要がある。
部品: 積載物の固定と安全確保
輸送対象が何であれ、移動中の騎跨装備のほとんどは移動の反動を受ける。つまり、揺れる。
揺れると人ならば酔いやすいし物ならば壊れやすいので、移動中は騎跨装備への固定が必要になる。生物の場合は反動を軽減するクッションなどもあれば好ましい。
主にベルトで荷台や座席に固定してしまうのが確実である他、大量の荷物を輸送する際は荷物の並べ方なども輸送中の安全面に大きく影響する。
部品: 積み下ろしの技術とそのための設備について
物資輸送に優れた乗り手である場合、騎跨装備の重心や方向転換時の衝撃を考慮した物資の積み方を行い、それらが長期的に安定し続けられるような固定の仕方に長けている。
もちろん、それらの技術が磨かれるまでの過程にあった数多くの失敗から学んだ結果によるものだ。
その工夫を荷台の改良で行う場合も多く、例えば人員輸送ならば座席の配置や形状の改良によって居住性を向上させることができるし、
物資輸送であれば荷台の壁面にベルトを掛けるための設備を追加したり、荷台の中にレールを敷いて荷台上の物資移動を助けるような改良を加えている場合もある。
物資の積み下ろしの際に、荷台と同じ高さの作業場所を使うなどといった工夫も存在する。
部品: 基礎体力の重要性
移動のための装備を扱う場合、運動エネルギーを自分で生み出さなければならない移動(徒歩や自転車)よりも消耗は少ないものの、
それでも体力というのは消費されるものである。
移動時の反動を受け続ける事によるものもあるし、常に事故なく移動し続けられるように周辺に視線を配り続けなければならない事にもよる。
仮に反動の小さい騎跨装備であったとしても、長時間同じ姿勢でい続けるというのはそれだけで消耗するものなので、
小まめな休憩が必要であるのと同時に、消耗に耐えられるだけの基礎体力が必要となる。
特に職業として人生の長い時間を移動に費やす者であれば、体力はあって無駄になるという事はないのだ。
部品: 操るという運動のための筋力
輸送よりも移動のため、と言う要素の強い装備の場合、これを御するためには筋力が必要になる事が多い。
速度を重視するということはより多くの運動エネルギーを扱い、より多くの反動を受ける事になるからである。
この反動を押さえつけ、場合によっては移動時の衝撃によって血流が乱れる事を防ぐ意味で、高速移動専門の乗り手は筋力を鍛えることを職務の一環としている。
身体に筋力がつけば、姿勢がよくなる事によって移動中の腰などへの負担も緩和されるので一石二鳥である。食事量は増えるが。
部品: 広い視野と集中力・注意力
高速で移動している際、人間の視界は通常時よりもだいぶ正面に向けて狭くなる。
一瞬で縮まる距離が通常時よりも大きいからであるが、それによって周辺への視野が狭くなるのは事故のもとであるため、
乗り手はより意識して広く視野を保つよう努めなければならない(操作技術の習得時の必修事項である)。
いついかなる時に別の騎跨装備が距離感を誤って接触してくるかもしれないし、自騎の存在に気づかずに道へ飛び出してくる子供が現れるかもしれない。
こういったトラブルにあっても事故を起こさず、人と物に損害を与えずに済むよう、騎乗中の集中力・注意力を高く保つために各種制度は存在するのだ。
基礎体力の向上と十分な休養、乗騎の稼働状態の良好を維持することで、事故の確率は大きく下げる事ができる。
部品: 騎跨装備の集団的運用
主に輸送目的で騎跨装備を使う場合、輸送能力を単騎に頼るというのは決して効率がよいものではない。
経済における輸送を目的とするならば、騎跨装備の乗り手は多人数が連携し、職務として協力し合いながら人や物を運ぶこととなる。
部品: 物資・人員の輸送ルート確保とその維持
組織的な輸送を行う場合、輸送を行う経路は組織として共有する事となる。
沢山の航路を網のように張り巡らせ、かつそれを効果的に運用できるよう人と騎跨装備の数と稼働状況を揃える事が実現した場合、
そこには流通という産業が生まれ、経済の活性化と文化の発展につながっていく。
物資の輸送によって得られる資産(輸送の対価であったり輸送物の売買による利益であったり)を人員の給与とし、騎跨装備やそれらを運用する環境の維持費用とし、
そして次なる輸送のために使う、それが運送業であり、運送業が稼働し続けることが流通の維持であると言える。
もちろん、輸送時のトラブルに対応するためのコストも維持費として必要となる。
部品: 連携のために必要な能力
他人数の乗り手が連携する場合、ここにはコミュニケーションが生まれる。
対話に限らず、情報交換と協力のためのコミュニケーション技術は乗り手に必要なもので、
特に休憩時などに交代しながら騎跨装備を扱う相棒がいる場合、こういった相手との信頼関係は特に重要なものだ。
部品: 確信と自信による判断力
騎乗時間が長くなり、実務経験が増える事で各種能力の成長、というより習熟が進むと、一人前と言うべき技量を認められるようになる。
