32年度BBLシリーズ(α版)

32年度BBLシリーズ


概要
32年度のBBLシリーズ(以下Bシリ)は、嘗ての22年度Bシリを彷彿とさせる展開が生まれ、大いにBBLを盛り上げた。
22年度Bシリの二番煎じに思われるかもしれないが、当時の熱狂をここに記すこととする。

1.レギュラーシーズンの戦い
大接戦に終わった31年のセリーグ(1位から4位の差が一時1.5ゲーム差を記録した)の翌シーズン。セリーグを制したのはここ数シーズン台頭著しいジャイアンツであった。昨年度のセリーグ覇者であったカープは2位、ベイスターズは3位に終わる。
一方パリーグはファイターズが圧倒的な強さを見せV5を達成。Bシリ2連覇の可能性も帯び始めていた。
しかしこのシーズンのBBLは普段とは異なっていた。複数アカウントへの非難から大量引退騒動が発生していた。騒然とするBBL界において、一人の投手が引退を発表する。剛田武、ベイスターズを支え続けてきた「魂のエース」である。

2.ポストシーズン①
パリーグの2位はマリーンズ、3位はホークスであり、先述したカープとベイスターズと共にCS1stステージが幕を開けた。
パリーグは投手陣が力投を見せたマリーンズがホークスに2連勝し早々とfinalステージ進出を決めるが、カープとベイスターズの戦いは大混戦となっていた。しかし最終的には2連勝したベイスターズが勝ちあがり、リーグ覇者への戦いを挑むこととなる。

3.ポストシーズン②
しかしfinalステージはセ・パで両対称を成す事となる。
パリーグではV5の覇者ファイターズが圧倒的強さを見せた。昨シーズンまで10年連続2冠王を獲得しづけたミコノス選手を中心とする強力な打撃陣はマリーンズ投手陣を打ち崩し、そして盤石のファイターズ投手陣にマリーンズの打撃は封じ込まれた。結局3連勝したファイターズがBシリへ駒を進めることとなる。
セリーグでは、3位からの下剋上を狙うベイスターズと王者ジャイアンツが激突した。しかしベイスターズは初戦を4-3の勝利で飾ると、第2戦こそ完封負けを喫したもののその後打撃陣がその力を発揮し5-4、5-0、4-3と一気に3連勝。下剋上を果たしベイスターズ初、セリーグでも22年度のスワローズ以来となる3位からのBシリ出場を果たした。
特に第4戦の剛田武のピッチングは素晴らしくジャイアンツ打線を完封。見事リーグ最高殊勲選手に輝いた。

4.BBLシリーズ
こうして32年のBシリは12球団最高の投打を誇る絶対覇者ファイターズに勢いのままに突き進んできたベイスターズが挑む格好となった。

第1戦 
初戦、その戦いは一方的なものとなった。ファイターズのエースとして球界に君臨するちゃっぴー選手は快刀乱麻のピッチングを見せ、ベイスターズ打線は完全に封じ込まれる。ベイスターズ先発の剛田武投手は打ちこまれ、5回と2/3回を6失点でノックアウトされる。その後もベイスターズ打線に快音は無く、6-0でファイターズが勝利する。

先発投手 Fs ちゃっぴー VS B 剛田武
勝 Fs ちゃっぴー 負 B 剛田武
(Fs 1-0 B)

第2戦
続く第2戦。ファイターズの先発は「22年度を知る男」武田勝選手が6回を2失点と試合をしっかり作った一方、ベイスターズ先発のせんちゃん選手が乱調。6回と2/3回を5失点という成績で降板し、その後ベイスターズ打線はサラダ仕立て選手、オツオリ選手、シライ選手の鉄壁リリーフ陣の前に抑え込まれてしまう。結果は5-2でファイターズが連勝し、舞台はファイターズの本拠地へ移る。

先発投手 Fs 武田勝 VS B せんちゃん
勝 Fs 武田勝 負 B せんちゃん
(Fs 2-0 B)

第3戦 
舞台を移した第3戦。王手を掛けるべくファイターズが送り込んだのは勝率1位、最多勝の2冠を獲得した望月杏奈選手。相対するのは野球サイボーグことオズマ選手。しかしこの試合は打撃戦となる。望月選手は4回5失点と打ちこまれ、一方勝ち越したベイスターズもリリーフ陣が踏ん張り切れず8回までに同点を許し試合は延長へ突入。しかし10回、ファイターズ萱暇選手を捉えベイスターズがついに勝ち越し、そのまま7-5でBシリ初勝利を掴んだ。

先発投手 Fs 望月杏奈 VS B オズマ
勝 B 凡田大介 負 Fs 萱暇
(Fs 2-1 B)

