ミズハ・メルクリオ

名前 ミズハ・メルクリオ
性別
年齢 20代前半
身長/体重 平均より少し下/平均以下だと言い張る
得意属性

容姿

深い紺色の垂れ目、同色のゆるふわボブヘアー
背は平均より少し下くらいで細っちい身体つき
大体いつも大きめなジャージ姿
+ こんなかんじその1

+ こんなかんじその2



性格

元気で陽気な男勝り
ガサツ系ではないけどお淑やかでは決してない
語尾を伸ばして話す癖があり、真面目組によく怒られているらしい

魔法

氷魔剣【コチコチ】

常時携えている一振りの魔剣
極寒に凍てつく水銀(ウィンドチル・クイックシルバー)製、細身で90cm程の刀身を持つ
虚空からの召喚も可能なのだが大体いつも鞘に納めて腰にぶら下げている
剣としての基本的な扱い方は勿論、剣自体がある程度の抗魔力(アンチマジック)性を備えていたり
魔法補助のスタッフとしての効果も保有

刃には常に薄氷のエンチャントがかかり輝いている為、血や脂による斬れ味の劣化がない
また鞘に納めるもしくは送還する事でゆるやかな自己修復を行う事も可能であり、
折れたり曲がったりしても数日で復活出来る

出所は不明だが一山幾らの雑多な魔法具よりは上位
かと言って歴伝の神具という訳でもない

彼女自身が使用する魔法は教師という立場上基本的なものをお手本通りにといった具合で
中では氷属性とそこそこな親和性を誇る
ただもし命賭けの戦闘に巻き込まれた場合、
遠くから魔法攻撃や支援を行うより魔剣で斬り込む事を彼女は選択するであろう

概要

中途で魔法学校教師に採用された変わり種
まだ赴任してから日は浅く、氷魔法の授業の補佐を行なっている
前職は傭兵やら用心棒やらの暴力沙汰関係だったとの話があるらしい

使用魔法

氷波

魔剣を地に突き刺し、腰の高さ程の氷の波を生み出す

氷弾

氷の弾丸を放つ。散弾の様に同時に多数を打ち出す事も可能

氷壁

氷河の壁を生み出す。主に防御に使用する

氷嵐

凍てつく嵐を呼び起こす。単一方向へ指向性を持たせる事も出来る

氷鎧

硬質なる氷の流線型の鎧を身に纏う。重厚かつ強固、滑走による高速移動も可能だが小回りは利かない

凍雲(グレイクラウド)

強大な氷の自動戦闘巨像を創り出す。現在修行中

絶華(ラストフラワー)

最接近戦用絶命魔闘技。対象の内部に浸透させた起爆性魔力を体内で炸裂させる

始祖氷柱(エルダーアイシクル)

宙に輝く魔力球を生み出し、出でる無数の氷柱を殺到させる大魔法
欠点として魔力消費が半端無い上に詠唱も長い
+ 詠唱
『永遠がついに詩人の抜き身の剣に斬り裂かれるように』
『永劫の敵意の飛翔の冒涜に僧が限界を付随するように』
『かつての天使が部族の言葉に与えた一層純粋なる意味の真髄よ』
『黒々とした混ぜ物の賞賛にも価せぬ氷河に呑まれた冷徹なる心臓の脈動せし大地と雲よ』
『汝らの加護を持ち、災厄の嵐の前に咲き誇る、華麗なる花のひとしずくを貫き止め永久に提示せんことを』

夜景学院

傭兵集団のひとつ
学院とついているが、所謂学舎とはなんの関係もない
『極寒に凍てつく水銀』の優れた精錬技術を秘伝として有しており、
同金属製魔導具で武装した戦闘魔導士軍が主戦力
また多くの暗殺者や呪印術師を抱え、その手の『闇』の仕事に特に優れる
十余年前に勃発し、今なお続く某国代理戦争勃発の
種火を撒いた事で一躍名が知れ渡った
最大派閥であったセレツォ派が連合軍の討伐作戦で壊滅した後は力を落としているようだ

過去

戦争孤児であるミズハは、夜景学院と呼ばれる傭兵組織に保護され戦闘魔導士として育てられた
魔剣コチコチは同組織でミズハ用に造られた長年の相棒である



【某国代理戦争】
夜景学院の暗躍で勃発したとされる大規模な戦争
十余年続く中で一日足りとも休む事なく続いている

【灰風の野戦場】
十余年前以来今尚某国代理戦争の主戦場となり果てている渇いた土地
数多の傭兵達の楽園にして墓場

【ヴァーヴリア・セレツォ】
夜景学院セレツォ派と呼ばれる派閥首領の魔剣鍛冶屋師。故人
ミズハからすると育ての親であり武芸の師
彼の死後、その遺言に従い『幸せに生きる』事をケツイする

【絶凍の主】
夜景学院所属の傭兵
魔剣を振るい、某国代理戦争初期に於いて多くの武勲を打ち立てた戦闘魔導士である
北方連合軍による討伐作戦の後、行方不明となる

【凍てつきの懐中時計】
時の止まった時計の魔導具
持主の意思に反応し、最大10秒前にまで体のみを遡らせる事が出来る
使用後は時を刻み始め、単なる時計と化す

【魔剣フロストソウル】
ヴァーヴリアにより造られた極寒に凍てつく水銀性の魔剣
常に魂に飢えており、持主に絶大な力を与える反面その魂すら喰らおうとするまさしく邪剣
これを改良し、ミズハ専用に調整したものが魔剣コチコチである

+ ソレは、ひんやりと冷たかった
かつてのゆめをみるときは、いつもここからはじまる
…………

赤砂色の空の下、その少女は虚無の中にいた
立ち昇る血管の様な黒煙、伏して動く事のない躯に囲まれてただ茫然と、この村落唯一の生き残りである彼女はそこにいた

元々気の進まない仕事であった事は事実だ
青年……ヴァーヴリアはそう言い聞かせて気紛れな死神すら見離した少女を見遣る
緩衝地帯であるはずのこの一帯を呑み込む戦火は、こんな光景を彼に取ってのチャメシ・インシデントにして久しかったのだ

それでもその時、およそ10歳程年の離れた少女に歩み寄り手を伸ばしたのは何故だろう
己を重ねたのかもしれないし、或いは少女の中に渦巻く多くの感情の火花を、
そしてそれを制御し得る才気を利用しようとしたのかもしれない
ただその動機が何であれ、最初はおずおずと、やがてやんわりとちからの籠る手の体温を感じた

【ソレは、ひんやりと冷たかった】

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最終更新:2020年01月26日 23:29