ロゼルス国

人間至上主義を掲げる軍事国家。
国民の９９％以上が人間で占められ、擁する軍は装備も相まって非常に強力。
この国では『正しき隣人の会』が絶大な支持を受けており、国民の多くが同会の会員でもある。

亜人の権利等は認められておらず、“所有物”ではない亜人は強制的に国外退去させられるだろう。
昔は国内の亜人は問答無用で死罪とされていたが、近代になってようやく“裁判無しの”死刑は廃止されたようだ。

気温は年中を通して低め。
夜間は暖房が無いと夏でも厳しい時もある。

他国の者が聞くと間の抜けたイントネーションを感じる話し方。
要約すれば『田舎臭い』と感じる発音である為、ロゼルス出身者は馬鹿にされてしまう傾向が強い。

大昔、この地には人間と亜人が共に暮らす国があった。
だがある日、とある亜人種の侵略を受けて滅ぼされてしまった。

国を奪った侵略者はこの地から人間を一人残さず追い出した。
だが亜人の国民は追い出される事も迫害される事も無く、なんとそのまま住み続ける事が許されたのである。

この事からこの国の人間は亜人を一切信用しなくなった。
その後、人間国民は正しき隣人の会を信捧する者達の助けを受けて国土を取り戻す為の戦いが始まった。

戦争は人間側の勝利に終わった。
そうしてこの地には人間至上主義を国是としたロゼルス国が誕生し、裏切り者である亜人は尽くが処刑、又は永久に追放される事となったのだ。

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