ページ作成者:ニム
玄霧藩国の花火組合(T22)
玄霧藩国に存在する、表向きは藩国の祭を企画・運営、手伝いをする組合である。
その真の役割は諜報・防諜組織であった。
ニムを幹部長として組織は運営されていたが、
魔法の正常化や共和国全体の復興にあたり、ニムは花火組合の組織をより世情に適したものにするため
大きく改革することを決定した。
そのためT22では一旦組織の解散を行うこととした。
収集・管理していた情報は提供を全てストップし、厳重にニムや国によって保管される。
組合員達にはニムからこれまでの活動への感謝と組織の解散への謝罪を行い、
国の復興のための仕事を斡旋し、彼らの日々の活動を把握する。
また差別やテロ行為、自国や他藩国へ被害が出る活動に花火組合員が参加している場合、
幹部長命令として即時活動停止を求め、応じない場合藩王や摂政と協議の上、厳しい処罰を含む対応を行う。
改変の方向性
方向性
- 藩国や共和国が動くときに、正確な情報を提供できる組織
- インターネット関係等、敵からの情報戦に対抗できる組織
- 国民の声等を察知し、国と国民の間を取り持てる組織
具体的な施策
- 評価値を下げる(国の規模によるが、国民が真似できない8程度)
- 罰則の強化及び罰則を与える人物や組織の明確化
- 情報収集、伝達、管理、分析、及び提供のみとし、機密作戦の実行等の機能の排除
- 集めた情報は決められた組織及び人物にしか提供してはならない。提供先は管理者および藩王、摂政の許可を得たもののみである
- 運営の資金の明確化
- 諜報活動で集める情報の明確化(常時集める情報は常時部品に組み込み、Tごとに特別注意して集める情報を作戦的な部品で追加)
- 科学技術への知識を持つ(どこまで持てるかは不明)
- 世論調査や窓口などで国民の様子や考えを受け取る仕組み
T22では
再編が間に合わないので、一旦組織としての花火組合を解散
集め保管していた情報は200年の間に整理整頓、流出しないよう厳重に保管(国で?)
花火組合所属で木にならない人々はニムが管理して技術の保持と監視を行いつつ、復興の手伝いをお願いする
部品構造
- 大部品: 玄霧藩国の花火組合 RD:67 評価値:10
- 部品: 組合全体の概要
- 大部品: 花火組合としての組織 RD:12 評価値:6
- 部品: 花火組合の発足目的
- 大部品: 表の理念 RD:3 評価値:3
- 部品: 人々を笑顔にする
- 部品: 伝統を大切に守る
- 部品: 祭の安全を守る
- 大部品: 花火組合の組織構造 RD:2 評価値:2
- 大部品: 表の活動 RD:4 評価値:3
- 部品: 国の祭や祝い事の企画・取りまとめ
- 部品: 祭時の警備、安全確保
- 部品: 幻影の花火の打ち上げ
- 部品: 交流の場
- 大部品: 組合員の服装 RD:2 評価値:2
- 大部品: 諜報・防諜組織として RD:43 評価値:9
- 部品: 組織の発足目的
- 部品: 組織活動の高い機密性
- 大部品: 組織の理念 RD:3 評価値:3
- 部品: 国の守護を担う誇りと責任
- 部品: 影の働き
- 部品: 惑わし、惑わされず
- 大部品: 規則 RD:3 評価値:3
- 部品: 機密の守秘義務
- 部品: 能力の悪用の禁止
- 部品: 罰則
- 大部品: 諜報・防諜組織の組織構造 RD:12 評価値:6
- 大部品: 組織構成員 RD:7 評価値:5
- 大部品: 諜報員 RD:6 評価値:4
- 部品: 組織加入の資格
- 大部品: 組織加入に至るまで RD:4 評価値:3
- 部品: 加入勧誘
- 部品: 適性検査
- 部品: 身辺調査
- 部品: 組織加入承認
- 部品: 表の花火組合としての活動義務
- 部品: 組織幹部
- 部品: 実行部
- 部品: 任務支援部
- 部品: 伝達解読部
- 部品: 情報管理部
- 部品: 諜報員育成部
- 大部品: 情報を扱う組織としての活動 RD:13 評価値:6
- 大部品: 諜報活動 RD:5 評価値:4
- 部品: 諜報活動とは
- 部品: 国内外の偵察
- 部品: 収集した情報の整理・分析・提供
- 部品: 暗号の研究・解読
- 部品: 情報の伝達
- 大部品: 防諜 RD:7 評価値:5
- 部品: 防諜とは
- 部品: 獲得工作への警戒
- 部品: 防諜に関わる情報収集
- 部品: 友好国や組織との連絡
- 部品: 諜報活動のリスク分析
- 部品: 他組織の諜報活動の分析
- 部品: 機密作戦の実行
- 部品: 諜報員の育成
- 大部品: 花火組合の諜報員の基礎技術 RD:8 評価値:5
- 部品: 基礎技術の概要
- 部品: 幻影や魔法を考慮した諜報・防諜活動
- 部品: 隠密行動
- 部品: 危険感知
- 部品: 的確な状況判断力
- 部品: 素早い決断力
- 部品: 円滑なコミュニケーション能力
- 部品: 細やかな観察力
- 大部品: 服装 RD:2 評価値:2
- 部品: 目立たない服装
- 部品: 身分や個人情報がわかる物品の携帯禁止
- 大部品: 花火組合の拠点及び管理建築物 RD:10 評価値:5
- 部品: 拠点の建物
- 部品: 隠された部屋と出入り口
- 大部品: 物見やぐら RD:8 評価値:5
- 大部品: やぐらについて RD:4 評価値:3
- 部品: やぐらの構造
- 部品: 建築の目的
- 部品: 異常事態への備え
- 部品: 適切な整備
- 大部品: 見張り RD:4 評価値:3
- 部品: シフト態勢
- 部品: 見張りを行う人員
- 部品: 伝達手段
- 部品: 管理組織
- 部品: T22における花火組合の方針
部品定義
部品: 組合全体の概要
玄霧藩国の花火組合とは、表向きは藩国内の公的な祭事や祝い事、季節ごとの収穫祭などの祭にて催し物を企画したり、警護を担当したり、花火を打ち上げたりするお祭りを盛り上げるための組合である。
その真の役割は玄霧藩国の諜報・防諜を司る、玄霧藩国国民のみで構成された組織である。
玄霧藩国の政府と密接な関係があり、主に行政府と警察庁と共に協力して国防にあたっている。
花火組合の真の役割については極秘とされており、知っているものは組合の構成員とごく僅かな政府の要人、藩王から許可を受けた有力者、藩国内の中でも特に優秀で人格者である幻影使い含む魔法使い数名のみとなっている。
部品: 花火組合の発足目的
花火組合は玄霧藩国の諜報組織を設立する際、表の顔として作成された。
大森林祭や、この地に住まう精霊に感謝と祈りを捧げる季節ごとの祭、収穫祭等、
玄霧藩国では大きな祭が行われる。
この国民と近い行事に関わり盛り上げ人々に受け入れられることで、真の役割を隠し、また国民からの情報収集がしやすくなることを狙ってのことであった。
また単純に発足時の幻影使いが祭好きで、派手なことが好きだったから、という話も囁かれている。
狙い通り花火組合は賑やかな祭の立役者として人々に受け入れられ、現在も親しまれている。
部品: 人々を笑顔にする
祭とは自然の恵みに感謝をささげる為のものだったり、誰かの幸せを祝うものだったりする。
そんな場で悲しむ人、退屈な人をなくし、皆が楽しめて笑い合える祭を作るために花火組合は働く。
年代に合わせた出し物や出店、花火などで趣向を凝らし、誰もが笑顔になる祭を作る心意気が無くてはならない。
また祭を通じて人々を笑顔にする花火組合の組合員は、普段から人格者としてモラルある行動を自覚して行わなければならない。
普段から周囲の人々とコミュニケーションをとり親切に接することで信頼関係を築く。
それにより人々が祭に求めているものを知り、より良い祭を作り上げることが出来るのである。
部品: 伝統を大切に守る
新しいことに挑戦するのはもちろん良いが、これまで行われてきた祭の伝統をきちんと守り、敬い、大切にしなければならない。
それによって精霊や自然、先祖に感謝を届け、未来へ伝統を残していくのである。
部品: 祭の安全を守る
祭には多くの人々が集まる。中には国外からやってくる人々もいるかもしれない。
犯罪抑制のための見回りや警護を行い、祭の催し物や出し物の企画そのものの安全性を考慮して企画、運営、調整を行って
事故や事件が起きないように最大限の努力を行わなければならない。
安全であると信じられない限り、人々は祭を心から楽しめないだろう。
部品: 組合員
花火組合に所属する組合員は年齢性別に特に制限はないが、物事の分別がつき、魔法使いや幻影使いの場合定められた修行を終え、一人前になっている人物のみ所属することができる。
組合員は花火組合の理念をよく理解し、それに沿って行動しなければならない。
まただれでも加入できるわけではなく、花火組合から直に声がかからないと加入できないとされる。そのため組合の構成人数は非常に限定されている。
部品: 花火組合幹部
所属している組合員の中でも組合員として優秀な働きをし、組合員や国の人々の人望を集める数名が幹部として存在し、組合の運営を取り仕切っている。
人望が失われる、事故や病気等で幹部として組織運営に長期間携われない、新しい風を組織に吹き込みたい、などの理由で、
幹部の解任や新たな就任、入れ替わりが稀に行われる…といわれている。
部品: 国の祭や祝い事の企画・取りまとめ
玄霧藩国内で行われる国をあげた祭事や祝い事、季節ごとの収穫祭などの祭にて、運営・企画の一部を国や祭の主催組織から許可を得て行う。
屋台や当日イベントの企画、祭事に必要なものの準備、祭に関連する他組織や国民たちの調整と取りまとめなどを行い、
祭の準備と当日運営、片付けまでを円滑に行う。
部品: 祭時の警備、安全確保
祭の準備から片付け撤収までの間、会場周辺や国内は多くの人が集まり、様々な活動が行われる。
花火組合は安全に祭が実施できるよう会場の導線や安全管理などを監督し、
また祭の期間は会場周辺の警護を行う。
他国で祭を実施した際、敵対勢力の襲撃を受けたという事例が発生してからは、特に周辺警備に力を入れている。
部品: 幻影の花火の打ち上げ
花火組合の大切な祭での役割として、花火を打ち上げることがある。といっても玄霧藩国での花火は火薬を使ったものではなく、幻影によるものである。
かつては光と音を操る魔法による花火が打ち上げられていたが、正しい魔法とされる「盟約魔法」に移行する際、司る神を祀らなかったことから封印された。
そのため現在の花火は幻影によるものだが、花火組合の中でも実力が認められたものだけが祭で打ち上げることができる、という慣習は残っている。
部品: 交流の場
花火組合は一般の人々や幻影使いたちの交流の場として、拠点の一部を開放している。
地域の人々に憩いの場を提供するだけではなく、
花火組合と地域の人々との友好関係を築き、人々の話から日頃の話から祭への要望や不満点を知る大事な場である。
部品: 制服
組合員の制服は、幻影使いである場合、その特徴として広く知られるシルクハットと指輪である。
とくに祭開催時は警備の存在を示すために、マントや燕尾服など目を引く服を着用する。
幻影使いでない者はシルクハットや指輪の着用は行わないが、
花火組合員であることをわかりやすくするために同様に燕尾服等の目を引く服を着用する。
部品: 組合バッチ
花火組合の組合員である証として、組合バッチがある。金色のボタン程の大きさで花火を模した意匠が彫られている。
このバッチが正式な花火組合の組合員である証となる。
部品: 組織の発足目的
物事を行う際、まず大切なのは情報収集である。国政であれば国の現状や求められているものは何かまず知る必要があるし、外からの脅威への策を考えるには、まずどのような脅威があるのか、その規模はどれくらいか、等を知る必要がある。
花火組合は様々な情報を国内外問わず集め、管理し、情報面から国を守り支えるために発足し、活動を続けている。
本来諜報組織と防諜組織は分かれていることが多いが、花火組合では「情報に関する活動」として両方を請け負っている。
部品: 組織活動の高い機密性