これまでの経験が自身の行動に確信を与え、確信によって成功を得る事で自信をつけることができる。
謙虚さや新しい知識への貪欲さも必要ではあるが、成功体験による自信もまた、成長のためになくてはならないものだ。
部品: 勘所を掴む
一つの技術を長く使っていると、考えるよりも先に正しく動くことが出来る瞬間が多々発生する。
どうして自分がその行動をとったのかをすぐに説明することは出来なくても、よく考えれば正しい、といったケースはよくあるもので、
経験上正しいと判断できる材料を多く蓄積しているからこそ、勘というものは役に立つのである。
勘とは、何の経験も判断基準も考えもなしに当てずっぽうに選択することを指すのではないのだ。
部品: 乗騎の好調を保つ
騎跨装備との付き合いが長くなることで、乗騎の特性に対するより深い理解を得ることができ、これに対してよい接し方、扱い方を身に着ける事ができる。
人間に好調不調があるように、生物としての乗騎にも非生物としての乗騎にも調子の波は存在するため、
これがより好調に近づくよう準備や対処を行うのが優れたる乗り手の技であろう。
また、調子がどうしても悪いのであれば、悪いなりに良い結果を出せるよう運用を調節するのもプロの仕事だ。
部品: より広範な地形の理解
実務経験が長くなることで、『知っている土地』の範囲が広くなるし、広い土地の傾向を実際に見て知ったことで、
見た事のない土地に対する類推の能力も高まる。優れた地形把握能力はトラブル時などの対処を助ける事にもつながる。
部品: 上位免許の取得
技術的向上によって、職務の範囲を広げる事も出来るようになってくる。
より大型の騎跨装備を扱うための免許であったり、より重要な貨物を運ぶための免許を取得する事に挑戦できるようになる。
基本的に、大きなもの、貴重なもの(人員は基本的に貴重とされる)を運ぶための免許が高度であるとされるため、これらを実施する乗り手は総じて優れている。
部品: 乗り手としての身体
長期的な訓練と実務により、身体能力も向上している。
体力勝負の職業と比較して優れている、とまではいかないが、優れたる乗り手の体力は実に頼もしいものなのである。
筋肉がしっかりついていれば姿勢が安定し、長く仕事ができるという事も大きい。
部品: 浮遊の効果
魔法の使用者または使用者が触れている物体、知類を空中に浮かせることができる魔法。浮力や効果範囲は使用者の魔力に比例する。
飛行魔法と異なり、浮遊魔法は自在に移動することは出来ない。基本的には上昇と下降のみである。
加えて、熱の遮断効果などの効果はなく、別途魔法を併用しなければならない。
このため、極端に寒くなったり空気が薄くなったりする高空まで上がることは、この魔法単体では不可能である。
使用者が対象に触れていれば浮遊の効果を与えることができるが、相手が知類である場合は対象の同意がなければ効果を与えることが出来ない。
相手が意識を失っている場合は、担架などの物体に相手を乗せ、担架に対して魔法をかけることで浮遊効果を与えたりして運用する。
部品: 姿勢制御
浮遊魔法において重要な要素の一つ。
空中に浮いている間、天地が逆転してしまわないよう、姿勢を制御する効果を持つ。
制御自体は術式によってある程度自動化されているが、暴風時などの極端な状況下では手動による制御でなければ追いつかない。
部品: ごく薄い障壁
浮遊中に魔法の使用者に対し直接強風が吹いて集中が乱れることを避けるため、浮遊魔法の使用中はごく薄い障壁が張られ、使用者に直接風が当たることを避ける。
ただし、これはあくまで風を直接魔法の使用者に当てさせない、というのが目的であるため、風に流される事自体は防ぐことは出来ないし、直接風を受けないだけマシにはなるが、熱や冷気を遮断できる訳ではない。
もちろん、本格的な障壁魔法とは程遠いごく簡易なものであるため、例えば矢や投石、攻撃魔法などを防ぐことも不可能。
部品: 魔力を使って現象をおこす
魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。
例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、
考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。
魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。
部品: 効果と規模の調節能力
術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、
更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。
この発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。
部品: ごくわずかな詠唱
詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。
