玄霧藩国の名医 黒井玉枝


部品構造


部品構造


  • 大部品: 玄霧藩国の名医 黒井玉枝 RD:42 評価値:9
    • 大部品: 人物像 RD:3 評価値:2
      • 部品: 経歴
      • 部品: 鉄面皮
      • 部品: 性格
    • 大部品: 玄霧藩国の名医 RD:39 評価値:9
      • 大部品: 玄霧藩国の医師 RD:25 評価値:7
        • 大部品: 一般医用携行装備 RD:9 評価値:5
          • 部品: 止血帯
          • 部品: 救急包帯
          • 部品: アドレナリン注射キット
          • 部品: 人工呼吸マスク
          • 部品: メス(刃物)
          • 部品: 医療用グローブ
          • 部品: 白衣
          • 部品: 縫合セット(医療用)
          • 部品: 消毒薬一式
        • 大部品: 知識と技能 RD:10 評価値:5
          • 部品: 人体への理解
          • 部品: 基礎医学の心得
          • 部品: 地域医療の実地実習経験
          • 部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
          • 部品: 一次救命処置能力
          • 部品: 医師と患者間のコミュニケーション能力
          • 部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
          • 部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
          • 部品: 臨床研修で得た経験
          • 部品: 6年間の医学生生活
        • 大部品: 心得 RD:6 評価値:4
          • 部品: 医療関連ルールを遵守する
          • 部品: 生涯を人道に捧げる誓い
          • 部品: 患者へ尽力する誓い
          • 部品: 公平で公正な治療行う誓い
          • 部品: 人命尊重の誓い
          • 部品: 医者という職業への誓い
      • 大部品: 高度なインフォームド・コンセントの形成力 RD:5 評価値:3
        • 部品: 礼儀作法(医療
        • 部品: 医師に求められる外見
        • 部品: 正確な診断力・検査力
        • 部品: ムンテラ力
        • 部品: 最新医療知識の維持
      • 大部品: 鋼の心臓(医師) RD:3 評価値:2
        • 部品: 動揺しても態度に出さない。
        • 部品: 経験と実績から発生する自負心
        • 部品: 強い自制心
      • 大部品: 医師の腕力 RD:3 評価値:2
        • 部品: うなされるほどの練習
        • 部品: 無駄のない手技
        • 部品: 瞬時判断
      • 部品: 困難への挑戦
      • 部品: 人々の信頼
      • 部品: 医師としての経験



部品定義


部品: 経歴

玄霧藩で名医と呼ばれるまでに経験を積んだ男性。年のころは中年に差し掛かる当たり。
終わらぬ戦乱に心を痛め、何かできることはないかと思案している。

部品: 鉄面皮

何事にも動じない面の皮を持つ。
実際は表情筋が弱いというか、単に感情を出すのが下手なだけだが、医療の現場では常に慌てないように見えるので周囲を安心させるくらいの効果はある。

部品: 性格

本来は自堕落な性格で、オンとオフがはっきりとしている。
オンの時はとことん追求するが、オフの時は一日寝ているということもしばしば。
スイッチの切り替えは、風呂に入ることで行うとのこと。

部品: 止血帯

出血に対する対処は救急で最も重要な要素の一つである。止血帯は主に四肢の重大な出血への応急処置に用いられるバンドを指す。ゴム式や空気圧式の他、緊急用で強力なベルトと締め上げバーを併用するものもある。

部品: 救急包帯

傷や出血などの箇所に、包帯での圧迫によって出血を止めたり、吸水性の高い綿で血や膿などを吸収させたり、あるいは清潔を保つために当てる保護ガーゼを固定するガーゼ生地の布である。
救急用のものは滅菌パックに梱包された状態で使用しやすいように畳まれて収納されている。

部品: アドレナリン注射キット

危急時の昇圧や、アナフィラキシーショックなどで血圧が急激に低下した場合にはアドレナリンが使用される。
緊急時にパニックにならず使用できるようワンタッチで筋肉注射できるようなキットも存在している。劇薬でもあるため、医師と認められている者か、使用講習を受けている者のみ所持できる。

部品: 人工呼吸マスク

人工呼吸を行うためのマスク。医療者と患者相互の感染予防を目的として用いられる。空気弁とフィルムのみの簡易な物の他、医療者を介さず人工呼吸を可能とするバッグバルブマスクもある。医療者用。

