ベヒーモスソロ攻略のススメ

※まずはベヒーモスというモンスターを知りましょう。こちら
極ベヒーモスのソロ討伐はこちら


はじめに


公式からマルチプレイでの狩猟を推奨される、モンスターハンターワールドでも一、二を争う強敵であるベヒーモス。このページでは、そんな強敵をガンランスでソロ討伐するにはどうしたら良いか、という解説をしていこう。

まずハンターノートには「単独での狩猟は無謀」と書かれているが、結論から言うと現環境において、通常のベヒーモスをガンランスでソロ討伐することは他武器と比べそこまで難しいことではない。

立ち回りでは基本的にマルチと同様普段通り敵視を取ればいいので、ミールストームの管理がしやすい分他武器と比べてぐだりにくい。
むしろターゲットが自分のみに向く分、頭が大体こちら側にあるので、敵視の取りやすさという面ではマルチより楽だろう。
そのうえ砲撃の固定ダメージが強く、肉質が硬い部分が多いベヒーモスにも安定した火力が見込める。
以上の点から、ガンランスでソロ討伐をするのは、(あくまで相対的にだが)不可能というわけでは全くない。
実際に動画サイトを検索してみれば、ガンランスでの討伐動画は沢山アップロードされていると思う。

とは言え、普段ならマルチ4人で出す火力を自分一人で出さなければいけない分、当然長期戦になる。35分という通常のクエストより15分短い制限時間の中で、火力を出しきらなければならない。
攻撃はすべて自分に来るため、回復のタイミングはシビアだ。基本的に3回技を食らってしまったら、気絶→ほぼ確定で死 というルートが待っているだろう。

ベヒーモスは他のモンスターにはない攻撃を多く繰り出してくるため、当たり前と言えば当たり前のことだがベヒーモスの練習はベヒーモスでしか出来ない。
初めは何回も力尽き、装備を見直してまた力尽きる、の繰り返しになると思う。だがそれを乗り越えれば、「ベヒーモスソロ討伐」という名誉と、ガンランサーとしての大きな自信を与えてくれる。是非挑戦して欲しい。

まぁこれを乗り越えても極ベヒーモスっていうやべーやつがいるんだけどね

武器・防具の選定


武器


数多くのガンランスがある中で、ベヒーモス戦に適している武器は拡散型のガンランスである。理由はやはりDPSの高さと隙の少なさだ。
ベヒーモスは強力な技をハイテンポで繰り出してくるため、フルバ型や溜め砲撃型、殴り型では隙が大きすぎる。
皇金の銃槍・水ガイラバスター・水などの、砲撃Lv4のガンランスがあれば一番話は早い。ガイラ水の場合は、スキルの都合上無撃での運用となるだろう。皇金の銃槍・爆鱗でも大いにありだ。高い会心率が担保できるため、火力の低下はそこまで気にならない。
多少攻撃力は落ちるが、ガイラバスター・爆鱗にすれぱ回復カスタムが二回積める分、生存面での安定感は増す。金色の銃槍・爆鱗では、カスタム強化で回復を3積みすることにより、食らっても食らっても回復するゾンビのような立ち回りができる。ただガイラ爆鱗より火力は更に落ちる。
マム武器が用意できないのであれば、エンプレスハウル・冥灯で代用しよう。砲撃Lvは落ちてしまうが、武器に業物という超優秀スキルがついているためベヒーモス戦と上手くマッチする。

スキルビルドの方向性


ベヒーモスにマルチで挑もうと思ったら、大きく分けて二つのタイプのスキルビルドができる。ガード型と回避型だ。
ガード型は「ガード性能」をLv5まで上げ、「ガード強化」も付け、敵視を取った後はすべての攻撃をガードするビルドである。しかしこの戦略はソロ討伐においては有効とは言えない。

