ガンランスの戦い方

このページでは、ガンランスで実際にどういう戦い方ができるのかを、4つの戦法ごとにわけて解説する。

ガンランスには三つの「砲撃タイプ」という概念があり、それぞれ得意とする技・戦法が異なる。
詳細は後述するが、例えば「フルバースト」という技は、弾の装填数、並びに補正が大きい「通常型」のガンランスにて最大の効果を発揮するものであり、
装填数が少なく、かつ威力が減衰してしまう「拡散型」のガンランスではダメージ効率が著しく落ちてしまう。

どんなガンランスでも技自体は撃ててしまうため、操作しているガンランスに合った戦い方を知らないと、攻撃はしているつもりでもダメージが全く出せていない、ということになりかねない。(実際、上述した例の戦い方をしているガンランサーも度々散見される)
そのようなことにならないよう、本ページを是非参考にして欲しい。

なお、技解説のページと並行して見ていただけると、特に初心者は理解がスムーズになるだろう。

フルバーストループ(フルバループ)型


ガンランスの弾薬を全て解放して放つ「フルバースト」を主軸とする戦い方。砲撃タイプが「通常型」のガンランスが得意とする戦法である。ちなみに増弾すれば、「放射型」のガンランスでも出来ないことはない。
今作より「叩きつけ」→「フルバースト」→「薙ぎ払い」→「クイックリロード」→「叩きつけ」→「フルバースト」………とループが出来るようになり、この戦法が確立された。

砲撃はモンスターの肉質に関係なくダメージを与えることができるため、例えば肉質が硬い足であってもこの戦法であれば足にダメージを効率的に蓄積し、早々にダウンを取ることが出来る。
またフルバーストは見た目にも非常に爽快感があり、まさにガンランスのロマンを体現した戦い方と言える。

デメリットとして、フルバースト自体が切れ味をとんでもなく消耗させる技であるため、スキル「砥石使用高速化」や「剛刃研磨」などを搭載して戦わないと、切れ味管理が非常に困難になることが挙げられる。
また、ループの中にある「薙ぎ払い」は味方に尻餅をつかせてしまう技であるため、マルチでは場所取りを考えないとならない。足を止めてループし続けるため、よく動くモンスターには相性が悪い。

また見た目の爽快感と裏腹に、技の硬直がそこそこ大きいため、そこまでDPS(ダメージ効率)は出ていないことに注意。
モンハン黎明期には猛威を振るったが、今は若干下火になってしまっている不遇の型と言えよう。

推奨ガンランス:ロイヤルバースト・ガイラバスター睡眠等
推奨スキル:砲術・砥石使用高速化・剛刃研磨・砲弾装填数up

溜め砲撃型


◯ボタンを押しっぱなしで放つ「溜め砲撃」を主軸とする戦い方。性質上、砲撃が遠くまで延びる「放射型」のガンランスが得意とする戦法である。
砲撃を溜める時間は、スキル「集中」で短縮可能であるため、この戦い方をするならば「集中」はLv3まで積むこと。

モンスターの体のどこに当てても固定ダメージが与えられるため、肉質が硬いモンスターほど、他武器と比べ相対的に火力が出せる。
部位破壊をするまでは肉質が硬いが、破壊したあとは柔らかい箇所(アンジャナフの足、ウラガンキンの顎など)にも効率的にダメージを与えられる。

また射程が長い分、地対空の状況に非常に強く、通常の近接武器であれば攻撃が届かない、飛んでいるクシャルダオラを地上からの砲撃で攻撃し撃墜、という芸当もできる。

特に閃光弾が通じず飛ばれると為す術がないナナ・テスカトリや歴戦王クシャルダオラを撃墜できた日には、脳汁がぶっしゃぶしゃ出ること請け合い。
これら二体は肉質が比較的硬めであるため、固定ダメージを与えられる砲撃主体のスタイルとの相性もいい。