諜報・防諜活動は全て極秘に行われ、花火組合所属の人々と藩王、摂政、行政府及び警察庁所属の花火組合とのやりとりを行うごく一部の部署、藩王または摂政が特別に許可した藩国民の有力者しかその活動内容を知ることはない。
部品: 国の守護を担う誇りと責任
情報がもつ影響力は甚大だ。花火組合がもたらした情報は国の行き先、ひいては国民の未来を決める重要な一要素となる。
組合員は皆、自身の行動や自分がもたらす情報が藩国を守り、また滅ぼす可能性があることを胸に刻み、国を守る誇りと責任を持って活動を行う。
部品: 影の働き
諜報員は目立たないものであり、また目立ってはいけない。諜報活動とは「何かを行う前の情報収集」であり、防諜活動は「何かが行われる前の情報収集の阻害」である。
表立ってしまった時点で第三者に活動が知られることとなり、それは相手に情報を与え、対策を取られることに繋がる。
よって活動していることがばれないよう細心の注意を払いながら任務をこなすことが求められる。
また直接戦闘を避け、任務遂行を行う。敵への殺傷行為は可能な限り行わない。
部品: 惑わし、惑わされず
目で見えるものを始め五感で感じるものを安易に信じず、疑う心をもつことが必要とされる。
情報を集め、油断をせず分析を行い真実を求める。表側で見えているものが真実とは限らないのだ、花火組合と同じように。
部品: 機密の守秘義務
自身が活動で知り得た情報、及び花火組合が諜報・防諜組織であること、及び自分が諜報・防諜に携わっていることは組織外に口外してはならない。
この守秘義務は組織加入時から死ぬまで課せられることになる。たとえ組織を辞めたとしても、知人、友人、親、師に至るまで口外することは禁止とされている。
組織を辞めた場合、情報漏えいの危険がないか花火組合の諜報員の監視が付くことになる。
部品: 能力の悪用の禁止
活動に使う能力は、相手に不信感や嫌悪感を与えたり、犯罪に直結的に活用できるものが多い。
よって組合員は自身の諜報員としての技術や能力、そして手に入れた情報を、
国を守護するために使い、組合としての活動を超えた己の利益のために使用してはならないと厳命される。
部品: 罰則
規則に反した者、また理念に著しく反した行動を行い組織や国に被害を与えたと判断された者には、非常に厳しい罰が与えられ、組合員の資格を永久はく奪される。
具体的には国を脅かした犯罪者として国に裁かれ、厳罰に処される。またその人物の知りうる情報の重要度によっては、無期限の禁固刑に処される。
部品: 組織加入の資格
花火組合に所属できる者は、
基本的に6年の幻影を使いこなす修行を終え、尚且つ組織加入時の適性検査に合格した幻影使い、
及び情報の取り扱いや事務作業、諜報活動等、組織の運営において必要な能力で顕著な実力を持つ、またはそのような実力者になると将来性が期待できる者のみである。
諜報員は表向きは花火組合の組合員と呼ばれる。
部品: 加入勧誘
花火組合は人員を公的に募集することはない。それは表の花火組合の組合員としても同じである。
諜報員が国内の情報を集め、組合員として有望な人材を探し、
諜報員育成部の諜報員が、花火組合であることを隠して接触するところから新規組合員の勧誘は始まる。
該当する人物に「藩国の防衛に関係する任」の1つであることや簡単な活動内容を伝え、
該当する人物が加入を希望した場合、適性検査が行われる。
部品: 適性検査
適性検査では主に情報を扱うモラル意識、情報処理能力や状況判断力等の諜報活動への適性が中心に見られる。
また正しい倫理観、一般的な道徳意識を備えているか等も面接を通じて確認される。
部品: 身辺調査
適性検査と同時に、諜報員たちによって加入希望者の身辺調査が内密に行われる。普段接している者や親しい者等、周囲から見た加入希望者の人となりを確認し、
また不審な人物たちとの関わりがないかを確認する。
部品: 組織加入承認
適性検査と身辺調査によって問題なしとされた場合、新たな諜報員として迎え入れられる。
守秘義務が発生する契約を完了後初めて、「花火組合」であることが伝えられる。
なお加入勧誘の時点で人材はかなり絞り込まれており、適性検査を行うのは1年に2~3人、その中で合格し組織に加入するのは1~2人程度である。
部品: 表の花火組合としての活動義務
花火組合に所属した諜報員は、祭を運営する表の花火組合としての活動義務も発生する。
表の業務は諜報・防諜組織という裏の役割を隠すための大切なカバーであり、決しておろそかにしてはならないのだ。
部品: 組織幹部
諜報員から選ばれる、諜報員や各部署を取りまとめる組織幹部。表の花火組合の組合幹部とイコールである。
幹部は立場に相応しい人格と能力を備え、理念に沿った活動を行い、誰よりも国と構成員を守る気持ちを持ち、それにあった行動が求められる。
他幹部、構成員たちから幹部や幹部長として相応しくないとされた場合、他幹部たちで調査を行う。
実際に問題があると判断された場合、幹部の立場をはく奪される。
部品: 実行部
命を受け任務を行う実働部隊。国内外の現地で実際に活動を行い、偵察や情報収集、防諜のための機密作戦の実行等を行う。
部品: 任務支援部
実行部隊のサポートを行う。部隊の編制やコンディションの管理、活動の依頼や報告受付、実行部と他部の間の連絡等が主な業務となる。
部品: 伝達解読部
組織内外への伝達を受け持つ。現地の諜報員への緊急の伝達や、現地の諜報員からの伝達の受信、情報管理部への情報伝達、また必要に応じて藩王やその他組織、部署への連絡等を行う。
瞑想通信の実施も主にこの部署の担当である。
また暗号開発や暗号解読、情報の暗号変換もこの部署の重要な役目。
実行部からの情報は暗号で送られてくるため、それを変換して他部署へ伝達する、
逆に外へ伝達する際の情報の暗号への変換作業、
自国ではない外部の暗号の解読作業などがこれに当たる。
玄霧藩国の暗号の仕組みはこの伝達部所属の諜報員しか知らず、門外不出とされている。
部品: 情報管理部
諜報活動で入手した情報を管理、分析する部署。
様々で膨大な情報が日々集まってくるため、それらを集積し、統計をとり、分析を行う。
また種類、日付毎などに細かく分類を行い、必要になったら即座に用意、確認できる情報管理が求められる。
部品: 諜報員育成部
諜報員としての技術を教える部署。
幻影使いとして幻影のレベルを高めるだけではなく、
諜報、防諜活動に必要な様々な偵察技術、みのこなし、思考能力等を鍛える。
有望な新人の捜索、勧誘、適性検査等もこの部署の担当である。
部品: 諜報活動とは
国家の安全のために行われる、情報に関する活動の総称である。主に「情報を獲得し、活用することで国を守る」為の活動と置き換えることが出来る。
部品: 国内外の偵察
藩国内外に赴き、情報を収集する。
どんな情報を入手するかはその時々の指示によって様々である。
例えば藩国に迫る魔物の情報を入手せよという命もあれば、
藩国内の国民の不満を調査せよということもある。
諜報員は入手すべき情報に合わせて適切な場所へ赴き、
人、場所、本等様々なものから必要な情報を収集する。
部品: 収集した情報の整理・分析・提供
収集した情報はただ集めただけでは意味をなさない。
集めた情報をきちんと整理し適切なものを使って分析を行い、新たな情報を導き出す。
そして得られた情報を国等に提供する。
情報は有効的に活用して初めて諜報活動といえる。
部品: 暗号の研究・解読
入手した重要な情報や諜報員への指示の伝達は、暗号を使用して行われる。
その暗号は藩国独自の物でなければ意味がないため、
解読されにくく使用しやすい暗号の開発が日々行われている。
また別組織が使用している暗号を入手した場合、その暗号の解読作業も行われる。
部品: 情報の伝達
得られた情報には緊急性があるものもある。また一度に多くの場所に伝達をする必要があるかもしれない。
伝達途中にトラブルがあって情報が奪われたり失われたりすれば、甚大な被害が出る可能性もある。
そのため情報を素早く、正確に伝達することも大切な活動の1つである。
とくに実行部の諜報員は、主観を除いた情報を正確に伝達することが求められる。
部品: 防諜とは
自国の安全を守るために、他勢力や組織が玄霧藩国に対して行う諜報活動を防ぐための活動の総称である。
主に「情報を獲得させず、妨害することで国を守る」為の活動と置き換えることが出来る。
部品: 獲得工作への警戒
諜報活動で最も行われやすいのが、相手国内で情報提供者を作ることである。
友好関係を築いたり、弱みを握ったりして、国の情報を提供してくれる人物を獲得する「獲得工作」に対する警戒は防諜活動の重要な一部である。
とくに国内でそれなりの地位を持つ者、機密情報を知っている人物に寄ってくる不審な人物がいないか、怪しい動きが無いかを警戒する。
部品: 防諜に関わる情報収集
自国内で、目の届きにくい場所はどこか、政治的な弱みはどこか等、
客観的に諜報的な視点で国内の現状を把握するために情報収集を行う。
集めた情報は分析し、考えられる危険に対し対策を練ることで、大きな効果を見込むことが出来る。
もしも既に国内で他勢力が諜報活動を行っている形跡を発見した場合、
行っている密偵の素性や目的、方法の調査、及び対策の検討を行う。
時間をかければかける程こちらの情報が外部に流出し、また焦って事を大きくすれば対象が逃げ出す可能性があるため、
迅速に、内密に情報収集が行われる。
部品: 友好国や組織との連絡
現在協力関係、友好関係にある国や組織と情報を交換し、情報分析に役立てる。
何を行うにも情報はあればあるほどよく、手が回らない所や手を出せない所の情報を得られるメリットは大きい。
ただし情報を交換する際は、相手の協力者としての信頼度に合わせて情報の内容をよく吟味しなければならない。
目で見える物だけを信じてはならない。協力者だと思っていた相手が、実は別の組織へこちらの情報を流しているとも限らないのだ。
諜報員は常にそのリスクも考えながら渡す情報を取捨選択する必要がある。
部品: 諜報活動のリスク分析
諜報活動を花火組合の諜報員が行うにあたって、どのようなリスクが考えられ、それに対する対策はどんなものがあるか、
といった分析も防諜活動に分類される。
諜報員が諜報活動をしている、ということ自体が重要な情報になるのである。
相手がそれを知れば、花火組合の諜報員を利用して偽情報を掴ませたり、逆に藩国の情報を引き出す可能性もあるのだ。
そのため諜報活動の状況の把握も行い、常にリスク分析が行われている。
部品: 他組織の諜報活動の分析
相手が行っている諜報活動の内容を分析し、手法や傾向、目的を解明する。
例えば内通者を使っているのであれば人物に対して注意をより一層払わなければならないし、
魔法を使った諜報活動が顕著なら魔法的な対策を考える必要があるだろう。
そして諜報活動の目的がわかれば、相手が狙ってくる場所がわかりやすくなり、偽情報を流すなどの対策も打ちやすくなる。
部品: 機密作戦の実行
防諜の為に行われる様々な機密作戦の実行を行う。
他組織の諜報員の拘束、機密書類の運搬、他組織に知られてはならない情報や状況の隠滅、偽情報のリーク等、内容は状況に合わせて多岐に及ぶ。
機密作戦は通常、組合の幹部の協議の上、必要があると認められた場合幹部長の許可の元作戦実行の指示が下りる。
また例外として特別緊急事態の時は、藩王、または幹部長の指示で即座に機密作戦が行われることがある。
機密作戦を行う実行部の諜報員は、行う内容に最も熟練した者たちが選ばれる。
部品: 諜報員の育成
花火組合に所属したての幻影使いは、ただの幻影使いであり、諜報員として活動するには幻影以外の技術を身につける必要がある。
幻影使いで無い者であれば尚更、活動には秀でた技術が求められる。
そのため偵察や暗号の基礎から丁寧に技術を育成し、また情報の重要さや機密性の厳守、諜報員としての心構えも諜報員育成部によって教えられる。
入りたての新人はまず諜報員育成部となり諜報員としての基礎教育を受け、その後各部署へ配属される。
基礎教育には通常2年を必要とする。