部品: メス(刃物)

医師が治療に用いる鋭利な刃物。ランセットとも呼ばれる。現在では感染予防の観点から一般的な金属製もの他に、プラスチックの柄に替刃あらかじめ装着してあり、滅菌パックから取り出して使い捨てにするディスポーザブル式も良く用いられる。
替刃には様々な種類があり、使用される部位や組織によって使い分けられる。

部品: 医療用グローブ

医療用のグローブ。主にラテックスグローブなどの極薄のゴム手袋を指す。術者と患者双方の感染予防のために用いられる。天然ゴムアレルギーのある医師向けも含めて様々な素材のものが存在するが、総じて手によくなじみ、器具の操作を邪魔しないものが多い。

部品: 白衣

主に医療従事者が用いる服の上から羽織る外衣。その名の通り一般的には白であり、汚染部を発見しやすく、清潔を保ちやすい。
コート型が一般的。

部品: 縫合セット(医療用)

医療従事者が使用する、主に傷口を縫い合わせるために使用される道具一式。
持針器、ピンセット、はさみで構成される。滅菌済みの清拭用ガーゼや消毒用綿球、各種縫合針と糸を併せて携帯する事が多い。

部品: 消毒薬一式

ドラッグストアなどでも入手可能な消毒薬や湿布、外用薬一式。携帯しやすいよう袋にまとめられている。中身が見やすいように透明な袋に入れ、暗所でも一目でわかるよう用途をパッケージに書き足す工夫をしている医療者もいる。

部品: 人体への理解

医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。

部品: 基礎医学の心得

人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学医学生時代に加えて学ぶ必要がある。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。


部品: 地域医療の実地実習経験

医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。

部品: 清潔操作と基本的医療手技修得

医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。
清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。
また一時創傷に対する縫合などの基本的な手技も同様に求められる。

部品: 一次救命処置能力

医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。
この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。
救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。
C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。

部品: 医師と患者間のコミュニケーション能力

医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。
このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。

部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力

医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。
患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。
いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。

部品: 共通試験・国家試験を合格する能力

一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。
これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。

部品: 臨床研修で得た経験

一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。
臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。

部品: 6年間の医学生生活

医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。
これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、
同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。
なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。


部品: 医療関連ルールを遵守する

医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。

部品: 生涯を人道に捧げる誓い

医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。

部品: 患者へ尽力する誓い

医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。


部品: 公平で公正な治療行う誓い

医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである


部品: 人命尊重の誓い

医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。

部品: 医者という職業への誓い

医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。

部品: 礼儀作法(医療

医師は患者に「先生」と呼ばれることが多いが、当然無条件に医師へ敬意を払うわけでも、信頼を持っているわけでもない。
しかし患者が自身にとって一番良い治療を選ぶには、医師と患者互いの信頼が必要不可欠である。
その入口として相手を慮り、話しやすい雰囲気を醸成する礼儀作法は医師にとって大事な能力である。


部品: 医師に求められる外見

第一に清潔さである。この場合実際に清潔であることはもちろんのこと、医療知識のない患者からみて「清潔そう」に見えることが重要である。
よく洗濯されシミ一つない白衣を身に着け、医師自身も清潔そうにまとまった外見をしていることは、医師と初めて面談した患者の安心材料の一つになる。
余談であるが、患者を安心させる他の要素として威厳があるが、主に年齢によるものが大きい。だから若い医師は(議論はあるが)ヒゲを生やしてみたりするのである。


部品: 正確な診断力・検査力

高度なインフォームド・コンセントを形成するためには、前提として、良い説明をするための土台が必要である。
医師にとっては患者の現在の状態を正確に把握していることは具体的な治療法や代替治療の説明に絶対必要である。
余談ではあるが、これらの正確な診断にレントゲンなどの検査が必要である場合、検査の必要性を説明するのもインフォームド・コンセントである。難しい。

部品: ムンテラ力

ムンテラ(むんてら)とは、病状説明のことである。ドイツ語のMund「口」+Therapie「治療」を組み合わせた単語。
患者にとってみて、説明を受けた上で自由に治療法を選択することが望ましい。
望ましいのだが医師にとってみて、その患者に選択してほしい治療は当然ある。これが患者の価値観や知識と一致しているとは限らない。
医師に必要なのは「正確に」病状の説明をし、「正確に」各治療後の予後を説明する力である。
治療法選択の自由を尊重することと、説明の不足で患者にとって不利益な選択をすることになってしまうことは別である。
敬意と具体的でわかりやすい説明力は医師に必須の能力である。

