BBL競馬ビギナーズガイド - Baseball Life@ wiki

まず前提として、（最大効率とか目指すのでなければ）選手育成にギャンブルは必須ではありません。
とはいえ、序盤に多少持ち合わせが多いとゲーム環境が快適になるのも事実ですし、時折つぶやき欄が盛り上がっているのを見て興味をもつ方もいらっしゃるかと思います。

しかし実際に競馬のコーナーへ行ってみても初見で何をどうすればいいのかわからず、なんだか敷居が高く感じるかもしれません。まず様子を見ようにも予備知識が何もないとまず飛び交っている言葉もよくわからないでしょう。このあたり野球に少し似ています。
そこでBBLに競馬が実装されるまで右も左もわからん状態だった僕の経験をもとに、まずはできるだけお手軽にBBL競馬の見方と考え方の流れを書いてみようと思います。

興味はあるけど面倒くさそう、難しそうという人向けのビギナーズガイドです。既に競馬である程度利益を出している人にとっては最後まで読んで頂いても常識未満の情報しかないと思いますので予めご了承ください。（文責：大橋）

1）まずは「基礎知識」を読もう

競馬のコーナーを開くといきなり数字がびっちり並んでいて面食らうのですが、まずは表を無視して、右上にある「基礎知識」をポチってみましょう。
ゴチャゴチャ書いてますがとりあえず始めるのに最低限必要なのは、中ほどにある「馬券の買い方」です。

基本的にはどの馬が速いか当てればいいのですが、なんと予想に種類があるのです！しらなかったー！

いえ一着を当てるだけが競馬じゃないらしいことくらいは知っていたのですみません、少し盛りました。でも意外と色々あるんですね。現実の競馬はもっと色々あるらしいです。
その色々種類がある中で一番条件が緩いのは「複勝」で、選んだ馬が三着までに入れば当たり（意訳）と書いてます。逆に一番厳しいのは「三連単」で、一着二着三着をその通りの順番でぴったり当てなければなりませんが、これがうまくハマると億単位の払い戻しを受けられることもあります。
なんだか色々あって鬱陶しいのでまずは2つだけ覚えて次行きましょう。さっきの「複勝」と、もうひとつは「単勝」です。単勝はもっとも単純な馬券。一着になる馬を1頭当てておしまいです。わかりやすいでしょ。

「配当・オッズについて」は、大したこと書いてません。オッズは倍率で、要は当たった場合に賭金が何倍になって返ってくるかということですが、これは実際に馬が出走するまで変動します。自分が馬券を買った時点の数字で確定ではありません。みんながこいつは速いに違いないと思って同じ馬の馬券をたくさん買えば、倍率はどんどん下がっていきます。

「予想の仕方」のところはこれから喋るので割愛しますが、正直言ってBBL競馬で勝つのに必要な情報はすべてこの「基礎知識」に集約されていると言っても過言ではないと思います（※例外があるので後述します）。ここを読んで、あとは数年かけておっかなびっくりやっていけばいずれは億の金も動くようになるはずです。
でも今すぐ予想の的中率を上げたい。そんなせっかちな現代人のあなたのお役に立つべくサイキョー馬主（大声）の僕がこれを書いているわけです。もう少しおつきあい下さい。

2）どの馬が速そうか

じゃ、出馬表に戻りましょう。ようやく競馬っぽくなってきました。まず目につくのはところどころ朱書きされたオッズですが、これを気にするのはもう少し後でいいです。なぜなら当たらなければ倍率は無意味だからです。
距離成績と距離ベストを見てみましょう。距離ベストは字の通り、その距離でのその馬の最高成績です。あくまで過去のベストなので、ベストタイムが速ければ今回も速いかということは一概に言えませんが、ベストタイムが遅ければ今回もそれ以上の数字は出なそうということが予想できます。細かいことを言うと色々ありますが本稿では細かいところはあえて全部切っていきます。
距離成績は過去のレースでどの程度三着以内に入っているかということを表したものです。左に数字が寄っていれば平均して強いということが言えますが、遅くても他にもっと遅い馬しかいなければ一着になることもあるし、逆も然りですので、参考程度です。

レースは短、中、長の3種類の距離があり、馬によって得意な距離が違いますが、別にそのレースの距離が得意な馬が選ばれて出場してくるわけでもありません。よって距離ベストには速い馬から遅い馬までかなりの差があるはずです。速いほうから数頭拾っていきましょう。
5～6頭くらい拾えたでしょうか。そこからさらに数頭が0.何秒差しかないよというような場合はそれも全部候補として拾いましょう。ここからさらに絞っていくので今は多くても大丈夫です。

次に見るのは馬場成績です。馬場というのはレース場のコンディションを表したものらしいですが詳しいことは省きます。勝馬の予想には馬場が3種類あるということだけ把握していれば大丈夫。馬場成績の数字が左に多く寄っていればその馬は該当のコンディションのレースが苦手ではないと言えます。ベストタイムは得意な馬場で記録されていることが多いので、条件が違うとベストより3秒以上遅くなったりします。そうするといくらベストが速くても上位に食い込むことは難しいでしょう（これもベストタイムの項と同じで、そのときの馬場の得意な馬が他にいなければこの限りではありません）。
さっきベストタイムで絞った候補から、馬場成績で三着以内に入ったことがない馬を切っていきましょう。まだ多く残るようであれば三着以内に一度しか入っていない馬も切ります。実際はもう少し丁寧にやってい（るときもあり）ますが本稿は単純明快を目指します。