何故なら繰り出す頻度の高い火炎噴出、回転攻撃・サンダーボルトではガード性能をMaxまで積んでいようが大きなノックバックと削りが発生するため、自分で殆ど攻撃ができなくなるからだ。さらにエリア3の拘束攻撃はガード出来ないため、安定性にも欠ける。
マルチでなら自分が攻撃できなくても他のメンバーが攻撃・回復してくれるかもしれないが、ソロだと「ガードしてノックバックし距離を離される→なんとか近づいて少し殴る→またノックバックする……」とじり貧の展開となる。討伐例が無いわけではないが、おすすめはできない。

もう一つの方法は、スキル「回避性能」をLv5まで積み、咆哮から火炎噴出から何から何まですべての攻撃をステップでフレーム回避する「回避型」というビルドである。
こちらは慣れてしまえばギリギリまで攻撃し続け、ステップでひらりと攻撃をかわし、すぐに攻撃に転じる、というスタイリッシュかつ効率の良い立ち回りができる。
「フレーム回避」と聞くと何やら上級者向けのテクニックなように聞こえるが、回避性能をLv5まで積んでいればステップ時の無敵時間がかなり長くなるため、攻撃が来るその見た目通りに無敵時間を合わせれば、どう見ても当たっていようがダメージは全く食らわない。

課題としては、上述した「慣れてしまえば」が意外と難しい点だろう。特に火炎噴出については、ベヒーモスの疲労状態によってタイミングが微妙に変わってくるため、真面目に避けようと思うとなかなか安定しない。こればかりは練習あるのみである。
エンプレス頭β等で「回避距離up」を採用すれば、腕の後ろなど攻撃の範囲外にさっさと逃げてしまうことも出来る。回避性能とのシナジーも高いため、こちらのスキルも採用することを推奨する。

防具一例


頭:エンプレスβ(回避距離up Lv2)
胴:ゼノγ(ひるみ軽減 Lv2)
腕:ゼノγ(強化持続 Lv1、特殊射撃強化 Lv1)
腰:エンプレスγ(回避性能 Lv2、体力増強 Lv2)
足:ゼノγ(超会心 Lv1)
護石:回避の護石Ⅲ
装衣:不動の装衣・転身の装衣

装飾品:
砲術珠3 痛撃珠3
跳躍珠1 増弾珠1
心眼珠1 体力珠1
整備珠1

発動スキル:
回避性能 Lv5 体力増強 Lv3
弱点特効 Lv3 砲術 Lv3
回避距離up Lv3 ひるみ軽減 Lv2
超会心 Lv1 砲弾装填数up Lv1
心眼/弾導強化 Lv1
整備 Lv1(自由枠)
(強化持続 Lv1 特殊射撃強化 Lv1)

スタミナ上限突破(エンプレス2部位により発動)
業物(ゼノ3部位により発動)

上述した回避型のビルド一例。回避性能、回避距離、砲術、心眼は必須。慣れていない内は体力増強もあった方がいいだろう。
武器にエンプレスハウルを採用するなら、ゼノ3部位にこだわる必要はない。心眼難民であれば、エンプレス防具4部位で心眼を発動させよう。

何、歴戦王が倒せない?その場合は大人しくそっちからやろう。物事には順序というものがある

※あくまで一例。手持ちの武器・装飾品と相談して自分に出来る最善のビルドを考えよう。

必要なアイテム


秘薬とその調合分。各種ステータスアップアイテム(種・粉塵・薬・護符・爪)と、アステラジャーキーなどの裂傷治療アイテム。サンダーボルトの雷やられ治療用に、ウチケシの実も欲しい。
基本的に回復薬をえっちらおっちら飲んでる暇はないと考えて良い。小ダメージは武器の回復カスタムで、大ダメージはスパッと秘薬で回復しよう。常に体力は7割〜8割以上をキープしたい。

動画サイトに上がっているTA勢の動画では、攻撃面のみバフをかけて守備面はなにもしていないことが多いが、彼らは「ダメージを食らったら即リセット」という気概の世界で生きているからである。
クリアを目指す我々は、有るものはすべて使って守備面もガチガチに固めて挑もう。ほんの少しでもあげた防御力が、もしもの時に助けてくれるかもしれない。



