捕り物道具

薫桜ノ皇国において犯罪者の捕縛に用いられる道具。
『捕具』とも呼ばれ、対象の動きを封じる事を旨としている。

相手から距離を保ちつつ取り押さえるが為に長物である場合が多い。


十手(じゅって)
主に同心と呼ばれる役人やその傘下の者が所持する装備であり、その証でもある道具。
30センチ前後の鉄製の棒身に鉤を取り付けたような形状をしている。
鉤部分で相手の武器を受け止め抑え込む使い方が基本。

刺股(さすまた)
長い柄の先端にU字型の金具を取り付けた捕具。
相手を押さえつけて動きを封じる事を目的としている。
物によっては柄や先端部に棘や鋲が加えられているタイプも。

袖搦(そでがらみ)
長い柄の先端に複数の鉤状の金具が取り付けられた捕具。
金具の先端を相手の衣服に絡みつかせて引き倒すのに用いられる。

突棒(つくぼう)
長い柄の先端に無数の棘が備わった丁字状の捕具。
袖搦と同じく先端の棘を相手の衣服に絡みつかせて引き倒す。

打込(うちこみ)
長い柄の先端に輪が取り付けられた捕具。
相手の体や足に輪を通して取り押さえる。


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最終更新:2023年06月09日 12:10