部品: 最新医療知識の維持

正確な診断と十分な説明がなされた後、高度なインフォームドコンセント形成に必要なのは患者の納得である。
納得するためには患者からの質問が必要であり、中には巷で評判を聞いたエビデンスのない治療法もある。これをきちんと否定し患者を危険から守るには常に最新の知識が必要である。
何をかいわんや当然診断にも説明にも治療にも必要なのだ。医者は一生勉強!
これができなければ他全ての要素の信頼性が弱まり、高度なインフォームドコンセントとは言えなくなる。

部品: 動揺しても態度に出さない。

医師も人間である以上ヒューマンエラーは必ずある。1件の重大なミスには29件の軽微なミス付いて回り、その周辺にはミスにならなかったもののミスになってもおかしくない直前の例、つまりヒヤリ・ハットが3000件存在している。ミスを起こしてはならないが、ヒヤリ・ハットな例に直面した際に動揺を表に出すことは患者にとっても不利益となる。
予防を十分に行った上でも起きてしまうヒヤリ・ハットや軽微なミスは適切にリカバリーされるべきで、患者が求めているのは落ち着いた医師である。「あっ」「しまった」とは思っても絶対に態度に出してはならない。口に出すのは最悪だ。

部品: 経験と実績から発生する自負心

ミスに限らず、医療は人体を相手にする職業である以上、偶発的事故も起こりうるし、治療の結果も100パーセント思った方向に進むとは限らない。
感染症の治療後体力の問題で治癒に時間がかかることもあれば、外傷の治療後安静をよく指示したにもかかわらず暴れて悪化させてくる患者もいる。
これらのことが起きた時に「大丈夫ですよ」とはっきりみ行きれるのが自負心である。
実際に近似の例を経験しているからこそ、知識として知っているからこそ、そして実際に自分の手でリカバリーしたことがあるからこそはっきり言い切れるのだ。
この自負心の醸成には医師として誠意ある治療を多数実際に行なっている必要がある。

部品: 強い自制心

患者が求めているのは落ち着いていて、かつ精力的に働く医師である。私事で何があろうと不機嫌さや悲しさを患者に伝えてはならない。患者さんは細やかな動作や声色に出る雰囲気を必ず感じ取る。
当然どのくらい疲れているかも患者さんにはなんら関係ない。つねに安定して親切で真面目でよく説明してくれる先生こそが名医だ。
実は患者さんが大事にしているのは手技の早さではないことを知っておくべきだ。

部品: うなされるほどの練習

治療の手技であるにしろ、滑らかな説明や表情作りにしろ、練習でできない人間が本番で安定して成功できるはずがない。
緊張するのだ。予想外のことが起こるのだ。ささいな手違いでさらに緊張するのだ。地震が起きるかもしれないのだ。患者を安心させる落ち着いた医者でいたければひたすらに練習するしかない。練習が短い睡眠時間に出てくるほどだ。

部品: 無駄のない手技

名医の治療は早い。
何がはやいのだろうか。手の動きが速いわけではない。無駄が切り落とされているのだ。練習で何千回と繰り返した動作が、医師となってから臨床で繰り返した手技が名医の手技を早くしている。そこに生まれた余裕に丁寧さと工夫を加えることもできる。早さが命の手技ではもちろんのこと、それ以外でも治療の予後を良い方向へ動かす力となる。

部品: 瞬時判断

どの仕事でも言えることだが、例に漏れず医師の仕事も判断の連続である。救急の患者が搬送されてきた時、また目の前で人が倒れた時、治療中不可避の大出血があった時。名医は自分の専門で即時に結論を出す能力がある。これは毎日の診療経験と勉強の反復が、呼吸と同じように最適な治療を教えてくれるからである。

部品: 困難への挑戦

医師としての修行を続けていくと、難しい症例に取り組むこともある。もちろん、自分の医師としての腕は大事である。だがしかし、それ以上に、仲間である医師とともに治療にあたる必要がある。一人では助けられなくても、沢山の力でならどうにかなることもあるだろう。

