萩野真澄(T22)

作成者:萩野真澄

部品構造


  • 大部品: 萩野真澄(T22) RD:98 評価値:11
    • 大部品: 萩野真澄について(T22) RD:4 評価値:3
      • 部品: プロフィール
      • 部品: 萩野真澄の騎士領
      • 部品: 経歴
      • 部品: 盟約と信仰
    • 大部品: 萩野真澄の基本方針 RD:1 評価値:1
      • 部品: 基本行動方針
    • 大部品: 玄霧の民(T22) RD:14 評価値:6
      • 部品: おおよそ普通に森国人
      • 部品: 共和国民および玄霧藩国民としての権利と義務を持つ
      • 部品: 長命化と森国木への変質を経て
      • 部品: 魔法の素質と盟約の魔法
      • 部品: 瞑想通信という技術とその使用制限
      • 部品: 魔法で何でもは出来ない
      • 部品: 魔法の適性が低いものも魔法のある国で暮らす
      • 部品: 力は強くないが身軽
      • 部品: こだわり派であるということは納得がいるということ
      • 部品: 理解を喜びとするために
      • 部品: 居住環境と生活圏
      • 部品: 経済との触れ方と流通好き
      • 部品: 食には興味があります
      • 部品: 自分語りが好き
    • 大部品: 魔力馬の騎手(盟約魔法版) RD:27 評価値:8
      • 部品: 魔力馬の騎手について(盟約魔法版)
      • 大部品: 優れたる乗り手 RD:26 評価値:8
        • 部品: 一人前の騎乗者
        • 大部品: 騎跨装備の使い手としての基礎能力 RD:19 評価値:7
          • 大部品: 乗騎の扱いへの習熟 RD:4 評価値:3
            • 部品: 騎跨装備の性質を知る
            • 部品: 操作技術の習得と免許の取得
            • 部品: 運用に関わる判断・決断について
            • 部品: 乗騎の稼働状態維持
          • 大部品: 航路選択能力 RD:5 評価値:4
            • 部品: 移動経路の作成
            • 部品: 長距離移動における地形把握
            • 部品: 風向・天候に対する知識と予測能力
            • 部品: 複数の航路の使い分けと途中変更
            • 部品: 連続稼働時間の制限と休憩
          • 大部品: 積載物を扱う能力 RD:4 評価値:3
            • 部品: 貨物や人員の積載に関する技術
            • 部品: 輸送対象への理解
            • 部品: 積載物の固定と安全確保
            • 部品: 積み下ろしの技術とそのための設備について
          • 大部品: 騎跨に求められる身体能力 RD:3 評価値:3
            • 部品: 基礎体力の重要性
            • 部品: 操るという運動のための筋力
            • 部品: 広い視野と集中力・注意力
          • 大部品: 組織的活動能力 RD:3 評価値:3
            • 部品: 騎跨装備の集団的運用
            • 部品: 物資・人員の輸送ルート確保とその維持
            • 部品: 連携のために必要な能力
        • 大部品: 長い累計騎乗時間による蓄積 RD:6 評価値:4
          • 部品: 確信と自信による判断力
          • 部品: 勘所を掴む
          • 部品: 乗騎の好調を保つ
          • 部品: より広範な地形の理解
          • 部品: 上位免許の取得
          • 部品: 乗り手としての身体
    • 大部品: 家事技術 RD:3 評価値:3
      • 部品: 家計を考えた炊事能力
      • 部品: 家庭の掃除能力
      • 部品: 日常で使用する衣服の洗濯能力
    • 大部品: かくれんぼ上手 RD:7 評価値:5
      • 部品: かくれんぼ上手とは
      • 部品: そもそもかくれんぼってなに?
      • 部品: 物陰にひそむ
      • 部品: 音と気配のコントロール
      • 部品: 誘導
      • 部品: 走って逃げる。走って捕まえる。
      • 部品: 運
    • 大部品: 情報収集能力 RD:13 評価値:6
      • 部品: 情報を集めるということ
      • 大部品: メディアから RD:3 評価値:3
        • 部品: 目的のものを探し出す
        • 部品: 要点をかいつまむ
        • 部品: 記録を写す
      • 大部品: 現場や状況から RD:3 評価値:3
        • 部品: 注意深い調査
        • 部品: 危険性の考慮
        • 部品: そこに至るまでの経緯の考慮
      • 大部品: 人や知的生物から RD:4 評価値:3
        • 部品: 会話から得る情報
        • 部品: 表情や動作の観察
        • 部品: 外見への注目
        • 部品: 相手の力量を量る
      • 部品: 自身の活動跡について
      • 部品: ダミーへの注意
    • 大部品: お話し上手 RD:6 評価値:4
      • 部品: お話上手とは
      • 大部品: 聞く力 RD:2 評価値:2
        • 部品: 話しやすい空気をつくる
        • 部品: 質問上手
      • 大部品: 会話術 RD:1 評価値:1
        • 部品: 巧みな説明
      • 大部品: 色仕掛け RD:2 評価値:2
        • 部品: 相手のツボを探る
        • 部品: 自分をアピールする
    • 大部品: 読み聞かせ RD:7 評価値:5
      • 部品: 読み聞かせを行う意義
      • 部品: 最適な服装
      • 大部品: 本を選ぶ RD:3 評価値:3
        • 部品: 子どもの年齢に合わせる
        • 部品: 季節や行事を取り入れる
        • 部品: ジャンルを固定しない
      • 大部品: 本を読むスキル RD:2 評価値:2
        • 部品: 本の持ち方
        • 部品: 本の読み方
    • 大部品: 実戦的な柔道技術 RD:5 評価値:4
      • 部品: 柔道とは
      • 部品: 投げ技
      • 部品: 固め技
      • 部品: 当て身技
      • 部品: 柔道の鍛錬とその経験
    • 大部品: 読書同好会 RD:11 評価値:6
      • 大部品: 同好会について RD:11 評価値:6
        • 部品: 読書同好会について
        • 部品: 活動拠点
        • 部品: シンボルマーク
        • 部品: ワインレッドの栞
        • 大部品: 在籍資格 RD:3 評価値:3
          • 部品: 本が好きであること
          • 部品: 本を、人を批判しないこと
          • 部品: 本に優劣をつけない
        • 大部品: 同好会主催のイベント RD:4 評価値:3
          • 部品: 読み聞かせボランティア
          • 部品: ブックマーケット
          • 部品: 再現料理の会
          • 部品: 聖地巡礼



部品定義


部品: プロフィール

素直で大人しい性格の女性。一日をゆっくりと楽しみたいと思っている。
好意や感動をできるだけ、言葉にして伝えたいと思っており、直接伝えたり、文章にして伝えることが多い。
光に透けるとピンク色に見える金髪を、後ろで編み込んでお団子にしており、シンプルな恰好を好む。
活字中毒で、様々なジャンルの本に手を出しているため、自宅の本棚はいつも満杯である。
また、趣味で小説を書くこともあるが、基本的に読むことが好き。
本が好きなことから、普段は司書として活動をしている。
その時の服装は丸襟のシャツに動きやすい服装であるが、普段は膝までのスカートを履いている。