立ち回り方


基本方針

以下、回避型ビルドを前提として記載する。
全エリアを通し、基本的な行動は
頭に迅速に10回攻撃を入れ敵視を取る→ベヒーモスの頭と左腕の延長線上くらいに位置取り、隙が大きくダメージも少ない猫パンチを誘発させながら、左腕に水平突き砲撃
となる。
ベヒーモスで一番斬撃肉質が柔らかいのは頭だが、地形が傾いていない限り、頭にはガード突きしか届かない。ガード突きは水平突きよりダメージが低く、ガード突き砲撃は水平突き砲撃と比べ攻撃の出も遅いため、総合的なDPSが下がってしまう。
腕は頭ほど肉質は柔らかくないものの弱点特効は乗る上、一定ダメージ蓄積後・部位破壊時でダウンが取れるため、腕を攻撃する意味は大きい。部位破壊後も一定ダメージ毎にダウンする。

勿論完全に行動をコントロール出来るわけではなく、メテオを撃ってきたり火炎噴出してきたり、はたまた突然タックルしてきたりと、行動には個体差がある。
ベヒーモスの記事でも記述したが、タックルは全身に判定があるため、回避したあとの残り判定に巻き込まれたりする。そのため大人しくガードが安定。
またベヒーモスの懐に潜りすぎた時には回転攻撃を出してくることが多い。こちらも離れていれば尻尾が来るタイミングでステップを踏めばいいが、潜りすぎていると腕に後退を阻まれ、体の判定を食らう、ということもある。こちらもガードしよう。
回避型とは言えガードを全くしないわけではないことに留意すること。

また、オトモは連れていかない方が良いだろう。ターゲットが散らばり敵視が取りづらくなる上、エリア2以降はメテオの数が増えて回避のタイミングが図りづらくなる。

エリア別解説


エリア1

一番楽なエリア。ベヒーモスの攻撃も激しくないし、離れているとただのそのそとゆっくり歩いてくることも多い。
開始のゴングは、「不動の装衣を着る→頭に切り上げ→少しディレイをかけ砲撃を二回撃ち、咆哮が終わって下がった頭に竜杭砲」とすると、開幕から敵視が取れる。
不動を着ている間は、ひたすら腕に突き砲撃を叩き込もう。ダメージが軽減されるので、多少のダメージは武器の回復カスタムで何とかなる。
ただ火炎噴出だけは、目の前→V字型と二回噴出するため、多重ヒットすると思いの外体力が削れてしまう。ステップで回避してしまおう。

ある程度ダメージを与えたら、落石を狙おう。二つで3000強のダメージが入るため、狙わない理由はない。
業物を付けている状態で斬れ味が緑に落ちた位で落石を当てれば、次のエリアに移動するはずだ。
落石でエリア1を締めるようにすれば、本来エリア1で削る分以上のダメージを与えられ、エリア2がその分短くなる。ただ乱戦の中当てられる自信がなければ、開幕から落石を当ててしまおう。当てられないより数段マシである。

エリア2

魔法攻撃主体のエリア。このエリアからミールストーム・サンダーボルトを繰り出してくるようになり、ベヒーモスの本領発揮といったところか。ソロでは第一の難所である。
発覚のされ方により、開幕こちらに背を向けながらミールストームを詠唱するパターンと、エリア2入口にいるこちら目掛けて走り込んできてミールストームを詠唱する(その前に何回か攻撃する場合もある)パターンの二通りがある。
閃光で止めてしまっても良いし、敢えて端に置かせて二回目のミール発生までに敵視を取るパターンでも良い。
一度敵視が取れても、マルチ時と比べ時間がかかる分、当然敵視を取る回数も増える。竜杭砲をミール詠唱中に頭に叩き込めばすぐに敵視が取れるため、積極的に狙っていこう。

敵視後の立ち回りは変わらないが、2ステップ分位離れているとサンダーボルトを連発することがある。転身の装衣が残っているはずなので、はじめの内はある程度強引に攻めていける。
装衣がなくなった後は、サンダーボルトがガード不可であることを踏まえ、「地面に小電撃→落雷」のタイミングに合わせ落雷を回避しよう。
慣れてきた人は、ミール詠唱中も敢えて腕を攻撃し続け、ダウンを奪い詠唱中断させる、というテクニックもある。
ただ当然狙った通りにいかずミールを置かれる場合も多い。その場合位置取りを考えないとフィールドが竜巻だらけになるため、慣れない内はあまり欲張らない方がいいかもしれない。