部品: 基礎技術の概要
諜報活動を行う上で最低限必要とされる諜報員の技術は、基礎教育機関の2年で教え込まれる。
そこからそれぞれ己の得意分野を伸ばし、各部署にて活躍する諜報員となる。
部品: 幻影や魔法を考慮した諜報・防諜活動
花火組合がかつて基本的に幻影使いで構成されていたのは、幻影が諜報・防諜活動に非常に有用だからである。
有るものを無いように見せ、無いものを有るように見せる。それだけで相手の気を逸らしたり牽制したりすることが可能だ。
しかしそれら幻影や魔法は、敵に使用されることで非常に大きな脅威にも成り得る。
幻影や魔法による有効な諜報活動の仕方、またそれに伴うリスクへの理解と対処法、
そして幻影や魔法によって引き起こされる被害や影響を知って、考慮して、初めて玄霧藩国を守る諜報員といえる。
部品: 隠密行動
他人に気づかれず行動する方法。周囲の状況に溶け込む方法と、見つからないように気配や音を消して行動する方法がある。
部品: 危険感知
諜報員は危険な場所へ向かうこともままある。その際瞬時に周囲の状況を把握し、危険を予測する能力は必須となる。
周囲に注意を払うことで危険を察知し、回避のための対策を打つことが出来れば生存率が上がる。
諜報員はその存在自体が情報だ。死んでも任務を達成する、という考えは間違っている。
存在を気づかれず、ばれたとしてもこちらの情報は最低限にとどめ、
無事に情報を持ち帰ること。それこそが果たすべき最大の任務なのである。
部品: 的確な状況判断力
現在自分が置かれている状況を常に正確に把握できれば、精神的な余裕も生まれ、対策が打ちやすい。
また情報を集め伝える諜報員として、状況は希望的にも悲観的にも見てはならない。
客観的に正しく状況を判断し、それを誰かに伝えたり、己の次の一手を決定するのである。
部品: 素早い決断力
特に混乱した現場や切迫した状況の場合、求められるのは素早い決断力である。
もしかしたら何をやっても上手くいかないように見える時だってあるかもしれない。
しかし迷って後手に回れば、切迫した状況は基本的に悪化することが多い。
生き残り任を達成するために、素早く決断し行動に移すことが求められる。
部品: 円滑なコミュニケーション能力
国や組織は人や知類によって形成・維持されているため、人や知類こそが最も重要な情報源となりやすい。
そのため相手に不信感や嫌悪感を与えず、好印象を与え、会話をして情報を引き出すコミュニケーション能力は大変役立つ。
部品: 細やかな観察力
人の表情やちょっとしたしぐさ、爆発現場の窓ガラスの破片、未知の生物の特徴や構造。
普通の人なら気が付かないような所に疑問を持ち、気を付けて見ることで多くの事を知ることが出来る。
細やかな観察力を養うことで得られる情報の量は格段に増える。
部品: 目立たない服装
表の花火組合の時の活動とは打ってかわり、制服の規則はない。
その場その時の周囲の状況に合致した服装の着用が求められ、基本的には可能な限り目立たない恰好となる。
部品: 身分や個人情報がわかる物品の携帯禁止
諜報員として活動を行う場合、花火組合の組合員バッチをはじめとした身分や個人情報がわかる物品の携帯は禁止とされる。
これは何かがあったとき、自分が諜報員であると外部に知らせないため、そして自分の周囲の人間の安全を守るためである。
ただし幻影使いとしての指輪は許可されている。
部品: 拠点の建物
多くの藩国内の建物がそうであるように、樹木を生かした建築様式である。組合員でなくても入ることが出来る交流の場としての広間があり、
組合員であれば入ることができる部屋に祭準備室や倉庫、会議室等がある。
広間には幻影使いの練習の為、幻影の飾りつけが良くされており、季節ごとに楽し気な雰囲気を味わえる。
部品: 隠された部屋と出入り口
組合員しかしらない扉と定期的に変更される合言葉を使うと、諜報・防諜組織としての拠点の部屋へ行くことが出来る。
拠点の一部は地下を利用しており、外見より広いスペースを拠点として使用している。
地下を通る通路により、花火組合の建物から少し離れたところから隠された部屋への出入りも可能。その出入り口は一般住居や倉庫だが、内密に花火組合管理下に置かれている。
出入り口はいくつかあるが、全てその建物を管理している組合員の手によってカモフラージュされており、合言葉に対応している。
合言葉は定期的に変更される。
部品: やぐらの構造
やぐらは主に周囲の建物や自然物よりも高く作られる。
一般的に木材で作られることが多いが、目立つ上に偵察の要になることも多いので、玄霧藩国では敵襲に備え丈夫な石材で建築される。
一番上に物見台として5mから10m四方のスペースがあり、柵が設けられ周囲を見渡せるようになっている。
また石壁部分には銃眼が設けられ、敵に対して射撃や魔法で攻撃が可能となっている。
物見台にはやぐらの中に設置された階段を使用して登る。やぐら内には階段の他に資材置き場などに使用されることが多い。
部品: 建築の目的
物見やぐらとは、遠方を見渡すために設けられたやぐらである。
設置される場所によって、外敵の様子を探ったり動きが無いかを見張る、領地内に異常がないか見張る等の目的で建設される。
また空の交通網が発展している場所であれば、緊急停止用の避難場所になることもある。
玄霧藩国では花火を打ち上げる際上空の安全を確保するためにも使用される。
部品: 異常事態への備え
物見やぐらを使用していち早く国内外の異常を察知することにより、素早い対処を行い被害を抑えることが期待される。
その為常時、または必要に合わせた特定の期間、やぐらには見張りが配置される。
敵からの攻撃が想定される場合、障壁の魔法使いがやぐらに障壁を張ることもある。
部品: 適切な整備
やぐらは定期的に点検を受け、脆くなっている所の修復などが行われ、機能的に影響することがないように整備される。
その際、敵からの破壊工作を警戒し、不審な点がないかもチェックされる。
部品: シフト態勢
やぐらでの見張りは3時間~6時間の間で人員交代が行われる。これにより見張りの集中力と体力を保ち、異常を見逃しにくくなる。
交代時は物見台に交代要員があがってきたのを確認し、交代を行う。
部品: 見張りを行う人員
やぐらでの見張りは常に2人以上で行われる。これは異常事態が発生した際、伝達係と観測係に別れる必要があるからである。
玄霧藩国では幻影使いが見張りにつくことが多い。
部品: 伝達手段
何か異常事態や緊急事態などが発生した場合、見張りは予め決められている方法で上の立場の人に伝達を行う。
伝達係の方の見張りが直接伝達に走ったり、照明の魔法等の光を使用して異常が発生したことを遠く離れた場所へ伝えたりする。
部品: 管理組織
表では花火を打ち上げる際の安全確保のため、裏では諜報、偵察のために花火組合が管理を行っている。
別の信頼できる組織や藩国から要請があった場合、花火組合の監督の下、別組織が物見やぐらを使用することもある。
部品: T22における花火組合の方針
膨大な魔力とそれに伴う魔法により、結果として大きな被害を受けた共和国及びそこに所属する玄霧藩国は、
魔法の再定義を行い「盟約魔法」という正しい魔法への移行を行った。
それにより幻影使いは赤の赤を信仰する者のみがなれるようになった。
また魔法に頼り過ぎた結果起きた惨状を玄霧藩国は重く受け止め、以降医療関係以外の魔法の縮小を徐々に行っていく方針とした。
それを受け、花火組合は「魔法に頼り過ぎない諜報・防諜活動」を行っていく方針を決定、
原則幻影使いのみという構成員の所属条件を改訂し、幻影使いでなくても組合員として迎えることとなった。
提出書式
大部品: 玄霧藩国の花火組合 RD:67 評価値:10
-部品: 組合全体の概要
-大部品: 花火組合としての組織 RD:12 評価値:6
--部品: 花火組合の発足目的
--大部品: 表の理念 RD:3 評価値:3
---部品: 人々を笑顔にする
---部品: 伝統を大切に守る
---部品: 祭の安全を守る
--大部品: 花火組合の組織構造 RD:2 評価値:2
---部品: 組合員
---部品: 花火組合幹部
--大部品: 表の活動 RD:4 評価値:3
---部品: 国の祭や祝い事の企画・取りまとめ
---部品: 祭時の警備、安全確保
---部品: 幻影の花火の打ち上げ
---部品: 交流の場
--大部品: 組合員の服装 RD:2 評価値:2
---部品: 制服
---部品: 組合バッチ
-大部品: 諜報・防諜組織として RD:43 評価値:9
--部品: 組織の発足目的
--部品: 組織活動の高い機密性
--大部品: 組織の理念 RD:3 評価値:3
---部品: 国の守護を担う誇りと責任
---部品: 影の働き
---部品: 惑わし、惑わされず
--大部品: 規則 RD:3 評価値:3
---部品: 機密の守秘義務
---部品: 能力の悪用の禁止
---部品: 罰則
--大部品: 諜報・防諜組織の組織構造 RD:12 評価値:6
---大部品: 組織構成員 RD:7 評価値:5
----大部品: 諜報員 RD:6 評価値:4
-----部品: 組織加入の資格
-----大部品: 組織加入に至るまで RD:4 評価値:3
------部品: 加入勧誘
------部品: 適性検査
------部品: 身辺調査
------部品: 組織加入承認
-----部品: 表の花火組合としての活動義務
----部品: 組織幹部
---部品: 実行部
---部品: 任務支援部
---部品: 伝達解読部
---部品: 情報管理部
---部品: 諜報員育成部
--大部品: 情報を扱う組織としての活動 RD:13 評価値:6
---大部品: 諜報活動 RD:5 評価値:4
----部品: 諜報活動とは
----部品: 国内外の偵察
----部品: 収集した情報の整理・分析・提供
----部品: 暗号の研究・解読
----部品: 情報の伝達
---大部品: 防諜 RD:7 評価値:5
----部品: 防諜とは
----部品: 獲得工作への警戒
----部品: 防諜に関わる情報収集
----部品: 友好国や組織との連絡
----部品: 諜報活動のリスク分析
----部品: 他組織の諜報活動の分析
----部品: 機密作戦の実行
---部品: 諜報員の育成
--大部品: 花火組合の諜報員の基礎技術 RD:8 評価値:5
---部品: 基礎技術の概要
---部品: 幻影や魔法を考慮した諜報・防諜活動
---部品: 隠密行動
---部品: 危険感知
---部品: 的確な状況判断力
---部品: 素早い決断力
---部品: 円滑なコミュニケーション能力
---部品: 細やかな観察力
--大部品: 服装 RD:2 評価値:2
---部品: 目立たない服装
---部品: 身分や個人情報がわかる物品の携帯禁止
-大部品: 花火組合の拠点及び管理建築物 RD:10 評価値:5
--部品: 拠点の建物
--部品: 隠された部屋と出入り口
--大部品: 物見やぐら RD:8 評価値:5
---大部品: やぐらについて RD:4 評価値:3
----部品: やぐらの構造
----部品: 建築の目的
----部品: 異常事態への備え
----部品: 適切な整備
---大部品: 見張り RD:4 評価値:3
----部品: シフト態勢
----部品: 見張りを行う人員
----部品: 伝達手段
----部品: 管理組織
-部品: T22における花火組合の方針
部品: 組合全体の概要
玄霧藩国の花火組合とは、表向きは藩国内の公的な祭事や祝い事、季節ごとの収穫祭などの祭にて催し物を企画したり、警護を担当したり、花火を打ち上げたりするお祭りを盛り上げるための組合である。
その真の役割は玄霧藩国の諜報・防諜を司る、玄霧藩国国民のみで構成された組織である。
玄霧藩国の政府と密接な関係があり、主に行政府と警察庁と共に協力して国防にあたっている。