部品: 人々の信頼

名医と呼ばれるためには、医師としての腕を磨き、人々を治療して、信頼を得ねばならない。
腕があるから名医なのではなく、そのうえで、他の人々から認められてこそなのである。

部品: 医師としての経験

診察した患者の症例をもとに、適切な治療を施していく。他の医師とも連携を取りつつ行っていくことを肌で覚える。
医師として経験を積んでいき、技術を磨いていく。
もちろん、症例によっては、何も手を打てないことも、終末治療をするしかないこともあるだろう。



提出書式


 大部品: 玄霧藩国の名医 黒井玉枝 RD:42 評価値:9
 -大部品: 人物像 RD:3 評価値:2
 --部品: 経歴
 --部品: 鉄面皮
 --部品: 性格
 -大部品: 玄霧藩国の名医 RD:39 評価値:9
 --大部品: 玄霧藩国の医師 RD:25 評価値:7
 ---大部品: 一般医用携行装備 RD:9 評価値:5
 ----部品: 止血帯
 ----部品: 救急包帯
 ----部品: アドレナリン注射キット
 ----部品: 人工呼吸マスク
 ----部品: メス(刃物)
 ----部品: 医療用グローブ
 ----部品: 白衣
 ----部品: 縫合セット(医療用)
 ----部品: 消毒薬一式
 ---大部品: 知識と技能 RD:10 評価値:5
 ----部品: 人体への理解
 ----部品: 基礎医学の心得
 ----部品: 地域医療の実地実習経験
 ----部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
 ----部品: 一次救命処置能力
 ----部品: 医師と患者間のコミュニケーション能力
 ----部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
 ----部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
 ----部品: 臨床研修で得た経験
 ----部品: 6年間の医学生生活
 ---大部品: 心得 RD:6 評価値:4
 ----部品: 医療関連ルールを遵守する
 ----部品: 生涯を人道に捧げる誓い
 ----部品: 患者へ尽力する誓い
 ----部品: 公平で公正な治療行う誓い
 ----部品: 人命尊重の誓い
 ----部品: 医者という職業への誓い
 --大部品: 高度なインフォームド・コンセントの形成力 RD:5 評価値:3
 ---部品: 礼儀作法(医療
 ---部品: 医師に求められる外見
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 ---部品: ムンテラ力
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 ---部品: 動揺しても態度に出さない。
 ---部品: 経験と実績から発生する自負心
 ---部品: 強い自制心
 --大部品: 医師の腕力 RD:3 評価値:2
 ---部品: うなされるほどの練習
 ---部品: 無駄のない手技
 ---部品: 瞬時判断
 --部品: 困難への挑戦
 --部品: 人々の信頼
 --部品: 医師としての経験
 
 
 部品: 経歴
 玄霧藩で名医と呼ばれるまでに経験を積んだ男性。年のころは中年に差し掛かる当たり。
 終わらぬ戦乱に心を痛め、何かできることはないかと思案している。
 
 部品: 鉄面皮
 何事にも動じない面の皮を持つ。
 実際は表情筋が弱いというか、単に感情を出すのが下手なだけだが、医療の現場では常に慌てないように見えるので周囲を安心させるくらいの効果はある。
 
 部品: 性格
 本来は自堕落な性格で、オンとオフがはっきりとしている。
 オンの時はとことん追求するが、オフの時は一日寝ているということもしばしば。
 スイッチの切り替えは、風呂に入ることで行うとのこと。
 
 部品: 止血帯
 出血に対する対処は救急で最も重要な要素の一つである。止血帯は主に四肢の重大な出血への応急処置に用いられるバンドを指す。ゴム式や空気圧式の他、緊急用で強力なベルトと締め上げバーを併用するものもある。
 
 部品: 救急包帯
 傷や出血などの箇所に、包帯での圧迫によって出血を止めたり、吸水性の高い綿で血や膿などを吸収させたり、あるいは清潔を保つために当てる保護ガーゼを固定するガーゼ生地の布である。
 救急用のものは滅菌パックに梱包された状態で使用しやすいように畳まれて収納されている。
 
 部品: アドレナリン注射キット
 危急時の昇圧や、アナフィラキシーショックなどで血圧が急激に低下した場合にはアドレナリンが使用される。
 緊急時にパニックにならず使用できるようワンタッチで筋肉注射できるようなキットも存在している。劇薬でもあるため、医師と認められている者か、使用講習を受けている者のみ所持できる。
 
