ヴァールズ帝国

戦神ヴァンダーラを守護神とし、信仰していた国。
ギールシクリヒト大陸に存在していた大国であり、『大陸の覇者』として君臨していた国であった。

その名に恥じぬ軍事力を持ち、『不落の国』の異名を持つ。
大陸にあった幾つかの国と同盟を結んでおり、見返りをもらう代わりに有事の際には援軍を送り守っていたらしい。

そんなヴァールズであったが、第三次魔族侵攻において最も初めに滅んだ国である。
領土内に突如として現れた夥しい数の魔族と魔物の軍勢によって反撃の準備をする暇も殆ど無く、あっという間に飲み込まれ滅亡した。

第三次魔族侵攻において最初に狙われた国がなぜここだったのか?
歴史学者の間では様々な仮説が立てられている。
『大陸の覇者』という人類で最も強力な存在を一番最初に潰しておく事で後の侵略や支配体制の効率化を狙ったのでは?との仮説が最有力。
現にヴァールズ陥落後の侵略速度は一気に加速化しており、無抵抗のまま降伏した国も多い。

なお、後のグリルグゥルデン帝国(グリルス王国)の国父はこのヴァールズから落ち延びた皇子の一人であると伝えられている。


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最終更新:2022年12月08日 23:49