部品: 萩野真澄の騎士領

真澄は玄霧藩国から騎士領を賜った。移動図書館を統括する移動図書館協会を管理しつつ、協会と連携している図書館へも司書として繋がりを持っている。
普段は移動図書館の運営に携わっているが、自らも司書という職を好んでいるため、移動図書館で各地域に図書館サービスを 提供している。

部品: 経歴

萩野真澄はこれまで、司書業と一緒にT20では魔法医、T21では幻影使いに就いていたが、T22では移動図書館の業務に集中するために、ペガサス神と盟約を結ぶことで、魔力馬の騎手に就くことにした。

部品: 盟約と信仰

魔力馬の騎手としてペガサス神と盟約を結んでいる。そのため、浮遊の魔法や魔力馬を呼び出す魔法を使用することができる。
動図書館協会を運営にするにあたって、各地に図書資料を運んでくれる魔法馬には感謝をしており、とても大事に思っている。
騎手としてマジカルポニー交通法を遵守することで、安全に気を配ることを第一としている。
また、T20で魔法医を務めていたため、蛇神様のことを尊敬し、信仰をしている。

部品: 基本行動方針

普段は一人の国民としても、司書としても、人のことを知ることを大事だと思っている。その中でも人と話をすることを大事にしており、おはなし技術をいつも磨いている。
図書館や移動図書館の場や図書資料を提供したり、自信も経験を生かして読み聞かせなどを行っている。
ペガサス神と盟約を結んでいるため、マジカルポニーの騎手として輸送を行うことができる。また、かくれんぼ上手を利用し奇襲や敵をやり過ごすことや、実践的な柔道技術で敵を退けることが可能である。

部品: おおよそ普通に森国人

玄霧の民とは、玄霧藩国に属する森国人の事を指す種族名である。
種族名と言っても、種として森国人から大きく分化した存在ではなく、単に文化的・特性的な個性を持つだけに留まる。
特に外見的特徴においては一般的な森国人そのものであり、他の森国国家の民と並んで立っている中で玄霧の民だけを見分けるというのは困難であろう。
つまり、総じて長身痩躯であり、耳が長く(付け根から先端までを数えて5cmくらいある)、衣類として革製品を日常的に使う。
長髪の傾向もあるが、制限がかけられているわけではないので、短髪のものも奇抜な髪型に整えるものもいるし、それが問題視される事はない。
衣類や体型についても同様の事が言え、全体の傾向があったとしても例外がないわけではないし、例外が許されないわけでもない。
なお、瞳および髪色は紫から茶色から金色から灰色まで多種多様であり、ここに遺伝的特性はあまり感じられない。



部品: 共和国民および玄霧藩国民としての権利と義務を持つ

玄霧藩国に所属し、国籍を得ている場合、それは同時ににゃんにゃん共和国の民である事も意味し、陣営および藩国のルールの適用対象になる。
これは法的な制限を受けるというだけでなく、人としての権利を守られていること、陣営や国が定めた保護を受ける資格を持っているという事も意味する。
共に和すから共和制。他者と手を取り合い助け合うのが共和国の大原則であり、玄霧藩国においてのそれは、朋友を助け支え続けてきた歴史と文化を守るという事でもある。
特に国民の愛国心が飛びぬけて高い国というわけではないが、玄霧藩国がいろんな人を助けてきたことを、国民達は誇りに思っている。
助ける、という姿勢が若干上から目線気味なのは悪癖かもしれない。


部品: 長命化と森国木への変質を経て

T20~21頃、魔法理論の異常に端を発するとみられる魔力の異常増殖が発生し、
それに伴って森国人の平均寿命が異常に長くなるという現象が見られた。
病気やケガによる死傷は普通に負うものの、老衰による死亡が起きなかったのである。また、出生率も大きく低下し、一時期は30年間ほぼ子供が生まれていない状況ですらあった。
また、『理想的な夢』を現実かのように体験できるほどの幻影技術が蔓延し、これをより効率よく受けるために身体を樹木化させる国民が多数発生した。
樹木として生きれば人間として生きるよりも生きるのにかかる苦労が少なく、かつ『理想的な夢』を低コストで見る事ができたためである。
この事態は魔法理論の健全化と信仰対象としての神の明確化、および神への信仰を集めた影響力で国民の魔法耐性が上がる事で解消されたが、
人間生活を長らく放棄し、社会基盤が失われきった玄霧藩国は、国としての物質文明を一度全て失ったのに近い。
この大きな失敗から学ぶことが出来なければ、玄霧藩国の民に未来はなかった。



部品: 魔法の素質と盟約の魔法

森国人に共通する特徴として、玄霧藩国の民も生来の魔法適性が高い水準にある。
神(やオーマの長など)との間に結んだ盟約によって魔法を運用する事ができる。
この時、実際に魔法を発動させるのは盟約を結んだ信仰対象であり、魔法使いと呼ばれる存在も、魔法を自分で発動させることができるわけではない。
ただ、魔力を体内に貯めて必要なときに使ったり、魔法の使い所を見極めたり、発動させてもらった魔法を適切に運用する事ができるというのは立派な技能であり、
玄霧の民はそういった観点において魔法を扱うのに向いた傾向を持つ。
もちろん、扱えるのは盟約を結んだ存在のありように沿った魔法系統だけであるので、魔法使い個人が魔法で何でもできるという事はもうない。
例えば、火の神を信仰し、火の神と盟約を結んだ民はもう、治療の魔法も空飛ぶ魔法の馬も使う事はできず、しかし火にまつわる系統の魔法(火の魔法によって灯りをつけたり、火炎の魔法によって外敵に対処したり)を扱う事はできる。


部品: 瞑想通信という技術とその使用制限

森国人全般が持つ技術として『瞑想通信』というものがあり、魔法樹を介して魔法的ネットワークを構築する能力を保有する。
ただしこの技術については、適切に運用するための技術整備が行われて共有されなければ使用ができない。

部品: 魔法で何でもは出来ない

盟約が結ばれる前のように誰もが魔法を使えて当たり前だった時代ほどではないが、それでも信仰対象と盟約を結んで魔法を扱えるようになる国民の割合は高い。
魔法を使える人間が多いのであれば、自然とその魔法は国民生活に根付いたものになっていき、魔法を使える人間がいる事が前提になった生活環境というのが生まれてくる。
『空を飛ぶことのできる魔法の馬』を扱う事ができる者(ペガサスを信仰して盟約を結んだ民)がいれば、空を飛ぶ馬が飛ぶ環境を整える必要があるし、
急いで移動したいときに魔法の馬に同乗させてもらう事もあるだろう。
一人が出来る事が限られているということは、他者と協力して得意な事で補い合えるということであり、
一人で何でもやらないという事は、人と関わり続け、社会を形成し続けるということである。
もちろん、強い魔法を日常生活の中で使おうとしても(信仰対象が濫用を許さない事もあるだろうし)、効果がコストや求める結果に見合わないであろうから、
魔法を使わなくてもよい状況であれば、可能な限り魔法を使わずに済ませるのが大事ではある。