花火組合の真の役割については極秘とされており、知っているものは組合の構成員とごく僅かな政府の要人、藩王から許可を受けた有力者、藩国内の中でも特に優秀で人格者である幻影使い含む魔法使い数名のみとなっている。
部品: 花火組合の発足目的
花火組合は玄霧藩国の諜報組織を設立する際、表の顔として作成された。
大森林祭や、この地に住まう精霊に感謝と祈りを捧げる季節ごとの祭、収穫祭等、
玄霧藩国では大きな祭が行われる。
この国民と近い行事に関わり盛り上げ人々に受け入れられることで、真の役割を隠し、また国民からの情報収集がしやすくなることを狙ってのことであった。
また単純に発足時の幻影使いが祭好きで、派手なことが好きだったから、という話も囁かれている。
狙い通り花火組合は賑やかな祭の立役者として人々に受け入れられ、現在も親しまれている。
部品: 人々を笑顔にする
祭とは自然の恵みに感謝をささげる為のものだったり、誰かの幸せを祝うものだったりする。
そんな場で悲しむ人、退屈な人をなくし、皆が楽しめて笑い合える祭を作るために花火組合は働く。
年代に合わせた出し物や出店、花火などで趣向を凝らし、誰もが笑顔になる祭を作る心意気が無くてはならない。
また祭を通じて人々を笑顔にする花火組合の組合員は、普段から人格者としてモラルある行動を自覚して行わなければならない。
普段から周囲の人々とコミュニケーションをとり親切に接することで信頼関係を築く。
それにより人々が祭に求めているものを知り、より良い祭を作り上げることが出来るのである。
部品: 伝統を大切に守る
新しいことに挑戦するのはもちろん良いが、これまで行われてきた祭の伝統をきちんと守り、敬い、大切にしなければならない。
それによって精霊や自然、先祖に感謝を届け、未来へ伝統を残していくのである。
部品: 祭の安全を守る
祭には多くの人々が集まる。中には国外からやってくる人々もいるかもしれない。
犯罪抑制のための見回りや警護を行い、祭の催し物や出し物の企画そのものの安全性を考慮して企画、運営、調整を行って
事故や事件が起きないように最大限の努力を行わなければならない。
安全であると信じられない限り、人々は祭を心から楽しめないだろう。
部品: 組合員
花火組合に所属する組合員は年齢性別に特に制限はないが、物事の分別がつき、魔法使いや幻影使いの場合定められた修行を終え、一人前になっている人物のみ所属することができる。
組合員は花火組合の理念をよく理解し、それに沿って行動しなければならない。
まただれでも加入できるわけではなく、花火組合から直に声がかからないと加入できないとされる。そのため組合の構成人数は非常に限定されている。
部品: 花火組合幹部
所属している組合員の中でも組合員として優秀な働きをし、組合員や国の人々の人望を集める数名が幹部として存在し、組合の運営を取り仕切っている。
人望が失われる、事故や病気等で幹部として組織運営に長期間携われない、新しい風を組織に吹き込みたい、などの理由で、
幹部の解任や新たな就任、入れ替わりが稀に行われる…といわれている。
部品: 国の祭や祝い事の企画・取りまとめ
玄霧藩国内で行われる国をあげた祭事や祝い事、季節ごとの収穫祭などの祭にて、運営・企画の一部を国や祭の主催組織から許可を得て行う。
屋台や当日イベントの企画、祭事に必要なものの準備、祭に関連する他組織や国民たちの調整と取りまとめなどを行い、
祭の準備と当日運営、片付けまでを円滑に行う。
部品: 祭時の警備、安全確保
祭の準備から片付け撤収までの間、会場周辺や国内は多くの人が集まり、様々な活動が行われる。
花火組合は安全に祭が実施できるよう会場の導線や安全管理などを監督し、
また祭の期間は会場周辺の警護を行う。
他国で祭を実施した際、敵対勢力の襲撃を受けたという事例が発生してからは、特に周辺警備に力を入れている。
部品: 幻影の花火の打ち上げ
花火組合の大切な祭での役割として、花火を打ち上げることがある。といっても玄霧藩国での花火は火薬を使ったものではなく、幻影によるものである。
かつては光と音を操る魔法による花火が打ち上げられていたが、正しい魔法とされる「盟約魔法」に移行する際、司る神を祀らなかったことから封印された。
そのため現在の花火は幻影によるものだが、花火組合の中でも実力が認められたものだけが祭で打ち上げることができる、という慣習は残っている。
部品: 交流の場
花火組合は一般の人々や幻影使いたちの交流の場として、拠点の一部を開放している。
地域の人々に憩いの場を提供するだけではなく、
花火組合と地域の人々との友好関係を築き、人々の話から日頃の話から祭への要望や不満点を知る大事な場である。
部品: 制服
組合員の制服は、幻影使いである場合、その特徴として広く知られるシルクハットと指輪である。
とくに祭開催時は警備の存在を示すために、マントや燕尾服など目を引く服を着用する。
幻影使いでない者はシルクハットや指輪の着用は行わないが、
花火組合員であることをわかりやすくするために同様に燕尾服等の目を引く服を着用する。
部品: 組合バッチ
花火組合の組合員である証として、組合バッチがある。金色のボタン程の大きさで花火を模した意匠が彫られている。
このバッチが正式な花火組合の組合員である証となる。
部品: 組織の発足目的
物事を行う際、まず大切なのは情報収集である。国政であれば国の現状や求められているものは何かまず知る必要があるし、外からの脅威への策を考えるには、まずどのような脅威があるのか、その規模はどれくらいか、等を知る必要がある。
花火組合は様々な情報を国内外問わず集め、管理し、情報面から国を守り支えるために発足し、活動を続けている。
本来諜報組織と防諜組織は分かれていることが多いが、花火組合では「情報に関する活動」として両方を請け負っている。
部品: 組織活動の高い機密性
諜報・防諜活動は全て極秘に行われ、花火組合所属の人々と藩王、摂政、行政府及び警察庁所属の花火組合とのやりとりを行うごく一部の部署、藩王または摂政が特別に許可した藩国民の有力者しかその活動内容を知ることはない。
部品: 国の守護を担う誇りと責任
情報がもつ影響力は甚大だ。花火組合がもたらした情報は国の行き先、ひいては国民の未来を決める重要な一要素となる。
組合員は皆、自身の行動や自分がもたらす情報が藩国を守り、また滅ぼす可能性があることを胸に刻み、国を守る誇りと責任を持って活動を行う。
部品: 影の働き
諜報員は目立たないものであり、また目立ってはいけない。諜報活動とは「何かを行う前の情報収集」であり、防諜活動は「何かが行われる前の情報収集の阻害」である。
表立ってしまった時点で第三者に活動が知られることとなり、それは相手に情報を与え、対策を取られることに繋がる。
よって活動していることがばれないよう細心の注意を払いながら任務をこなすことが求められる。
また直接戦闘を避け、任務遂行を行う。敵への殺傷行為は可能な限り行わない。
部品: 惑わし、惑わされず
目で見えるものを始め五感で感じるものを安易に信じず、疑う心をもつことが必要とされる。
情報を集め、油断をせず分析を行い真実を求める。表側で見えているものが真実とは限らないのだ、花火組合と同じように。
部品: 機密の守秘義務
自身が活動で知り得た情報、及び花火組合が諜報・防諜組織であること、及び自分が諜報・防諜に携わっていることは組織外に口外してはならない。
この守秘義務は組織加入時から死ぬまで課せられることになる。たとえ組織を辞めたとしても、知人、友人、親、師に至るまで口外することは禁止とされている。
組織を辞めた場合、情報漏えいの危険がないか花火組合の諜報員の監視が付くことになる。
部品: 能力の悪用の禁止
活動に使う能力は、相手に不信感や嫌悪感を与えたり、犯罪に直結的に活用できるものが多い。
よって組合員は自身の諜報員としての技術や能力、そして手に入れた情報を、
国を守護するために使い、組合としての活動を超えた己の利益のために使用してはならないと厳命される。
部品: 罰則
規則に反した者、また理念に著しく反した行動を行い組織や国に被害を与えたと判断された者には、非常に厳しい罰が与えられ、組合員の資格を永久はく奪される。
具体的には国を脅かした犯罪者として国に裁かれ、厳罰に処される。またその人物の知りうる情報の重要度によっては、無期限の禁固刑に処される。
部品: 組織加入の資格
花火組合に所属できる者は、
基本的に6年の幻影を使いこなす修行を終え、尚且つ組織加入時の適性検査に合格した幻影使い、
及び情報の取り扱いや事務作業、諜報活動等、組織の運営において必要な能力で顕著な実力を持つ、またはそのような実力者になると将来性が期待できる者のみである。
諜報員は表向きは花火組合の組合員と呼ばれる。
部品: 加入勧誘
花火組合は人員を公的に募集することはない。それは表の花火組合の組合員としても同じである。
諜報員が国内の情報を集め、組合員として有望な人材を探し、
諜報員育成部の諜報員が、花火組合であることを隠して接触するところから新規組合員の勧誘は始まる。
該当する人物に「藩国の防衛に関係する任」の1つであることや簡単な活動内容を伝え、
該当する人物が加入を希望した場合、適性検査が行われる。
部品: 適性検査
適性検査では主に情報を扱うモラル意識、情報処理能力や状況判断力等の諜報活動への適性が中心に見られる。
また正しい倫理観、一般的な道徳意識を備えているか等も面接を通じて確認される。
部品: 身辺調査
適性検査と同時に、諜報員たちによって加入希望者の身辺調査が内密に行われる。普段接している者や親しい者等、周囲から見た加入希望者の人となりを確認し、
また不審な人物たちとの関わりがないかを確認する。
部品: 組織加入承認
適性検査と身辺調査によって問題なしとされた場合、新たな諜報員として迎え入れられる。
守秘義務が発生する契約を完了後初めて、「花火組合」であることが伝えられる。
なお加入勧誘の時点で人材はかなり絞り込まれており、適性検査を行うのは1年に2~3人、その中で合格し組織に加入するのは1~2人程度である。
部品: 表の花火組合としての活動義務
花火組合に所属した諜報員は、祭を運営する表の花火組合としての活動義務も発生する。
表の業務は諜報・防諜組織という裏の役割を隠すための大切なカバーであり、決しておろそかにしてはならないのだ。
部品: 組織幹部
諜報員から選ばれる、諜報員や各部署を取りまとめる組織幹部。表の花火組合の組合幹部とイコールである。
幹部は立場に相応しい人格と能力を備え、理念に沿った活動を行い、誰よりも国と構成員を守る気持ちを持ち、それにあった行動が求められる。
他幹部、構成員たちから幹部や幹部長として相応しくないとされた場合、他幹部たちで調査を行う。
実際に問題があると判断された場合、幹部の立場をはく奪される。
部品: 実行部
命を受け任務を行う実働部隊。国内外の現地で実際に活動を行い、偵察や情報収集、防諜のための機密作戦の実行等を行う。
部品: 任務支援部
実行部隊のサポートを行う。部隊の編制やコンディションの管理、活動の依頼や報告受付、実行部と他部の間の連絡等が主な業務となる。
部品: 伝達解読部
組織内外への伝達を受け持つ。現地の諜報員への緊急の伝達や、現地の諜報員からの伝達の受信、情報管理部への情報伝達、また必要に応じて藩王やその他組織、部署への連絡等を行う。
瞑想通信の実施も主にこの部署の担当である。
また暗号開発や暗号解読、情報の暗号変換もこの部署の重要な役目。
実行部からの情報は暗号で送られてくるため、それを変換して他部署へ伝達する、
逆に外へ伝達する際の情報の暗号への変換作業、
自国ではない外部の暗号の解読作業などがこれに当たる。
玄霧藩国の暗号の仕組みはこの伝達部所属の諜報員しか知らず、門外不出とされている。
部品: 情報管理部
諜報活動で入手した情報を管理、分析する部署。
様々で膨大な情報が日々集まってくるため、それらを集積し、統計をとり、分析を行う。
また種類、日付毎などに細かく分類を行い、必要になったら即座に用意、確認できる情報管理が求められる。
部品: 諜報員育成部