 部品: 人工呼吸マスク
 人工呼吸を行うためのマスク。医療者と患者相互の感染予防を目的として用いられる。空気弁とフィルムのみの簡易な物の他、医療者を介さず人工呼吸を可能とするバッグバルブマスクもある。医療者用。
 
 部品: メス(刃物)
 医師が治療に用いる鋭利な刃物。ランセットとも呼ばれる。現在では感染予防の観点から一般的な金属製もの他に、プラスチックの柄に替刃あらかじめ装着してあり、滅菌パックから取り出して使い捨てにするディスポーザブル式も良く用いられる。
 替刃には様々な種類があり、使用される部位や組織によって使い分けられる。
 
 部品: 医療用グローブ
 医療用のグローブ。主にラテックスグローブなどの極薄のゴム手袋を指す。術者と患者双方の感染予防のために用いられる。天然ゴムアレルギーのある医師向けも含めて様々な素材のものが存在するが、総じて手によくなじみ、器具の操作を邪魔しないものが多い。
 
 部品: 白衣
 主に医療従事者が用いる服の上から羽織る外衣。その名の通り一般的には白であり、汚染部を発見しやすく、清潔を保ちやすい。
 コート型が一般的。
 
 部品: 縫合セット(医療用)
 医療従事者が使用する、主に傷口を縫い合わせるために使用される道具一式。
 持針器、ピンセット、はさみで構成される。滅菌済みの清拭用ガーゼや消毒用綿球、各種縫合針と糸を併せて携帯する事が多い。
 
 部品: 消毒薬一式
 ドラッグストアなどでも入手可能な消毒薬や湿布、外用薬一式。携帯しやすいよう袋にまとめられている。中身が見やすいように透明な袋に入れ、暗所でも一目でわかるよう用途をパッケージに書き足す工夫をしている医療者もいる。
 
 部品: 人体への理解
 医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。
 
 部品: 基礎医学の心得
 人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学医学生時代に加えて学ぶ必要がある。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。
 
 
 部品: 地域医療の実地実習経験
 医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。
 
 部品: 清潔操作と基本的医療手技修得
 医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。
 清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。
 また一時創傷に対する縫合などの基本的な手技も同様に求められる。
 
 部品: 一次救命処置能力
 医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。
 この基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。
 救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。
 C=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。
 
 部品: 医師と患者間のコミュニケーション能力
 医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。
 このため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。
 
 部品: 臨床実習で得た臨床医としての能力
 医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。
 患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。
 いわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。
 
 部品: 共通試験・国家試験を合格する能力
 一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。
 これに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。
 
 部品: 臨床研修で得た経験
 一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。
 臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。
 
 部品: 6年間の医学生生活
 医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。
 これは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、
 同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。
 なお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。
 
 
 部品: 医療関連ルールを遵守する
 医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。
 
 部品: 生涯を人道に捧げる誓い
 医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。
 
 部品: 患者へ尽力する誓い
 医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。
 
 
 部品: 公平で公正な治療行う誓い
 医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである
 
 
 部品: 人命尊重の誓い
 医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。
 
 部品: 医者という職業への誓い
 医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。
 
 部品: 礼儀作法(医療
 医師は患者に「先生」と呼ばれることが多いが、当然無条件に医師へ敬意を払うわけでも、信頼を持っているわけでもない。
 しかし患者が自身にとって一番良い治療を選ぶには、医師と患者互いの信頼が必要不可欠である。
 その入口として相手を慮り、話しやすい雰囲気を醸成する礼儀作法は医師にとって大事な能力である。
 
 
 部品: 医師に求められる外見
 第一に清潔さである。この場合実際に清潔であることはもちろんのこと、医療知識のない患者からみて「清潔そう」に見えることが重要である。
 よく洗濯されシミ一つない白衣を身に着け、医師自身も清潔そうにまとまった外見をしていることは、医師と初めて面談した患者の安心材料の一つになる。
 余談であるが、患者を安心させる他の要素として威厳があるが、主に年齢によるものが大きい。だから若い医師は(議論はあるが)ヒゲを生やしてみたりするのである。
 