低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。
迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、
その分だけ流せる魔力の上限が低く設定されており、したがって引き出せる効果量も限られている。
インポート用定義データ
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"title": "魔力馬の騎手について",
"description": "魔力馬の騎手とは、玄霧藩国の主力騎跨装備である魔力で作られた馬(軍用のスレイプニル、民間用のマジカルポニー)の扱いに長けた者たちの事を指す。\nこれら飛行可能な魔法の馬を十全に乗りこなし、法規を守って運用する中で、物資の輸送や情報の伝達といった仕事によって糧を得る職分である。\nまた、魔法の馬がけん引する馬車であるスキンファクシの馬車を扱うための浮遊魔法の運用も可能であり、専門化レベルではないものの、魔法の扱いも可能とする。",
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"description": "騎跨装備を扱う上で、一人前と呼べるレベルの経験を積んだ者たちのことを指す。\nここでいう騎跨装備とは、主に低物理域国家とよばれる国家群で使われる乗り物のことを広く纏めて呼ぶ際に使われる言葉で、\n馬であったりロバであったり、虎であったりもっと特異な生物であったり、またはゴーレムや箒、魔力体の乗り物なども指す。\n騎跨装備ごとに特性が大きく異なるため、基本的に多様な騎跨装備を使い分けられるだけの経験を持つ者は少ない。\n(特殊な騎跨装備は各国に点在しているため、一個人が扱える乗り物の範囲は限られるからである)\n科学式のバイクなどのことも騎跨装備と呼ぶ場合があるが、ここでいう乗り手は、これら中~高物理域装備を扱う能力を持っていない。\n",
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"title": "騎跨装備の性質を知る",
"description": "どういった種類の騎跨装備であっても、それらが基本的に移動を補助するための装備であることは共通している。\n移動のため、あるいは移動力を用いた運搬のために騎跨装備を使うとして、自分の乗騎がどういった性質ものであるかをまず知らねばならない。\n生物なのか非生物なのか、陸路を使うのか空または水を進むものなのか、速度はどの範囲で出せるものなのか、運搬力はどのくらいか、燃費はいいのか悪いのか。\n正しい知識を元に扱わなければ、どんな優れた装備も宝の持ち腐れである。\nどんな名馬だろうと餌をやらなければ飢えて元気に走れなくなるし、そのままでは死ぬ。\nまた、魔法の箒にまたがって空が飛べるとして、それで大きなコンテナを運ぶことは普通なら不可能であろう。\n馬に乗るならば日頃からその世話が必要だし、大きなコンテナを運ぶなら大がかりな装備が必要になるはずだ。\n騎跨装備を扱うならば、まずはこの知識を正しく得るところから始めなければならない。\n",
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"description": "騎跨装備を安全に、かつ安定して運用するためには専門の技術がいる。\n(普段何気なく自転車に乗っている人であっても、自転車に乗る技術を身に着ける上で練習が必要なかったものはいないだろう)\n装備の規模や複雑さに比例してその技術習得の難易度は変動するが、乗り物が普及している環境である場合、通常はその騎乗技術の習得環境が用意されている。\n自動車が普及している社会には自動車教習所があり、馬での移動が盛んな国であれば幼少期から馬と馴染む生活を送る事となるだろう。\n専門性の高い技術を習得する場合でも、教導を受けられる環境下でおおよそ100時間程度の訓練を行えば、まず操作技術そのものの習得は可能とされている。\n(あくまで操作ができるようになる、という段階であり、乗りこなすにはそこから更に訓練や実務経験が必要となる)\n騎跨装備の使用に公的な資格制度、免許などが必要である場合、訓練と適性試験によってこれが認められなければ、騎跨装備を扱う資格は得られない。\n運用の際の法的制限などについても、ここで正しい知識があるかどうかが検査される。\n\n",
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"title": "風向・天候に対する知識と予測能力",
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"title": "積載物の固定と安全確保",