部品: 魔法の適性が低いものも魔法のある国で暮らす

玄霧藩国民に魔法適性が高い傾向があるといっても、あくまで傾向であって個人差は存在するので、中には魔法の盟約を結べない個人や、盟約を結んでも上手く運用できない個人はいるし、
そういった個人または集団でも問題なく暮らしていける環境である事が、魔法を扱う国としての玄霧藩国が求めるべき姿である。
魔法理論の健全化によって盟約なき魔法が使えなくなった事は、この大きな後押しとなっており、魔法ではなく自らの手足や道具を使って生活を成り立たせて行ける環境が広く整備されたことで、
結果として魔法を全く使えない者でも暮らしやすい国が近づいたと言える。
もちろん、魔法を使える素質がある方が有利だという側面は存在するが、人間、足が速い子もいれば頭の良い子もいるし、手先の器用な子もいるのである。
魔法の素質が全てと呼べるほど、人間は単純ではないだろう。


部品: 力は強くないが身軽

身体能力という意味では、玄霧の民を含む森国人は余り優れた種族ではない。特に体格・筋力の育ちはあまり良い方ではなく、南国系やはてない国系の民と比較するとひよわと見られる事もある。
とはいえ、長身ではあるし、基礎体力面において大きく劣るわけではなく、
とりわけ敏捷性においては、秀でた才を持つ者が(全種族の統計分布と比較して)多めに現れる傾向がある。
木々に囲まれ山も谷もある国土で幼少期から過ごすので、足腰が鍛えられているからかもしれない。


部品: こだわり派であるということは納得がいるということ

何をするにつけ、自分の納得のいくまでやってみる、という職人肌のこだわり派が多め。
魔法も医療も料理も農業も、それぞれ専門化が長じやすい傾向があり、このタイプが経済に無頓着な方である。
ただ、こだわるという事は倫理や法律という壁とぶつかりやすいという事でもあるため、
それらのルールがなぜ必要で、なぜ守られなければならないのかの説明を詳しく求める事が多い。
損得よりも納得を優先させるのがこだわり派の傾向であるので、理由に納得ができればルールはちゃんと守る。
納得できない時は納得がいくまでしっかり話せばよいのだし、納得を求める人間たちに囲まれて育った者は、正しく伝わる説明の必要性をよく理解している。


部品: 理解を喜びとするために

森国の伝統として、知識を蓄える事がよろずの助けになると信じている側面があり、
広く知識を得て物事を理解していくことに喜びを見出している。
頭の回転が特別に速いかというとそこまでではないのだが、豊富な知識が問題解決の案を導き出す助けになる事は多い。
機械に触れることが少なく、データベースによる知識の検索・閲覧という文化に接することがないからこその特質と言えるかもしれない。
もちろん、理解の喜びを優先させすぎればやはり倫理や法の壁にぶつかるので、
喜びを喜びのままで享受するために、守るべき規範の在り方とその理由を学ぶことになるのである。
「なぜそのルールが存在するのか」「そのルールを守ることにどういった目的と益があるのか」を知るのもまた、楽しい事ではあるのだ。



部品: 居住環境と生活圏

玄霧の民は、木々の生い茂る土地で暮らしている。
自然の強い環境なので近代化の波はあまり激しく訪れているわけではなく、森を大事にする文化もあって、
木々を切り開いて広い土地を作る、と言った事はあまり行われないが、環状線の通っている箇所を含めた都市部は
(藩国再建時に森林の生育をあまり行わなかった場所であるため)開けた土地として成立している。
住居としては木造のものや、木の洞に居住設備を設置した『木の中の家』が中心であるが、石造や鉄筋コンクリートの建物も全くないわけではない(水道は整備されているし、電気も引くことは可能である)。
地形的に大きな居住区を設置する事は難しいことから、小さな集落(5~15家族)を基本単位として各地に点在しており、
それらに隣接するように商業施設が大小さまざまに作られている。
国土に細かく網の目のように広がった国民の住環境を繋いでいるのは、舗装された(石畳の)道路であったり、空を飛ぶ魔法の馬であったりする。
道路があるにしても、国土のかなりの部分が森林におおわれている事から移動にかかる制限は大きく、
生活圏は魔法の馬(マジカルポニー)が利用できれば広く、そうでなければ狭くなる。


部品: 経済との触れ方と流通好き

生活圏が狭い事もあり、自給自足に近い経済サイクルが身近なものとして知られている。
よって農作業に関わる者が多く、空陸を走る馬車による幹線輸送とそれによる物資の流通がなければ、
商売というものを知らずに終わるものもいるかもしれない。
それもあってか、経済観念については個人個人の落差が激しく、無頓着なものと情熱的なものの両極端な傾向にある。
経済に明るい者は「物と金が巡るのを見るのが好き」というタイプが多い。流通好きなのである。


部品: 食には興味があります

総じて、美味しい食事を愛する。
藩王玄霧が料理を好む事もあってか、美味しいご飯を作り出すことへの情熱が強い者が多数見受けられ、
美食に繋がる食材の生育、調理技術の研鑽、レシピの公開などがそれぞれ盛んにおこなわれている。
近年においては特にうどんを愛する者が増加傾向にあるという。
もちろん、倫理や法律に反する料理は認められない。

部品: 自分語りが好き

特に脈絡なく、自分や自分に起きた出来事についての話を他人に語りたがる傾向がある。
人口密集地が少なく、他人とのコミュニケーション機会がさほど多くないことから、うまい話題をあまり選べないのだと考えられるが、
大抵の場合、全く関係のない話の最中にいきなり自分語りを聞かされても反応に困るものであり、話がこじれやすく喧嘩の原因になりがち。
とはいえ、繰り返し何度もやっていれば、自分についての説明が上手くなっていくものである。
自分についてだけでなく、自分の好きなもの、好きなことについての説明が上手くなっていくようになると、友達は増えやすい。
嫌いなものについて語る事が上手くなると、友達は減っていく。



部品: 魔力馬の騎手について(盟約魔法版)

魔力馬の騎手とは、玄霧藩国の主力騎跨装備である魔力で作られた馬(軍用のスレイプニル、民間用のマジカルポニー)の扱いに特に長けた者たちの事を指す。
すなわち天馬ペガサスとの盟約魔法にて飛行可能となるこれらの魔法の馬を十全に乗りこなし法規を守って運用する中で、物資の輸送や情報の伝達といった仕事によって糧を得る職分である。
また、魔法の馬がけん引する馬車であるスキンファクシの馬車を扱うための浮遊魔法の運用も可能である。