 
 部品: 正確な診断力・検査力
 高度なインフォームド・コンセントを形成するためには、前提として、良い説明をするための土台が必要である。
 医師にとっては患者の現在の状態を正確に把握していることは具体的な治療法や代替治療の説明に絶対必要である。
 余談ではあるが、これらの正確な診断にレントゲンなどの検査が必要である場合、検査の必要性を説明するのもインフォームド・コンセントである。難しい。
 
 部品: ムンテラ力
 ムンテラ(むんてら)とは、病状説明のことである。ドイツ語のMund「口」+Therapie「治療」を組み合わせた単語。
 患者にとってみて、説明を受けた上で自由に治療法を選択することが望ましい。
 望ましいのだが医師にとってみて、その患者に選択してほしい治療は当然ある。これが患者の価値観や知識と一致しているとは限らない。
 医師に必要なのは「正確に」病状の説明をし、「正確に」各治療後の予後を説明する力である。
 治療法選択の自由を尊重することと、説明の不足で患者にとって不利益な選択をすることになってしまうことは別である。
 敬意と具体的でわかりやすい説明力は医師に必須の能力である。
 
 部品: 最新医療知識の維持
 正確な診断と十分な説明がなされた後、高度なインフォームドコンセント形成に必要なのは患者の納得である。
 納得するためには患者からの質問が必要であり、中には巷で評判を聞いたエビデンスのない治療法もある。これをきちんと否定し患者を危険から守るには常に最新の知識が必要である。
 何をかいわんや当然診断にも説明にも治療にも必要なのだ。医者は一生勉強!
 これができなければ他全ての要素の信頼性が弱まり、高度なインフォームドコンセントとは言えなくなる。
 
 部品: 動揺しても態度に出さない。
 医師も人間である以上ヒューマンエラーは必ずある。1件の重大なミスには29件の軽微なミス付いて回り、その周辺にはミスにならなかったもののミスになってもおかしくない直前の例、つまりヒヤリ・ハットが3000件存在している。ミスを起こしてはならないが、ヒヤリ・ハットな例に直面した際に動揺を表に出すことは患者にとっても不利益となる。
 予防を十分に行った上でも起きてしまうヒヤリ・ハットや軽微なミスは適切にリカバリーされるべきで、患者が求めているのは落ち着いた医師である。「あっ」「しまった」とは思っても絶対に態度に出してはならない。口に出すのは最悪だ。
 
 部品: 経験と実績から発生する自負心
 ミスに限らず、医療は人体を相手にする職業である以上、偶発的事故も起こりうるし、治療の結果も100パーセント思った方向に進むとは限らない。
 感染症の治療後体力の問題で治癒に時間がかかることもあれば、外傷の治療後安静をよく指示したにもかかわらず暴れて悪化させてくる患者もいる。
 これらのことが起きた時に「大丈夫ですよ」とはっきりみ行きれるのが自負心である。
 実際に近似の例を経験しているからこそ、知識として知っているからこそ、そして実際に自分の手でリカバリーしたことがあるからこそはっきり言い切れるのだ。
 この自負心の醸成には医師として誠意ある治療を多数実際に行なっている必要がある。
 
 部品: 強い自制心
 患者が求めているのは落ち着いていて、かつ精力的に働く医師である。私事で何があろうと不機嫌さや悲しさを患者に伝えてはならない。患者さんは細やかな動作や声色に出る雰囲気を必ず感じ取る。
 当然どのくらい疲れているかも患者さんにはなんら関係ない。つねに安定して親切で真面目でよく説明してくれる先生こそが名医だ。
 実は患者さんが大事にしているのは手技の早さではないことを知っておくべきだ。
 
 部品: うなされるほどの練習
 治療の手技であるにしろ、滑らかな説明や表情作りにしろ、練習でできない人間が本番で安定して成功できるはずがない。
 緊張するのだ。予想外のことが起こるのだ。ささいな手違いでさらに緊張するのだ。地震が起きるかもしれないのだ。患者を安心させる落ち着いた医者でいたければひたすらに練習するしかない。練習が短い睡眠時間に出てくるほどだ。
 
