所属:世界連合軍(滅竜戦争)
操者:複数名
全長:8~14メータル
重量:24トール以上
武装:多種多様、素体時は内部に組まれた、魔力砲撃の術式のみ
滅竜戦争の最中、当時の
錬金術と魔術理論の粋、そして全種族の英知によって造られた決戦兵器。
対
黒滅竜を想定して鋳造された
騎士を模した巨大な
ゴーレムにして魔導甲冑であり、操者が最低でも一人搭乗して戦闘行為を行う。
魔力紋を照合するセキュリティが存在し、正式の操者でなければ運用に幾つかの制約が発生する。
鋳造時点ではずんぐりとした丸っこい体型だが、この状態は素体に過ぎない。
強大な
魔力(またはそれに類する物)を巨大な甲冑全体に巡らせる事によって完成体となる。
完成体となった屠龍騎甲は巡らした魔力の質によって様々な形状と性質を得て最適化され、その多様性から強大にして万能の兵器であると各種族の
賢者に言わしめた。
最高位の精霊達がそれぞれの魔力を授けたうえで滅竜戦争の終盤、および黒滅竜との決戦に投入され多大な戦果をあげた。
だがその大半が最終決戦で大破し、残った騎甲も戦後に解体された。
『すでに過去の遺物に過ぎない屠龍騎甲だが、一方で真偽の疑わしい話も各地に散らばっている。
- 戦後解体されたものの幾つかは組み立て可能な形であり、そういった屠龍騎甲は当時の操者と魔力紋が一致する者ならばすぐにでも運用が可能である。
- 魔力を受けていない素体が遺跡から発掘され、特定国家はそれを秘匿している。
- 解体されたパーツが回収され、軍用の大型モンスターの装備に流用されている。
- これを参考にした劣化品、巨大な騎士型ゴーレムの開発が行われた。
- 小型となり、召喚魔術によって装着する品が存在している。
- とある有名な石像は、解体処理により魔力を喪失、風化した屠龍騎甲である。
全て与太話の類だが、かといって完全に否定してしまうのも、根拠なき楽観であるだろう』
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最終更新:2021年07月26日 21:50