当然、盟約魔法を行使する上において天馬ペガサスの信仰者であることを前提とする。
玄霧藩国におけるペガサスの信仰規模はそこまで大きいものでなく、それによって魔法の馬による輸送可能範囲が限られる事もあり、この職について魔法の馬の魔法を扱う者の数は減少傾向にある。

部品: 一人前の騎乗者

騎跨装備を扱う上で、一人前と呼べるレベルの経験を積んだ者たちのことを指す。
ここでいう騎跨装備とは、主に低物理域国家とよばれる国家群で使われる乗り物のことを広く纏めて呼ぶ際に使われる言葉で、
馬であったりロバであったり、虎であったりもっと特異な生物であったり、またはゴーレムや箒、魔力体の乗り物なども指す。
騎跨装備ごとに特性が大きく異なるため、基本的に多様な騎跨装備を使い分けられるだけの経験を持つ者は少ない。
(特殊な騎跨装備は各国に点在しているため、一個人が扱える乗り物の範囲は限られるからである)
科学式のバイクなどのことも騎跨装備と呼ぶ場合があるが、ここでいう乗り手は、これら中~高物理域装備を扱う能力を持っていない。


部品: 騎跨装備の性質を知る

どういった種類の騎跨装備であっても、それらが基本的に移動を補助するための装備であることは共通している。
移動のため、あるいは移動力を用いた運搬のために騎跨装備を使うとして、自分の乗騎がどういった性質ものであるかをまず知らねばならない。
生物なのか非生物なのか、陸路を使うのか空または水を進むものなのか、速度はどの範囲で出せるものなのか、運搬力はどのくらいか、燃費はいいのか悪いのか。
正しい知識を元に扱わなければ、どんな優れた装備も宝の持ち腐れである。
どんな名馬だろうと餌をやらなければ飢えて元気に走れなくなるし、そのままでは死ぬ。
また、魔法の箒にまたがって空が飛べるとして、それで大きなコンテナを運ぶことは普通なら不可能であろう。
馬に乗るならば日頃からその世話が必要だし、大きなコンテナを運ぶなら大がかりな装備が必要になるはずだ。
騎跨装備を扱うならば、まずはこの知識を正しく得るところから始めなければならない。


部品: 操作技術の習得と免許の取得

騎跨装備を安全に、かつ安定して運用するためには専門の技術がいる。
(普段何気なく自転車に乗っている人であっても、自転車に乗る技術を身に着ける上で練習が必要なかったものはいないだろう)
装備の規模や複雑さに比例してその技術習得の難易度は変動するが、乗り物が普及している環境である場合、通常はその騎乗技術の習得環境が用意されている。
自動車が普及している社会には自動車教習所があり、馬での移動が盛んな国であれば幼少期から馬と馴染む生活を送る事となるだろう。
専門性の高い技術を習得する場合でも、教導を受けられる環境下でおおよそ100時間程度の訓練を行えば、まず操作技術そのものの習得は可能とされている。
(あくまで操作ができるようになる、という段階であり、乗りこなすにはそこから更に訓練や実務経験が必要となる)
騎跨装備の使用に公的な資格制度、免許などが必要である場合、訓練と適性試験によってこれが認められなければ、騎跨装備を扱う資格は得られない。
運用の際の法的制限などについても、ここで正しい知識があるかどうかが検査される。



部品: 運用に関わる判断・決断について

騎跨装備は人間よりも移動能力が高い。その能力の扱いに失敗すれば、事故などで自分や他人の命や財産を危険にさらすことがある。
事故防止のための法制度の遵守や、事故を起こさないための規範に従った運用を行う事が、乗り手として守り続けなければならない義務の一つだ。
瞬間の判断や決断を求められるのは、もっと高度な技術と経験を重ねた後の話であり、初心者はルールを守る事を第一にしていることが、結果的に正しい判断と決断を行う事に繋がっている。


部品: 乗騎の稼働状態維持

騎跨装備が状態不良を起こすことによる事故も存在する。
これを避けるために、馬などであればしっかりと世話をし餌をやり、指示に従うよう調教しておかなければならないし、
非生物の乗り物であればこの保守点検は正しく行っておかなければならない。
もちろん、生物の病気やケガの治療や非生物の大がかりな整備は専門家の仕事であるので、専門家に任せる部分と自分で済ませる部分を正しく線引きするのも大事なことだ。


部品: 移動経路の作成

騎跨装備は移動用の装備であり、移動を行うという事は目的地があるということである。
目的地への移動時間を短縮するために騎跨装備を扱う事が多い事もあり、乗り手の必須能力の一つに、目的地への経路を作成する能力が挙げられる。
ナビなしで目的地への適切なルート選択をするための力であり、特に騎跨装備を輸送手段として扱う職のものにとっては重要度が高い。


部品: 長距離移動における地形把握

長距離を移動する場合、見知った土地の中だけでは移動が完結しないので、知らない土地を通って目的地にたどり着くための知識が必要となる。
それは主に地形の把握能力であり、事前に地図などから地形を想像しておく力や、地図情報と実際の視覚情報から近隣の地形を正しく理解するための技術がこれにあたる。
情報が足りない場合、付近の住民などに道を聞いて情報を仕入れる能力もここに含まれる。
地図情報などがない、完全な未踏の地の探索をする場合は、もっと上位の知識が必要となってしまう。


部品: 風向・天候に対する知識と予測能力

長距離移動において、雨や風といった天候の変化は大きな障害となりうる。
特に低物理域系の騎跨装備はこれらの影響を強く受けがちなので、天候に襲われてから対処するのではなく、事前にこれらを予想し対策しておく事が求められる。
現在の風向きから今後の雲の流れを読んだり、気候や季節などによる傾向を掴んでおくだけでも、被害はかなり抑える事が可能となるので、
騎跨装備で長距離移動をする者は、定期的に空を見る習慣がつくようになる。
これには、方角、太陽や星の位置と現在時刻から現在地の正しい座標を求めるといった別の効果もあった。
もちろんのこと、事前に天気予報を閲覧しておく事などができれば確度はさらに高まるし、心配は減る。


部品: 複数の航路の使い分けと途中変更

治安情勢などによって、輸送や移動中などに暴徒などから攻撃を受ける事がありうる他、
使おうと思っていた道路が事故によって封鎖されている・渋滞しているなどという、予期せぬトラブルの可能性はいつだって存在する。
こういった事態への対処法として、事前に作成しておく移動経路(航路)に正・副・予備の三つといった冗長性を持たせておく方法があり、
トラブルが発生した場合に別の経路に切り替えて移動時間のロスを減らすなどといった手段が取られる。
もちろん、トラブル発生時に経路を切り替えるのは自分だけとは限らないので、一カ所で交通渋滞が起きた場合、そのバイパスとなる経路も自然と渋滞発生地となる事は珍しくない。
どのルートを選んでも時間がかかる時はかかるので、そういった時は無理をして事故を起こす可能性を背負うよりも、素直に渋滞解消を待つのが得策である場合が多い。