"description": "輸送対象が何であれ、移動中の騎跨装備のほとんどは移動の反動を受ける。つまり、揺れる。\n揺れると人ならば酔いやすいし物ならば壊れやすいので、移動中は騎跨装備への固定が必要になる。生物の場合は反動を軽減するクッションなどもあれば好ましい。\n主にベルトで荷台や座席に固定してしまうのが確実である他、大量の荷物を輸送する際は荷物の並べ方なども輸送中の安全面に大きく影響する。\n",
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"title": "積み下ろしの技術とそのための設備について",
"description": "物資輸送に優れた乗り手である場合、騎跨装備の重心や方向転換時の衝撃を考慮した物資の積み方を行い、それらが長期的に安定し続けられるような固定の仕方に長けている。\nもちろん、それらの技術が磨かれるまでの過程にあった数多くの失敗から学んだ結果によるものだ。\nその工夫を荷台の改良で行う場合も多く、例えば人員輸送ならば座席の配置や形状の改良によって居住性を向上させることができるし、\n物資輸送であれば荷台の壁面にベルトを掛けるための設備を追加したり、荷台の中にレールを敷いて荷台上の物資移動を助けるような改良を加えている場合もある。\n物資の積み下ろしの際に、荷台と同じ高さの作業場所を使うなどといった工夫も存在する。\n\n",
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"title": "騎跨に求められる身体能力",
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"title": "基礎体力の重要性",
"description": "移動のための装備を扱う場合、運動エネルギーを自分で生み出さなければならない移動(徒歩や自転車)よりも消耗は少ないものの、\nそれでも体力というのは消費されるものである。\n移動時の反動を受け続ける事によるものもあるし、常に事故なく移動し続けられるように周辺に視線を配り続けなければならない事にもよる。\n仮に反動の小さい騎跨装備であったとしても、長時間同じ姿勢でい続けるというのはそれだけで消耗するものなので、\n小まめな休憩が必要であるのと同時に、消耗に耐えられるだけの基礎体力が必要となる。\n特に職業として人生の長い時間を移動に費やす者であれば、体力はあって無駄になるという事はないのだ。\n",
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"title": "操るという運動のための筋力",
"description": "輸送よりも移動のため、と言う要素の強い装備の場合、これを御するためには筋力が必要になる事が多い。\n速度を重視するということはより多くの運動エネルギーを扱い、より多くの反動を受ける事になるからである。\nこの反動を押さえつけ、場合によっては移動時の衝撃によって血流が乱れる事を防ぐ意味で、高速移動専門の乗り手は筋力を鍛えることを職務の一環としている。\n身体に筋力がつけば、姿勢がよくなる事によって移動中の腰などへの負担も緩和されるので一石二鳥である。食事量は増えるが。\n",
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"title": "広い視野と集中力・注意力",
"description": "高速で移動している際、人間の視界は通常時よりもだいぶ正面に向けて狭くなる。\n一瞬で縮まる距離が通常時よりも大きいからであるが、それによって周辺への視野が狭くなるのは事故のもとであるため、\n乗り手はより意識して広く視野を保つよう努めなければならない(操作技術の習得時の必修事項である)。\nいついかなる時に別の騎跨装備が距離感を誤って接触してくるかもしれないし、自騎の存在に気づかずに道へ飛び出してくる子供が現れるかもしれない。\nこういったトラブルにあっても事故を起こさず、人と物に損害を与えずに済むよう、騎乗中の集中力・注意力を高く保つために各種制度は存在するのだ。\n基礎体力の向上と十分な休養、乗騎の稼働状態の良好を維持することで、事故の確率は大きく下げる事ができる。\n\n",
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"title": "組織的活動能力",
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"title": "騎跨装備の集団的運用",
"description": "主に輸送目的で騎跨装備を使う場合、輸送能力を単騎に頼るというのは決して効率がよいものではない。\n経済における輸送を目的とするならば、騎跨装備の乗り手は多人数が連携し、職務として協力し合いながら人や物を運ぶこととなる。\n",