第4戦
シリーズも中盤となった第4戦は、ファイターズの投手陣の強力さが如実に現れた試合だった。先発するアナ・コッポラ選手は、第3戦先発の望月選手と共に最多勝を獲得しており、この試合でも8回4失点と粘りのピッチングを見せる。一方ベイスターズはまたしても先発のブーリュ・コバヤシ投手が打ち込まれ、7-4と敗退。打撃陣は楽天サンドイッチ選手がHRを放つなどの働きを見せたものの、遂にベイスターズには後が無くなった。

先発投手 Fs アナ・コッポラ VS B ブーリュ・コバヤシ
勝 Fs アナ・コッポラ 負 B ブーリュ・コバヤシ
(Fs 3-1 B)

第5戦
後の無いベイスターズが先発のマウンドに送り込んだのは「22年度を知る男」パワプロ45を父に持つプロスピ45選手。若手ながら8勝を挙げた彼に監督は全てを託した。一方本拠地で優勝を決めたいファイターズの先発はそのキャラクターから絶大な人気を集める鹿選手が登板し、8回と2/3を4失点とまずまずの登板を見せる。しかしファイターズ打線がプロスピ45選手(7回2失点)、後続の井納翔一選手、坂口因果選手に抑え込まれ4-2でベイスターズが勝利。決着はベイスターズの本拠地へと持ち越される事となる。

先発投手 Fs 鹿 VS B プロスピ45
勝 B プロスピ45 負 Fs 鹿
(Fs 3-2 B)

第6戦
敵地で優勝を目指すファイターズの先発は、32年シーズンでの退団を表明していたザガースキー選手。一方ベイスターズはアンダースロー左腕のミラー選手を登板させる。ベイスターズファンが見守る前で、ミラー選手が完璧な投球を見せる。7回と2/3までに11奪三振。失点はHRでの1点のみ。そのまま後を継いだリリーフ陣がぴしゃりと抑え、打撃陣はザガースキー選手を打ち崩し3-1で勝利を納める。ベイスターズ、遂に逆王手。

先発投手 Fs ザガースキー VS B ミラー
勝 B ミラー 負 Fs ザガースキー
(Fs 3-3 B)

観客の誰もがファイターズの優勝を確信していた。しかし野球の神の悪戯か祝福か、その予想は見事に裏切られた。ここまでの全ては序章に過ぎなかった。何故なら第7戦に登板するのはベイスターズのエース、剛田武。彼のリベンジマッチが今まさに幕を開けようとしていた。


5.そして伝説へ
第7戦
迎えた最終戦。剛田にとっての引退試合であり、一世一代の大舞台でもある。周り360度をベイスターズファンが囲む。彼は再びホームに戻ってきた。対するは初戦ベイスターズを完璧に抑え込んだ球界屈指の右腕、ちゃっぴー。
そして。彼は大仕事をやってのけた。8回1失点、10奪三振。ファイターズの絶対的4番ミコノス選手にタイムリーを浴びた以外は完璧と言ってよい投球。ベイスターズ打撃陣もちゃっぴー選手を打ち崩し、マウンドから引きずり降ろす。魂のエースはマウンドを降り、Bシリはこのまま大逆転で終わるかと思われた。
だが、9回。ベイスターズの抑えにしてセーブ王、坂口因果選手がファイターズのらあめん選手に浴びた1発は、試合を振り出しに戻す2ランHR。球場を囲む全てのベイスターズファンが悲嘆に暮れる。
ファイターズが送り込んだのは絶対的抑え、シライ選手。彼の前に9,10回の攻撃は無得点で終わり、球場は溜息で包まれる。

しかし、延長11回。重苦しい雰囲気を切り裂くかのように、ベイスターズ打撃陣から快音が響いた。遂にシライ投手を攻略し、5-3で劇的なサヨナラ勝ち。この時、ベイスターズはBシリを制した。
そして同時に一人のエースが伝説としてその名を刻んだのだ。

先発投手 Fs ちゃっぴー VS B 剛田武
勝 B サラブレット 負 Fs シライ
(Fs 3-4 B)
最高殊勲選手 B ミラー


6.最後に
奇しくも22年のBシリと同じくファイターズがパリーグの代表であったが、彼等の戦いぶりはその時に勝るとも劣らないものであり、称賛され、語り継がれて然るべきである。名勝負とは双方が死力を尽くした先に存在するものなのだ。改めて32年のポストシーズンに関わったすべての球団、観客たちに感謝を表したいと思う。


  • ぐう名作 -- 名無しさん (2017-12-19 11:23:42)
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最終更新:2017年12月24日 20:58