諜報員としての技術を教える部署。
幻影使いとして幻影のレベルを高めるだけではなく、
諜報、防諜活動に必要な様々な偵察技術、みのこなし、思考能力等を鍛える。
有望な新人の捜索、勧誘、適性検査等もこの部署の担当である。
部品: 諜報活動とは
国家の安全のために行われる、情報に関する活動の総称である。主に「情報を獲得し、活用することで国を守る」為の活動と置き換えることが出来る。
部品: 国内外の偵察
藩国内外に赴き、情報を収集する。
どんな情報を入手するかはその時々の指示によって様々である。
例えば藩国に迫る魔物の情報を入手せよという命もあれば、
藩国内の国民の不満を調査せよということもある。
諜報員は入手すべき情報に合わせて適切な場所へ赴き、
人、場所、本等様々なものから必要な情報を収集する。
部品: 収集した情報の整理・分析・提供
収集した情報はただ集めただけでは意味をなさない。
集めた情報をきちんと整理し適切なものを使って分析を行い、新たな情報を導き出す。
そして得られた情報を国等に提供する。
情報は有効的に活用して初めて諜報活動といえる。
部品: 暗号の研究・解読
入手した重要な情報や諜報員への指示の伝達は、暗号を使用して行われる。
その暗号は藩国独自の物でなければ意味がないため、
解読されにくく使用しやすい暗号の開発が日々行われている。
また別組織が使用している暗号を入手した場合、その暗号の解読作業も行われる。
部品: 情報の伝達
得られた情報には緊急性があるものもある。また一度に多くの場所に伝達をする必要があるかもしれない。
伝達途中にトラブルがあって情報が奪われたり失われたりすれば、甚大な被害が出る可能性もある。
そのため情報を素早く、正確に伝達することも大切な活動の1つである。
とくに実行部の諜報員は、主観を除いた情報を正確に伝達することが求められる。
部品: 防諜とは
自国の安全を守るために、他勢力や組織が玄霧藩国に対して行う諜報活動を防ぐための活動の総称である。
主に「情報を獲得させず、妨害することで国を守る」為の活動と置き換えることが出来る。
部品: 獲得工作への警戒
諜報活動で最も行われやすいのが、相手国内で情報提供者を作ることである。
友好関係を築いたり、弱みを握ったりして、国の情報を提供してくれる人物を獲得する「獲得工作」に対する警戒は防諜活動の重要な一部である。
とくに国内でそれなりの地位を持つ者、機密情報を知っている人物に寄ってくる不審な人物がいないか、怪しい動きが無いかを警戒する。
部品: 防諜に関わる情報収集
自国内で、目の届きにくい場所はどこか、政治的な弱みはどこか等、
客観的に諜報的な視点で国内の現状を把握するために情報収集を行う。
集めた情報は分析し、考えられる危険に対し対策を練ることで、大きな効果を見込むことが出来る。
もしも既に国内で他勢力が諜報活動を行っている形跡を発見した場合、
行っている密偵の素性や目的、方法の調査、及び対策の検討を行う。
時間をかければかける程こちらの情報が外部に流出し、また焦って事を大きくすれば対象が逃げ出す可能性があるため、
迅速に、内密に情報収集が行われる。
部品: 友好国や組織との連絡
現在協力関係、友好関係にある国や組織と情報を交換し、情報分析に役立てる。
何を行うにも情報はあればあるほどよく、手が回らない所や手を出せない所の情報を得られるメリットは大きい。
ただし情報を交換する際は、相手の協力者としての信頼度に合わせて情報の内容をよく吟味しなければならない。
目で見える物だけを信じてはならない。協力者だと思っていた相手が、実は別の組織へこちらの情報を流しているとも限らないのだ。
諜報員は常にそのリスクも考えながら渡す情報を取捨選択する必要がある。
部品: 諜報活動のリスク分析
諜報活動を花火組合の諜報員が行うにあたって、どのようなリスクが考えられ、それに対する対策はどんなものがあるか、
といった分析も防諜活動に分類される。
諜報員が諜報活動をしている、ということ自体が重要な情報になるのである。
相手がそれを知れば、花火組合の諜報員を利用して偽情報を掴ませたり、逆に藩国の情報を引き出す可能性もあるのだ。
そのため諜報活動の状況の把握も行い、常にリスク分析が行われている。
部品: 他組織の諜報活動の分析
相手が行っている諜報活動の内容を分析し、手法や傾向、目的を解明する。
例えば内通者を使っているのであれば人物に対して注意をより一層払わなければならないし、
魔法を使った諜報活動が顕著なら魔法的な対策を考える必要があるだろう。
そして諜報活動の目的がわかれば、相手が狙ってくる場所がわかりやすくなり、偽情報を流すなどの対策も打ちやすくなる。
部品: 機密作戦の実行
防諜の為に行われる様々な機密作戦の実行を行う。
他組織の諜報員の拘束、機密書類の運搬、他組織に知られてはならない情報や状況の隠滅、偽情報のリーク等、内容は状況に合わせて多岐に及ぶ。
機密作戦は通常、組合の幹部の協議の上、必要があると認められた場合幹部長の許可の元作戦実行の指示が下りる。
また例外として特別緊急事態の時は、藩王、または幹部長の指示で即座に機密作戦が行われることがある。
機密作戦を行う実行部の諜報員は、行う内容に最も熟練した者たちが選ばれる。
部品: 諜報員の育成
花火組合に所属したての幻影使いは、ただの幻影使いであり、諜報員として活動するには幻影以外の技術を身につける必要がある。
幻影使いで無い者であれば尚更、活動には秀でた技術が求められる。
そのため偵察や暗号の基礎から丁寧に技術を育成し、また情報の重要さや機密性の厳守、諜報員としての心構えも諜報員育成部によって教えられる。
入りたての新人はまず諜報員育成部となり諜報員としての基礎教育を受け、その後各部署へ配属される。
基礎教育には通常2年を必要とする。
部品: 基礎技術の概要
諜報活動を行う上で最低限必要とされる諜報員の技術は、基礎教育機関の2年で教え込まれる。
そこからそれぞれ己の得意分野を伸ばし、各部署にて活躍する諜報員となる。
部品: 幻影や魔法を考慮した諜報・防諜活動
花火組合がかつて基本的に幻影使いで構成されていたのは、幻影が諜報・防諜活動に非常に有用だからである。
有るものを無いように見せ、無いものを有るように見せる。それだけで相手の気を逸らしたり牽制したりすることが可能だ。
しかしそれら幻影や魔法は、敵に使用されることで非常に大きな脅威にも成り得る。
幻影や魔法による有効な諜報活動の仕方、またそれに伴うリスクへの理解と対処法、
そして幻影や魔法によって引き起こされる被害や影響を知って、考慮して、初めて玄霧藩国を守る諜報員といえる。
部品: 隠密行動
他人に気づかれず行動する方法。周囲の状況に溶け込む方法と、見つからないように気配や音を消して行動する方法がある。
部品: 危険感知
諜報員は危険な場所へ向かうこともままある。その際瞬時に周囲の状況を把握し、危険を予測する能力は必須となる。
周囲に注意を払うことで危険を察知し、回避のための対策を打つことが出来れば生存率が上がる。
諜報員はその存在自体が情報だ。死んでも任務を達成する、という考えは間違っている。
存在を気づかれず、ばれたとしてもこちらの情報は最低限にとどめ、
無事に情報を持ち帰ること。それこそが果たすべき最大の任務なのである。
部品: 的確な状況判断力
現在自分が置かれている状況を常に正確に把握できれば、精神的な余裕も生まれ、対策が打ちやすい。
また情報を集め伝える諜報員として、状況は希望的にも悲観的にも見てはならない。
客観的に正しく状況を判断し、それを誰かに伝えたり、己の次の一手を決定するのである。
部品: 素早い決断力
特に混乱した現場や切迫した状況の場合、求められるのは素早い決断力である。
もしかしたら何をやっても上手くいかないように見える時だってあるかもしれない。
しかし迷って後手に回れば、切迫した状況は基本的に悪化することが多い。
生き残り任を達成するために、素早く決断し行動に移すことが求められる。
部品: 円滑なコミュニケーション能力
国や組織は人や知類によって形成・維持されているため、人や知類こそが最も重要な情報源となりやすい。
そのため相手に不信感や嫌悪感を与えず、好印象を与え、会話をして情報を引き出すコミュニケーション能力は大変役立つ。
部品: 細やかな観察力
人の表情やちょっとしたしぐさ、爆発現場の窓ガラスの破片、未知の生物の特徴や構造。
普通の人なら気が付かないような所に疑問を持ち、気を付けて見ることで多くの事を知ることが出来る。
細やかな観察力を養うことで得られる情報の量は格段に増える。
部品: 目立たない服装
表の花火組合の時の活動とは打ってかわり、制服の規則はない。
その場その時の周囲の状況に合致した服装の着用が求められ、基本的には可能な限り目立たない恰好となる。
部品: 身分や個人情報がわかる物品の携帯禁止
諜報員として活動を行う場合、花火組合の組合員バッチをはじめとした身分や個人情報がわかる物品の携帯は禁止とされる。
これは何かがあったとき、自分が諜報員であると外部に知らせないため、そして自分の周囲の人間の安全を守るためである。
ただし幻影使いとしての指輪は許可されている。
部品: 拠点の建物
多くの藩国内の建物がそうであるように、樹木を生かした建築様式である。組合員でなくても入ることが出来る交流の場としての広間があり、
組合員であれば入ることができる部屋に祭準備室や倉庫、会議室等がある。
広間には幻影使いの練習の為、幻影の飾りつけが良くされており、季節ごとに楽し気な雰囲気を味わえる。
部品: 隠された部屋と出入り口
組合員しかしらない扉と定期的に変更される合言葉を使うと、諜報・防諜組織としての拠点の部屋へ行くことが出来る。
拠点の一部は地下を利用しており、外見より広いスペースを拠点として使用している。
地下を通る通路により、花火組合の建物から少し離れたところから隠された部屋への出入りも可能。その出入り口は一般住居や倉庫だが、内密に花火組合管理下に置かれている。
出入り口はいくつかあるが、全てその建物を管理している組合員の手によってカモフラージュされており、合言葉に対応している。
合言葉は定期的に変更される。
部品: やぐらの構造
やぐらは主に周囲の建物や自然物よりも高く作られる。
一般的に木材で作られることが多いが、目立つ上に偵察の要になることも多いので、玄霧藩国では敵襲に備え丈夫な石材で建築される。
一番上に物見台として5mから10m四方のスペースがあり、柵が設けられ周囲を見渡せるようになっている。
また石壁部分には銃眼が設けられ、敵に対して射撃や魔法で攻撃が可能となっている。
物見台にはやぐらの中に設置された階段を使用して登る。やぐら内には階段の他に資材置き場などに使用されることが多い。
部品: 建築の目的
物見やぐらとは、遠方を見渡すために設けられたやぐらである。
設置される場所によって、外敵の様子を探ったり動きが無いかを見張る、領地内に異常がないか見張る等の目的で建設される。
また空の交通網が発展している場所であれば、緊急停止用の避難場所になることもある。
玄霧藩国では花火を打ち上げる際上空の安全を確保するためにも使用される。
部品: 異常事態への備え
物見やぐらを使用していち早く国内外の異常を察知することにより、素早い対処を行い被害を抑えることが期待される。
その為常時、または必要に合わせた特定の期間、やぐらには見張りが配置される。
敵からの攻撃が想定される場合、障壁の魔法使いがやぐらに障壁を張ることもある。
部品: 適切な整備
やぐらは定期的に点検を受け、脆くなっている所の修復などが行われ、機能的に影響することがないように整備される。
その際、敵からの破壊工作を警戒し、不審な点がないかもチェックされる。
部品: シフト態勢
やぐらでの見張りは3時間~6時間の間で人員交代が行われる。これにより見張りの集中力と体力を保ち、異常を見逃しにくくなる。
交代時は物見台に交代要員があがってきたのを確認し、交代を行う。
部品: 見張りを行う人員
