基本スペック

駆動方式:FR/ミッション:5速
初期馬力:205ps/カーナンバー:19-90
全長:4,620mm/全幅:1,675mm/全高:1,385mm/

プレイカテゴリー 称号
ST無敗 【首都高無敗】
ワンメイクバトル 【鉄火面キング】
エンジン形式バトル 【直4選手権】
期間限定TA•1 【伝説のR30】
期間限定TA•2 【俺の鉄火面】

備考:通称「鉄仮面」の名を持つ6代目スカイラインの後期型モデル。

解説


車幅は全車種中第8位の狭さなのに何故か当たり判定がかなりシビア。擦り抜けの際に気を遣う必要がある。
また、インに攻め気味に走るとフロントをぶつけやすい。

なおコーナーでは持ちこたえが効かず、アンダーが出やすい。 FRの性能がモロに出た車種である。
対接触性能も強いとは言えない平凡なレベル。

選択可能カラー

レッド ブラック
ガン
メタリック
ブラック
ホワイト
レッド ガン
メタリック

更新回数及び追加カラー

1 イエロー 21 レッド ブラック2
2 ガンメタル 22 シルバー ブラック
3 ブルーメタリック 23 ホワイト2
4 ゴールド
メタリック
24 レッド ダーク
グレー
5 ワインレッド
メタリック
25 イエロー ダーク
グレー
6 ホワイト ブラック 26 ピンク2
7 コーラル 27 ペールグリーン2
メタリック
8 ペールブルー
メタリック
28 ベージュ
メタリック2
9 ピンク ブラック 29 ダークグリーン2
10 ライト
ベージュ
ダーク
レッド
30 イエロー3
11 ダーク
ブルー
シルバー 31 オレンジ
12 オレンジ ブラック 32 レッド ダーク
レッド
13 オリーブ 33 グリーン ブラック
14 グリーン
メタリック
34 スカイブルー
15 ダークパープル
メタリック
35 ピンク ホワイト
16 ペールピンク 36 ダーク
ブルー
ライト
ブルー
17 マルーン2 37 ピンク
18 ミントグリーン 38 ライムグリーン
メタリック
19 レッドメタリック 39 ダーク
レッド
ライト
ベージュ
20 ライト
イエロー
ブラック 40 ダーク
グリーン
オレンジ

エアロセット

A:当時よくあったようなエアロ。

B:ライトポッドがつくラリー風。

C:次モデルであるR31型のGTS-R及びグループA仕様を意識したエアロ。
前後バンパーやフェンダーの形状が実際とは異なる。
AE86などと同じくツートンカラーでなくなる。 これまた旧車によくあるオイルクーラー外出し。

D:

E:

F:純正の下回りを強調したエアロにGTウイングがつく。

G:Aに対しリアディフーザーなどの現代風のエアロ。

H:80年代に活躍した、スカイライン・スーパーシルエットを意識したと思われるエアロ。
車種別ウイングBとダクト付きボンネットBが良く似合う。

I:


J:


K:

ボンネット

A:

カーボンボンネット(ダクト付)1:

B:「西○警察」のRS-1・RS-2風の、左右端に垂直のウイングが立ったエアロボンネット。

C:

D:

カーボンボンネット(ダクト付き)2:端がカーボンになる。

カーボンボンネット(ダクト付)3:

車種専用ウィング

A:ハコスカの車種別ウイングAと同じ板ッパネウイング。

B:スカイラインスーパーシルエットのウイング。

C:ドラッグウイング。

エアロミラー

旧車御用達、ビタローニ製の丸いエアロミラー。

カーボントランク


ワークスステッカー

スーパーシルエット・トミカスカイライン風
やや濃い赤になる。

雑記

  • 湾岸マキシ収録モデルの正式な型式名は、E-KDR30

この車に搭載されているFJ20型エンジンは、一般的な量産エンジンと違い、熟練の職人が経験に裏打ちされた技術で、ひとつひとつ手作業で組み立てていた。
そのため市販車用エンジンとしては、かなり高い完成度を誇っている。*1

また、FJ20型はKPGC110型ケンメリGT-R搭載のS20型以来のDOHCエンジンであったため、GT-Rの名称を望む声も多かったという。*2

このように、GTーRの再来と持て囃された同車だが、ドアインサイドハンドルはこの頃らしくメッキ仕立てであったり、
ハンドルコラムの裏側に小さなランプがあり、左側のスイッチを照らしていたりと、細部の一つ一つにまで気を使い、コストと手間を掛け、品質に拘って開発されたことがよく分かる。