ここまでやって残ったのが、三着までに入る可能性が高そうな馬です。言い換えると、複勝の馬券を買うといくらかは払い戻しが期待できそうな馬です。ベストタイムや馬場成績のよりよいほうから二頭くらい、まずは少額買ってみましょう。特定の1頭が傑出しているように見えるなら単勝（一着の馬を当てる馬券）を買ってもいいでしょう。レースは36分に発走しますから、考えすぎて時刻を過ぎないように。

3）利益を出そう

さて、結果はどうでしたか。当たった人はおめでとうございます。外れた人はハードラックでしたね。何、当たったけど払い戻しの金額が購入額と同じだった？
そういうこともあるんです。

オッズは出走の瞬間まで変動するということは先に述べました。確実に勝てそうな馬は人気が集中し、どんどん数字が下がっていきます。複勝の馬券は安全なかわりに元々倍率が低いので、ある程度オッズが下がってしまうと1.0倍、つまり購入金額と同額しか戻ってこないということも起こります。この現象は理論上どの種類の馬券でも起こるのでしょうが現在では複勝以外で見かけることは稀です。
仮に1.0倍でなかったとしても、1.1や1.2倍だと鍛錬本目指して20万稼ぐのも大変ですね。1.1倍でも500万買えば50万儲かる計算ですが、ギャンブルですから絶対ということはありませんので予想が外れれば1円も戻ってきません。これはなかなかワリにあわない戦いです。

ここで馬券の種類をもう一度確認しましょう。雑にこういう分け方ができると思います。
まずは順位を当てる系統です。一着を当てる単勝、一着と二着を当てる馬単、一着と二着と三着を当てる三連単。
後は上位の組み合わせを当てる系統です。三着以内に入る馬を1頭当てる複勝、一着と二着の組み合わせを当てる馬連、一着～三着の組み合わせを当てる三連複。
意外とシンプルです。
当然、数の多いほう、順位も当てるほうが当たったときの配当も大きいですね。

上位に残る馬がある程度予想できるようになったら、馬単に挑戦してみましょう。絞り込んだ候補の中で1頭が傑出しているなら、あとは二着を予想すればいいので馬単を買います。二頭が傑出していて甲乙つけがたいなら馬単を2通り買うのがおすすめです。あとは候補の馬の数によって応用ですね。あまりにも絞れないのならそのレースは無理せず見送るのも選択のひとつです。

4）精度を上げよう

長らくおつきあいありがとうございます。ここまでで右も左もわからない状態からは一歩前に進んでいただけたのではないかと思います。
ただ、ここに書いたのはあくまで見方と考え方のガイドですので、具体的な予想の仕方としてはものすごく端折っています。よって、これだけやっていてもさほど的中率は高くならないでしょう。

ここまでの紹介で端折った部分については、「基礎知識」の「予想の仕方」のところに明記されている項目だけでもまだ、両親からの遺伝、馬の調子という要素があります。

出馬表に出ている馬の名前をポチると両親の性格と得意な条件を見ることができます。性格については初めはあまり気にしなくていいと思いますが、「気分屋さん」は要注意で、他の性格に比べて条件をあまり選ばず、走ってみないとわかりません。
後は得意な距離と得意な馬場です。これらも性格同様に両親のどちらかから必ず片方を受け継ぐので、下に出ている距離・馬場の成績の一覧と合わせると、何が得意な馬なのかが出馬表だけ見るよりも絞りやすくなります。仮に得意条件が両親一致だったら間違いありませんね。

さらに「表示切替」をポチると、過去の全レースのタイムを見ることができます。これを参照して馬の調子を見ることが（できる人は）できるみたいです。このあたりまでチェックしたら、予想の精度はより上がってくるでしょう。僕はやってません。これ以上のことはもっと上手い人に聞いて下さい。
仮に上手い人であっても、すべてのレースで勝ち続けることはできません。短期的には損をすることもあります。それでも、ひとつ自分の中で指針が見つかれば、1年間や2年間のトータルで見るとそこそこの利益を出すことができると思います。多分。

さて、今現在、欲しいけれどお金が足りなくて手の出せないものはありますか？
競馬の勘所をある程度掴めば、1年目に鍛錬本を買うまでの2～30万円、デートを充実させるための数百万円、ベッドを置けるマンションを契約するための数千万円、高級レトロカーと当面の維持費併せて10億円、すべて二軍から一歩も出ないうちに手にすることも不可能ではありません（できるとは言ってない）。

では、あなたのBBLライフが競馬でよりよいものになりますように。ご清聴ありがとうございました。

※　基礎知識に書かれている誤解を招きやすい部分について

よくわからない場合でも「オッズが低い馬＝人気の馬≒勝つ確率が高い」という考え方で予想することができるでしょう。

この部分です。
基本的に間違いではないのですが、36分を過ぎて前のレースが終わり、まだ誰も一枚も馬券を買っていない状態でも、もっともらしいオッズが付いています。このオッズは馬が稼いだ賞金総額を元に算出されているようで、距離や馬場は一切考慮されてません。特にレースまでまだ時間の余裕がある段階や人の少ない深夜帯においては、これから走るレースでの人気とは必ずしも合致しない数字です。
逆に言うとこれを利用して多額を稼ぐこともできそうですよね。頑張って下さい。