死越の会

既存の神々ではなく、『命の神子』と呼ばれる少女を現人神として崇めているらしい新興の宗教団体。

教義としては『心身ともに規則正しく健康な生活を送ろう』というシンプルな物。
そうした健全な肉体と精神の者が現人神への信仰を捧げる事で、神子から神秘の力を分け与えられると言う。
力を与えられた者は強力な生命力がその身に宿り、傷や病の治癒など様々な奇跡が起こり最終的には死をも克服すると信者には説かれている。

世間的には一般的な宗教施設と同様、神官達が近隣住民に対する慈善活動を行っている。
特に病人や怪我人を頻繁に招いては、神子が清めたという小瓶に入った『赤い聖水』を治療として飲ませている。
これを飲むと大抵の怪我や病気は瞬く間に完治してしまう等、その効果は通常のポーションよりも遥かに高い。
多くの人々がこれによって命を救われたという評判が広まり、着実に入信者を増やしているようだ。

しかし入信以降、教団の幹部からは一般信者達に対し必要以上に寄付を募っているという話も。
(特に二回目以降の聖水を貰うにはかなり高額の寄付が求められるとされる)

また教団の設立以降、周辺国の犯罪組織の構成員が『聖水』によく似た物を飲用・売買していたという噂も出ているが…。


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最終更新:2022年12月09日 02:04