 部品: 無駄のない手技
 名医の治療は早い。
 何がはやいのだろうか。手の動きが速いわけではない。無駄が切り落とされているのだ。練習で何千回と繰り返した動作が、医師となってから臨床で繰り返した手技が名医の手技を早くしている。そこに生まれた余裕に丁寧さと工夫を加えることもできる。早さが命の手技ではもちろんのこと、それ以外でも治療の予後を良い方向へ動かす力となる。
 
 部品: 瞬時判断
 どの仕事でも言えることだが、例に漏れず医師の仕事も判断の連続である。救急の患者が搬送されてきた時、また目の前で人が倒れた時、治療中不可避の大出血があった時。名医は自分の専門で即時に結論を出す能力がある。これは毎日の診療経験と勉強の反復が、呼吸と同じように最適な治療を教えてくれるからである。
 
 部品: 困難への挑戦
 医師としての修行を続けていくと、難しい症例に取り組むこともある。もちろん、自分の医師としての腕は大事である。だがしかし、それ以上に、仲間である医師とともに治療にあたる必要がある。一人では助けられなくても、沢山の力でならどうにかなることもあるだろう。
 
 部品: 人々の信頼
 名医と呼ばれるためには、医師としての腕を磨き、人々を治療して、信頼を得ねばならない。
 腕があるから名医なのではなく、そのうえで、他の人々から認められてこそなのである。
 
 部品: 医師としての経験
 診察した患者の症例をもとに、適切な治療を施していく。他の医師とも連携を取りつつ行っていくことを肌で覚える。
 医師として経験を積んでいき、技術を磨いていく。
 もちろん、症例によっては、何も手を打てないことも、終末治療をするしかないこともあるだろう。
 
 