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"title": "物資・人員の輸送ルート確保とその維持",
"description": "組織的な輸送を行う場合、輸送を行う経路は組織として共有する事となる。\n沢山の航路を網のように張り巡らせ、かつそれを効果的に運用できるよう人と騎跨装備の数と稼働状況を揃える事が実現した場合、\nそこには流通という産業が生まれ、経済の活性化と文化の発展につながっていく。\n物資の輸送によって得られる資産(輸送の対価であったり輸送物の売買による利益であったり)を人員の給与とし、騎跨装備やそれらを運用する環境の維持費用とし、\nそして次なる輸送のために使う、それが運送業であり、運送業が稼働し続けることが流通の維持であると言える。\nもちろん、輸送時のトラブルに対応するためのコストも維持費として必要となる。",
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"title": "連携のために必要な能力",
"description": "他人数の乗り手が連携する場合、ここにはコミュニケーションが生まれる。\n対話に限らず、情報交換と協力のためのコミュニケーション技術は乗り手に必要なもので、\n特に休憩時などに交代しながら騎跨装備を扱う相棒がいる場合、こういった相手との信頼関係は特に重要なものだ。\n\n",
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"title": "長い累計騎乗時間による蓄積",
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"title": "確信と自信による判断力",
"description": "騎乗時間が長くなり、実務経験が増える事で各種能力の成長、というより習熟が進むと、一人前と言うべき技量を認められるようになる。\nこれまでの経験が自身の行動に確信を与え、確信によって成功を得る事で自信をつけることができる。\n謙虚さや新しい知識への貪欲さも必要ではあるが、成功体験による自信もまた、成長のためになくてはならないものだ。\n",
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"title": "勘所を掴む",
"description": "一つの技術を長く使っていると、考えるよりも先に正しく動くことが出来る瞬間が多々発生する。\nどうして自分がその行動をとったのかをすぐに説明することは出来なくても、よく考えれば正しい、といったケースはよくあるもので、\n経験上正しいと判断できる材料を多く蓄積しているからこそ、勘というものは役に立つのである。\n勘とは、何の経験も判断基準も考えもなしに当てずっぽうに選択することを指すのではないのだ。",
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"title": "乗騎の好調を保つ",
"description": "騎跨装備との付き合いが長くなることで、乗騎の特性に対するより深い理解を得ることができ、これに対してよい接し方、扱い方を身に着ける事ができる。\n人間に好調不調があるように、生物としての乗騎にも非生物としての乗騎にも調子の波は存在するため、\nこれがより好調に近づくよう準備や対処を行うのが優れたる乗り手の技であろう。\nまた、調子がどうしても悪いのであれば、悪いなりに良い結果を出せるよう運用を調節するのもプロの仕事だ。",
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"title": " より広範な地形の理解",
"description": "実務経験が長くなることで、『知っている土地』の範囲が広くなるし、広い土地の傾向を実際に見て知ったことで、\n見た事のない土地に対する類推の能力も高まる。優れた地形把握能力はトラブル時などの対処を助ける事にもつながる。\n",
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"title": "上位免許の取得",
"description": "技術的向上によって、職務の範囲を広げる事も出来るようになってくる。\nより大型の騎跨装備を扱うための免許であったり、より重要な貨物を運ぶための免許を取得する事に挑戦できるようになる。\n基本的に、大きなもの、貴重なもの(人員は基本的に貴重とされる)を運ぶための免許が高度であるとされるため、これらを実施する乗り手は総じて優れている。\n",
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"title": "乗り手としての身体",
