探究のインク

魔王クロノス直属配下であるクロノス十二柱の一人。序列九位。
自らを『魔界最高の頭脳を持つ天才発明家』と称する、陽気でマッドな科学者にして錬金術師魔族

常にハイテンションで高笑いを上げながら怪しい実験を繰り返し、彼が拠点とする『研究所』では昼夜問わず得体のしれない騒音が響いていると言う。
ついでに結構な頻度で謎の大爆発が起こっており、彼の奇声と共に建物の一部がいきなり吹っ飛ぶ事も珍しくないとか。

基本的に自身の欲望に忠実で、命令には従いつつも己の知的好奇心の方を優先する事も多々あるらしい。
クロノスの事は忠誠を誓う相手というより便利なパトロンか何かだと思っている節があるようだ。
日頃からそんな様子なので、クロノス陣営に属する者達からも厄介な変人として扱われ距離を置かれている模様。

しかしその知識と技術力は本物であり、強力な魔道具や魔法武器を開発したり、魔界の素材でゴーレムを作り出し兵力として献上している。
また第三次魔族侵攻時代の魔王軍に彼と思しき者がいたという声もあり、当時の魔導戦艦等と言った兵器を開発した古参魔族ではないかとも囁かれる。
クロノスも余程の事がない限りは彼の破天荒さや奇行に対して咎める事は無く自由にさせているようだ。

当人の戦闘能力はかなり低いが、所持するアイテムや護衛のゴーレム軍団が非常に厄介。
最近ではかつて滅竜戦争で投入されたと言う『搭乗型巨大戦闘ゴーレム』の模倣品の開発に着手しているとの噂も。

追い込まれると『こーんな事もあろうかと!』の一言と共に物騒な発明品を取りだし状況をしっちゃかめっちゃかにした末に逃げてしまう傍迷惑な男。


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最終更新:2024年02月26日 00:51