岩畔機関事件

関係者

首謀者。岩畔機関機関長。
岩畔機関構成員。
自由派・対機関側魔法少女。
協会側魔法少女。
元・光機関機関長
  • その他魔法少女

概要

岩畔朝雨を首魁とした自由派魔法少女団体『岩畔機関』によって引き起こされた事件。
岩畔機関の構成員である『少女化の魔法』を扱う魔法少女を主軸として、とある街の住民全員を魔法少女に変えようと画策した。
これに対して機関員の一人が計画を協会派にリーク、それによって協会が介入し大規模な交戦が起こった。
最終的に協会、岩畔機関双方に多くの死者を出し、街内広域を洪水が覆う結果となった。これを最後に、岩畔機関は解散した。

事件の経緯

・事件の発覚

岩畔機関の前身は自由派魔法少女における所謂秘密警察の役割を担っていた組織『光機関』であった。過激派に対する過激派とでも言うべき組織であり、同じ自由派の魔法少女内において行き過ぎた粛清行為を取り締まる組織として機能していた。その機関長として岩畔朝雨が就任したことにより、組織の全貌は徐々に変わっていったという。
岩畔朝雨は秘密警察としての役割を担いつつ、過激派として捕らえられた魔法少女達を懐柔して機関に加え力を蓄えていった。この中には魔法少女の世を願う者から、単に現代社会に嫌気が差したもの、更にはただ単に魔法を力として振るいたい者まで様々に集められ、次第に組織の毛色が変わっていったという。
半月もすれば機関内には岩畔のシンパによって構成されるようになった。この時点で岩畔朝雨は自身の計画である『魔法少女化計画』を機関員へと語り、それに同調する者を選別した。この時点で魔法少女協会側へとリークする者が現れていたが、岩畔朝雨はそれを敢えて咎めなかった。これにより、岩畔機関は協会側の重要監視組織の一つと認定されることになった。

・協会派の介入

協会はこれに対してリークによって突き止められたかごめ市内の岩畔機関本部へと攻撃部隊を送り込む。度重なる交戦によって本部施設は壊滅的な打撃を受けることになるが、ほぼ半壊状態の本部施設を守るべく岩畔機関は交戦を続けた。
然しこの交戦においては不自然までに死者が出ず、それを不審に思った協会側はさらなる追跡調査を開始する。これによって、岩畔朝雨は幾つかの人材、機材と資料を既に隣街へと移し替えていることが判明し、調査の対象はそちらへと向けられることになる。
既にこの時点で岩畔朝雨の計画は最終段階にまで到達しており、後数日協会側が遅かったならば計画は完遂されていただろうと元機関員の魔法少女は証言している。

・事件の決着

この時点で岩畔機関は自由派魔法少女の一部にも危険視されるようになっていたが、本命施設であるオフィスビルに対して数人がかりの強力な認識阻害魔法を重ねていたため、発見は非常に困難な状態となっていた。下位機関員に対しては位置を教えられてもいなかったため、捜査は非常に難航していた。
その途中で協会側に「自分は老婆であり、妙な集団から逃げ出してきた」と主張する魔法少女が保護されたことから捜査は一転。証言から施設を探し当てたことで、本格的な協会派と機関の全面戦争が行われることになる。結果として双方に死者を出しつつも、機関側は敗走、岩畔機関は解散する結果となった。またこの際、戦闘の余波で大規模な洪水が発生している。
この戦いの際、少女化の魔法少女は死亡したとされているが、協会側は死体を確認していない。尚、首謀者たる岩畔朝雨は未だに自由派魔法少女として活動を続けている。何人かの機関員残党は協会側に吸収されたが残党の明確な名簿は把握できていない。

・魔法少女化計画

岩畔朝雨が提唱した都市一つを丸ごと魔法少女へと変えるという計画。本人はこれを「魔都計画」と呼んでいたという。
水流の魔法によって水道インフラを掌握し、少女化の魔法を水の中に組み込んでそれに接触した人間を少女へと変換、最終的に都市住民全員を少女へと変換しようという計画である。
この動機に関しては、岩畔朝雨に関しては魔法少女への偏愛と言われているが、目的が膨大であったためにそれ以外にも機関員の様々な思惑が絡まり大きな計画へと発展していった。
但し、肝心の少女をどうやって魔法少女にするか、という部分に関しては資料の一切が失われ判明していない。

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最終更新:2017年04月16日 21:26