やぐらでの見張りは常に2人以上で行われる。これは異常事態が発生した際、伝達係と観測係に別れる必要があるからである。
玄霧藩国では幻影使いが見張りにつくことが多い。
部品: 伝達手段
何か異常事態や緊急事態などが発生した場合、見張りは予め決められている方法で上の立場の人に伝達を行う。
伝達係の方の見張りが直接伝達に走ったり、照明の魔法等の光を使用して異常が発生したことを遠く離れた場所へ伝えたりする。
部品: 管理組織
表では花火を打ち上げる際の安全確保のため、裏では諜報、偵察のために花火組合が管理を行っている。
別の信頼できる組織や藩国から要請があった場合、花火組合の監督の下、別組織が物見やぐらを使用することもある。
部品: T22における花火組合の方針
膨大な魔力とそれに伴う魔法により、結果として大きな被害を受けた共和国及びそこに所属する玄霧藩国は、
魔法の再定義を行い「盟約魔法」という正しい魔法への移行を行った。
それにより幻影使いは赤の赤を信仰する者のみがなれるようになった。
また魔法に頼り過ぎた結果起きた惨状を玄霧藩国は重く受け止め、以降医療関係以外の魔法の縮小を徐々に行っていく方針とした。
それを受け、花火組合は「魔法に頼り過ぎない諜報・防諜活動」を行っていく方針を決定、
原則幻影使いのみという構成員の所属条件を改訂し、幻影使いでなくても組合員として迎えることとなった。
インポート用定義データ
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"description": "玄霧藩国の花火組合とは、表向きは藩国内の公的な祭事や祝い事、季節ごとの収穫祭などの祭にて催し物を企画したり、警護を担当したり、花火を打ち上げたりするお祭りを盛り上げるための組合である。\nその真の役割は玄霧藩国の諜報・防諜を司る、玄霧藩国国民のみで構成された組織である。\n玄霧藩国の政府と密接な関係があり、主に行政府と警察庁と共に協力して国防にあたっている。\n花火組合の真の役割については極秘とされており、知っているものは組合の構成員とごく僅かな政府の要人、藩王から許可を受けた有力者、藩国内の中でも特に優秀で人格者である幻影使い含む魔法使い数名のみとなっている。\n",
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"description": "花火組合は玄霧藩国の諜報組織を設立する際、表の顔として作成された。\n大森林祭や、この地に住まう精霊に感謝と祈りを捧げる季節ごとの祭、収穫祭等、\n玄霧藩国では大きな祭が行われる。\nこの国民と近い行事に関わり盛り上げ人々に受け入れられることで、真の役割を隠し、また国民からの情報収集がしやすくなることを狙ってのことであった。\nまた単純に発足時の幻影使いが祭好きで、派手なことが好きだったから、という話も囁かれている。\n狙い通り花火組合は賑やかな祭の立役者として人々に受け入れられ、現在も親しまれている。",
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"title": "祭の安全を守る",
"description": "祭には多くの人々が集まる。中には国外からやってくる人々もいるかもしれない。\n犯罪抑制のための見回りや警護を行い、祭の催し物や出し物の企画そのものの安全性を考慮して企画、運営、調整を行って\n事故や事件が起きないように最大限の努力を行わなければならない。\n安全であると信じられない限り、人々は祭を心から楽しめないだろう。",
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"description": "花火組合に所属する組合員は年齢性別に特に制限はないが、物事の分別がつき、魔法使いや幻影使いの場合定められた修行を終え、一人前になっている人物のみ所属することができる。\n組合員は花火組合の理念をよく理解し、それに沿って行動しなければならない。\nまただれでも加入できるわけではなく、花火組合から直に声がかからないと加入できないとされる。そのため組合の構成人数は非常に限定されている。\n",
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"description": "花火組合の大切な祭での役割として、花火を打ち上げることがある。といっても玄霧藩国での花火は火薬を使ったものではなく、幻影によるものである。\nかつては光と音を操る魔法による花火が打ち上げられていたが、正しい魔法とされる「盟約魔法」に移行する際、司る神を祀らなかったことから封印された。\nそのため現在の花火は幻影によるものだが、花火組合の中でも実力が認められたものだけが祭で打ち上げることができる、という慣習は残っている。",
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"description": "花火組合は一般の人々や幻影使いたちの交流の場として、拠点の一部を開放している。\n地域の人々に憩いの場を提供するだけではなく、\n花火組合と地域の人々との友好関係を築き、人々の話から日頃の話から祭への要望や不満点を知る大事な場である。\n",
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"description": "組合員の制服は、幻影使いである場合、その特徴として広く知られるシルクハットと指輪である。\nとくに祭開催時は警備の存在を示すために、マントや燕尾服など目を引く服を着用する。\n幻影使いでない者はシルクハットや指輪の着用は行わないが、\n花火組合員であることをわかりやすくするために同様に燕尾服等の目を引く服を着用する。",
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"description": "情報がもつ影響力は甚大だ。花火組合がもたらした情報は国の行き先、ひいては国民の未来を決める重要な一要素となる。\n組合員は皆、自身の行動や自分がもたらす情報が藩国を守り、また滅ぼす可能性があることを胸に刻み、国を守る誇りと責任を持って活動を行う。\n",
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"title": "影の働き",
"description": "諜報員は目立たないものであり、また目立ってはいけない。諜報活動とは「何かを行う前の情報収集」であり、防諜活動は「何かが行われる前の情報収集の阻害」である。\n表立ってしまった時点で第三者に活動が知られることとなり、それは相手に情報を与え、対策を取られることに繋がる。\nよって活動していることがばれないよう細心の注意を払いながら任務をこなすことが求められる。\nまた直接戦闘を避け、任務遂行を行う。敵への殺傷行為は可能な限り行わない。\n",
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"title": "惑わし、惑わされず",
"description": "目で見えるものを始め五感で感じるものを安易に信じず、疑う心をもつことが必要とされる。\n情報を集め、油断をせず分析を行い真実を求める。表側で見えているものが真実とは限らないのだ、花火組合と同じように。\n",
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"title": "機密の守秘義務",
"description": "自身が活動で知り得た情報、及び花火組合が諜報・防諜組織であること、及び自分が諜報・防諜に携わっていることは組織外に口外してはならない。\nこの守秘義務は組織加入時から死ぬまで課せられることになる。たとえ組織を辞めたとしても、知人、友人、親、師に至るまで口外することは禁止とされている。\n組織を辞めた場合、情報漏えいの危険がないか花火組合の諜報員の監視が付くことになる。\n",
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"title": "能力の悪用の禁止",
"description": "活動に使う能力は、相手に不信感や嫌悪感を与えたり、犯罪に直結的に活用できるものが多い。\nよって組合員は自身の諜報員としての技術や能力、そして手に入れた情報を、\n国を守護するために使い、組合としての活動を超えた己の利益のために使用してはならないと厳命される。",
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"description": "規則に反した者、また理念に著しく反した行動を行い組織や国に被害を与えたと判断された者には、非常に厳しい罰が与えられ、組合員の資格を永久はく奪される。 \n具体的には国を脅かした犯罪者として国に裁かれ、厳罰に処される。またその人物の知りうる情報の重要度によっては、無期限の禁固刑に処される。",
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"description": "花火組合に所属できる者は、\n基本的に6年の幻影を使いこなす修行を終え、尚且つ組織加入時の適性検査に合格した幻影使い、\n及び情報の取り扱いや事務作業、諜報活動等、組織の運営において必要な能力で顕著な実力を持つ、またはそのような実力者になると将来性が期待できる者のみである。\n諜報員は表向きは花火組合の組合員と呼ばれる。",
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"title": "組織加入に至るまで",
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"title": "加入勧誘",
"description": "花火組合は人員を公的に募集することはない。それは表の花火組合の組合員としても同じである。\n諜報員が国内の情報を集め、組合員として有望な人材を探し、\n諜報員育成部の諜報員が、花火組合であることを隠して接触するところから新規組合員の勧誘は始まる。\n該当する人物に「藩国の防衛に関係する任」の1つであることや簡単な活動内容を伝え、\n該当する人物が加入を希望した場合、適性検査が行われる。",
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"title": "適性検査",
"description": "適性検査では主に情報を扱うモラル意識、情報処理能力や状況判断力等の諜報活動への適性が中心に見られる。\nまた正しい倫理観、一般的な道徳意識を備えているか等も面接を通じて確認される。\n",
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"title": "身辺調査",
"description": "適性検査と同時に、諜報員たちによって加入希望者の身辺調査が内密に行われる。普段接している者や親しい者等、周囲から見た加入希望者の人となりを確認し、\nまた不審な人物たちとの関わりがないかを確認する。\n",
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"title": "組織加入承認",
"description": "適性検査と身辺調査によって問題なしとされた場合、新たな諜報員として迎え入れられる。\n守秘義務が発生する契約を完了後初めて、「花火組合」であることが伝えられる。\nなお加入勧誘の時点で人材はかなり絞り込まれており、適性検査を行うのは1年に2~3人、その中で合格し組織に加入するのは1~2人程度である。\n",