特に、このRSーXはRSの中でもパワーウィンドウ・パワーステアリング・電子制御ATなどが標準装備されている豪華グレードで、
特徴的なルーフのアンテナは、室内から角度を調整することができる。

なお、本車は「スカイラインの父」として有名な桜井眞一郎氏が、最後に開発責任者を務めたスカイラインである。*3

  • また、先述のケンメリから始まり、現代のR35 GT-Rまで続く、特徴的な丸型四連テールランプのデザインは、この鉄仮面で確立された物と言えるだろう。*4

また、このモデルからリアのサーフラインが無くなった。しかしボディー全体でサーフラインを表現しているとのこと。*5

  • カメラアングルのせいでハコスカやJZA70のように三人称視点のボディが大きく見えすぎる。

  • その他のスカイラインの例に漏れず、PS1の「レーシングラグーン」や、PS2の「首都高バトル0」「グランツーリスモ4」に登場した事があるなど、
人気のあるモデルである。ちなみに、首都高バトル0とグランツーリスモ4では、前期型と後期型の2種類が用意された。*6

また、前期型と後期型はテールランプの形状も僅かに異なっている。*7

  • RSの純正コンピュータはプログラミング精度が低く、そのまま追加インジェクターでチューンすると、シフトチェンジをする度に、
マフラーからアフターファイアを吐き出していた。*8

  • 現在では、パルサーGTI-Rや、S13・14・15シルビア用のCPUを流用する方法や、純正コンピュータを後付けのフル・コンピュータで置き換えて、セッティングをやり直すという方法が確立されており、こうしてきっちりチューニングされたRSは、今なお一線級の速さを見せる。*9

  • 5代目である「ジャパン」ことC210型スカイラインを発売していた頃、ライバルのトヨタ・セリカは、キャッチコピーを「名ばかりのGT達は道をあける。」としていた。
これは当時、既存のエンジンにターボをつけただけのスカイラインに対し、セリカは2バルブではあるものの、DOHCを採用しており、明らかにライバルであるスカイラインを意識した内容だった。

しかし、1981年8月に発売されたDR30型スカイラインRSは、DOHC 4バルブを搭載し、「国産車唯一の4バルブDOHC/4バルブなしにDOHCは語れない。」というキャッチコピーで売りに出され、
2Lクラスで最強を誇った。*10

  • そしてこのKDR30も、スカイラインとは切っても切れない縁のある、サーキットレースで大いに暴れまわった。

当時、熱狂的な人気を誇っていた、富士グランチャンピオンレース*11のサポートレースとして開催されていた、
富士スーパーシルエットシリーズ*12に、1982年5月から参戦。

パイプフレームで構成された、市販のスカイラインRSとは殆ど別物の車体に、空力効果の獲得を狙った巨大なフロントスポイラーや、
厳ついダクトが幾つも設けられたボンネットフード、大きく張り出した箱型のオーバーフェンダーとサイドスカートに、巨大な門型リアウイングという、
凄まじい威圧感と迫力を持つエアロパーツで武装し、エンジンを市販モデルのFJ20型から、四気筒のL型をベースに開発された、
2L直列四気筒DOHCターボのレース用エンジン「LZ20B型」を、フロントミッドシップに搭載した怪物、「スカイラインRSターボ・スーパーシルエット」としてサーキットへ舞い戻った。

旧ハセミモータースポーツ・現NDDPの長谷見昌弘監督の駆る、このスカイライン・スーパーシルエットは、サイドに設けられたマフラーから、ド派手なアフターファイアを吐き出しながら疾走するその姿から、圧倒的な人気を獲得し、同じくシルエットフォーミュラ規定に則って開発された、星野一義氏の駆るS110型シルビアや、柳田春人氏の駆る910型ブルーバードと共に「日産ターボ軍団」「火を噴く三兄弟」と称され、BMW・M1 (E26)と熾烈な争いを繰り広げた。

その人気は、本来のメインレースであるグラチャンを上回るレベルで、今もなおスカイラインRSといえば、長谷見監督の駆るシルエットフォーミュラを思い浮かべるファンが存在する程である。

因みに、このスカイラインRSターボ・スーパーシルエットは、後に屋根やボディの高さを低くしての空力改善・低重心化等の更なる大手術を受けて、
世界唯一のフロントエンジン・レイアウトのGr.Cレーシングカー「スカイライン・ターボC」として生まれ変わり、
ポルシェ・956やジャガー・XJR-9といった純粋なプロトタイプ・レーシングカー達のひしめくGr.Cレースへと殴り込みを掛けた。

