フェンリル

遥かなる神代の時代。
太陽神ソルアリスに敗れたかつての天空神、魔神ラーグリアスは世界に災いを成す為に数々の怪物を創り出した。
その中でもラーグリアスが己の神力を直接分け与えて生み出した特に強大な力を持つ三大魔獣の一体。

仄かに光を放つ銀色の毛並みを纏った狼の姿をした魔獣。
見上げる程の巨体で、遠吠えは千里を越えて響く。
ラーグリアスが生み出した三体の魔獣の中でも最強の力を持つとされ、その牙爪は大地を抉り裂き、海を断ち割るとされる。

その性質は『飢えれば飢える程その力と凶暴性が爆発的に上昇する』というもので、仮に餓死の寸前には未曽有の大災厄を齎しかねないとされた。
神々の相談の結果、仕方なく封印しながらソルアリス神リュナギオス神がフェンリルが飢えない程度に一定の周期で自らの力を分け与え監視する事に。

この時、月神と太陽神がそれぞれフェンリルの飢えを満たす為に力を注ぐ間、月と太陽の一部が黒く欠けたように見えそれが日食と月食になったと伝わる。


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最終更新:2022年06月21日 12:08