部品: 連続稼働時間の制限と休憩

人も物も、続けて動ける時間には限りがあるし、たいていの場合は限界よりも前にパフォーマンスの劣化が発生する。
長距離移動または輸送をする場合、移動距離とはすなわち速度×時間なので、時間をかける事がそのまま距離を稼ぐ事にはなるのだが、
あまりに休みなく移動を続ける場合、乗り手が疲労によってミスをしたり、乗騎が稼働限界に近づくなどといった問題が発生してくる。
これらはそのまま、事故の発生につながるため、長距離移動を行う乗り手は、必ず一定時間ごとに休息をとり、乗騎と自身の稼働状態を回復させなければならない。
宿場町や街道沿いの施設というのは総じてこういった者たちを客として商売を成立させているので、よほどの僻地に行こうというのでない限り、
休憩や物資の補充場所に困る事はないだろう。
なお、通常の場合は3時間の移動につき30分以上の休憩を必ず取らなければならないとされている。
休憩は複数回に分散してとっても良いが、逆に6時間移動して1時間休む、などといった形は認められない。


部品: 貨物や人員の積載に関する技術

貨物や人員の積載に関する技術
騎跨装備は移動速度が速いだけでなく、その積載能力においても優れている場合がある。
特に馬車などは、移動よりも輸送そのものが装備としての存在目的であり、この運用を行う場合は、必然的に積載する物資についての運用力も求められる。
もちろん、通常の馬などであっても物資の積載は(規模が小さくても)行えるので、貨物の取り扱い能力を持たない乗り手は基本的に存在しない。
なお、積載物の中には乗員としての人間も含まれるが、物であれ人であれ、輸送における法に従った取り扱いをしなければならない事にはかわらない。
法の許さない物資を運んだり、人員を密入国させるなどの行為は密輸であり犯罪である。


部品: 輸送対象への理解

積荷の性質(生物か非生物か、強度や形状、液体個体など)にも左右されるものの、基本的に輸送対象は安全かつ丁寧に扱うべきである。
そのためには輸送対象がどういった存在であるかを正しく把握し、移動時にそれをどう扱うべきなのかを知っておかなければならない。
人員を含めた生物の輸送なら水と食料を(自身の分も含め)必要なだけ確保しなければならないし、高温に弱い性質の輸送物がある場合は保温措置(断熱性の高い物質による梱包などが多い)を取っておく必要がある。


部品: 積載物の固定と安全確保

輸送対象が何であれ、移動中の騎跨装備のほとんどは移動の反動を受ける。つまり、揺れる。
揺れると人ならば酔いやすいし物ならば壊れやすいので、移動中は騎跨装備への固定が必要になる。生物の場合は反動を軽減するクッションなどもあれば好ましい。
主にベルトで荷台や座席に固定してしまうのが確実である他、大量の荷物を輸送する際は荷物の並べ方なども輸送中の安全面に大きく影響する。


部品: 積み下ろしの技術とそのための設備について

物資輸送に優れた乗り手である場合、騎跨装備の重心や方向転換時の衝撃を考慮した物資の積み方を行い、それらが長期的に安定し続けられるような固定の仕方に長けている。
もちろん、それらの技術が磨かれるまでの過程にあった数多くの失敗から学んだ結果によるものだ。
その工夫を荷台の改良で行う場合も多く、例えば人員輸送ならば座席の配置や形状の改良によって居住性を向上させることができるし、
物資輸送であれば荷台の壁面にベルトを掛けるための設備を追加したり、荷台の中にレールを敷いて荷台上の物資移動を助けるような改良を加えている場合もある。
物資の積み下ろしの際に、荷台と同じ高さの作業場所を使うなどといった工夫も存在する。



部品: 基礎体力の重要性

移動のための装備を扱う場合、運動エネルギーを自分で生み出さなければならない移動(徒歩や自転車)よりも消耗は少ないものの、
それでも体力というのは消費されるものである。
移動時の反動を受け続ける事によるものもあるし、常に事故なく移動し続けられるように周辺に視線を配り続けなければならない事にもよる。
仮に反動の小さい騎跨装備であったとしても、長時間同じ姿勢でい続けるというのはそれだけで消耗するものなので、
小まめな休憩が必要であるのと同時に、消耗に耐えられるだけの基礎体力が必要となる。
特に職業として人生の長い時間を移動に費やす者であれば、体力はあって無駄になるという事はないのだ。


部品: 操るという運動のための筋力

輸送よりも移動のため、と言う要素の強い装備の場合、これを御するためには筋力が必要になる事が多い。
速度を重視するということはより多くの運動エネルギーを扱い、より多くの反動を受ける事になるからである。
この反動を押さえつけ、場合によっては移動時の衝撃によって血流が乱れる事を防ぐ意味で、高速移動専門の乗り手は筋力を鍛えることを職務の一環としている。
身体に筋力がつけば、姿勢がよくなる事によって移動中の腰などへの負担も緩和されるので一石二鳥である。食事量は増えるが。


部品: 広い視野と集中力・注意力

高速で移動している際、人間の視界は通常時よりもだいぶ正面に向けて狭くなる。
一瞬で縮まる距離が通常時よりも大きいからであるが、それによって周辺への視野が狭くなるのは事故のもとであるため、
乗り手はより意識して広く視野を保つよう努めなければならない(操作技術の習得時の必修事項である)。
いついかなる時に別の騎跨装備が距離感を誤って接触してくるかもしれないし、自騎の存在に気づかずに道へ飛び出してくる子供が現れるかもしれない。
こういったトラブルにあっても事故を起こさず、人と物に損害を与えずに済むよう、騎乗中の集中力・注意力を高く保つために各種制度は存在するのだ。
基礎体力の向上と十分な休養、乗騎の稼働状態の良好を維持することで、事故の確率は大きく下げる事ができる。



部品: 騎跨装備の集団的運用

主に輸送目的で騎跨装備を使う場合、輸送能力を単騎に頼るというのは決して効率がよいものではない。
経済における輸送を目的とするならば、騎跨装備の乗り手は多人数が連携し、職務として協力し合いながら人や物を運ぶこととなる。


部品: 物資・人員の輸送ルート確保とその維持

組織的な輸送を行う場合、輸送を行う経路は組織として共有する事となる。
沢山の航路を網のように張り巡らせ、かつそれを効果的に運用できるよう人と騎跨装備の数と稼働状況を揃える事が実現した場合、
そこには流通という産業が生まれ、経済の活性化と文化の発展につながっていく。
物資の輸送によって得られる資産(輸送の対価であったり輸送物の売買による利益であったり)を人員の給与とし、騎跨装備やそれらを運用する環境の維持費用とし、
そして次なる輸送のために使う、それが運送業であり、運送業が稼働し続けることが流通の維持であると言える。
もちろん、輸送時のトラブルに対応するためのコストも維持費として必要となる。