ドライバーはスーパーシルエットに引き続き、長谷見昌弘監督が務めたが、流石にシルエットフォーミュラベースでは無理があった*13のか、毎レース完走もままならず、散々な成績で終わってしまったらしい。

ただ、それでもシルエット・フォーミュラ、そしてスカイラインの雰囲気を色濃く残したスタイリングからか、その人気は根強いモノがあり、当時無敵を誇っていたポルシェ・956よりも人気だったとか。

  • 本車はドリフトスピリッツにも登場しているが、湾岸マキシとは違いSKYLINE RS-X Turbo Cと表記されている。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年09月05日 22:43

*1 例として、任意のエンジンブロックにどのピストンを選ぶか?さらには嵌め込むピストンリングはどれを選ぶか?など。

*2 GT-Rの名称がつかなかった理由は、開発主管の桜井眞一郎氏の「4気筒モデルである以上はGT-Rとは命名できない」という考えから。そのためRS(レーシングスポーツ)というグレード名となった。

*3 厳密には7代目(R31)スカイラインも途中まで開発責任者を務めていたが、開発終盤の運輸省(現在の国土交通省)に型式申請をする直前、病に倒れて入院することとなり、急遽後継者として、プリンス自動車時代からの仲間で一番弟子の伊藤修令氏にバトンタッチした。余談だが、その後発売された「セブンス」「都市工学スカイライン」ことR31スカイラインは、本車と比べて大型化したボディや高級志向に振られた部分が歴代のスカイラインファンや自動車評論家などの各界から不評を買ってしまう結果となり、後継者の伊藤氏は直接開発指揮を取っていないにも関わらず、不満をぶつけられる形となり悔しい思いをしたという。そのため8代目(R32)スカイラインでは伊藤氏が最初から直接指揮を取り、「これが私のスカイラインだ。」と言えるモデルに仕上げたと言われている。

*4 開発時、テールランプの処理で相当悩んでおり、スタイリングに影響を与えない解決策が見つかった為に採用されたが、ド派手なエアロパーツで武装され、スタイリングが大幅に変わったスーパーシルエットにも採用されたことを見ると、当時からスカイラインの象徴の一つだったのかも知れない。

*5 スカイラインらしさを残す為だそうだ。また、トレッド拡大の必然から従来のサーフラインの採用が難しかったということもある。

*6 なお、前期型の愛称は「3本グリル」「ニューマン・スカイライン」である。鉄仮面は後期型で、フロントマスクのデザインが前期型と異なる。

*7 後期型はテールランプのカバーに横線があるが、稀に前期型へ後期型用のテールランプを移植している個体も存在する。

*8 HKS製2.2L&T04Bでチューンしていた初期型RSに乗っていた、書き込み人の父談。父曰くノーマルでも場合によれば、信号待ちで停止中にエンストするそうだ。

*9 つまり、お粗末な制御系と、貧弱な脚回りさえどうにかなれば、BNR34のフルチューンよりも最高速が伸びる。事実、オプション誌で330.2㎞を記録したKDR30が存在する。その個体はフロントの脚回りにS14シルビア、リヤにBNR32スカイラインGTーR用の脚回りをメンバーごと移植。エンジンはOS技研の2.4L+T88-33Dをブースト1.6kg/cm掛け、コンピュータはFコンVプロ単体で制御。ミッションはHKS6速ドグ。さらに、メーターで330km/hを確認してアクセルを抜いていたそうなのでまだまだ記録は伸びるはずだ。さらにいうなら、最大ブースト圧が2.0kg/cmなので、まだブースト圧にも余裕がある。普段はゼロヨン仕様で、タイムはオーナードライブで10秒フラットである。

*10 当時のトヨタと日産はお互いを意識するようなキャッチコピーを多々使用(カローラとサニーの『プラス100ccの余裕』vs『隣の車が小さく見えます』等)していた。

*11 富士GC・グラチャンの略称で有名な、プロトタイプレーシングカーとツーリングカーの混走レース

*12 FIA-Gr.5規定に則って制作された、市販車両ベースのレーシングカーによるレース。この規定によって制作された車両は、外観の面影以外は市販車と全くの別物といえるレベルの大幅な改造が施され、「これは市販車の皮を被ったフォーミュラカーだ」と言われたコトから、シルエット・フォーミュラと呼ばれた。「外観に市販車の面影を残した、中身は純粋なレーシングカー」という点では、SUPER GTのJAF-GTマシンに通ずるモノがある。

*13 排熱処理等の熱対策が上手く行かなかったらしく、コクピット内はレーシングシューズの底面ラバーが溶ける程の灼熱地獄で、レースが終わった後にドライバーは足を冷やす必要があったとか