怨嗟の海姫

ラタス洋にて超低確率で遭遇する実体を持った悪霊。
その肌は透き通る程に白く、美しい造形をしている。
元は過去に滅んだどこかの国の姫君だったらしい。

難破船の残骸と遭難者の骸で出来た小島の上で呪詛の歌を歌い続けている。
運悪く遭遇してしまうと凄まじい数の死霊達に殺到され、最後には彼女に囚われて死霊の仲間入りを果たしてしまうだろう。

ラタス洋に面した国々の冒険者ギルドや港湾ギルドの掲示板には超高額な依頼料で討伐要請が貼られているが、彼女に挑んだ猛者は誰一人帰ってはこなかった。


リスリー博士著、『世界の海洋を旅する』より抜粋】
アヴァリス海を拠点とする民族であるネフタミは対抗策を持っているとの事。
彼女はネフタミが信仰するディプターン神を避ける傾向がある様だ。
だがそれは単に遭遇を避けると言うだけであり、決して撃退したりするモノではないと記する。


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最終更新:2022年11月06日 21:00