部品: 連携のために必要な能力

他人数の乗り手が連携する場合、ここにはコミュニケーションが生まれる。
対話に限らず、情報交換と協力のためのコミュニケーション技術は乗り手に必要なもので、
特に休憩時などに交代しながら騎跨装備を扱う相棒がいる場合、こういった相手との信頼関係は特に重要なものだ。



部品: 確信と自信による判断力

騎乗時間が長くなり、実務経験が増える事で各種能力の成長、というより習熟が進むと、一人前と言うべき技量を認められるようになる。
これまでの経験が自身の行動に確信を与え、確信によって成功を得る事で自信をつけることができる。
謙虚さや新しい知識への貪欲さも必要ではあるが、成功体験による自信もまた、成長のためになくてはならないものだ。


部品: 勘所を掴む

一つの技術を長く使っていると、考えるよりも先に正しく動くことが出来る瞬間が多々発生する。
どうして自分がその行動をとったのかをすぐに説明することは出来なくても、よく考えれば正しい、といったケースはよくあるもので、
経験上正しいと判断できる材料を多く蓄積しているからこそ、勘というものは役に立つのである。
勘とは、何の経験も判断基準も考えもなしに当てずっぽうに選択することを指すのではないのだ。

部品: 乗騎の好調を保つ

騎跨装備との付き合いが長くなることで、乗騎の特性に対するより深い理解を得ることができ、これに対してよい接し方、扱い方を身に着ける事ができる。
人間に好調不調があるように、生物としての乗騎にも非生物としての乗騎にも調子の波は存在するため、
これがより好調に近づくよう準備や対処を行うのが優れたる乗り手の技であろう。
また、調子がどうしても悪いのであれば、悪いなりに良い結果を出せるよう運用を調節するのもプロの仕事だ。

部品: より広範な地形の理解

実務経験が長くなることで、『知っている土地』の範囲が広くなるし、広い土地の傾向を実際に見て知ったことで、
見た事のない土地に対する類推の能力も高まる。優れた地形把握能力はトラブル時などの対処を助ける事にもつながる。


部品: 上位免許の取得

技術的向上によって、職務の範囲を広げる事も出来るようになってくる。
より大型の騎跨装備を扱うための免許であったり、より重要な貨物を運ぶための免許を取得する事に挑戦できるようになる。
基本的に、大きなもの、貴重なもの(人員は基本的に貴重とされる)を運ぶための免許が高度であるとされるため、これらを実施する乗り手は総じて優れている。


部品: 乗り手としての身体

長期的な訓練と実務により、身体能力も向上している。
体力勝負の職業と比較して優れている、とまではいかないが、優れたる乗り手の体力は実に頼もしいものなのである。
筋肉がしっかりついていれば姿勢が安定し、長く仕事ができるという事も大きい。

部品: 家計を考えた炊事能力

日々の食事を用意し、その後片付けをする能力。
単に調理技術だけでなく、予算に合わせた材料の調達や、体調を考えた栄養バランス、ある程度幅のあるレパートリーによる味の変化など、幾つかの要素が含まれる。


部品: 家庭の掃除能力

生活をする上でどうしても汚れは溜まるため、これらを掃除する能力が求められる。
掃除器具については物理域にもよるが、箒や雑巾、掃除機といった基本的なものから特定の掃除活動に特化した独特なものまでいろいろ存在する。
毎日住宅の隅々まで掃除する必要は必ずしもなく、使用頻度の高い場所や汚れの目立つ場所を重点的に掃除する者や、ある程度のルールに従って(1日ごとに掃除する部屋を変えるなど)掃除を行う者も多い。
いずれにしても、住環境を清潔に保つことは、体と心の健康に重要である。

部品: 日常で使用する衣服の洗濯能力

人が生きるために必要なものと言えば衣食住が挙げられることが多い。洗濯はその中の衣服を清潔に保ち、継続して使用するために必要である。
衣服の種類によっては水温や洗剤、干し方にもある程度の指定があることも多くこれらを適切に使い分けることも能力のうちとなる。
ただし、家庭で洗濯できる範囲には限りがあり、専門的な技術や設備が必要な衣服(例えば夜会服やドレスを家で洗濯する者はいないだろう)を家庭内で無理に洗濯することはしない。

部品: かくれんぼ上手とは

かくれんぼ上手とはかくれんぼの技術が高いものことをいう。幼少期からかくれんぼを遊ぶ中で、遊びながらも技術の向上を胸におき、試行錯誤を繰り返した結果かくれんぼ上手となる。
かくれんぼ上手になるために必要なのは素早く正確かつ冷静な判断と行動である。
判断が遅ければ行動も遅れ刻一刻と変化する状況についていけず取り残されるであろうし、間違った判断を下せば行動は思いもよらぬ結果を生むだろう。また、冷静さを失えば判断や行動そのものも危うくなる。
何度も何千度もこれらの判断と行動を繰り返し、素早く正確かつ冷静な判断と行動を行えるようになったものがかくれんぼを制する。
大人になってからも大人げなく子どもに混じったり大人同士で本気のかくれんぼ遊びを繰り返した結果、身につくこともある。

部品: そもそもかくれんぼってなに?

「かくれんぼ」とは、主に子供向けの遊戯の一種である。
鬼になる人を決め、その者が一定時間視界を塞ぎ数を数える間に、鬼以外のものは鬼に見つからぬよう隠れる。
一定時間後、鬼は探索を開始し、鬼以外のものを探し出すといったルールが一般的である。
子どもの遊びのためその場の空気やメンバーで細かなルールは変わるが、一方が隠れ一方がそれを見つけるといったルールはおおむね共通する。


部品: 物陰にひそむ

隠れる側の基本は隠密である。
鬼の視界から外れる場所や見つけにくい場所の検討をつけ、潜む。
建物内はもちろん、遮蔽がある場所や視界が悪い場所なども有効である。
そして隠れる側になったとき、ただ単に逃げる、隠れるだけではなく「自分が鬼ならどう考え動くか?」といった思考も重要だ。
もし自分が相手の立場だったら、と考えることでより柔軟な思考が可能となり、思わぬ危険に気付くことがある。

部品: 音と気配のコントロール

人がいる音というのは存外目立つものである。
この音と気配を極力殺すために細心の注意を払う。
「抜き足・差し足・忍び足」で素早くかつ足音をなるべく立てずに移動する。
足をそっとつま先立ちをするように抜き上げ、差し入れるように静かに下ろし、人に気付かれないよう忍んで歩く。
膝とつま先と踵を意識するとやりやすい。
また、呼吸音や自分の体温による熱気など、自身と周囲の物や状況を観察、確認し、なるべく気配を殺し、音を立てぬように行動する。

部品: 誘導

より能動的な隠密として、誘導がある。
自分と離れた場所に目立つものを置いておく、どこから投げたかわからぬよう小石を投げる、わざと物音を立てるなどの行動により相手の注意をひいたり、逸らしたりする。
失敗すれば発見の確率は上がるが、うまくいけば相手の行動をコントロールできるだろう。

