レオ

【名前】
Leo・Alexander

【性別】

【年齢】
28歳

【容姿】
身長約202cm体重133kg、筋骨隆々で、所謂獣人と称される種族の末裔。
しかし長い年月を掛け、ヒトとの交わりによってその外見の特徴は鋭く尖った爪や、剥き出しの犬歯などに留まっている。

精悍な顔立ちで、物凄く怖くて厳つい、と言うわけではないのだが如何せん異様に高い身長と魔術師と聞いて連想される姿には程遠い体躯のせいであまり生徒からのウケが良くないらしい。少しでも柔らかい印象を出そうと努力しているらしい、度の入っていない黒縁の伊達メガネはその一つ。
メガネの奥で琥珀色に輝く瞳に、後ろに撫で付けられた銀の髪は狼を連想させる。
そんな野生味溢れる外見とは裏腹に、彼の鋼の肉体を包み込むのは上質な素材で編まれたタキシード、シワ一つ見当たらない黒の上下に、1ミリの歪みもないネクタイと、それを身に着けるに相応しい彼の振る舞いは気品すら感じさせる。総じて完璧主義なのが伝わってくるだろう。

【性格】
几帳面、生真面目、勇猛果敢、彼の中身を単語で表すならばこんな言葉が適切だろう。曲がった事が大嫌いで、こうと決めたら中々主張を変えない頑固者。
見た目に反して非常に紳士で社交的、何よりも相手の意思を尊重する事を大事にし、怒ったり言葉を荒げる事は殆ど無い。
しかし仲間や大切な誰かが危険に晒されればそれを心から心配することができ、それと同時に傷付けた相手には烈火の如き怒りを覗かせる。
彼が闘いにおいて最もその真価を発揮するのは、誰かを護ろうとしている時。

【得意魔術】
『不変にして不壊、その意志は、高貴なる我が名のもとに。』
高潔にして気高き一族、Alexanderの名と共に代々受け継いできた魔術。
その力は強化、身体能力、身体機能を極限にまで高め上げ己の拳一つで奇跡とも見紛う魔術の数々と渡り合う姿はまさにパワータイプの象徴と言える物。

ひとたび魔術を行使すれば石造りの建造物を粉砕しても余りある硬い四肢を手に入れ、そしてそれを可能にする身体能力を体に宿す、そして彼の持つ強靭な心身を器に魔術を全力で行使すれば一時的にだが人外にすら比肩し得る力を持つだろう。
そんな強力無比な魔術だが、彼のモノは発動と維持に少々の手間が必要になる、それは名乗りを上げること、そして折れない事。
礼節を重んじる由緒正しき名を継ぐ彼にはそれに相応しい行いが求められる、それは戦いであっても例外は無い。もしそれを軽んじれば、名を汚した彼は相応の報いを受ける事となる。だたし悪鬼や人の道を外れた者はその限りではない。
また戦いの最中に心を折られるような事があれば、途端に四肢に宿る力は抜けて行ってしまう。良くも悪くも彼にピッタリの魔術である。


【簡単なプロフィール】
由緒正しきAlexander家の、義と礼節を何よりも尊ぶ一族の長男としてレオはこの世に生を受けた、代々受け継がれてきた誇り高き一族の名を継ぐ事を生まれながらにして定められていたレオはそれに相応しい教育を受け、厳しいながらも愛されて育っていた 。
だが少年時代やんちゃだったレオは敷かれたレールの上を走る事を拒み、目を盗んで逃げ出しては山に繰り出し僅かに残った獣の本能に身を任せて遊び回る日々を送る。しかし名家の子として生きていく為には避けられぬ試練もある、16の誕生日を迎えたレオは大きな壁に幾度となくぶつかり、そこで人生において初めての挫折を味わう事となる。

「今日から私が坊ちゃんの教育係を務めさせていただきます、どうぞ宜しく」
そこでレオは人生において大きな転機を迎える事となる、、我が人生にとっての師とも言える女(ひと)との出逢いによって。

最初は心を閉ざし、拒絶したが、その人は毎日部屋を訪れては学ぶ事の素晴らしさを説き、己の夢を語ってくれた。「道を見失った子供達を導いてやるのが私の夢」と
レオはそんな彼女に次第に心を開いていき、そして彼女の一人目の"生徒"となった。
そこからは波乱の連続だったとレオは振り返る、挫折、後悔、彼女の元で様々な事を学んだ、良い事も、悪い事も。
だが高い壁に躓く度に彼女は手を差し伸べ道を示してくれた、思えばこれは必定だったのかも知れない、彼女の背中を追っていくうちにレオは成長し、何時しか彼女と同じ教職に付く事を志すようになっていた。

漸く1人前と認められ、22代目当主としてその地位に付いた時、生徒でなくなった彼はどうしてもその願いを払拭出来ずにいた。導かれる者から導く者へ、確かに名家の当主という役割は、人々を導くと言う点では同じなのかもしれない。
しかし、1流の衣服に身を包み、上品な椅子に腰掛けてデスクワークに励んでいる今の自分を見ると、「自分が目指していたのは本当にこんな未来だったのか?」どうしてもそんな疑念が浮かぶようになっていた。
次第にそれは大きく膨らんでいき、本来の自分の夢を捨て切れずにいたレオはある噂を耳にした、そこは魔術師を志す卵達の集う学校が森の奥深くにひっそりと存在していると。
いても立ってもいられなくなり、全ての人脈を総動員して漸くその学校を見つけたレオは弟に全てを託し、引き留める声を無視して単身飛び出した。
齢28にして遅めの就職活動、努力が実った彼は夢叶えてネポック魔法学校にて教鞭を執るのだった。

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最終更新:2019年02月05日 11:41