天紅鏡

『あまのべにかがみ/てんこうきょう』
遥か昔、皇家の始祖たる人物が天地照日帝大御神より賜ったとされる物。
十二個の翡翠の勾玉が列なる首飾りに、ヒヒイロノカネを磨いて作られたと思われる小さな鏡が付けられている。

伝承では首に掛けた者の限界を取り払う物であるらしい。
長い歴史の中で納められていた社は幾度も火災に見舞われたが、これには煤一つ付く事はなかったと云う。

とある場所にて厳重に保管されていたが、ある日忽然と紛失。
幾重にも張られた結界は皇家の男子以外は決して通さず、皇家の人間の行幸も無かった筈なのだが…。


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最終更新:2022年05月16日 17:16