アサヒカメラの測定によるオリンパスE-M1の露出精度

439 : 名無CCDさん@画素いっぱい (アウアウ Sa35-4wno [182.251.246.19])2016/07/18(月) 21:50:22.03 ID:R6HZMBGsa
手元にアサヒカメラ2014年2月号があり、この号のニューフェース診断室No.672はオリンパスE-M1が評価機であった。 
著作権に絡むかもしれないからページの画像データはアップしないが、図書館や古本屋でも確認することは可能だろうから、 
ここには文言しか記載しないが、p.225にはこのような記載がある。 
※『』は俺の追記(強調) 

露出:全体的にどの測定値も安定した露出制御性能 
●ISO感度 
ISO感度を200にして、計8通りの組み合わせで、露出時間を変えて撮影したときの露光量と記録画面の明るさの関係を測定した。 
それぞれの『実効感度は約240で公称値より約1/4段高い。』(後略) 
●諧調再現性 
(前略)『像面露光量をCIPA企画(ママ)に基づき、計算により求めている』ので、 
前項の撮像素子の感度測定で得られた値より、ISO感度値が少し高い値を示したが、特性曲線の形状は前項と似た形となった。 
●露出制御 
自動露出の制御性能 
(前略)全体的に基準値より約1/4~1/3段露出不足だが、『実効感度が約1/4段高いことを考慮するとほぼ適正レベル』となり問題はない。 

上記の通り、アサヒカメラにおいてはCIPA基準に基づいてカメラからの出力画像(8bitRGB)で測定した結果、 
このカメラの「実効感度」は200に対し約1/4段高い、という結果とのことだ。 

俺は前スレ899で「DxOの実効感度、という言葉も誤解のもとだから使用には注意をお願いする。」と書いた。 
また前スレ978で「デジタル時代になって実効感度って言葉が曖昧になってる。 」 
「結果としてカメラまたは純正現像ソフトが出力する画像(増感済み)に対してCIPAの規定で測定した数字が実効感度と言えなくもないが」とも書いた。 
アサヒカメラも認めている通り(というかそれがやはり正しいのだろうが)、あくまで実効感度は最終画像に対して測定するものであるということだ。


440 : 名無CCDさん@画素いっぱい (アウアウ Sa35-4wno [182.251.246.19])2016/07/18(月) 21:52:22.02 ID:R6HZMBGsa
では、最終画像においていわゆるISO感度の許される範囲の最下限を狙ってSSを規定からぎりぎり遅くしている可能性は、 
とも考え、SSの制御精度はどうかと思ったが、これに関しては直球の記載はない。 
但し同じアサヒカメラの記載に以下のようなものがある。 

シャッター 
●動体静止効果 
(前略)各部位の指標の軌跡長は、1/2000秒以下では低速になるに従い順にほぼ倍増しているが、 
1/4000秒時は1/2000秒時の1/2より長く、さらに1/8000秒時は1/4000秒時の1/2よりかなり長くなっている。(後略) 

直接の回答ではないが、1/2000秒以上では精度に懸念は示されていないだろう。 

以上から、全スレで指摘した通り、あくまでカメラのISO感度は最終出力に対して評価されるものであり、 
そのカメラの実効感度も、これに対して評価される、ということをアサヒカメラは言及している。 
E-M1のISO200は、実効感度240である、という評価をされているので、 
少なくともE-M1の「実効感度」が1段低い、等の発言は、根拠のないものといえるだろう。 

途中のRAWファイルの数値をもって「粉飾」というのはあたらない、ということだ。 
そして何度も書いているがDxOもそのように言っている。 
not cheatingと。

なぜマイクロフォーサーズは短命で終わったか 102

http://echo.2ch.net/test/read.cgi/dcamera/1468403878/

最終更新:2016年10月23日 02:39