注意点は、ガンランスにはあまり馴染みのない「溜め」のコマンドが必要であるため、操作に多少の慣れが求められる。
また肉質が柔らかいモンスターに対しても当然固定ダメージしか与えられないため、突きを交えた他の戦い方の方が火力が出ることが多い。

フルバースト型以上に足を止め、固定砲台の如く弾を打ち続けることを強いられるため、ダメージや咆哮によるのけぞりが非常に痛い。耳栓や不動の装衣で対策をしたいところである。
また足を止めてしまう分スリップダメージとの相性も良くない。上述したナナ・テスカトリについては、肉質的に相性が良い点もある反面、地上の炎のスリップダメージの上で砲撃を続けてしまうと、押し切られる事故が起こりうるため注意。

推奨ガンランス:驚天動地マグラハト・ガイラバスター王 等
推奨スキル:砲術・集中・砥石使用高速化・耳栓

突き砲撃型(チクボン型)


「突き」→「砲撃」→「突き」→「砲撃」……を延々と繰り返す戦い方。砲撃自体の威力が高い「拡散型」のガンランスが得意とする戦法である。
動作自体は非常に地味であるものの、DPSで見ればガンランスの中では群を抜いて高く、ガンランサーの中で現在最も主流となっている戦い方である。突いて(チク)撃つ(ボン)ことから、「チクボン」とも称される。

とにかく与えるダメージが高く、一つ一つの技のアクションの隙も小さいため、モンスターの動きに応じてガードや回避などのリカバリーが利きやすい。その後すぐに攻撃に転じられることも強みである。
砲撃自体の威力が高いことから、肉質が硬めの部位には砲撃主体で責め、ダウンしたら柔らかい部位に突きを交えて攻撃、と応用が利きやすいことも利点である。

デメリットを挙げるとすれば、突きの動作にスーパーアーマーがついていないため、スキル「ひるみ軽減」を搭載していないと、マルチでは味方の攻撃で怯みまくり、攻撃どころではなくなってしまう。
また突きが弾かれてしまうような硬い肉質のモンスターには、スキル「心眼」を発動させないと攻撃の起点を作ることができない。
手数が多い分、フルバループ型程ではないが切れ味の消耗が激しいため、何らかのケアが必要である。

推奨ガンランス:ガイラバスター水爆燐・エンプレスハウル冥灯 等
推奨スキル:砲術・砲弾装填数up・砥石使用高速化・剛刃研磨・心眼・ひるみ軽減・業物

殴り型


ガンランスの砲撃を全て捨て、ただ「叩きつけ」→「薙ぎ払い」→「クイックリロード」→「叩きつけ」……をし続ける、ガンランスの中では異色の戦い方。
「それなら他の武器でいいじゃん」と侮ることなかれ、肉質が柔らかい相手(ネルギガンテラストボス、マムタロト等)に対しては、スキルさえ特化すれば一ループあたり350を越えるダメージを叩き出すことができる。

ループ内に「薙ぎ払い」が含まれるため、フルバループ型と同様マルチでは味方を転ばさないような立ち回りが求められるものの、上手くハマりさえすれば他の武器種にも負けない火力を出すことが出来る。

欠点としては、やはり固定ダメージである砲撃を捨て肉質依存の斬撃に頼る以上、肉質が硬いモンスターにはとんとダメージが通らずまともな勝負にならない。なんのモンスターにも担いでいける型では無いということはまず念頭に置こう。
ガンランスの攻撃スピードは他武器と比べそこまで早いわけでもなく、機動力も弱いため、柔らかい部位を探して殴り続けるのはなかなか難しい。

また、殴りガンランスとして火力を盛ろうとすると、他の攻撃スタイルに比べ生存スキル(耳栓・体力増強など)が必然的に疎かになってしまい、その分死にやすくなってしまうことがままある。取り回しには十分注意しよう。

推奨ガンランス:焼滅の種火暴銃槍グラグリードガイラバスター毒
推奨スキル:弱点特効・超会心・見切り・攻撃・匠・達人芸


最終更新:2019年06月02日 10:32