ロンド式爆撃照準器
 ZB-29が搭載する高性能爆撃照準器。一種の歯車式コンピューターと自動操縦装置を備え、地上の爆撃目標が照準器のセンターに入り続けるようダイヤルを回すだけで自動的に飛行船のコースや爆弾投下タイミングを修正し、最適な地点で爆弾を投下する機能を持つ。風の影響を受けやすかった従来の爆撃照準器から精度が大きく向上し、改良型では夜間爆撃能力も付与された。古代ミシュガルドの技術を応用したとも噂された複雑な設計は極秘とされ、墜落の際に秘密を漏らさぬよう自爆装置さえ用意されていた。その正確さは雲の上から地上の酒樽に石を投げ込めると言われていたが、性能を完全に発揮できた者は少なかったという。
開発者はロンド・ロンド(第五登録所)。

基本的な使用法
1.飛行船の速度や高度を入力し、地上のターゲットに照準をあわせ、歯車のクラッチを繋ぐと、照準が飛行船の現在の速度や高度で爆弾を投下した時の落下予想地点に向けて動く。同時に、爆弾投下までのカウントダウンが開始される。
しかし、この落下予想地点は飛行船のコースや入力した速度や高度の誤差により、ターゲットからずれて行く。

2.そこで、照準のズレを打ち消すようにダイヤルを回す。
左右方向調整ダイヤルを回すと、照準器が飛行船の操縦系統に介入し、コースを修正する。
前後方向調整ダイヤルを回すと、爆弾投下タイミングが変更され、速度や高度の誤差による落下地点の前後方向のズレを打ち消す。

3.以上の操作により照準器は最適な投下タイミングを算出し、カウントダウンがゼロにるまでに照準がターゲット上に静止するようダイヤルを調整すれば、カウントダウンがゼロになると同時に飛行船が最適な位置で爆弾を投下する。

※実際には照準器の安定装置や爆弾投下安全装置の操作等も含まれる。また、秘密保持と説明の簡便のためかなり省略や言い換えを行っている。

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最終更新:2016年03月10日 15:25
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