インポート用定義データ


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     "title": "玄霧藩国の名医 黒井玉枝",
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             "description": "玄霧藩で名医と呼ばれるまでに経験を積んだ男性。年のころは中年に差し掛かる当たり。\n終わらぬ戦乱に心を痛め、何かできることはないかと思案している。",
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                 "title": "礼儀作法(医療",
                 "description": "医師は患者に「先生」と呼ばれることが多いが、当然無条件に医師へ敬意を払うわけでも、信頼を持っているわけでもない。\nしかし患者が自身にとって一番良い治療を選ぶには、医師と患者互いの信頼が必要不可欠である。\nその入口として相手を慮り、話しやすい雰囲気を醸成する礼儀作法は医師にとって大事な能力である。\n",
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                 "title": "医師に求められる外見",
                 "description": "第一に清潔さである。この場合実際に清潔であることはもちろんのこと、医療知識のない患者からみて「清潔そう」に見えることが重要である。\nよく洗濯されシミ一つない白衣を身に着け、医師自身も清潔そうにまとまった外見をしていることは、医師と初めて面談した患者の安心材料の一つになる。\n余談であるが、患者を安心させる他の要素として威厳があるが、主に年齢によるものが大きい。だから若い医師は(議論はあるが)ヒゲを生やしてみたりするのである。\n",
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                 "title": "正確な診断力・検査力",
                 "description": "高度なインフォームド・コンセントを形成するためには、前提として、良い説明をするための土台が必要である。\n医師にとっては患者の現在の状態を正確に把握していることは具体的な治療法や代替治療の説明に絶対必要である。\n余談ではあるが、これらの正確な診断にレントゲンなどの検査が必要である場合、検査の必要性を説明するのもインフォームド・コンセントである。難しい。",
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               {
                 "title": "ムンテラ力",
                 "description": "ムンテラ(むんてら)とは、病状説明のことである。ドイツ語のMund「口」+Therapie「治療」を組み合わせた単語。\n患者にとってみて、説明を受けた上で自由に治療法を選択することが望ましい。\n望ましいのだが医師にとってみて、その患者に選択してほしい治療は当然ある。これが患者の価値観や知識と一致しているとは限らない。\n医師に必要なのは「正確に」病状の説明をし、「正確に」各治療後の予後を説明する力である。\n治療法選択の自由を尊重することと、説明の不足で患者にとって不利益な選択をすることになってしまうことは別である。\n敬意と具体的でわかりやすい説明力は医師に必須の能力である。",
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               {
                 "title": "最新医療知識の維持",
                 "description": "正確な診断と十分な説明がなされた後、高度なインフォームドコンセント形成に必要なのは患者の納得である。\n納得するためには患者からの質問が必要であり、中には巷で評判を聞いたエビデンスのない治療法もある。これをきちんと否定し患者を危険から守るには常に最新の知識が必要である。\n何をかいわんや当然診断にも説明にも治療にも必要なのだ。医者は一生勉強!\nこれができなければ他全ての要素の信頼性が弱まり、高度なインフォームドコンセントとは言えなくなる。",
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                 "title": "動揺しても態度に出さない。",
                 "description": "医師も人間である以上ヒューマンエラーは必ずある。1件の重大なミスには29件の軽微なミス付いて回り、その周辺にはミスにならなかったもののミスになってもおかしくない直前の例、つまりヒヤリ・ハットが3000件存在している。ミスを起こしてはならないが、ヒヤリ・ハットな例に直面した際に動揺を表に出すことは患者にとっても不利益となる。\n予防を十分に行った上でも起きてしまうヒヤリ・ハットや軽微なミスは適切にリカバリーされるべきで、患者が求めているのは落ち着いた医師である。「あっ」「しまった」とは思っても絶対に態度に出してはならない。口に出すのは最悪だ。",
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                 "title": "経験と実績から発生する自負心",
                 "description": "ミスに限らず、医療は人体を相手にする職業である以上、偶発的事故も起こりうるし、治療の結果も100パーセント思った方向に進むとは限らない。\n感染症の治療後体力の問題で治癒に時間がかかることもあれば、外傷の治療後安静をよく指示したにもかかわらず暴れて悪化させてくる患者もいる。\nこれらのことが起きた時に「大丈夫ですよ」とはっきりみ行きれるのが自負心である。\n実際に近似の例を経験しているからこそ、知識として知っているからこそ、そして実際に自分の手でリカバリーしたことがあるからこそはっきり言い切れるのだ。\nこの自負心の醸成には医師として誠意ある治療を多数実際に行なっている必要がある。",
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                 "title": "強い自制心",
                 "description": "患者が求めているのは落ち着いていて、かつ精力的に働く医師である。私事で何があろうと不機嫌さや悲しさを患者に伝えてはならない。患者さんは細やかな動作や声色に出る雰囲気を必ず感じ取る。\n当然どのくらい疲れているかも患者さんにはなんら関係ない。つねに安定して親切で真面目でよく説明してくれる先生こそが名医だ。\n実は患者さんが大事にしているのは手技の早さではないことを知っておくべきだ。",
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                 "title": "うなされるほどの練習",
                 "description": "治療の手技であるにしろ、滑らかな説明や表情作りにしろ、練習でできない人間が本番で安定して成功できるはずがない。\n緊張するのだ。予想外のことが起こるのだ。ささいな手違いでさらに緊張するのだ。地震が起きるかもしれないのだ。患者を安心させる落ち着いた医者でいたければひたすらに練習するしかない。練習が短い睡眠時間に出てくるほどだ。",
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                 "title": "無駄のない手技",
                 "description": "名医の治療は早い。\n何がはやいのだろうか。手の動きが速いわけではない。無駄が切り落とされているのだ。練習で何千回と繰り返した動作が、医師となってから臨床で繰り返した手技が名医の手技を早くしている。そこに生まれた余裕に丁寧さと工夫を加えることもできる。早さが命の手技ではもちろんのこと、それ以外でも治療の予後を良い方向へ動かす力となる。",
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                 "title": "瞬時判断",
                 "description": "どの仕事でも言えることだが、例に漏れず医師の仕事も判断の連続である。救急の患者が搬送されてきた時、また目の前で人が倒れた時、治療中不可避の大出血があった時。名医は自分の専門で即時に結論を出す能力がある。これは毎日の診療経験と勉強の反復が、呼吸と同じように最適な治療を教えてくれるからである。",
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             "description": "医師としての修行を続けていくと、難しい症例に取り組むこともある。もちろん、自分の医師としての腕は大事である。だがしかし、それ以上に、仲間である医師とともに治療にあたる必要がある。一人では助けられなくても、沢山の力でならどうにかなることもあるだろう。",
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             "description": "診察した患者の症例をもとに、適切な治療を施していく。他の医師とも連携を取りつつ行っていくことを肌で覚える。\n医師として経験を積んでいき、技術を磨いていく。\nもちろん、症例によっては、何も手を打てないことも、終末治療をするしかないこともあるだろう。",
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玄霧
最終更新:2017年07月30日 22:37