部品: 走って逃げる。走って捕まえる。

万が一見つかってしまった場合や、見つかりそうになったときにはその場所を捨て逃げることも有効である。
相手が複数である危険性や、動くことにより発見の確率が上がることなどは十分意識し、隠密か、逃走かその場に合わせた行動を行う。
自分が鬼の場合は逃走する相手のルートを想定し、追いかけ、捕まえる。

部品: 運

運も実力のうちである。
たまたま鬼がいない方向に進めた、たまたま鬼が明後日の方向を向いているときに移動できた、たまたま何気なく探した場に隠れている相手がいた。
実力が明らかに上の相手にもひょんなことから勝利する。いわゆる時の運であり、そんなこともある。

部品: 情報を集めるということ

何か行動を起こす前に必要なものとは情報である。
情報を元に予測を行い、それに基づきリスク管理と行動決定を行うことで、行動の成功率は段違いに上がる。
このとき情報は正確なものでなければならず、また物事のあらゆる側面から集めるのが好ましい。
そのため情報と一口に言えど種類は様々である。
情報収集力に長けた人物とは、求める情報に応じて情報源を絞り、効率よく正確な情報を集めることが出来る人のことを指す。


部品: 目的のものを探し出す

メディアから情報を得る場合、まず求める情報に関連するそれらを探し、集める必要がある。
紙媒体なら図書館や本屋でかき集めて調べるのが最も良いかもしれないし、誰か個人の所有する本や書類、もしかしたら手紙が必要かもしれない。政府保管の書類にしか記されていないかもしれない。
データならネットワークにあるものかもしれないし、厳重なセキュリティの元記録媒体に保存されているかもしれない。
そういった求める情報が有りそうな場所への知識、それを手に入れるためのコネや手段があればあるほど、情報を手に入れやすい。


部品: 要点をかいつまむ

媒体に記録されていること全てが必要な情報とは限らない。迅速に情報を収集する為、要点を把握し、重要な箇所だけを詳細に確認する必要がある。

部品: 記録を写す

手に入れた文書等が持ち出せない場合、情報を正確に写す用意をしておく必要がある。メモや写真等方法は様々。
特に予め急いで写す必要があることがわかっている場合、情報収集時はそれなりの準備をもちろんしていく。

部品: 注意深い調査

現場を調べる場合、そこに存在する全ての物が情報となる。
一見してわかる情報の他、
非常に小さな手がかりが残されていたり、通常では見えない場所に情報が潜んでいることもある。
魔法や技術で隠蔽されているかもしれない。
また何気ない物や状態でも、論理的に考えれば矛盾を孕んでいる可能性がある。
五感全てを活用し、思考を働かせながら情報を獲得する事に励む。

部品: 危険性の考慮

何かの調査を行う場合、周囲や己の安全に気を配らなければ、思わぬ被害をこうむることがある。
毒性の植物だったり、人為的に仕掛けられた罠であったり、ぽっかり空いた穴だったり。
そういった危険に気を配り、手袋などの道具を効果的に使いながら調査を行う必要がある。


部品: そこに至るまでの経緯の考慮

出来事とは、目に見えているものだけがすべてではない。
そこに至るまでの経緯を手に入れた情報と知識を元に推測することによって、
更なる情報を得ることができたり、目の前の情報に惑わされず正しい情報を獲得することが出来る。


部品: 会話から得る情報

相手が知っている情報や知識を得るには、会話をして話してもらうのが最も簡単である。
相手の話しやすい雰囲気を作り、的確な質問で情報を引き出すテクニックは非常に有用だ。
また多くの人物から話を聞くことでより正確な情報を入手することが出来る。

部品: 表情や動作の観察

言葉よりも時に雄弁に表情や人の動作が情報を語ることもある。
会話をしながら相手の反応を伺い真実を探ったり、体の動かし方で相手の調子を確認したり、時には攻撃手段等を想定することが出来る。


部品: 外見への注目

相手の外見によって、相手自身のことや、相手が置かれている状況や今の状態を推測することが出来る。
服装、清潔感、怪我の跡や靴の泥等、注意深く見れば見る程、相手のパーソナリティがわかるのだ。


部品: 相手の力量を量る

咄嗟の行動や運動時の身のこなし、戦闘の動き等から、相手の戦闘時の力量を量ることは大切な技術だ。
それには武器や道具、魔法などの肉体以外の要素もすべてまとめて情報として活用する。
相手が自分より強いのか弱いのかを正確に把握することで、無駄な怪我を避けることが出来る。
そして相手の動きをよく知ることで対処を行うことが出来る。
相手の力量を量るにはそれなりの戦闘の知識が必要なこともある。

部品: 自身の活動跡について

自身が情報を集めていたことを誰かに知られたくない場合、自身が活動した痕跡を残さないことが重要だ。
その為には内密に行動したり、怪しまれないように自分の行動に注意を払ったり、
調べた場所の完璧な復元を行ったりする必要がある。
また逆に、自分が調査済みであることを他の誰かに知らせたい場合、あえて痕跡を残すこともある。
それを行うことで共に調査する味方の時間節約をしたり、敵対する相手の警戒心を焦り注意を惹きつけることが出来る。


部品: ダミーへの注意

入手した情報がすべて正しいとは限らない。誰かに作為的に用意された偽物(ダミー)の可能性もある。
そのため常に手に入れた情報に疑いを持ち、それにまつわるより多くの情報を入手して、
その情報が信頼できるかどうか判断するように心がける。

部品: お話上手とは

お話上手とは、字の通りお話が上手なもののことである。
単に人と話すのが上手というだけでなく、総合的にコミュニケーション能力に秀で、情報と感情のやり取りに優れた力量を持つもののことをいう。

部品: 話しやすい空気をつくる

話を聞くにあたり、相手にとって話しやすい空気を作ることは重要である。
表情や仕草で、相手が進んで話を出来る空間をその場に提供する。
例えば、適切な相槌をうつことで相手に「この人は話をきちんと聞いてくれているな」という満足感を与えるとともに、相手の気持ちを尊重していることを伝え、共感や同調で円滑な雰囲気を場に与えることができる。
また、同意を示すときに頷く、疑問のときに首を傾げる、否定するときは横に手をふるなど、仕草も言葉と同様に重要である。
話を聞き、受け止めていますよというのが目に見えてわかり、相手が話しやすい空気をつくるために有効なテクニックの1つである。


部品: 質問上手

相手の話をひたすら聞くだけでなく、聞きながら質問をして話を広げていくというのも重要だ。
相手に「自分の話に好奇心をもっている」と思わせ会話がスムーズに広がると共に、必要な情報を手に入れる。

部品: 巧みな説明

物事を相手にわかりやすく伝えるためには、相手の知識や状況を配慮し、それに合わせた適切な説明をすることが重要である。
自分が話したい事に気を取られず、聞き手の気持ちを尊重し、シンプルに結論から伝えるなど要点を絞り、相手に理解をしてもらえるよう最大限の努力を行う。

