54年度BBLシリーズ

54年度のBBLシリーズ


概要
α版でも数々の名勝負を生んだBBLシリーズ(以下Bシリと呼ぶ)。そしてβ版でもその例に漏れず毎年熱い戦いが繰り広げられているが、今回は久しぶりに最終戦まで縺れ込んだ54年度のBシリを振り返る事とする。

1.レギュラーシーズンの戦い
セリーグはタイガース、カープ、ベイスターズの3球団が終盤まで争っていたが最終的にはタイガースが逃げ切り3年ぶりのリーグ優勝を決めた。
一方パリーグはマリーンズが常に首位をキープする形となり結局リーグ5連覇を達成した。

2.ポストシーズンの戦い①
セリーグは2位カープと3位ベイスターズの対戦。互いに譲らないまま第3戦まで縺れ込んだ結果PS1stラウンドを制したのは3位ベイスターズであった。
パリーグは2位イーグルスと3位ファイターズの対戦。こちらも第3戦まで縺れ込んだ結果PS1stを制したのは2位イーグルスであった。

3.ポストシーズンの戦い②
セリーグは王者タイガースと3位ベイスターズの対戦。初戦こそベイスターズに後れを取ったタイガースであったがその後3連勝を飾りタイガースのBBLシリーズ進出が決定した。
一方のパリーグは王者マリーンズと2位イーグルスの対戦。こちらはマリーンズが王者の貫禄を見せつけるかのように3連勝を果たしBBLシリーズ進出を決定させた。
なお、シリーズMVPはセリーグがタイガースの滅殲者投手。パリーグはマリーンズの今中慎二投手が受賞した。

4.BBLシリーズ

第1戦
遂に幕を開けたBBLシリーズ。開幕戦はタイガースがジュリー投手、マリーンズが今中慎二投手のエース対決。期待に違わぬ投手戦を演じたが勝利の女神が微笑んだのはタイガースであった。タイガースはジュリー投手と抑えの宮子投手が無失点リレー。対するマリーンズは今中投手と後を継いだ緑狸投手がそれぞれ1失点を喫してしまい2-0でタイガースが勝利を収めた。なおタイガースの2打点を稼いだのは全てRんまこんう選手であった。

第2戦
タイガースはたけし投手。マリーンズは非常口の人投手で始まった第2戦。こちらも投手戦の展開となったが最終的に制したのはマリーンズであった。
非常口投手が6回を1失点で纏めるとその後を織田 無道投手、ホルヘ・ソーサ投手が無失点で継投を果たす。一方タイガースも先発のたけし投手が7回を1失点と好投するが2番手の瑞江虎也投手がマリーンズの村山 彩希選手に手痛い一発を浴びてしまった。その後は那雪投手が抑えるもこれが決勝点となりマリーンズが2-1で勝利。
シリーズをタイに戻した。

第3戦
タイガースの先発は滅殲者投手。マリーンズの先発は夜行さん投手で始まった第3戦。こちらは今までの2戦と違う展開となった。
滅殲者投手が強力マリーンズ打線をなんと完封してしまったのだ。マリーンズ先発夜行さん投手も6回と2/3を3失点と何とか試合を作ったのだが、完封されてしまえば流石のマリーンズもお手上げである。
シリーズは2勝1敗となりタイガースが優位に立った。

第4戦
タイガースはi-HAM投手。マリーンズは内海哲也投手で始まった第4戦。延長まで縺れたこの試合は内海投手が9回を1失点、タイガースのi-HAM投手は10回と1/3を1失点とこちらも素晴らしい投手戦となったが延長11回に試合が動いた。i-HAM投手の後を継いだ瑞江虎也投手が守り切れず1失点を許してしまう。対するマリーンズは10回から投げていた抑えのホルヘ・ソーサ投手が引き続き11回も無失点で切り抜けマリーンズが2-1で勝利。
シリーズを再びタイに戻したのだった。

第5戦
タイガースはベスター投手。マリーンズは武田観柳斎投手で始まった第5戦。こちらは意外にもシリーズで初の一方的な展開となった。
タイガースの強力打線がマリーンズ先発の武田投手、緑狸投手に襲い掛かりそれぞれ5点をもぎ取ったのだ。一方のマリーンズはタイガース先発のベスター投手から1点を取るのが精一杯。
タイガースが10-1の大勝を飾りシリーズ王手を掛けたのであった。

第6戦
タイガースは小野美之助投手。マリーンズは岩川ひろゆき投手で始まった第6戦。この試合は手に汗握る継投戦となった。タイガースの小野投手は5回2/3を5失点(自責点4)、マリーンズの岩川投手が5回1/3を3失点とそれぞれ6回まで持たない展開となると両チームは小刻みに継投する。ここから両チームとも1失点も許さない展開となったため試合を制したのはマリーンズであった。
これでマリーンズが3勝3敗で追いつき全ては第7戦で決着が着く事となる…。

第7戦
BBLシリーズで一番盛り上がる展開は間違いなく3勝3敗で迎えた第7戦であると誰も異論を唱えないであろう。何故なら第7戦は第1戦と違い絶対に負けが許されないエース対決だからである。そしてその両エースの意地のぶつかり合いは試合前から始まっていた。



これには観戦するBBL民も大興奮である。

そして遂に幕が開かれた第7戦。勿論両先発はタイガースのエースジュリー投手とマリーンズのエース今中慎二投手である。
最終戦に相応しく両エース意地と意地の対決は9回で試合を終わらせる事は無かった。タイガースのジュリー投手は9イニングで10個の出塁を許すが最小限の1失点で切り抜けるとマリーンズの今中投手も呼応するかのようにタイガース俵選手から手痛い被弾を喫するも9イニングを1失点で切り抜けたのであった。
そして遂にシリーズの終局を迎える展開となる。
タイガースの2番手那雪投手が10回に痛恨の失点を許してしまう。この打点を挙げたのはこの試合2打点目となるマリーンズasasas選手であった。
そしてマリーンズは満を持して抑えのホルヘ・ソーサ投手を投入すると彼は期待に応え10回を無失点に抑えた。この瞬間に第7戦はマリーンズの勝利が決定しBBLシリーズ4連覇を成し遂げた瞬間ともなったのだ。
BBLシリーズのMVPは最終戦で勝利投手となった今中慎二投手に贈られた。


5.総括
ここまで読んで頂いて如何だっただろうか。
このシリーズは幾度も開かれてきたβ版BBLシリーズの中で大きな盛り上がりを見せた。その原因は4年振りにBBLシリーズ第7戦まで縺れた事、マリーンズのシリーズ4連覇が掛かった中最後まで奮闘したタイガース両軍の戦いぶりと観客の熱狂によるものであり、その盛り上がりがこの記事で少しでも伝われば幸いである。


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最終更新:2018年05月11日 12:24