このエリア終了までに、どこか一つでも部位破壊をしていれば結晶エリア(ネギルート)へ、破壊していなければ溶岩エリア(テオルート)へ行く。
どちらが良いかは好みによりけりだが、結晶エリア3は斜面が多く、ベヒーモスの腕が浮いてしまい上手く攻撃できないことがある。また結晶エリア4は、溶岩エリアと比べ少し狭い。
一方溶岩エリアは地形が平坦で最終エリアも広いが、兎に角地面から吹き出すマグマで吹き飛ばされ、テンポを崩されてしまう。個人的には結晶エリアがおすすめ。その場合はエリア1から咆哮後に竜撃砲を頭に撃ち込み、角を折ってやるのが手っ取り早い。

エリア3

物理攻撃主体のエリア。ミールストーム・サンダーボルトを撃ってこなくなる代わりに、ガード不可の拘束攻撃が追加される。
ソロ攻略において一番この攻撃がネックになるのは、演出が長いため著しい時間ロスになること。更に裂傷・敵視も確定で付与される。ミールストームを出してこないこのエリアでは、敵視を取るメリットは皆無である。
また拘束攻撃を避けた後には長い隙が生まれ、敵視状態ではこの攻撃を出してこなくなるため攻めづらくなる。つまりあらゆる意味で、この拘束攻撃は極力食らってはいけない。
幸い独特な構えるモーションと特徴的な鳴き声を出すため、予兆は分かりやすい。サイドステップで回避しよう。

注意点は、地味に高いホーミング性能があるため、正面にいなくても食らう可能性があることと、判定が突進時と角の突き上げ時で二回あること。
一回目を避けたからと言って安心していると、二回目の突き上げを食らう。サイドステップは余裕を持って二回行おう。

このエリアでは、回避がどれだけ出来るかがタイムに大きく影響する。拘束攻撃のおかげでダメージを与える隙は十分あるため、落ち着いて回避し続けよう。
順調に進んでいればこのエリアの終盤辺りで、エリア1で使った装衣が復活するだろう。ここで使うか、次の最終エリアに取っておくかは、各自判断しよう。

エリア4

総仕上げのエリア。拘束攻撃以外のあらゆる攻撃を繰り出してくるため、事故率も上がる。最大の難所。
敵視を極力キープし、ミールストームをなるべく出させないようにすることと、避けられそうにない(通常ガード可能な)攻撃は迷わずガードすることがコツ。
特にこのエリアで多用する、少し反動を付けて背中からタックルしてくるような攻撃は、判定が広く隙も少ない。
ステップでかわしても良いが、壁際に追い詰められた状態で出してくることもあるため、迷ったらガードしよう。ガード型ではなくとも、一発ガードした位では大勢に影響はない。

またこのエリアはコメットの数が2個と少ないため、なるべくコメットは大事にしたい。自分にしか攻撃が来ない分、マルチと違って誘導はまだ簡単だと思われる。
コメットが降ってきたら本当に後もう少しの所までベヒーモスを追い詰めている。早く終わって欲しいという焦りからつい我を忘れて攻めがちになってしまうが、ここで死んだら何にもならない。
エリア4でも、立ち位置さえ良ければ猫パンチをし続けてくれる時はある。冷静になって攻撃しよう。

エクリプスメテオを無事やり過ごしたら、晴れてクリアだ。倒れたベヒーモスとのツーショットと、リザルト画面のスクリーンショットは忘れずに。お疲れさまでした。

まとめ


いかがだっただろうか。まとめると、「攻撃を見極め、こまめに攻撃し続け、冷静に回避し続ける」ことがもっとも重要である。ベヒーモスソロ討伐はかなり難しいが、必ずクリアできるようになっている。是非この記事を少しでも参考にして、格別な達成感を味わって欲しい。
最終更新:2019年06月30日 19:55