部品: 相手のツボを探る

色仕掛けは単に性的な事柄のみではなく、相手の好みが重要となってくる。
事前の調査があればこしたことはないが、対話の最中でも会話のやり取りや目線などから相手の好みや性癖を探り、相手が何を好ましく思い魅力的に感じるのかのツボを探るのが大切だ。

部品: 自分をアピールする

自分を相手に売り込む、つまり相手に自分の魅力をアピールするのが色仕掛けの重要な点の一つである。
相手のツボが胸なら胸を強調する仕草をさりげなく行うといった単純な方法ももちろん有効であろう。
また、目線が合ったとき数秒目を合わせた後にはにかんだ笑顔を見せる、会話の端々に好意を示し「ひょっとしてこの人は自分に好意を抱いているのではないか」という期待を持たせるように上手く言動を調整するなど、いかに自分が相手にとって魅力的にうつるか考え、行動する。

部品: 読み聞かせを行う意義

読み聞かせとは、子どもに本や絵本を読んで聞かせることである。読み聞かせを行うことで子どもと本は出会い、身近な存在になっていく。そして、本と子どもだけでなく読み手である大人と聞き手である子どものコミュニケーションも図ることができる。

部品: 最適な服装

読み聞かせの際、本や絵本の邪魔をしないことが重要となる。黒や茶などの質素でシンプルな服装が好まれる。装飾品も気にしなくてはならず、揺れるアクセサリーはつけないほうが無難だろう。

部品: 子どもの年齢に合わせる

本や絵本には対象年齢というのがあり、聞き手である子どもたちの年齢に合わせた本を選ぶと間違いはないだろう。また、子どもたちの人数によっては遠くからでも見える大判の本が良いだろう。

部品: 季節や行事を取り入れる

読み聞かせには知育の側面を持つ。季節に関連した話や、行事の背景などを読み聞かせの場で楽しく勉強をしてもらう。

部品: ジャンルを固定しない

読み聞かせは何も絵本だけというわけではない。童話や昔話、詩集など様々なジャンルを読むことで、子どもは多種多様な本に触れることができる。

部品: 本の持ち方

選んだ本が良くても、本の持ち方が悪ければ子どもたちは読み聞かせに集中することができない。まず、肘で絵本を身体に固定することで、聞き手が見やすい位置にキープをする。そしてページをしっかりと広げ、本の中心をもって、もう片方の手で本の端を支える。

部品: 本の読み方

何よりも本に書かれている言葉を大切にすることである。そうすれば子どもに気持ちを伝えることができる。声の大きさを変えるのも大切なことだが、声音の使い分けを多くしてしまうと子どもは集中できないため、適切な声色を使い分けるスキルが必要になる。

部品: 柔道とは

柔道とは、投げる、抑える、絞める、打つ、蹴るなどの技を用いて、相手を制す徒手格闘術のひとつである。
スポーツ的な試合では当て身技は禁止されているが、実戦的に柔道を用いる際はこの限りではない。


部品: 投げ技

投げ技とはその名のとおり相手を投げ倒す技である。
立ったままの姿勢で投げ倒す立ち技と、自分の身体を倒しながら相手を投げる捨て身技とがある。
相手を殺傷することを必ずしも目的とせず、自分の体勢を崩さず相手を制すことで、自らの命を守る技術としても優秀である。
無論攻撃的な手段に用いるのも有効だ。体勢を崩し反撃能力を失った相手にとどめをさすのは比較的容易だろう。


部品: 固め技

固め技とは相手の身体を抑え込んで起き上がれないようにしたり、相手を絞めて制したり、関節を伸ばしたり曲げたりひねったりして、相手の動きを封じる技である。
実力の優るものが使えば、相手を傷つけずに制圧することができるが、実戦においては危険が大きく、頸部を絞め窒息による気絶など、逆関節を取り・関節の破壊などを目的として行うほうが適切である。


部品: 当て身技

相手の生理的弱点(急所)を手、足、頭などで突く、打つ、蹴るなどして制する技である。
急所としては眼球、頭頂中央部、眉間、こめかみ、みぞおち、あばら、下腹部、睾丸などがある。
危険性が高いため、試合などのスポーツ面では禁止されており、実戦でも使用には十分な注意を払う。

部品: 柔道の鍛錬とその経験

基礎的な鍛錬はもちろん、スポーツでの柔道と実戦での柔道の違いはしっかりと区別することが大切である。
練習法には形と乱取りの二つの形式があり、この二つの練習法を組み合わせ日々鍛錬を重ねることにより、技術の向上を得ることができる。

部品: 読書同好会について

読書同好会には「三度の飯よりも本が好き」と胸を張れる者ばかりが集まっている。同好会において「好き」を表現する方法は基本的に制限されない。そのため、数人で集まって本の好きなところを語り合う会員もいれば、一人で黙々と本を読み耽ることを好む人もいる。また、本を読むだけでなく、個人でも複数人でも本を作る会員も存在する。

部品: 活動拠点

規定された活動拠点はなく、会員の良識に一任されている。会員の家で少人数で集まり活動することもあれば、一室を借りて大人数で活動することもある。

部品: シンボルマーク

読書同好会のシンボルマークはリンゴの傍で眠る猫がが描かれる。シンボルマークは同好会に在籍していることを証明するものであり、同時に同好会員である責任を背負うものである。会員が作った本には必ずシンボルマークをつけなければならない。

部品: ワインレッドの栞

同好会に在籍すると、会員証としてワインレッドの栞が贈られる。本来の用途でも使い勝手がいいように上質なワインレッドの紙にシンボルマークが描かれている。

部品: 本が好きであること

同好会に在籍する一番大切な資格は、ただひとつ「本が好き」それだけである。その気持ちがあれば年齢も性別も種族関係なく同好会への扉が開かれる。

部品: 本を、人を批判しないこと

他の会員が好きな本や作った本の批判を口に出してはならない。同好会を円滑に活動するための最低限の礼儀であり、努力である。

部品: 本に優劣をつけない

「たとえ面白いと思わなかった本も、それは他の人の好きな本である」ということを忘れてはならない。もちろん、同様に本に優劣をつけることも好まれない。

部品: 読み聞かせボランティア

保育園の時期に読書に触れることは大事であり、同好会は読書への関心を深めることへの手助けとして、有志を募ってボランティアを毎年開催している。

部品: ブックマーケット

月に一度、ブックマーケットを開催している。同好会会員の作った絵本や児童書、小説がマーケットに出している。会員によってはファンがつくこともあり、交流の場ともなっている。

部品: 再現料理の会

物語を読んでいると気が抜くと涎が出てしまいそうになる料理に出会うことがある。再現料理の会は、そういった本の中の料理を再現し、登場人物の気持ちを味わうことを目的としている。

部品: 聖地巡礼

テーマになった一冊の物語を軸に、関連する地域や料理などを巡り、より物語を身近に感じさせるイベントとして開催されている。

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萩野真澄
最終更新:2017年12月15日 18:18