砂卵

ベコ砂漠に生息する魔物。
高さ約2メートル・直径約1.5メートルの、名前の通り砂で出来た直立する卵型の物体。
だが卵とは言っても殻も中身も全て砂であり、生き物であるのかどうかすら疑わしい。

日没後、周囲が闇に包まれると卵の底部分からタコ足のような数本の砂で出来た触手を出して移動を始める。
だが移動した先で何かする訳でもなく、獲物を捕ったり食べたりする様子もない。

一説には内部に砂を操る核の様な物があるではないか、または砂のような細かな微生物の集合体ではないかとも。
しかしどれだけ中身を探っても核と思しきものは見つからず、砂を採取して調べても普通の砂。
粉々に崩されてもしばらくすると周囲の砂が集まり再生する。

これと言った害は確認されてはいないが、どのような生き物(魔物)なのかが全くと不明。
あのリスリー博士も流石に匙を投げた存在である。


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最終更新:2022年11月14日 10:31