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"title": "表の花火組合としての活動義務",
"description": "花火組合に所属した諜報員は、祭を運営する表の花火組合としての活動義務も発生する。\n表の業務は諜報・防諜組織という裏の役割を隠すための大切なカバーであり、決しておろそかにしてはならないのだ。",
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"title": "組織幹部",
"description": "諜報員から選ばれる、諜報員や各部署を取りまとめる組織幹部。表の花火組合の組合幹部とイコールである。\n幹部は立場に相応しい人格と能力を備え、理念に沿った活動を行い、誰よりも国と構成員を守る気持ちを持ち、それにあった行動が求められる。\n他幹部、構成員たちから幹部や幹部長として相応しくないとされた場合、他幹部たちで調査を行う。\n実際に問題があると判断された場合、幹部の立場をはく奪される。",
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"title": "実行部",
"description": "命を受け任務を行う実働部隊。国内外の現地で実際に活動を行い、偵察や情報収集、防諜のための機密作戦の実行等を行う。\n",
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"title": "任務支援部",
"description": "実行部隊のサポートを行う。部隊の編制やコンディションの管理、活動の依頼や報告受付、実行部と他部の間の連絡等が主な業務となる。\n",
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"title": "伝達解読部",
"description": "組織内外への伝達を受け持つ。現地の諜報員への緊急の伝達や、現地の諜報員からの伝達の受信、情報管理部への情報伝達、また必要に応じて藩王やその他組織、部署への連絡等を行う。\n瞑想通信の実施も主にこの部署の担当である。\nまた暗号開発や暗号解読、情報の暗号変換もこの部署の重要な役目。\n実行部からの情報は暗号で送られてくるため、それを変換して他部署へ伝達する、\n逆に外へ伝達する際の情報の暗号への変換作業、\n自国ではない外部の暗号の解読作業などがこれに当たる。\n玄霧藩国の暗号の仕組みはこの伝達部所属の諜報員しか知らず、門外不出とされている。",
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"title": "情報管理部",
"description": "諜報活動で入手した情報を管理、分析する部署。\n様々で膨大な情報が日々集まってくるため、それらを集積し、統計をとり、分析を行う。\nまた種類、日付毎などに細かく分類を行い、必要になったら即座に用意、確認できる情報管理が求められる。",
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"title": "諜報員育成部",
"description": "諜報員としての技術を教える部署。\n幻影使いとして幻影のレベルを高めるだけではなく、\n諜報、防諜活動に必要な様々な偵察技術、みのこなし、思考能力等を鍛える。\n有望な新人の捜索、勧誘、適性検査等もこの部署の担当である。",
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"title": "情報を扱う組織としての活動",
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"title": "諜報活動",
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"description": "国家の安全のために行われる、情報に関する活動の総称である。主に「情報を獲得し、活用することで国を守る」為の活動と置き換えることが出来る。\n",
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"title": "国内外の偵察",
"description": "藩国内外に赴き、情報を収集する。\nどんな情報を入手するかはその時々の指示によって様々である。\n例えば藩国に迫る魔物の情報を入手せよという命もあれば、\n藩国内の国民の不満を調査せよということもある。\n諜報員は入手すべき情報に合わせて適切な場所へ赴き、\n人、場所、本等様々なものから必要な情報を収集する。",
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"title": "収集した情報の整理・分析・提供",
"description": "収集した情報はただ集めただけでは意味をなさない。\n集めた情報をきちんと整理し適切なものを使って分析を行い、新たな情報を導き出す。\nそして得られた情報を国等に提供する。\n情報は有効的に活用して初めて諜報活動といえる。",
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"title": "暗号の研究・解読",
"description": "入手した重要な情報や諜報員への指示の伝達は、暗号を使用して行われる。\nその暗号は藩国独自の物でなければ意味がないため、\n解読されにくく使用しやすい暗号の開発が日々行われている。\nまた別組織が使用している暗号を入手した場合、その暗号の解読作業も行われる。\n",
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"title": "情報の伝達",
"description": "得られた情報には緊急性があるものもある。また一度に多くの場所に伝達をする必要があるかもしれない。\n伝達途中にトラブルがあって情報が奪われたり失われたりすれば、甚大な被害が出る可能性もある。\nそのため情報を素早く、正確に伝達することも大切な活動の1つである。\nとくに実行部の諜報員は、主観を除いた情報を正確に伝達することが求められる。\n",
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"title": "防諜とは",
"description": "自国の安全を守るために、他勢力や組織が玄霧藩国に対して行う諜報活動を防ぐための活動の総称である。\n主に「情報を獲得させず、妨害することで国を守る」為の活動と置き換えることが出来る。",
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"description": "諜報活動で最も行われやすいのが、相手国内で情報提供者を作ることである。\n友好関係を築いたり、弱みを握ったりして、国の情報を提供してくれる人物を獲得する「獲得工作」に対する警戒は防諜活動の重要な一部である。\nとくに国内でそれなりの地位を持つ者、機密情報を知っている人物に寄ってくる不審な人物がいないか、怪しい動きが無いかを警戒する。\n",
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"title": "防諜に関わる情報収集",
"description": "自国内で、目の届きにくい場所はどこか、政治的な弱みはどこか等、\n客観的に諜報的な視点で国内の現状を把握するために情報収集を行う。\n集めた情報は分析し、考えられる危険に対し対策を練ることで、大きな効果を見込むことが出来る。\nもしも既に国内で他勢力が諜報活動を行っている形跡を発見した場合、\n行っている密偵の素性や目的、方法の調査、及び対策の検討を行う。\n時間をかければかける程こちらの情報が外部に流出し、また焦って事を大きくすれば対象が逃げ出す可能性があるため、\n迅速に、内密に情報収集が行われる。",
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"title": "友好国や組織との連絡",
"description": "現在協力関係、友好関係にある国や組織と情報を交換し、情報分析に役立てる。\n何を行うにも情報はあればあるほどよく、手が回らない所や手を出せない所の情報を得られるメリットは大きい。\nただし情報を交換する際は、相手の協力者としての信頼度に合わせて情報の内容をよく吟味しなければならない。\n目で見える物だけを信じてはならない。協力者だと思っていた相手が、実は別の組織へこちらの情報を流しているとも限らないのだ。\n諜報員は常にそのリスクも考えながら渡す情報を取捨選択する必要がある。\n",
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"title": "諜報活動のリスク分析",
"description": "諜報活動を花火組合の諜報員が行うにあたって、どのようなリスクが考えられ、それに対する対策はどんなものがあるか、\nといった分析も防諜活動に分類される。\n諜報員が諜報活動をしている、ということ自体が重要な情報になるのである。\n相手がそれを知れば、花火組合の諜報員を利用して偽情報を掴ませたり、逆に藩国の情報を引き出す可能性もあるのだ。\nそのため諜報活動の状況の把握も行い、常にリスク分析が行われている。\n\n",
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"title": "他組織の諜報活動の分析",
"description": "相手が行っている諜報活動の内容を分析し、手法や傾向、目的を解明する。\n例えば内通者を使っているのであれば人物に対して注意をより一層払わなければならないし、\n魔法を使った諜報活動が顕著なら魔法的な対策を考える必要があるだろう。\nそして諜報活動の目的がわかれば、相手が狙ってくる場所がわかりやすくなり、偽情報を流すなどの対策も打ちやすくなる。\n",
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"title": "機密作戦の実行",
"description": "防諜の為に行われる様々な機密作戦の実行を行う。\n他組織の諜報員の拘束、機密書類の運搬、他組織に知られてはならない情報や状況の隠滅、偽情報のリーク等、内容は状況に合わせて多岐に及ぶ。\n機密作戦は通常、組合の幹部の協議の上、必要があると認められた場合幹部長の許可の元作戦実行の指示が下りる。\nまた例外として特別緊急事態の時は、藩王、または幹部長の指示で即座に機密作戦が行われることがある。\n機密作戦を行う実行部の諜報員は、行う内容に最も熟練した者たちが選ばれる。\n",
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"title": "諜報員の育成",
"description": "花火組合に所属したての幻影使いは、ただの幻影使いであり、諜報員として活動するには幻影以外の技術を身につける必要がある。\n幻影使いで無い者であれば尚更、活動には秀でた技術が求められる。\nそのため偵察や暗号の基礎から丁寧に技術を育成し、また情報の重要さや機密性の厳守、諜報員としての心構えも諜報員育成部によって教えられる。\n入りたての新人はまず諜報員育成部となり諜報員としての基礎教育を受け、その後各部署へ配属される。\n基礎教育には通常2年を必要とする。",