"description": "長期的な訓練と実務により、身体能力も向上している。\n体力勝負の職業と比較して優れている、とまではいかないが、優れたる乗り手の体力は実に頼もしいものなのである。\n筋肉がしっかりついていれば姿勢が安定し、長く仕事ができるという事も大きい。",
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"title": "浮遊の魔法",
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"title": "浮遊の効果",
"description": "魔法の使用者または使用者が触れている物体、知類を空中に浮かせることができる魔法。浮力や効果範囲は使用者の魔力に比例する。\n飛行魔法と異なり、浮遊魔法は自在に移動することは出来ない。基本的には上昇と下降のみである。\n加えて、熱の遮断効果などの効果はなく、別途魔法を併用しなければならない。\nこのため、極端に寒くなったり空気が薄くなったりする高空まで上がることは、この魔法単体では不可能である。\n使用者が対象に触れていれば浮遊の効果を与えることができるが、相手が知類である場合は対象の同意がなければ効果を与えることが出来ない。\n相手が意識を失っている場合は、担架などの物体に相手を乗せ、担架に対して魔法をかけることで浮遊効果を与えたりして運用する。\n\n\n\n",
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"title": "姿勢制御",
"description": "浮遊魔法において重要な要素の一つ。\n空中に浮いている間、天地が逆転してしまわないよう、姿勢を制御する効果を持つ。\n制御自体は術式によってある程度自動化されているが、暴風時などの極端な状況下では手動による制御でなければ追いつかない。\n\n",
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"title": "ごく薄い障壁",
"description": "浮遊中に魔法の使用者に対し直接強風が吹いて集中が乱れることを避けるため、浮遊魔法の使用中はごく薄い障壁が張られ、使用者に直接風が当たることを避ける。\nただし、これはあくまで風を直接魔法の使用者に当てさせない、というのが目的であるため、風に流される事自体は防ぐことは出来ないし、直接風を受けないだけマシにはなるが、熱や冷気を遮断できる訳ではない。\nもちろん、本格的な障壁魔法とは程遠いごく簡易なものであるため、例えば矢や投石、攻撃魔法などを防ぐことも不可能。",
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"title": "低位魔法",
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"title": "魔力を使って現象をおこす",
"description": "魔力というエネルギーは、そのままでは火を起こす事も物を凍らせる事も風を起こす事もできない。\n例えば火の魔法であれば、『火を発生させる』という術式に魔力を通すことによって初めて結果を得られるのであり、\n考え方としては電化製品に電気を通す事で熱を発生させたり冷気を発生させるのと近い。\n魔法とはその術式を構築して運用する技術の事を指す。\n",
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"title": "効果と規模の調節能力",
"description": "術式に通す魔力の量に応じて発生する効果の大小が決まるが、この時に必要なだけの魔力を必要なだけ通し、\n更に発生する魔法効果を狙い通りの形にして扱うための技術がなければ、魔法が使えているとは言えない。\nこの発動時の調整は術者のイメージと呪文の詠唱によって行われるため、魔法使いには高い集中力と適切な呪文の選択を行う判断力の両方が資質として求められる。\n",
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"title": "ごくわずかな詠唱",
"description": "詠唱する呪文は、術式の起動キーとなる文章と術式の制御コマンドとなる文章によって構成される。\n低位魔法そのものは、必要な魔力制御が多くないために求められる呪文詠唱の量は少ない。\n迅速な詠唱完了によって起動できるという点において、高威力の魔法よりも優れている部分でもあるが、\nその分だけ流せる魔力の上限が低く設定されており、したがって引き出せる効果量も限られている。",
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最終更新:2017年10月11日 00:06