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"title": "花火組合の諜報員の基礎技術",
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"title": "基礎技術の概要",
"description": "諜報活動を行う上で最低限必要とされる諜報員の技術は、基礎教育機関の2年で教え込まれる。\nそこからそれぞれ己の得意分野を伸ばし、各部署にて活躍する諜報員となる。\n",
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"title": "幻影や魔法を考慮した諜報・防諜活動",
"description": "花火組合がかつて基本的に幻影使いで構成されていたのは、幻影が諜報・防諜活動に非常に有用だからである。\n有るものを無いように見せ、無いものを有るように見せる。それだけで相手の気を逸らしたり牽制したりすることが可能だ。\nしかしそれら幻影や魔法は、敵に使用されることで非常に大きな脅威にも成り得る。\n幻影や魔法による有効な諜報活動の仕方、またそれに伴うリスクへの理解と対処法、\nそして幻影や魔法によって引き起こされる被害や影響を知って、考慮して、初めて玄霧藩国を守る諜報員といえる。\n",
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"title": "隠密行動",
"description": "他人に気づかれず行動する方法。周囲の状況に溶け込む方法と、見つからないように気配や音を消して行動する方法がある。\n",
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"title": "危険感知",
"description": "諜報員は危険な場所へ向かうこともままある。その際瞬時に周囲の状況を把握し、危険を予測する能力は必須となる。\n周囲に注意を払うことで危険を察知し、回避のための対策を打つことが出来れば生存率が上がる。\n諜報員はその存在自体が情報だ。死んでも任務を達成する、という考えは間違っている。\n存在を気づかれず、ばれたとしてもこちらの情報は最低限にとどめ、\n無事に情報を持ち帰ること。それこそが果たすべき最大の任務なのである。\n",
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"title": "的確な状況判断力",
"description": "現在自分が置かれている状況を常に正確に把握できれば、精神的な余裕も生まれ、対策が打ちやすい。\nまた情報を集め伝える諜報員として、状況は希望的にも悲観的にも見てはならない。\n客観的に正しく状況を判断し、それを誰かに伝えたり、己の次の一手を決定するのである。\n",
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"title": "素早い決断力",
"description": "特に混乱した現場や切迫した状況の場合、求められるのは素早い決断力である。\nもしかしたら何をやっても上手くいかないように見える時だってあるかもしれない。\nしかし迷って後手に回れば、切迫した状況は基本的に悪化することが多い。\n生き残り任を達成するために、素早く決断し行動に移すことが求められる。",
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"title": "円滑なコミュニケーション能力",
"description": "国や組織は人や知類によって形成・維持されているため、人や知類こそが最も重要な情報源となりやすい。\nそのため相手に不信感や嫌悪感を与えず、好印象を与え、会話をして情報を引き出すコミュニケーション能力は大変役立つ。\n",
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"title": "細やかな観察力",
"description": "人の表情やちょっとしたしぐさ、爆発現場の窓ガラスの破片、未知の生物の特徴や構造。\n普通の人なら気が付かないような所に疑問を持ち、気を付けて見ることで多くの事を知ることが出来る。\n細やかな観察力を養うことで得られる情報の量は格段に増える。\n",
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"title": "目立たない服装",
"description": "表の花火組合の時の活動とは打ってかわり、制服の規則はない。\nその場その時の周囲の状況に合致した服装の着用が求められ、基本的には可能な限り目立たない恰好となる。\n",
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"title": "身分や個人情報がわかる物品の携帯禁止",
"description": "諜報員として活動を行う場合、花火組合の組合員バッチをはじめとした身分や個人情報がわかる物品の携帯は禁止とされる。\nこれは何かがあったとき、自分が諜報員であると外部に知らせないため、そして自分の周囲の人間の安全を守るためである。\nただし幻影使いとしての指輪は許可されている。",
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"title": "拠点の建物",
"description": "多くの藩国内の建物がそうであるように、樹木を生かした建築様式である。組合員でなくても入ることが出来る交流の場としての広間があり、\n組合員であれば入ることができる部屋に祭準備室や倉庫、会議室等がある。\n広間には幻影使いの練習の為、幻影の飾りつけが良くされており、季節ごとに楽し気な雰囲気を味わえる。\n",
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"title": "隠された部屋と出入り口",
"description": "組合員しかしらない扉と定期的に変更される合言葉を使うと、諜報・防諜組織としての拠点の部屋へ行くことが出来る。\n拠点の一部は地下を利用しており、外見より広いスペースを拠点として使用している。\n地下を通る通路により、花火組合の建物から少し離れたところから隠された部屋への出入りも可能。その出入り口は一般住居や倉庫だが、内密に花火組合管理下に置かれている。\n出入り口はいくつかあるが、全てその建物を管理している組合員の手によってカモフラージュされており、合言葉に対応している。\n合言葉は定期的に変更される。",
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"title": "やぐらの構造",
"description": "やぐらは主に周囲の建物や自然物よりも高く作られる。\n一般的に木材で作られることが多いが、目立つ上に偵察の要になることも多いので、玄霧藩国では敵襲に備え丈夫な石材で建築される。\n一番上に物見台として5mから10m四方のスペースがあり、柵が設けられ周囲を見渡せるようになっている。\nまた石壁部分には銃眼が設けられ、敵に対して射撃や魔法で攻撃が可能となっている。\n物見台にはやぐらの中に設置された階段を使用して登る。やぐら内には階段の他に資材置き場などに使用されることが多い。\n",
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"title": "建築の目的",
"description": "物見やぐらとは、遠方を見渡すために設けられたやぐらである。\n設置される場所によって、外敵の様子を探ったり動きが無いかを見張る、領地内に異常がないか見張る等の目的で建設される。\nまた空の交通網が発展している場所であれば、緊急停止用の避難場所になることもある。\n玄霧藩国では花火を打ち上げる際上空の安全を確保するためにも使用される。\n",
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"title": "異常事態への備え",
"description": "物見やぐらを使用していち早く国内外の異常を察知することにより、素早い対処を行い被害を抑えることが期待される。\nその為常時、または必要に合わせた特定の期間、やぐらには見張りが配置される。\n敵からの攻撃が想定される場合、障壁の魔法使いがやぐらに障壁を張ることもある。\n",
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"title": "適切な整備",
"description": "やぐらは定期的に点検を受け、脆くなっている所の修復などが行われ、機能的に影響することがないように整備される。\nその際、敵からの破壊工作を警戒し、不審な点がないかもチェックされる。\n",
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"title": "シフト態勢",
"description": "やぐらでの見張りは3時間~6時間の間で人員交代が行われる。これにより見張りの集中力と体力を保ち、異常を見逃しにくくなる。\n交代時は物見台に交代要員があがってきたのを確認し、交代を行う。",
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"title": "見張りを行う人員",
"description": "やぐらでの見張りは常に2人以上で行われる。これは異常事態が発生した際、伝達係と観測係に別れる必要があるからである。\n玄霧藩国では幻影使いが見張りにつくことが多い。\n",
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"title": "伝達手段",
"description": "何か異常事態や緊急事態などが発生した場合、見張りは予め決められている方法で上の立場の人に伝達を行う。\n伝達係の方の見張りが直接伝達に走ったり、照明の魔法等の光を使用して異常が発生したことを遠く離れた場所へ伝えたりする。\n",
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"title": "管理組織",
"description": "表では花火を打ち上げる際の安全確保のため、裏では諜報、偵察のために花火組合が管理を行っている。\n別の信頼できる組織や藩国から要請があった場合、花火組合の監督の下、別組織が物見やぐらを使用することもある。\n",
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"title": "T22における花火組合の方針",
"description": "膨大な魔力とそれに伴う魔法により、結果として大きな被害を受けた共和国及びそこに所属する玄霧藩国は、\n魔法の再定義を行い「盟約魔法」という正しい魔法への移行を行った。\nそれにより幻影使いは赤の赤を信仰する者のみがなれるようになった。\nまた魔法に頼り過ぎた結果起きた惨状を玄霧藩国は重く受け止め、以降医療関係以外の魔法の縮小を徐々に行っていく方針とした。\nそれを受け、花火組合は「魔法に頼り過ぎない諜報・防諜活動」を行っていく方針を決定、\n原則幻影使いのみという構成員の所属条件を改訂し、幻影使いでなくても組合員として迎えることとなった。",
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最終更新:2017年12月13日 22:41